JPH0690992A - 輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線照射済み表示付き輸血用血液保存袋 - Google Patents
輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線照射済み表示付き輸血用血液保存袋Info
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- JPH0690992A JPH0690992A JP4267803A JP26780392A JPH0690992A JP H0690992 A JPH0690992 A JP H0690992A JP 4267803 A JP4267803 A JP 4267803A JP 26780392 A JP26780392 A JP 26780392A JP H0690992 A JPH0690992 A JP H0690992A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】輸血用血液保存袋(輸血用血液)が放射線照射
済みか未照射か、及び照射線が所定の適正範囲内にある
かどうかを目視で容易に判別可能とし、未照射又は照射
過多の輸血用血液保存袋を適正線量照射済みと誤って使
用されることを防止する。 【構成】放射線照射により色変化を生ずる感放射線物質
(放射線感光物質)14と、照射線量の最大値及び最小
値に対応する色見本16a,16bとを備えた放射線照
射表示体13を袋本体11に一体的に取着して輸血用血
液保存袋を構成し、放射線照射済みの表示及び照射線量
が所定の適正範囲内にあるかどうかの確認を、上記感放
射線物質14の色変化を色見本と比較して行うようにす
る。
済みか未照射か、及び照射線が所定の適正範囲内にある
かどうかを目視で容易に判別可能とし、未照射又は照射
過多の輸血用血液保存袋を適正線量照射済みと誤って使
用されることを防止する。 【構成】放射線照射により色変化を生ずる感放射線物質
(放射線感光物質)14と、照射線量の最大値及び最小
値に対応する色見本16a,16bとを備えた放射線照
射表示体13を袋本体11に一体的に取着して輸血用血
液保存袋を構成し、放射線照射済みの表示及び照射線量
が所定の適正範囲内にあるかどうかの確認を、上記感放
射線物質14の色変化を色見本と比較して行うようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線照射済みの輸血
用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別
可能とした輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法
及び放射線照射表示付き輸血用血液保存袋に関するもの
である。
用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別
可能とした輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法
及び放射線照射表示付き輸血用血液保存袋に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、輸血によるGVHD(Graft Versu
s Host Disease:移植片対宿主病)の発症が問題となっ
ている。この予防には、輸血前血液に適宜線量のX線,
γ線,電子線などの放射線、例えば15〜50グレイ
(1500〜5000ラド)のX線を照射することが有
効であるとされ、現在普及しつつある。ところでこのよ
うな血液への放射線照射は、通常、血液をその保存用の
袋(輸血用血液保存袋)に入れた状態で行われるが、放
射線照射前の輸血用血液保存袋と照射後の輸血用血液保
存袋とでは外見上何ら変化も見られず、放射線照射前の
輸血用血液保存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋と
して使用される虞れがあった。
s Host Disease:移植片対宿主病)の発症が問題となっ
ている。この予防には、輸血前血液に適宜線量のX線,
γ線,電子線などの放射線、例えば15〜50グレイ
(1500〜5000ラド)のX線を照射することが有
効であるとされ、現在普及しつつある。ところでこのよ
うな血液への放射線照射は、通常、血液をその保存用の
袋(輸血用血液保存袋)に入れた状態で行われるが、放
射線照射前の輸血用血液保存袋と照射後の輸血用血液保
存袋とでは外見上何ら変化も見られず、放射線照射前の
輸血用血液保存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋と
して使用される虞れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の輸
血用血液保存袋では、放射線照射前と後とで外見上何ら
変化も見られないため、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
虞れがあり、前記GVHDに対する安全性が低いという
問題点があった。
血用血液保存袋では、放射線照射前と後とで外見上何ら
変化も見られないため、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
虞れがあり、前記GVHDに対する安全性が低いという
問題点があった。
【0004】これに対し、本出願人は放射線照射済みの
輸血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に
判別可能として、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤
って照射後の輸血用血液保存袋として使用されることを
防止し、GVHDに対する安全性を高めることができる
輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線
照射表示付き輸血用血液保存袋に関する発明を特願平4
−121754 号で出願している。この特許出願には、放射
線照射により色変化を生ずる感放射線物質(放射線感光
物質)を備えた放射線照射表示体が一体的に取着された
輸血用血液保存袋本体に放射線を照射することにより前
記感放射線物質に色変化を生じさせ放射線照射済み表示
を行わせる技術が開示されている。
輸血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に
判別可能として、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤
って照射後の輸血用血液保存袋として使用されることを
防止し、GVHDに対する安全性を高めることができる
輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線
照射表示付き輸血用血液保存袋に関する発明を特願平4
−121754 号で出願している。この特許出願には、放射
線照射により色変化を生ずる感放射線物質(放射線感光
物質)を備えた放射線照射表示体が一体的に取着された
輸血用血液保存袋本体に放射線を照射することにより前
記感放射線物質に色変化を生じさせ放射線照射済み表示
を行わせる技術が開示されている。
【0005】しかし、この上記の技術では輸血用血液保
存袋に照射した放射線量が必要な照射線量の下限値、例
えば15グレイ以上であることは確認されるが、必要な
照射線量の上限値、例えば50グレイ以下であることの
確認はできない。血液への照射線量が多すぎた場合、血
液が放射線により損傷を受ける虞れが大きいので、必要
な照射線量の上限値を越えていないことを確認すること
も重要なことである。本発明は、輸血用血液保存袋に照
射した放射線量が必要な照射線量の上限値及び下限値の
間に入っていることを確認,表示する手段を提供するも
のである。
存袋に照射した放射線量が必要な照射線量の下限値、例
えば15グレイ以上であることは確認されるが、必要な
照射線量の上限値、例えば50グレイ以下であることの
確認はできない。血液への照射線量が多すぎた場合、血
液が放射線により損傷を受ける虞れが大きいので、必要
な照射線量の上限値を越えていないことを確認すること
も重要なことである。本発明は、輸血用血液保存袋に照
射した放射線量が必要な照射線量の上限値及び下限値の
間に入っていることを確認,表示する手段を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、放射線照射により色変化を生ずる感
放射線物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が
一体的に取着された輸血用血液入り袋本体に放射線を照
射することにより前記感放射線物質に色変化を生じさせ
放射線表示済み表示を行わせる輸血用血液保存袋の放射
線照射済み表示方法において、前記放射線照射表示体に
前記輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大
値と最小値の間にあることを識別する手段を具備させた
ものである(請求項1)。
を達成するために、放射線照射により色変化を生ずる感
放射線物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が
一体的に取着された輸血用血液入り袋本体に放射線を照
射することにより前記感放射線物質に色変化を生じさせ
放射線表示済み表示を行わせる輸血用血液保存袋の放射
線照射済み表示方法において、前記放射線照射表示体に
前記輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大
値と最小値の間にあることを識別する手段を具備させた
ものである(請求項1)。
【0007】また、放射線照射により色変化を生ずる感
放射線物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が
袋本体に一体的に取着してなる放射線照射済み表示付き
輸血用血液保存袋において、前記放射線照射表示体に前
記輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大値
と最小値との間にあることを識別する手段を持たせたも
のである(請求項2)。
放射線物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が
袋本体に一体的に取着してなる放射線照射済み表示付き
輸血用血液保存袋において、前記放射線照射表示体に前
記輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大値
と最小値との間にあることを識別する手段を持たせたも
のである(請求項2)。
【0008】
【作用】輸血用血液入り袋本体に放射線を照射すると、
その輸血用血液入り袋本体に一体的に取着された放射線
照射表示体へも必然的に放射線が照射される。このた
め、放射線照射表示体に備わる感放射線表示体へも必然
的に放射線が照射される。このため、放射線照射表示体
に備わる感放射線物質に色変化が生じ、当該輸血用血液
保存袋(輸血用血液)が放射線照射済みであることが表
示される。
その輸血用血液入り袋本体に一体的に取着された放射線
照射表示体へも必然的に放射線が照射される。このた
め、放射線照射表示体に備わる感放射線表示体へも必然
的に放射線が照射される。このため、放射線照射表示体
に備わる感放射線物質に色変化が生じ、当該輸血用血液
保存袋(輸血用血液)が放射線照射済みであることが表
示される。
【0009】ここで、本発明の場合には、放射線照射表
示体に輸血用血液入り袋本体への照射線量が所定の最大
値(例えば50Gy)と最小値(例えば15Gy)の間
にあることを識別する手段を具備させているので、輸血
用血液保存袋が放射線照射済みか未照射かが目視できる
と同時に、照射線量が適正範囲に入っているかどうかに
ついても容易に判別できる。
示体に輸血用血液入り袋本体への照射線量が所定の最大
値(例えば50Gy)と最小値(例えば15Gy)の間
にあることを識別する手段を具備させているので、輸血
用血液保存袋が放射線照射済みか未照射かが目視できる
と同時に、照射線量が適正範囲に入っているかどうかに
ついても容易に判別できる。
【0010】以上により、放射線照射前の輸血用血液保
存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用され
ることが防止されると共に、放射線を照射しすぎた輸血
用血液保存袋を使用することもなくなるので、GVHD
に対する安全性が高められる。
存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用され
ることが防止されると共に、放射線を照射しすぎた輸血
用血液保存袋を使用することもなくなるので、GVHD
に対する安全性が高められる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の第一の
実施例を説明する。図1は本発明による放射線照射表示
付き輸血用血液保存袋の第一の実施例を示す断面図、図
2は同じく平面図である。これら両図において、11は
輸血用血液が入れられる袋本体である。ここで、血液に
は、通常の血液の他に、血液製剤(赤血球,血小板,血
漿等)を含めるものとする。この袋本体11自体は、そ
の材質,形状など従来公知のものと同様であり、血液出
し入れ口12a,血液出し入れ口予備12bを備えてい
る。13は放射線照射により色変化を生ずる感放射線物
質(放射線感光物質)14を少なくとも備えてなる放射
線照射表示体である。この放射線照射表示体13は、図
3に取り出して示したように、円板状に形成された上記
感放射線物質14及びこの感放射線物質14の放射線照
射後の色見本16a,16bを台紙17上に備えてな
る。色見本16aは、必要な放射線照射線量の下限値に
対応する放射線照射を与えたときの感放射線物質14の
色変化に相当するものである(以下、下限値色見本と呼
ぶ)。色見本16bは必要な放射線照射線量の上限値に
対応する放射線照射を与えたときの感放射線物質14の
色変化に相当するものである(以下、上限値色見本と呼
ぶ)。
実施例を説明する。図1は本発明による放射線照射表示
付き輸血用血液保存袋の第一の実施例を示す断面図、図
2は同じく平面図である。これら両図において、11は
輸血用血液が入れられる袋本体である。ここで、血液に
は、通常の血液の他に、血液製剤(赤血球,血小板,血
漿等)を含めるものとする。この袋本体11自体は、そ
の材質,形状など従来公知のものと同様であり、血液出
し入れ口12a,血液出し入れ口予備12bを備えてい
る。13は放射線照射により色変化を生ずる感放射線物
質(放射線感光物質)14を少なくとも備えてなる放射
線照射表示体である。この放射線照射表示体13は、図
3に取り出して示したように、円板状に形成された上記
感放射線物質14及びこの感放射線物質14の放射線照
射後の色見本16a,16bを台紙17上に備えてな
る。色見本16aは、必要な放射線照射線量の下限値に
対応する放射線照射を与えたときの感放射線物質14の
色変化に相当するものである(以下、下限値色見本と呼
ぶ)。色見本16bは必要な放射線照射線量の上限値に
対応する放射線照射を与えたときの感放射線物質14の
色変化に相当するものである(以下、上限値色見本と呼
ぶ)。
【0012】この放射線照射表示体13は、前記袋本体
11表面に直接貼着する、あるいは前記袋本体11に透
明で非透湿性の物質からなるポケット18を形成し、こ
のポケット18に挿入し、その挿入口を封着するなどに
より、袋本体11に一体的に取着されている。放射線照
射表示体13を袋本体11表面に直接貼着する場合に
は、感放射線物質14は透明で非透湿性の物質(図示せ
ず)で被覆され、保護される。なお、ポケット18に挿
入される放射線照射表示体13の感放射線物質14も上
記のように透明で非透湿性の物質(図示せず)で被覆
し、保護したものとしてもよく、この場合はポケット1
8を形成する物質は非透湿性である必要はない。またこ
の放射線照射表示体13は、ここでは前記袋本体11の
表側及び裏側(図1において、上面側及び下面側)の双
方に取着されている。なお、前記感放射線物質(放射線
感光物質)14としては、例えば特願平1−66285 号
(特開平2−245688 号)及び実願平1−95798号(実開平
3−35493号)に記載のものがある。
11表面に直接貼着する、あるいは前記袋本体11に透
明で非透湿性の物質からなるポケット18を形成し、こ
のポケット18に挿入し、その挿入口を封着するなどに
より、袋本体11に一体的に取着されている。放射線照
射表示体13を袋本体11表面に直接貼着する場合に
は、感放射線物質14は透明で非透湿性の物質(図示せ
ず)で被覆され、保護される。なお、ポケット18に挿
入される放射線照射表示体13の感放射線物質14も上
記のように透明で非透湿性の物質(図示せず)で被覆
し、保護したものとしてもよく、この場合はポケット1
8を形成する物質は非透湿性である必要はない。またこ
の放射線照射表示体13は、ここでは前記袋本体11の
表側及び裏側(図1において、上面側及び下面側)の双
方に取着されている。なお、前記感放射線物質(放射線
感光物質)14としては、例えば特願平1−66285 号
(特開平2−245688 号)及び実願平1−95798号(実開平
3−35493号)に記載のものがある。
【0013】第一の実施例では、放射線照射表示体13
は図3に示す如く感放射線物質14と色見本16a,1
6bを同一台紙上に設けたが、両者は必ずしも同一台紙
上に設ける必要はなく別々の台紙に設けてもよい。すな
わち、両者は、輸血用血液保存袋本体11に一体的に取
着されておって、対比して観察されるように設けられて
いれば目的は達成されるので、その目的の達成される範
囲内で分離して取着されていてもよい。この場合、感放
射線物質14に対しては非透湿性の処理を施して取着す
る必要があるが、色見本16a,16bについては、そ
のような処理をしないで取着することができる。
は図3に示す如く感放射線物質14と色見本16a,1
6bを同一台紙上に設けたが、両者は必ずしも同一台紙
上に設ける必要はなく別々の台紙に設けてもよい。すな
わち、両者は、輸血用血液保存袋本体11に一体的に取
着されておって、対比して観察されるように設けられて
いれば目的は達成されるので、その目的の達成される範
囲内で分離して取着されていてもよい。この場合、感放
射線物質14に対しては非透湿性の処理を施して取着す
る必要があるが、色見本16a,16bについては、そ
のような処理をしないで取着することができる。
【0014】前記GVHD発症の予防のための輸血用血
液への放射線照射に当たっては、上述本発明輸血用血液
保存袋の袋本体11に輸血用血液(図示せず)を入れた
状態で放射線、ここではX線を図1中の上方(又は下
方)から照射する。輸血用血液入りの袋本体11に放射
線を必要な照射線量だけ照射すると、その袋本体11に
一体的に取着された放射線照射表示体13へも必然的に
放射線が照射される。このため、放射線照射表示体13
の感放射線物質14に色変化が生じ、当該輸血用血液保
存袋(輸血用血液)が放射線照射済みであることが表示
される。
液への放射線照射に当たっては、上述本発明輸血用血液
保存袋の袋本体11に輸血用血液(図示せず)を入れた
状態で放射線、ここではX線を図1中の上方(又は下
方)から照射する。輸血用血液入りの袋本体11に放射
線を必要な照射線量だけ照射すると、その袋本体11に
一体的に取着された放射線照射表示体13へも必然的に
放射線が照射される。このため、放射線照射表示体13
の感放射線物質14に色変化が生じ、当該輸血用血液保
存袋(輸血用血液)が放射線照射済みであることが表示
される。
【0015】このとき感放射線物質14は、照射線量に
対応した色変化を生じているので、この色変化を下限値
色見本16a及び上限値色見本16bと比較して、両色
見本の間の色であれば、輸血用血液保存袋本体11への
放射線照射量は正常なものであり、両色見本の外側の色
であった場合には放射線照射線量の過不足があると判断
され、不足のものについては、放射線の再照射、過多の
ものについては廃棄等の処理を行うことになる。
対応した色変化を生じているので、この色変化を下限値
色見本16a及び上限値色見本16bと比較して、両色
見本の間の色であれば、輸血用血液保存袋本体11への
放射線照射量は正常なものであり、両色見本の外側の色
であった場合には放射線照射線量の過不足があると判断
され、不足のものについては、放射線の再照射、過多の
ものについては廃棄等の処理を行うことになる。
【0016】本発明のように、放射線照射表示体13が
袋本体11に一体的に取着されて放射線が照射されるこ
とにより、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照
射後の輸血用血液保存袋として使用されることが、確実
に防止されると共に、照射線量の過不足がある場合の識
別ができ、それらに対する照切な処置をとることができ
る。
袋本体11に一体的に取着されて放射線が照射されるこ
とにより、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照
射後の輸血用血液保存袋として使用されることが、確実
に防止されると共に、照射線量の過不足がある場合の識
別ができ、それらに対する照切な処置をとることができ
る。
【0017】なお上述実施例では、放射線照射表示体1
3を袋本体11の図1中、上面側及び下面側の双方に取
着したがいずれか一方のみでもよく、また、袋本体11
の辺縁部に埋め込んでもよい。袋本体11の上面側及び
下面側の双方に取着した場合には、上面側が放射線照射
線量を、下面側が放射線透過線量を、各々感知すること
になる。放射線は輸血用血液入りの袋本体11の透過に
より減衰するので、上述実施例のように放射線照射表示
体13を袋本体11の上面側及び下面側の双方に取着す
ることは放射線照射が袋本体11内の血液全体に対して
有効に行われたかの判断に有用である。また、前述のよ
うに放射線照射表示体13を袋本体11の辺縁部に埋め
込むと、輸血用血液保存袋を数段に重ね合わせて同様に
放射線照射する場合に、上述実施例のように放射線照射
表示体13を袋本体11の上,下両面側に取着すること
の代替とすることができる。
3を袋本体11の図1中、上面側及び下面側の双方に取
着したがいずれか一方のみでもよく、また、袋本体11
の辺縁部に埋め込んでもよい。袋本体11の上面側及び
下面側の双方に取着した場合には、上面側が放射線照射
線量を、下面側が放射線透過線量を、各々感知すること
になる。放射線は輸血用血液入りの袋本体11の透過に
より減衰するので、上述実施例のように放射線照射表示
体13を袋本体11の上面側及び下面側の双方に取着す
ることは放射線照射が袋本体11内の血液全体に対して
有効に行われたかの判断に有用である。また、前述のよ
うに放射線照射表示体13を袋本体11の辺縁部に埋め
込むと、輸血用血液保存袋を数段に重ね合わせて同様に
放射線照射する場合に、上述実施例のように放射線照射
表示体13を袋本体11の上,下両面側に取着すること
の代替とすることができる。
【0018】次に、本発明の第二の実施例について図4
及び図5を参照して説明する。図4は本発明の輸血用血
液保存袋の第二の実施例を示す平面図である。図5は図
4中の放射線照射表示体の一例を示す斜視図である。図
4において、輸血用血液が入れられる袋本体11は図1
のものと同じであるが、放射線照射表示体13a及びポ
ケット18の取り付け位置が異なる。
及び図5を参照して説明する。図4は本発明の輸血用血
液保存袋の第二の実施例を示す平面図である。図5は図
4中の放射線照射表示体の一例を示す斜視図である。図
4において、輸血用血液が入れられる袋本体11は図1
のものと同じであるが、放射線照射表示体13a及びポ
ケット18の取り付け位置が異なる。
【0019】第二の実施例では放射線照射表示体13a
は図5に示す如く構成されている。台紙17上に円板状
に形成された感放射線物質14及びフィルタ付感放射線
物質19とこの感放射線物質の放射線照射前後の色見本
15,16が配されている。放射線照射後の色見本とし
ては、下限値色見本16aを用いる。フィルタ付感放射
線物質19は、感放射線物質14の前後に透明で放射線
を吸収するフィルタ20を取り付けたものである。フィ
ルタ20としては鉛ガラス等を用いればよい。このフィ
ルタ20の使用目的は感放射線物質14が受ける放射線
量を適当に減ずることにあり、この場合50Gyの放射
線照射を受けたときこれを15Gyに、(30%の線量
に)減弱する必要がある。フィルタの選定にあたっては
放射線の線質を考慮してフィルタの材質(組成),厚さ
等を決めなければならない。
は図5に示す如く構成されている。台紙17上に円板状
に形成された感放射線物質14及びフィルタ付感放射線
物質19とこの感放射線物質の放射線照射前後の色見本
15,16が配されている。放射線照射後の色見本とし
ては、下限値色見本16aを用いる。フィルタ付感放射
線物質19は、感放射線物質14の前後に透明で放射線
を吸収するフィルタ20を取り付けたものである。フィ
ルタ20としては鉛ガラス等を用いればよい。このフィ
ルタ20の使用目的は感放射線物質14が受ける放射線
量を適当に減ずることにあり、この場合50Gyの放射
線照射を受けたときこれを15Gyに、(30%の線量
に)減弱する必要がある。フィルタの選定にあたっては
放射線の線質を考慮してフィルタの材質(組成),厚さ
等を決めなければならない。
【0020】ポケット18の取り付け位置は袋本体11
の端部が適当で、特にフィルタ付感放射線物質19を血
液とオーバラップしない位置に配することが必要であ
る。フィルタ付感放射線物質19は放射線を吸収するの
で、その裏側にある血液が受ける放射線照射量が低下す
るのでそれを防ぐためである。本実施例の場合は、放射
線照射表示体は1個だけあればよいから、ポケット18
も1個だけ取り付ければよい。
の端部が適当で、特にフィルタ付感放射線物質19を血
液とオーバラップしない位置に配することが必要であ
る。フィルタ付感放射線物質19は放射線を吸収するの
で、その裏側にある血液が受ける放射線照射量が低下す
るのでそれを防ぐためである。本実施例の場合は、放射
線照射表示体は1個だけあればよいから、ポケット18
も1個だけ取り付ければよい。
【0021】また、本実施例の場合も、本発明の第一の
実施例と同様に、袋本体11の辺縁部に埋め込んでも良
く、さらに、感放射線物質14,フィルタ付感放射線物
質19と色見本15,16とを別々の台紙に設けて輸血
用血液袋本体11に取着しても良い。本実施例の輸血用
血液入り袋本体11に放射線を必要な照射線量だけ照射
すると、放射線照射表示体13aの感放射線物質14及
びフィルタ付感放射線物質19が色変化を生ずる。この
時の色変化は感放射線物質14では下限値色見本16a
より強く変色するのに対し、フィルタ付感放射線物質1
9では未照射色見本15と下限値色見本16aとの間の
変色をする。感放射線物質14の変色が未照射色見本1
5と下限値色見本16aとの間の変色である場合には放
射線照射不足であり、またフィルタ付感放射線物質19
の変色が下限値色見本16aより強く変色している場合
には放射線照射過多であるので、本発明の第一の実施例
でも述べた如く各々の場合に応じて適宜処理をとる必要
がある。
実施例と同様に、袋本体11の辺縁部に埋め込んでも良
く、さらに、感放射線物質14,フィルタ付感放射線物
質19と色見本15,16とを別々の台紙に設けて輸血
用血液袋本体11に取着しても良い。本実施例の輸血用
血液入り袋本体11に放射線を必要な照射線量だけ照射
すると、放射線照射表示体13aの感放射線物質14及
びフィルタ付感放射線物質19が色変化を生ずる。この
時の色変化は感放射線物質14では下限値色見本16a
より強く変色するのに対し、フィルタ付感放射線物質1
9では未照射色見本15と下限値色見本16aとの間の
変色をする。感放射線物質14の変色が未照射色見本1
5と下限値色見本16aとの間の変色である場合には放
射線照射不足であり、またフィルタ付感放射線物質19
の変色が下限値色見本16aより強く変色している場合
には放射線照射過多であるので、本発明の第一の実施例
でも述べた如く各々の場合に応じて適宜処理をとる必要
がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
射線照射により色変化を生ずる感放射線物質を備えた放
射線照射表示体を袋本体に一体的に取着して輸血用血液
保存袋を構成し、放射線照射済み表示及び放射線照射量
が必要限度内に入っていることの判別を、上記感放射線
物質の色変化で行うようにしたので、感放射線物質の変
色と色見本を比較することにより、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の血液保存袋の判別及び放射線
照射量が所定の適正範囲内にあることの確認を容易に行
うことができる。その結果、放射線照射前の輸血用血液
保存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用さ
れることが防止されると共に、放射線を照射しすぎた輸
血用血液を用いて無駄な輸血をすることもなくなるの
で、GVHDに対する安全性を高められる。
射線照射により色変化を生ずる感放射線物質を備えた放
射線照射表示体を袋本体に一体的に取着して輸血用血液
保存袋を構成し、放射線照射済み表示及び放射線照射量
が必要限度内に入っていることの判別を、上記感放射線
物質の色変化で行うようにしたので、感放射線物質の変
色と色見本を比較することにより、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の血液保存袋の判別及び放射線
照射量が所定の適正範囲内にあることの確認を容易に行
うことができる。その結果、放射線照射前の輸血用血液
保存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用さ
れることが防止されると共に、放射線を照射しすぎた輸
血用血液を用いて無駄な輸血をすることもなくなるの
で、GVHDに対する安全性を高められる。
【図1】本発明の輸血用血液保存袋の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図1,図2中の放射線照射表示体の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の輸血用血液保存袋の第二の実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】図4中の放射線照射表示体の一例を示す斜視図
である。
である。
11 袋本体 12a 血液出し入れ口 12b 血液出し入れ口予備 13 放射線照射表示体 13a 放射線照射表示体 14 感放射線物質(放射線感光物質) 15 放射線照射前の感放射線物質の色見本 16 放射線照射後の感放射線物質の色見本 16a 下限放射線量照射後の色見本 16b 上限放射線量照射後の色見本 17 台紙 18 ポケット 19 フィルタ付感放射線物質 20 フィルタ
Claims (2)
- 【請求項1】放射線照射により色変化を生ずる感放射線
物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が一体的
に取着された輸血用血液入りの袋本体に放射線を照射す
ることにより前記感放射線物質に色変化を生じさせ放射
線照射済み表示を行わせる輸血用血液保存袋の放射線照
射済み表示方法において、前記放射線照射表示体に前記
輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大値と
最小値の間にあることを識別する手段を具備させたこと
を特徴とする輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方
法。 - 【請求項2】放射線照射により色変化を生ずる感放射線
物質を少なくとも備えてなる放射線照射表示体が袋本体
に一体的に取着されてなる放射線照射済み表示付き輸血
用血液保存袋において、前記放射線照射表示本体に前記
輸血用血液入りの袋本体への照射線量が所定の最大値と
最小値との間にあることを識別する手段を持たせたこと
を特徴とする放射線照射済み表示付き輸血用血液保存
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4267803A JPH0690992A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線照射済み表示付き輸血用血液保存袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4267803A JPH0690992A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線照射済み表示付き輸血用血液保存袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0690992A true JPH0690992A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17449818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4267803A Pending JPH0690992A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 輸血用血液保存袋の放射線照射済み表示方法及び放射線照射済み表示付き輸血用血液保存袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0690992A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007019484A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-15 | Spira International | Methods and systems for generating wind energy |
| US8779616B2 (en) | 2007-02-13 | 2014-07-15 | Ken Morgan | Wind-driven electricity generation device with segmented rotor |
| US8864440B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-10-21 | Sauer Energy, Incc. | Wind sail turbine |
| US8905704B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-12-09 | Sauer Energy, Inc. | Wind sail turbine |
| CN111544296A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-08-18 | 四川省人民医院 | 一种血液制品光能保藏袋 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4267803A patent/JPH0690992A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007019484A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-15 | Spira International | Methods and systems for generating wind energy |
| US8779616B2 (en) | 2007-02-13 | 2014-07-15 | Ken Morgan | Wind-driven electricity generation device with segmented rotor |
| US8864440B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-10-21 | Sauer Energy, Incc. | Wind sail turbine |
| US8905704B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-12-09 | Sauer Energy, Inc. | Wind sail turbine |
| CN111544296A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-08-18 | 四川省人民医院 | 一种血液制品光能保藏袋 |
| CN111544296B (zh) * | 2020-06-18 | 2024-03-12 | 四川省人民医院 | 一种血液制品光能保藏袋 |
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