JPH0691166A - 棒状活性炭およびその製造方法 - Google Patents
棒状活性炭およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0691166A JPH0691166A JP4244463A JP24446392A JPH0691166A JP H0691166 A JPH0691166 A JP H0691166A JP 4244463 A JP4244463 A JP 4244463A JP 24446392 A JP24446392 A JP 24446392A JP H0691166 A JPH0691166 A JP H0691166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- rod
- shaped
- fibrous
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の粒状活性炭および繊維状活性炭に代わ
るガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな活性炭の提
供。 【構成】 多数の繊維状活性炭がスペーサーを介し、バ
インダーで部分的に相互に固定され棒状体をなし、該繊
維状活性炭間に空隙を有する棒状活性炭。
るガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな活性炭の提
供。 【構成】 多数の繊維状活性炭がスペーサーを介し、バ
インダーで部分的に相互に固定され棒状体をなし、該繊
維状活性炭間に空隙を有する棒状活性炭。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気中に放散されるガ
ソリン等の揮発性炭化水素の除去、あるいは臭気、ガス
状の有害物質の除去、あるいは上水、排水等中の有害物
質の除去に用いて好適な棒状活性炭およびその製造方法
に関するものである。
ソリン等の揮発性炭化水素の除去、あるいは臭気、ガス
状の有害物質の除去、あるいは上水、排水等中の有害物
質の除去に用いて好適な棒状活性炭およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国の、自動車保有台数は、とどまる
ことを知らないモータリゼーションの波に乗り急速に増
加している。その大部分はガソリン車であり、莫大な量
のガソリンが流通、消費されている。ガソリンの流通、
消費の課程で大気に放散するガソリン蒸気は、光化学ス
モッグの発生原因、地球の温暖化(温室効果ガス)等の
原因となり、その放出量の削減は、地球環境を保護して
いく上で重要である。
ことを知らないモータリゼーションの波に乗り急速に増
加している。その大部分はガソリン車であり、莫大な量
のガソリンが流通、消費されている。ガソリンの流通、
消費の課程で大気に放散するガソリン蒸気は、光化学ス
モッグの発生原因、地球の温暖化(温室効果ガス)等の
原因となり、その放出量の削減は、地球環境を保護して
いく上で重要である。
【0003】従来、ガソリンタンクやキャブレターから
のガソリン蒸気の大気への放散を防ぐ方法として、粒状
活性炭充填層、所謂、キャニスターで放出口をマスクす
る方法が取られてきた。駐車時、即ち自動車が走行を停
止するとキャブレター、フロートタンク、ガソリンタン
クにエンジン部の熱が伝わり、気化したガソリンは大気
に放散しようとする。放出口がなければ、圧力がかかる
ことになるため、粒状活性炭充填層を介して外気に通じ
ガソリン蒸気を粒状活性炭に吸着する。自動車が高速走
行に入った時、この粒状活性炭層を通じてエンジンに空
気を送り込むことにより、吸着していたガソリン蒸気が
脱離されエンジン室でキャブレターからのガソリン蒸気
とともに燃焼する。この吸着脱着では、圧力作動弁を用
いて、キャブレターおよびマニホールドの圧力によっ
て、粒状活性炭充填層での吸着と脱離の切り替えをおこ
なっている。また給油時には、放出口がなければ圧力が
かかることになるため、エンジン停止時と同様、粒状活
性炭充填層を介して外気に通じガソリン蒸気を粒状活性
炭に吸着する。また、このようなガソリン蒸気の放散
は、夜間と昼間の温度変化によっても引き起こされ、こ
のときもガソリン蒸気は粒状活性炭層に吸着保持され
る。
のガソリン蒸気の大気への放散を防ぐ方法として、粒状
活性炭充填層、所謂、キャニスターで放出口をマスクす
る方法が取られてきた。駐車時、即ち自動車が走行を停
止するとキャブレター、フロートタンク、ガソリンタン
クにエンジン部の熱が伝わり、気化したガソリンは大気
に放散しようとする。放出口がなければ、圧力がかかる
ことになるため、粒状活性炭充填層を介して外気に通じ
ガソリン蒸気を粒状活性炭に吸着する。自動車が高速走
行に入った時、この粒状活性炭層を通じてエンジンに空
気を送り込むことにより、吸着していたガソリン蒸気が
脱離されエンジン室でキャブレターからのガソリン蒸気
とともに燃焼する。この吸着脱着では、圧力作動弁を用
いて、キャブレターおよびマニホールドの圧力によっ
て、粒状活性炭充填層での吸着と脱離の切り替えをおこ
なっている。また給油時には、放出口がなければ圧力が
かかることになるため、エンジン停止時と同様、粒状活
性炭充填層を介して外気に通じガソリン蒸気を粒状活性
炭に吸着する。また、このようなガソリン蒸気の放散
は、夜間と昼間の温度変化によっても引き起こされ、こ
のときもガソリン蒸気は粒状活性炭層に吸着保持され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地球環境を保護してい
く上で、光化学スモッグの発生原因、地球の温暖化(温
室効果ガス)等の原因となる自動車用ガソリン蒸気の駐
車時および給油時の放散を完全になくすことが求められ
ている。現行、排気量1500ccから2000ccクラスの自動車
では、 300から500 グラムの粒状活性炭を1000cc程度の
キャニスターに充填し用いている。
く上で、光化学スモッグの発生原因、地球の温暖化(温
室効果ガス)等の原因となる自動車用ガソリン蒸気の駐
車時および給油時の放散を完全になくすことが求められ
ている。現行、排気量1500ccから2000ccクラスの自動車
では、 300から500 グラムの粒状活性炭を1000cc程度の
キャニスターに充填し用いている。
【0005】一般に、キャニスター用に用いる活性炭の
性能は、ブタン有効吸着量で評価され、我が国の乗用車
には、ブタン有効吸着量が7g/100cc 程度のものが開
発され使用されている。しかしながら、この現行の粒状
活性炭層からなるキャニスターでは、ガソリン蒸気の放
散を効果的に吸着するには十分でない。そこで、放散量
の削減を成し遂げるために、現行の粒状活性炭層の増量
が考えられる。
性能は、ブタン有効吸着量で評価され、我が国の乗用車
には、ブタン有効吸着量が7g/100cc 程度のものが開
発され使用されている。しかしながら、この現行の粒状
活性炭層からなるキャニスターでは、ガソリン蒸気の放
散を効果的に吸着するには十分でない。そこで、放散量
の削減を成し遂げるために、現行の粒状活性炭層の増量
が考えられる。
【0006】すなわち、キャニスターの大型化である。
駐車時および給油時の放散量に見合う粒状活性炭量は、
現状の4から5倍、キャニスターの容積で4000ccから50
00cc程度となる。このように大型のキャニスターは、空
気による脱離時の圧力損失が増大し、圧力作動弁を用い
てのキャブレターおよびマニホールドの圧力による粒状
活性炭充填層での吸着と脱離の切り替えに不利である。
さらに、エンジン室を大型のキャニスターが占めること
で、自動車の有効容積を低減させ、車体重量を増加さ
せ、地球環境問題で強く求められている燃料比率の向上
を困難にする。このように、キャニスターの大型化で
は、圧力損失の増大、車体重量の増加を引き起こす問題
があった。
駐車時および給油時の放散量に見合う粒状活性炭量は、
現状の4から5倍、キャニスターの容積で4000ccから50
00cc程度となる。このように大型のキャニスターは、空
気による脱離時の圧力損失が増大し、圧力作動弁を用い
てのキャブレターおよびマニホールドの圧力による粒状
活性炭充填層での吸着と脱離の切り替えに不利である。
さらに、エンジン室を大型のキャニスターが占めること
で、自動車の有効容積を低減させ、車体重量を増加さ
せ、地球環境問題で強く求められている燃料比率の向上
を困難にする。このように、キャニスターの大型化で
は、圧力損失の増大、車体重量の増加を引き起こす問題
があった。
【0007】また、近年、繊維状活性炭が単位重量あた
りのガソリン蒸気の吸着容量が大きいことから、粒状活
性炭に代わって注目されている。しかしながら、繊維状
活性炭は繊維集合体としては強度が弱く、作業性が悪
く、取り扱い難く、飛散し易く、形状維持性が悪く、充
填して使用する場合、空隙率が高く、充填密度が低く、
このため単位容積当たりのガソリン蒸気の吸着容量が小
さいという問題点がある。充填密度を高めて使用する場
合は、粒状活性炭に比較して、吸着質を含む流体及び脱
着用流体を流通した場合の圧力損失が高くなるという問
題点がある。
りのガソリン蒸気の吸着容量が大きいことから、粒状活
性炭に代わって注目されている。しかしながら、繊維状
活性炭は繊維集合体としては強度が弱く、作業性が悪
く、取り扱い難く、飛散し易く、形状維持性が悪く、充
填して使用する場合、空隙率が高く、充填密度が低く、
このため単位容積当たりのガソリン蒸気の吸着容量が小
さいという問題点がある。充填密度を高めて使用する場
合は、粒状活性炭に比較して、吸着質を含む流体及び脱
着用流体を流通した場合の圧力損失が高くなるという問
題点がある。
【0008】本発明は、従来の粒状活性炭および繊維状
活性炭に代わるガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな
活性炭およびその製造法、さらには該活性炭を用いた炭
化水素類の吸着装置を提供するのを目的とするものであ
る。
活性炭に代わるガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな
活性炭およびその製造法、さらには該活性炭を用いた炭
化水素類の吸着装置を提供するのを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために鋭意研究した結果、下記の発明に至った。
すなわち本発明は、多数の繊維状活性炭がスペーサーを
介し、バインダーで部分的に相互に固定され棒状体をな
し、該繊維状活性炭間に空隙を有する棒状活性炭であ
り、また本発明は、この棒状活性炭をガスの流れる方向
に並行させて充填した炭化水素類の吸着装置であり、ま
た本発明は、棒状活性炭の製造方法とし、ストランド状
炭素質繊維に微粉体状のスペーサーを導入した後、不融
化処理を施し次いでバインダーを含有する溶剤を含浸さ
せ、脱溶剤の後、炭化処理に引き続き賦活化処理を施す
ものである。
決するために鋭意研究した結果、下記の発明に至った。
すなわち本発明は、多数の繊維状活性炭がスペーサーを
介し、バインダーで部分的に相互に固定され棒状体をな
し、該繊維状活性炭間に空隙を有する棒状活性炭であ
り、また本発明は、この棒状活性炭をガスの流れる方向
に並行させて充填した炭化水素類の吸着装置であり、ま
た本発明は、棒状活性炭の製造方法とし、ストランド状
炭素質繊維に微粉体状のスペーサーを導入した後、不融
化処理を施し次いでバインダーを含有する溶剤を含浸さ
せ、脱溶剤の後、炭化処理に引き続き賦活化処理を施す
ものである。
【0010】
【作用】図1は本発明の棒状活性炭の説明図であり、図
2(a)はその部分拡大図、(b)はその断面図であ
る。本発明の棒状活性炭は、図1、図2に示すように多
数の繊維状活性炭1がスペーサー2を介してバインダー
3で部分的に固定され全体として棒状体をなし、かつ繊
維状活性炭間に空隙5を有している。
2(a)はその部分拡大図、(b)はその断面図であ
る。本発明の棒状活性炭は、図1、図2に示すように多
数の繊維状活性炭1がスペーサー2を介してバインダー
3で部分的に固定され全体として棒状体をなし、かつ繊
維状活性炭間に空隙5を有している。
【0011】従って、本発明の棒状活性炭は、繊維状活
性炭を棒(ストランド)の軸方向に高度に配向してお
り、繊維密度の高い構造とすることができる。その結
果、二元構造の粒状活性炭に比較して高吸着量が達成さ
れた。また、繊維状活性炭間にスペーサー2を均一分散
させることができるので、合い接近する繊維状活性炭間
に形成される空隙5が繊維中心部まで均一に分散した構
造となり、吸着質および脱着用ガスの拡散が容易とな
り、粒状活性炭と比較して高い吸着速度および空気によ
る脱着速度を得ることができる。
性炭を棒(ストランド)の軸方向に高度に配向してお
り、繊維密度の高い構造とすることができる。その結
果、二元構造の粒状活性炭に比較して高吸着量が達成さ
れた。また、繊維状活性炭間にスペーサー2を均一分散
させることができるので、合い接近する繊維状活性炭間
に形成される空隙5が繊維中心部まで均一に分散した構
造となり、吸着質および脱着用ガスの拡散が容易とな
り、粒状活性炭と比較して高い吸着速度および空気によ
る脱着速度を得ることができる。
【0012】また、本発明の棒状活性炭はスペーサー2
を介して繊維状活性炭1をバインダー3により部分的に
固定した構造としたので、単に活性炭繊維を束ねたもの
と比較して、強度の高い棒状構造とすることができ、実
用に供することができる活性炭強度が達成された。ま
た、スペーサー2を熱伝導性のよい物質で構成すること
により、合い接近する繊維状活性炭1間の熱伝導度が向
上するので、単なる活性体繊維の束あるいは粒状活性炭
と比較して棒状活性炭の吸着および脱着時の熱伝導性を
向上させることができる。
を介して繊維状活性炭1をバインダー3により部分的に
固定した構造としたので、単に活性炭繊維を束ねたもの
と比較して、強度の高い棒状構造とすることができ、実
用に供することができる活性炭強度が達成された。ま
た、スペーサー2を熱伝導性のよい物質で構成すること
により、合い接近する繊維状活性炭1間の熱伝導度が向
上するので、単なる活性体繊維の束あるいは粒状活性炭
と比較して棒状活性炭の吸着および脱着時の熱伝導性を
向上させることができる。
【0013】また、本発明の棒状吸着材を吸着質の流れ
方向に並行する方向に密充填するように設けることによ
り、粒状活性炭充填層と比較して充填容積あたりの炭化
水素類の吸着容量を大とすることができるとともに、吸
着質および脱着用流体の流路が屈曲しない構造となり、
流体流入流出時の圧力損失を低減することができる。ま
た、棒状吸着材を吸着質の流れ方向に密充填するように
設けることにより、合い接近する棒状脱着材充填体間の
対流および熱伝導が向上し、粒状活性炭充填層を用いる
炭化水素類の吸着装置と比較して、炭化水素を吸着し、
空気で脱着する炭化水素類の吸着装置(キャニスター)
の有効吸着量を大とすることができる。
方向に並行する方向に密充填するように設けることによ
り、粒状活性炭充填層と比較して充填容積あたりの炭化
水素類の吸着容量を大とすることができるとともに、吸
着質および脱着用流体の流路が屈曲しない構造となり、
流体流入流出時の圧力損失を低減することができる。ま
た、棒状吸着材を吸着質の流れ方向に密充填するように
設けることにより、合い接近する棒状脱着材充填体間の
対流および熱伝導が向上し、粒状活性炭充填層を用いる
炭化水素類の吸着装置と比較して、炭化水素を吸着し、
空気で脱着する炭化水素類の吸着装置(キャニスター)
の有効吸着量を大とすることができる。
【0014】このように、本発明は、繊維状活性炭、バ
インダーおよびスペーサーで構成され、バインダーでス
ペーサー、繊維状活性炭を部分的に固定し、繊維状活性
炭間に空隙を有し、繊維状活性炭が軸方向に高度に配向
して棒状に成型されているので、粒状活性炭および活性
炭素繊維等既存の活性炭と比較して、高吸着容量、高い
吸着速度および空気による脱着速度、実用に供する活性
炭強度および熱伝導性の点で優れている。
インダーおよびスペーサーで構成され、バインダーでス
ペーサー、繊維状活性炭を部分的に固定し、繊維状活性
炭間に空隙を有し、繊維状活性炭が軸方向に高度に配向
して棒状に成型されているので、粒状活性炭および活性
炭素繊維等既存の活性炭と比較して、高吸着容量、高い
吸着速度および空気による脱着速度、実用に供する活性
炭強度および熱伝導性の点で優れている。
【0015】さらに、本発明によれば、該棒状吸着材を
吸着質の流れ方向に並行する方向に密充填するよう設け
てなる炭化水素類の吸着装置(キャニスター)は、充填
容積あたりの炭化水素類の吸着容量が大で、かつ流体流
入流出時の圧力損失が低く、かつ炭化水素を吸着し、空
気で脱着する際の炭化水素類の有効吸着量を大とするこ
と等の点で、粒状活性炭及び活性炭素繊維等既存の活性
炭充填層よりなる炭化水素類の吸着装置(キャニスタ
ー)より優れている。
吸着質の流れ方向に並行する方向に密充填するよう設け
てなる炭化水素類の吸着装置(キャニスター)は、充填
容積あたりの炭化水素類の吸着容量が大で、かつ流体流
入流出時の圧力損失が低く、かつ炭化水素を吸着し、空
気で脱着する際の炭化水素類の有効吸着量を大とするこ
と等の点で、粒状活性炭及び活性炭素繊維等既存の活性
炭充填層よりなる炭化水素類の吸着装置(キャニスタ
ー)より優れている。
【0016】次に、棒状活性炭の製造法について詳細に
記述する。棒状活性炭は、ストランド状炭素質繊維に微
粉スペーサーを導入し、不融化後、バインダーを含有す
る溶剤を含浸させ脱溶剤し、その後炭化、賦活化するこ
とにより得られる。ストランド状炭素質繊維に微粉体状
のスペーサーを導入する方法は、特公平1−33573 号公
報や特公平4−1091号公報等に記載されているように、
例えば、コールタールを原料とし、キノリン不溶分40%
を含む光学的異方性ピッチを溶融紡糸し、フィラメント
径13μm、フィラメント数2000のピッチ繊維ストランド
を得、次に、このストランドを平均粒子径 0.6μmの天
然リン片状黒鉛粉末10%を含むエタノール分散液に浸漬
することにより得られる。
記述する。棒状活性炭は、ストランド状炭素質繊維に微
粉スペーサーを導入し、不融化後、バインダーを含有す
る溶剤を含浸させ脱溶剤し、その後炭化、賦活化するこ
とにより得られる。ストランド状炭素質繊維に微粉体状
のスペーサーを導入する方法は、特公平1−33573 号公
報や特公平4−1091号公報等に記載されているように、
例えば、コールタールを原料とし、キノリン不溶分40%
を含む光学的異方性ピッチを溶融紡糸し、フィラメント
径13μm、フィラメント数2000のピッチ繊維ストランド
を得、次に、このストランドを平均粒子径 0.6μmの天
然リン片状黒鉛粉末10%を含むエタノール分散液に浸漬
することにより得られる。
【0017】ストランド状炭素質繊維は、ピッチ繊維、
PAN繊維、フェノール樹脂繊維を用いることができ
る。スペーサーは、サブミクロンの粒子であればよく、
特に限定されないが、望ましくは窒化ボロン、酸化チタ
ン、酸化チタンウイスカー、酸化硅素、酸化アルミニウ
ム等の熱伝導性のよいセラミックがよい。
PAN繊維、フェノール樹脂繊維を用いることができ
る。スペーサーは、サブミクロンの粒子であればよく、
特に限定されないが、望ましくは窒化ボロン、酸化チタ
ン、酸化チタンウイスカー、酸化硅素、酸化アルミニウ
ム等の熱伝導性のよいセラミックがよい。
【0018】スペーサーの分散媒としてはメタノール、
エタノール、アセトン等の有機溶媒、水等が用いられ
る。繊維間の間隔(隙間)は、繊維径Dの10分の1以下
が好ましい。バインダーとしては、フェノール樹脂、フ
ラン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール、コー
ルタールピッチ、コールタール、石油ピッチ等が挙げら
れる。
エタノール、アセトン等の有機溶媒、水等が用いられ
る。繊維間の間隔(隙間)は、繊維径Dの10分の1以下
が好ましい。バインダーとしては、フェノール樹脂、フ
ラン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール、コー
ルタールピッチ、コールタール、石油ピッチ等が挙げら
れる。
【0019】バインダーの溶剤としては、メタノール、
アセトン等の有機溶剤、ナフタレン等の芳香族炭化水素
が例示される。次に、実施例に基づいて本発明をより詳
細に説明する。
アセトン等の有機溶剤、ナフタレン等の芳香族炭化水素
が例示される。次に、実施例に基づいて本発明をより詳
細に説明する。
【0020】
実施例1 コールタールを原料として熱処理し、ベンゼン不溶分を
56重量%含む光学的等方性ピッチを溶融紡糸しフィラメ
ント径13μm、フィラメント数4000のピッチ繊維ストラ
ンドを得た。得られたピッチ繊維ストランドを平均粒径
0.8μmの窒化ボロンを5重量%を含むエタノール分散
液に含浸した。この処理ストランドを酸素雰囲気中で、
5℃/分の昇温速度で、 300℃まで不融化した。得られ
た不融化繊維は窒化ボロンが繊維間に取り込まれてい
た。得られた不融化繊維ストランドをコールタールピッ
チ20重量%を含むナフタレン溶液(溶液温度は、 200
℃)に浸し含浸処理をした。この含浸繊維ストランドを
窒素ガス雰囲気中で、 600℃まで炭化処理した。得られ
た炭化ストランドを繊維長50mmに切断、加熱炉中で、水
蒸気を流通させながら、 950℃で賦活化した。得られた
棒状活性炭の収率はピッチ繊維重量に対して30重量%
で、繊維長は38mmで、BET法による比表面積は1750m
2 /gであり、水銀ポロシメーターで測定される棒状活
性炭内空隙率は0.15であった。
56重量%含む光学的等方性ピッチを溶融紡糸しフィラメ
ント径13μm、フィラメント数4000のピッチ繊維ストラ
ンドを得た。得られたピッチ繊維ストランドを平均粒径
0.8μmの窒化ボロンを5重量%を含むエタノール分散
液に含浸した。この処理ストランドを酸素雰囲気中で、
5℃/分の昇温速度で、 300℃まで不融化した。得られ
た不融化繊維は窒化ボロンが繊維間に取り込まれてい
た。得られた不融化繊維ストランドをコールタールピッ
チ20重量%を含むナフタレン溶液(溶液温度は、 200
℃)に浸し含浸処理をした。この含浸繊維ストランドを
窒素ガス雰囲気中で、 600℃まで炭化処理した。得られ
た炭化ストランドを繊維長50mmに切断、加熱炉中で、水
蒸気を流通させながら、 950℃で賦活化した。得られた
棒状活性炭の収率はピッチ繊維重量に対して30重量%
で、繊維長は38mmで、BET法による比表面積は1750m
2 /gであり、水銀ポロシメーターで測定される棒状活
性炭内空隙率は0.15であった。
【0021】かかる棒状活性炭を図3に示すように吸着
カラムに吸着質の流れ方向に並行する方向に密充填し、
25℃の温度でブタンを飽和するまで吸着させ、吸着剤層
の 650倍の窒素ガスでブタン脱着し、ブタン有効吸着量
を測定した。測定されたブタン有効吸着量は14.2g/10
0cc であった。 比較例1 実施例1に記載の方法で製造した光学的等方性ピッチを
粉砕し、ふるい分け、平均粒径 1.2mmのピッチを得た。
流動層にピッチを挿入し、空気を18cm/秒の空塔速度で
流通させて、 300℃まで昇温して不融化処理した。得ら
れた不融化粒子を粉砕、分級して、平均粒度15μmの不
融化ピッチを得た。得られた不融化ピッチを転動造粒機
で、軟化点 110℃の痕跡量のキノリン不溶分を含む石炭
系ピッチ10重量%と混合して造粒し、平均粒径4mmの球
状不融化粒子を得た。得られた球状不融化粒子をキルン
炉を用いて、水蒸気を流通させながら、 950℃で賦活化
した。得られた球状活性炭の収率は、ピッチ重量に対し
て18重量%であり、平均の粒子径は2.0mm 、BET法に
よる比表面積は1310m2 /gであった。
カラムに吸着質の流れ方向に並行する方向に密充填し、
25℃の温度でブタンを飽和するまで吸着させ、吸着剤層
の 650倍の窒素ガスでブタン脱着し、ブタン有効吸着量
を測定した。測定されたブタン有効吸着量は14.2g/10
0cc であった。 比較例1 実施例1に記載の方法で製造した光学的等方性ピッチを
粉砕し、ふるい分け、平均粒径 1.2mmのピッチを得た。
流動層にピッチを挿入し、空気を18cm/秒の空塔速度で
流通させて、 300℃まで昇温して不融化処理した。得ら
れた不融化粒子を粉砕、分級して、平均粒度15μmの不
融化ピッチを得た。得られた不融化ピッチを転動造粒機
で、軟化点 110℃の痕跡量のキノリン不溶分を含む石炭
系ピッチ10重量%と混合して造粒し、平均粒径4mmの球
状不融化粒子を得た。得られた球状不融化粒子をキルン
炉を用いて、水蒸気を流通させながら、 950℃で賦活化
した。得られた球状活性炭の収率は、ピッチ重量に対し
て18重量%であり、平均の粒子径は2.0mm 、BET法に
よる比表面積は1310m2 /gであった。
【0022】かかる球状活性炭を吸着カラムに充填し、
25℃の温度で、ブタンを飽和するまで吸着させ、吸着剤
層の 650倍の窒素ガスでブタン脱着し、ブタン有効吸着
量を測定した。測定されたブタン有効吸着量は 4.2g/
100cc であった。これら、実施例、比較例から本発明の
有効性が理解される。なお、前記実施例では、熱溶融性
ピッチとして全面光学的等方性ピッチの場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく光学的異方性
のピッチでもよく、基本的には紡糸条件で固体および気
体などを含まない、均質な流動特性を有する紡糸用ピッ
チであればよい。
25℃の温度で、ブタンを飽和するまで吸着させ、吸着剤
層の 650倍の窒素ガスでブタン脱着し、ブタン有効吸着
量を測定した。測定されたブタン有効吸着量は 4.2g/
100cc であった。これら、実施例、比較例から本発明の
有効性が理解される。なお、前記実施例では、熱溶融性
ピッチとして全面光学的等方性ピッチの場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく光学的異方性
のピッチでもよく、基本的には紡糸条件で固体および気
体などを含まない、均質な流動特性を有する紡糸用ピッ
チであればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の棒状活性炭は、繊維状活性炭、
バインダー及びスペーサーで構成され、バインダーでス
ペーサー、繊維状活性炭を部分的に固定し、繊維状活性
炭間に空隙を有し、繊維状活性炭が軸方向に高度に配向
して棒状に成型されていることから、粒状活性炭に代わ
るガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな活性炭を提供
できる。
バインダー及びスペーサーで構成され、バインダーでス
ペーサー、繊維状活性炭を部分的に固定し、繊維状活性
炭間に空隙を有し、繊維状活性炭が軸方向に高度に配向
して棒状に成型されていることから、粒状活性炭に代わ
るガソリン蒸気の吸着容量の大きい新たな活性炭を提供
できる。
【図1】本発明に係わる棒状活性炭の説明図である。
【図2】本発明に係わる棒状活性炭の部分詳細図であ
る。
る。
【図3】本発明に係わる棒状活性炭を充填したキャニス
ターの説明図である。
ターの説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花谷 誠二 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 大杉 幸広 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の繊維状活性炭がスペーサーを介
し、バインダーで部分的に相互に固定され棒状体をな
し、該繊維状活性炭間に空隙を有することを特徴とする
棒状活性炭。 - 【請求項2】 請求項1記載の棒状活性炭をガスの流れ
る方向に並行させて充填したことを特徴とする炭化水素
類の吸着装置。 - 【請求項3】 ストランド状炭素質繊維に微粉体状のス
ペーサーを導入した後、不融化処理を施し、次いでバイ
ンダーを含有する溶剤を含浸させ、脱溶剤の後、炭化処
理に引き続き賦活化処理を施すことを特徴とする棒状活
性炭の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244463A JPH0691166A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 棒状活性炭およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244463A JPH0691166A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 棒状活性炭およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691166A true JPH0691166A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17119024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4244463A Pending JPH0691166A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 棒状活性炭およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691166A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1076250A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-24 | Unitika Ltd | 吸着材とこの吸着材を用いた水処理方法 |
| JP2006280675A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Keio Gijuku | 空気中の揮発性有機化合物を除去するための活性炭繊維シートの使用方法 |
| JP2016155084A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 愛三工業株式会社 | 吸着材及びその製造方法 |
| US12247531B2 (en) * | 2023-07-13 | 2025-03-11 | Futaba Industrial Co., Ltd. | Canister |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP4244463A patent/JPH0691166A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1076250A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-24 | Unitika Ltd | 吸着材とこの吸着材を用いた水処理方法 |
| JP2006280675A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Keio Gijuku | 空気中の揮発性有機化合物を除去するための活性炭繊維シートの使用方法 |
| JP2016155084A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 愛三工業株式会社 | 吸着材及びその製造方法 |
| US12247531B2 (en) * | 2023-07-13 | 2025-03-11 | Futaba Industrial Co., Ltd. | Canister |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5395428A (en) | Filter material for motor vehicles | |
| Manocha | Porous carbons | |
| JP4336308B2 (ja) | 石油留分を脱硫するための吸着脱硫剤、それを用いた脱硫方法及び該脱硫方法を含む軽油の製造方法 | |
| KR100762051B1 (ko) | 연료증발가스 배출 억제 시스템에서의 배출량 감소 방법 | |
| US6030698A (en) | Activated carbon fiber composite material and method of making | |
| Bandosz | Activated carbon surfaces in environmental remediation | |
| US8015965B2 (en) | Fuel vapor storage canister, fuel vapor adsorbent for canister, and method of producing fuel vapor adsorbent | |
| US5827355A (en) | Carbon fiber composite molecular sieve electrically regenerable air filter media | |
| US5270280A (en) | Packing material for liquid chromatography and method of manufacturing thereof | |
| CA2050701C (en) | Modified carbon molecular sieve adsorbents | |
| US20090178566A1 (en) | Honeycomb adsorbents for vapor recovery systems | |
| EP2192969A1 (en) | Article for extracting a component from a fluid stream, methods and systems including same | |
| US5776385A (en) | Method of making activated carbon composites from supported crosslinkable resins | |
| JP4393747B2 (ja) | 燃料蒸気吸着剤 | |
| JP2006213544A (ja) | 粒状活性炭とその製造方法 | |
| EP0463143B1 (de) | Filtermaterial für kraftfahrzeuge | |
| DE10011223A1 (de) | Sphärische Hochleistungsadsorbenzien mit Mikrostruktur | |
| US20070277788A1 (en) | Transpiration Fuel Gas Adsorbent and Process for Producing the Same | |
| CA2347009C (en) | Carbon fiber composite molecular sieve electrically regenerable air filter media | |
| JPH07277716A (ja) | 活性炭 | |
| JP2515919B2 (ja) | 球状繊維塊活性炭の製造方法 | |
| Satish | Porous carbons | |
| JP2556598B2 (ja) | 球状繊維塊活性炭の製造方法 | |
| JPH10128003A (ja) | 液体炭化水素中の砒素および鉛の除去方法 | |
| JPH10202096A (ja) | 微量金属吸着剤およびそれを用いる炭化水素油中の微量金属の除去方法 |