JPH0695192A - 画像認識装置及び画像入力方法 - Google Patents

画像認識装置及び画像入力方法

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JPH0695192A
JPH0695192A JP3255027A JP25502791A JPH0695192A JP H0695192 A JPH0695192 A JP H0695192A JP 3255027 A JP3255027 A JP 3255027A JP 25502791 A JP25502791 A JP 25502791A JP H0695192 A JPH0695192 A JP H0695192A
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JP
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layer
neurons
neuron
recognition device
recognition
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JP3255027A
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Yasunori Kuratomi
靖規 蔵富
Kuni Ogawa
久仁 小川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニューラルネットワークを用いた認識装置に
おいて、高い認識率を得る。 【構成】 入力部15が作製した2次元のビットイメージ
を、4層構成のニューラルネットワークによって処理し
て、画像を認識する。第1層17のニューロンは、特定方
向に連続して並ぶ第2層18のニューロンとのみ結合す
る。従って第2層18は特定方向の線分を抽出できる。さ
らに、第2層18は複数の領域に分割しており、同一領域
内のニューロンは、第3層19の同じニューロンと結合す
る。従って、第3層19のニューロンの出力状態は、抽出
した線分が、どの程度、画像のどの部位に存在している
かを表す。この第3層19と第4層20とを全結合し、学習
することにより、画像を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間の大脳神経系と類
似の入出力動作を模倣して構成されるニューラルネット
ワークを用いて、画像を認識する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、認識手段としてニューラルネット
ワークを用いる認識装置が検討されており、その中で文
字認識は重要な応用の一つである(森、横澤、梅田:”
PDPモデルによる手書き漢字認識”、信学技報、MB
E87−156、pp.407-414(1988))。図10は従来
の一般的な、ニューラルネットワークを用いる文字認識
装置の構成図である。文字入力部1は、文字の画像パタ
ーンを光電変換して文字データを作製し、認識部2に入
力する。ここで、文字データとは、図11に示すよう
な、2次元のビットイメージである。認識部2は文字デ
ータを、ニューラルネットワークにより処理し、文字を
識別する。そして、認識部2は認識結果を記憶部3、若
しくは表示部4に送る。
【0003】この図10の認識部が用いるニューラルネ
ットワークの説明図を図12に示す。文字入力部1が作
製した文字データ5は、入力層6の対応するニューロン
7に入力する。ニューロン7は受け取った文字データを
シナプスと呼ぶ通路8を通して中間層9の全てのニュー
ロン10に送る。但し、送られたデータは、ニューロン
10に入力するとき、重み付けされ入力する。この重み
をシナプス荷重と呼ぶ。中間層のニューロンは、入力さ
れた全てのデータ値の総和を計算し、この総和に非線形
関数を作用させた結果を出力する。この出力結果はシナ
プス11を通して出力層12の全てのニューロン13に
入力する。この時も、シナプス荷重により重み付けされ
入力する。出力層のニューロンは、入力された値の総和
を計算し、この総和に非線形関数を作用させた結果を最
大値検出部14に送る。最大値検出部は、出力層の各ニ
ューロンから送られた値の最大値を求め、最大値を出力
したニューロンに対応している文字を、識別結果として
記憶部3、若しくは表示部4に送る。
【0004】シナプス荷重はバックプロパゲーションな
どの学習により決定される。例えばアルファベットを認
識する場合には、ニューラルネットワークにアルファベ
ットを順次入力し、所望の出力結果が得られるまで繰り
返し学習を行ない、シナプス荷重を決定するのである。
その際、認識能力を向上するために、数種類の文字種に
ついて学習を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像を認識する上で必
要な特徴量を求めることを特徴抽出と呼び、例えば、ニ
ューラルネットワークにより文字を認識する場合には、
抽出した特徴量をもとに文字を認識する。従って、認識
の基準となる特徴量は、ニューラルネットワークの認識
能力を左右する。
【0006】従来例で用いるニューラルネットワーク
は、特徴量として、文字入力部が作製した文字データの
メッシュ特徴を用いていた。即ち、読みとった文字デー
タの中で、どの部分が黒く、どの部分が白いか、という
特徴をもとに認識していた。従って、手書き文字のよう
に、予めニューラルネットワークが学習した文字と、形
や大きさが変化していると、認識率が極端に低くなる欠
点があった。また、認識率を向上するために、数十種類
の文字種について学習せねばならず、この学習に莫大な
時間を要するうえ、印刷数字の認識に用途を限定して
も、90%程度の認識率しか得られないという欠点があ
った。
【0007】さらに、線分等の特徴量を抽出するために
は、入力像を光電変換し、画像メモリに蓄積した後で、
計算機による画像処理を行なわねばならず、処理に莫大
な時間を要し、構成が複雑になるという欠点がある。文
字以外の2次元画像を認識する場合も同様の欠点が存在
している。
【0008】本発明は、上記課題を解決し、認識能力が
高く、構成が容易で、かつ学習が高速であるニューラル
ネットワークを備えた認識装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、画像を入力する入力部と、ニューラルネッ
トワークにより入力画像を処理して認識する認識部を具
備し、前記ニューラルネットワークは、ニューロンを2
次元に配置した構造である複数のニューロン層により構
成され、第1層のニューロンは、前記入力部が作成した
入力画像を受像し、第2層の各ニューロンは、前記第1
層のニューロンの中で特定方向に並んだ一部のニューロ
ンと結合することにより、入力画像に含まれる特定方向
の線分を抽出し、第3層の各ニューロンは、複数の領域
に分割した前記第2層のニューロンの中で、ある領域内
の全てのニューロンと結合することにより、前記入力画
像を構成する線分の長さを抽出し、第4層のニューロン
は第3層の全てのニューロンと結合していることを特徴
とする。
【0010】また本願第2の発明は、前記構成に於て、
第2層のニューロンが、前記第1層の特定の幾何学形状
をなす位置に存在するニューロンと結合することによ
り、入力画像を構成する特定の幾何学形状を抽出するこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】簡単のため、以下に本発明を文字認識に応用す
る場合について説明する。文字の認識率を向上するため
には、文字の種々の変形に対して不変な特徴量を用いて
認識すればよい。本願第1の発明のニューラルネットワ
ークは、入力部が作製する文字データから、次の3つの
特徴量を抽出し、その情報をもとに文字を認識する。
【0012】 (1)縦、横、左斜め、右斜めの線分の存在情報。 (2)各線分の長さ情報。
【0013】(3)各線分の存在位置情報。 すなわち、どのような方向の線分が、どの程度の長さ
で、文字のどの部分に存在しているか、という情報をも
とに文字を識別する。これらの特徴量は、ある程度の変
形を加えられた文字においても変動が少ない。従って、
本発明のニューラルネットワークは、上記3つの特徴量
をもとに文字を認識するため、手書き文字に対しても高
い認識率を得ることができる。
【0014】また、本願第2の発明では、文字を構成す
る各種の幾何学形状、例えば、”+”、”「”、”
⊥”、”∧”等を特徴量として用いるため、漢字などの
複雑な画像に対しても高い認識率を得ることができる。
【0015】次に、本発明に用いるニューラルネットワ
ークが、前記特徴量を抽出する方法について説明する。
例えば縦方向の線分を抽出する場合を考える。
【0016】いま、ニューラルネットワークの第1層と
第2層は、同数個のニューロンを2次元に配置してお
り、第1層、及び第2層の中で、左からi番目、上から
j番目に位置しているニューロンの出力を、各々
1 ij、x2 ijと表わす。ここで、第2層のニューロン
は、第1層の対応するニューロン(第1層内で同じ座標
に位置しているニューロン)、及びその上下に隣接して
並んでいるニューロンと結合していると仮定する(設定
1)。従って、第2層のニューロンの出力関数をfとお
くと、x2 ijは、(数1)で表せる(設定2)。
【0017】
【数1】
【0018】但し、w、2w(w>0)はシナプス荷重
である。また出力関数fは(数2)とする(設定3)。
【0019】
【数2】
【0020】入力画像に縦の線分が存在している場合に
は、例えばx1 ij-1=x1 ij=x1 ij+ 1=1であり、第1
層内で縦方向に連続して並んでいるニューロンが出力す
る。
【0021】従って、第2層のニューロンは、上記3つ
の設定により、対応する第1層のニューロンが縦の線分
を構成しているときに限って出力するので、縦の線分を
抽出することになる。
【0022】横、斜めの方向の線分の抽出も同様であ
り、第2層のニューロンと第1層のニューロンの結合
を、対応するニューロンと例えばその左右1個とすれ
ば、横方向の線分を抽出できる。このときの第2層のニ
ューロンへの入力信号は(数3)で表せる。
【0023】
【数3】
【0024】同様に左斜め、右斜めの線分を抽出する場
合には、結合は各々、(数4)、(数5)で表される。
【0025】
【数4】
【0026】
【数5】
【0027】第1層と同数個のニューロンを2次元に配
置した領域を4つ準備し、各領域に一つの線分を割り当
てた第2層を形成すれば、同時に4方向を抽出できる。
【0028】同様に、特定の幾何学形状を抽出すること
も可能であり、例えば、”∧”の形状は、(数6)で表
される結合により抽出できる。
【0029】
【数6】
【0030】同様に、”+”、”「”、”⊥”、等の形
状が抽出できる。第2層までで抽出した線分(幾何学形
状)の長さ(量)、及び存在位置を抽出するためには、
第2層を複数の領域に分割し、領域毎に特定の第3層の
ニューロンを割り当てればよい。すなわち、例えば第2
層の各線分に対応する各領域を、例えば、2次元平面の
x−y座標で、x軸、y軸に沿って各々3つの領域に分
割し、合計9つの領域に分割する。そして、同一領域内
の全てのニューロンが、第3層の1つのニューロンに入
力するよう結合すればよい。すると第3層のニューロン
への入力信号の総和は、第2層で抽出した線分の長さ、
あるいは、幾何学形状の数に対応するので、第3層のニ
ューロンの出力状態は、抽出した線分、または幾何学形
状が、入力画像のどの部位に、どの程度存在しているか
を表すことになる。
【0031】このようにして、例えば縦、横、左斜め、
右斜めの4方向の線分に対して、第3層の各々9個のニ
ューロンを対応させることにより、合計36ニューロン
の出力結果は、上記特徴量を表せる。文字認識のために
は、例えばこの36ニューロンと第4層のニューロンを
全結合し、第3層と第4層の結合荷重を学習により決定
して行けばよい。
【0032】以上詳細に説明したように、本発明に用い
るニューラルネットワークでは、文字の変形に対して普
遍性の高い特徴量を簡単な構成で抽出できるため、手書
き文字についても認識率が高い。また学習に使用する文
字の種類は数種類でよいので学習を高速に終了できる。
なお、上記の作用は文字以外の2次元画像の認識におい
ても同様の効果を奏すことができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の認識装置について図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0034】(実施例1)本発明の実施例の構成図を図
1に示す。この認識装置は、入力部15と認識部16に分か
れている。入力部15は、画像を入力し入力情報を作製す
る。認識部16は、入力部により作製された入力情報を、
第1層17、第2層18、第3層19、第4層20の4層構造の
ニューラルネットワークにより認識する。この認識装置
の構成要素、及び動作について、文字を認識する場合に
ついて詳細に説明する。
【0035】入力部の構成図を図2に示す。入力部15
は、レンズ21による光学結像系と、受光装置22により構
成される。入力部15は、例えば紙などの入力媒体23上に
表示された文字画像をレンズ21により受光装置22上に結
像する。受光装置22は、複数の領域に分割されており、
各領域に入力する光量が一定の閾値を充足する場合には
信号を出力する機能を有する。即ち、受光装置22は、例
えば8x8の合計64の領域に分割しており、図3
(a)に示すように、文字パターンが受光面24に入力す
ると、受光装置22は、各領域毎に入力光量の和を閾値処
理して、図3(b)のパターンに変換し、入力情報とし
て認識部16のニューラルネットワークの第1層17に入力
する。なお、受光装置22の受光面の分割領域数は、認識
する画像に応じて調整できる。例えば人間の顔などの、
より複雑な画像情報を処理する場合には、分割する領域
数を多くすることにより、認識画像の精度を向上でき
る。本発明の実施例においては、手書きアルファベット
の認識を行うため64個の領域に分割した。
【0036】次に認識部16のニューラルネットワークに
ついて説明する。本発明において、新規に考案したニュ
ーラルネットワークを図4に示す。このニューラルネッ
トワークは、ニューロンを2次元に配置した4層構造で
ある。第1層25は、64個のニューロンを8x8の2次
元に配置しており、各ニューロンは入力部15により作製
された入力像を受取り、第2層26のニューロンに伝達す
る。第2層26は、4つの領域27〜30に分割しており、各
領域はニューロンを8x8の2次元に配置している。つ
まり、第2層全部では、16x16の256ニューロン
である。
【0037】第2層26のニューロンは、第1層25の1つ
のニューロン及び、そのニューロンを中心として特定方
向に隣合って配置しているニューロンと結合しており
(点線参照)、領域毎にその結合する特定方向は異なっ
ている。この結合の様子を3x3の場合を例にとり、図
5を参照しながら簡単に説明する。図5に示すように、
第2層35の左上の領域36のニューロンは、第1層34の対
応するニューロンと、その上下に並ぶニューロンと結合
している。また右上領域37のニューロンは、対応するニ
ューロンと、その左右に並ぶニューロンと結合してお
り、同様に、左下領域38では、左斜め方向に並ぶニュー
ロンと結合しており、右下領域39では、右斜め方向に並
ぶニューロンと結合している。
【0038】同様に、図4における第2層26の左上領域
27のニューロンは、第1層25の上下方向に、右上領域28
のニューロンは左右方向に、左下領域29のニューロンは
左斜め方向に、右下領域30のニューロンは右斜め方向
に、各々並んでいるニューロンと結合している。
【0039】従って、第1層の出力をx1 ijとし、(数
2)で表した出力関数を用いると、第2層の各領域26〜
30の出力272 ij282 ij292 ij302 ijは、(数
7)で表される。
【0040】
【数7】
【0041】なお、シナプス荷重w(w>0)は、簡単
のため例えばw=1とした。このような結合により、入
力像の線分特徴を抽出できる。例えば、第1層に縦の線
分が入力した場合を例にとり、図6で説明する。第1層
40に縦の線分が入力すると、第2層41の各領域42〜45の
対応しているニューロンには同じ値の信号(信号の値を
1とする)が入力する。しかし、第1層のニューロン
が、上下方向に結合しているので、領域42については他
の領域のニューロンよりも入力する信号の総和は大きく
なる。従って、第2層41のニューロンの閾値を例えば2
に設定すると、領域42のニューロンだけが第3層に出力
できるのである。他の線分についても同様であり、横の
線分は、領域43が、左斜めの線分は領域44が、右斜めの
線分については領域45が各々対応している。
【0042】また、図4の第2層26の領域27〜30は、各
々9つの小領域に分かれている。そして、各小領域内の
全てのニューロンは第3層31の同じニューロンと結合し
ている。第3層31は36ニューロンであり、各ニューロ
ンが固有の第2層の小領域に対応している。第3層31の
ニューロンは入力信号の総和に、例えば非線形単調増加
関数を作用させた結果を出力する。第2層の各小領域
は、抽出した各線分の入力画像内の存在位置に相当し、
第3層のニューロンへの入力信号の総和は、各線分の長
さに対応している。従って、第3層のニューロンの出力
状態は、どの線分がどの部分にどの程度存在しているか
を表す。
【0043】第4層32は26ニューロンであり、第3層
31の全てのニューロンと結合している。第4層のニュー
ロンは、第3層からの入力信号の総和を計算し、第4層
の中で入力信号の総和が最も大きなニューロンだけが出
力する。すなわち、最大値検出を行う。第4層32の各ニ
ューロンは、固有のアルファベットと対応しており、第
4層のなかで発火したニューロンに対応する文字が認識
結果である。
【0044】学習は、第3層と第4層のシナプス荷重に
ついて行ったが、従来の直交学習法ではなく、新規に考
案した学習法を用いた。いま、第3層の出力をXi(i=
1、2…36)、第4層の出力をYi、第3層と第4層のシナ
プス荷重をWn ijとすると、直交学習法では、シナプス
荷重は(数8)に従って変更される。
【0045】
【数8】
【0046】ここで、αは学習ゲイン、Xi Tは転置ベク
トル、Tjは教師信号、Φは、ベクトルの要素の中で、
最大値を1に規格化し、他の成分を0にする関数であ
る。
【0047】本発明で使用した学習方法は、(数9)に
従ってシナプス荷重を変更する。
【0048】
【数9】
【0049】但しXi Tは転置ベクトルである。即ち、シ
ナプス荷重を増加する場合と、減ずる場合で学習ゲイン
を変更する方法で、本発明においては例えば、α=0.
7、β=0.2とした。
【0050】この学習方法が、本発明のように最大値検
出を行うニューラルネットワークの学習に効果的である
ことを示すために、従来の直交学習法により学習を行っ
た場合との比較を行った。図7(a)、(b)は、それ
ぞれ、本発明の学習方法により学習を行った場合、従来
の直交学習法により学習を行った場合の、学習曲線であ
る。横軸は学習回数、縦軸は二乗誤差であり、学習の収
束状態を表す。図から明らかなように、本発明の学習方
法は、学習回数を従来の70%程度に減少でき、学習を
高速に終了できることがわかる。
【0051】上記構成の認識装置により、図8に示すよ
うな手書き文字の認識を行ったところ、いずれの文字に
ついても正しい認識結果を得ることができ、本発明の認
識装置が、良好な認識能力を有することを確認できた。
また、本発明の認識装置は、高い認識能力を有するが、
ニューロン数は、第1層から第4層まで合計382ニュ
ーロンと少なく、構成が容易である。
【0052】(実施例2)次に、
【0053】
【外1】
【0054】の9つの幾何学形状を特徴量として用いる
認識装置について説明する。本実施例で用いるニューラ
ルネットワークの構成図を図9に示す。これは、実施例
1と同様に、第1層46、第2層47、第3層48、第4層49
の4層構造である。
【0055】第2層47は9つの特徴量を抽出するため、
第1層と同じニューロン数を有する領域が9つ(3×
3)配置しており、各々の領域が各幾何学形状に対応し
ている。即ち、
【0056】
【外2】
【0057】を抽出する領域50〜58の出力を50ij58
ijとすると、各々の出力は(数10)で表わせる。
【0058】
【数10】
【0059】但し、w>0の定数であり、fは(数2)
で表わした非線形関数である。第2層47の各領域50〜58
は、更に例えば9つの小領域に分割しており、各小領域
内の全てのニューロンは、第3層48の同じニューロンと
結合している。第3層48は、81(9×9)ニューロン
であり、各ニューロンが第2層47の各小領域に対応して
いる。第3層48のニューロンは入力信号の総和に、非線
形単調増加関数を作用させた結果を出力する。実施例1
と同様に第2層47の各小領域は、抽出した各幾何学形状
の入力画像内の存在位置に相当し、第3層48のニューロ
ンへの入力信号の総和は各幾何学形状の存在量に対応す
る。従って、第3層48の出力は、どの幾何学形状が、ど
の部分に、どの程度存在しているかを表わす。
【0060】第4層49は、例えば、平仮名を認識する場
合には、46ニューロンであり、第3層48の全てのニュ
ーロンと結合している。第4層49のニューロンは、第3
層48からの入力信号の総和を計算し、第4層49の中で入
力信号の総和が最も大きなニューロンだけが出力する。
即ち最大値検出を行なう。第4層49の各ニューロンは、
固有の平仮名と対応しており、第4層49の中で発火した
ニューロンに対応する文字が認識結果である。
【0061】上記構成のニューラルネットワークを有す
る認識装置において、平仮名46文字を学習認識したと
ころ、未学習文字について99%以上という高い認識率
を確認できた。
【0062】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の主旨に基づいて種々の変形が可能で
あり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0063】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば次のような効果を奏すことができる。
【0064】(1)本発明の認識装置は、認識部のニュ
ーラルネットワークにおいて、入力画像に含まれる各種
線分あるいは幾何学形状の種類、存在位置、存在量を抽
出し、その情報をもとに図形を認識するために、変形し
たり、位置ずれした図形に対して認識率が高い。
【0065】(2)本発明の認識部のニューラルネット
ワークは、学習時にシナプス荷重を増加する場合と、減
少する場合とで学習係数を変化するため、高速に学習を
終了できる。
【0066】(3)本発明の認識装置は、取り込んだ入
力画像を特定の領域で分割し、領域毎に閾値処理を行な
い、ニューラルネットワークへの入力信号とするため、
画像のノイズを除去することができ、認識率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる画像認識装置の構成
を示す斜視図
【図2】同実施例の入力部の概略斜視図
【図3】(a)は各々入力信号の概略図及び、入力信号
の変換パターンの概略図 (b)は各々入力信号の概略図及び、入力信号の変換パ
ターンの概略図
【図4】本発明の一実施例で使用したニューラルネット
ワークの構成図
【図5】本発明の一実施例で使用したニューラルネット
ワークの第1層と第2層の結合状態を示す概略図
【図6】本発明における線分抽出原理を説明するための
構成図
【図7】(a)は各々本発明の学習方法及び従来の直交
学習法により学習を行った場合の学習回数と二乗誤差の
関係を示すグラフ (b)は各々本発明の学習方法及び従来の直交学習法に
より学習を行った場合の学習回数と二乗誤差の関係を示
すグラフ
【図8】本発明の認識装置で認識可能な文字を表す構成
【図9】本発明の第2の実施例で使用したニューラルネ
ットワークの構成図
【図10】従来例の画像認識装置の構成を示すブロック
【図11】ビットイメージの概略図
【図12】従来例で使用するニューラルネットワークの
構成を示す図
【符号の説明】
15 入力部 16 認識部 17 第1層 18 第2層 19 第3層 20 第4層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を入力する入力部と、ニューラルネッ
    トワークにより入力画像を処理して認識する認識部を具
    備し、前記ニューラルネットワークは、ニューロンを2
    次元に配置した構造であるニューロン層が複数個配列さ
    れてなり、第1層のニューロンは、前記入力部が作成し
    た入力画像を受像し、前記第2層の各ニューロンは、前
    記第1層のニューロンの中で、特定方向に並んだ一部の
    ニューロンと結合することにより前記入力画像に含まれ
    る特定方向の線分を抽出し、前記第3層の各ニューロン
    は、複数の領域に分割された前記第2層のニューロンの
    中で、一つの領域内の全てのニューロンと結合すること
    により、前記入力画像に含まれる線分の長さを抽出し、
    前記第3層の各ニューロンは第4層の全てのニューロン
    と結合していることを特徴とする認識装置。
  2. 【請求項2】第2層の各ニューロンは、前記第1層のニ
    ューロンの中で縦方向、横方向、左斜め方向、右斜め方
    向の少なくとも一つの方向に並ぶニューロンと結合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の認識装置。
  3. 【請求項3】第2層の各ニューロンは、前記第1層の1
    個のニューロンを点対称の中心として、特定方向に連続
    して並ぶ複数のニューロンと結合することを特徴とする
    請求項1に記載の認識装置。
  4. 【請求項4】第2層の各ニューロンは、前記第1層のニ
    ューロンの中で、特定の幾何学形状をなす位置のニュー
    ロンと結合することを特徴とする請求項1に記載の認識
    装置。
  5. 【請求項5】第2層のニューロン数が前記第1層のニュ
    ーロン数の少なくとも4倍以上であることを特徴とする
    請求項1に記載の認識装置。
  6. 【請求項6】第2層は複数の領域に分割しており、各領
    域内のニューロンは、前記第1層の1個のニューロンを
    点対称の中心として、前記第1層の特定方向に並ぶニュ
    ーロンと結合しており、かつ、前記特定方向は、前記第
    2層の各領域内のニューロンでは同一であり、かつ前記
    領域毎に異なっていることを特徴とする請求項1に記載
    の認識装置。
  7. 【請求項7】第2層は複数の領域に分割しており、各領
    域内のニューロンは、前記第1層の幾何学形状をなす位
    置のニューロンと結合しており、かつ、前記幾何学形状
    は、前記第2層の各領域内のニューロンでは同一であ
    り、かつ前記領域毎に異なっていることを特徴とする請
    求項1に記載の認識装置。
  8. 【請求項8】認識部に用いる前記ニューラルネットワー
    クは、前記第2層が複数の大領域に分割しており、さら
    に各大領域が複数の小領域に分割しており、かつ前記小
    領域内の全てのニューロンが、各小領域毎に第3層の同
    一のニューロンと結合することを特徴とする請求項1に
    記載の認識装置。
  9. 【請求項9】第2層の前記小領域は、前記大領域を縦方
    向、及び横方向に各々少なくとも3分割して構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の認識装置。
  10. 【請求項10】認識部に使用するニューラルネットワー
    クの学習方法は、前記第3層と第4層のニューロン間の
    結合係数(シナプス荷重)を、増加する場合と、減ずる
    場合とで学習係数が異なることを特徴とする請求項1に
    記載の認識装置。
  11. 【請求項11】入力部において取り込んだ入力画像を、
    複数の領域に分割し、各領域に入力した光量の総和を、
    ある特定の値で閾値処理して前記認識部への入力情報と
    することを特徴とする画像の入力方法。
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