JPH0693245A - 本および他の紙製品の環境にやさしい大量酸抜き剤の溶媒 - Google Patents

本および他の紙製品の環境にやさしい大量酸抜き剤の溶媒

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JPH0693245A
JPH0693245A JP4047516A JP4751692A JPH0693245A JP H0693245 A JPH0693245 A JP H0693245A JP 4047516 A JP4047516 A JP 4047516A JP 4751692 A JP4751692 A JP 4751692A JP H0693245 A JPH0693245 A JP H0693245A
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solvent
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books
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JP4047516A
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Juergen Wittekind
ヴイッテキント ユルゲン
Peter Schwerdt
シュベルト ペーテル
Rolf Eggersdorfer
エッゲルスドルフェル ロルフ
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Battelle-Institut
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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H25/00—After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本および他の紙製品の環境にやさしい酸抜き
剤の溶媒を提供する。 【構成】 公知の薬剤または中和剤の溶媒として従来使
用されていたフッ化塩化炭化水素のような環境を汚染す
る溶媒のかわりに、少なくとも2および最大4のシリコ
ン原子をもつメチルシロキサンの形の溶媒を使用する。
これにより本の環境にやさしい合理的大量の酸抜きを最
大限保護下に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本、印刷物および他の
紙製品ならびに無数の書類または文書のような、あらゆ
る種類の製品の合理的な大量酸抜き用中和剤の溶媒に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】あらゆる印刷および紙製品とくに本で
は、貯蔵中に紙の老化が起こり、その間に痕跡の酸が遊
離して、紙質に連続的損傷が生じ何らかの対策を講じな
い限り、数年にして完全に分解してしまうまでになる。
したがって、世界の文庫や図書館の数百万の本を安定に
保管するためには、紙中の酸を中和すると同時に紙のな
かに将来的に遊離する酸を中和する十分な量の緩衝物を
充填する必要がある。
【0003】膨大な本の数量を考慮すると、その合理的
な大量処理、すなわち、本の綴じを開き、頁ごとに処理
することが必要となる。公知の方法によれば、本はたと
えばアルキル金属の蒸気たとえばジエチル亜鉛の蒸気で
処理される(米国特許第3969549号)。紙のなか
の湿気によってたとえば酸化亜鉛のような金属酸化物中
へのアルキル金属の変換が起こり、それが紙に残り遊離
酸を中和する。
【0004】この方法は、「乾式」として認められれ、
書籍や本は金属の蒸気とのみ接触して、液体には漬けら
れない。この方法によれば、本を慎重な取扱う場合に良
好な酸抜きが行われる。しかしながら、この使用目的に
適したアルキル金属は、空気中で自然発火する物質であ
り、火災や爆発の危険が大きい、これを避けるために
は、細心の配慮と費用のかかる安全対策が必要である。
【0005】他の公知の方法、いわゆる「Wei−T,
o」法によれば、本は後記の溶媒たとえばメチルマグネ
シウムカ−ボネ−トのような有機金属化合物の溶液中で
処理される。メチルマグネシウムカ−ボネ−トの例で
は、これが再び紙中の湿気により酸化マグネシウムと炭
酸マグネシウムに変化する。この2つは紙中の酸を中和
する。
【0006】前述の「乾式法」とは異なり、この方法で
は本が溶液に浸漬される。前記の主題、つまり書籍の酸
抜きの他に、この方法では織物の化学的洗浄のような埃
や汚染粒子の洗浄ができる。これは安全性の他にさらに
大きな利点が得られる。
【0007】本を傷めずに処理できるためには、使用す
る溶媒の物理化学的性質についてはきわめて高度の要求
がなされなければならない。製本の際は紙の他に、たと
えば膠、接着剤、印刷顔料、インキ、カルトン、織物、
皮革、プラスチックなど各種補助材料が使用される。
【0008】酸抜きに使用される溶媒は、紙はもちろん
製本補助材にも損傷や害を与えないものでなければなら
ない。本の酸抜き後、溶媒は乾燥法で本から除去される
から、溶媒は加温して蒸発させ本に障害を残してはなら
ない。このような溶媒として従来は、フッ化炭化水素お
よびフッ化塩化炭化水素(FCKW)がたとえばメタノ
−ルまたはエタノ−ルのようなアルコ−ル添加のもとに
使用された。
【0009】前記のフッ化炭化水素およびフッ化塩化炭
化水素は、たいていの製本材料が耐性があり、処理温度
においても蒸発ロスがなく、本も損傷を受けない。しか
しながら、とくにフッ化塩化炭化水素は、その高い環境
汚染性とオゾン破壊性のためその使用と製造が制限され
ている。この地球規模的な規制条約の強化によって、さ
らに使用禁止が見こまれる。
【0010】ドイツ特許DE3904111A1には、
密閉方式と徹底した排気浄化による書籍その他の環境に
やさしい大量酸抜き方法が記載されている。フッ化炭化
水素およびフッ化塩化炭化水素の使用禁止および/また
は製造の任意調整の結果、それが予想どおり入手できな
くなる場合は、これらの有効で取扱やすい合理的な方法
がなくなり、適当な溶媒が考慮される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
環境汚染の物質を避け、最大可能な保護下に、紙製品の
大量酸抜きができる新規な溶媒の提供を課題とするもの
である。
【0012】
【課題を解決のための手段】この課題は、特許請求の範
囲1の方法によって解決される。これによれば、環境汚
染するフッ化塩化炭化水素に代わるものとして、少なく
とも2そして最高4のシリコン原子またはシロキサン単
位をもつメチルシロキサンが挙げられる。これらは、直
鎖状でも環状化合物であってもよい。
【0013】意外にも本発明によって、オルガノシロキ
サンが従来使用されてきたフッ化塩化炭化水素に匹敵す
る良好な溶媒性を有し、環境問題を起さないこと、しか
も合理的な酸抜き方法に良く適合することが確認され
た。
【0014】オルガノシロキサンは、シリコ−ンオイル
として知られた高分子であるが、それ自体良好な化学的
および物理的性質のため技術、化粧および薬学の分野で
多くの応用が見出されている。
【0015】本発明の特許請求の範囲1に述べた、それ
ぞれがシリコン原子1個をもつ単位(シロキサン単位と
もいわれる)を2〜4個有する特定のシロキサンが、本
の酸抜きの溶媒として特に適合しているとの認識が新規
であることはいうまでもない。
【0016】たとえば、直鎖状シロキサンの一般構造
は、つぎの式で示される。
【化1】
【0017】Rで示される有機基がCH3 基であるもの
が好適である。というのはこのシロキサンは低沸点であ
るから、本発明の用途にとくに適している。n=0〜2
までが本発明にかなうもので、これはシリコン原子2〜
4に対応する。x(末端シリコンを結合している)の代
わりにCH3 基でもよい、この場合の化合物はとくに化
学的に安定である。xまたはRはCH3 基の代わりに水
素原子または紙繊維と反応できる官能基でもよい。
【0018】はじめにあげた基のシロキサンを混合でき
る、これらシロキサンを使用すると紙繊維の構造が積極
的に影響され、これによってすでに損傷された紙の再強
化が行われる。したがって、上記のn−値のシロキサン
および、たとえば末端と他のシリコン原子価の種々な配
置のシロキサン混合物も考えられ、これらは問題の溶媒
としての用途に最適である。
【0019】そのR−とx−原子価がCH3 で飽和さ
れ、シリコン原子数が5またはそれ以上でn>3である
直鎖状メチルシロキサンは、nの増加とともに油性とな
り、沸点がたとえばn=5では、0.6mbar120
℃になる。この高い沸点のシロキサンは、真空中の高温
乾燥度に本が耐えられないので、この用途には不向きで
ある。
【0020】これに対し、2−4個のシリコン原子つま
りシリコン原子単位(n=0−2)をもつメチルシロキ
サンは、沸点が大気圧で100−150℃であり、粘度
は0.65mm2 /sから1mm2 /sである。これら
のシロキサンは、意外にも比較的低沸点であり、低粘度
であり良好な化学的物理的性質をもつため、本の酸抜き
用溶媒として優れている。この物質は非常に低い粘度と
表面張力が非常に小さい、無色、無臭の液体で、比較的
低温で残渣のない蒸発をすることができる。
【0021】とくに、この低い粘度と表面張力によっ
て、本にたいする均一で良好な浸透が可能になるので、
この化合物は本願の目的に適合する。そして、たとえば
2個のシリコン原子を有し、(n=0)であるヘキサメ
チルジシロキサンは、大気圧下の粘度0.65mm2 /
sと大気圧下の沸点100℃を示し表面張力は15.9
mN/mである。4個のシリコン(n=0)からなるシ
ロキサンは、沸点150℃、粘度1.0mm2 /Sで表
面張力は16mN/mである。
【0022】後者の化合物の沸点は、それ自体すでに本
を傷めない取扱には高すぎるので、、本の乾燥にはほか
の多くの技術分野に用いられドイツ特許第390411
1A1にも開示されているように、100mbarで7
0℃に制限される。
【0023】上記のようなシロキサンは、他の多くの溶
媒たとえばメチルマグネシウムカ−ボネ−トの溶媒とし
てその安定化に使用されるアルコ−ルと混合でき、多く
の金属有機化合物の良好な溶媒である。しかし製本に使
用される通常の材料および補助材料、たとえば印刷染
料、膠、接着剤、表紙用プラスチックならびにスタンプ
インキを溶解せず、また損傷しない。以下その実例を示
すと、ゴムは特殊タイプでない限り、鉱物油や石油炭化
水素芳香族物質、エステルおよびアルコ−ルのような溶
媒によって破壊したり分解せず、またこれらによってひ
どく膨張したりする。これに対し上記のポリシロキサン
は、すぐれた潤滑性と保護性をもっている。
【0024】これらの良好な特性の理由は、ゴムエラス
トマ−から大きくはなれたシロキサンの化学的構成に見
られる、すなわち、その化学的構成は本の酸抜きに用い
る金属有機化合物に近い。すでに述べたドイツ特許39
0411A1は、本の処理後の乾燥にマイクロ波を使用
することによって、本の迅速かつ慎重な処理を可能にす
るものである。その際のマイクロ波中の物質の加熱は、
その誘電率εr 誘電損失tanδの物質特性に依存し、
その値が高いほど物質はマイクロ波中でよく加熱され
る。
【0025】文献は、上記シロキサンに対し比較的低い
数値を与え、εr =ca.2−3、tanδ=ca.1
−2×10-5としている。しかしながら、シリコン原子
2−4個の鎖長のシロキサンで湿した本は、意外にもマ
イクロ波中で短時間内に十分に加熱されることがわかっ
た。そこで、たとえば4個のシリコン原子をもつ(n=
2)の直鎖状シロキサンは2450MHzの周波数で6
00Wのマイクロ波出力のとき、2〜3分以内に80℃
に加熱することができる。
【0026】そのため、本発明による溶媒は、前記マイ
クロ波乾燥による合理的方法に使用する溶媒としても適
している。しかし、マイクロ波を用いない従来の乾燥に
使用することもできる。この比較的弱い高周波エネルギ
−投与では、特に保護的な本の乾燥が可能であるが、非
常に強い投与の場合は、溶媒で湿った本が非常に速やか
に加熱され、本のブロック内に自然に発生する蒸気によ
って、本が損傷するか、破れる危険がある。本の酸抜き
のため、前記シロキサンを使用する場合の他の利点は、
これらのシロキサンが低い密度、たとえば0.761g
/cm3 (n=2のとき)、または0.818g/cm
3 (n=1のとき)であることである。
【0027】フッ化およびフッ化塩化炭化水素を溶媒と
して使用する場合は、高密度のため処理時に本が浮遊す
るが、本発明の溶媒はこれがなく装置も簡単にできる。
フッ化およびフッ化塩化炭化水素を使用すると、処理溶
液中に本が浮遊するのを時間をかけて防止しなければな
らない。さらに浮遊を防止するための仕組みが乾燥時の
マイクロ磁場の障害の原因になり得る。
【0028】本発明によるシロキサンは、公知の中性化
剤メチルマグネシウムカ−ボネ−トに非常に良く適合す
る。しかも、場合によっては将来発見される、本の大量
酸抜きに有効な処理剤としてなんらかの方法でつくられ
る別の有機金属化合物にも使用できる。
【0029】ある実験では、たとえばメチルマグネシウ
ムカ−ボネ−ト溶液(Mg含量3%アルコ−ルに溶解)
と従来の酸抜き剤FCKW溶媒の代わりに、ヘキサメチ
ルジシロキサン87.5gを使用した。この溶液で処理
した紙は、未処理の紙がpH4.5であったのが8.5
になった。紙中の遊離酸は中和され、同時に紙中に予備
緩衝がつくられた。紙あるいは記事の傷みは認められな
かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーテル シュベルト ドイツ連邦共和国、6230 フランクフルト アムマイン 80、 エーセル シュトラ ーセ 55 (72)発明者 ロルフ エッゲルスドルフェル ドイツ連邦共和国、 6380 バート ホン ブルグファウ. デ. ハー、 ケッテラ ーシュトラーセ(番地なし)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン原子2、3または4個をもつメチ
    ルシロキサンまたは、そのような各種メチルシロキサン
    を含むことを特徴とする本および他の紙製品の環境にや
    さしい大量酸抜き剤の溶媒。
  2. 【請求項2】ヘキサメチルジシロキサンまたはそれを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の溶媒。
  3. 【請求項3】メチルシロキサンの全部または一部の末端
    シリコン原子価がメチル基によって占められていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の溶媒。
  4. 【請求項4】メチルシロキサンの全部または一部の1ま
    たは2以上のシリコン原子価がH−原子で占められてい
    ることを特徴とする請求項1または2の溶媒。
  5. 【請求項5】メチルシロキサンの全部または一部の1ま
    たは2以上のシリコン原子価が紙のセルロ−スと反応す
    る状態にある官能基で占められていることを特徴とする
    請求項1または2の溶媒。
  6. 【請求項6】メチルシロキサンのメチル基によって占め
    られていない、1または2以上のシリコン原子価が、選
    択的にH−原子および/または、紙のセルロ−スと反応
    する状態にある官能基によって占められていることを特
    徴とする請求項1または2の溶媒。
JP4047516A 1991-02-14 1992-02-03 本および他の紙製品の環境にやさしい大量酸抜き剤の溶媒 Pending JPH0693245A (ja)

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DE (2) DE4104515C1 (ja)
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DE59203063D1 (de) 1995-09-07
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