JPH06899B2 - エナメル線用ワニス - Google Patents

エナメル線用ワニス

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JPH06899B2
JPH06899B2 JP60226379A JP22637985A JPH06899B2 JP H06899 B2 JPH06899 B2 JP H06899B2 JP 60226379 A JP60226379 A JP 60226379A JP 22637985 A JP22637985 A JP 22637985A JP H06899 B2 JPH06899 B2 JP H06899B2
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JP
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varnish
baking
solvent
film
enameled wire
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JP60226379A
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泉 石川
末治 茶畑
照夫 山沢
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、エナメル線製造に使用されるエナメル線用ワ
ニスに関する。
「従来の技術」 エナメル線の艶、平滑さ等の外観を向上させる方法とし
て、従来から種々の試みがなされている。例えば、ワ
ニス中に界面活性材を添加し、ワニスの表面張力を低下
させてぬれ性を高めるとともに、ワニス中の樹脂の分散
性を高め、皮膜圧の均一化を計る方法。ワニス中にシ
リコンオイル、テフロンオイル等のレベリング剤を添加
し、ワニス塗布焼付後における皮膜の表面平滑効果を得
る方法。ワニス塗布後の焼付温度を低下させるととも
に焼付速度を低下させ、エナメル皮膜のむらをなくす方
法等である。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記の各方法はいずれも次のように問題
点を有するものであった。すなわち、上記ワニス中に界
面活性材を添加する方法、およびレベリング剤を添加す
る方法では、いずれも塗布焼付後、皮膜中にこれら薬剤
が残留し、エナメル線皮膜の絶縁特性等を低下したり、
皮膜にブリードが生じてしまうという欠点があった。ま
た、上記界面活性材またはレベリング剤を添加したワニ
スにあっては、このワニスを塗布後、焼付した場合に、
これら薬剤の一部が輝発して、焼付炉内に設けられてい
る白金系の溶剤燃焼触媒の作用を著しく妨害する触媒毒
となることがあり、問題とされていた。
また、焼付速度を低下させる方法では、当然のことなが
らエナメル線製造工程における歩留まりを低下させ、製
造コストの上昇につながる欠点があった。
さらに、従来一般に使用されているワニスにあっては、
いずれも小数回の塗布によって、所定の皮膜厚を得んと
すると、皮膜表面に凹凸が生じてしまうために、塗布回
数の低減によって製造コスト低下を計ることができない
という不満もを有していた。
「問題点を解決するための手段」 本発明のエナメル線用ワニスは、クレゾール系溶媒に可
溶な樹脂を含有するエナメル線用ワニスに、ワニス中の
溶剤量に対し1〜30重量%(重量%、以下同じ。)の
一価アルコールを添加してなるものである。
「実施例」 本発明に使用するエナメル線用ワニスとしては、ポリエ
ステル、ポリエステルイミド、ポリエステルアミドイミ
ド、ポリウレタン等のクレゾール系溶剤に可溶な樹脂を
含有するエナメル線用ワニスが好適に使用される。クレ
ゾール系溶剤に不溶な樹脂を含有するワニスを使用した
場合には、アルコールを均一に混合することができな
い。
上記エナメル線用ワニスに添加される一価アルコールと
しては、沸点がワニスの溶剤であるクレゾール、キシレ
ノール等よりも低いものが望ましく、特に沸点が165
℃以下のものを添加した場合には、ワニス中の溶剤の揮
発性が高くなり、焼付工程に要する時間が短縮される。
このような、沸点が165℃以下の一価アルコールを第
1表に示す。
そして、このアルコールの添加量としては、ワニス中の
溶剤に対し1〜30%とされる。上記添加量が1%未満
であると、ワニス中の樹脂分散性が十分でなくなり、満
足な外観向上効果が得られない。また、上記添加割合が
30%より多いと、塗布回数を増加しなければならなく
なるとともに、外観向上効果が小さくなり、さらに使用
するワニスによっては、白濁またはゲル化することがあ
る。
そして、こうして得られたワニスを導線上に塗布焼付す
るには、通常のエナメル線製造の際と全く同様で良い。
このようなエナメル線用ワニスにあっては、一価アルコ
ールを加えることによってワニス中の樹脂の凝集力を緩
和し、樹脂の分散性を高めることができるので、塗布焼
付後のエナメル皮膜の外観向上が可能である。また、ワ
ニス中の樹脂の分散性を高めることによって、少ない塗
布回数で所定厚の皮膜を形成することができ、エナメル
線の製造コストを低減することができる。また、アルコ
ールの添加によって、銅線に対する濡れ性を高めること
ができるので、塗布時のワニスのはじきをも防止するこ
とができる。
また、低沸点(165℃以下)のアルコールを使用した
場合には、他の高沸点溶剤との共沸作用によって、ワニ
ス中の溶剤の揮発性を高めることができ、焼付工程にお
ける焼付線速を高めることが可能であり、したがってコ
スト低下を計ることができる。しかも、添加物はアルコ
ールであるから、焼付後の皮膜内に残留することもな
く、皮膜の物性を低下したり、焼付炉内の燃焼触媒に対
して触媒毒として作用したりすることもない。
「実験例」 次に、実施例を挙げて本発明のエナメル線用ワニスの作
用効果を明確とする。
(実験例) 溶剤成分がクレゾール系溶剤60%および
キシロール系容剤40%とからなる、樹脂分30%のポ
リウレタンワニス中に、イソブチルアルコールを上記溶
剤量に対し、 1 % …(実験例1) 10 %…(実験例2) 20 %…(実験例3) 27 %…(実験例4) 添加し、十分混合したのち得られたワニスを、0.1mm
径銅線上に、焼付後の絶縁厚が20μmとなるように数
種類の回数で塗布焼付を行ない、そのうちエナメル皮膜
の外観が良好と見なされる最少回数の塗布焼付によるも
のを各実験例とした。
(比較例) 上記実験例で使用したポリウレタンワニス
にイソブチルアルコールをワニスの溶剤量に対し、 0 % ……(比較例1) 0.5 %…(比較例2) 32 % …(比較例3) 添加し、0.1mm径銅線上に7回塗布を行ない、焼付し
た。
ついで、得られた実験例1〜4および比較例1〜3につ
いて、外観の良否、皮膜の偏肉比、伸長性、対軟化性、
ハンド付け性を比較した。その結果を第2表に示す。表
中、実1〜4は実験例、比1〜3は比較例を表してい
る。
第2表から明らかなように1〜30%のイソブチルアル
コールの添加により、外観向上の効果が得られ、また塗
布回数も低減することができた。
「発明の効果」 本発明のエナメル線用ワニスは、クレゾール径溶媒に可
溶な樹脂を含有するエナメル線用ワニスに、ワニス中の
溶剤量に対し1〜30%の一価アルコールを添加してな
るものであって、次のような優れた効果を有する。
ワニス中の樹脂の凝集力を緩和し、樹脂の分散性を高
めることができるので、塗布焼付後のエナメル皮膜の外
観向上が可能である。ワニス中の樹脂の分散性を高め
ることによって、少ない塗布回数で所定厚の皮膜を形成
することができ、エナメル線の製造コストを低減するこ
とができる。アルコールの添加によって、銅線に対す
る濡れ性を高めることができるので、塗布時のワニスの
はじきを防止することができる。また、低沸点(16
5℃以下)のアルコールを使用した場合には、ワニス中
の他の高沸点溶剤との共沸作用等によって、溶剤の揮発
性を高め、焼付工程における焼付線速を高めることが可
能であり、したがってこの点においてもエナメル線の製
造コストを低下することができる。
しかも、本発明のワニスにおける添加物はアルコールで
あるから、焼付後のエナメル皮膜内に残留することがな
く、皮膜の物性を低下したり、焼付炉内の燃焼触媒に対
して触媒毒として作用したりすることがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレゾール系溶媒に可溶な樹脂を含有する
    エナメル線用ワニスに、ワニス中の溶剤量に対し1〜3
    0重量%の一価アルコールを添加したことを特徴とする
    エナメル線用ワニス。
JP60226379A 1985-10-11 1985-10-11 エナメル線用ワニス Expired - Lifetime JPH06899B2 (ja)

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JP60226379A JPH06899B2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11 エナメル線用ワニス

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JP60226379A JPH06899B2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11 エナメル線用ワニス

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JPS6286067A JPS6286067A (ja) 1987-04-20
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KR20010060394A (ko) * 1999-12-21 2001-07-07 이형도 와이어 코팅용 바니쉬용제 및 이를 이용한 와이어 코팅방법

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JPS6286067A (ja) 1987-04-20

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