JPH0691690B2 - 電線支持器 - Google Patents
電線支持器Info
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- JPH0691690B2 JPH0691690B2 JP8395089A JP8395089A JPH0691690B2 JP H0691690 B2 JPH0691690 B2 JP H0691690B2 JP 8395089 A JP8395089 A JP 8395089A JP 8395089 A JP8395089 A JP 8395089A JP H0691690 B2 JPH0691690 B2 JP H0691690B2
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Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、一般に架線用金車と呼ばれる電線支持器に
関し、殊にプレハブ架線において緊線区間ごとのジョイ
ント部分に使用される引留クランプのような剛体部位の
通過を容易ならしめる電線支持器に関する。
関し、殊にプレハブ架線において緊線区間ごとのジョイ
ント部分に使用される引留クランプのような剛体部位の
通過を容易ならしめる電線支持器に関する。
尚、この明細書で、「電線」と言う場合には、通常の送
電線のみでなく、光ファイバケーブルのような通信ケー
ブル、あるいは延線作業において用いられる種々のワイ
ヤ乃至ロープ類を含む場合もあるものとする。
電線のみでなく、光ファイバケーブルのような通信ケー
ブル、あるいは延線作業において用いられる種々のワイ
ヤ乃至ロープ類を含む場合もあるものとする。
〈従来の技術と発明が解決しようとする課題〉 架空送電線は一定間隔で鉄塔により支持されるものであ
るが、この鉄塔による支持の形態には、引留クランプを
用いる引留と単に吊るだけの懸垂とがある。
るが、この鉄塔による支持の形態には、引留クランプを
用いる引留と単に吊るだけの懸垂とがある。
そして、近年増加しつつあるプレハブ架線においては、
電線は、引留クランプが予め緊線区間ごとのジョイント
部分に接続された状態で延線される。
電線は、引留クランプが予め緊線区間ごとのジョイント
部分に接続された状態で延線される。
ところが、引留クランプPは剛体ではあるもののその曲
げ強度はそれほど大きくない。そのため、第4図(a)
〜(c)に示されるように、電線Cに大きなカテナリー
角Θを生じている電線支持器Kを通過するに際して、侵
入抵抗によるショックや、大きな曲げ力を受けることに
より、変形や損傷を受けてしまう。尚、図中Hは、水平
線である。
げ強度はそれほど大きくない。そのため、第4図(a)
〜(c)に示されるように、電線Cに大きなカテナリー
角Θを生じている電線支持器Kを通過するに際して、侵
入抵抗によるショックや、大きな曲げ力を受けることに
より、変形や損傷を受けてしまう。尚、図中Hは、水平
線である。
これに対処する手段としては、引留クランプ部分をプロ
テクタという補強材で被覆・保護するものと、電線支持
器を工夫することにより引留クランプの通過に際して大
きな曲げ力が掛からないように電線支持器自体が適当な
動きをするようにするものとがある。
テクタという補強材で被覆・保護するものと、電線支持
器を工夫することにより引留クランプの通過に際して大
きな曲げ力が掛からないように電線支持器自体が適当な
動きをするようにするものとがある。
電線支持器を工夫するタイプとしては、例えば、実公昭
53−47592号、実公昭53−34554号、特公昭55−20447
号、実開昭54−150995号、実公昭59−15204号等に示さ
れるものがある。しかし、実公昭53−47592号及び実公
昭59−15204号のものは、外部操作なしでも動作するも
のの、カテナリー角に応じた侵入角の形成が不十分なた
めジョイント部分の侵入抵抗による大きショックの発生
を避けがたい、あるいはジョイント部分の通過に応じて
動作した後の状態からの復帰が必ずしも上手く行かなか
ったり、あるいはカテナリー角が大きい場合には必ずし
も要求通りに動作しない場合があったり等の不十分な点
が少なくない。また、その他のものは、いずれも動作・
復帰のために外部操作を必要とするもので、この外部操
作機構が複雑・大型化してしまうという点、延線速度と
外部操作タイミングとの兼ね合いが難しいという点等に
より必ずしも満足の行くものでない。
53−47592号、実公昭53−34554号、特公昭55−20447
号、実開昭54−150995号、実公昭59−15204号等に示さ
れるものがある。しかし、実公昭53−47592号及び実公
昭59−15204号のものは、外部操作なしでも動作するも
のの、カテナリー角に応じた侵入角の形成が不十分なた
めジョイント部分の侵入抵抗による大きショックの発生
を避けがたい、あるいはジョイント部分の通過に応じて
動作した後の状態からの復帰が必ずしも上手く行かなか
ったり、あるいはカテナリー角が大きい場合には必ずし
も要求通りに動作しない場合があったり等の不十分な点
が少なくない。また、その他のものは、いずれも動作・
復帰のために外部操作を必要とするもので、この外部操
作機構が複雑・大型化してしまうという点、延線速度と
外部操作タイミングとの兼ね合いが難しいという点等に
より必ずしも満足の行くものでない。
そのため、従来では、プロテクタ方式が主流であった。
しかし、プロテクタは、その装着作業がかなり大変なも
のであると同時に、鉄塔上での引留作業の際にこれを取
り外す作業がこれまたより以上に大変なものである。例
えば、810mm2用のプロテクタだと1個60kgもあり、これ
を地上数十メートルという高所で取り扱うことになる。
のであると同時に、鉄塔上での引留作業の際にこれを取
り外す作業がこれまたより以上に大変なものである。例
えば、810mm2用のプロテクタだと1個60kgもあり、これ
を地上数十メートルという高所で取り扱うことになる。
しかも、最近では、用地事情などの関係から引留箇所が
多くなり、それに応じてプロテクタの装・脱作業回数が
多くなる傾向にある。
多くなり、それに応じてプロテクタの装・脱作業回数が
多くなる傾向にある。
そして、このような事情は、プロテクタを不要とする方
式に対する要望をより強いものとしている。
式に対する要望をより強いものとしている。
そこで、なされたのがこの発明であり、どのようなカテ
ナリー角であっても常に、ジョイント部分の侵入抵抗が
小さく且つ、引留クランプに許容範囲以上の曲げ力が掛
かることがなく、しかもジョイント部分の通過に応じて
要求される動作が外部操作なしでなされ同時に、動作後
状態の復帰という問題も生じることのない電線支持器を
提供するものである。
ナリー角であっても常に、ジョイント部分の侵入抵抗が
小さく且つ、引留クランプに許容範囲以上の曲げ力が掛
かることがなく、しかもジョイント部分の通過に応じて
要求される動作が外部操作なしでなされ同時に、動作後
状態の復帰という問題も生じることのない電線支持器を
提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 具体的には、延線作業に際して鉄塔などに吊り下げた状
態で延線中の電線などの線状体の通過支持に用いられる
電線支持器であって、各々通過物支持用の回動体を備
え、入り側及び出側として対称にして設けられる前後一
対の支持部材と、この両支持部材を連結する連結部材
と、及び鉄塔に吊り下げるための吊下部材とよりなり、
両支持部材は、中心より上側端へ一定距離片寄った位置
において一端部をヒンジ結合させる連結部材により相互
に連結されることにより、基本状態として互いにほぼ対
称的で且つ通過する線状体のカテナリー角度に追随した
角度の傾斜状態を取るようにされ、また吊下部材は、一
端側を連結部材の略中心部に連結されており、そして線
状体を接続する剛体部の通過に際して剛体部が一方の支
持部材の上端部に乗った状態となることにより、この支
持部材が連結部材との連結点を支点に水平に近づく方向
に回動するようになっている電線支持器を提供する。
態で延線中の電線などの線状体の通過支持に用いられる
電線支持器であって、各々通過物支持用の回動体を備
え、入り側及び出側として対称にして設けられる前後一
対の支持部材と、この両支持部材を連結する連結部材
と、及び鉄塔に吊り下げるための吊下部材とよりなり、
両支持部材は、中心より上側端へ一定距離片寄った位置
において一端部をヒンジ結合させる連結部材により相互
に連結されることにより、基本状態として互いにほぼ対
称的で且つ通過する線状体のカテナリー角度に追随した
角度の傾斜状態を取るようにされ、また吊下部材は、一
端側を連結部材の略中心部に連結されており、そして線
状体を接続する剛体部の通過に際して剛体部が一方の支
持部材の上端部に乗った状態となることにより、この支
持部材が連結部材との連結点を支点に水平に近づく方向
に回動するようになっている電線支持器を提供する。
〈作用〉 このような構造を持った電線支持器が前記した諸要求を
満足させるのは、一つには、通過物支持用の支持部材
が、電線の通過状態である限り常に、ジョイント部分の
侵入に対し抵抗が生じることのないような侵入角、つま
りカテナリー角と同一である侵入角を保っているという
点であり、一つには、ジョイント部分の通過に際してジ
ョイント部分より受ける僅かな荷重で支持部材が連続的
に角度変化することにより引留クランプに対し許容範囲
以上の曲げ力を加えることがないという点である。
満足させるのは、一つには、通過物支持用の支持部材
が、電線の通過状態である限り常に、ジョイント部分の
侵入に対し抵抗が生じることのないような侵入角、つま
りカテナリー角と同一である侵入角を保っているという
点であり、一つには、ジョイント部分の通過に際してジ
ョイント部分より受ける僅かな荷重で支持部材が連続的
に角度変化することにより引留クランプに対し許容範囲
以上の曲げ力を加えることがないという点である。
すなわち、両支持部材がその中心より上側端へ一定距離
片寄った位置において連結部材によりヒンジ結合で連結
されることにより、全体、特に各支持部材の上側端に掛
かる荷重が同一である状態、つまり柔軟性を有し支持部
材に対し馴染み易い電線が通過しておりこの電線より各
支持部材の上側端が均一に荷重を受ける状態である限
り、各支持部材と連結部材との連結点を支点とするモー
メントは、常に、各支持部材が上側を上向きとする傾斜
状態を取る方向でバランスするように働くので、両支持
部材は、カテナリ角に略馴染んだ傾斜状態を取ってジョ
イント部分の侵入を容易ならしめる侵入角を保持する。
片寄った位置において連結部材によりヒンジ結合で連結
されることにより、全体、特に各支持部材の上側端に掛
かる荷重が同一である状態、つまり柔軟性を有し支持部
材に対し馴染み易い電線が通過しておりこの電線より各
支持部材の上側端が均一に荷重を受ける状態である限
り、各支持部材と連結部材との連結点を支点とするモー
メントは、常に、各支持部材が上側を上向きとする傾斜
状態を取る方向でバランスするように働くので、両支持
部材は、カテナリ角に略馴染んだ傾斜状態を取ってジョ
イント部分の侵入を容易ならしめる侵入角を保持する。
一方、ジョイント部分が通過に際には、入り側、出側の
両支持部材は、剛体である引留クランプにより、順次、
入り側支持部材の下側→入り側支持部材の上側→出側支
持部材の上側→出側支持部材の下側というように荷重受
け点が変化しつつ上下それぞれが不均等な荷重を受け
る。この不均等な荷重、特に支持部材の上側端での荷重
が引留クランプに対する曲げ力となるものであるが、両
支持部材が連結部材によりヒンジ結合され、これらの各
部材がリンク的構造を形成するようになっているので、
支持部材の上側端にリンク的動作に必要な僅かな不均等
荷重が掛かるだけで、各支持部材がこれに応じて相互に
リンク的動作をすることにより容易に連続的に角度変化
し、ジョイント部分は、引留クランプに許容範囲以上の
曲げ力を受けることなく通過して行く。
両支持部材は、剛体である引留クランプにより、順次、
入り側支持部材の下側→入り側支持部材の上側→出側支
持部材の上側→出側支持部材の下側というように荷重受
け点が変化しつつ上下それぞれが不均等な荷重を受け
る。この不均等な荷重、特に支持部材の上側端での荷重
が引留クランプに対する曲げ力となるものであるが、両
支持部材が連結部材によりヒンジ結合され、これらの各
部材がリンク的構造を形成するようになっているので、
支持部材の上側端にリンク的動作に必要な僅かな不均等
荷重が掛かるだけで、各支持部材がこれに応じて相互に
リンク的動作をすることにより容易に連続的に角度変化
し、ジョイント部分は、引留クランプに許容範囲以上の
曲げ力を受けることなく通過して行く。
〈実施例〉 以下、この発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図には、第1実施例に掛かる電線支持器の概略が斜
視図で示されている。これから分かるように、この電線
支持器1は、通過物(電線C、引留クランプP等)を支
持・通過せしめるための支持部材2i、2oが入り側及び出
側として一対で設けられ、この一対の支持部材2i、2oが
連結部材3によりリンク状に連結されている。
視図で示されている。これから分かるように、この電線
支持器1は、通過物(電線C、引留クランプP等)を支
持・通過せしめるための支持部材2i、2oが入り側及び出
側として一対で設けられ、この一対の支持部材2i、2oが
連結部材3によりリンク状に連結されている。
各支持部材2i、2oには、通過物の支持・通過を容易なら
しめるために、「回動体」としてホイール5u、5lが上下
両端にそれぞれ取り付けられている。
しめるために、「回動体」としてホイール5u、5lが上下
両端にそれぞれ取り付けられている。
連結部材3は、いずれも、支持部材2i、2oの左右に配さ
れる一対の部材片6、6の両端をそれぞれ軸8、8で接
続・固定してなるものである。
れる一対の部材片6、6の両端をそれぞれ軸8、8で接
続・固定してなるものである。
各支持部材2i、2oと連結部材3とは、リンク的構造を形
成するように、軸8、8を介したヒンジ結合により連結
されるものであるが、支持部材2i、2oに対する連結部材
3の連結点10i、10oがそれぞれ支持部材2i、2oの中心S
より上側端へ一定距離片寄って位置決めされている(オ
フセットされている)という点である。
成するように、軸8、8を介したヒンジ結合により連結
されるものであるが、支持部材2i、2oに対する連結部材
3の連結点10i、10oがそれぞれ支持部材2i、2oの中心S
より上側端へ一定距離片寄って位置決めされている(オ
フセットされている)という点である。
このオフセット量Eは、後述の動作説明から分かるよう
に、支持部材2i、2oが電線Cのカテナリー角Θに馴染ん
だ傾斜状態を保持するリンク的動作に必要なバランスを
与え得るような範囲で且つ、支持部材2i、2oのホイール
5uに不均等荷重が掛かった場合に、できるだけ小さい荷
重でリンク的構造がリンク的動作を行ない得るようなも
のとされる。
に、支持部材2i、2oが電線Cのカテナリー角Θに馴染ん
だ傾斜状態を保持するリンク的動作に必要なバランスを
与え得るような範囲で且つ、支持部材2i、2oのホイール
5uに不均等荷重が掛かった場合に、できるだけ小さい荷
重でリンク的構造がリンク的動作を行ない得るようなも
のとされる。
より具体的には、支持部材2i、2oの傾斜状態がカテナリ
角Θに馴染めば馴染むほどホイール5lに掛かる荷重はホ
イール5uに掛かる荷重より小さくなるが、このような関
係において、連結点10i、10oを支点とする上下の両モー
メントX、Yが支持部材2i、2oにカテナリ角Θとの関係
の傾斜状態を与えるのに必要なバランスとなるような関
係を満足させると同時に、ジョイント部がホイール5uに
乗った場合において生ずべきリンク的動作に必要な荷重
がジョイント部の耐変形許容範囲に収まるという関係を
満足させるオフセット量として設定されることになる。
角Θに馴染めば馴染むほどホイール5lに掛かる荷重はホ
イール5uに掛かる荷重より小さくなるが、このような関
係において、連結点10i、10oを支点とする上下の両モー
メントX、Yが支持部材2i、2oにカテナリ角Θとの関係
の傾斜状態を与えるのに必要なバランスとなるような関
係を満足させると同時に、ジョイント部がホイール5uに
乗った場合において生ずべきリンク的動作に必要な荷重
がジョイント部の耐変形許容範囲に収まるという関係を
満足させるオフセット量として設定されることになる。
その具体的数値は、用いようとする鉄塔条件における実
際のカテナリ角との関係で個々に与えられるものである
から、ここでは省略する。
際のカテナリ角との関係で個々に与えられるものである
から、ここでは省略する。
各支持部材2i、2oの長さ及び上端の両ホイール5u、5u間
の距離は、略同じで、それぞれ引留クランプPの長さよ
りやや長い程度とされる。これは、二つのホイールに引
留クランプPが跨がる状態になると引留クランプPに曲
げ荷重がかかり易いからで、これを避けるためである。
の距離は、略同じで、それぞれ引留クランプPの長さよ
りやや長い程度とされる。これは、二つのホイールに引
留クランプPが跨がる状態になると引留クランプPに曲
げ荷重がかかり易いからで、これを避けるためである。
この電線支持器1は、吊下部材13を介して鉄塔に吊り下
げられるものであるが、この吊下部材13は、その先端部
が軸14を介してヒンジ結合により連結部材3の中心部に
連結されている。このように吊下部材13を連結部材3に
対しヒンジ結合したのは、電線やジョイント部の通過に
伴って生じる前後方向への「振れ」を吸収するためであ
るが、鉄塔への連結をヒンジ結合とすれば、必ずしも不
可欠ではない。
げられるものであるが、この吊下部材13は、その先端部
が軸14を介してヒンジ結合により連結部材3の中心部に
連結されている。このように吊下部材13を連結部材3に
対しヒンジ結合したのは、電線やジョイント部の通過に
伴って生じる前後方向への「振れ」を吸収するためであ
るが、鉄塔への連結をヒンジ結合とすれば、必ずしも不
可欠ではない。
以下、この電線支持器1の動作状態について第2図を参
照して説明する。尚、第2図に示す動作状態は、原理化
した状態であって、実際とは多少の相違がある。
照して説明する。尚、第2図に示す動作状態は、原理化
した状態であって、実際とは多少の相違がある。
この電線支持器1の特徴は、一つには、支持部材2i、2o
が、常に、ジョイント部分の侵入に対し抵抗を生じるこ
とのないような侵入角をカテナリー角Θに応じて保って
いるという点であり、一つには、ジョイント部分の通過
に際してジョイント部分より受ける僅かな荷重で支持部
材2i、2oが連続的に角度変化することにより引留クラン
プPに対し許容範囲以上の曲げ力を加えることがないと
いう点である。
が、常に、ジョイント部分の侵入に対し抵抗を生じるこ
とのないような侵入角をカテナリー角Θに応じて保って
いるという点であり、一つには、ジョイント部分の通過
に際してジョイント部分より受ける僅かな荷重で支持部
材2i、2oが連続的に角度変化することにより引留クラン
プPに対し許容範囲以上の曲げ力を加えることがないと
いう点である。
具体的には、一対の支持部材2i、2oが連結部材3により
リンク状に連結され且つ、支持部材2i、2oと連結部材3
との連結点10i、10oが支持部材2i、2oの中心より上側へ
一定距離オフセットされているということにより、一対
の支持部材2i、2oは、各上端のホイール5u、5uに掛かる
荷重が同一である、つまり柔軟性を有し支持部材2i、2o
に対し馴染み易い電線Cが通過しておりこの電線Cより
受ける荷重が両ホイール5u、5uに均一に掛かる状態であ
る限り、各支持部材2i、2oと連結部材3との連結点10
i、10oを支点とする矢示X及び矢示Yの如きモーメント
は、常に、各支持部材2i、2oが上側を上向きとする傾斜
状態を取る方向でバランスするように働くので、両支持
部材2i、2oは、カテナリ角Θに略馴染んだ傾斜状態を取
ってジョイント部分の侵入を容易ならしめる侵入角を保
持する。
リンク状に連結され且つ、支持部材2i、2oと連結部材3
との連結点10i、10oが支持部材2i、2oの中心より上側へ
一定距離オフセットされているということにより、一対
の支持部材2i、2oは、各上端のホイール5u、5uに掛かる
荷重が同一である、つまり柔軟性を有し支持部材2i、2o
に対し馴染み易い電線Cが通過しておりこの電線Cより
受ける荷重が両ホイール5u、5uに均一に掛かる状態であ
る限り、各支持部材2i、2oと連結部材3との連結点10
i、10oを支点とする矢示X及び矢示Yの如きモーメント
は、常に、各支持部材2i、2oが上側を上向きとする傾斜
状態を取る方向でバランスするように働くので、両支持
部材2i、2oは、カテナリ角Θに略馴染んだ傾斜状態を取
ってジョイント部分の侵入を容易ならしめる侵入角を保
持する。
これに対し、ジョイント部分が通過する際には、支持部
材2i、2oは、剛体である引留クランプPにより、第2図
(b)〜(f)に示されるように順次、ホイール5l→ホ
イール5u→ホイール5u→ホイール5lというように荷重受
け点が変化して行くことで上下それぞれが不均等な荷重
を受けるようになる。
材2i、2oは、剛体である引留クランプPにより、第2図
(b)〜(f)に示されるように順次、ホイール5l→ホ
イール5u→ホイール5u→ホイール5lというように荷重受
け点が変化して行くことで上下それぞれが不均等な荷重
を受けるようになる。
この不均等な荷重、特にホイール5uでの荷重が引留クラ
ンプPに対する曲げ力となるものであるが、支持部材2
i、2oがリンク的構造とされていることにより、ホイー
ル5uにリンク的動作に必要な僅かな不均等荷重が掛かる
だけで、各支持部材2i、2oがこれに応じて相互にリンク
的動作をすることにより容易に連続的に角度変化する
〔第2図(c)、(e)〕。そして、その結果、ジョイ
ント部分の引留クランプPは、リンク的動作を誘起させ
るに必要な荷重以上の曲げ力(この曲げ力は、通常の引
留クランプでも十分耐え得る範囲のものである)を受け
ることなく通過して行く。
ンプPに対する曲げ力となるものであるが、支持部材2
i、2oがリンク的構造とされていることにより、ホイー
ル5uにリンク的動作に必要な僅かな不均等荷重が掛かる
だけで、各支持部材2i、2oがこれに応じて相互にリンク
的動作をすることにより容易に連続的に角度変化する
〔第2図(c)、(e)〕。そして、その結果、ジョイ
ント部分の引留クランプPは、リンク的動作を誘起させ
るに必要な荷重以上の曲げ力(この曲げ力は、通常の引
留クランプでも十分耐え得る範囲のものである)を受け
ることなく通過して行く。
尚、この実施例は、支持部材を一対だけ設ける「単連
式」に関するものであったが、鎖状につながった支持部
材を対にして設ける「多連式」のものにもこの発明が応
用可能であることは勿論である。
式」に関するものであったが、鎖状につながった支持部
材を対にして設ける「多連式」のものにもこの発明が応
用可能であることは勿論である。
第3図に示される例は、第2実施例に係る電線支持器20
である。
である。
この電線支持器20では、複数のセグメント21、21、……
を連結したチェーン体22が複数の支持ローラ23、23、…
…で支持されてなるキャタピラ構造体24を「回動体」と
することにより、通過物の支持・通過をより容易ならし
めている点に特徴がある。もっとも、この例では支持ロ
ーラ23を支持部材2i、2o側に設けているが、セグメント
21自体に設けるようにすることも勿論可能である。尚、
その他の点は第1実施例と略同様なので、共通する部分
に同一符号を付すに止め、重複する説明は省略する。
を連結したチェーン体22が複数の支持ローラ23、23、…
…で支持されてなるキャタピラ構造体24を「回動体」と
することにより、通過物の支持・通過をより容易ならし
めている点に特徴がある。もっとも、この例では支持ロ
ーラ23を支持部材2i、2o側に設けているが、セグメント
21自体に設けるようにすることも勿論可能である。尚、
その他の点は第1実施例と略同様なので、共通する部分
に同一符号を付すに止め、重複する説明は省略する。
〈発明の効果〉 以上説明してきたように、この発明に係る電線支持器
は、通過物支持用の回動体を備えた入り側、出側の両支
持部材が連結部材を用いてリンク的構造で連結されてお
り、しかも支持部材と連結部材との連結点は支持部材の
中心より上端側へ一定距離片寄って位置決めされてなる
ものであるから以下のような効果を有する。
は、通過物支持用の回動体を備えた入り側、出側の両支
持部材が連結部材を用いてリンク的構造で連結されてお
り、しかも支持部材と連結部材との連結点は支持部材の
中心より上端側へ一定距離片寄って位置決めされてなる
ものであるから以下のような効果を有する。
(イ)支持部材が、常に、ジョイント部分の侵入に対し
抵抗が生じることのないような侵入角をカテナリー角に
応じて保つことができると共に、ジョイント部分の通過
に際してジョイント部分より受ける僅かな力で連続的に
角度変化することにより引留クランプに対し許容範囲以
上の曲げ力を加えることがないので、どのようなカテナ
リー角であっても、常に、ジョイント部分の侵入抵抗が
小さく且つ、引留クランプに許容範囲以上の曲げ力が掛
かることがない。
抵抗が生じることのないような侵入角をカテナリー角に
応じて保つことができると共に、ジョイント部分の通過
に際してジョイント部分より受ける僅かな力で連続的に
角度変化することにより引留クランプに対し許容範囲以
上の曲げ力を加えることがないので、どのようなカテナ
リー角であっても、常に、ジョイント部分の侵入抵抗が
小さく且つ、引留クランプに許容範囲以上の曲げ力が掛
かることがない。
従って、引留クランプの損傷を防止するためのプロテク
タによる保護が不要となり、多くの時間と労力を要する
プロテクタの装・脱作業を解消でき、プレハブ架線作業
の多大な合理化に寄与できる。
タによる保護が不要となり、多くの時間と労力を要する
プロテクタの装・脱作業を解消でき、プレハブ架線作業
の多大な合理化に寄与できる。
(ロ)また、ジョイント部分の通過に応じて要求される
動作が外部操作なしでなされるので、外部操作機構によ
る複雑・大型化という問題がなく、秀れた機能を有しな
がらもコンパクトで使い易い。
動作が外部操作なしでなされるので、外部操作機構によ
る複雑・大型化という問題がなく、秀れた機能を有しな
がらもコンパクトで使い易い。
(ハ)さらに、動作後状態の復帰という問題も生じない
ので、常に安定した延線が可能となる。
ので、常に安定した延線が可能となる。
第1図は、第1実施例に係る電線支持器の概略斜視図、 第2図(a)〜(f)は、電線支持器の作動状態説明
図、 第3図は、第2実施例に係る電線支持器の概略側面図、
そして 第4図(a)〜(c)は、従来の架線作業に於けるジョ
イント部分の電線支持器通過状態説明図である。 1、20……電線支持器 2i、2o……支持部材 3……連結部材 5l、5u……ホイール(回動体) 13……吊下部材 21……セグメント 22……チェーン体 23……支持ローラ 24……キャタピラ構造体(回動体)
図、 第3図は、第2実施例に係る電線支持器の概略側面図、
そして 第4図(a)〜(c)は、従来の架線作業に於けるジョ
イント部分の電線支持器通過状態説明図である。 1、20……電線支持器 2i、2o……支持部材 3……連結部材 5l、5u……ホイール(回動体) 13……吊下部材 21……セグメント 22……チェーン体 23……支持ローラ 24……キャタピラ構造体(回動体)
Claims (2)
- 【請求項1】延線作業に際して鉄塔などに吊り下げた状
態で延線中の電線などの線状体の通過支持に用いられる
電線支持器において、各々通過物支持用の回動体を備
え、入り側及び出側として対称にして設けられる前後一
対の支持部材と、この両支持部材を連結する連結部材
と、及び鉄塔に吊り下げるための吊下部材とよりなり、
両支持部材は、中心より上側端へ一定距離片寄った位置
において一端部をヒンジ結合させる上記連結部材により
相互に連結されることにより、基本状態として互いにほ
ぼ対称的で且つ通過する線状体のカテナリー角度に追随
した角度の傾斜状態を取るようにされ、また吊下部材
は、一端側を連結部材の略中心部に連結されており、そ
して線状体を接続する剛体部の通過に際して剛体部が一
方の支持部材の上端部に乗った状態となることにより、
この支持部材が連結部材との連結点を支点に水平に近づ
く方向に回動するようになっていることを特徴とする電
線支持器。 - 【請求項2】回動体が、複数のセグメントを連結したチ
ェーン体を複数の支持ローラで支持してなるキャタピラ
構造体である請求項(1)記載の電線支持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8395089A JPH0691690B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 電線支持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8395089A JPH0691690B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 電線支持器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02266810A JPH02266810A (ja) | 1990-10-31 |
| JPH0691690B2 true JPH0691690B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=13816866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8395089A Expired - Lifetime JPH0691690B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 電線支持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691690B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110061444A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-07-26 | 张国洋 | 一种电力放线用换线滑车 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2698941B2 (ja) * | 1991-04-24 | 1998-01-19 | 藤井電工株式会社 | 延線用金車 |
| JPH0566822U (ja) * | 1992-02-14 | 1993-09-03 | 赤井電機株式会社 | ジョイント |
| KR101479289B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2015-01-06 | 김규섭 | 전선용 행거 |
| CN111064125B (zh) * | 2020-02-13 | 2021-05-07 | 河南牛帕力学工程研究院 | 一种装配式架线分布施工方法及提线滑车 |
| CN111029978B (zh) * | 2020-02-13 | 2021-05-07 | 河南牛帕力学工程研究院 | 一种放线滑车 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4734090U (ja) * | 1971-05-18 | 1972-12-15 | ||
| JPS5936094U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | 赤井電機株式会社 | デイスククランプ装置 |
| JPH02131310A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-21 | Yasuda Seisakusho Co Ltd | 架線用金車 |
-
1989
- 1989-04-04 JP JP8395089A patent/JPH0691690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110061444A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-07-26 | 张国洋 | 一种电力放线用换线滑车 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02266810A (ja) | 1990-10-31 |
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