JPH069016U - ワイヤハーネスの防水構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの防水構造

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JPH069016U
JPH069016U JP4770992U JP4770992U JPH069016U JP H069016 U JPH069016 U JP H069016U JP 4770992 U JP4770992 U JP 4770992U JP 4770992 U JP4770992 U JP 4770992U JP H069016 U JPH069016 U JP H069016U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューブによって被覆されたワイヤハーネス
をグロメットに挿通する場合に、グロメットにおいて高
い防水性を得ることができるワイヤハーネスの防水構造
を提供すること。 【構成】 パネル孔3に取り付けられワイヤハーネス5
を挿通すると共に端部に筒状の嵌合部13を有したグロ
メット7と、嵌合部13に外装されてテープ15巻きで
固定されワイヤハーネス5を被覆する可撓性筒状のチュ
ーブ9とからなるワイヤハーネスの防水構造において、
グロメット7の嵌合部13に隣接する外面に凹凸部29
を形成し、該チューブ9を前記嵌合部13に固定した際
嵌合部13からテープ15巻きの外部に連通する排水路
35を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、可撓性のチューブに被覆されると共に防水体に挿通されたワイヤ ハーネスの防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パネルに形成されたパネル孔にワイヤハーネスを貫通する際に、パネル孔とワ イヤハーネスとの隙間から水等が侵入するのを防止するために使用する軟質弾性 体のグロメットにおいて、グロメットの挿通孔とワイヤハーネスとの間の密封性 を高めるために、グロメットとワイヤハーネスとを粘着性のテープを巻き付けて 固定する方法が知られている(例えば実開平1−160880号公報参照)。
【0003】 また、ワイヤハーネス自体の防水性を向上させるために、ワイヤハーネスを可 撓性のチューブ内に挿通して被覆する方法が知られている。このようにチューブ で被覆したワイヤハーネスをグロメットを介してパネルに取り付ける場合には、 図7に示すように、グロメット7の挿通孔11の径方向外側の端部に筒状の嵌合 部13を形成し、この嵌合部13にチューブ9を外装することにより、チューブ 9をグロメット7に取り付けている。
【0004】 このように、ワイヤハーネス5をチューブ9によって被覆した場合も、チュー ブ9の端部から嵌合部13にわたって粘着性のテープ15を巻き付けて、チュー ブ9をグロメット7に固定することにより、前記の場合と同様に密封性を高める ことができ、パネル孔3での防水性が向上する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のワイヤハーネス5の防水構造にあっては、可 撓性のチューブ9をグロメット7に固定する際にテープ15を強い力で巻き付け ると、図8に示すように、チューブ9及びグロメット7の嵌合部13の一部が変 形し、チューブ9表面に袋状の凹み17が発生してしまうことがある。特に、チ ューブ9内に挿通されるワイヤハーネス5の量が少ない場合等には、容易に変形 してしまう。このように変形したチューブ9を、チューブ9からグロメット7方 向(図7中矢印C方向)に水が流れるような被水環境下におくと、凹み17に水 が溜まり、溜まった水が嵌合部13の端部を経てグロメット7の内部に侵入して しまう可能性があり、ワイヤハーネス5の防水性及びパネル孔3における防水性 が低下してしまう恐れがある。
【0006】 このような凹み17の発生は、ワイヤハーネス5の外径とチューブ9の内径と が略同一となるチューブ9を使用するか、又は、チューブ9を容易に変形しない 硬質のものとすること等により抑えることができる。しかし、ワイヤハーネス5 の外径とチューブ9の内径とを略同一とするには、ワイヤハーネス5の挿通量に 合わせてチューブ9及びグロメット7を替える必要があり、チューブ9及びワイ ヤハーネス5が多様化し、汎用性に欠けるという不都合が生じ、かつ、チューブ 9内へワイヤハーネス5を挿通しにくくなり、作業性が低下してしまう恐れがあ る。また、チューブ9を容易に変形しない硬質のものとすると、ワイヤハーネス 5の配線形状が制限されてしまうという不都合が生じる。
【0007】 この考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目 的とするところは、可撓性のチューブによって被覆されたワイヤハーネスをグロ メット等に挿通する場合に、このグロメット等において高い防水性を得ることが できるワイヤハーネスの防水構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、所定箇所に防水のために取り付けられ ワイヤハーネスを挿通すると共に、端部に筒状の嵌合部を有した防水体と、前記 嵌合部に外装されてテープ巻きで固定され、前記ワイヤハーネスを被覆する可撓 性筒状のチューブとからなるワイヤハーネスの防水構造において、前記防水体の 嵌合部に隣接する外面に凹凸部を形成し、該チューブを前記嵌合部に固定した際 前記嵌合部からテープ巻きの外部に連通する排水路を設けた構成としてある。
【0009】
【作用】
所定箇所に、ワイヤハーネスを挿通した防水体を取り付け、防水体の嵌合部に ワイヤハーネスを被覆するチューブを外装しテープ巻きで固定すると、防水体の 嵌合部に隣接する外面に形成された凹凸部が、嵌合部をテープ巻きの外部へ連通 させる排水路となるので、テープ巻きの内側のチューブ表面に凹みができて、こ の凹みから水等が流入しても、水等は防水体の内部に侵入することなく、排水路 を流通してチューブ巻きの外部へ確実に排出される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、この考案に係るワイヤハーネスの防水構造をグロメットに適用した場 合の断面図、図2は、図1の斜視図、図3は、図4のB−B線における一部断面 図、図4は図3のA−A断面図、及び図5は、図1のグロメット及びワイヤハー ネスの使用状態を示す全体図である。
【0012】 防水体としてのグロメット7は、例えば図5に示すように、ワイヤハーネス5 a(基線)から分岐された一部のワイヤハーネス5(枝線)を、車室外を経由し て車室内19の補器21に接続する際に、ワイヤハーネス5を支持すると共に車 室内外を仕切るパネル1のパネル孔3からの水等の侵入を防止するもので、より 具体的には、図示外の自動車のドアとダッシュサイドパネルとの間の配線や、リ アのハッチバックドアの配線等に使用される。車室外におけるワイヤハーネス5 は、可撓性筒状のチューブ9内に挿通され保護されている。なお、図5中の上下 位置は、車両へのワイヤハーネス5の取り付け状態における上下位置に対応し、 水等は上部のパネル2から下部のパネル1側へ流通する。従って、上部のパネル 2のパネル孔4には、特にグロメット等は設けられておらず、下部のパネル1の パネル孔3には、防水用のグロメット7が設けられている。
【0013】 図1〜図4に示すように、グロメット7は、基部23と、基部23の一端側に 設けられた鍔部25と、基部23を鍔部25との間に形成された溝部27と、基 部23の他端側に延設された筒状の嵌合部13とによって構成されている。グロ メット7のパネル1への取り付けは、溝部27をパネル孔3に嵌合し、パネル孔 3の周縁部を基部23と鍔部25によって挟持させることにより行う。基部23 、鍔部25、溝部27、及び嵌合部13の外周はそれぞれ円形状に形成され、こ れらの各部は軟質弾性体であるゴム部材によって一体に成形されている。この実 施例におけるグロメット7は、図5に示すように垂直方向に取り付けられ、嵌合 部13は鉛直上方に位置し、基部23は鉛直下方に位置する。
【0014】 グロメット7の中心部、すなわち基部23、鍔部25、及び嵌合部13の内径 部には、嵌合部13側から鍔部25側へ貫通する挿通孔11が形成され、挿通孔 11にはワイヤハーネス5が挿通される。
【0015】 グロメット7の嵌合部13の外径は、ワイヤハーネス5を被覆するチューブ9 の内径と略同一径に形成され、嵌合部13に隣接する基部23側の外周面には、 凹凸部29が形成されている。凹凸部29の凹部29aは、嵌合部13の外径と 略同一径に形成され、凸部29bは、凹部29aよりもチューブ9の略厚さ分だ け高く形成されている。これらの凹部29aと凸部29bとは、図4に示すよう に、嵌合部13側から基部23側に向かって、それぞれ周方向略等間隔に4か所 に設けられている。
【0016】 グロメット7へのチューブ9の取り付けは、グロメット7の嵌合部13に、チ ューブ9の端面と凸部29bとが接するようにチューブ9を外装し、チューブ9 の端部外周からグロメット7の凸部29bの外周にわたって粘着性のテープ15 を巻き付けて、チューブ9と嵌合部13とを密封した状態で固定する。この固定 状態において、凹部29aの外周面とテープ15とは接触せず、嵌合部13とテ ープ15巻きの基部23側の外部とが連通する。すなわち、この凹部29aに排 水路35が形成される。
【0017】 このような構成によれば、図1に示すように、特にチューブ9内に挿通される ワイヤハーネス5の量が少ないとき等に、テープ15を強く巻き付けることによ ってチューブ9及びグロメット7の一部が変形し、チューブ9の表面に凹み17 が形成された場合でも、この凹み17から基部23側の外部へは排水路35によ って連通しているので、鉛直上方からチューブ9の外周面を伝わって流れて凹み 17から侵入した水等は、排水路35を通って基部23側に排出される。従って 、水等が凹み17に溜まることなく、グロメット7内への水等の侵入が防止され 、パネル孔3における防水性、及びワイヤハーネス5の防水性を向上させること ができる。
【0018】 また、グロメット7の嵌合部13にチューブ9を外装する際に、チューブ9の 端面と凸部29bとが接するまで嵌合部13を挿入するようにしたので、チュー ブ9の挿入位置を常に同一位置とすることができ、製品間のバラツキを抑えて、 防水性能の品質をより均一化することができる。
【0019】 ここで、このように構成したグロメット7において、図1及び図4に示すよう に、基部23の表面に、凹凸部29の各凸部29b間に形成された排水路35を 覆うと共に、巻き付けたテープ15との間に所定の隙間を形成する突起37を、 各凹部29aに合わせて4か所に設けても良く、かかる構成によれば、水等の基 部23側からの侵入が突起37によって阻止できる。すなわち、グロメット7を 水平方向に取り付けた場合は、基部23側からの水等の侵入を防止すると共に、 排水路35によって凹み17からグロメット7内への水等の侵入を防止すること ができ、また、グロメット7を垂直方向に取り付けた場合は、排水路35から排 出する水等が突起37の両側から流出し、基部23側からの水等の侵入を防止で きるので、グロメット7の取り付け方向を任意に設定することができ、汎用性に 富む。また、この突起37の設けられた位置にしたがって、テープ15の巻き付 け開始(又は終了)位置を決めることができ、テープ15の巻き付け状態を容易 に均一化することができる。
【0020】 また、この考案は、グロメット7にワイヤハーネス5を挿通する場合に限るも のではなく、例えば図6に示すように、防水体としてのコネクタカバ−39に適 用することもできる。すなわち、多極コネクタ41の一端側に装着され、多極コ ネクタ41の各端子に接続される電線の束(ワイヤハーネス5)を挿通する挿通 孔11の形成されたコネクタカバー39に嵌合部13を設け、嵌合部13に隣接 する外周面に凹凸部29を設け、ワイヤハーネス5を挿通するチューブ9を嵌合 部13に外装し、チューブ9と凹凸部29にテープ15を巻き付けることにより 排水路35が形成され、これにより、上述したグロメット7の場合と同様に、コ ネクタカバー39とチューブ9との接続部分におけるワイヤハーネス5の防水性 を向上させることができる。また、このようなコネクタカバー39に、上記とグ ロメット7の場合と同様に、突起37を設けても良く、突起37を設けることに よりコネクタカバー39の取り付け方向を任意に設定することができる。
【0021】 なお、この考案は、上記実施例に限るものではない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案によれば、防水体の嵌合部に隣接する外面 に形成された凹凸部が、嵌合部をテープ巻きの外部へ連通させる排水路となるの で、テープ巻きの内側のチューブ表面に凹みができて、この凹みから水等が流入 しても、水等は排水路を流通してチューブ巻きの外部へ確実に排出され、これに より、防水体におけるワイヤハーネスの防水性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るワイヤハーネスの防水構造をグ
ロメットに適用した場合の断面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図4のB−B線における一部断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図1のグロメット及びワイヤハーネスの使用状
態を示す全体図である。
【図6】この考案に係るワイヤハーネスの防水構造をコ
ネクタカバーに適用した場合の斜視図である。
【図7】従来のグロメットにおけるワイヤハーネスの防
水構造を示す断面図である。
【図8】(a)は、図7のチューブの表面に発生した凹
みを示す図である。(b)は、(a)のD−D断面図で
ある。
【符号の説明】
5 ワイヤハーネス 7 グロメット(防水体) 9 チューブ 11 挿通孔 13 嵌合部 15 テープ 29 凹凸部 35 排水路 39 コネクタカバー(防水体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に防水のために取り付けられワ
    イヤハーネスを挿通すると共に、端部に筒状の嵌合部を
    有した防水体と、 前記嵌合部に外装されてテープ巻きで固定され、前記ワ
    イヤハーネスを被覆する可撓性筒状のチューブとからな
    るワイヤハーネスの防水構造において、 前記防水体の嵌合部に隣接する外面に凹凸部を形成し、
    該チューブを前記嵌合部に固定した際前記嵌合部からテ
    ープ巻きの外部に連通する排水路を設けたことを特徴と
    するワイヤハーネスの防水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6040299B1 (ja) * 2015-09-11 2016-12-07 住友電装株式会社 シールド導電路
CN114930471A (zh) * 2020-01-24 2022-08-19 住友电装株式会社 配线构件

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