JPH0694987B2 - 輻射加熱方法 - Google Patents

輻射加熱方法

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JPH0694987B2
JPH0694987B2 JP22660387A JP22660387A JPH0694987B2 JP H0694987 B2 JPH0694987 B2 JP H0694987B2 JP 22660387 A JP22660387 A JP 22660387A JP 22660387 A JP22660387 A JP 22660387A JP H0694987 B2 JPH0694987 B2 JP H0694987B2
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亮三 越後
壽夫 富村
近 西野
昇 陶
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三菱油化エンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は輻射加熱方法に関する。さらに詳しくは、加熱
区域と被加熱区域とを実質的に光学的に不透明な材質か
らなるガス非透過性境界部材により仕切り、被加熱区域
の多孔性受熱体を該ガス非透過性境界部材を介して加熱
する輻射加熱方法に関する。
[従来技術] 燃焼ガスの排出に伴って排出される燃焼ガスの顕熱の一
部を回収し、これを輻射エネルギーとして利用して熱効
率を向上せしめるようにした加熱炉は知られている。
特公昭55−25353号公報には、下部周壁に空気取入口と
上端に燃焼ガス排出口とを備え、そして該空気取入口の
上方にロストルとさらにその上方に金網とが配置され、
該ロストルの下方を燃焼室として、該ロストルと金網と
の間を加熱室とし、該加熱室内の被加熱物体を該燃焼室
からの燃焼ガスの顕熱で加熱すると共に、該燃焼ガスの
顕熱の一部を該金網で回収して加熱された金網からの輻
射熱によっても加熱するようにした加熱炉が開示されて
いる。
また、実開昭56−149900号公報には、炉壁で囲まれた炉
体内の燃焼ガス通路を通気性固体で仕切った加熱炉であ
って、燃焼ガスの全部を該通気性固体を通過させて燃焼
ガスの熱エネルギーを該通気性固体に吸収させそして吸
収された熱エネルギーを上流側に輻射させるようにした
加熱炉が開示されている。
上記加熱炉はいずれも燃焼ガス通路の下流側に、燃焼ガ
スの熱エネルギーを回収するための通気性固体又は金網
を設けそして燃焼ガスの全部を該通気性固体又は金網中
を通過させるようにした点に構造上の特徴があり、また
機能的には該通気性固体又は金網で回収した燃焼ガスか
らの熱エネルギーを燃焼ガス通路の上流側へ輻射エネル
ギーとして戻す点にある。上記加熱炉によれば、被加熱
物は燃焼ガスに直接曝されることになる。
また、越後らは昭和58年6月に開催された第20回日本伝
熱シンポジウムにおいて、光学的に透明な隔壁を介して
加熱側(高湿側)と被加熱側(低湿側)とを有し、加熱
側に設置した空隙率の高い通気性固体を高温ガスで加熱
し、加熱された該通気性固体から輻射される輻射熱を該
光学的に透明な隔壁を通過させて低温側に設置した通気
性固体で吸収する熱交換器についての数値解析結果を報
告された(第20回日本伝熱シンポジウム講演要論文集参
照)。
上記熱交換器の特徴は高温側からの輻射エネルギーを光
学的に透明な隔壁を輻射エネルギーとして通過させ直接
低温側に設置した通気性固体を加熱するようにした点に
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、熱効率の高い新規な輻射加熱方法を提
供することにある。
本発明の他の目的は、実質的に光学的に不透明な材質か
らなるガス非透過性境界部材を介して加熱区域と被加熱
区域とを有し、被加熱区域の多孔性受熱体を該ガス被透
過性境界部材を介して加熱する輻射加熱方法を提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は、被加熱区域の多孔性受熱体
の加熱を加熱区域に設けた多孔性輻射体からの輻射エネ
ルギーあるいは該輻射エネルギーとガス非透過性境界部
材からの輻射エネルギーおよび/または伝導エネルギー
によって行う輻射加熱方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明によれば、本発明のかかる目的および利点は、ガ
ス非透過性境界部材を介して加熱区域と被加熱区域とを
有し、加熱区域には多孔性輻射体が設けられそして被加
熱区域には多孔性受熱体が設けられた輻射加熱装置にお
いて、該多孔性受熱体を輻射加熱する方法であって (1)該ガス非透過性境界部材の多孔性輻射体側に高温
ガスを形成又は導入し、その際該ガス非透過性部材は実
質的に光学的に不透明な材質からなり、そして (2)高温ガスを少くとも多孔性輻射体を通じて排出
し、かくして被加熱区域の多孔性受熱性を実質的に光学
的に不透明な材質からなるガス非透過性境界部材を介し
て輻射加熱する、 ことを特徴とする方法によって達成される。
本発明の輻射加熱方法はガス非透過性境界部材を介して
加熱区域と被加熱区域とを設けて実施される。加熱区域
には多孔性輻射体が設けられている。加熱区域に形成又
は導入し高温ガスは該多孔性輻射体を通じて排出し、そ
れによって高温ガスの顕熱を該多孔性輻射体に移行し該
多孔性輻射体を高温度に加熱する。
高温ガスは燃焼ガスであっても燃焼ガス以外の高温ガス
であってもよい。燃焼ガスを高温ガスとする場合には、
本発明の輻射加熱方法は上記ガス非透過性境界部材の多
孔性輻射体側にすなわち上記加熱区域内に、燃料を燃焼
して燃焼ガスを形成する燃焼区域を設けて実施すること
ができる。もちろん、高温ガスが燃焼ガス以外の高温ガ
ス例えば水蒸気等の場合には、上記加熱区域以外の区域
で形成されるので、本発明の輻射加熱方法は加熱区域内
に必ずしも燃焼区域を設けなければならないわけではな
い。高温ガスは燃焼ガスの場合であっても、これを加熱
区域以外の区域で形成することができるから、燃焼区域
を設けない本発明の輻射加熱方法に高温ガスとして燃焼
ガスを使用できることは云うまでもない。
加熱区域に形成または導入された高温ガスは多孔性輻射
体を通して排出しなければならない。かくして、排出さ
れる高温ガスの熱エネルギーが該多孔性輻射体によって
回収され該多孔性輻射体から輻射熱として放射される。
高温ガスが多孔性輻射体を通して排出される限りにおい
て、多孔性輻射体とガス非透過性境界部材との加熱区域
における位置関係は任意であり、多孔性輻射体とガス非
透過性境界部材は例えば間隔を置いて位置することがで
きまた実質的に接触して位置することができる。間隔を
置いて位置する場合には、上記ガス非透過性境界部材と
上記多孔性輻射体との間に、例えば1,000mm以下、好ま
しくは500mm以下の間隔を設けられている。この場合に
おいて、高温ガスを上記間隔内に導入または形成するこ
とが有利であるが、高温ガスを多孔性輻射体の多孔性空
間内に導入または形成することもできる。燃焼炎を上記
間隔内に形成する場合には、上記ガス非透過性境界部材
と上記多孔性輻射体の該境界部材に対向する面との間
に、少くとも燃焼炎が形成されるに足る間隔を設ける必
要がある。また、この場合において、燃焼炎をこの間隔
によって形成される空間の多孔性輻射体の該境界部材に
対向する面の近傍に形成するのが有利である。
多孔性輻射体とガス非透過性境界部材とが実質的に接触
している場合には高温ガスを多孔性輻射体の多孔性空間
内に導入又は形成する。燃焼炎を多孔性輻射体の多孔性
空間内に形成する場合には、例えば燃焼炎を該多孔性輻
射体のガス非透過性境界部材に対峙する側の該多孔性空
間内に形成し、多孔性輻射体の他の側の該多孔性空間内
(該ガス非透過性境界部材とは反対の側の多孔性空間
内)には少くとも燃焼炎を形成しない区域を存在させ、
この区域を通じて燃焼排ガスを排出するようにすること
ができ、また多孔性輻射体の燃焼炎が形成される区域
と、多孔性輻体の燃焼炎が形成されない区域との間に多
孔性輻射体のない空間を存在させ、燃焼炎が形成される
区域からの燃焼排ガスを該空間および燃焼炎が形成され
ない区域とを通じて排出するようにすることもできる。
燃焼炎を多孔性輻射体の多孔性空間内に形成する場合、
燃焼炎を形成する区域の多孔性輻射体の空隙率は燃焼炎
を形成しない区域の多孔性輻射体の空隙率よりも大きい
ことが有利である。
多孔性輻射体の空隙率は例えば60〜99容積%であり、こ
の好ましい空隙率の範囲内において多孔性輻射体は本発
明の好適な輻射加熱方法を与える。
多孔性輻射体は、例えば多孔性金属、多孔性金属酸化
物、多孔性セラミックスまたは多孔性鉱物質成形体から
なることができる。
また、多孔性輻射体は、例えば板状体、ブロック体、少
くとも1個の貫通中空通路を有するブロック体または環
状体であることができる。
本発明の方法において、ガス非透過性境界部材は輻射エ
ネルギーに対し実質的に光学的に不透明な材質例えば耐
熱性金属材料、耐熱性金属酸化物材料または耐熱性セラ
ミックスからなっている。
耐熱性金属材料としては、例えばステンレンス、鋼、ク
ロム、モルブデン銅の如きハイアロイ合金等をあげるこ
とができ、耐熱性金属酸化物材料としては、例えば酸化
アルミ、酸化チタン等をあげることができ、そして耐熱
性セラミックスとしては、例えばコージライト、ウムラ
イトの如きセラミックス等をあげることができる。
ガス非透過性境界部材の形態は、例えば薄膜、板状体ま
たは環もしくは環状体等である。
本発明の輻射加熱方法を実施する装置の全体の構造は、
ガス非透過性境界部材を境にして加熱区域と被過熱区域
が並列していてもよくまた加熱区域が被加熱区域を取囲
んでいてもよい。
すなわち、本発明の輻射加熱方法を実施する装置として
は、例えばガス非透過性境界部材を境にして少くとも一
方の側に多孔性輻射体が存在し、該多孔性輻射体の存在
する側に高温ガスを形成または導入して、該多孔性輻射
体が存在する該側とは反対側を被加熱区域としたもの
は、あるいは ガス非透過性境界部材の外側に多孔性輻射体が存在し、
該ガス非透過性境界部材の外側に高温ガスを形成または
導入して、該境界部材の内側を被加熱区域としたもの、
あるいは ガス非透過性境界部材の内側に多孔性輻射体が存在し、
該ガス非透過性境界部材の内側に高温ガスを形成または
導入して、該境界部材の外側を被加熱区域としたもの等
が例示できる。
上記装置によれば、被加熱区域内の被加熱体が少くとも
加熱区域内の多孔性輻射体からの輻射エネルギーにより
間接的に(ガス非透過性境界部材が輻射エネルギーに対
し光学的に不透明な材質であるため)加熱される。
上記装置は、被加熱区域に被加熱体とは異なる多孔性受
熱体を有する。多孔性受熱体の加熱を通して加熱を目的
とする被加熱体を加熱することができる。多孔性受熱体
は加熱区域からの熱を効率的に受け取り且つ被加熱体に
有効に伝えるために、例えば通気性且つ耐火性の金属材
料、金属酸化物材料、セラミックスまたは鉱物質成形体
であることができる。これらの多孔性受熱体は、例えば
板状体またはブロック体であることができあるいはペレ
ットもしくはリングの集積体であることができる。
しかして、例えば多孔性受熱体に所望の反応の触媒を担
持させ、多孔性受熱体内を通して被加熱体又は反応試剤
としての被加熱流体あるいは少くとも1種の反応性ガス
を通過させることにより、上記装置によって所望の反応
を実施することができる。
本発明の好ましい輻射加熱方法によれば、被加熱区域の
多孔性受熱体が、ガス非透過性境界部材の被過熱区域と
反対側における (a)高温ガスによる該境界部材の直接加熱と (b)多孔性輻射体の輻射熱による該境界部材の加熱 とによって加熱される。
以下、添付図面を参照して、本発明の輻射加熱方法を実
施する装置の幾つかの態様について説明する。
第1図には、輻射加熱装置の一実施態様の概略断面図が
示されている。
第1図の輻射加熱装置1は断熱材の壁材2により周囲を
形成され、内部はガス非透過性境界部材3により2つの
区域すなわち加熱区域(図において右側)および被加熱
区域(図において左側)に分離されている。加熱区域に
は多孔性輻射体4がガス非透過性部材3から間隔を置い
て位置している。この間隔によって形成される空間5内
に高温ガス入口6から高温ガスが矢印で示した方向で導
入される。導入されたガスは多孔性輻射体4内の多孔性
空間を矢印で示した方向(図において左側から右側へ)
へ通過してガス出口7から装置1外へ排出される。高温
に加熱された多孔性輻射体4はガス非透過性部材を介し
て非加熱区域を高温ガスで何ら汚染することなく加熱す
る。第1図において、被加熱区域には多孔性受熱体が存
在し、加熱区域の多孔性輻射体4からの熱を受ける。被
加熱体例えば気体あるいは流体は被加熱体入口9から導
入され多孔性受熱体8の多孔性空間内を通過しそして被
加熱体出口10から装置外へ取り出される。
第1図の装置において高温ガスは装置外で形成されて装
置に導入されているが、第1図の高温ガス入口6の位置
に直接燃焼バーナーを設け、燃料を燃焼させて高温ガス
を形成するようにしてもよい。また、高温ガス入口又は
燃焼バーナーは空間5内に向けてガス非透過性部材4の
周縁に沿って複数本設けることもできる。
多孔性輻射体4は前記したとおり空隙率60〜99容積%を
持つのが有利であり、この空隙率の範囲において多孔率
射体は例えば0.01〜10mmの範囲に分布する直径を持つ孔
が大部分を占めるものがさらに有利に用いられる。ま
た、多孔性輻射体は前記したとおり種々の材質から成る
ことができ、例えばセラミックや金属の焼結体の他、網
目が例えば0.1〜10mmの金網を集積して多孔性輻射体と
することもできる。
第2図にはガス非透過性境界部材を介して加熱区域と被
加熱区域とが同心円状に配置された輻射加熱装置の他の
態様が図示されている。第2図の(a)は概略部分平断
面図であり、(b)は同部分縦断面図である。第2図の
(a)、(b)において、第1図と同じ参照番号は第1
図におけると同じ意味を持っている(以下の図において
も同じ)。第2図の装置は、ガス非透過性部材3に対し
内側に被加熱区域が存在しそして外側に加熱区域が存在
する構成から成っている。高温ガスは空間5に導入また
は形成され、多孔性輻射体4の多孔性空間を通過し、多
孔性輻射体を高温度に加熱する。高温に加熱された多孔
性輻射体はガス非透過性境界部材を介して内側の被加熱
区域を加熱する。その際、被加熱区域に存在する多孔性
受熱体8は加熱区域およびガス非透過性境界部材からの
輻射熱の放射を受けて加熱されるから、例えば多孔性受
熱体8として所望の反応の触媒を担持させた多孔性担体
あるいはそれ自体が触媒活性を示す多孔体を用いる場合
には受熱体8とガス非透過性境界部材3との間の空間11
に反応性ガスを導入し多孔性受熱体8の多孔性空間を通
過させるときには所望の反応を進行させることができ
る。
第2図の装置は多孔性輻射体の外側に多孔性輻射体の多
孔性空間を通過した高温ガスが未だ持っている熱エネル
ギーをさらに回収する熱回収部12を有している。熱回収
部12は例えば金属性パイプ等から成り、内部に熱回収媒
体を通過させて該媒体によって熱を回収する。
第3図には、第2図の装置の場合と同様に、ガス非透過
性境界部材3に対し内側に被加熱区域が存在し外側に加
熱区域が存在する構成から成る輻射加熱装置の他の態様
の概略部分平断面図が示されている。第2図の装置と大
きく異なるのは、第3図の装置において加熱区域にはガ
ス非透過性境界部材3に実質的に接触して空隙率の比較
的大きな多孔性輻射体41例えば空隙率70〜99容積%のセ
ラミック焼結体が存在し、その外側にさらに空隙率の比
較的小さな多孔性輻射体42例えば空隙率60〜90容積%の
セラミック焼結体が存在している点にある。高温ガスは
多孔性輻射体41の多孔性空間内に少くとも形成又は導入
されて多孔性輻射体42の多孔性空間内を通過し、さらに
熱回収部11で残余の顕熱を回収される。多孔性輻射体4
1、42からの輻射熱はそれらの多孔性空間を通じてガス
非透過性境界部材の方へ放射され、被加熱区域の多孔性
受熱体8を加熱する。
第4図には輻射加熱装置の他の実施態様の概略平断面図
が図示されている。
第4図の装置は、一体となった多孔性輻射体4に設けら
れた多数の円筒状通路に、ガス非透過性の例えば金属か
ら成る境界部材3のパイプが位置された構成から成って
いる。
多孔性輻射体4は比較例空隙率の大きな多孔質輻射体か
ら成るのが望ましい。多孔性輻射体の多孔性空間内に例
えば第4図において紙面の裏方向から導入された高温ガ
スは紙面の表方向に向けて多孔性輻射体内を通過して多
孔性輻射体を加熱すると共にガス非透過性境界部材3を
も直接加熱する。境界部材3のパイプ内の空間は被加熱
区域を形成し、その中に存在する多孔性受熱体(図示せ
ず)は上記多孔性輻射体4が形成する加熱区域からの熱
によって加熱される。それ故、例えばパイプ内を被加熱
体を連続して通過させることにより、被加熱体を所望の
温度に連続的に加熱しつづけることができる。
第5図には、輻射加熱装置の他の実施態様の概略平断面
図が図示されている。
第5図の装置は、第2図の装置と逆に、ガス非透過性境
界部材3に対し外側に被加熱区域が存在しそして内側に
加熱区域が存在する構成から成っている。高温ガスは空
間5に導入または形成され、多孔性輻射体4の多孔性空
間を通過し、多孔性輻射体を高温度に加熱して、中央の
空間5′を通って装置外へ排出される。高温に加熱され
た多孔性輻射体はガス非透過性境界部材3を介して外側
の被加熱区域を加熱する。その際、被加熱区域に存在す
る多孔性受熱体8は加熱区域およびガス非透過性境界部
材からの輻射熱の放射を受けて加熱される。この場合も
第2図に示した装置の場合と同様に、触媒活性を示す多
孔体を受熱体8として使用することにより、被加熱区域
に反応性ガスを導入し受熱体8の多孔性空間を通過させ
れば所望の反応を進行させることができる。
第6図には、本発明の輻射加熱装置の他の実施態様の概
略平断面図が図示されている。
第6図の装置は、2つのガス非透過性境界部材3、3′
を有し、これらの境界部材に挟まれた空間が被加熱区域
を形成し、そして各境界部材の該被加熱区域とは反対側
に2つの加熱区域が形成された構造から成っている。境
界部材3′の外側には多孔性輻射体4′がありまた境界
部材3の外側には多孔性輻射体4がある。これらの多孔
性輻射体4、4′の多孔性空間内に導入または形成され
た高温ガスはこれらの多孔性輻射体を加熱し、被加熱区
域は境界部材3′側と3側とから加熱される。このよう
な加熱装置によれば、被加熱区域の空間に紙面内の半径
方向において比較的均一な温度分布を形成するのが容易
であり、それ故例えば被加熱区域内の多孔性受熱体8と
して触媒活性を持つ受熱体を用いそして該被加熱区域に
反応性ガスを通して反応を実施する際の装置として、特
に比較的均一な温度加熱が必要な反応を実施する際の装
置として極めて有利に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の輻射加熱方法を実施するに適した輻射
加熱装置の実施態様の該略断面図である。 第2図は輻射加熱装置の他の実施態様を図示したもので
あり、第2図の(a)はその概略部分平断面図であり、
第2図の(b)はその概略部分縦断面図である。 第3図〜第6図はそれぞれ輻射加熱装置の他の異なる実
施態様の概略平断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−13894(JP,A) 特開 昭59−13893(JP,A)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス非透過性境界部材を介して加熱区域と
    被加熱区域とを有し、加熱区域には多孔性輻射体が設け
    られそして被加熱区域には多孔性受熱体が設けられた輻
    射加熱装置において、該多孔性受熱体を輻射加熱する方
    法であって、 (1)該ガス非透過性境界部材の多孔性輻射体側に高温
    ガスを形成又は導入し、その際該ガス非透過性部材は実
    質的に光学的に不透明な材質からなり、そして (2)高温ガスを少くとも多孔性輻射体を通じて排出
    し、かくして被加熱区域の多孔性受熱性を実質的に光学
    的に不透明な材質からなるガス非透過性境界部材を介し
    て輻射加熱する、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】該高温ガスが燃焼ガスである特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】上記ガス非透過性境界部材の多孔性輻射体
    側に燃料を燃焼する燃焼区域を設け、この区域に燃焼ガ
    スを形成する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】上記加熱区域以外の区域で燃焼ガスを形成
    し、この燃焼ガスを上記ガス非透過性境界部材の多孔性
    輻射体側に導入する特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】上記加熱区域以外の区域で形成された燃焼
    ガス以外の高温ガスを上記ガス非透過性境界部材の多孔
    性輻射体側に導入する特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】ガス非透過性境界部材と上記多孔性輻射体
    とが間隔を置いて位置している特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】上記ガス非透過性境界部材と上記多孔性輻
    射体との間に、1,000mm以下、好ましくは500mm以下の間
    隔が設けられている特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】上記ガス非透過性境界部材と上記多孔性輻
    射体の該境界部材に対向する面との間に、少なくとも燃
    焼炎が形成されるに足る間隔を設ける特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】上記ガス非透過性境界部材と上記多孔性輻
    射体との間に間隔を設け、この間隔によって形成される
    空間の多孔性輻射体の該境界部材に対向する面の近傍に
    燃焼炎を形成する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】上記多孔性輻射体がガス非透過性境界部
    材と実質的に接触している特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】上記多孔性輻射体がガス非透過性境界部
    材と実質的に接触しており、燃焼炎を該多孔性輻射体の
    多孔空間内に形成する特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】上記多孔性輻射体をガス非透過性境界部
    材と実質的に接触させ、燃焼炎を該多孔性輻射体のガス
    非透過性境界部材に対峙する側に形成し、多孔性輻射体
    の他の側(該ガス非透過性境界部材とは反対の側)には
    少くとも燃焼炎が形成されない区域を存在させ、この区
    域を通じて燃焼排ガスを排出する特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】多孔性輻射体の燃焼炎が形成されている
    区域と、多孔性輻射体の燃焼炎が形成されていない区域
    との間に多孔性輻射体のない空間を存在させる特許請求
    の範囲第12項に記載の方法。
  14. 【請求項14】燃焼炎が形成される区域の多孔性輻射体
    の空隙率が、燃焼炎が形成されない区域の多孔性輻射体
    の空隙率よりも大である特許請求の範囲第12項又は第13
    項に記載の方法。
  15. 【請求項15】多孔性輻射体が多孔性金属、多孔性金属
    酸化物、多孔性セラミックスまたは多孔性鉱物質成形体
    からなる特許請求の範囲第1項〜第14項のいずれかに記
    載の方法。
  16. 【請求項16】多孔性輻射体が60〜99容積%の空隙率を
    有する特許請求の範囲第1項〜第15項のいずれかに記載
    の方法。
  17. 【請求項17】多孔性輻射体が板状体、ブロック体、少
    くとも1個の貫通中空通路を有するブロック体または環
    状体である特許請求の範囲第1項〜第16項のいずれかに
    記載の方法。
  18. 【請求項18】ガス非透過性境界部材が耐熱性金属材
    料、耐熱性金属酸化物材料または耐熱性セラミックスか
    らなる特許請求の範囲第1項〜第17項のいずれかに記載
    の方法。
  19. 【請求項19】ガス非透過性境界部材が薄膜、板状体ま
    たは環もしくは管状体である特許請求の範囲第1項〜第
    18項のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】ガス非透過性境界部材の外側に多孔性輻
    射体を存在させ、該ガス非透過性境界部材の外側に高温
    ガスを形成または導入して、該境界部材の内側を被加熱
    区域とする特許請求の範囲第1項〜第20項のいずれかに
    記載の方法。
  21. 【請求項21】ガス非透過性境界部材の内側に多孔性輻
    射体を存在させ、該ガス非透過性境界部材の内側に高温
    ガスを形成または導入して、該境界部材の外側を被加熱
    区域とする特許請求の範囲第1項〜第19項のいずれかに
    記載の方法。
  22. 【請求項22】被加熱区域の多孔性受熱体が、ガス非透
    過性境界部材の非加熱区域と反対側における、 (a)高温ガスによる該境界部材の直接加熱と (b)多孔性輻射体の輻射熱による該境界部材の加熱 とによって加熱される特許請求の範囲第1項〜第20項の
    いずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】多孔性受熱体が、通気性且つ耐火性の金
    属材料、金属酸化物材料、セラミックスまたは鉱物質成
    形体からなる特許請求の範囲第1項〜第22項のいずれか
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】多孔性受熱体が、通気性且つ耐火性の板
    状体、ブロック体、またはペレットもしくはリングの集
    積体である特許請求の範囲第1項〜第23項のいずれかに
    記載の方法。
  25. 【請求項25】多孔性受熱体に所望の反応の触媒が担持
    されている特許請求の範囲第1項〜第24項のいずれかに
    記載の方法。
  26. 【請求項26】多孔性受熱体を通して被加熱流体を通過
    させる特許請求の範囲第1項〜第25項のいずれかに記載
    の方法。
  27. 【請求項27】多孔性受熱体を通して少くとも1種の反
    応性ガスを通過させる特許請求の範囲第1項〜第25項の
    いずれかに記載の方法。
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