JPH069465A - フェノール化合物のモノヒドロキシル化方法 - Google Patents

フェノール化合物のモノヒドロキシル化方法

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JPH069465A
JPH069465A JP5039077A JP3907793A JPH069465A JP H069465 A JPH069465 A JP H069465A JP 5039077 A JP5039077 A JP 5039077A JP 3907793 A JP3907793 A JP 3907793A JP H069465 A JPH069465 A JP H069465A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/60Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by oxidation reactions introducing directly hydroxy groups on a =CH-group belonging to a six-membered aromatic ring with the aid of other oxidants than molecular oxygen or their mixtures with molecular oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラ異性体の量を増加させうるフェノール化
合物のモノヒドロキシル化方法を提供する。 【構成】 本発明は、有効量の強酸及びケトン化合物の
存在下でフェノール化合物を過酸化水素と反応させるこ
とによりジヒドロキシル化芳香族化合物を得るための、
ヒドロキシル基のパラ位に水素原子を有するフェノール
化合物のモノヒドロキシル化法であって、ドナー数が2
5未満の塩基度を有する極性非プロトン性有機溶媒有効
量の存在下で反応を実施することを特徴とする方法に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジヒドロキシル化した芳
香族化合物を得るためのフェノール化合物のモノヒドロ
キシル化方法に関する。より具体的には、本発明は、過
酸化水素を使用するフェノール及びフェノールエーテル
のモノヒドロキシル化方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】数種の
フェノールのヒドロキシル化法が公知文献に示されてい
る。
【0003】特に、フェノール及びフェノールエーテル
をヒドロキシル化するための非常に重要な工業的方法に
関する特許であるFR−A2071464を引用しよ
う。
【0004】この方法は、強酸の存在下での、酸素化し
た水(oxygenated water)を使用するヒドロキシル化を
含んでいる。これらの強酸の中で最も広く使用されてい
るのは硫酸、パラトルエンスルホン酸及び過塩素酸であ
る。
【0005】記載の条件下でフェノールをヒドロキシル
化すると、ヒドロキノンとピロカテコールの混合物が得
られるが、ヒドロキノン/ピロカテコール比は0.3−
0.7となることが最も多いため、この混合物中ではピ
ロカテコールの方が主となる。
【0006】FR−A2266683はこの方法を完成
するための提起を行っており、これはケトンの存在下で
のヒドロキシル化に関する。反応からのヒドロキノンと
ピロカテコールの収率が改善される。しかし、記載され
ている実施例ではすべて、ヒドロキノンに比べてより大
量のピロカテコールが得られている。
【0007】このように公知の方法では主としてピロカ
テコールが得られる。
【0008】変化の多い市場の需要に応じるためには、
ピロカテコール量に比べて、形成されるヒドロキノンの
製造量を増加させる工業的方法を得ることが重要なこと
は明らかである。
【0009】この技術的な問題を解決するために、本出
願人はFR−A2667598で、ピロカテコール量に
比べて、形成されるヒドロキノンの量を増加させうる方
法を提起しており、その好ましい変法によるとピロカテ
コールよりヒドロキノンが大量に得られる。
【0010】前記方法は、有効量の強酸の存在下でフェ
ノールをヒドロキシル化することからなり、この方法の
特徴は、芳香環の水素原子が電子供与基で置換されてい
てもよいベンゾフェノンから選択したケトン化合物の存
在下で反応を実施することである。
【0011】FR−A2667598に記載の方法によ
ると、フェノールのヒドロキシル化の間に上記のように
選択したケトン化合物が存在すると反応の位置選択性に
影響し、1.0−1.13の比のヒドロキノン/ピロカ
テコールが好都合に得られる。
【0012】この研究に引続き、本出願人はFR−A2
667598に記載の発明を完成させ、反応混合物にあ
る程度の極性及び塩基度特性を有する有機非プロトン性
溶媒を少量加えることにより、より高いヒドロキノン/
ピロカテコール比が得られることを発見した。
【0013】
【課題を解決するための手段】より詳細には、本発明
は、有効量の強酸及びケトン化合物の存在下でフェノー
ル化合物を過酸化水素と反応させることによりジヒドロ
キシル化芳香族化合物を得るための、ヒドロキシル基の
パラ位に水素原子を有するフェノール化合物のモノヒド
ロキシル化方法に関し、この方法の特徴は有効量の、
「ドナー数」25未満の塩基度を有する極性非プロトン
性有機溶媒有効量の存在下で反応を実施することであ
る。
【0014】本発明方法の第一の変法には、塩基度の低
い極性有機溶媒、すなわち比誘電率20以上の極性及び
「ドナー数」25未満の塩基度を有する溶媒の使用を含
んでいる。
【0015】本発明方法の第二の変法は、極性は弱いが
塩基性である有機溶媒、すなわち比誘電率約20未満の
極性及び「ドナー数」15以上25未満の塩基度を有す
る溶媒の使用を含んでいる。
【0016】好ましくは、本発明を使用してフェノール
をヒドロキシル化してヒドロキノン及びピロカテコール
にする。
【0017】ここで、上記定義のような特性を有する溶
媒が存在することによりヒドロキノン/ピロカテコール
比を高めうることが発見された。
【0018】従って、本発明によると、使用する有機溶
媒の種類に応じて、約1.1−1.3またはそれ以上の
比が得られる。
【0019】使用すべき有機溶媒の選択が非常に重要で
あること、極性は非常に強いが塩基性はあまり強くはな
いまたは極性はあまり強くないが塩基性である非プロト
ン性有機溶媒を使用することが重要であることに注意し
なければならない。
【0020】従って、極性も塩基度も強い非プロトン性
有機溶媒例えばジメチルホルムアミドまたはN−メチル
ピロリドンを使用しても、所望の効果は得られない。
【0021】さらに、驚くべきことに、本発明に従って
選択した溶媒の効果はケトン化合物の種類に無関係に得
られることが判った。
【0022】従って、本発明方法を使用することによ
り、単に十分な有機溶媒を加えるだけで、非常に簡単
に、ヒドロキノンの量を市場の要求に応じたものとする
ことができる。
【0023】有機溶媒の選択にはいくつかの要件があ
る。
【0024】有機溶媒の第一の特徴は非プロトン性であ
り、反応媒質中で安定なことである。
【0025】「非プロトン性溶媒」という用語は、ルイ
スの法則に従って遊離プロトンを持たない溶媒を意味す
るよう使用している。
【0026】本発明には、反応媒質中で安定ではない溶
媒、酸化または加水分解で分解される溶媒は含まない。
本発明に適さない反応溶媒の例には、カルボン酸由来の
エステル型の溶媒、例えば、特に、酢酸メチルまたはエ
チル、フタル酸メチルまたはエチル、安息香酸メチル等
が挙げられる。
【0027】本発明方法に使用するのに適した有機溶媒
は極性及びドナー数により特性化される塩基度の点での
ある種の要件を満たさなければならない。
【0028】本発明方法への使用に完全に適した第一の
種類の有機溶媒は極性であって、しかも塩基度の低い有
機溶媒である。
【0029】本発明によると、比誘電率20以上の有機
溶媒を選択する。上限は臨界的ではない。比誘電率の高
い、好ましくは25−75の有機溶媒を使用することが
好ましい。
【0030】本明細書に前記の極性特性を有する有機溶
媒はある種の塩基度要件も満たさなければならない。実
際に、前記溶媒は塩基性が強すぎてはいけない。溶媒が
この要件を満たすかどうかを決定するために、「ドナー
数」を参照して溶媒の塩基度を評価する。「ドナー数」
25未満、好ましくは20以下の極性有機溶媒を選択す
る。下限は臨界的ではない。「ドナー数]2−17の有
機溶媒を選択するのが好ましい。
【0031】特許請求の範囲に記載の他の種類の溶媒の
特性を本明細書中以下に述べる。
【0032】この群の溶媒は極性は低いが塩基性の有機
溶媒である。
【0033】本発明によると、比誘電率約20未満の有
機溶媒を選択する。下限は臨界的ではない。比誘電率の
低い、好ましくは2−15の有機溶媒を使用するのが好
ましい。
【0034】塩基度に関しては、「ドナー数」15以上
25未満のものでなければならない。ドナー数15−2
5の有機溶媒を選択するのが好ましい。
【0035】有機溶媒が上記の比誘電率条件を満たして
いるかを決定するためには、特に、「化学の手法II−
有機溶媒(Techniques of Chemistry, II- Organic sol
vents )」第3版、p536以降、(1970)の論文
の表を参照できる。
【0036】使用すべき有機溶媒の塩基度要件に関して
は、略号DNの「ドナー数」から溶媒の求核性に関する
指標が得られ、二重線を提供できる能力を明らかにする
ことが思い出されよう。
【0037】Christian REINHARDT 「有機化学に於ける
溶媒及び溶媒効果(Solvents and Solvent Effects in
Organic Chemistry - VCH )p19 (1988)」の論文に、
「ドナー数」という用語が挙げられており、これはジク
ロロエタンの薄い溶液中での溶媒と五塩化アンチモンと
の相互作用の負(−ΔH)のエンタルピー(Kcal/mol)
と定義されている。
【0038】上記の塩基度の特徴を満足させ、本発明方
法に使用できる極性非プロトン性有機溶媒の例には特に
次のものが挙げられる: −ニトロ化化合物、例えばニトロメタン、ニトロエタ
ン、1−ニトロプロパン、2−ニトロプロパン及びその
混合物、ニトロベンゼン、 −脂肪族または芳香族ニトリル、例えばアセトニトリ
ル、プロピオニトリル、ブタンニトリル、イソブタンニ
トリル、ベンゾニトリル、シアン化ベンジル、 −テトラメチレンスルホン(スルホラン)、 −炭酸プロピレン。
【0039】溶媒の混合物も使用できる。
【0040】上記溶媒中、アセトニトリルの使用が好ま
しい。
【0041】特許請求の範囲に記載の他の種類の溶媒に
関して、本発明方法に使用できる極性が低く、塩基性の
非プロトン性溶媒の例を下記に示す: −脂肪族、脂環式または芳香族エーテル酸化物、より特
定的には、酸化ジエチル、酸化ジプロピル、酸化ジイソ
プロピル、酸化ジブチル、t−ブチルメチルエーテル、
酸化ジペンチル、酸化ジイソペンチル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル(すなわち1,2−ジメトキシエ
タン)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(すな
わち1,5−ジメトキシ−3−オキサペンタン)、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、 −中性燐酸エステル、例えば特に、燐酸トリメチル、燐
酸トリエチル、燐酸ブチル、燐酸トリイソブチル、燐酸
トリペンチル、 −炭酸エチレン。
【0042】溶媒の混合物を使用することもできる。
【0043】本発明方法によると、過酸化水素を使用し
てフェノール化合物をヒドロキシル化することによりジ
ヒドロキシル化芳香族化合物を製造する。
【0044】以下の本発明の説明中、「芳香族化合物」
という用語は、論文、特にJerry MARCH の最新有機化学
(Advanced Organic Chemistry)、第3版、John Wiley
andSons, 1985, p37以降に定義されたような慣用の意
味の芳香族性を意味するように使用する。
【0045】より特定的には、本発明は一般式(I):
【0046】
【化7】
【0047】[式中、 −Aは単環式または多環式の芳香族炭素環式基の残基ま
たは単環式の芳香族炭素環式基2つ以上の鎖からなる2
価の基を表し、 −Rは水素原子または、飽和もしくは不飽和の線状もし
くは分岐脂肪族基、または飽和もしくは不飽和、または
芳香族、単環式もしくは多環式の脂環式基であってよい
炭素原子数1−24の炭化水素基を表し、 −Ro は同じまたは異なる1つ以上の置換基を表し、 −nは4以下の数である]の化合物に関する。
【0048】本発明方法は一般式(I)の任意のフェノ
ール化合物、より特定的には、−R基が 水素原子 炭素原子数1−6の線状または分岐アルキル基 シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基のいずれか
1つを表し、 −Ro 基が水素原子、炭素原子数1−6の線状または分
岐アルキル基、炭素原子数2−6の線状または分岐アル
ケニル基、R1 −O−型のアルコキシ基(式中、R1
炭素原子数1−6の線状または分岐アルキル基を表
す)、炭素原子数2−6個のアシル基、 −COOR2 基(式中、R2 は炭素原子数1−4の線状
または分岐アルキル基を表す)、ハロゲン原子、好まし
くはフッ素、塩素及び臭素、 −CF3 基のいずれか1つを表し、 −nが0、1、2または3である式(I)の任意の化合
物について使用できる。
【0049】式(I)のフェノール化合物は1つ以上の
置換基を有していてよい。置換基の例は上記に示した
が、この一覧は限定の意味を持つものではない。所望生
成物に悪影響を与えない限り、任意の置換基が環内に存
在してもよい。
【0050】式(I)の化合物中、特に、残基(A)が −式(Ia):
【0051】
【化8】
【0052】[式(Ia)中、mは0、1、または2を
表し、記号Ro 及びnは同じでも異なっていてもよく、
上記と同義である]の、その間にオルト縮合系(orthoc
ondensed system )を形成しうる環を有する単環式また
は多環式の芳香族炭素環式基、 −式(Ib):
【0053】
【化9】
【0054】[式(Ib)中、記号Ro 及びnは同じで
も異なっていてもよく、上記と同義であり、pは0、
1、2、または3であり、Bは −原子価結合(valency linkage )、 −炭素原子数1−4個のアルキレンまたはアルキリデン
基、好ましくはメチレンまたはイソプロピリデン基、 −式:
【0055】
【化10】
【0056】(式中、R3 は水素原子または炭素原子数
1−4のアルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル
基を表す)の内の1つである]の単環式の芳香族炭素環
式基2つ以上の鎖から構成された基を表すものを使用す
る。
【0057】使用する式(I)の化合物は好ましくは、 −Ro が水素原子、炭素原子数1−6、好ましくは1−
4の線状または分岐アルキルまたはアルコキシ基、シク
ロヘキシル基、フェニル基を表し、 −Bは原子価結合、炭素原子数1−4のアルキレンまた
はアルキリデン基または酸素原子を表し、 −mが0または1であり、 −nが0、1または2であり、 −pが0または1である式(Ia)及び(Ib)に対応
する残基(A)を有する。
【0058】本発明は、より特定的には、一般式
(I′):
【0059】
【化11】
【0060】[式中、R及びRo は同じでも異なってい
てもよく、水素原子、炭素原子数1−4のアルキル基、
シクロヘキシル基、フェニル基を表す]のフェノール化
合物に関する。
【0061】さらに好ましくは、Rが水素原子を表し、
o が水素原子、メチル基、メトキシ基を表す式
(I′)の化合物を選択する。
【0062】本発明方法に使用できる式(I)のフェノ
ール化合物の例には、特に、次のものを挙げることがで
きる: −残基Aが式(Ia)[式中、m及びnが0である]で
あるもの、例えばフェノールまたはアニソール; −残基Aが式(Ia)[式中、mが0であり、nが1で
ある]であるもの、例えばオルトクレゾール、メタクレ
ゾール、2−メトキシフェノール、2−エチルフェノー
ル、3−エチルフェノール、2−プロピルフェノール、
2−第二ブチルフェノール、2−第三ブチルフェノー
ル、3−第三ブチルフェノール、2−メトキシフェノー
ル、3−メトキシフェノール、サリチル酸メチル、2−
クロロフェノール、3−クロロフェノール; −残基Aが式(Ia)[式中、mが0であり、nが2で
ある]であるもの、例えば2,3−ジメチルフェノー
ル、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフ
ェノール、3,5−ジメチルフェノール、2,3−ジク
ロロフェノール、2,5−ジクロロフェノール、2,6
−ジクロロフェノール、3,5−ジクロロフェノール; −残基Aが式(Ia)[式中、mが0であり、nが3で
ある]であるもの、例えば、2,3,5−トリメチルフ
ェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、2,6
−ジ−第三ブチルフェノール、3,5−ジ−第三ブチル
フェノール、2,3,5−トリクロロフェノール、2,
3,6−トリクロロフェノール; −残基Aが式(Ia)[式中、mが1であり、nが0で
ある]であるもの、例えば1−ヒドロキシナフタレン; −残基Aが式(Ib)[式中、nが1以上である]であ
るもの、例えば2−フェノキシフェノール、3−フェノ
キシフェノール。
【0063】本発明方法はフェノールからヒドロキノン
とピロカテコールを製造するのに最も好適である。
【0064】本発明方法によると、強酸及びケトン化合
物の存在下で実施する式(I)のフェノール化合物のモ
ノヒドロキシル化法の間に、極性非プロトン性有機溶媒
を使用する。
【0065】使用するケトン化合物の性質とは関係なく
溶媒の作用が確認されているため、任意のケトン化合
物、最も特定的には式(II): Ra −CO−X−Rb (II) [式中、 −Ra 及びRb は同じでも異なっていてもよく、炭素原
子数1−30の炭化水素基を表す、または一緒になって
1つ以上のハロゲン原子または反応条件下で安定な官能
基で置換されていてもよい二価の基を形成し、 −Xは原子価結合、−CO−基、−CHOH−基または
−(R)n −基(式中、Rは炭素原子数が好ましくは1
−4のアルキレン基を表し、nは1−16から選択した
整数である)を表す]のケトン化合物を使用することが
できる。
【0066】式(II)中、Ra 及びRb はより特定的
には、 −線状または分岐アルキル基、 −線状または分岐アルケニル基を表す。
【0067】本発明方法によると、強酸及びケトン化合
物の存在下で実施する式(I)のフェノール化合物のモ
ノヒドロキシル化法の間に、極性非プロトン性有機溶媒
を使用する。
【0068】使用するケトン化合物の種類とは関係なく
溶媒の作用が確認されているため、任意のケトン化合
物、より特定的には式(II): Ra −CO−X−Rb (II) [式中、 −Ra 及びRb は同じでも異なっていてもよく、炭素原
子数1−30の炭化水素基を表す、または一緒になって
1つ以上のハロゲン原子または反応条件下で安定な官能
基で置換されていてもよい二価の基を形成し、 −Xは、原子価結合、−CO−基、−CHOH−基また
は−(R)n −基(式中、Rは炭素原子数が好ましくは
1−4のアルキレン基を表し、nは1−16から選択し
た整数である)を表す]のケトン化合物を使用すること
ができる。
【0069】式(II)中、Ra 及びRb はより特定的
には、 −線状または分岐アルキル基、 −線状または分岐アルケニル基、 −炭素原子数4−6のシクロアルキルまたはシクロアル
ケニル基、 −単環式または多環式アリール基(後者の場合、環はそ
の間にオルトまたはオルトペリ縮合(ortho- or ortho
and pericondensed )系を形成するか、原子価結合によ
り結合されている)、 −アリールアルキルまたはアリールアルケニル基を表
し、または −Ra とRb が一緒になって、炭素含量の低いアルキル
基または炭素原子数4−6のシクロアルキル基またはシ
クロアルケニル基で置換されていてもよい炭素原子数3
−5のアルキレン基またはアルケニレン基を形成しても
よく、ここでアルキレン基またはアルケニレン基の炭素
原子中2−4個が1−4個のヒドロキシル基及び/また
は炭素原子含量の低いアルキル基及び/またはアルコキ
シ基で置換されていてもよい1または2個のベンゼン環
の一部を形成してもよい。
【0070】以下の本発明の説明中、「炭素含量の低い
アルキル基」という用語は、通常炭素原子数1−4の線
状または分岐アルキル基を意味するように使用する。
【0071】前記の炭化水素基は、1つ以上、好ましく
は1−4個の、炭素含量の低いアルキル基、または官能
基例えばヒドロキシル基、炭素含量の低いアルコキシ
基、ヒドロキシカルボニル基、アルキル基中に炭素原子
を1−4個有するアルコキシカルボニル基、ニトリル
基、−SO3 H、ニトロまたは1つ以上のハロゲン原子
特に塩素または臭素で置換されていてもよい。
【0072】好ましくは、より特定的に、Ra 及びRb
は次のものを表す: −炭素原子数1−10の線状または分岐アルキル基、 −炭素原子数2−10の線状または分岐アルケニル基、 −炭素原子数4−6のシクロアルキルまたはシクロアル
ケニル基、 −1−4個のアルキル及び/またはヒドロキシル及び/
またはアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル
基、 −脂肪族部分の炭素原子数が1(または2)−10、よ
り特定的には1(または2)−5であるフェニルアルキ
ルまたはフェニルアルケニル基、 −Ra とRb が一緒になって、炭素含量の低いアルキル
基1−4個で置換されていてもよい、炭素原子数3−5
のアルケニルまたはアルケニレン基を形成してもよい。
【0073】本発明方法に使用できるケトンの具体例に
は、より特定的に、次のものを挙げることができる: −アセトン −2−ブタノン −メチルイソプロピルケトン −ピバロン −2−ペンタノン −3−ペンタノン −4−メチル−2−ペンタノン −3,3−ジメチル−2−ブタノン −2−ヘキサノン −3−ヘキサノン −2−ヘプタノン −4−ヘプタノン −2−オクタノン −3−オクタノン −2−ノナノン −5−ノナノン −8−ペンタデカノン −2−メチル−3−ヘキサノン −5−メチル−2−ヘキサノン −5−メチル−3−ヘキサノン −2,4−ジメチル−3−ペンタノン −5−メチル−3−ヘプタノン −メチルビニルケトン −酸化メシチル −1−ペンテン−3−オン −3−ペンテン−2−オン −5−ヘキセン−2−オン −5−メチル−3−ヘキセン−2−オン −6−メチル−5−ヘプテン−2−オン −ジアセチル −ジアセトンアルコール −アセトイン −2,3−ブタンジオン −2,4−ペンタンジオン −2,5−ヘキサンジオン −ジシクロヘキシルケトン −メチルシクロヘキシルケトン −アセトフェノン −n−プロピオフェノン −n−ブチロフェノン −イソブチロフェノン −n−バレロフェノン −2−メチルアセトフェノン −2,4−ジメチルアセトフェノン −フェニルビニルケトン −ベンゾフェノン −2−メチルベンゾフェノン −2,4−ジメチルベンゾフェノン −4,4′−ジメチルベンゾフェノン −2,2′−ジメチルベンゾフェノン −4,4′−ジメトキシベンゾフェノン −4−ヒドロキシベンゾフェノン −4,4′−ジヒドロベンゾフェノン −4−ベンゾイルビフェニル −ベンゾイン −4,4′−ジヒドロキシベンゾイン −2,4−ジメチルベンゾイン −4,4′−ジメチルベンゾイン −4,4′−ジメトキシベンゾイン −4,4′−ジフルオロベンゾイン −α−メトキシベンゾイン −α−エトキシベンゾイン −デオキシベンゾイン −4−ヒドロキシデオキシベンゾイン −4−メチル−デオキシベンゾイン −4−メトキシ−デオキシベンゾイン −4,4′−ジメトキシ−デオキシベンゾイン −4,4′−ジフルオロ−デオキシベンゾイン −β−フェニルプロピオフェノン −ジベンジルケトン −δ−フェニルバレロフェノン −1,1−ジフェニル−2−プロパノン −1,3−ジフェニルプロパノン −ベンザルアセトン −ベンザルアセトフェノン −ベンジル −シクロペンタノン −2−メチル−シクロペンタノン −シクロヘキサノン −2−メチル−2−シクロヘキサノン −3,3,5,5,−テトラメチルシクロヘキサノン −2−シクロペンテノン −2−シクロヘキセノン −α−イソホロン −β−イソホロン −シクロヘキセニル−シクロヘキサノン −α−インダノン −β−インダノン −α−テトラロン −フルオレノン。
【0074】上記ケトン全ての中で、FR−A2667
598に開示されているようなそれ自身でパラ配向作用
を持つケトン化合物を使用するのが好ましい。
【0075】従って、一般式(IIa):
【0076】
【化12】
【0077】[式中、 −R1 及びR2 は同じでも異なっていてもよく、水素原
子または電子供与基を表し、 −n1 及びn2 は同じでも異なっていてもよく、0、
1、2、または3であり、 −−CO基を有する2つの炭素原子のα位にある2つの
炭素原子は原子価結合または−CH2 −基により結合し
て、飽和または不飽和のケトン環を形成してもよい]の
ケトン化合物を特に使用する。
【0078】上記のように、前記ケトン化合物は特許出
願FR−A2667598の目的であり、上記出願は本
出願の参考とする。
【0079】「電子供与基」という用語は、Jerry MARC
H 「最新有機化学(Advanced Organic Chemistry)」第
9章、243−244ページ(1985)にH.C. BROWNが定義
したような基を意味するよう使用する。
【0080】電子供与基は本発明の酸性条件下で反応し
ないようなものを選択する。
【0081】FR−A2667598に記載の発明によ
く適した電子供与基の例には次のものが挙げられる: −炭素原子数1−4の線状または分岐アルキル基、 −フェニル基、 −R3 −O−アルコキシ基[式中、R3 は炭素原子数1
−4の線状または分岐アルキル基またはフェニル基であ
る]、 −ヒドロキシル基、 −フッ素原子。
【0082】FR−A2667598に記載の発明に特
に適したケトン化合物の例は、特に、一般式(II)
[式中、R1 及びR2 は同じでも異なっていてもよく、
好ましくは4,4′位にある、水素原子または電子供与
基を表し、n1 及びn2 は同じでも異なっていてもよ
く、0または1である]のケトン化合物である。
【0083】式(II)[式中、R1 及びR2 は同じで
も異なっていてもよく、好ましくは3,3′または4,
4′位にある、水素原子;メチル、エチル、t−ブチ
ル、フェニル基;メトキシまたはエトキシ基;ヒドロキ
シル基を表す]のケトン化合物の使用が好ましい。
【0084】FR−A2667598に記載の発明の方
法に使用できるケトンの具体例には、特に、次のものを
挙げることができる: −ベンゾフェノン −2−メチルベンゾフェノン −2,4−ジメチルベンゾフェノン −4,4′−ジメチルベンゾフェノン −2,2′−ジメチルベンゾフェノン −4,4′−ジメトキシベンゾフェノン −フルオレノン −4−ヒドロキシベンゾフェノン −4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン −4−ベンゾイルビフェニル。
【0085】本発明方法によると、強酸及びケトン化合
物の存在下で実施する式(I)のフェノール化合物のモ
ノヒドロキシル化法の間に、極性非プロトン性有機溶媒
を使用する。
【0086】使用すべき有機溶媒の量は選択した有機溶
媒の種類に応じて決める。
【0087】従って、塩基度の低い極性有機溶媒を使用
するときには、有機溶媒のモル数と式(I)のフェノー
ル化合物のモル数とのモル比が0.1−2.0、好まし
くは0.25−1.0となるように有機溶媒の量を決定
する。
【0088】極性が低く、塩基性の有機溶媒を使用する
場合には、有機溶媒のモル数と式(I)のフェノール化
合物のモル数とのモル比が0.01−0.25、好まし
くは0.025−0.15となるように有機溶媒の量を
決める。
【0089】一般に、添加すべき溶媒の量は溶媒の塩基
度の関数として選択する。塩基度が高くなると、使用す
る溶媒量は減少する。言い換えると、溶媒の塩基度が高
い場合には上記定義の範囲の下限に近い量を選択する。
【0090】上記定義の式(II)のケトン化合物を下
記定義の量使用する。
【0091】通常、過酸化水素1モル当りのモル数とし
て表す式(II)のケトン化合物の量は1・10-3−1
0モルである。過酸化水素1モル当りケトン化合物は
1.0モルを超える必要はない。実際、ケトン化合物の
量は過酸化水素1モル当り0.05−1.0モルが最も
多い。
【0092】本発明に従って使用する過酸化水素は水溶
液または有機溶液の形であってよい。
【0093】水溶液は市販での入手がより容易なため、
使用の際に好ましい。
【0094】過酸化水素水溶液の濃度自体は重要ではな
いが、反応媒質に入る水の量をできるだけ少くするよう
に濃度を選択する。少なくとも20重量%、好ましくは
約70重量%のH2 2 を含む過酸化水素水溶液が一般
に使用される。
【0095】過酸化水素の量は式(I)のフェノール化
合物1モル当りH2 2 1モルまで増やしてよい。
【0096】しかし、工業的に許容される収率を得るた
めには、過酸化水素/式(I)のフェノール化合物のモ
ル比0.01−0.3、好ましくは0.05−0.10
を使用するのが好ましい。
【0097】十分な反応速度を得るためには、媒質の最
初の水分含量を20重量%、好ましくは10重量%に抑
える。
【0098】重量により示した含量は、式(I)のフェ
ノール化合物/過酸化水素/水の混合物に対する含量と
して表される。
【0099】この最初の水は試薬、特に過酸化水素と共
に導入される水に当たる。
【0100】本発明方法では強酸を使用する。本発明で
使用する「強酸」という用語は、水中でのpKaが−
0.1未満、好ましくは−1.0未満の酸を意味するよ
うに使用している。
【0101】pKaとは、水を溶媒として使用したとき
の酸/塩基対のイオン解離定数と定義される。
【0102】この定義にあう酸のうち、過酸化水素によ
る酸化に対して安定なものを使用するのが好ましい。
【0103】特に、ハロゲン化したまたはハロゲン化し
ていない酸素酸例えば硫酸、ピロ硫酸、過塩素酸、硝
酸、ハロゲノスルホン酸例えばフルオロスルホン酸、ク
ロロスルホン酸またはトリフルオロメタンスルホン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、エタンジスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、ト
ルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸及びナフタレ
ンジスルホン酸を挙げることができる。
【0104】これらの酸のうち、過塩素酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、クロロ
スルホン酸、フルオロスルホン酸、メタンスルホン酸の
使用が好ましい。
【0105】最も好ましくは、過塩素酸またはトリフル
オロスルホン酸を選択する。
【0106】プロトン当量数と過酸化水素のモル数との
関係で表す酸の量は約1・10-4から約1.0の範囲で
あってよい。
【0107】本発明方法の1つの変法は、H+ /H2
2 の比を1・10-3から0.1の間から選択することか
らなる。
【0108】本発明方法の1つの好適な変法は、媒質中
に存在する金属イオンが、特にヒドロキシル化生成物の
収率が低いフェノールの場合、本発明方法の効率を損な
う作用があることから、金属イオンの錯化剤を加えるこ
とからなる。このように、金属イオンの作用を阻止する
ことが望ましい。
【0109】ヒドロキシル化法の効率を損なう金属イオ
ンは遷移金属イオン、より特定的には鉄、銅、クロム、
コバルト、マンガン及びバナジウムイオンである。
【0110】金属イオンは使用する試薬、特に芳香族化
合物及び装置に由来する。これらの金属イオンの作用を
阻止するためには、過酸化水素に対して安定で、存在す
る強酸で分解されない錯体を形成し、その金属は化学活
性を持たなくなる錯化剤1つ以上の存在下で反応を実施
すればよい。
【0111】錯化剤の非限定例としては、特に、種々の
燐酸、例えばオルト燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、ポリ燐
酸、ホスホン酸、例えば(1−ヒドロキシエチリデン)
ジホスホン酸、ホスホン酸、エチルホスホン酸、フェニ
ルホスホン酸が挙げられる。
【0112】また、前記の酸エステルを使用することも
でき、より特定的には、モノまたはジアルキルオルト燐
酸エステル、モノまたはジシクロアルキルオルト燐酸エ
ステル、モノまたはジアルキルアリールオルト燐酸エス
テル、例えば燐酸エチルまたは燐酸ジエチル、燐酸ヘキ
シル、燐酸シクロヘキシル、燐酸ベンジルが挙げられ
る。
【0113】錯化剤の量は反応媒質中の金属イオン含量
によって異なる。
【0114】錯化剤の量を過酸化水素1モル当りの錯化
剤のモル数として表すと、0.0001−0.01とな
るのが有利である。
【0115】本発明方法の別の実施態様は、有効量の少
なくとも1つの燐を含む酸素酸及び有効量の少なくとも
1つの一般式(II)のケトン化合物の存在下、有効量
の強酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の存
在下で、過酸化水素を使用して一般式(I)のフェノー
ル化合物のモノヒドロキシル化法を実施することからな
り、この方法の特徴は上記定義の極性非プロトン性溶媒
の存在下で反応を実施することにある。
【0116】「強酸」という用語は、水中のpKaが−
0.1未満、好ましくは−1.0未満の酸を意味するよ
う使用している。
【0117】この定義を満たす水素塩のうち、過酸化水
素による酸化に対して安定な酸のアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩の使用が好ましい。
【0118】従って、上記の強酸のアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩が完全に好適である。
【0119】「アルカリ金属塩」と言う用語は、本明細
書中、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及
びセシウムの上記定義の酸の中性塩を意味するよう使用
している。
【0120】ナトリウムまたはカリウム塩の使用が好ま
しい場合が最も多いが、経済的理由からナトリウム塩の
方がより好ましい。
【0121】これらの種々の塩のうち、最も好ましいも
のとしては、硫酸二ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、
トリフルオロメタンスルホン酸ナトリウム、パラトルエ
ンスルホン酸ナトリウム、クロロスルホン酸ナトリウ
ム、フルオロスルホン酸ナトリウム、メタンスルホン酸
ナトリウムを挙げることができる。
【0122】「アルカリ土類金属塩」という用語は、本
明細書中、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム及びバリウムの上記定義の酸の中性塩を意
味するよう使用している。
【0123】好ましくは、マグネシウム、カルシウム及
びバリウム塩が最も頻繁に使用されている。
【0124】これらの種々のアルカリ土類金属塩のう
ち、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、過塩素酸カル
シウム、過塩素酸マグネシウム、トリフルオロメタンス
ルホン酸カルシウム、トリフルオロメタンスルホン酸マ
グネシウム、パラトルエンスルホン酸カルシウム、パラ
トルエンスルホン酸マグネシウム、フルオロスルホン酸
カルシウム、フルオロスルホン酸マグネシウム、メタン
スルホン酸カルシウム、メタンスルホン酸マグネシウム
の使用が好ましい。
【0125】いくつかのアルカリ金属塩またはアルカリ
土類金属塩の混合物を使用することも可能である。
【0126】例えば、化学量論量の酸とこれらの金属の
酸化物または水酸化物を入れて、アルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩をその場で製造することもできる。
【0127】燐を含む酸素酸はより特定的には酸化数
(oxidation degree)5の燐を含有する酸の機能を有す
る化合物である。
【0128】酸化数3の燐を含有する酸の機能を有する
化合物を使用することもでき、これら化合物は、媒質中
で、過酸化水素で酸化されて対応の燐V化合物になる
が、これらを使用することに特に利点があるのではな
く、いくらかの過酸化水素を消費するという欠点もあ
る。
【0129】これらの燐Vを含む酸素酸のうち、例とし
て、オルト燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、ポリ燐酸、ホス
ホン酸、例えば(1−ヒドロキシエチリデン)ジホスホ
ン酸、ホスホン酸、エチルホスホン酸、フェニルホスホ
ン酸を挙げることができる。
【0130】実際上及び経済上の理由から最も繁用され
ているのはオルト燐酸、ピロ燐酸及び(1−ヒドロキシ
エチリデン)ジホスホン酸である。
【0131】本発明方法に使用するアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩の量は非常に広範である。
【0132】通常、この量はアルカリ金属塩またはアル
カリ土類金属塩/過酸化水素のモル比として表す。この
比は0.001−0.10が最も多く、好ましくは0.
005−0.05である。
【0133】燐を含む酸素酸/過酸化水素のモル比で表
す燐を含む酸素酸の量は0.001−0.20が最も多
く、0.05−0.10が好ましい。
【0134】過酸化水素と式(II)のケトン化合物の
反応の条件は上記の通りである。
【0135】本発明方法によると、式(I)のフェノー
ル化合物のヒドロキシル化は45℃−150℃の温度で
実施する。
【0136】本発明方法の1つの好ましい実施態様で
は、45℃−75℃の温度を選択する。
【0137】反応は大気圧で実施するのが好ましい。
【0138】実施の観点から、本発明方法は連続的にま
たは非連続的に使用するのが簡単である。
【0139】好ましくは、次の順序で試薬を使用するこ
とを選択する:式(I)のフェノール化合物、極性非プ
ロトン性有機溶媒、必要であれば錯化剤、強酸、次に式
(II)のケトン化合物を導入する。
【0140】反応媒質を所望温度にし、次に過酸化水素
溶液を徐々に加える。
【0141】反応の最後に、変化していないフェノール
化合物及び式(II)のケトン化合物を慣用法、特に蒸
留でヒドロキシル化生成物から分離し、反応域に戻す。
【0142】
【実施例】本発明を実行したいくつかの実施例を示す。
【0143】以下の実施例は本発明を説明するものであ
るが、限定するものではない。
【0144】実施例1から21は塩基度の低い極性非プ
ロトン性有機溶媒の使用を説明している。
【0145】実施例22から35は極性が低い塩基性の
非プロトン性溶媒の使用例である。
【0146】テストaからpは比較例である。
【0147】実施例中、略号は下記の意味である: TT=変化した過酸化水素のモル数/導入した過酸化水
素のモル数(%) RTHQ=形成されたヒドロキノンのモル数/変化した過
酸化水素のモル数(%) RTPC=形成されたピロカテコールのモル数/変化した
過酸化水素のモル数(%) 全ての実施例で次の操作法を使用した。
【0148】−フェノール47g(0.50mol)、 −式(II)のケトン化合物(xg)を、中心撹拌手
段、コンデンサ、流し込み漏斗(casting funnel)及び
温度計を具備した100ml容の丸底ガラスフラスコに
入れた。
【0149】次に、非プロトン性溶媒(yg)及び強酸
(過塩素酸または硫酸)(zg)を入れた。
【0150】量(x、y及びz)は要約した表のデータ
を元に決定した。
【0151】反応混合物は、1200回転/分で撹拌し
ながら、特記しない限り選択した反応温度である75℃
にした。
【0152】流し込み漏斗を使用して、2分間かけて、
下表に具体的に示した量の過酸化水素70.5重量%含
有する水溶液を入れた。
【0153】反応混合物を、下表に示す時間、撹拌しな
がら75℃に維持した。
【0154】次に、反応混合物を冷却し、反応生成物を
計量する:残った過酸化水素はヨウ素滴定で測定し、形
成されたジフェノールは高速液体クロマトグラフィーで
計測した。
【0155】実施例1−4及び比較例a−e: これらの実施例では、本発明に従って選択した2種の溶
媒、すなわち −スルホラン(テトラメチレンスルホン):実施例1及
び2 −炭酸プロピレン:実施例3及び4 を使用した。
【0156】テストは上記の操作法で実施した。
【0157】条件及び得られた結果はすべて表Iにまと
める。
【0158】
【表1】
【0159】比較として、 −比較例aでは有機溶媒は使用せず、 −比較例b及びcではベンゾフェノンは使用しないが、
有機溶媒、スルホラン及び炭酸プロピレンを使用し、 −比較例d及びeでは比誘電率の高い有機溶媒、例えば
ジメチルホルムアミド(比較例d)及びヘキサメチレン
ホスホルアミド(比較例e)を使用し、 −比較例fではベンゾフェノンを使用し、プロトン性溶
媒、例えばメタノールを使用して、本発明方法を実施し
て得られた結果を示す。
【0160】表Iから、本発明で定義したような極性有
機溶媒が存在するとヒドロキノンの形成が促進されるこ
とが明かである。
【0161】実施例5−12及び比較例g: 以下の実施例では、本発明に従って選択した次の溶媒を
使用した: −アセトニトリル:実施例5−8 −ブチロニトリル:実施例9 −ベンゾニトリル:実施例10 −ニトロメタン:実施例11 −ニトロベンゼン:実施例12 上記の操作法でテストを実施した。
【0162】条件及び得られた結果はすべて表IIに示
す。
【0163】
【表2】
【0164】比較のために、 −比較例aでは有機溶媒を使用せず、 −比較例gではベンゾフェノンを使用せず、有機溶媒ア
セトニトリルの存在下で本発明方法を実施して得られた
結果を示す。
【0165】表IIから、本発明に定義のような極性有
機溶媒の存在によりヒドロキノンの形成が促進されるこ
とが明かである。
【0166】実施例13及び14 これらの実施例では、反応温度を実施例13では45℃
に、実施例14では100℃にする以外、上記と同様の
操作法を実施した。
【0167】条件及び得られた結果はすべて表IIIに
まとめる。
【0168】
【表3】
【0169】実施例15及び16 これらの実施例中、過塩素酸の代わりに硫酸を使用する
以外は上記と同じ操作法を実施した。
【0170】条件及び得られた結果はすべて表IVにま
とめる。
【0171】
【表4】
【0172】実施例17及び18 次の実施例では、前の実施例と異なるケトン化合物を使
用した。
【0173】ケトン化合物は電子供与基で置換したベン
ゾフェノンの形で、 −4,4′−ジメトキシベンゾフェノン:実施例17 −4,4′−ジメチルベンゾフェノン:実施例18 である。
【0174】条件及び得られた結果はすべて表Vにまと
める。
【0175】
【表5】
【0176】良好な反応収率が得られること及び高いヒ
ドロキノン/ピロカテコール比が得られることが判る。
【0177】実施例19−21及び比較例h及びi: 次の2つの実施例では、前の実施例と異なるケトン化合
物を使用した。
【0178】ケトン化合物は式(II)に対応する次の
ケトン化合物の形である: −2−ペンタノン:実施例19、 −アセトフェノン:実施例20及び21。
【0179】比較として、有機溶媒を全く使用しない例
の結果を示す。
【0180】条件及び得られた結果はすべて表VIに示
す。
【0181】
【表6】
【0182】実施例19、20、21及び比較例h及び
iを比較すると、有機溶媒の添加により、使用するケト
ンの種類とは無関係に、形成されるヒドロキノン量を増
加させうることが明かである。
【0183】実施例22−31及び比較例j−m: これらの実施例では、本発明に従って選択した次の種々
の溶媒を使用した: −酸化ジ−n−プロピル:実施例22 −メチルt−ブチルエーテル:実施例23及び24 −1,2−ジメトキシエタン:実施例25 −テトラヒドロフラン:実施例26及び27 −ジオキサン:実施例28及び29 −燐酸トリエチル:実施例30 −燐酸トリブチル:実施例31。
【0184】これらの実施例は上記の操作法に従って実
施した。
【0185】条件及び得られた結果はすべて表VIIに
まとめる。
【0186】
【表7】
【0187】比較として、 −比較例jでは、有機溶媒を使用せず、 −比較例k及びlでは、ベンゾフェノンの存在下、比誘
電率の高い有機溶媒例えばジメチルホルムアミド(比較
例k)及びヘキサメチレンホスホルアミド(比較例l)
の存在下で、 −比較例mでは、ベンゾフェノン及びプロトン性溶媒例
えばメタノールの存在下で、本発明方法を実施して得ら
れた結果を示す。
【0188】表VIIから、本発明に定義のような有機
溶媒が存在するとヒドロキノンの形成が促進されること
が明らかに示される。
【0189】実施例32及び33及び比較例n及びo: 有機溶媒として酸化ジイソプロピルを使用して例を実施
した。
【0190】操作条件及び結果はすべて表VIIIに示
す。
【0191】比較として、ベンゾフェノンを使用しない
2つの例も実施した。
【0192】有機溶媒が存在すると、形成されるヒドロ
キノン量が増加しうることが判る。
【0193】
【表8】
【0194】実施例34及び35及び比較例p:次の2
つの実施例では、前の実施例とは異なるケトン化合物を
使用した。
【0195】使用したケトン化合物はアセトフェノンで
あった。
【0196】比較として、有機溶媒を使用せずに実施し
た例(比較例p)の結果を示す。
【0197】条件及び得られた結果はすべて表IXにま
とめる。
【0198】
【表9】
【0199】表IXから、本発明に定義したような有機
溶媒が存在するとヒドロキノンの形成が促進されること
が明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量の強酸及びケトン化合物の存在下
    でフェノール化合物を過酸化水素と反応させることによ
    りジヒドロキシル化芳香族化合物を得るための、ヒドロ
    キシル基のパラ位に水素原子を有するフェノール化合物
    のモノヒドロキシル化方法であって、ドナー数25未満
    の塩基度を有する極性非プロトン性有機溶媒有効量の存
    在下で反応を実施することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 有機溶媒が比誘電率20以上、好ましく
    は25−75の極性有機溶媒であることを特徴とする請
    求項1の方法。
  3. 【請求項3】 極性有機溶媒のドナー数が20以下、好
    ましくは2−17であることを特徴とする請求項1また
    は2の方法。
  4. 【請求項4】 極性有機溶媒をニトロ化化合物、脂肪族
    または芳香族ニトリル、テトラメチレンスルホン、炭酸
    プロピレンから選択することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 極性有機溶媒をニトロメタン、ニトロエ
    タン、1−ニトロプロパン、2−ニトロプロパンまたは
    その混合物、ニトロベンゼン、アセトニトリル、プロピ
    オニトリル、ブタンニトリル、イソブタンニトリル、ベ
    ンゾニトリル、シアン化ベンジル、テトラメチレンスル
    ホン(スルホラン)、炭酸プロピレンから選択すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 有機溶媒が比誘電率約20未満、好まし
    くは2−15の極性有機溶媒であることを特徴とする請
    求項1の方法。
  7. 【請求項7】 極性有機溶媒のドナー数が15以上25
    以下好ましくは15−25であることを特徴とする請求
    項1または6の方法。
  8. 【請求項8】 極性有機溶媒を脂肪族、脂環式または芳
    香族のエーテル酸化物、中性燐酸エステル、炭酸エチレ
    ンから選択することを特徴とする請求項1、6及び7の
    いずれかの方法。
  9. 【請求項9】 極性有機溶媒を酸化ジエチル、酸化ジプ
    ロピル、酸化ジイソプロピル、酸化ジブチル、メチルt
    −ブチルエーテル、酸化ジペンチル、酸化ジイソペンチ
    ル、エチレングリコールジメチルエーテル(すなわち
    1,2−ジメトキシエタン)、ジエチレングリコールジ
    メチルエーテル(すなわち1,5−ジメトキシ−3−オ
    キサペンタン)、ジオキサン、テトラヒドロフラン、燐
    酸トリメチル、燐酸トリエチル、燐酸ブチル、燐酸トリ
    イソブチル、燐酸トリペンチル、炭酸エチレンから選択
    することを特徴とする請求項1及び6から8のいずれか
    の方法。
  10. 【請求項10】 使用するケトン化合物が式(II): Ra −CO−X−Rb (II) [式中、−Ra 及びRb は同じでも異なっていてもよ
    く、炭素原子数1−30の炭化水素基を表すか、または
    一緒になって1つ以上のハロゲン原子または反応条件下
    で安定な官能基で置換されていてもよい二価の基を形成
    し、 −Xは原子価結合、−CO−基、−CHOH−基または
    −(R)n −基(式中、Rは炭素原子数が好ましくは1
    −4のアルキレン基を表し、nは1−16の整数であ
    る)を表す]を有することを特徴とする請求項1から9
    のいずれかの方法。
  11. 【請求項11】 使用するケトン化合物が式(II)を
    有し、Ra 及びRb が −線状または分岐アルキル基、 −線状または分岐アルケニル基、 −炭素原子数4−6のシクロアルキルまたはシクロアル
    ケニル基、 −単環式または多環式アリール基(後者の場合、環はそ
    の間にオルト系またはオルトペリ縮合系を形成するか、
    原子価結合により結合されている)、 −アリールアルキルまたはアリールアルケニル基を表
    し、または −Ra 及びRb が一緒になって、炭素含量の低いアルキ
    ル基または炭素原子数4−6のシクロアルキル基または
    シクロアルケニル基で置換されていてもよい炭素原子数
    3−5のアルキレン基またはアルケニレン基を形成して
    もよく、ここでアルキレンまたはアルケニレン基の炭素
    原子中2−4個が1−4個のヒドロキシル基及び/また
    は炭素原子含量の低いアルキル基及び/またはアルコキ
    シ基で置換されていてもよい1または2個のベンゼン環
    の一部を形成していてもよいことを特徴とする請求項1
    0の方法。
  12. 【請求項12】 使用するケトン化合物が式(II
    a): 【化1】 [式中、 −R1 及びR2 は同じでも異なっていてもよく、水素原
    子または電子供与基を表し、 −n1 及びn2 は同じでも異なっていてもよく、0、
    1、2、または3であり、 −−CO基を有する2つの炭素原子のα位にある2つの
    炭素原子は原子価結合または−CH2 −基で結合して、
    飽和または不飽和のケトン環を形成してもよい]を有す
    ることを特徴とする請求項1から11のいずれかの方
    法。
  13. 【請求項13】 使用するケトン化合物を、アセトン、
    3,3−ジメチル−2−ブタノン、メチルビニルケト
    ン、酸化メシチル、2,4−ジメチル−3−ペンタノ
    ン、ジアセチル、ジシクロヘキシル−ケトン、アセトフ
    ェノン、ベンゾフェノン、2−メチルベンゾフェノン、
    2,4−ジメチルベンゾフェノン、4,4′−ジメトキ
    シベンゾフェノン、2,2′−ジメチルベンゾフェノ
    ン、4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、4−ヒドロ
    キシベンゾフェノン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフ
    ェノン、4−ベンゾイルビフェニル、ベンゾイン、4,
    4′−ジヒドロキシベンゾイン、2,4−ジメチルベン
    ゾイン、4,4′−ジメチルベンゾイン、4,4′−ジ
    メトキシベンゾイン、4,4′−ジフルオロベンゾイ
    ン、α−メトキシベンゾイン、α−エトキシベンゾイ
    ン、デオキシベンゾイン、4−ヒドロキシデオキシベン
    ゾイン、4−メチル−デオキシベンゾイン、4−メトキ
    シ−デオキシベンゾイン、4,4′−ジメトキシ−デオ
    キシベンゾイン、4,4′−ジフルオロ−デオキシベン
    ゾイン、ベンザルアセトン、ベンジル、シクロヘキサノ
    ン、α−イソホロン、シクロヘキセニル−シクロヘキサ
    ノン、フルオレノンから選択することを特徴とする請求
    項1から12のいずれかの方法。
  14. 【請求項14】 使用するケトン化合物が、ベンゾフェ
    ノンのようなパラ選択的ケトンまたは電子供与基を有す
    るベンゾフェノンであることを特徴とする請求項1から
    13のいずれかの方法。
  15. 【請求項15】 フェノール化合物が一般式(I): 【化2】 [式中、 −Aは単環式もしくは多環式の芳香族炭素環式基の残基
    または2つ以上の単環式の芳香族炭素環式基の鎖からな
    る2価の基を表し、 −Rは水素原子または、飽和もしくは不飽和の線状もし
    くは分岐脂肪族基、または飽和もしくは不飽和、または
    芳香族、単環式もしくは多環式の脂環式基であってよい
    炭素原子数1−24の炭化水素基を表し、 −Ro は同じまたは異なる1つ以上の置換基を表し、 −nは4以下の数である]を有することを特徴とする請
    求項1から14のいずれかの方法。
  16. 【請求項16】 フェノール化合物が式(I)を有し、 −R基が 水素原子、 炭素原子数1−6の線状または分岐アルキル基、 シクロヘキシル基、 フェニル基、 ベンジル基 のいずれか1つを表し、 −Ro 基が水素原子、 炭素原子数1−6の線状または分岐アルキル基、 炭素原子数2−6の線状または分岐アルケニル基、 R1 −O−型のアルコキシ残基(式中、R1 は炭素原子
    数1−6の線状または分岐アルキル基を表す)、 炭素原子数2−6のアシル基、 −COOR2 基(式中、R2 は炭素原子数1−4の線状
    または分岐アルキル基を表す)、 ハロゲン原子、好ましくはフッ素、塩素及び臭素、 −CF3 基のいずれか1つを表すことを特徴とする請求
    項15の方法。
  17. 【請求項17】 フェノール化合物が、nが0、1、
    2、または3である式(I)の化合物であることを特徴
    とする請求項1から16のいずれかの方法。
  18. 【請求項18】 フェノール化合物が式(I)を有し、
    式中、残基Aが−式(Ia): 【化3】 [式(Ia)中、mは0、1、または2を表し、記号R
    o 及びnは同じでも異なっていてもよく、上記と同義で
    ある]のその間にオルト縮合系を形成しうる環を有する
    単環式または多環式の芳香族炭素環式基、 −式(Ib): 【化4】 [式(Ib)中、記号Ro 及びnは同じでも異なってい
    てもよく、上記と同義であり、pは0、1、2、または
    3であり、Bは −原子価結合、 −炭素原子数1−4のアルキレンまたはアルキリデン
    基、好ましくはメチレンまたはイソプロピリデン基、 −式: 【化5】 (式中、R3 は水素原子または炭素原子数1−4のアル
    キル基、シクロヘキシル基またはフェニル基を表す)の
    いずれか1つである]の単環式の芳香族炭素環式基2つ
    以上の鎖から構成された基を表すことを特徴とする請求
    項1から17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 式(I)のフェノール化合物が式(I
    a)及び(Ib)の残基Aを有し、式中、 −Ro は水素原子、炭素原子数1−6、好ましくは1−
    4の線状または分岐アルキルまたはアルコキシ基、シク
    ロヘキシル基、フェニル基を表し、 −Bは原子価結合、炭素原子数1−4のアルキレンもし
    くはアルキリデン基または酸素原子を表し、 −mは0または1であり、 −nは0、1または2であり、 −pは0または1である ことを特徴とする請求項15の方法。
  20. 【請求項20】 フェノール化合物が一般式(I′): 【化6】 [式中、R及びRo は同じでも異なっていてもよく、水
    素原子、炭素原子数1−4のアルキル基、シクロヘキシ
    ル基、フェニル基を表し、好ましくは、Rは水素原子を
    表し、Ro は水素原子、メチル基、メトキシ基を表す]
    を有することを特徴とする請求項15の方法。
  21. 【請求項21】 式(I)のフェノール化合物をフェノ
    ール、アニソール、オルトクレゾール、メタクレゾー
    ル、2−メトキシフェノールから選択することを特徴と
    する請求項1から20のいずれかの方法。
  22. 【請求項22】 式(I)の化合物がフェノールである
    ことを特徴とする請求項1から21のいずれかの方法。
  23. 【請求項23】 使用する溶媒の量が、有機溶媒のモル
    数と式(I)のフェノール化合物のモル数とのモル比が
    0.1−2.0、好ましくは0.25−1.0となるも
    のであることを特徴とする請求項1から5のいずれかの
    方法。
  24. 【請求項24】 使用する溶媒の量が、有機溶媒のモル
    数と式(I)のフェノール化合物のモル数とのモル比が
    0.01−0.25、好ましくは0.025−0.15
    となるものであることを特徴とする請求項1及び6から
    9のいずれかの方法。
  25. 【請求項25】 式(I)のケトン化合物の量が過酸化
    水素1モル当り少なくとも1・10-3モル、好ましくは
    1・10-3−10モル、さらに好ましくは0.05−
    1.0モルであることを特徴とする請求項1から24の
    いずれかの方法。
  26. 【請求項26】 強酸が水中のpKaが−0.1未満、
    好ましくは−1.0未満の酸であることを特徴とする請
    求項1から25のいずれかの方法。
  27. 【請求項27】 強酸が過塩素酸またはトリフルオロメ
    タンスルホン酸であることを特徴とする請求項1から2
    6のいずれかの方法。
  28. 【請求項28】 強酸の量が、H+ /H2 2 の比が1
    ・10-4−1.0、好ましくは1・10-3−0.1とな
    るものであることを特徴とする請求項1から27のいず
    れかの方法。
  29. 【請求項29】 H2 2 /式(I)のフェノール化合
    物のモル比が0.01−0.3、好ましくは0.05−
    0.10であることを特徴とする請求項1から28のい
    ずれかの方法。
  30. 【請求項30】 45℃−150℃、好ましくは45℃
    −75℃で反応を実施することを特徴とする請求項1か
    ら29のいずれかの方法。
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