JPH0690626A - 育苗移植用集合鉢体の育苗方法 - Google Patents
育苗移植用集合鉢体の育苗方法Info
- Publication number
- JPH0690626A JPH0690626A JP3328420A JP32842091A JPH0690626A JP H0690626 A JPH0690626 A JP H0690626A JP 3328420 A JP3328420 A JP 3328420A JP 32842091 A JP32842091 A JP 32842091A JP H0690626 A JPH0690626 A JP H0690626A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- seedlings
- raising
- seedling
- pots
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 育苗移植用集合鉢体の育苗に際し、従来と同
じ大きさの鉢体を用いて育苗条件、育苗期間を変えるこ
となく大苗を得る。 【構成】 耐腐性の紙または紙のような薄膜で構成した
鉢体を、同様な材質の連結片で、一端の鉢体から他端の
鉢体まで連接して連続集合鉢体となし、これに土詰、播
種し、底部を有孔とした育苗箱に載置して育苗し、育苗
中に長方形中空体を各鉢体列間に挿入設置して、実質的
に育苗領域を拡大すると共に、水耕法にて育苗し、移植
時には中空体を取り去り中空体間隙を圧縮、各鉢体列間
を密着状態とした元の集合鉢体とする育苗法。
じ大きさの鉢体を用いて育苗条件、育苗期間を変えるこ
となく大苗を得る。 【構成】 耐腐性の紙または紙のような薄膜で構成した
鉢体を、同様な材質の連結片で、一端の鉢体から他端の
鉢体まで連接して連続集合鉢体となし、これに土詰、播
種し、底部を有孔とした育苗箱に載置して育苗し、育苗
中に長方形中空体を各鉢体列間に挿入設置して、実質的
に育苗領域を拡大すると共に、水耕法にて育苗し、移植
時には中空体を取り去り中空体間隙を圧縮、各鉢体列間
を密着状態とした元の集合鉢体とする育苗法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は植付株単位の土付苗を
育成すべく、紙あるいは紙のような薄膜を素材として形
成した鉢体を多数連接集合してある育苗移植用集合鉢体
に土詰播種して育苗するとか、あるいはスポンジ状の合
成樹脂性苗床で構成された苗床自体が鉢体を形成しこれ
を多数連接し集合鉢体としてあるものに播種して育苗す
るに際し、その育苗中に鉢体列間に、空間列部を構成す
る長方形中空体部を設けて各鉢体領域を拡張せしめて育
苗する方法に関するものである。
育成すべく、紙あるいは紙のような薄膜を素材として形
成した鉢体を多数連接集合してある育苗移植用集合鉢体
に土詰播種して育苗するとか、あるいはスポンジ状の合
成樹脂性苗床で構成された苗床自体が鉢体を形成しこれ
を多数連接し集合鉢体としてあるものに播種して育苗す
るに際し、その育苗中に鉢体列間に、空間列部を構成す
る長方形中空体部を設けて各鉢体領域を拡張せしめて育
苗する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水稲、そ菜、タバコ等の育苗
移植用容器として、無蓋無底の紙製鉢体を多数連接集合
して育苗容器を形成するか、あるいはスポンジ状合成樹
脂製苗床を一株ごとに分離可能として育苗容器となし、
これに植物苗を育苗する方法が行なわれている。これら
集合鉢体を構成する個々の鉢体は、育苗する作物、育苗
期間等でそれぞれ大きさを異にしているが、より大きな
移植苗を得るには、それ相当の培地容量とするための大
きさの鉢体を使用して育苗されなければならない。
移植用容器として、無蓋無底の紙製鉢体を多数連接集合
して育苗容器を形成するか、あるいはスポンジ状合成樹
脂製苗床を一株ごとに分離可能として育苗容器となし、
これに植物苗を育苗する方法が行なわれている。これら
集合鉢体を構成する個々の鉢体は、育苗する作物、育苗
期間等でそれぞれ大きさを異にしているが、より大きな
移植苗を得るには、それ相当の培地容量とするための大
きさの鉢体を使用して育苗されなければならない。
【0003】気象的には栽培期間の短い寒冷地では水
稲、蔬菜等あらゆる作物において葉数の進んだ健全な大
苗の育成が重要であり、例えば稲作にあっては、その地
域の安全出穂期間内に出穂させることがポイントであ
り、そのためには定植時の苗令が進展していることが望
まれ、苗質も当初の2.5葉前後の稚苗移植から3−
3.5葉の中苗、更には3.6葉以上の成苗へと、順次
大型苗を育苗して移植苗として使用する方向になってき
ている。
稲、蔬菜等あらゆる作物において葉数の進んだ健全な大
苗の育成が重要であり、例えば稲作にあっては、その地
域の安全出穂期間内に出穂させることがポイントであ
り、そのためには定植時の苗令が進展していることが望
まれ、苗質も当初の2.5葉前後の稚苗移植から3−
3.5葉の中苗、更には3.6葉以上の成苗へと、順次
大型苗を育苗して移植苗として使用する方向になってき
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】成苗育成の手段として
は、苗床での苗株単位当りの生育領域を拡大させ苗株単
位当りの培地量を増加すると共に、育苗期間を延ばすこ
とが最大の要因であり、育苗容器当りの播種量を減ずる
ことが最高の手段となる。そのため成苗を得るには鉢体
を大きくし個々の育苗面積、容量を増やして育苗するこ
とが必要となるが、この結果育苗鉢体集合体は土詰量が
増大するので、機械移植における重量負担増を強いるの
みならず、その作業性に著しい悪影響を及ぼすものとな
る。
は、苗床での苗株単位当りの生育領域を拡大させ苗株単
位当りの培地量を増加すると共に、育苗期間を延ばすこ
とが最大の要因であり、育苗容器当りの播種量を減ずる
ことが最高の手段となる。そのため成苗を得るには鉢体
を大きくし個々の育苗面積、容量を増やして育苗するこ
とが必要となるが、この結果育苗鉢体集合体は土詰量が
増大するので、機械移植における重量負担増を強いるの
みならず、その作業性に著しい悪影響を及ぼすものとな
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明者は上記欠点を
生じない集合鉢体を使用できる育苗法について種々研究
した結果、育苗中は腐敗しない紙叉は紙のような薄膜に
て四角叉は六角の中空筒とした鉢体を構成、この鉢体を
所定数水溶性糊にて直列状に連接し更にこの鉢体列を所
定数同じ水溶性糊にて積層貼着した育苗移植用集合鉢体
を使用して育苗するに当り、各鉢体列間に所定巾の上面
及び四周側面より構成した鉢体列と略同じ長さ、及び高
さとした長方形中空体による間隙部を形成して育苗する
ことにより、植付株単位の成育領域を拡大し通常の成苗
育苗期間である40日程度育苗して大苗を得ることがで
きたものである。この長方形中空体は移植時に簡単に分
離される集合鉢体にあっては、集合鉢体製造時に育苗期
間中容易に腐敗する紙叉は紙のような薄膜にて予め各鉢
体列間に貼着しておくことにより、移植時には育苗中の
灌水により中空体は腐敗解体されて移植機での移植作業
は中空体のない状態の集合鉢体と同様の移植作業とする
ことができるものである。
生じない集合鉢体を使用できる育苗法について種々研究
した結果、育苗中は腐敗しない紙叉は紙のような薄膜に
て四角叉は六角の中空筒とした鉢体を構成、この鉢体を
所定数水溶性糊にて直列状に連接し更にこの鉢体列を所
定数同じ水溶性糊にて積層貼着した育苗移植用集合鉢体
を使用して育苗するに当り、各鉢体列間に所定巾の上面
及び四周側面より構成した鉢体列と略同じ長さ、及び高
さとした長方形中空体による間隙部を形成して育苗する
ことにより、植付株単位の成育領域を拡大し通常の成苗
育苗期間である40日程度育苗して大苗を得ることがで
きたものである。この長方形中空体は移植時に簡単に分
離される集合鉢体にあっては、集合鉢体製造時に育苗期
間中容易に腐敗する紙叉は紙のような薄膜にて予め各鉢
体列間に貼着しておくことにより、移植時には育苗中の
灌水により中空体は腐敗解体されて移植機での移植作業
は中空体のない状態の集合鉢体と同様の移植作業とする
ことができるものである。
【0006】本発明は叉集合鉢体の各鉢体間に連結片を
設けて連続鉢体となし、一端より他端まで一連としてあ
る集合鉢体にあっては、各鉢体列間に前記のように中空
体を予じめ貼着してもよいが、連続集合鉢体は一旦育苗
状態とした後は灌水により鉢体列間毎に容易に分離する
ので、育苗中に各列間に中空体の設置による間隙部を設
け実質的に各鉢体の育苗領域を拡大して育苗し、大苗を
得た後、移植時には中空体を取り除き各鉢体列を圧縮し
て集合鉢体として移植作業を行なうことができるもので
ある。
設けて連続鉢体となし、一端より他端まで一連としてあ
る集合鉢体にあっては、各鉢体列間に前記のように中空
体を予じめ貼着してもよいが、連続集合鉢体は一旦育苗
状態とした後は灌水により鉢体列間毎に容易に分離する
ので、育苗中に各列間に中空体の設置による間隙部を設
け実質的に各鉢体の育苗領域を拡大して育苗し、大苗を
得た後、移植時には中空体を取り除き各鉢体列を圧縮し
て集合鉢体として移植作業を行なうことができるもので
ある。
【0007】又更に集合鉢体として、スポンジ状合成樹
脂製苗床を一株毎分離可能に多数連接集合してある育苗
移植用集合鉢体にあっても、播種後、育苗状態とした
後、鉢体列間に長方形中空体を設置して育苗領域を拡大
させて大苗とさせることができるものである。,この発
明方法で使用する長方形中空体の横巾については、作物
の種類、鉢体の径等により適宜決定されるが通常は巾2
mm以上で各鉢体巾の1/5−3倍程度が常用される。
又これら連結片により連接された紙叉は紙のような薄膜
により構成した鉢体よりなる育苗移植用集合鉢体、ある
いはスポンジ状合成樹脂製苗床を一株毎分離可能に多数
連接集合してある育苗移植用集合鉢体の育苗は、根伸長
用孔を設けてある育苗箱にこれら集合鉢体を載置して育
苗初期あるいは育苗後期より中空体を各鉢体列間に設置
すると共に栽培は、水耕法により行なうことができるも
のである。
脂製苗床を一株毎分離可能に多数連接集合してある育苗
移植用集合鉢体にあっても、播種後、育苗状態とした
後、鉢体列間に長方形中空体を設置して育苗領域を拡大
させて大苗とさせることができるものである。,この発
明方法で使用する長方形中空体の横巾については、作物
の種類、鉢体の径等により適宜決定されるが通常は巾2
mm以上で各鉢体巾の1/5−3倍程度が常用される。
又これら連結片により連接された紙叉は紙のような薄膜
により構成した鉢体よりなる育苗移植用集合鉢体、ある
いはスポンジ状合成樹脂製苗床を一株毎分離可能に多数
連接集合してある育苗移植用集合鉢体の育苗は、根伸長
用孔を設けてある育苗箱にこれら集合鉢体を載置して育
苗初期あるいは育苗後期より中空体を各鉢体列間に設置
すると共に栽培は、水耕法により行なうことができるも
のである。
【0008】
【作用】この発明は図面に示すように、中空筒とした鉢
体1は育苗期間中には腐敗しない紙、例えばクラフト紙
に防腐加工を施すとか、合成繊維紙等の薄膜にて構成さ
れており、この鉢体1を直列状に水溶性糊で接着し鉢体
1列とする。次いで鉢体1列を所定段数積層貼着し集合
鉢体とするが、このとき列間には育苗期間中には容易に
腐敗する紙、例えば耐腐加工をしないクラフト紙にて断
面Π字状とした所定巾の上面及び鉢体1と略同じ高さの
四周側面より形成した長方形中空体2を挿入し水溶性糊
にて貼着し、折畳み状態で保管して使用時に展開すれば
鉢体1列の側部には常に所定巾に展開した中空体2が出
現するもので、根絡み防止紙を敷いた、あるいは根伸長
用孔を有する育苗箱4に設置した集合鉢体1に育苗土5
を充填しても中空体2には中空部が維持されて成育領域
の拡大した育苗状態を保持出来るものである。
体1は育苗期間中には腐敗しない紙、例えばクラフト紙
に防腐加工を施すとか、合成繊維紙等の薄膜にて構成さ
れており、この鉢体1を直列状に水溶性糊で接着し鉢体
1列とする。次いで鉢体1列を所定段数積層貼着し集合
鉢体とするが、このとき列間には育苗期間中には容易に
腐敗する紙、例えば耐腐加工をしないクラフト紙にて断
面Π字状とした所定巾の上面及び鉢体1と略同じ高さの
四周側面より形成した長方形中空体2を挿入し水溶性糊
にて貼着し、折畳み状態で保管して使用時に展開すれば
鉢体1列の側部には常に所定巾に展開した中空体2が出
現するもので、根絡み防止紙を敷いた、あるいは根伸長
用孔を有する育苗箱4に設置した集合鉢体1に育苗土5
を充填しても中空体2には中空部が維持されて成育領域
の拡大した育苗状態を保持出来るものである。
【0009】根伸長用孔を有する育苗箱4に集合鉢体を
設置した時は育苗を水耕法で行なうことができ、叉第4
図に示すように各鉢体11が連結片15によって連接さ
れた集合鉢体13の場合は、長方形中空体12は集合鉢
体13の製造時に鉢体11列間に貼着してもよいが、叉
貼着せず育苗状態とした後に、集合鉢体13は、その列
間を容易に分離して広げることができるので、この間隙
に合成樹製等の薄板による長方形中空体12を順次挿入
設置して各鉢体11の育苗領域の拡大を第4図に示すよ
うに、列間隔を同じとして、鉢体列の乱れを生じさせる
ことなく整然として行えるものである。叉更にこれら集
合鉢体3、13はその移植時には共に各鉢体1、11列
間の長方形中空体2、12を取り去りその間隙分は一方
より押すのみで、簡単に圧縮して鉢体1、11列は整然
とした密接状態となるので、これを移植機上に載置せし
めるが、これら集合鉢体3、13は底面を有孔とした育
苗箱14を使用した場合は水耕法により育苗しているの
で、中空体2、12を取り去る前に有孔部より下方に伸
長した根を簡単に切断することができるものである。
設置した時は育苗を水耕法で行なうことができ、叉第4
図に示すように各鉢体11が連結片15によって連接さ
れた集合鉢体13の場合は、長方形中空体12は集合鉢
体13の製造時に鉢体11列間に貼着してもよいが、叉
貼着せず育苗状態とした後に、集合鉢体13は、その列
間を容易に分離して広げることができるので、この間隙
に合成樹製等の薄板による長方形中空体12を順次挿入
設置して各鉢体11の育苗領域の拡大を第4図に示すよ
うに、列間隔を同じとして、鉢体列の乱れを生じさせる
ことなく整然として行えるものである。叉更にこれら集
合鉢体3、13はその移植時には共に各鉢体1、11列
間の長方形中空体2、12を取り去りその間隙分は一方
より押すのみで、簡単に圧縮して鉢体1、11列は整然
とした密接状態となるので、これを移植機上に載置せし
めるが、これら集合鉢体3、13は底面を有孔とした育
苗箱14を使用した場合は水耕法により育苗しているの
で、中空体2、12を取り去る前に有孔部より下方に伸
長した根を簡単に切断することができるものである。
【0010】
実施例1 耐腐性紙として坪量60g/m2のビニロン混抄クラフ
ト紙を使用し径1.8cm高さ3.0cmの六角筒鉢体
11を形成すると共に、各鉢体11間に第4図に示すよ
うに、鉢体11を形成した紙と同質の紙による連結部1
5を設けて各鉢体11を、720本連接して連続紙筒集
合鉢体13を構成した。これを展開し各鉢体11に、水
稲種子(品種キタヒカリ)を3粒宛播種し、台板上に育
苗用下敷紙クラパピー(商品名 株式会社クラレ製)を
敷いて、その上に載置し育苗を行なった。播種後14日
目の本葉2葉展開期に、集合鉢体13を別の底部に根伸
長用の孔を設け有孔としてある育苗箱14(内法28c
m×58cm×3cm)に移し替えると共に、各鉢体1
1列間を拡げて、表1に示す種々横巾とした、プラスチ
ック製長方形中空体12を挿入設置して中空部を設けて
後、第5図に示すような水耕法により育苗を継続した。
水耕法による育苗は、水位調節弁(図示せず)を設け
た、成型プラスチック製水槽17に、養液18の水位を
間欠的に第5図A地点まで上昇させ、以降根の伸長に従
い徐々にB,C地点と下降させながら、常時根端が養液
18中に存在する水位とした。育苗期間中の培養液18
の温度は15−25C,PHはH2SO5およびKOHに
て4.5〜5.5、E.C(電気伝導度)は1.5〜
2.0ms/cmの範囲に管理した。培養液18は液が
減少した時点で、新たに培養液18を作製し供給した。
液は連続循環方式により、液中の溶存酸素6,6ppm
(25C)と飽和状態の80パーセントとした。この培
養液18組成は全期間を通じ次の通りとした。 (単位ppm) N 60,P2O5 30,K2O 120,CaO 4
0,MgO 20,Fe 2,B 0.5,Mn 0.
05,Zn 0.01,Cu 0.01,Mo 0.0
1,
ト紙を使用し径1.8cm高さ3.0cmの六角筒鉢体
11を形成すると共に、各鉢体11間に第4図に示すよ
うに、鉢体11を形成した紙と同質の紙による連結部1
5を設けて各鉢体11を、720本連接して連続紙筒集
合鉢体13を構成した。これを展開し各鉢体11に、水
稲種子(品種キタヒカリ)を3粒宛播種し、台板上に育
苗用下敷紙クラパピー(商品名 株式会社クラレ製)を
敷いて、その上に載置し育苗を行なった。播種後14日
目の本葉2葉展開期に、集合鉢体13を別の底部に根伸
長用の孔を設け有孔としてある育苗箱14(内法28c
m×58cm×3cm)に移し替えると共に、各鉢体1
1列間を拡げて、表1に示す種々横巾とした、プラスチ
ック製長方形中空体12を挿入設置して中空部を設けて
後、第5図に示すような水耕法により育苗を継続した。
水耕法による育苗は、水位調節弁(図示せず)を設け
た、成型プラスチック製水槽17に、養液18の水位を
間欠的に第5図A地点まで上昇させ、以降根の伸長に従
い徐々にB,C地点と下降させながら、常時根端が養液
18中に存在する水位とした。育苗期間中の培養液18
の温度は15−25C,PHはH2SO5およびKOHに
て4.5〜5.5、E.C(電気伝導度)は1.5〜
2.0ms/cmの範囲に管理した。培養液18は液が
減少した時点で、新たに培養液18を作製し供給した。
液は連続循環方式により、液中の溶存酸素6,6ppm
(25C)と飽和状態の80パーセントとした。この培
養液18組成は全期間を通じ次の通りとした。 (単位ppm) N 60,P2O5 30,K2O 120,CaO 4
0,MgO 20,Fe 2,B 0.5,Mn 0.
05,Zn 0.01,Cu 0.01,Mo 0.0
1,
【0011】
【表1】 ---------------------------------------------------------------- No中空体の 苗一本当り 草 丈 葉 数 乾物重 横巾(鉢 の生育領域 100本 体列間隔 当り ) 領域 同比 苗日数 苗日数 苗日数 35日 42日 35日 42日 35日 42日 ---------------------------------------------------------------- cm cm2 指数 cm cm 枚 枚 g g ---------------------------------------------------------------- 1 0 0.70 100 11.8 13.5 3.1 3.1 2.40 2.65 ---------------------------------------------------------------- 2 2 2.11 301 11.2 13.2 3.8 4.6 3.10 3.95 ---------------------------------------------------------------- 3 4 2.35 336 11.0 13.1 3.9 4.7 3.22 4.08 ---------------------------------------------------------------- 4 10 3.07 439 10.8 13.0 4.0 4.9 3.46 4.15 ---------------------------------------------------------------- 5 15 3.67 524 10.5 12.8 4.2 5.1 3.55 4.27 ---------------------------------------------------------------- 6 20 4.27 610 10.4 12.5 4.5 5.2 3.66 4.42 ----------------------------------------------------------------
【0012】(註)No1は中空体12を使用しない対
照例。 上記第1表において、各鉢体11列間に中空体12を設
けた鉢体11は、対照例の中空体12を設けなかった鉢
体11に比し同じ育苗土壌と育苗日数でありながら、葉
数においても叉地上部乾物重量においてもその成長性に
顕著な差が認められるものであり、2mm巾の中空体1
2を設ければ35日程度育苗することで、3.8葉とし
た成苗となし得ることができるものである。このように
成苗にまで育苗した中空体12を設けた集合鉢体13は
移植時には育苗箱14底部有孔部より伸長している根部
を切断して、中空体12を取り去り、集合鉢体13を片
端へ押し、各鉢体11列を密着状態として、表1No2
の35日苗を専用田植機に載置して機械移植に供した
が、従来の集合鉢体と同様な作業で何等のトラプルもな
く行なうことができた。
照例。 上記第1表において、各鉢体11列間に中空体12を設
けた鉢体11は、対照例の中空体12を設けなかった鉢
体11に比し同じ育苗土壌と育苗日数でありながら、葉
数においても叉地上部乾物重量においてもその成長性に
顕著な差が認められるものであり、2mm巾の中空体1
2を設ければ35日程度育苗することで、3.8葉とし
た成苗となし得ることができるものである。このように
成苗にまで育苗した中空体12を設けた集合鉢体13は
移植時には育苗箱14底部有孔部より伸長している根部
を切断して、中空体12を取り去り、集合鉢体13を片
端へ押し、各鉢体11列を密着状態として、表1No2
の35日苗を専用田植機に載置して機械移植に供した
が、従来の集合鉢体と同様な作業で何等のトラプルもな
く行なうことができた。
【0013】実施例2 鉢体1を構成する耐腐性紙及び中空体2を形成する育苗
期間中容易に腐敗する紙として、実施例1と同じ原紙を
使用した。鉢体1の大きさはニッテンペーパーポット規
格SM2406(商品名 日本甜菜製糖株式会社製)に
準じ20mm角×30mm高さの鉢体1を水溶性糊(P
VA−205)にて14個連接貼着し鉢体1列とし、こ
れを20段積層貼着する際、各鉢体1列間に上面巾10
mm、高さ30mm、長さ280mmの長方形中空体2
を挿入貼着した。次いでこの集合鉢体3を展開して、畑
土壌を5mm目で篩別し、N,P2O5,K2Oを各30
0ppm添加し、上方より各鉢体1に充填した。この時
中空体2は上面を閉鎖されているのて゜、土壌は入らず
各鉢体1にはレタス種子(品種 パラード)を2粒宛播
種し、15日後間引きにより1本立ちとして45日間育
苗した。移植作業は人手により行なったが鉢体1列間に
設けた中空体2部により、隣接列間の葉部絡み合いがな
く、従来の集合鉢体より大苗になっているにもかかわら
ず、移植作業は極めて順調に行なうことができた。
期間中容易に腐敗する紙として、実施例1と同じ原紙を
使用した。鉢体1の大きさはニッテンペーパーポット規
格SM2406(商品名 日本甜菜製糖株式会社製)に
準じ20mm角×30mm高さの鉢体1を水溶性糊(P
VA−205)にて14個連接貼着し鉢体1列とし、こ
れを20段積層貼着する際、各鉢体1列間に上面巾10
mm、高さ30mm、長さ280mmの長方形中空体2
を挿入貼着した。次いでこの集合鉢体3を展開して、畑
土壌を5mm目で篩別し、N,P2O5,K2Oを各30
0ppm添加し、上方より各鉢体1に充填した。この時
中空体2は上面を閉鎖されているのて゜、土壌は入らず
各鉢体1にはレタス種子(品種 パラード)を2粒宛播
種し、15日後間引きにより1本立ちとして45日間育
苗した。移植作業は人手により行なったが鉢体1列間に
設けた中空体2部により、隣接列間の葉部絡み合いがな
く、従来の集合鉢体より大苗になっているにもかかわら
ず、移植作業は極めて順調に行なうことができた。
【0014】実施例3 苗床が一株ごとに分離可能としてスリットを設けた、連
続引出し可能な帯状合成樹脂スポンジ培地(2.3cm
角×2.3cm高さ、連続300本綴)を実施例2に用
いた底部を有孔とした育苗箱14に収納してリーフレタ
ス(品種 グリーンウェーブ)を播種し、実施例2の水
耕法に準じ育苗箱14下部より養液18を供給して10
日間育苗して後、各苗床ブロック列間を分離して、第3
表に示す各サイズのブロック列間隔とするプラスチック
製薄板による中空体12を挿入設置し、更にそのまま育
苗を継続し20日苗を定植に供した。定植時の苗質と畑
へ定植後の時期別収量についての結果を第2表に示す。
続引出し可能な帯状合成樹脂スポンジ培地(2.3cm
角×2.3cm高さ、連続300本綴)を実施例2に用
いた底部を有孔とした育苗箱14に収納してリーフレタ
ス(品種 グリーンウェーブ)を播種し、実施例2の水
耕法に準じ育苗箱14下部より養液18を供給して10
日間育苗して後、各苗床ブロック列間を分離して、第3
表に示す各サイズのブロック列間隔とするプラスチック
製薄板による中空体12を挿入設置し、更にそのまま育
苗を継続し20日苗を定植に供した。定植時の苗質と畑
へ定植後の時期別収量についての結果を第2表に示す。
【0015】
【表2】 ------------------------------------------------------------------- 中空体 苗当り 定植時の苗質 収 穫 量 Noの横巾 生育領 (20日苗) 域 草丈 葉数 乾物量 45日目 60日目 mm 指数 mm 枚 mg/本 g/m 指数 g/m 指数 ------------------------------------------------------------------- 1 0 100 3.4 2.5 48 640 100 1465 100 ------------------------------------------------------------------- 2 10 143 4.5 3.2 75 1115 174 1620 111 ------------------------------------------------------------------- 3 20 187 4.8 3.8 84 1260 197 1710 117 ------------------------------------------------------------------- 4 30 230 5.1 4.2 101 1410 220 1795 123 ------------------------------------------------------------------- 5 40 274 5.6 4.7 116 1565 244 1845 126 ------------------------------------------------------------------- 6 50 317 6.2 5.5 138 1655 259 1980 135 -------------------------------------------------------------------
【0016】(註)No1は中空体12を用いない対照
例。 移植作業は人手により行なったが、中空体12を設けた
区は中空体12の横巾が広いほど大苗が育成でき、定植
作業も葉部相互の絡み合いもなく順調に行なうことがで
き、収穫時期も対照に比し著しく早まった。
例。 移植作業は人手により行なったが、中空体12を設けた
区は中空体12の横巾が広いほど大苗が育成でき、定植
作業も葉部相互の絡み合いもなく順調に行なうことがで
き、収穫時期も対照に比し著しく早まった。
【0017】
【発明の効果】この発明は、従来と同じ大きさの集合鉢
体を根伸張用孔を有する育苗箱に載置し水耕法で育苗す
ることで、充填育苗土壌の増加をおさえながら実質的な
育苗領域の拡大をおこない、育苗条件を変えることなく
成苗を容易に育成でき、しかも水稲にあっては田植機へ
の使用も従来の集合鉢体同様の作業性をもって行えるも
のとしている。又レタス、キャベツ、白菜等畑作物に使
用したときは従来の集合鉢体では隣接鉢体間で茎葉部の
絡み合いが多発し作業性を悪化させていたが、中空体部
による鉢体列間隙により大苗を作りながら絡み合いの防
止を行なっているものである。
体を根伸張用孔を有する育苗箱に載置し水耕法で育苗す
ることで、充填育苗土壌の増加をおさえながら実質的な
育苗領域の拡大をおこない、育苗条件を変えることなく
成苗を容易に育成でき、しかも水稲にあっては田植機へ
の使用も従来の集合鉢体同様の作業性をもって行えるも
のとしている。又レタス、キャベツ、白菜等畑作物に使
用したときは従来の集合鉢体では隣接鉢体間で茎葉部の
絡み合いが多発し作業性を悪化させていたが、中空体部
による鉢体列間隙により大苗を作りながら絡み合いの防
止を行なっているものである。
【図1】この発明に使用する集合鉢体の斜視図。
【図2】第1図の集合鉢体の使用状態の縦断面図。
【図3】この発明に使用する別の集合鉢体(連続集合鉢
体)の展開平面図。
体)の展開平面図。
【図4】第3図の集合鉢体の使用状態の平面図。
【図5】第4図の縦断面図。
1 鉢体 2 長方形中空体 3 集合鉢体 11 鉢体 12 長方形中空体 13 連続集合鉢体
Claims (4)
- 【請求項1】 育苗期間中は腐敗しない紙叉は紙のよう
な薄膜にて構成された筒状 鉢体を多数縦横整然と連接してある集合鉢体を育苗する
方法において、集合鉢体を底部に根伸長用孔を設けた育
苗箱に載置すると共に各鉢体列間には空間列部を設ける
ための長方形中空体を設置して、実質的に育苗領域を拡
大させて、これを水耕法で育苗することを特徴とする育
苗移植用集合鉢体の育苗方法。 - 【請求項2】 各鉢体は鉢体間の連結片により連接さ
れ、一端より他端まで連続としてある集合鉢体であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項の育苗移植用集合
鉢体の育苗方法。 - 【請求項3】 集合鉢体がスポンジ状合成樹脂性苗床で
構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項の育
苗移植用集合鉢体の育苗方法。 - 【請求項4】 長方形中空体か合成樹脂製薄板で形成さ
れ、該長方形中空体は集合鉢体を育苗開始後、各鉢体列
間に設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1
項、第2項、及び第3項の育苗移植用集合鉢体の育苗方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3328420A JPH06101973B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 育苗移植用集合鉢体の育苗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3328420A JPH06101973B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 育苗移植用集合鉢体の育苗方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62054105A Division JPS63109725A (ja) | 1986-06-03 | 1987-03-11 | 育苗移植用集合鉢体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0690626A true JPH0690626A (ja) | 1994-04-05 |
| JPH06101973B2 JPH06101973B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=18210063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3328420A Expired - Fee Related JPH06101973B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 育苗移植用集合鉢体の育苗方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101973B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190043408A (ko) * | 2017-10-18 | 2019-04-26 | (주) 우진공업 | 모종이식장치 탑재용 모종판 |
| KR20240038026A (ko) * | 2021-08-05 | 2024-03-22 | 니혼 텐사이 세이토 가부시키가이샤 | 연속 이식용 연속 집합 화분 및 그 제조 방법 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3328420A patent/JPH06101973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190043408A (ko) * | 2017-10-18 | 2019-04-26 | (주) 우진공업 | 모종이식장치 탑재용 모종판 |
| KR20240038026A (ko) * | 2021-08-05 | 2024-03-22 | 니혼 텐사이 세이토 가부시키가이샤 | 연속 이식용 연속 집합 화분 및 그 제조 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06101973B2 (ja) | 1994-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |