JPH069441U - 果実袋 - Google Patents
果実袋Info
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- JPH069441U JPH069441U JP4936992U JP4936992U JPH069441U JP H069441 U JPH069441 U JP H069441U JP 4936992 U JP4936992 U JP 4936992U JP 4936992 U JP4936992 U JP 4936992U JP H069441 U JPH069441 U JP H069441U
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- fruit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、果実袋を被せても内部に結露が発生
して多湿になるようなことがなく、従って病菌が発生す
ることの少ない、また果実が高温になることのない遮熱
性を有する、耐久性の良い果実袋を提供する。 【構成】ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂からな
るスプリット繊維ウェッブを経緯交叉するように積層、
接着してなる不織布5で構成され、その表面に二酸化チ
タン層6が設けられ果実袋。また更に二酸化チタン層6
の内側に更に黒雲母層又はアルミニウム層を設けても良
い。
して多湿になるようなことがなく、従って病菌が発生す
ることの少ない、また果実が高温になることのない遮熱
性を有する、耐久性の良い果実袋を提供する。 【構成】ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂からな
るスプリット繊維ウェッブを経緯交叉するように積層、
接着してなる不織布5で構成され、その表面に二酸化チ
タン層6が設けられ果実袋。また更に二酸化チタン層6
の内側に更に黒雲母層又はアルミニウム層を設けても良
い。
Description
【0001】
本考案は、リンゴ、ナシ、モモ、ビワ、ネクタリン、ブドウ等の果実の栽培に 用いる果実袋に関する。
【0002】
リンゴ、ナシ、モモ、ビワ、ネクタリン、ブドウ等の果樹の栽培においては、 病害虫除去、果実の外観の向上、割裂果実の防止等の目的で、果実に紙袋をかけ ることが古くから行われている。 この果実用の紙袋は、夏期に1ヵ月以上果実に被ぶせるので、太陽光線、雨、 風に対する耐久性が要求される。紙袋の強度を向上させるためには、蝋又は油を 塗布したり、或いはパラフィン紙等を素材にすることが知られている。また一部 の果実に対しては防水加工をした果実袋を用いることもある。また果実袋は、果 実の外観を向上させることも目的とするが、そのためには果実袋の遮光率を高く する必要がある。この遮光率を上げるために、色の濃い例えば黒、濃紺、濃緑の 紙を内側に使用した果実袋が知られている。更に病菌の発生を防ぐ為、防菌加工 を施した果実袋も知られている。
【0003】 このように、果実袋は多種多様であるが、果実袋を使用するとき現在一番問題 とされているのは果実袋内の多湿による病菌の発生と、果実袋表面の高温による 果実の蒸れにもとづく味の低下である。すなわち、例えば、気温が32〜33℃ の時、太陽光線の照射した果実袋の表面温度は50℃前後になり、夕方になって 日が沈むと気温は急速に低下する。この昼と夜の温度差により果実袋の内部に結 露が発生する。このようにして、発生した結露が果実の表面に付着すると病菌が 発生しやすくなる。更に朝になり、太陽が昇り気温が上昇してくると、今度は結 露が蒸発し、多湿になって、果実袋内部は蒸れる状態になり、しかも昼には約5 0℃の高温にも達するようになる。この結露と、蒸れと、高温とによって、果実 に病菌が発生しやすくなり、また果実の味が低下する。
【0004】
本考案は、果実袋を被せても、内部に結露が発生して多湿になるようなことが なく、従って病菌が発生することの少ない、また果実が外気温と著しく異なる高 温になることのない、遮熱性を有する果実袋を提供することを目的とする。
【0005】
本考案者は、上記の従来の果実袋の問題点を解消すべく種々検討した結果、果 実袋が親水性であること、また果実袋は、太陽熱は遮断する性質を有することが 重要であることを知見し、本考案を完成した。
【0006】 すなわち、本考案は、ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂からなるスプリ ット繊維ウェッブを経緯交叉するように積層、接着してなる不織布で構成され、 その表面に二酸化チタン層が設けられていることを特徴とする果実袋である。
【0007】 本考案の果実袋を構成する不織布は、次ぎのようにして製造する。ヒドロキシ 基を有する熱可塑性合成樹脂例えば平均重合度1400以上、鹸化度99%以上 のポリビニルアルコ−ルでフィルムを成形し、このフィルムを一軸方向例えば縦 方向に約5.5〜6.5倍程度に熱延伸した後スプリット処理する。このスプリ ット処理によって、フィルムに延伸方向に無数の割れ線が生じ、フィルムは微細 に分割されて扁平な繊維ウエッブ状になる。このようにして得た扁平なスプリッ ト繊維ウェッブを無拡幅もしくは拡幅し、このスプリット繊維ウェッブの複数枚 を繊維方向が互いに交叉するよう、すなわち経緯交叉するように積層し、接着し て製造する。この際の拡幅の程度によって、不織布すなわち果実袋の空隙率を調 整することができる。また接着は、例えばポリビニルアルコ−ルなどの接着剤を 付与して接着する。この不織布自体は知られており、ベルタフ、ベルツ−キ等の 商標名で鐘紡株式会社から市販されている。
【0008】 この不織布は、ポリビニルアルコ−ル等のヒドロキシ基を有する熱可塑性合成 樹脂でできているので、強度、耐久性が良いばかりでなく、親水性が良い。した がって、この不織布で作った果実袋は、丈夫であり、また発生する結露を吸収し てしまうので果実袋内に結露が生じることがない。
【0009】 しかし、この不織布で作った果実袋は太陽光線に対しての遮熱性に乏しい。そ こで本考案においては、果実袋の表面に二酸化チタン層を形成する。二酸化チタ ン層の白色によって太陽光線を反射し、遮熱を行うことができる。この二酸化チ タン層は果実袋を構成する不織布の両面に設けても、また片面のみでも良い。二 酸化チタン層は、例えば不織布を、樹脂液に二酸化チタン粉末を10〜40重量 %添加して調製した配合液に浸漬し、搾液し、加熱乾燥して形成する。樹脂液の 濃度は4〜10%程度でよく、樹脂としては親水性樹脂例えばポリビニルアルコ −ルが好ましい。この二酸化チタン層は、不織布のときに形成させるのが好まし いが、果実袋にした後に形成させても良い。
【0010】 また、果実袋に遮光性を持たせておくと、果実の外観を美しく仕上げることが できる。本考案の果実袋において95%以上の遮光率を得るためには、二酸化チ タン層の内側に黒雲母層又はアルミニウム層を形成するとよい。すなわち、上記 不織布に、まず黒雲母層又はアルミニウム層を設け、その上に上記の如くして二 酸化チタン層を設けるとよい。この黒雲母層又はアルミニウム層は、樹脂液に黒 雲母又はアルミニウム粉末を3〜10重量%添加して調製した配合液に不織布を 浸漬し、搾液し、加熱乾燥して形成する。黒雲母粉末は鱗片状の黒雲母粉末を用 いるのが好ましい。樹脂としては親水性樹脂例えばポリビニルアルコ−ルが好ま しい。樹脂液の濃度は4〜10%程度でよい。
【0011】 本考案においては、上記したように不織布の空隙率を任意に変えることができ 、また二酸化チタン層、黒雲母層、アルミニウム層の形成によって遮熱率、遮光 率を任意に変えることができる。例えば遮光率は50%から98%まで、空隙率 は0%から10%まで任意に変えることができる。そして、外気温32℃で太陽 光線が照射している時、従来の通常の果実袋においてはその表面温度が50℃前 後になるが、本考案の果実袋においては、例えば遮光率98%、空隙率0%の場 合、果実袋の表面温度は38℃前後となり、遮熱効果が認められる。このように 、本考案の果実袋においては、空隙率、遮光率、ひいては遮熱率を任意に変える ことができるので、果実の種類、使用時期、使用期間等に応じ、それぞれに適し た果実袋を得ることができる。またブドウ用等には撥水加工をして果実の割裂防 止をしても良い。
【0012】 不織布から果実袋を作成するには、通常の方法で行える。そして周辺の接着は 糊付け、ミシンかけ等で行えるが、効率よく確実に行うためには、合成樹脂の熱 融着性を利用して超音波ミシンで行うのが最もよい。果実袋は1重でよく、2乃 至3重にする必要はない。また従来使用されている紙製の果実袋は、1シ−ズン 毎の使い捨てであるが、本考案の果実袋は、シ−ズン後に取外し、良く洗浄して 付着ごみを取り除き白さを回復させる処置を取ると、5年は継続して使用可能で ある。また、従来の紙製の果実袋と同様に、果実袋を小枝に止めるための止め金 を、果実袋の側端部に付着させても良い。
【0013】 図は本考案の果実袋を示したものであり、図1はその平面図である。ここで1 は果実袋、2は折り目、3は周辺接着部、4は果実袋の開口部である。図2、図 3は、それぞれ本考案の果実袋の開口部4を拡げたときの正面図の模式図である 。図2は、果実袋の各両面に二酸化チタン層を設けた例であり、5は不織布、6 は二酸化チタン層である。図3は、果実袋の各両面に黒雲母層及び二酸化チタン 層を順次設けた例であり、5は不織布、6は二酸化チタン層、7は黒雲母層であ る。
【0014】
本考案の果実袋は、ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂からなるスプリッ ト繊維ウェッブを経緯交叉するように積層、接着してなる不織布で構成されてい るので、耐久性があり、また親水性があるので果実袋内に結露が発生することが ない。そのため、果実袋内の多湿にもとづく病菌の発生を防止することができる 。また果実袋の表面に二酸化チタン層を設けたので、太陽光線についての遮熱性 があり、そのため果実が高温になったり、蒸れたりすることに起因する味の低下 を防ぐことができる。また、果実袋の内面に黒雲母層又はアルミニウム層を設け ると、95%以上の遮光率を得ることができ、この遮光によって果実の外観を向 上させることができる。また、本考案の果実袋は、耐久性に富むため5年ないし はそれ以上使用することができる。
【図1】本考案の果実袋の平面図。
【図2】本考案の一例の果実袋の開口部を開いた状態を
示す正面図
示す正面図
【図3】本考案の一例の果実袋の開口部を開いた状態を
示す正面図
示す正面図
1 果実袋、2 折り目部、3 接着部、4 開口部、
5 不織布、6 二酸化チタン層、7 黒雲母層
5 不織布、6 二酸化チタン層、7 黒雲母層
Claims (2)
- 【請求項1】ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂か
らなるスプリット繊維ウェッブを経緯交叉するように積
層、接着してなる不織布で構成され、その表面に二酸化
チタン層が設けられていることを特徴とする果実袋。 - 【請求項2】ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂か
らなるスプリット繊維ウェッブを経緯交叉するように積
層、接着してなる不織布で構成され、その表面に黒雲母
層又はアルミニウム層、並びに二酸化チタン層が順次設
けられていることを特徴とする果実袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992049369U JP2600977Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 果実袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992049369U JP2600977Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 果実袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069441U true JPH069441U (ja) | 1994-02-08 |
| JP2600977Y2 JP2600977Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12829114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992049369U Expired - Fee Related JP2600977Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 果実袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600977Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011043430A1 (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | 富士通株式会社 | 保護袋 |
| JP2019202786A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 株式会社カネカ | ビーズ発泡成形体の梱包方法 |
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-
1992
- 1992-07-14 JP JP1992049369U patent/JP2600977Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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|---|---|
| JP2600977Y2 (ja) | 1999-11-02 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |