JPH069145Y2 - 建築物の断熱壁構造 - Google Patents

建築物の断熱壁構造

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JPH069145Y2
JPH069145Y2 JP1988096115U JP9611588U JPH069145Y2 JP H069145 Y2 JPH069145 Y2 JP H069145Y2 JP 1988096115 U JP1988096115 U JP 1988096115U JP 9611588 U JP9611588 U JP 9611588U JP H069145 Y2 JPH069145 Y2 JP H069145Y2
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heat insulating
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良夫 松村
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、より少ない断熱材を用いて断熱性を向上させ
ることのできる建築物の断熱壁構造に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 寒冷地における住宅等の建築物にあっては、特に高度な
断熱性が要求されることから、第6図に示すように、外
壁材2と内壁材4との間に、押出発泡ポリスチレン断熱
材を一層ないし二層の断熱材5,6が配設される場合が
ある。
しかしながら、このような従来の断熱壁構造にあって
は、柱(図示せず)を挟んで内壁材4と断熱材6とが対
向するようになることから、これら内壁材4と断熱材6
との間に空気層としての隙間空間8が形成され、この隙
間空間8に矢印A方向の熱対流が生じ、断熱性が損なわ
れるという不都合を生じることがあった。
このような不都合を解消するために、隙間空間8にもグ
ラスウール等の断熱材を詰め込むことも考えられる。し
かしながら、このような施工は煩雑であると共に断熱材
を大量に必要とし、また室内側にGWを施工するとなる
と防湿層工事も必須となり、工事が手間、不経済である
という不都合を有している。
考案の目的 本考案は、このような従来技術が有する不都合を解消す
るためになされたもであり、施工が容易であると共に、
比較的少ない断熱材を用いて、より高度な断熱性を持た
せることが可能な建築物の断熱壁構造を提供することを
目的とする。
考案の概要 かかる目的を達成するために、本考案は、外壁材と内壁
材との間に断熱材を配設してなる建築物の断熱壁構造に
おいて、 断熱材と内壁材との隙間空間を鉛直方向に複数室に分割
するように仕切る発泡合成樹脂からなる、仕切板が、配
設されていることを基本的に特徴としている。
このような本考案に係る建築物の壁構造によれば、断熱
材と内壁材との隙間空間を、鉛直方向に複数室に分割す
るようになっているので、この隙間空間における上下方
向への熱対流が抑制され、結果的に壁の断熱性が向上す
ることになる。また、本考案によれば、隙間空間全部に
断熱材を詰め込む訳ではないので、作業が容易であると
共に、材料費が嵩むことなく、経済的に有利である。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る断熱壁構造の要部断面
図、第2図は第1図に示すII−II線に沿う断面図、第3
〜5図はそれぞれ本考案の他の実施例に係る第2図と同
様な断面図である。
第1図に示す本考案の一実施例に係る断熱壁構造10
は、たとえば寒冷地仕用の住宅等に好ましく採用され、
外壁材2と内壁材4との間、この場合は柱、間柱の外側
に、二層の断熱材5,6が配設されている。外壁材2
は、たとえば複数の下見板で構成され、第2図に示すよ
うに、縦胴縁12の室外側に張設される。内壁材4は、
たとえば内装下地材14と内装材16とから構成され、
柱、間柱18の室内側に張設される。
二層の断熱材5,6は、柱18と胴縁12との間に配設
され、縦胴縁12側からくぎ20で固定されるようにな
っている。断熱材5,6としては、ロックウール、グラ
スウール等の繊維系断熱材も用いられるが、吸水性や防
湿性、板状製品からくる施工性あるいは剛性の点から発
泡プラスチック系のものが好ましく、ポリウレタンフォ
ーム、ポリスチレンフォーム、塩ビフォーム等が特に好
ましく用いられる。さらに充填材(たとえば岩綿等の無
機繊維や炭酸カルシウム、タルク等の無機粒状物)を含
有する塩化ビニル系樹脂または塩素化塩化ビニル系樹脂
発泡体等も防火上より好ましい。特にこのような断熱材
を用いる場合は、仕切板も準不燃材料もしくはこれと同
等以上の不燃性を有する材料を使用することによって断
熱性のみでなく、防火上ファイアーストップの効果も発
揮され、より好ましい状況となる。
室内側断熱材6と内壁材4との間には、柱18が介在さ
れることから、隙間空間8が形成される。本考案では、
この隙間空間8を鉛直方向に水平に複数室8a…8aに
仕切るため、仕切板22が室内側断熱材6の室内側表面
に鉛直方向所定間隔に平行に取付けてある。
この取付作業を容易にするため、室内側断熱材6の室内
側表面には、水平方向に連続もしくは断続的に伸延する
断面円弧形状の複数の係合溝24が鉛直方向所定間隔に
略平行に形成してある。この係合溝24内に、仕切板2
2の基端部26がワンタッチ式に容易に着脱できるよう
になっている。なお、仕切板22の基端部側には、リブ
28が突出形成してあり、このリブ28が断熱材6表面
に当接することにより、仕切板22が水平に保持される
ようになっている。
このような仕切板22の大きさは、隙間空間8の大きさ
に応じて決定される。また、このような仕切板22の配
置間隔は、熱対流を防止する趣旨から、20〜100cm
の間隔であることが好ましい。
このような仕切板22の材質は、断熱材5,6の材質と
同じものが好ましいが、その他のプラスチック材が用い
られる。また、このような仕切板22は、断熱材6と一
体に形成するようにしても良い。
なお第1図に示す床構造は、いわゆる土間床構造と称さ
れ、特に寒冷地において好ましく用いられる。土間床構
造とは、盛土34上に防湿層を介して断熱材層35を設
け、この上に直接コンクリート層36を形成し、このコ
ンクリート層36上に床下地材37を設けた構造であ
り、コンクリート層36が蓄熱作用を果たすものであ
る。
このような本実施例に係る建築物の壁構造10によれ
ば、断熱材6と内壁材4との隙間空間8を、鉛直方向に
複数室8a…8aに分割するようになっているので、こ
の隙間空間8における熱対流が抑制され、結果的に壁1
0の断熱性が向上することになる。また、本実施例によ
れば、隙間空間8全部に断熱材を詰め込む訳ではなく、
仕切板22をワンタッチ式に容易に断熱材6に取付ける
ことができるので、施工作業が容易であると共に、材料
費が嵩むことなく、経済的に有利である。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、種々に改変することができる。
たとえば第3図に示すように、室外側の断熱材5aの室
外側表面には、縦胴縁12の肉厚に相当する突出高さを
有する突起部40を一体に形成することが好ましい。外
壁材2aとしてのモルタル壁の施工が容易になると共
に、モルタル壁の平滑度を保持し易くなるからである。
また、本考案では、第4図に示すように、室内側の断熱
材6aの端部を、柱18に固定された継手42により保
持し、この断熱材6aを隙間空間8側に突出して設ける
ようにしても良い。この継手42を用いることにより、
断熱材6aの施工が容易となる。
さらに本考案によれば、外壁材2と内壁材4との間に配
設する断熱材5,6は必ずしも二層にする必要はなく、
一層の断熱材であっても良い。
また、第1〜4図に示す実施例では、説明を解りやすく
するため、仕切板22と柱、間柱18および内装下地材
14との間には多小の隙間を設けたものを図示している
が、本考案では、仕切板22とこれらとの間に隙間を形
成しないように配置することが熱対流を確実に防止する
ため好ましい。これら実施例の場合には、仕切板22が
柱、間柱18および内装下地材14に圧接するようにな
ることから、仕切板22は、伸縮性を有する材質で構成
されることが好ましい。このような要求を満足する仕切
板22の材質としては、発泡プラスチック系断熱材が考
えられ、その5%圧縮歪時の圧縮応力が2kg/cm2以
下、さらに好ましくは1.5kg/cm2以下、特に好まし
くは1.0kg/cm2以下のものであることが望ましい。
例えば、材料としては、発泡ポリエチレン、発泡ポリス
チレン、発泡ポリプロピレン、軟質発泡ウレタン等の発
泡プラスチック等が実際には用いられる。
さらにまた、本考案によれば、第5図に示すように、仕
切板22aを、図示しない柱、間柱間に圧接するように
鉛直方向所定間隔に配置し、その後内装下地材14およ
び内装材16を張設することにより、仕切板22aを、
断熱板6、内装下地材14および柱、間柱全てに圧接す
るように配設しても良い。この実施例の場合に用いる仕
切板22aは、前述した実施例における伸縮性に優れた
材質で構成されることが望ましい。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、外壁材と内
壁材との間に断熱材を配設してなる建築物の断熱壁構造
において、 断熱材と内壁材との隙間空間を鉛直方向に複数室に分割
するように仕切る仕切板が配設されているので、従来の
ように、上下方向に連続した1つの隙間空間での熱対流
は発生せず、ここでの熱対流は分割された複数の空間内
で生じるようになる。しかも、ここに分割される空間
は、少なくとも最上部と最下部を除いた空間が全て部分
的な密閉空間として形成されるので、上部または下部か
ら外部に空気が逃げるような場合であっても、中央より
の空間からは空気の逃げが発生しない。したがって、全
体としての断熱性は向上する。
さらに、分割された1つの密閉空間内での温度差は小さ
いので、1つの密閉空間内に限ってみても熱対流は生じ
難くなる。したがって、隙間空間内の熱対流に起因して
生じる部屋内の空気の動きが小さくなり、結果的に、建
築物の断熱性が向上することになる。さらに、本考案に
よれば、隙間空間全てに断熱材を詰め込むことではない
ので、断熱施工が容易であるにもかかわらず、比較的少
ない断熱材を用いて、より高度な断熱性を壁に持たせる
ことが可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る断熱壁構造の要部断面
図、第2図は第1図に示すII−II線に沿う断面図、第3
〜5図はそれぞれ本考案の他の実施例に係る第2図と同
様な断面図、第6図は従来例に係る断熱構造の要部断面
図である。 2……外壁材、4……内壁材 5,6……断熱材、8……隙間空間 8a……室、10……壁構造 22,22a……仕切板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁材と内壁材との間に断熱材を配設して
    なる建築物の断熱壁構造において、 断熱材と内壁材との隙間空間を鉛直方向に複数室に分割
    するように仕切る発泡合成樹脂からなる仕切板が、前記
    断熱材に取付けてあり、この仕切板は柱、間柱および内
    壁材に圧接するように配置されていることを特徴とする
    建築物の断熱壁構造。
  2. 【請求項2】前記仕切板は、準不燃材料もしくはこれと
    同等以上の不燃性の材料で構成されていることを特徴と
    する請求項第1項に記載の建築物の断熱壁構造。
  3. 【請求項3】外壁材と内壁材との間に断熱材を配設して
    なる建築物の断熱壁構造において、 断熱材と内壁材との隙間空間を鉛直方向に複数室に分割
    するように仕切る発泡合成樹脂からなる仕切板が、柱、
    間柱、内壁材および前記断熱材に圧接するように配置さ
    れていることを特徴とする建築物の断熱壁構造。
  4. 【請求項4】前記仕切板は、準不燃材料もしくはこれと
    同等以上の不燃性の材料で構成されていることを特徴と
    する請求項第3項に記載の建築物の断熱壁構造。
JP1988096115U 1988-07-19 1988-07-19 建築物の断熱壁構造 Expired - Lifetime JPH069145Y2 (ja)

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JPH0220604U JPH0220604U (ja) 1990-02-09
JPH069145Y2 true JPH069145Y2 (ja) 1994-03-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226472B1 (ja) * 1971-05-18 1977-07-14
JPS6321320A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Shuichi Kitamura 内燃機関

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529618U (ja) * 1978-08-16 1980-02-26

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