JPH0694652A - X線装置用試料加熱装置 - Google Patents

X線装置用試料加熱装置

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JPH0694652A
JPH0694652A JP4272361A JP27236192A JPH0694652A JP H0694652 A JPH0694652 A JP H0694652A JP 4272361 A JP4272361 A JP 4272361A JP 27236192 A JP27236192 A JP 27236192A JP H0694652 A JPH0694652 A JP H0694652A
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JP
Japan
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sample
ray
lamp
rays
ray detector
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Pending
Application number
JP4272361A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Akutsu
修 阿久津
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Publication date
Application filed by Rigaku Denki Co Ltd, Rigaku Corp filed Critical Rigaku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で試料を昇温させることができ、不要
な散乱X線の発生を防止できるX線装置用試料加熱装置
を提供する。 【構成】 X線源18から発生するX線を試料8に照射
し、その試料8で回折したX線をX線検出器10によっ
て検出するX線装置であって、試料8をθ回転させるθ
回転台4と、X線検出器10をθ回転の2倍の速度で回
転させる2θ回転台5とを備えたX線装置に用いられる
試料加熱装置である。この試料加熱装置は、試料8と一
体にθ回転するランプ用アーム11と、そのランプ用ア
ーム11上に固定されていて発光すると共にその光を試
料に集光するランプ装置12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線を用いて試料の結
晶構造等を解析するX線装置に関する。特に、試料を加
熱するために用いられる試料加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にX線装置においては、X線源から
発生するX線を試料に照射し、その試料で回折したX線
をX線検出器によって検出するというX線回折測定が行
われる。このX線回折測定において、高温状態での試料
の構造を解析するために、試料を加熱する場合がある。
この場合には試料のまわりに試料加熱装置が付設され
る。従来用いられていた試料加熱装置は、試料のまわり
に白金線、ニクロム線等の加熱用線材を螺旋状に複数回
配回して配置していた。この線材に電流を流すことによ
りその線材を発熱させ、その熱により試料を加熱してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の試料加熱装置においては、昇温のために長時間を要
するという問題があった。例えば、20゜C昇温するの
に1分程度の時間を要していた。また、加熱用線材が試
料の前面を横切るので、試料に入射するX線及び試料で
回折したがその加熱用線材をも横切ることになり、不要
な散乱X線が発生してそれが測定結果においてノイズと
なって現れるおそれがあった。
【0004】本発明は、従来の試料加熱装置における上
記の問題点を解消するためになされたものであって、短
時間で試料を昇温させることができ、不要な散乱X線の
発生を防止できる試料加熱装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る試料加熱装
置は、X線源から発生するX線を試料に照射し、その試
料で回折したX線をX線検出器によって検出するX線装
置であって、試料をθ回転させる試料回転台と、X線検
出器をθ回転の2倍の速度で回転させる2θ回転台とを
備えたX線装置に用いられる試料加熱装置である。そし
てこの試料加熱装置は、試料と一体にθ回転するランプ
用アームと、そのランプ用アーム上に固定されていて発
光すると共にその光を試料に集光するランプ装置とを有
している。
【0006】
【作用】ランプ装置から発生される光を試料に集光する
ことによりその試料を加熱するので、ニクロム線等の発
熱用線材を用いる場合に比べて、試料を短時間で昇温で
きる。試料のまわりに加熱用線材を配置する必要がない
ので、試料に入射するX線及び試料で回折するX線の進
行を妨げる部材がなくなり、その結果、散乱X線の発生
を防止して精度の高いX線回折測定を行うことができ
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る試料加熱装置を用いた
X線装置の一実施例を示している。このX線装置は、ゴ
ニオメータ1及びX線管2を有している。X線管2の内
部にはフィラメント16及びターゲット17によって構
成されたX線源18が格納されている。フィラメント1
6に電流が流されるとそのフィラメントから熱電子が放
出され、その熱電子がターゲット17に衝突してその衝
突部分よりX線が放射される。
【0008】ゴニオメータ1は、直方体形状のベース3
と、そのベース3から上方に突出するほぼ円柱形状のθ
回転台4と、θ回転台4の根元部分においてベース3か
ら突出する2θ回転台5とを有している。図示はされて
いないが、ベース3の内部にはθ回転台4を回転駆動す
るための駆動系及び2θ回転台5を回転駆動するための
駆動系が格納されている。θ回転台4はその駆動系によ
って駆動されて中心軸線ωを中心として連続的または間
欠的に回転する。2θ回転台5は、上記の駆動系によっ
て駆動されて同一の中心軸線ωを中心として、θ回転台
4の回転速度の2倍の速度で同じ方向または反対方向へ
回転する。
【0009】θ回転台4の上端には、平板形状の試料ホ
ルダ6が上下方向に延びるように固定支持されている。
試料ホルダ6の上部には正方形状の貫通穴7が開けられ
ていて、その穴内に測定対象である試料8が詰め込まれ
ている。2θ回転台5の上面の縁部に検出器アーム9の
一端の底面が固着されている。検出器アーム9の他端の
上面にX線検出器10が固定して設置されている。
【0010】試料ホルダ6のわずかに下方のθ回転台4
の外周側面上に、ランプ用アーム11が一体に固着され
ている。ランプ用アーム11は水平方向に延びており、
その先端にランプ装置12が固定して設置されている。
このランプ装置12は、図2に示すように、円筒状のケ
ーシング13と、そのケーシングの先端に設けられた球
面反射鏡14と、その球面反射鏡の内部に設置されたラ
ンプ15とを有している。
【0011】以下、上記構成よりなるX線装置及び試料
加熱装置の動作について説明する。
【0012】図1において、ランプ15に電流が供給さ
れてそのランプ15が発光する。発光した光は、図2に
示すように、球面反射鏡14で反射して試料8の裏面、
すなわちX線が入射する面の反対側の面に集光する。こ
の集光により、試料8が加熱されて昇温する。試料8が
所定の温度まで昇温すると、図1において、X線管2内
のX線源18からX線Rが放射され、そのX線Rが試料
8に入射する。入射したX線と試料8内の結晶格子面と
の間でX線回折条件が満足されると、試料8でX線が回
折する。回折したX線はX線検出器10に受け取られて
その強度が測定される。
【0013】上記のX線回折測定の間、θ回転軸4は一
定の回転速度で軸線ωを中心として連続的または間欠的
に回転し、同時に2θ回転台5がその2倍の回転速度で
軸線ωを中心として同じ方向へ連続または間欠回転す
る。この回転移動により、回折角2θ、すなわち入射X
線と回折X線の成す角度が測定される。
【0014】上記の実施例においては、ランプ15から
の光を試料8に集光してその試料を加熱しているので、
きわめて短時間で試料8を所定温度まで昇温できる。例
えば、10秒以内で1000゜C程度まで昇温できる。
また、ランプ15からの光は試料8の裏面に集光される
ので、試料の前面には何等の部材も設置されない。従っ
て、X線源18から出て試料8に入射する入射X線が衝
突する部材は存在せず、また、試料8で回折してX線検
出器10に取り込まれる回折X線が衝突する部材も存在
しない。その結果、不要な散乱X線の発生を防止でき、
X線検出器10によって測定対象である回折X線のみを
取り込むことができる。
【0015】さらに、ランプ装置12を支持しているラ
ンプ用アーム11はθ回転台4と一体になって、すなわ
ち試料8と一体になって、軸線ωを中心として回転す
る。従って、ランプ装置12からの光は常に試料8の一
定位置に集光し、しかも集光する角度も常に一定であ
る。この結果、試料8への集光状態がきわめて均一に保
持されて、試料8の温度制御が非常に楽に、しかも高精
度に行われる。
【0016】図3は、試料ホルダについての変形例を示
している。ここに示した試料ホルダ26は、試料8を詰
め込むための凹部27の裏面(図の左面)に板状の黒色
部材19をはめ込んである。この黒色部材19は、それ
自体が黒色の材料によって形成しても良く、あるいは別
の色の材料に黒色塗料を塗布することによって形成して
も良い。黒色部材19を設けることにより、ランプ15
からの光を効率よく熱に変換でき、試料8をより一層短
時間に昇温できる。
【0017】図4は、本発明に係る試料加熱装置の第2
実施例及びそれを用いたX線装置を示している。この実
施例において、図1に示した部材と同じ部材は同一の符
号を付して示してあり、その説明は省略する。この実施
例に係る試料加熱装置は、θ回転軸4の上端に位置不動
に固着された四角いリング形状のフレーム20と、8本
のガラス線21によってそのフレーム20の内部に支持
された直方体形状の試料ホルダ22とを有している。試
料ホルダ22の前面中央部には方形状の凹部37が形成
されていて、その凹部の中に試料8が詰め込まれてい
る。
【0018】この実施例によれば、試料ホルダ22をガ
ラス線によって支持したことにより熱伝導による試料ホ
ルダ22の熱の放散が防がれ、その結果、試料8の温度
をより一層安定に早い時間で保持できる。
【0019】図5は本発明に係る試料加熱装置の第3実
施例及びそれを用いたX線装置を示している。この実施
例においても図1に示した符号と同一の符号で示す部材
は同じ部材を示しており、その説明は省略する。この実
施例においては、2θ回転台5の外側にリング状の補助
θ回転台23を設け、その補助θ回転台23の外周側壁
の一部からランプ用アーム11が外方へ向かって延びて
いる。補助θ回転台23は2θ回転台5とは全く独立し
ており、そしてθ回転台と一体な構造となっている。従
って、ランプ用アーム11上に設置されたランプ装置1
2は、図1に示した実施例と同様に、試料8の一定位置
に光を集光させながらθ回転台4と同期して軸線ωを中
心として回転する。
【0020】この実施例においては、ランプ装置12の
回転軌跡QがX線検出器10の回転軌跡Pの下方位置に
設定されている。すなわち、ランプ装置12の回転軌跡
QがX線検出器10の回転軌跡Pよりも試料8から遠く
離れる位置に設定されている。この構成により、試料8
のθ回転に同期して回転するランプ装置12と2θ回転
するX線検出器10とが互いにぶつかり合うことがなく
なり、X線検出器10の測角範囲を360゜の範囲で自
由に設定できる。
【0021】図5に示した構造は、特にベース3の上面
から試料8までの高さが高い構造のゴニオメータにおい
て、θ回転台4のまわりの空間を有効に利用することに
関して非常に有利である。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の試料加熱装置によれば、
光を試料に集光することによりその試料を加熱するよう
にしたので、短時間で試料を昇温させることができる。
また、加熱用線材等といった部材を試料のまわりに配置
する必要がないので、従来そのような部材にX線がぶつ
かるっことによって発生していた散乱X線を排除でき
る。さらに、ランプ装置は試料と一体になって回転する
ので、試料に対するランプ装置の集光位置が常に一定位
置及び一定集光角度に維持される。よって、試料の温度
制御を正確に行うことができる。
【0023】請求項2記載の試料加熱装置によれば、試
料からの熱伝導による熱の放散が抑制され、よって試料
の温度変動が小さく抑えられる。
【0024】請求項3記載の試料加熱装置によれば、試
料のθ回転に同期して回転するランプ装置と2θ回転す
るX線検出器とが互いにぶつかり合うことがなくなり、
その結果、X線検出器による測角範囲を広くとることが
できる。
【0025】請求項4記載の試料加熱装置によれば、試
料が光を吸収して発熱する効率が向上し、より試料を昇
温させるための時間をより短時間にすることができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試料加熱装置の一実施例及びそれ
を用いたX線装置を示す斜視図である。
【図2】ランプ装置を拡大して示す側面断面図である。
【図3】試料ホルダの変形実施例を示す側面断面図であ
る。
【図4】本発明に係る試料加熱装置の他の一実施例及び
それを用いたX線装置を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る試料加熱装置のさらに他の実施例
及びそれを用いたX線装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ゴニオメータ 4 θ回転台 5 2θ回転台 6 試料ホルダ 8 試料 10 X線検出器 11 ランプ用アーム 12 ランプ装置 13 ケーシング 14 球面反射鏡 15 ランプ 18 X線源 19 黒色部材 20 フレーム 21 ガラス線 22 試料ホルダ Q ランプ回転軌跡 P X線検出器回転軌跡

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源から発生するX線を試料に照射
    し、その試料で回折したX線をX線検出器によって検出
    するX線装置であって、試料をθ回転させるθ回転台
    と、X線検出器をθ回転の2倍の速度で回転させる2θ
    回転台とを備えたX線装置に用いられる試料加熱装置に
    おいて、試料と一体にθ回転するランプ用アームと、そ
    のランプ用アーム上に固定されていて発光すると共にそ
    の光を試料に集光するランプ装置とを有することを特徴
    とするX線装置用試料加熱装置。
  2. 【請求項2】 試料回転台に固定されたフレームと、ガ
    ラス線を介してそのフレームに支持された試料ホルダと
    を有しており、その試料ホルダによって試料を支持する
    ことを特徴とする請求項1記載のX線装置用試料加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 ランプ用アーム上に固定されたランプ装
    置の回転軌跡が、X線検出器の回転軌跡よりも試料から
    遠く離れて位置することを特徴とする請求項1記載のX
    線装置用試料加熱装置。
  4. 【請求項4】 ランプ装置による光集光位置に黒色部材
    を配設し、試料をその黒色部材の近傍に配置することを
    特徴とする請求項1記載のX線装置用試料加熱装置。
JP4272361A 1992-09-16 1992-09-16 X線装置用試料加熱装置 Pending JPH0694652A (ja)

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JP4272361A JPH0694652A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 X線装置用試料加熱装置

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JP4272361A JPH0694652A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 X線装置用試料加熱装置

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JPH0694652A true JPH0694652A (ja) 1994-04-08

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ID=17512814

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JP4272361A Pending JPH0694652A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 X線装置用試料加熱装置

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JP (1) JPH0694652A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0941357A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Stec:Kk 地盤硬化材側方注入工法とその装置
US5671805A (en) * 1993-12-22 1997-09-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Method and device for cooling in closed spaces

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5671805A (en) * 1993-12-22 1997-09-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Method and device for cooling in closed spaces
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