JPH0691885B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0691885B2
JPH0691885B2 JP60284742A JP28474285A JPH0691885B2 JP H0691885 B2 JPH0691885 B2 JP H0691885B2 JP 60284742 A JP60284742 A JP 60284742A JP 28474285 A JP28474285 A JP 28474285A JP H0691885 B2 JPH0691885 B2 JP H0691885B2
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隆司 杉山
聡 玉野
真治 岸本
佐藤  裕
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株式会社日立メデイコ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波診断装置に係り、特に、断層像と血流
等の運動部分における速度に関する情報を表示装置に表
示する超音波診断装置に関する。
〔従来の技術〕
超音波診断装置は、被検体の体表に当接させた超音波探
触個から照射される超音波ビームを走査させることによ
ってその反射波からなる超音波情報を得、その超音波情
報から断層像を作成して表示装置に表示させるようにな
っている。
そして、近年では、このような断層像とともに、血流等
の運動部分における速度に関する情報を超音波のドプラ
効果に基づく演算処理によって得ることができるように
なり、血管等をたとえば赤色でカラー化するとともに速
度に対応した輝度で表示できる技術も知られるに到っ
た。
そして、このような運動部分における速度に関する情報
を得る場合は、静止部分における断層像情報を得る場合
と異なり、その運動部分における超音波ビームはその各
走査毎にN回(たとえば8回)の超音波打ち出しを行な
うとともにそれぞれの打ち出しによって得られる反射波
(超音波情報)を平均して行なうのが通常である。
このようにしない場合、S/Nが充分とれず、信頼性ある
速度に関する情報が得られないからである。
換言すれば、所望のS/Nを得るために、運動部分におけ
る超音波ビームの各走査毎の超音波打ち出し回数がほぼ
決定されていたといえる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように構成された超音波診断装置
は、運動部分における超音波ビームの各走査毎の超音波
打ち出し回数が極めて多くなり、これによりいわゆる完
像時間が長くなりフレームレートの向上が図れないとい
ったことが指摘されるに到った。
それ故、本発明はこのような事情に基づいてなされたも
のであり、その目的とするところのものは、S/Nをその
まま維持させた状態でフレームレートの向上を図った超
音波診断装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的とを達成するために、本発明は、基本的
には、被検体に当接された超音波探触子から超音波ビー
ムを走査し、その反射波からなる超音波情報から該被検
体の断層像情報と運動部分における運動速度に関する情
報を得、それらの各情報をフレームメモリを介して表示
装置に表示するものであって、少なくとも前記運動部分
における超音波ビームはその各走査毎にN回の超音波打
ち出しがなされるとともにそれら各回の反射波の平均か
ら前記運動速度に関する情報を得る超音波診断装置にお
いて、前記運動部分における超音波ビームのその各走査
毎の超音波打ち出しをN/M回とする手段と、前記運動部
分において走査される超音波ビームにあって補間の対象
となる走査の数をM個に選定するとともに、前記超音波
ビームの順次走査の際に隣接するM個の超音波ビームの
各超音波情報から順次補間処理を施して各走査における
超音波ビーム間の超音波情報を作成する手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成した超音波診断装置は、運動部分におい
て走査される超音波ビームにあって補間の対象となる走
査の数をM個に選定し、その超音波ビームの順次走査の
際に隣接するM個の超音波ビームの各超音波情報から順
次補間処理を施して各走査における超音波ビーム間の超
音波情報を作成するようになっている。
このような補間処理を施こすことによって、運動部分の
超音波ビームにおける各走査毎の超音波打ち出しをN/M
回としてもS/Nをそのまま維持できることになる。
また、超音波打ち出しはN/M回に減少され、この減少に
ともなってフレームレートの向上を図ることができるよ
うになる。なお、前記補間処理は、超音波パルスビーム
の走査時に隣接する各超音波パルスビームの情報から行
なっていることから、これによるフレームレートの向上
が妨げられることはない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例とともに図面を用いて説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰返しの説明は省
略する。
第1図は、本発明の一実施例の超音波診断装置の全体概
略構成を示すブロック図である。
本実施例の超音波診断装置は、生体内運動部分における
超音波パルスビームのドプラ効果により、周波数偏移を
受けた反射波により、血流速度、速度分散、反射強度を
求める際、近接する複数のラインアドレスの情報を用い
て、一方向のデータを作成する方式である。
すなわち、第1図に示すように、安定な高周波信号を発
生する水晶発振器10の出力は、同期回路9に供給され、
同期回路9により所望周波数の各種出力が得られる。こ
れらの出力信号は、超音波波繰り返し信号、複素変換の
ための参照波信号、超音波診断結果の表示を行なうため
のテレビ(TV)同期信号及び装置各部の同期作用を行な
うクロック信号を含む。
前記送波繰返し信号は、送波回路4及び切換回路2を介
して超音波探触子1に供給され、超音波探触子1を励振
し、超音波パルスビームが被検体内に送波される。
被検体からの反射波は、受波増幅器3により高周波増幅
され、受波整相回路5で整相され、検波回路11により復
調された後、アナログ・ディジタル・コンバータ(A/D
コンバータ)12によりディジタル信号に変換された後、
エンコーダ13により、復調信号に対応する大きさの信号
を作成し、アドレス発生回路19により画像メモリ14に記
憶され、通常のBモードあるいはMモードの表示信号と
して表示部に供給される。
また、前記高周波増幅された反射波は、受波整相回路5
により複数の振動子から得た反射波を全て同位相となる
ように制御された後、混合器6で複素変換のための参照
波信号により復調される。また、血流方向指示のため、
前記参照波を90゜位相をずらし、前記増幅された受波信
号は、混合器7にて復調される。この受波信号は、次
に、マルチプレクサー16により選択され、次いで、アナ
ログ・ディジタル・コンバータ(A/Dコンバータ)17に
よりディジタル信号に変換される。
以下、生体内運動部分の情報を有するドプラ信号成分の
うち、一例として血流に由来するドプラ偏移を受けた反
射信号成分のみを抽出表示する超音波診断装置について
説明する。この場合は、生体内固定部分および心臓の壁
のような運動速度が(血流と比較して)遅い部分からの
反射信号成分を除去する複素信号キャンセラ18を設け
る。以下、血流の運動速度をこの実施例では血流速度と
称する。
キャンセラ18により抽出された血流によりドプラ偏移を
受けた複素信号から生体内運動部分の運動速度を演算す
る運動速度演算回路として、生体内運動部分からの反射
波の最大および平均速度を演算する反射強度演算回路20
と、最大および平均ドプラ偏移周波数、すなわち、超音
波パルスビームと血流方向に依存する血流の相対速度を
演算する血流速度演算回路21と、その相対速度の分散を
演算する速度分散演算回路22を用いる。
次に、これらの演算回路によって求められた反射強度、
血流速度、速度分散は、次の反射強度相加平均回路23、
血流速度相加平均回路24、速度分散相加平均回路25内の
ランダムアクセスメモリ(以下、単に、RAMという)に
一次記憶される。
次に、今まで述べたと同様の手順により、探触子1より
2度目の送受波が行なわれて、反射強度、血流速度、速
度分散が求められる。そして、各相加平均回路23、24、
25に記憶される。この2度目の送受波は、一度目と同方
向である。そして、さらに、3度目、4度目、…、と同
一方向に必要な回数だけ送受波を繰り返して打ち出す。
これにより同方向における複数の反射強度、血流速度、
速度分散のデータは、各相加平均回路23、24、25によ
り、RAMに記憶されているデータとの相加平均が演算さ
れる。これらの相加平均された結果は、血流像構成回路
26によって、表示装置27上に表示するための信号に変換
される。
以上述べてきた回路動作により走査線1本分のデータが
得られる。そして、同様の手順で順次別方向の走査線の
データを求め1画面分のドプラ血流像を得る。
次に、この信号は、表示用メモリ30上にアドレス発生回
路31からのアドレスによって記憶される。
次に表示について説明する。
まず、断層像表示では、前述したように画像メモリ14に
記憶されたデータは、アドレス発生回路19によって読み
出され、ディジタル・アナログ・コンバータ(D/Aコン
バータ)15により輝度変換信号に変換され、表示制御回
路33により制御されたドプラ血流像、断層像の切換回路
34を介し、TV同期発生器32の同期信号に同期して表示装
置27上に断層像が表示される。
次に、ドプラ血流像表示では表示用メモリ30に記憶され
たドプラ血流像のデータは、アドレス発生回路31によっ
て読み出され、ディジタル・アナログ・コンバータ(D/
Aコンバータ)29により表示信号に変換され、表示制御
回路33によって制御されたドプラ血流像、断層像の切り
換え回路28を介し、TV同期発生器32からの同期信号に同
期して表示装置27上にドプラ血流像が表示される。な
お、表示制御回路33により制御される切換回路28及び切
換回路34の状態により、Bモード断層像とドプラ血流像
を重ね併せて表示することも可能である。
次に、本発明の要旨である近接する複数のラインアドレ
スの情報を用いて、一方向のデータとする機構を以下図
面を用いて具体的に説明する。
第2図に、超音波診断装置で生体内運動速度を計測する
時の状態を示す。
第2図において、超音波パルスビームにより、断層像と
血管内を矢印の方向に流れる血液速度V0、速度分散、反
射強度を計測するため、超音波パルスビームを扇形に示
す範囲で順次走査する。次いで、生体内からの反射波
は、前述したように処理され、相互に90゜の位相差のあ
る2つの信号を作っておき、各々を複素信号キャンセラ
を用いてドプラ偏移成分のみを抽出する。
まず、最初に反射強度演算の原理について述べる。
前述したドプラ偏移成分、つまり、ドプラ偏移信号の反
射強度は、第3図に示すように、周波数fdでドプラ偏移
を受けた信号の任意の位相での値である。
この時、第3図a、bの値は次式で表わされる。
a=l×sin(2πfdt) ……(1) b=l×cos(2πfdt) ……(2) (但し、tは時間) 次に、これを第4図に示したように、円運動として考え
ると、90゜位相の異なる2つのドプラ偏移信号の反射強
度より、円運動の半径、すなわち、これらの信号の反射
強度は、下記の式(3)により得られる。
l=(a2+b21/2 ……(3) 次に、血流速度の原理について述べる。前述したドプラ
偏移信号の反射強度は、第4図に示す位相θでの反射強
度である。時間Δt後に、再度、生体内に超音波パルス
ビームを打ち出だする。その反射波に含まれる同一深度
のドプラ偏移成分の反射強度は、第4図に示す位相θよ
り位相が変化した状態でのドプラ偏移信号である。血流
速度は、この位相変化、すなわち、単位時間当たりの位
相変化の割合を求めることにより計算する。位相の計算
は、第5図中のΔABOに着目して見れば、容易に行なう
ことができる。すなわち、位相角θは次式(4)で求め
られる。
θ=sin-1(a/l) ……(4) 次に、時間Δt後の位相を求める。
第6図により、前述と同様にして、 c=l′×sin(2πfd(t+Δt)) d=l′×cos(2πfd(t+Δt)) とした場合、 l′=(c2+d21/2 ……(5) より、 δ=sin-1(c/l′) が求まる。なお、ここで、l′という変数を用いたの
は、血管により血流量が異なり、また、心臓の心拍によ
り同一血管内でも時間により血流信号の反射波の強度が
変化するためである。
以上から位相変化量Δθは、下記の式(6)で表わすこ
とができる。
Δθ=θ−δ ……(6) この位相変化量Δθは、Δtの間に変化したものである
から、これを円運動と考えた場合の角速度をωdと表わ
すと、 ωd=Δθ/Δt ……(7) となる。さらに、 fd=ωd/2π ……(8) であることを利用して、 fd=2Vcosθ・f0/Vc ……(9) 但し、V:血流速度、θ:超音波パルスビームと血流傾斜
角度、Vc:音速、f0:打ち出し周波数であり、 式(9)を変形し、血流速度Vを求めると、 V=(Vc/2cosθ)・(fd/f0) ……(10) となる。Vc(音速)と定数であり、角度θ(超音波パル
スビームと血流の入射角度)は、断層像より求められ
る。また、f0(打ち出し周波数)は、超音波診断装置に
おいて、任意に設定した値であり、fd(ドプラ偏移周波
数)は、前述の方法で測定可能な値であるため、式(1
0)より血流速度Vが求められる。
次に、血流速度分散の計算は、1走査線に対し、複数の
超音波パルスビームを発射し、同一個所でN個の血流速
度を求めた場合、 により求められる。
次に、以上述べてきた反射強度、血流速度、速度分散の
演算回路、相加平均回路について、従来の回路と本発明
の一実施例の回路を比較して述べる。
まず、従来の反射強度演算回路、相加平均回路を第7図
に示す。
第7図において、ドプラ偏移信号のsin成分およびcos成
分は、まず、反射強度演算回路40に入力され、この反射
強度演算回路40で、 l′=(c2+d21/2 ……(12) と計算される。ここで、l′は、前述したように、時刻
tで変化するので、一旦、第1RAM42、第2RAM43にデータ
として記憶される。次いで、同一個所からの超音波パル
スビームの第2波の反射波より、ドプラ偏移信号のsin
成分、cos成分を抽出し、同様にl′を求める。これを
加算器41により第1RAM42に記憶されている前回の反射強
度のデータに加え、第1RAM42に記憶する。一方、下段で
はこれをコンパレータ44により第2RAM43に記憶されてい
る前回の反射強度のデータと比較し、大きい方を第2RAM
43に記憶する。これを、一走査線当たりに送波する超音
波パルスの数N回だけ繰り返し行なう。この結果を上段
では、除算器45によりNで割り、平均反射強度を求める
と共に、下段では、最大反射強度が求められる。
次に、従来の血流速度演算回路および相加平均回路を第
8図に示す。前述のように、血流速度の演算は、原理的
には位相変化量を時間で割ることにより、角度速度を求
めて行なっている。一走査線当たり複数回の送受波が行
なわれ、複数の位相角θが求められるため今求められた
位相角θをθnew、一つ前の送受波で求められる位相角
θをθoldとする。ここで、θnew、θoldは、 θnew=sin-1(sin成分new/(sin成分new2 +cos成分ne21/2 θold=sin-1(sin成分old/(sin成分old2 +cos成分old21/2 と表わせる。これから、 Δθ=θold+θnew wd=Δθ/Δt、 fd=wd/2π とドプラ偏移周波数fdを求めていき、以後、前述したよ
うに、血流速度Vを求める。以後、一つの走査線に必要
な送受波回数n回だけ繰り返す。これにより、複数の血
流速度が求められる。この演算は、第8図に示す血流速
度演算回路50を用いて行ない、反射強度の相加平均、最
大値検出と同様にして第1RAM52および第2RAM53、加算器
51、コンパレータ54、除算器55を用いて平均血流速度、
最大血流速度を求める。次に、血流速度分散σは、式
(11)により求められる。
本実施例は、以下に示すように、演算回路、相加平均回
路を変更し、従来の方法により、走査線一本当たりの超
音波パルス数を減ずる。その原理の走査領域についての
一例を第9図に示す。
ここで、例えば、走査線本数300本、走査角度90゜、深
度20cmとすると、最大の走査線間隔は1mmとなる。この
間隔は、超音波パルスビーム幅と、近似的に等しいと考
えて差しつかえない間隔である。このことを利用し、従
来、1走査線当たりN個の超音波パルスが必要であった
ものを、走査線番号j番目のものにN/2個の超音波パル
スを発射し、次いで、j+1番目のものにN/2個のパル
スを発射する。これにより得ることができるN個のデー
タを第10図中実線で示す走査線のデータとして計算す
る。なお、この実線の部分は、第10図中の破線の走査線
間を補間したものである。
次に、本実施例による反射強度演算回路20、反射強度相
加平均回路23の一実施例を第11図に示す。
第11図において、走査線番号jの走査線の第1波による
ドプラ偏移信号のsin成分、cos成分は、まず、反射強度
演算回路20に入力され、ここで、反射強度が計算され
る。この反射強度演算の結果は、一旦、第1加算器60を
通して第1RAM62、第2RAM63に記憶される。次いで、同一
走査線の超音波パルスビームの第2波のドプラ偏移信号
による反射強度を求める。これを、第1加算器60により
前回の反射強度のデータに加え、第1RAMおふに記憶す
る。一方、第1コンパレータ66は、前回の反射挟持のデ
ータと比較し、大きい方を選択する。このデータを、第
2RAM63に記憶する。これを、走査線番号jの走査線に対
してN/2回の超音波パルスを発射して順次行なう(N/2回
繰り返す)。但し、Nは従来の超音波診断装置における
一走査線当たりの超音波パルス数である。
次に、走査線番号j+1の走査線についても、同様の手
順で、第2加算器61、第3RAM64、第4RAM65及び第2コン
パレータ67によって処理する。このようにして求められ
た結果は、第3加算器68により加算され、除算器69でN
で割られ、平均反射強度が求められる。また、第2RAM6
3、第4RAM65に記憶されたそれぞれの走査線での最大値
は、第3コンパレータ70により比較され、両者の最大値
が出力される。次に、走査線番号j+1に関してのデー
タが記憶されている第3RAM64及び第4RAM65のデータはそ
のままにし、第1RAM62及び第2RAM63のデータをクリアす
る。そして、走査線番号j+2の走査線の反射強度を第
1RAM62および第2RAM63に入力し、第3RAM64および第4RAM
65のデータと合わせて平均反射強度、最大反射鏡度を求
める。これを、順次繰返し、全走査領域について行な
う。
次に、本実施例の血流速度演算回路21の一実施例を第12
図に示す。
第12図において、平均血流速度、最大血流速度を求める
手順は、前述の平均反射強度、最大反射強度を求める手
順と同様である。
本実施例の速度分散演算回路22について説明する。前述
の方法で求められた走査線番号jのN/2個の血流速度演
算結果は、第12図中の加算器1に送られると同時に速度
分散演算回路22内のRAM80に記憶され、また、走査線番
号j+1番目のN/2個の血流速度演算結果は、加算器2
に送られるとと同時に速度分散演算回路22内のRAM81に
記憶されている。これらのRAM80、81内のデータを用い
て速度分散σは次の式を計算することによって得られ
る。
但し、Vij:j番目の走査線の超音波パルスビームi番目
の血流速度演算結果、Vj:j番目の超音波パルスビームの
平均血流速度演算結果、Vk(j+1):j+1番目の走査
線の超音波パルスビームK本目の速度演算結果、▲
▼:j+1番目の走査線の超音波パルスビームの
平均血流速度演算結果である。
次に、本実施例の演算回路の他の実施例について述べ
る。
第13図に示すような演算回路の他の実施例について述べ
る。
第13図に示すような3本の走査線について方位方向xの
補間について説明する。走査線毎の同じ深度のデータd
により、次式(13)で与えられる。
f(x)=α・d(j+1)+β・d(j)+γ・d
(j+1) ……(13) 但し、d(j):走査線番号jの走査線のデータ、α、
β、γ:重み関数、f(x):図中に示す方向での補間
後のデータである。
次に式(13)に表わされる反射強度の補間の一実施例を
第14図に示す。
第14図において、走査線番号j−1の走査線の超音波パ
ルスビームの第1波によるドプラ偏移信号のsin成分、c
os成分は、まず、反射強度演算回路20に入力され、ここ
で、反射強度が計算される。次に、第1RAM62及び第2RAM
63に記憶される。次に、同一走査線の超音波パルスビー
ムの第2波のドプラ偏移信号による反射強度を求め、図
示していない掛算器によりαを乗ずる。これを第1加算
器60により前回の反射強度のデータに加え、第1RAM62に
記憶する。一方、第1コンパレータ66は、前回の反射強
度のデータと比較し、大きい方を選択する。そして、こ
のデータを第2RAM63に記憶する。これを走査線番号jの
走査線に対してN/3回超音波パルスを発射して、順次行
なう(N/3回繰り返す)。但し、Nは従来の超音波診断
装置における一走査線番号2、2+1の走査線につい
て、第2加算器61、第4加算器71、第3RAM64、第4RAM6
4、第5RAM72、第6RAM73及び第3コンパレータ70を用い
同様の手順で処理する。反射強度は、このようにして処
理された後、RAMから各走査線の同一深度のデータごと
に読みだされ、図示していない掛算器により、それぞれ
α、β、γが乗ぜられた後、第3加算器68で加算され
る。また、第2RAM63、第4RAM65、第6RAMやあに記憶され
たそれぞれの走査線での反射強度の最大値は、第4コン
パレータ74により比較され、三者の最大値が出力され
る。次に、走査線番号2、2+1のデータはそのままに
し、第1RAM62、第2RAM63のデータをクリアする。そし
て、走査線番号の走査線の反射強度データを第1RAM62、
第2RAM63に入力し、第3RAM64〜第6RAM73のデータと合わ
せて平均反射強度、最大反射強度を求める。これを順次
繰返し、前走査領域について行なう。
次に、本実施例の血流速度演算回路を第15図に示す。平
均血流速度の最大血流速度を求める手順は、前述の平均
反射強度、最大反射強度を求める手順と同様である。
このような実施例のように構成した超音波診断装置は、
運動部分において走査される超音波ビームにあって補間
の対象となる走査の数をM個に選定し、その超音波ビー
ムの順次走査の際に隣接するM個の超音波ビームの各超
音波情報から順次補間処理を施して各走査において超音
波ビーム間の超音波情報を作成するようになっている。
このような補間処理を施こすことによって、運動部分の
超音波ビームにおける各走査毎の超音波打ち出しをN/M
回としてもS/Nをそのまま維持できることになる。
また、超音波打ち出しはN/M回に減少され、この減少に
ともなってフレームレートの向上を図ることができるよ
うになる。なお、前記補間処理は、超音波パルスビーム
の走査時に隣接する各超音波パルスビームの情報から行
なっていることから、これによるフレームレートの向上
が妨げられることはない。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
いうまでもない。
たとえば、前記実施例では、走査線が2本、3本のとき
について説明したが、本発明では、走査線が近似的に等
しいと考えられる範囲では、3本以上の走査線を用いる
こともできる。
また、前記実施例は、本発明は超音波探触子としてセク
タ方式の探触子を用いた場合に適用したものについて説
明を行なったが、本発明は、他の探触子として、リニア
走査方式の探触子、コンベックス型の探触子を用いても
適用できることはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように本発明による超音
波診断装置によれば、S/Nをそのまま維持させた状態で
フレームレートの向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の超音波診断装置の全体構
成を示すブロック図である。 第2図は、超音波診断装置で生体内運動速度の計測時の
状態を示す図である。 第3図は、ドプラ偏移を受けた信号から反射強度、血流
速度、速度分散を求めるための原理を説明する説明図で
ある。 第4図は、ドプラ偏移を受けた信号から反射強度、血流
速度、速度分散を求めるための原理を説明する説明図で
ある。 第5図は、ドプラ偏移を受けた信号から反射強度、血流
速度、速度分散を求めるための原理を説明する説明図で
ある。 第6図は、ドプラ偏移を受けた信号から反射強度、血流
速度、速度分散を求めるための原理を説明する説明図で
ある。 第7図は、従来の超音波診断装置の演算回路図である。 第8図は、従来の超音波診断装置の演算回路図である。 第9図は、本発明の実施例の実施例による走査方法を説
明するための説明図である。 第10図は、本発明の実施例の実施例による走査方法を説
明するための説明図である。 第11図は、本発明の一実施例の演算回路の一実施例の構
成を示すブロック図である。 第12図は、本発明の一実施例の演算回路の一実施例の構
成を示すブロック図である。 第13図は、本発明の実施例の実施例による走査方法を説
明するための説明図である。 第14図は、本発明の一実施例の演算回路の他の実施例の
構成を示すブロック図である。 第15図は、本発明の一実施例を演算回路の他の実施例の
構成を示すブロック図である。 〔符号の説明〕 1……超音波探触子、2、28、34……切換回路、3……
受波増幅器、4……送波回路、5……受波整相回路、
6、7……混合器、8……90゜位相器、9……同期回
路、10……水晶発振器、11……検波回路、12、17……A/
Dコンバータ、13……エンコーダ、14……画像メモリ、1
5、29……D/Aコンバータ、16……マルチプレクサ、18…
…複素信号キャンセラ、19、31……アドレス発生回路、
20……反射強度演算回路、21……血流速度演算回路、22
……速度分散演算回路、23……反射強度相加平均回路、
24……血流速度相加平均回路、25……速度分散相加平均
回路、26……血流像構成回路、27……表示装置、30……
表示用メモリ、32……TV同期発生器、33……表示制御回
路。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 裕 千葉県柏市新十余二2番1号 株式会社日 立メデイコ大阪工場内 (56)参考文献 特開 昭58−188433(JP,A) 特開 昭54−100177(JP,A) 特開 昭61−146239(JP,A) 特開 昭62−57540(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に当接された超音波探触子から超音
    波ビームを走査し、その反射波からなる超音波情報から
    該被検体の断層像情報と運動部分における運動速度に関
    する情報を得、それらの各情報をフレームメモリを介し
    て表示装置に表示するものであって、少なくとも前記運
    動部分における超音波ビームはその各走査毎にN回の超
    音波打ち出しがなされるとともにそれら各回の反射波の
    平均から前記運動速度に関する情報を得る超音波診断装
    置において、 前記運動部分の超音波ビームにおける各走査毎の超音波
    打ち出しをN/M回とする手段と、 前記運動部分において走査される超音波ビームにあって
    補間の対象となる走査の数をM個に選定するとともに、
    前記超音波ビームの順次走査の際に隣接するM個の超音
    波ビームの各超音波情報から順次補間処理を施して各走
    査における超音波ビーム間の超音波情報を作成する手段
    と、 を備えることを特徴とする超音波診断装置。
JP60284742A 1985-12-18 1985-12-18 超音波診断装置 Expired - Lifetime JPH0691885B2 (ja)

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