JPH0690506A - 電気自動車用半導体制御素子の冷却装置 - Google Patents

電気自動車用半導体制御素子の冷却装置

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JPH0690506A
JPH0690506A JP26529092A JP26529092A JPH0690506A JP H0690506 A JPH0690506 A JP H0690506A JP 26529092 A JP26529092 A JP 26529092A JP 26529092 A JP26529092 A JP 26529092A JP H0690506 A JPH0690506 A JP H0690506A
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semiconductor control
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cooling
vehicle
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Katsuyuki Kikuchi
克之 菊地
Toshiyuki Sekimori
俊幸 関森
Shunkichi Suzaki
俊吉 須崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両への搭載が容易な電気自動車用半導体制
御素子の冷却装置を提供する。 【構成】 オイルポンプ68から吐出されたハウジング
16内の潤滑油40を、半導体制御素子50が固設され
た冷却器52を通してハウジング16内へ戻す第1循環
油路70および第2循環油路72が設けられる一方、ト
ランスアクスル10のハウジング16は比較的大きな熱
容量を備え、しかも車速風が直接当たる場所に配置され
るため、半導体制御素子50が好適に冷却される。した
がって、半導体制御素子50を冷却するために循環する
潤滑油40を冷却するラジエータが不要となることか
ら、比較的大きな形状のラジエータを放熱に有利なよう
に外気と接触可能な位置に配置する必要があるため車両
における搭載位置が比較的限定されること、およびラジ
エータの放熱効果を高めるためのファンを設けることが
それぞれ解消され、車両への搭載が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車用半導体制
御素子の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータの回転を変速する変速機と、
その変速機を収容し且つその変速機内を潤滑するための
潤滑油が貯溜されるハウジングとを有するトランクアク
スルを備えた電気自動車が知られている。このような電
気自動車においては、電動モータが交流モータである場
合にはその駆動周波数を制御するインバータにより回転
が制御され、直流モータである場合にはその駆動電流を
制御する電流制御ユニットにより回転が制御される。そ
れらインバータ或いは電流制御ユニットには、サイリス
タ、トライアック、パワートランジスタなどの比較的大
きな電流を制御するための電力用の半導体制御素子が用
いられており、その電力用半導体制御素子の熱損失を効
果的に放出するための冷却装置が設けられる。たとえば
特開平2−151561号公報に記載された電気自動車
用半導体制御素子の冷却装置は、自然対流により冷却す
る形式の一例である。
【0003】しかし、上記のような自然対流により冷却
する形式の電気自動車用半導体制御素子の冷却装置は、
冷却フィンから空気への熱の伝達効率が低く、空冷用冷
却フィンの容積が大きくなるので、車両への搭載性が損
なわれる。
【0004】これに対し、ラジエータと半導体制御素子
が固定された冷却部材すなわち熱交換器との間で流体を
循環させることにより、ラジエータから熱を放散させて
半導体制御素子が固定された冷却部材を冷却する形式の
冷却装置が提案されている。これによれば、冷却部材か
ら流体への熱の伝達効率が向上し、冷却装置の容積率が
改善される。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、上記従来の冷
却装置では、流体を循環させるポンプだけでなく、冷却
部材からの熱を含む流体を冷却するためのラジエータの
形状が比較的大きく且つ放熱に有利なように外気と接触
可能な位置にラジエータを配置する必要があるため、車
両における搭載位置が比較的限定されるとともに、ラジ
エータの放熱効果を高めるためのファンを設けることが
必要となるなどの欠点があった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、車両への搭載が
容易な電気自動車用半導体制御素子の冷却装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、電動モータの回転を
変速する変速機とその変速機を収容し且つその変速機を
潤滑するための潤滑油が貯溜されるハウジングとを有す
るトランスアクスルを備えた電気自動車において、その
電動モータの回転を制御する半導体制御素子を冷却する
冷却装置であって、(a) 前記ハウジング内の潤滑油を圧
送するオイルポンプと、(b) 前記半導体制御素子に発生
する熱を吸収するためにその半導体電流制御素子が固設
された冷却器と、(c) 前記オイルポンプから吐出される
潤滑油を前記冷却器を通過させて前記ハウジング内へ戻
す循環油路とを、含むことにある。
【0008】
【作用】このようにすれば、オイルポンプから吐出され
たハウジング内の潤滑油を、半導体制御素子が固設され
た冷却器を通してそのハウジング内へ戻す循環油路が設
けられることにより、電動モータを制御する半導体制御
素子に発生した熱は潤滑油を介してトランスアクスルへ
搬入される。そのトランスアクスルのハウジングは、変
速機などを収容するために鋳鉄或いはアルミニウム合金
により構成されることにより比較的重量が大きいため、
比較的大きな熱容量を有しているとともに、車両におい
て車速風が直接当たる位置に設けられることから、トラ
ンスアクスルへ戻された潤滑油はそのハウジングなどに
よって好適に冷却されるので、その潤滑油が循環させら
れることにより半導体制御素子が好適に冷却される。
【0009】
【発明の効果】したがって、半導体制御素子を冷却する
ために循環する流体である潤滑油を冷却するラジエータ
が不要となることから、そのラジエータの搭載に起因す
る不都合、すなわち、比較的大きな形状のラジエータを
放熱に有利なように外気と接触可能な位置に配置する必
要があるため車両における搭載位置が比較的限定される
こと、およびラジエータの放熱効果を高めるためのファ
ンを設けることがそれぞれ解消されるので、車両への搭
載が容易な電気自動車用半導体制御素子の冷却装置が提
供される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は、電気自動車のトランスアクスル1
0の構成の概略を示しており、電気自動車を駆動するた
めの電動モータ12の回転出力は減速機14により減速
された後、図示しないプロペラシャフト、差動歯車装
置、車軸を介して駆動輪へ伝達されるようになってい
る。
【0012】上記トランスアクスル10には電動モータ
12が一体的に固定されており、そのトランスアクスル
10は減速機14を収容するハウジング16を備えてい
る。そのハウジング16は、鋳鉄、或いはアルミニウム
合金のダイキャストにより形成されたものであり、たと
えば30kg程度の比較的大きな重量を有することから、
その熱容量は比較的大きなものとなっている。
【0013】上記減速機14は、電動モータ12の出力
軸18と継手20を介して連結され且つ小径の第1歯車
22が固設された入力軸24と、その第1歯車22と噛
み合い且つそれよりも大径の第2歯車26および比較的
小径の第3歯車28が固設された中間軸30と、上記第
3歯車28と噛み合い且つそれよりも大径の第4歯車3
2が固設された出力軸34とを備えている。これによ
り、電動モータ12の回転出力は、上記第1歯車22と
第2歯車26との歯数比、および上記第3歯車28と第
4歯車32との歯数比に基づく減速比に従って減速され
て出力軸34から出力される。なお、上記入力軸24、
中間軸30、および出力軸34は、軸受36を介してハ
ウジング16により回転可能に支持されている。
【0014】上記ハウジング16において減速機14を
収容する収容室38には、各歯車の噛み合い部分を潤滑
するための潤滑油40が貯溜されている。本実施例で
は、その潤滑油40は、後述の半導体制御素子50を冷
却するためにも利用される。
【0015】図2において、電気自動車には、電動モー
タ12の回転を制御するための駆動制御装置48が備え
られている。その駆動制御装置48は、蓄電池などの図
示しない電源と電動モータ12との間に接続され、運転
者の意志に対応した駆動力を得るために図示しないアク
セルペダルの加速操作量に対応した駆動電流を電動モー
タ12へ供給するものである。その駆動制御装置48
は、上記駆動周波数或いは駆動電流を制御するために単
数または複数のサイリスタなどから構成された電力用の
半導体制御素子50と、その半導体制御素子50に発生
する熱損失を放散するためにその半導体制御素子50が
固設された冷却器(熱交換器)52と、その半導体制御
素子50の作動を制御する電子回路54とを備えてい
る。上記半導体制御素子50は比較的大電流を制御する
ものであるので、その内部で発生する熱損失を効果的に
放出することが必要とされるため上記冷却器52が設け
られているのである。
【0016】冷却器52は、アルミニウムなどの熱伝導
率が高い物質から構成され、上流側ポート56および下
流側ポート58に連通する流体室60と、その流体室6
0の内壁面に突き出して熱交換効率を高める多数の突起
62とを備えている。
【0017】ハウジング16には、潤滑油40を流出さ
せるための流出ポート64と、潤滑油40を流入させる
流入ポート66とを備えている。その流入ポート64と
冷却器52の上流側ポート56との間がオイルポンプ6
8が設けられた第1循環油路70により接続され、冷却
器52の下流側ポート58と流出ポート66との間が第
2循環油路72により接続されることにより、閉回路が
形成されている。
【0018】上記オイルポンプ68は、小型電動モータ
を含む電動ポンプであって、ハウジング16の収容室3
8内に還流し且つ貯溜された潤滑油40を圧送するため
に、たとえばポンプ駆動制御回路74から供給される駆
動電流によって回転駆動される。ポンプ駆動制御回路7
4は、図示しないイグニッションキーが操作されている
間オイルポンプ68を常時駆動し、或いはイグニッショ
ンキーが操作され且つ電動モータ12が駆動されている
間オイルポンプ68を駆動する。
【0019】上述のように、本実施例によれば、オイル
ポンプ68から吐出されたハウジング16内の潤滑油4
0を、半導体制御素子50が固設された冷却器52を通
してハウジング16内へ戻す第1循環油路70および第
2循環油路72が設けられることにより、電動モータ1
2を制御する半導体制御素子50に発生した熱は潤滑油
40を介してトランスアクスル10へ搬入される。トラ
ンスアクスル10のハウジング16は、減速機14を収
容するために鋳鉄或いはアルミニウム合金により構成さ
れることにより比較的重量が大きいため、比較的大きな
熱容量を有しているとともに、車両において車速風が直
接当たる位置に設けられることから、トランスアクスル
10へ戻された潤滑油40はそのハウジング16によっ
て好適に冷却されるので、その潤滑油40が循環させら
れることにより半導体制御素子50が好適に冷却され
る。
【0020】したがって、半導体制御素子50を冷却す
るために循環する潤滑油40を冷却するラジエータが不
要となることから、そのラジエータの搭載に起因する不
都合、すなわち、比較的大きな形状のラジエータを放熱
に有利なように外気と接触可能な位置に配置する必要が
あるため車両における搭載位置が比較的限定されるこ
と、およびラジエータの放熱効果を高めるためのファン
を設けることがそれぞれ解消されるので、車両への搭載
が容易な電気自動車用半導体制御素子の冷却装置が提供
されるのである。
【0021】また、電気自動車は、一般に、バッテリの
エネルギー密度が低く、一充電当たりの航続距離が短い
が、本実施例によれば、半導体制御素子50から発生す
る熱により潤滑油40の油温が高められることから、特
に寒冷地域での運転においては、減速機14の伝達効率
が好適に高められるので、電気自動車の航続距離が増加
するとともに、動力性能が高められる。すなわち、減速
機14のトルクの伝達効率は図3に示す特性があるた
め、寒冷地での走行に際しては、減速機14の伝達効率
が油温の上昇とともにたとえば80%程度から98%程
度にまで大幅に高められるのである。
【0022】以上、本発明の一実施例を示す図面に基づ
いて説明したが、本発明はその他の態様においても適用
される。
【0023】たとえば、前述の実施例のハウジング16
内には減速比が一定の減速機14が収容されていたが、
多段階に変速される多段変速機が収容されていても差支
えない。また、ハウジング16内には差動歯車装置がさ
らに収容されていてもよい。
【0024】また、前述の実施例のオイルポンプ68は
第1循環油路70に設けられていたが、第2循環油路7
2やハウジング16内に設けられても差支えない。
【0025】また、そのオイルポンプ68を駆動するポ
ンプ駆動制御回路74は、電動モータ12の負荷(駆動
電流)、潤滑油40の温度などに応じてオイルポンプ6
8の回転を上昇させて流量を増加させもよいし、電動モ
ータ12の作動中に加えてその停止後の一定時間オイル
ポンプ68を引き続いて回転駆動するものであってもよ
い。
【0026】また、オイルポンプ68は、電動モータ1
2と機械的に連結され、その電動モータ12により回転
駆動されてもよいのである。
【0027】また、本実施例のオイルポンプ68から吐
出される作動油の一部は、図示しない油路を介して減速
機14の歯車や軸受の潤滑のためにそれらへ圧送される
ようにしてもよい。
【0028】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスアクスルの構成の概略を説明
する図である。
【図2】図1のトランスアクスルを含む電力用半導体制
御素子の冷却装置の構成を説明する図である。
【図3】図1の実施例の減速機における油温とトルク伝
達効率との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
10:トランスアクスル 12:電動モータ 14:減速機 16:ハウジング 40:潤滑油 50:半導体制御素子 52:冷却器 68:オイルポンプ 70:第1循環油路、72:第2循環油路(循環油路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの回転を変速する変速機と、
    該変速機を収容し且つ該変速機内を潤滑するための潤滑
    油が貯溜されるハウジングとを有するトランスアクスル
    を備えた電気自動車において、該電動モータの回転を制
    御する半導体制御素子を冷却する冷却装置であって、 前記ハウジング内の潤滑油を圧送するオイルポンプと、 前記半導体制御素子に発生する熱を吸収するために該半
    導体制御素子が固設された冷却器と、 前記オイルポンプから吐出される潤滑油を前記冷却器を
    通過させて前記ハウジング内へ戻す循環油路と、 を含むことを特徴とする電気自動車用半導体制御素子の
    冷却装置。
JP26529092A 1992-09-08 1992-09-08 電気自動車用半導体制御素子の冷却装置 Expired - Lifetime JP3063423B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7604910B2 (en) 2006-02-20 2009-10-20 Tdk Corporation Exposure mask, method of forming resist pattern and method of forming thin film pattern
KR101049334B1 (ko) * 2010-02-25 2011-07-13 대성전기공업 주식회사 자동차용 반도체 전원 스위치
JP2012141015A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 Yasuteru Saeki 防振パッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7604910B2 (en) 2006-02-20 2009-10-20 Tdk Corporation Exposure mask, method of forming resist pattern and method of forming thin film pattern
KR101049334B1 (ko) * 2010-02-25 2011-07-13 대성전기공업 주식회사 자동차용 반도체 전원 스위치
JP2012141015A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 Yasuteru Saeki 防振パッド

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