JPH0689880A - エッチング装置 - Google Patents
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- JPH0689880A JPH0689880A JP4265380A JP26538092A JPH0689880A JP H0689880 A JPH0689880 A JP H0689880A JP 4265380 A JP4265380 A JP 4265380A JP 26538092 A JP26538092 A JP 26538092A JP H0689880 A JPH0689880 A JP H0689880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低圧プロセスにて異方性エッチングを実現
し、かつダメージの少ないエッチングを実施すること。 【構成】 絶縁性の第1のチャンバー10と導電性の第
2チャンバー12とは、開口10aを介して連通してい
る。第1のチャンバー10内にはガス導入管14を介し
て不活性ガスが導入され、その周囲に設けたヘリコン波
型プラズマ生成部30の作用により、不活性ガスをプラ
ズマ化する。第2のチャンバー12内には、ガス導入管
16を介して反応性ガスガ導入され、この反応性ガス
は、第1チャンバー10内のプラズマ電子により励起さ
れ、活性種が生成される。この第2のチャンバー12内
の活性種は、セルフバイアス効果により負電位となって
いる載置台20側に引き込まれ、酸化膜26上に吸着さ
れる。さらに、載置台20側に向かう電界方向に沿って
不活性ガスのイオン照射が行われ、このイオンアシスト
により活性種と酸化膜とが反応し、低圧雰囲気にて化学
的エッチングが促進する。
し、かつダメージの少ないエッチングを実施すること。 【構成】 絶縁性の第1のチャンバー10と導電性の第
2チャンバー12とは、開口10aを介して連通してい
る。第1のチャンバー10内にはガス導入管14を介し
て不活性ガスが導入され、その周囲に設けたヘリコン波
型プラズマ生成部30の作用により、不活性ガスをプラ
ズマ化する。第2のチャンバー12内には、ガス導入管
16を介して反応性ガスガ導入され、この反応性ガス
は、第1チャンバー10内のプラズマ電子により励起さ
れ、活性種が生成される。この第2のチャンバー12内
の活性種は、セルフバイアス効果により負電位となって
いる載置台20側に引き込まれ、酸化膜26上に吸着さ
れる。さらに、載置台20側に向かう電界方向に沿って
不活性ガスのイオン照射が行われ、このイオンアシスト
により活性種と酸化膜とが反応し、低圧雰囲気にて化学
的エッチングが促進する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧プロセスエッチン
グが可能なエッチング装置に関する。
グが可能なエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のドライエッチング装置は平行平板型電極を有するもの
が主流であり、RIE(反応性イオンエッチング)方式
と、PE(プラズマエッチング)方式が知られている。
いずれの方式にもエッチングガスによるプラズマ生成お
よびその維持を行う観点から、エッチング室内のガス圧
力を数100mTorr以上に設定する必要があった。
このように、比較的高圧雰囲気でのエッチングでは、反
応副生成物が塵埃を生じ、特に近年の微細処理が求めら
れる半導体製造においては、その塵埃が処理の歩留まり
に大きな影響を与えている。
のドライエッチング装置は平行平板型電極を有するもの
が主流であり、RIE(反応性イオンエッチング)方式
と、PE(プラズマエッチング)方式が知られている。
いずれの方式にもエッチングガスによるプラズマ生成お
よびその維持を行う観点から、エッチング室内のガス圧
力を数100mTorr以上に設定する必要があった。
このように、比較的高圧雰囲気でのエッチングでは、反
応副生成物が塵埃を生じ、特に近年の微細処理が求めら
れる半導体製造においては、その塵埃が処理の歩留まり
に大きな影響を与えている。
【0003】また、RIE方式のドライエッチング装置
では、物理的エッチングが主体であるため、たとえば5
00〜600eVもの高エネルギーイオンがウエハに向
けて入射するため、半導体ウエハにダメージを与えると
いう問題がある。PE方式のドライエッチング装置は、
エッチング形状制御が比較的容易ではあるが、高いエッ
チングレートを得ることが困難であると指摘されてい
る。またいずれの方式においてもエッチング反応ガスの
イオンエネルギーによるウエハダメージに関する問題
は、エッチング対象が酸化膜である場合に顕著であり、
特にゲート酸化膜破壊などの問題が指摘されている。
では、物理的エッチングが主体であるため、たとえば5
00〜600eVもの高エネルギーイオンがウエハに向
けて入射するため、半導体ウエハにダメージを与えると
いう問題がある。PE方式のドライエッチング装置は、
エッチング形状制御が比較的容易ではあるが、高いエッ
チングレートを得ることが困難であると指摘されてい
る。またいずれの方式においてもエッチング反応ガスの
イオンエネルギーによるウエハダメージに関する問題
は、エッチング対象が酸化膜である場合に顕著であり、
特にゲート酸化膜破壊などの問題が指摘されている。
【0004】一方、近年比較的低圧雰囲気にて高密度の
プラズマを生成して微細加工のエッチングを行うマグネ
トロンRIE方式が実用化されている。しかし、この方
式によれば、電界および磁界に直交する方向のウエハ端
部に電子が偏在して、プラズマが不均一となる。また、
磁場の回転や走査を加えてはいるものの、ある短時間に
はプラズマがウエハ上に偏在するため、例えばメモリー
素子を構成するゲート酸化膜破壊の原因ともなってい
る。
プラズマを生成して微細加工のエッチングを行うマグネ
トロンRIE方式が実用化されている。しかし、この方
式によれば、電界および磁界に直交する方向のウエハ端
部に電子が偏在して、プラズマが不均一となる。また、
磁場の回転や走査を加えてはいるものの、ある短時間に
はプラズマがウエハ上に偏在するため、例えばメモリー
素子を構成するゲート酸化膜破壊の原因ともなってい
る。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、不
活性ガスのイオン照射によりエッチング反応ガスと酸化
膜の化学的エッチングを主体的に行うことで酸化膜の破
壊を低減しながらも、異方性の高い低圧エッチングを行
うことのできるエッチング装置を提供することにある。
活性ガスのイオン照射によりエッチング反応ガスと酸化
膜の化学的エッチングを主体的に行うことで酸化膜の破
壊を低減しながらも、異方性の高い低圧エッチングを行
うことのできるエッチング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
被処理体上に形成された酸化膜をエッチングする装置に
おいて、不活性ガスが導入される第1のチャンバー内で
前記不活性ガスをプラズマ化する手段と、前記酸化膜と
反応して該酸化膜をエッチングする反応性ガスが導入さ
れる第2のチャンバーを有し、この第2のチャンバーは
前記第1のチャンバーと連通し、プラズマ化された不活
性ガスにより前記反応性ガスを励起して活性種を生成す
る手段と、を有し、載置電極上に載置された前記被処理
体の前記酸化膜上に前記活性種を吸着させ、かつ、前記
不活性ガスのイオンアシストにより前記酸化膜と前記活
性種とを反応させて低圧エッチングを行うことを特徴と
する。
被処理体上に形成された酸化膜をエッチングする装置に
おいて、不活性ガスが導入される第1のチャンバー内で
前記不活性ガスをプラズマ化する手段と、前記酸化膜と
反応して該酸化膜をエッチングする反応性ガスが導入さ
れる第2のチャンバーを有し、この第2のチャンバーは
前記第1のチャンバーと連通し、プラズマ化された不活
性ガスにより前記反応性ガスを励起して活性種を生成す
る手段と、を有し、載置電極上に載置された前記被処理
体の前記酸化膜上に前記活性種を吸着させ、かつ、前記
不活性ガスのイオンアシストにより前記酸化膜と前記活
性種とを反応させて低圧エッチングを行うことを特徴と
する。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記第2のチャンバーと連通する第3のチャンバー
を設け、この第3のチャンバー内に前記被処理体を載置
する前記載置電極を配置し、かつ、前記第2のチャンバ
ーにて前記エッチングガスを励起する補助手段をさらに
設けたことを特徴とする。
て、前記第2のチャンバーと連通する第3のチャンバー
を設け、この第3のチャンバー内に前記被処理体を載置
する前記載置電極を配置し、かつ、前記第2のチャンバ
ーにて前記エッチングガスを励起する補助手段をさらに
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
において、前記第1のチャンバー内の圧力が、前記第2
のチャンバー内の圧力よりも陽圧であることを特徴とす
る。
において、前記第1のチャンバー内の圧力が、前記第2
のチャンバー内の圧力よりも陽圧であることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、第1のチャンバー内で不活性
ガスをプラズマ化している。この不活性ガスの例えばプ
ラズマ電子は、第1のチャンバーと連通する第2のチャ
ンバーに拡散する。そして、反応性ガスが導入されてい
る第2チャンバー内にて、この反応性ガスを励起して活
性種を生成することになる。被処理体が載置された載置
電極上には、この被処理体上の酸化膜に活性種が吸着す
る。さらに、不活性ガスのイオンは載置電極に印加した
電界によって引き込まれ、シリコン基板の垂直方向より
酸化膜上に吸着された活性種に向けて加速することにな
る。この活性種は、不活性ガスのイオンアシストにより
酸化膜と反応し、酸化膜の化学的エッチングが実行され
ることになる。ここで、本発明の酸化膜エッチングは化
学的反応も援用するため、イオンエネルギーは小さくて
よく、この結果ウエハダメージを十分低減することがで
きる。
ガスをプラズマ化している。この不活性ガスの例えばプ
ラズマ電子は、第1のチャンバーと連通する第2のチャ
ンバーに拡散する。そして、反応性ガスが導入されてい
る第2チャンバー内にて、この反応性ガスを励起して活
性種を生成することになる。被処理体が載置された載置
電極上には、この被処理体上の酸化膜に活性種が吸着す
る。さらに、不活性ガスのイオンは載置電極に印加した
電界によって引き込まれ、シリコン基板の垂直方向より
酸化膜上に吸着された活性種に向けて加速することにな
る。この活性種は、不活性ガスのイオンアシストにより
酸化膜と反応し、酸化膜の化学的エッチングが実行され
ることになる。ここで、本発明の酸化膜エッチングは化
学的反応も援用するため、イオンエネルギーは小さくて
よく、この結果ウエハダメージを十分低減することがで
きる。
【0010】さらに、プラズマ化された不活性ガスのた
とえばプラズマ電子により反応性ガスを励起しているた
め、反応性ガス自体の圧力は比較的低圧でよく、低圧エ
ッチングを実現できる。低圧雰囲気にてエッチングを行
うため、イオンの散乱が少なくなり、シリコン基板に垂
直にイオンが入射しやすくなるため、異方性も高めるこ
とが可能となる。
とえばプラズマ電子により反応性ガスを励起しているた
め、反応性ガス自体の圧力は比較的低圧でよく、低圧エ
ッチングを実現できる。低圧雰囲気にてエッチングを行
うため、イオンの散乱が少なくなり、シリコン基板に垂
直にイオンが入射しやすくなるため、異方性も高めるこ
とが可能となる。
【0011】第2のチャンバーに反応性ガスを励起する
補助手段を設けることで、第2チャンバー内にて励起さ
れる活性種の量を増大でき、エッチングレートを向上さ
せることもできる。また、第1のチャンバー内圧力を第
2のチャンバー内圧力をよりも陽圧とすることで、第2
のチャンバー内に導入された反応性ガスまたは励起され
たその活性種が第1のチャンバーに混入することが少な
く、第1のチャンバー内に設けられた電極や内壁の化学
的エッチングを防護できる。
補助手段を設けることで、第2チャンバー内にて励起さ
れる活性種の量を増大でき、エッチングレートを向上さ
せることもできる。また、第1のチャンバー内圧力を第
2のチャンバー内圧力をよりも陽圧とすることで、第2
のチャンバー内に導入された反応性ガスまたは励起され
たその活性種が第1のチャンバーに混入することが少な
く、第1のチャンバー内に設けられた電極や内壁の化学
的エッチングを防護できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】図1は、第1実施例装置の概略断面図であ
り、第1のチャンバー10とそれよりも大径の第2チャ
ンバー12が気密に結合され、かつ開口10aを介して
連通して設けられている。第1のチャンバー10は、絶
縁材たとえば石英にて形成され、第2のチャンバー12
は導電材たとえばAlにて形成されている。第1のチャ
ンバー10のたとえば上端には、ガス導入管14が接続
されている。このガス導入管14は、Ar,Kr,また
はXeなどの不活性ガスを導入するものである。本実施
例では、Arガスを用いている。
り、第1のチャンバー10とそれよりも大径の第2チャ
ンバー12が気密に結合され、かつ開口10aを介して
連通して設けられている。第1のチャンバー10は、絶
縁材たとえば石英にて形成され、第2のチャンバー12
は導電材たとえばAlにて形成されている。第1のチャ
ンバー10のたとえば上端には、ガス導入管14が接続
されている。このガス導入管14は、Ar,Kr,また
はXeなどの不活性ガスを導入するものである。本実施
例では、Arガスを用いている。
【0014】一方第2のチャンバー12には、第1のチ
ャンバー10の連結部の周辺に、円周方向にて複数のガ
ス導入管16が接続されいる。このガス導入管16は、
反応性ガスを導入するためのものであり、エッチング対
象がSiO2 の場合には、たとえばCHF3 あるいはC
F4 の単一ガス、またはCF4 とH2 との混合ガスが導
入される。さらに、第2のチャンバー12の底壁には、
第1,第2のチャンバー10,12内を所定の真空度に
維持するための排気管18が接続されている。
ャンバー10の連結部の周辺に、円周方向にて複数のガ
ス導入管16が接続されいる。このガス導入管16は、
反応性ガスを導入するためのものであり、エッチング対
象がSiO2 の場合には、たとえばCHF3 あるいはC
F4 の単一ガス、またはCF4 とH2 との混合ガスが導
入される。さらに、第2のチャンバー12の底壁には、
第1,第2のチャンバー10,12内を所定の真空度に
維持するための排気管18が接続されている。
【0015】第2のチャンバー12内には、第1のチャ
ンバー10と対向する位置に載置台20が設けられてい
る。この載置台20上には半導体ウエハ22が載置され
る。この半導体ウエハ22は、図2に示す通り、シリコ
ン基板24上に酸化膜(SiO2 )26が形成され、さ
らにその上層にレジスト28が形成されている。
ンバー10と対向する位置に載置台20が設けられてい
る。この載置台20上には半導体ウエハ22が載置され
る。この半導体ウエハ22は、図2に示す通り、シリコ
ン基板24上に酸化膜(SiO2 )26が形成され、さ
らにその上層にレジスト28が形成されている。
【0016】第1のチャンバー10にはヘリコン波型プ
ラズマ生成部30が設けられている。このヘリコン波型
プラズマ生成部30は、絶縁性の第1のチャンバー10
の周囲に、たとえばその直径方向に2巻きされたループ
アンテナ32とこのループアンテナ32の周囲に配置さ
れ、第1のチャンバー10内に磁場を形成する磁場発生
器34と、ループアナテナ32の両端に接続された第1
のRF電源36とを有する。この第1のRF電源36の
周波数は、商用周波数である13.56MHzとなって
いる。
ラズマ生成部30が設けられている。このヘリコン波型
プラズマ生成部30は、絶縁性の第1のチャンバー10
の周囲に、たとえばその直径方向に2巻きされたループ
アンテナ32とこのループアンテナ32の周囲に配置さ
れ、第1のチャンバー10内に磁場を形成する磁場発生
器34と、ループアナテナ32の両端に接続された第1
のRF電源36とを有する。この第1のRF電源36の
周波数は、商用周波数である13.56MHzとなって
いる。
【0017】一方、導電性の第2のチャンバー12は接
地され、その内部に配置された載置台20にはコンデン
サ42を介して第2のRF電源40が接続されている。
この第2のRF電源40の周波数も商用周波数である1
3.56MHzとしてもよいが、それよりも低周波数、
たとえば数百KHzとしてもよい。また、第2のチャン
バー12および載置台20間に供給されるRFパワーと
しては比較的低パワーでよく、たとえば300W以下と
なっている。
地され、その内部に配置された載置台20にはコンデン
サ42を介して第2のRF電源40が接続されている。
この第2のRF電源40の周波数も商用周波数である1
3.56MHzとしてもよいが、それよりも低周波数、
たとえば数百KHzとしてもよい。また、第2のチャン
バー12および載置台20間に供給されるRFパワーと
しては比較的低パワーでよく、たとえば300W以下と
なっている。
【0018】上記のように構成されたエッチング装置に
て酸化膜26のエッチングを行う際には、排気管18を
介して第1,第2のチャンバー10,12内を真空引き
することで、高真空度のバックプレッシャに設定する。
さらに、ガス導入管14よりArガスを導入すると共
に、ガス導入管16より反応性ガスたとえばCHF3 を
導入し、第1,第2のRF電源36,40をONする。
て酸化膜26のエッチングを行う際には、排気管18を
介して第1,第2のチャンバー10,12内を真空引き
することで、高真空度のバックプレッシャに設定する。
さらに、ガス導入管14よりArガスを導入すると共
に、ガス導入管16より反応性ガスたとえばCHF3 を
導入し、第1,第2のRF電源36,40をONする。
【0019】この結果、第1のチャンバー10内では、
ヘリコン波型プラズマ生成部30の作用により、Arガ
スがプラズマ化されることになる。ここで、磁場中を低
周波で伝搬するヘリコン波は、その伝搬中ランダウ減衰
効果によって電子のみを加速し、プラズマを高密度化す
ることができる。このArガスは比較的励起されやすい
ので、第1のチャンバー10内も比較的低圧に維持して
プラズマを生成することができる。このとき、好ましく
は第1のチャンバー10内の圧力を、第2のチャンバー
12内の圧力よりも陽圧とする。そうすると、第2のチ
ャンバー12内の反応性ガスまたはその活性種が第1の
チャンバー10内に導入されることが防止され、第1の
チャンバー10内にて生成されたプラズマ電子が第2の
チャンバー12内に円滑に移向することになる。この
他、開口10aにメッシュ等を形成してもよい。
ヘリコン波型プラズマ生成部30の作用により、Arガ
スがプラズマ化されることになる。ここで、磁場中を低
周波で伝搬するヘリコン波は、その伝搬中ランダウ減衰
効果によって電子のみを加速し、プラズマを高密度化す
ることができる。このArガスは比較的励起されやすい
ので、第1のチャンバー10内も比較的低圧に維持して
プラズマを生成することができる。このとき、好ましく
は第1のチャンバー10内の圧力を、第2のチャンバー
12内の圧力よりも陽圧とする。そうすると、第2のチ
ャンバー12内の反応性ガスまたはその活性種が第1の
チャンバー10内に導入されることが防止され、第1の
チャンバー10内にて生成されたプラズマ電子が第2の
チャンバー12内に円滑に移向することになる。この
他、開口10aにメッシュ等を形成してもよい。
【0020】一方、第2のチャンバー12内には、第1
のチャンバー10内で生成したArのプラズマ電子が導
入されることで反応性ガスを励起する。この作用は、従
来の平行平板電極間の電界の作用に依存して反応性ガス
のプラズマを生成していたものと比較して、Arのプラ
ズマ電子によりアシストすることができるため、第2の
チャンバー12内の圧力が比較的低圧であっても、活性
種が多量に生成されることになる。したがって、第2の
チャンバー12内の圧力が、数mTorrから数十mT
orr以下でも、多量の活性種を生成することができ
た。この活性種は拡散により、載置台20に吸着する。
のチャンバー10内で生成したArのプラズマ電子が導
入されることで反応性ガスを励起する。この作用は、従
来の平行平板電極間の電界の作用に依存して反応性ガス
のプラズマを生成していたものと比較して、Arのプラ
ズマ電子によりアシストすることができるため、第2の
チャンバー12内の圧力が比較的低圧であっても、活性
種が多量に生成されることになる。したがって、第2の
チャンバー12内の圧力が、数mTorrから数十mT
orr以下でも、多量の活性種を生成することができ
た。この活性種は拡散により、載置台20に吸着する。
【0021】一方、第2のチャンバー12の壁部と、そ
の内部に配置された載置台20との間には、RFパワー
が供給されており、しかも、第2のチャンバー12内の
電子は動きやすい一方で、イオンは動きにくいため、結
果として載置台20側が常に負電位となり、直流的なバ
イアスが加えられた状態となっている。すなわち、セル
フバイアス効果が生じている。
の内部に配置された載置台20との間には、RFパワー
が供給されており、しかも、第2のチャンバー12内の
電子は動きやすい一方で、イオンは動きにくいため、結
果として載置台20側が常に負電位となり、直流的なバ
イアスが加えられた状態となっている。すなわち、セル
フバイアス効果が生じている。
【0022】したがって、第1のチャンバー10内にて
生成されたArのイオンは、その電界方向に沿って載置
台20側に加速されることになる。したがって、このA
rのイオンは、シリコン基板20に対して垂直方向に入
射し、酸化膜26上に吸着された活性種を活性化し、酸
化膜26と活性種との化学的反応によるエッチングを促
進することになる。
生成されたArのイオンは、その電界方向に沿って載置
台20側に加速されることになる。したがって、このA
rのイオンは、シリコン基板20に対して垂直方向に入
射し、酸化膜26上に吸着された活性種を活性化し、酸
化膜26と活性種との化学的反応によるエッチングを促
進することになる。
【0023】ここで、第2のチャンバー12内は、比較
的低圧に設定されているので、Arのイオンの加速中に
ガスに衝突して散乱することが少なくなり、散乱分子少
なくなるため、エッチングの異方性が向上することにな
る。さらに加えて、本実施例のエッチング方式によれ
ば、活性種による化学的エッチングをイオンの物理的エ
ネルギーで援用しているため、イオンエネルギーが低エ
ネルギーであってもエッチングが進行することになる。
このため、第2のRF電源40の供給パワーがたとえば
300W以下と小さくて済む。このようにイオンエネル
ギーが低いため、たとえば100eV程度ですむため、
ウエハダメージがより低減される。特に、本実施例のよ
うに酸化膜26のエッチングの際には、その破壊、特に
ゲート酸化膜破壊を十分低減できることになる。
的低圧に設定されているので、Arのイオンの加速中に
ガスに衝突して散乱することが少なくなり、散乱分子少
なくなるため、エッチングの異方性が向上することにな
る。さらに加えて、本実施例のエッチング方式によれ
ば、活性種による化学的エッチングをイオンの物理的エ
ネルギーで援用しているため、イオンエネルギーが低エ
ネルギーであってもエッチングが進行することになる。
このため、第2のRF電源40の供給パワーがたとえば
300W以下と小さくて済む。このようにイオンエネル
ギーが低いため、たとえば100eV程度ですむため、
ウエハダメージがより低減される。特に、本実施例のよ
うに酸化膜26のエッチングの際には、その破壊、特に
ゲート酸化膜破壊を十分低減できることになる。
【0024】なお、上述した反応性ガスCHF3 やCF
4 +H2 などは、SiO2 のエッチングガスとして確立
されているものであり、シリコンに対する選択比が高
く、しかもSiO2 に対するエッチングレートを高く維
持できる。このようなエッチングを用いながらも、本実
施例装置では、低圧エッチングが実現できるので、酸化
膜に損傷を与えずに異方性エッチングが達成され、近年
の微細エッチングに好適なエッチング装置を実現でき
る。
4 +H2 などは、SiO2 のエッチングガスとして確立
されているものであり、シリコンに対する選択比が高
く、しかもSiO2 に対するエッチングレートを高く維
持できる。このようなエッチングを用いながらも、本実
施例装置では、低圧エッチングが実現できるので、酸化
膜に損傷を与えずに異方性エッチングが達成され、近年
の微細エッチングに好適なエッチング装置を実現でき
る。
【0025】なお、上述したように、第2のRF電源4
0の周波数をより低い周波数、たとえば数百KHzとす
ることもできる。こうすると、RF電圧の正逆反転に追
随してイオンが移動できるため、電子の動きだけでな
く、プラズマ中のイオンの動きをも利用してエッチング
レートを向上させることができる。
0の周波数をより低い周波数、たとえば数百KHzとす
ることもできる。こうすると、RF電圧の正逆反転に追
随してイオンが移動できるため、電子の動きだけでな
く、プラズマ中のイオンの動きをも利用してエッチング
レートを向上させることができる。
【0026】図3は、本発明の変形例を示している。同
図に示す実施例では、順に直径が大きくなる第1,第
2,第3のチャンバー50,52,54を、その間の開
口50a,52aを介して連通させて配置している。第
1,第2のチャンバー50,52は絶縁性たとえば石英
にて形成され、第3のチャンバー54が導電性、たとえ
ばAlにて形成されている。
図に示す実施例では、順に直径が大きくなる第1,第
2,第3のチャンバー50,52,54を、その間の開
口50a,52aを介して連通させて配置している。第
1,第2のチャンバー50,52は絶縁性たとえば石英
にて形成され、第3のチャンバー54が導電性、たとえ
ばAlにて形成されている。
【0027】第1実施例装置と同様に、第1のチャンバ
ー50には不活性ガスのためのガス導入管56が接続さ
れ、第2のチャンバー52には、反応性ガスのためのガ
ス導入管58が接続され、第3のチャンバー60に各チ
ャンバー内を真空排気するための排気管60が接続され
ている。そして、第1のチャンバー50の周囲には、第
1実施例と同様の構造を有するヘリコン波型プラズマ生
成部30が設けられている。そして、第2実施例装置の
特徴的構造として、第2のチャンバー52には、その内
部の反応性ガスの励起をアシストするためのプラズマ発
生手段、たとえばヘリカル共鳴型プラズマ生成部70が
配置されている。このヘリカル共鳴型プラズマ生成部7
0は、絶縁性の第2のチャンバー52の周囲に螺旋状に
展開されたコイル72と、このコイル72中で最適な電
送線路インピーダンスに整合された点に接続され、高い
Q値でRFパワーを導入するための第3のRF電源74
とを有する。なお、コイル72の長さは、自由空間波長
の1/4または1/2に設定されている。
ー50には不活性ガスのためのガス導入管56が接続さ
れ、第2のチャンバー52には、反応性ガスのためのガ
ス導入管58が接続され、第3のチャンバー60に各チ
ャンバー内を真空排気するための排気管60が接続され
ている。そして、第1のチャンバー50の周囲には、第
1実施例と同様の構造を有するヘリコン波型プラズマ生
成部30が設けられている。そして、第2実施例装置の
特徴的構造として、第2のチャンバー52には、その内
部の反応性ガスの励起をアシストするためのプラズマ発
生手段、たとえばヘリカル共鳴型プラズマ生成部70が
配置されている。このヘリカル共鳴型プラズマ生成部7
0は、絶縁性の第2のチャンバー52の周囲に螺旋状に
展開されたコイル72と、このコイル72中で最適な電
送線路インピーダンスに整合された点に接続され、高い
Q値でRFパワーを導入するための第3のRF電源74
とを有する。なお、コイル72の長さは、自由空間波長
の1/4または1/2に設定されている。
【0028】この第2実施例装置では、ウエハ22を載
置するための載置台20が、第2チャンバー52ではな
く、第3チャンバー54内に配置されている。この載置
台20には、第1実施例装置と同様に、コンデンサ42
を介して第2RF電源40が接続され、一方導電性の第
3のチャンバー54は接地されている。
置するための載置台20が、第2チャンバー52ではな
く、第3チャンバー54内に配置されている。この載置
台20には、第1実施例装置と同様に、コンデンサ42
を介して第2RF電源40が接続され、一方導電性の第
3のチャンバー54は接地されている。
【0029】この第2実施例装置においても、第1のチ
ャンバー50内にてArガスをプラズマ化し、そのプラ
ズマ電子を第2のチャンバー52内に取り込んで、反応
性ガスを励起して活性種を生成する点においては同一で
ある。この第2実施例装置では、さらに、第2のチャン
バー52の周囲にヘリカル共鳴型プラズマ生成部70を
設け、反応性ガスの励起の補助手段として用いている。
このヘリカル共鳴型プラズマ生成部70は、10-4から
10-2Torrの広い圧力範囲で放電させることができ
る。この第2のチャンバー52内で生成された活性種を
用いたエッチングメカニズムは、第1実施例装置と同様
であるが、プラズマ電子およびヘリカル共鳴型プラズマ
生成部70の協働作用により活性種が多量に生成される
ため、酸化膜26のエッチングレートをさらに高めるこ
とができる。
ャンバー50内にてArガスをプラズマ化し、そのプラ
ズマ電子を第2のチャンバー52内に取り込んで、反応
性ガスを励起して活性種を生成する点においては同一で
ある。この第2実施例装置では、さらに、第2のチャン
バー52の周囲にヘリカル共鳴型プラズマ生成部70を
設け、反応性ガスの励起の補助手段として用いている。
このヘリカル共鳴型プラズマ生成部70は、10-4から
10-2Torrの広い圧力範囲で放電させることができ
る。この第2のチャンバー52内で生成された活性種を
用いたエッチングメカニズムは、第1実施例装置と同様
であるが、プラズマ電子およびヘリカル共鳴型プラズマ
生成部70の協働作用により活性種が多量に生成される
ため、酸化膜26のエッチングレートをさらに高めるこ
とができる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0031】たとえば、第1のチャンバー10または5
0内にて不活性ガスをプラズマ化させる手段としては、
上述したヘリコン波型プラズマ生成部30に限らず、ヘ
リカル共鳴型プラズマ生成部を用いてもよい。あるい
は、マイクロ波を導波管でイオン発生部に導入し、磁場
との相互作用で電子を螺旋運動させて、電子サイクロト
ロン共鳴条件下で高密度プラズマを発生させるECR方
式、さらには、プラズマ中から電子を引き出し加速して
形成される電子ビームを用いてプラズマ化する電子ビー
ム励起式プラズマ発生部等を採用することもできる。
0内にて不活性ガスをプラズマ化させる手段としては、
上述したヘリコン波型プラズマ生成部30に限らず、ヘ
リカル共鳴型プラズマ生成部を用いてもよい。あるい
は、マイクロ波を導波管でイオン発生部に導入し、磁場
との相互作用で電子を螺旋運動させて、電子サイクロト
ロン共鳴条件下で高密度プラズマを発生させるECR方
式、さらには、プラズマ中から電子を引き出し加速して
形成される電子ビームを用いてプラズマ化する電子ビー
ム励起式プラズマ発生部等を採用することもできる。
【0032】また、本発明にて用いられる反応性ガスと
しては、上述した各種エッチングガスに限らず、下地層
に対する選択比が高く、かつ所定のエッチングレートを
期待できる他の種々のエッチングガスを用いることがで
きる。
しては、上述した各種エッチングガスに限らず、下地層
に対する選択比が高く、かつ所定のエッチングレートを
期待できる他の種々のエッチングガスを用いることがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不活性ガスをプラズマ化し、そのプラズマ電子により反
応性ガスを励起して活性種を生成し、この活性種を酸化
膜に吸着させると共に、不活性ガスのイオン照射により
活性種と酸化膜との化学的エッチングを促進すること
で、異方性が高く、しかもダメージの少ない低圧エッチ
ングを実現することができる。
不活性ガスをプラズマ化し、そのプラズマ電子により反
応性ガスを励起して活性種を生成し、この活性種を酸化
膜に吸着させると共に、不活性ガスのイオン照射により
活性種と酸化膜との化学的エッチングを促進すること
で、異方性が高く、しかもダメージの少ない低圧エッチ
ングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置の概略断面図である。
【図2】エッチング対象であるウエハの断面図である。
【図3】本発明の第2実施例装置の概略断面図である。
10,50 第1のチャンバー 12,52 第2のチャンバー 14,56 不活性ガス導入管 16,58 反応性ガス導入管 18,60 排気管 20 載置台 22 ウエハ 24 シリコン基板 26 酸化膜 28 レジスト 30 ヘリコン波型プラズマ生成部 36 第1のRF電源 40 第2のRF電源 54 第3のチャンバー 70 ヘリカル共鳴型プラズマ生成部
Claims (3)
- 【請求項1】 被処理体上に形成された酸化膜をエッチ
ングする装置において、 不活性ガスが導入される第1のチャンバー内で前記不活
性ガスをプラズマ化する手段と、 前記酸化膜と反応して該酸化膜をエッチングする反応性
ガスが導入される第2のチャンバーを有し、この第2の
チャンバーは前記第1のチャンバーと連通し、プラズマ
化された不活性ガスにより前記反応性ガスを励起して活
性種を生成する手段と、 を有し、載置電極上に載置された前記被処理体の前記酸
化膜上に前記活性種を吸着させ、かつ、前記不活性ガス
のイオンアシストにより前記酸化膜と前記活性種とを反
応させて低圧エッチングを行うことを特徴とするエッチ
ング装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第2のチャンバーと連通する第3のチャンバーを設
け、この第3のチャンバー内に前記被処理体を載置する
前記載置電極を配置し、かつ、前記第2のチャンバーに
て前記反応性ガスを励起する補助手段をさらに設けたこ
とを特徴とするエッチング装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記第1のチャンバー内の圧力が、前記第2のチャンバ
ー内の圧力よりも陽圧であることを特徴とするエッチン
グ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265380A JPH0689880A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | エッチング装置 |
| KR1019930017889A KR100282462B1 (ko) | 1992-09-08 | 1993-09-07 | 에칭장치 및 에칭방법 |
| US08/117,683 US5476182A (en) | 1992-09-08 | 1993-09-08 | Etching apparatus and method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265380A JPH0689880A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | エッチング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689880A true JPH0689880A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17416382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4265380A Pending JPH0689880A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | エッチング装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5476182A (ja) |
| JP (1) | JPH0689880A (ja) |
| KR (1) | KR100282462B1 (ja) |
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