JPH0691141A - 洗米排水再生処理方法およびその装置 - Google Patents

洗米排水再生処理方法およびその装置

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JPH0691141A
JPH0691141A JP24642192A JP24642192A JPH0691141A JP H0691141 A JPH0691141 A JP H0691141A JP 24642192 A JP24642192 A JP 24642192A JP 24642192 A JP24642192 A JP 24642192A JP H0691141 A JPH0691141 A JP H0691141A
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rice
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覺 井村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗米装置への洗米水の供給流量を確保し、か
つ、洗米水の水質汚濁を抑えて高品質な洗米を可能にし
ながら、水の循環使用により消費水量を低減し、しか
も、僅かな面積で処理が行なえ、処理コストも低廉であ
る洗米排水再生処理方法および装置を提供する。 【構成】 洗米装置からの洗米排水12を濾過機14に
より濾過して濾過液16を得る。濾過液16を限外濾過
膜17,20により濾過して膜透過水19,22を得
る。膜透過水19,22に清水27を添加してそのBO
Dが所定の値を超えないように調整しながら、洗米水2
4として再び洗米装置に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精白米を洗米する際に
排出される排水を再生処理する方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】研がずに炊けるいわゆる“無洗米”の製
造装置は本発明者によって既に提案されている(特願平
4−6363号)。これは、精白米を水により洗米し、
その後直ちに精白米の表面に付着した水を除去(乾燥)
することにより、食味と保管性に優れた無洗米を得よう
とするものである。
【0003】通常、洗米においては精白米の約3重量%
の糠、澱粉、蛋白質、油脂などが被除去物として洗米水
に溶解または懸濁させられて除去される。前記無洗米製
造装置は、通常、処理する精白米重量の1〜3倍の洗米
水を使用するので、これにより発生する洗米排水はBO
Dにして10000〜30000PPMという高濃度な
ものとなり、毎時1tもしくはそれ以上といった大量の
精白米を処理する場合、排水を河川や下水道に放流する
前に、排水処理設備により浄化することが必要となる。
このために設置されている洗米排水処理設備は生物処理
によるものが主流を占めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方式の洗
米排水処理設備は面積の広い沈澱槽、生物処理槽、汚泥
分離槽などを必要とするので、人口の集中した都市部へ
の立地を要する精米工場では、その設置場所を確保でき
ず、よって、精米工場に無洗米製造装置を導入したくて
もできないという問題があった。また、従来の洗米排水
処理設備は多量の水を使用し、その設備コストや運転コ
ストが高くつくという問題があり、さらに、従来の洗米
排水処理設備で処理された水は、浄化されているとはい
え再び洗米に使用するには適さず、したがって、処理水
の再使用により水の消費量を低減することなどは到底考
えられないことであった。
【0005】なお、水の消費量を低減するため洗米排水
を洗米に再使用するという考え方は、例えば特公昭50
−11968号公報や特開昭63−148940号公報
に見られるように従来から存在したが、これらは洗米排
水を濾過せずそのまま再使用したり、濾過してもせいぜ
い洗米排水の濁度を低下させる程度のものであって、そ
のため洗米水のBODが高くなり、洗った精白米を米菓
に加工するような場合はともかく、飯用米として炊飯し
た場合は米飯に糠臭が感じられるという欠点が避けられ
なかった。
【0006】本発明は、以上のような問題を解決するた
め、洗米装置への洗米水の供給流量を確保し、かつ、洗
米水の水質汚濁を抑えて高品質な洗米を可能にしなが
ら、水の循環使用により消費水量を低減し、しかも、僅
かな面積で処理が行なえ、処理コストも低廉である洗米
排水再生処理方法および装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の洗米排水再生処理方法は、洗米装置からの
洗米排水を濾過機により濾滓と濾過液とに分離した後、
該濾過液を限外濾過膜により濃縮液と膜透過水とに分離
するとともに、該膜透過水に所定量の清水を添加するこ
とによりそのBODが所定の値を超えないように調整し
ながら洗米水として洗米装置に供給することを特徴とす
るものである。
【0008】また、洗米装置の運転休止時に洗米水を0
〜5℃に冷却して保管し、運転時にはこれを25℃前後
に加温して洗米装置に供給したり、濾過機からの濾滓お
よび限外濾過膜からの濃縮液を蒸発させて乾燥固体を得
たり、濾過機からの濾滓および限外濾過膜からの濃縮液
を蒸発させる際に発生する水蒸気を凝縮させてドレン水
として取り出したりすることを特徴とするものである。
【0009】さらに、本発明の洗米排水再生処理装置
は、洗米装置からの洗米排水を濾滓と濾過液とに分離す
る濾過機と、該濾過機からの濾過液を濃縮液と膜透過水
とに分離する複数の限外濾過膜と、前記濾過機からの濾
滓および限外濾過膜からの濃縮液を蒸発させて乾燥固体
を得るための加熱乾燥機とを備えるとともに、前記限外
濾過膜からの膜透過水を再び洗米水として洗米装置に供
給する洗米水の循環回路を形成したことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本発明においては、まず、洗米装置からの精白
米の被除去物を含んだ洗米排水は濾過機により、洗米排
水に浮遊している精白米の被除去物のうちSS性物質の
大部分を含む濾滓と、SS性物質の大部分を除去された
濾過液とに分離される。次いで濾過液は限外濾過膜によ
り、高分子物質を多量に含む濃縮液と、一定分子量以上
の高分子物質を除去された膜透過水とに分離される。膜
透過水には所定量の清水が添加され、そのBODを調整
されたのち再び洗米水として洗米装置に供給される。な
お、濾過機からの濾滓と限外濾過膜からの濃縮液とは固
形分の含有量の極めて多いものであり、種々の方法によ
り容易に処理される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明する。本
発明の洗米排水再生処理装置と組み合わせられる洗米装
置は、例えば図4のような無洗米製造装置である。これ
は、特願平4−6363号に提案されているものとほぼ
同じ構成を有するものであり、符号1は当該装置を全体
的に示す。この無洗米製造装置1は、原料タンク2と、
原料タンク2内の精白米を定量排出するスクリューフィ
ーダー3と、原料タンク2から排出された精白米を洗米
する一次洗米部4および二次洗米部5と、洗米後の精白
米を乾燥させる乾燥部6とから構成される。7,8およ
び9は、洗米水を供給する給水管であり、10および1
1は、洗米排水を排出する排水管である。
【0012】この無洗米製造装置1の作動は以下のよう
なものである。まず、原料タンク2に貯留された精白米
は、スクリューフィーダー3により一定流量で取り出さ
れて一次洗米部4に投入され、給水管7からの洗米水を
添加されるとともに、攪拌されて粒々摩擦を生ぜしめら
れ、糠等の被除去物は精白米から遊離し、被除去物を含
んだ洗米排水が排水管10から排出され、洗米された精
白米は二次洗米部5に投入される。二次洗米部5におい
ては、まず、給水管8からの洗米水によって精白米に付
着している被除去物が希釈され、次いで精白米は遠心脱
水されながら給水管9からの洗米水が注がれて被除去物
が濯ぎ洗われ、被除去物を含んだ洗米排水が排水管11
から排出され、脱水された精白米は乾燥部6に投入され
る。乾燥部6では、精白米の表面に僅かに残っている水
分が風により乾燥させられ、無洗米として排出される。
【0013】次いで、前記無洗米製造装置1と組み合わ
せられる、本発明による洗米排水再生処理装置を図1に
ついて説明する。13は無洗米製造装置1の排水管10
および11から排出される洗米排水12を貯留する排水
タンクであり、14は排水タンク13からの洗米排水を
濾滓15と濾過液16とに分離する濾過機である。濾過
機14は洗米排水中にあるSS性物質の大部分を捕集し
て濾滓15として取り出せるものであることが必要で、
かつ、後述する乾燥工程のために濾滓15の含水率を約
70%以下にできるものが望ましく、例えばフィルター
プレスなどが好適である。
【0014】17は濾過機14によりSS性物質の大半
が除かれた濾過液16を、濃縮液18と膜透過水19と
に分離する第一限外濾過膜で、この分画分子量は100
00程度が好適である。20は、第一限外濾過膜17に
よる濃縮液18をさらに濃縮して濃縮液21と膜透過水
22とに分離する第二限外濾過膜であり、この分画分子
量も第一限外濾過膜17と同様である。23は第一限外
濾過膜17および第二限外濾過膜20からの膜透過水1
9および22を貯留する洗米水タンクである。洗米水タ
ンク23内の水は、ポンプ(図示せず)により洗米水2
4として無洗米製造装置1の給水管7,8および9に供
給される。
【0015】25は洗米水タンク23内の水の温度を下
げる冷却器であり、26は低温保管されている洗米水2
4の温度を使用前に加温する加温器である。また、27
は洗米水タンク23に加えられる上水道からの清水であ
り、28は洗米水タンク23から排出されるオーバーフ
ロー排水28、29はオーバーフロー排水28に加えら
れる希釈水(清水)である。
【0016】30は濾過機14からの濾滓15および第
二限外濾過膜20からの濃縮液21を乾燥させて水蒸気
31と乾燥固体32とに分離する乾燥機である。乾燥機
30の方式は任意であるが、一般的には加熱乾燥機が好
適である。
【0017】次いで、上記実施例の作動について説明す
る。運転開始に先立って清水27を洗米水タンク23に
所定量まで注入する。そして、洗米水タンク23内の水
を洗米水24として無洗米製造装置1の給水管7,8お
よび9に供給して、無洗米製造装置1の運転を開始す
る。洗米水24の供給流量は、処理する精白米の流量の
1〜3倍(重量比)程度が好適であり、これ以下になる
と精白米に加える攪拌力や遠心力および風力などを強く
しなければ充分な洗米ができず、米の品質や食味を低下
させる可能性が高くなる。
【0018】給水管7,8および9に供給された洗米水
24は、無洗米製造装置1において洗米に供された後、
精白米の被除去物を含んで排水管10および11から排
出され、洗米排水12として排水タンク13に収容され
る。この時点でのBODは10000〜30000PP
M程度である。洗米排水12は次いで濾過機14を通過
させられ、洗米排水12中に浮遊している精白米の被除
去物のうち米粒の破片、澱粉粒子の大きいもの、糠層に
含まれていた繊維素などSS性物質の大部分が濾滓15
として除去された後、濾過液16として第一限外濾過膜
17に供給される。
【0019】第一限外濾過膜17の分画分子量は100
00程度であるので、濾過液16は分子量10000以
上の物質、例えば澱粉粒子の細かいもの、蛋白質、油脂
などを含む濃縮液18と、これら物質を除かれた膜透過
水19とに分離される。続いて濃縮液18は第二限外濾
過膜20に供給されて、分子量10000以上の物質が
さらに濃縮された濃縮液21と、膜透過水22とに分離
される。
【0020】膜透過水19および膜透過水22は合流さ
れて洗米水タンク23に投入・貯留されるが、この時点
ではSS性物質はゼロであり、BODもごく低い値であ
る。また、細菌類も大多数は除去されている。そして、
洗米水タンク23内の水は、再び洗米水24として無洗
米製造装置1の給水管7,8および9に供給される。本
実施例では以上のように無洗米製造装置1→排水タンク
13→濾過機14→第一限外濾過膜17→(第二限外濾
過膜20)→洗米水タンク23→無洗米製造装置1とい
う洗米水の循環回路が形成されるのである。
【0021】また、濾過機14からの濾滓15と第二限
外濾過膜20からの濃縮液21とは混合されて乾燥機3
0に供給され、ここで乾燥されて水蒸気31と乾燥固体
32とに分離され、水蒸気31は屋外に放出される。乾
燥固体32の成分は、澱粉を主とする栄養価の高いもの
であり、飼料などに利用できる。
【0022】なお、循環する洗米水は水蒸気31として
失われるほか、無洗米製造装置1の乾燥部6において蒸
発したり、無洗米製造装置1の全工程を通過する間に精
白米に吸収されたりして、一定量ずつ減少していくこと
になる。これを防ぐには、減少する洗米水と同量の水を
補給しながら運転すればよいように思われるが、それで
は洗米水に含まれる分子量10000以下の物質が徐々
に増えてBODが上昇していくことになり、これが約9
00PPMを超えると、洗米された精白米(無洗米)に
糠臭が残る可能性が高くなることがわかった。
【0023】以上のようなことから、洗米水のBODを
900PPM以下に抑えるため、単位時間当たりに失わ
れる洗米水の重量より若干多い流量の清水27が洗米水
タンク23に供給される。また、これにより所定量を超
える洗米水は、オーバーフロー排水28として排出され
る。オーバーフロー排水28には希釈水29が加えら
れ、そのBODを河川または下水道に放流する際の排水
基準値以下に下げてから放流される。
【0024】なお、実際には河川または下水道に放流す
る際のBODを一般的な排水基準値である50PPM以
下にして放流するには、添加する清水27の流量を精白
米の15〜20重量%とし、これにより洗米水のBOD
は150〜200PPMで平衡したので、排出されるオ
ーバーフロー排水28にその2〜3倍重量の希釈水29
を加えればよかった。なお、このときオーバーフロー排
水28と希釈水29とを合わせた総排水量は精白米の3
0〜40重量%であり、運転開始後の水の消費量、すな
わち清水27と希釈水29との流量の合計は精白米の3
5〜48重量%であった。従来、無洗米製造装置1の単
独運転では精白米の1〜3倍重量の水を消費し、これに
生物処理方式の排水処理設備を併設した場合は、その数
倍から数十倍もの水を消費しなければBODを排水基準
値以下にできなかったのに比べると、本発明の節水効果
は極めて大きいといえる。
【0025】しかも、本発明では洗米水の循環回路を有
するため、水の消費量が少ないにもかかわらず、処理す
る精白米の流量の1〜3倍重量(必要に応じそれ以上に
することも可能)の洗米水を供給することができ、豊富
な水量により米の品質や食味を低下させない洗米が可能
である。
【0026】なお、上記実施例では濾滓15および濃縮
液21を乾燥機30により乾燥させたが、乾燥機30は
必ずしも設けなくてよい。なぜなら、濾滓15および濃
縮液21は固形分の含有量の極めて多く、かつ、栄養価
に富むものであり、そのまま豚など家畜の飼料や農作物
の肥料などに利用できる場合もあるからである。また、
上記実施例では限外濾過膜を2基用いた例を示したが、
これを3基以上としてもよく、清水27を添加する場所
など細部も前記実施例に限定されるものではない。
【0027】また、上記実施例では、洗米装置として無
洗米製造装置1を例に挙げて説明を行なってきたが、本
発明と組み合わせられるのは無洗米製造装置に限られる
ものではなく、精白米を水により洗米する工程を有する
ものであればどのような洗米装置でもよく、炊飯工場な
どで用いられる従来の洗米装置からの洗米排水も本発明
により処理することが可能であるのはいうまでもない。
【0028】従来の排水処理設備では、その設備コスト
や設置面積は設備導入の大きな障害となったが、本発明
ではそれらが極めて僅かで済むので、従来、排水処理設
備を持つことのできなかった都市部の業者や中小規模の
業者も設備を導入することが可能となる。また、従来の
排水処理設備では多額の水道料金および下水道料金のほ
か、電気料金、生物処理用細菌代、汚泥処理費などが必
要で運転コストがかさんだが、本発明において運転コス
トとなるのはエネルギー代(電気料金、加熱乾燥機を用
いる場合はガス代または灯油代)および若干の上下水道
料金くらいで済み、トータルでの運転コストは従来の約
1/2以下に過ぎない。また、本発明では凝集剤などの
薬品を一切使用しないので安全であるうえ、簡潔な構成
につきオペレーションやメンテナンスが容易である。
【0029】なお、1日の運転終了後は装置内に存在す
る全ての洗米水を放流してもよいが、希釈してから放流
しなければならないので、水道料金および下水道料金が
高くつくことになる。そこで、図1のように冷却器25
および加温器26を設け、1日の運転終了後に冷却器2
5を適当な時間作動させて、洗米水タンク23内の洗米
水の温度を0〜5℃まで下げ、洗米水が腐敗しないよう
にして保管し、翌日再び無洗米製造装置1を運転すると
きは、加温器26を作動させて洗米水24の温度を25
℃前後に上昇させながら無洗米製造装置1に供給するよ
うにしてもよい。加温器26による加温は洗米の効率を
向上させるためと、第一限外濾過膜17および第二限外
濾過膜20における透水性を向上させるために行なうも
のであり、加温後の洗米水の温度は厳密に25℃である
必要はない。もちろん、洗米水タンク23内の洗米水の
水温が充分に上昇した後は加温器26は停止すればよ
い。
【0030】図2および図3は乾燥機30の一実施例を
示すものであり、箱状の本体フレーム33の内部は一部
を除き仕切板34により上下に分断されている。仕切板
34の下側にはモーター35により回転駆動されるドラ
ム36が設けられている。37は濾滓15および濃縮液
21をドラム36内に導入する導管であり、38は導管
37に穿設されたノズル孔である。39はガスバーナ
ー、40はドラム36の上部の内壁面に臨ませて本体フ
レーム33の外部から挿入されたスクリュースクレーパ
ー、41はスクリュースクレーパー40を回転駆動する
モーターである。42はスクリュースクレーパー40の
下側を囲うように設けられたトラフであり、43はトラ
フ42のモーター41側の底面に開設された排出口であ
る。また、44は熱ポンプであり、この熱ポンプ44は
圧縮機45と、本体フレーム33内の仕切板34の上側
に設けられ、その内部にフロンなどの冷媒の通路を有す
る冷却フィン46および放熱フィン47とにより構成さ
れる。48は冷却フィン46の下側に設けられた水受皿
であり、49は水受皿48に連結されたドレンパイプで
ある。なお、50はドラム36の一端側に臨ませて設け
られた電動ファンである。
【0031】ドラム36はモーター35により矢印イ方
向に回転させられながら、その側壁をガスバーナー39
により加熱されている。このドラム36の内壁面に濾滓
15と濃縮液21との混合物がノズル孔38から噴射さ
れると、熱により混合物の水分が蒸発させられて固形分
はドラム36の内壁面に展着させられる。そして、ドラ
ム36の回転によってスクリュースクレーパー40のあ
る位置に達すると、回転するスクリュースクレーパー4
0により掻き落とされてトラフ42上に落下し、さらに
スクリュースクレーパー40によりモーター41側に移
送されて、排出口43から排出される。
【0032】また、電動ファン50により矢印ロで示す
ような空気流が本体フレーム33の内部に生じており、
水蒸気を含んだ空気はドラム36の他端側から出て仕切
板34の上側に回り込み、冷却フィン46に達するとこ
の内部で冷媒が気化するときの熱を奪われることにより
水蒸気は冷却フィン46の表面に凝縮・結露させられて
流下し、水受皿48に滴下してドレンパイプ49からド
レン水として排出される。このように水蒸気が除かれて
乾燥させられた空気は、次いで放熱フィン47に達す
る。この内部では、圧縮機45により圧縮された冷媒が
凝縮するので、その際に生じる熱を与えられることによ
り空気は加熱され、その相対湿度がさらに低下させられ
て、電動ファン50により再びドラム36内に送り込ま
れる。
【0033】濾滓15と濃縮液21との混合物を乾燥さ
せる乾燥機を備える場合、乾燥機から発生する水蒸気は
若干の臭気を有するので住宅密集地などでは屋外に放出
するのは問題となることがあるが、この場合は以上のよ
うな乾燥機30を用いることにより臭気を外部へ出さな
いことが可能となる。なお、ドレン水はBODの低いも
のであり、そのまま河川や下水道に放流することができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、洗米装置と組み合わせて用いると、水の消費量を飛
躍的に節減できるにもかかわらず豊富な洗米水量を確保
でき、かつ、洗米水の汚濁を抑えるので高品質な洗米が
可能となり、また、排水処理に広い面積を必要とせず、
排水処理の設備コストや運転コストも従来に比べて大幅
に低減できるなど、極めて有用な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗米排水再生処理装置の一実施例
を説明する図である。
【図2】乾燥機の一実施例を説明する図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】無洗米製造装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洗米装置の一例としての無洗米製造装置 12 洗米排水 14 濾過機 15 濾滓 16 濾過液 17 第一限外濾過膜 18 濃縮液 19 膜透過水 20 第二限外濾過膜 21 濃縮液 22 膜透過水 24 洗米水 27 清水 30 乾燥機 49 ドレンパイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗米装置からの洗米排水を濾過機により
    濾滓と濾過液とに分離した後、該濾過液を限外濾過膜に
    より濃縮液と膜透過水とに分離するとともに、該膜透過
    水に所定量の清水を添加することによりそのBODが所
    定の値を超えないように調整しながら洗米水として洗米
    装置に供給することを特徴とする洗米排水再生処理方
    法。
  2. 【請求項2】 洗米装置の運転休止時に洗米水を0〜5
    ℃に冷却して保管し、運転時にはこれを25℃前後に加
    温して洗米装置に供給することを特徴とする請求項1記
    載の洗米排水再生処理方法。
  3. 【請求項3】 濾過機からの濾滓および限外濾過膜から
    の濃縮液を蒸発させて乾燥固体を得ることを特徴とする
    請求項1または2記載の洗米排水再生処理方法。
  4. 【請求項4】 濾過機からの濾滓および限外濾過膜から
    の濃縮液を蒸発させる際に発生する水蒸気を凝縮させて
    ドレン水として取り出すことを特徴とする請求項3記載
    の洗米排水再生処理方法。
  5. 【請求項5】 洗米装置からの洗米排水を濾滓と濾過液
    とに分離する濾過機と、該濾過機からの濾過液を濃縮液
    と膜透過水とに分離する複数の限外濾過膜と、前記濾過
    機からの濾滓および限外濾過膜からの濃縮液を蒸発させ
    て乾燥固体を得るための加熱乾燥機とを備えるととも
    に、前記限外濾過膜からの膜透過水を再び洗米水として
    洗米装置に供給する洗米水の循環回路を形成したことを
    特徴とする洗米排水再生処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011018A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Panasonic Corp 自動洗米炊飯器
JPWO2016190388A1 (ja) * 2015-05-27 2017-06-15 三菱ケミカル株式会社 廃水の処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012011018A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Panasonic Corp 自動洗米炊飯器
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