JPH0695835B2 - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

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JPH0695835B2
JPH0695835B2 JP60247958A JP24795885A JPH0695835B2 JP H0695835 B2 JPH0695835 B2 JP H0695835B2 JP 60247958 A JP60247958 A JP 60247958A JP 24795885 A JP24795885 A JP 24795885A JP H0695835 B2 JPH0695835 B2 JP H0695835B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動機の速度制御に係り目標を速度制御応答を
得るように制御増幅器のゲイン調整を自動的に行なう自
動調整装置を備えた電動機の速度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
電動機を速度制御する場合一般にフィードバック制御が
行なわれる。
第5図にマイクロプロセッサを用いた直流電動機の速度
制御の概要図を示す。1は制御増幅器機能を含むマイク
ロプロセッサ、2は電流制御手段、3は直流電動機、4
は速度検出器、5は機械負荷、6はマイクロプロセッサ
に速度指令を与えるA/D変換器、7はマイクロプロセッ
サに速度検出値を与えるA/D変換器である。電流制御手
段2には制御整流器やチョッパなどが用いられ、電流指
令値i*に従って出力電流iを制御する機能を具備してい
る。
速度指令値wr *と速度検出値wrはおのおのA/D変換器6と
7によりマイクロプロセッサ1に与えられマイクロプロ
セッサ1内にて、比較および制御増幅器演算されその出
力は電流指令値i*として電流制御手段2に入力される。
電流制御手段2は電流指令値i*に比例した電流iを直流
電動機3に流す。直流電動機3は電流iに比列したトル
クTを発生しこのトルクに応じて速度が増減し速度偏差
(wr *‐wr)が零となるように制御される。このような
装置を実際に現場に据え付けた後、速度制御の応答時間
が所望の値になるように調整を行なわなければならな
い。
〔発明が解消しょうとする問題点〕
速度制御の応答特性の調整を行なう場合、従来は実際に
速度指令wr *を発振器などでステップ状に変化させ速度
検出値wrをオシロスコープ等で見ながら調整員が手動で
調整していた。このため調整には発振器やオシロスコー
プなどの測定器を必要としかなりの時間を要し、また調
整の結果に個人差が入ることも避けられない。
また、マイクロプロセッサ1の内部に設けられている制
御増幅器には比例増幅器の他に比列積分増幅器やアンチ
オーバシュート補償付比例積分増幅器などが使用され調
整要素が多く繁雑であり、熟練した技術者により行う必
要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので電動機速度制
御装置の調整を自動的に行ない調整用測定器を不要とし
調整時間の短縮調整個人差を無くし調整時の確実性安全
性の向上を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電動機の速度制御装置の構成を第1図に示す。
同図において、電流制御手段2は電流基準i*に比例した
電流iを電動機3に流す。速度検出器4は電動機3の回
転速度に比列して変化する速度検出信号wrを出力する。
速度制御手段8は速度基準wr *を速度検出信号wrを比較
して速度制御を行なう増幅器で、その増幅率は自動粗調
整手段11および自動微調整手段12からの信号により可変
設定される。切換スイッチ19A,19Bは通常の速度制御運
転時はA側にセットされ自動調整を行なう時にB側に切
換えられる。
自動粗調整手段11は、所定の電流基準iM *を設定する電
流設定手段14、速度検出信号wrから定められた速度に達
した時点を検出する速度検出手段15、前記速度検出手段
15の出力により第1の速度wr1から第2の速度wr2に加速
するまでの時間taccを検出する加速時間検出手段16、自
動調整しょうとする応答時間τを設定する目標応答時間
設定手段18、前記tacc、τから前記速度制御手段8のゲ
イン定める制御ゲイン決定手段17から構成される。自動
微調整手段12は速度設定手段21の速度基準wr *をΔwr
けステップ状に変化させ実際の検出速度が0.65Δwrに達
した時点で信号を出力する速度検出手段22、前記速度基
準wr *の変化開始時点から速度検出手段22の信号出力ま
での時間T1を測定する応答時間検出手段23、前記目標応
答時間設定手段18からの信号τと前記応答時間検出手段
23からの信号T1を比較してゲイン補正が必要かどうかを
判定するゲイン補正判定手段25、前記判定手段25がゲイ
ン補正必要と判定したとき前記速度制御手段8のゲイン
を補正する制御ゲイン補正手段26、上記ゲイン補正した
後速度基準wr *をΔwrだけステップ状に変化させるΔw
変更手段27から構成される。
自動調整終了手段28は前記自動微調整手段12のチャック
が完了したとき通常の速度制御に切換える処置をする。
〔作用〕
上記構成において、自動調整を開始すると、まず、自動
粗調整手段11が作用して概略の制御ゲインの調整を行な
い、続いて自動微調整手段12が作用して目標の応答時間
となるように微調整を行なう。以下、その作用について
説明する。
自動調整を開始すると、まず切換スイッチ19A,19BがB
側に切換えられ自動粗調整手段11が作用し粗調整が開始
される。
粗調整開始とともに電流設定手段14により設定された電
流指令値iM *が電流制御手段2に加えられる。電流制御
手段2は電流指令値iM *に応じた電流iを電動機3に流
し電動機3に加速する。予め定められた電動機速度
wr1,wr2が速度検出手段15により検出されさらに加速時
間検出手段16により電動機速度がwr1,wr2に上昇するま
での加速時間taccが測定される。
制御ゲイン決定手段17は前記加速時間taccと目標応答時
間設定手段18で設定された応答時間τから(1)式の演
算を行い負荷の慣性に応じて調整すべき制御ゲインkP
求めて速度制御手段8の制御ゲインを設定する。
このようにして自動粗調整が行なわれるが、さらに精度
良く調整するため引き続いて自動微調整手段12による調
整に移行する。自動微調整手段12に自動調整が移行する
と切換スイッチ19AがA側にして速度制御に切換えら
れ、ある時間所定の速度基準wr *により一定速度で運転
される。速度wrが一定になった頃にΔw変更手段27は速
度設定手段21の速度基準wr *をΔwだけステップ状に変
化させ、電動機速度wrを変化させる。その変化量がΔw
の65%に達したことを速度検出手段22により検出し速度
基準をΔwだけ変化させた時点から65%になるまでの応
答時間T1を応答時間検出手段23により検出する。このよ
うにして検出した応答時間T1と目標応答時間τをゲイン
補正判定手段25で比較し許容誤差内に入っていればすべ
ての自動調整を終了させる自動調整終了手段28に制御を
移し、切換スイッチ19BをA側に切換え通常の速度制御
装置として機能させる。当然のことながらこの場合の上
記目標応答時間τは65%応答に対する値で設定される。
検出した応答時間T1が許容時間誤差より大きければゲイ
ン補正判定手段25はゲイン補正指令を出力し、制御ゲイ
ン補正手段26により(2)式のゲイン補正値kCを演算し
速度制御手段8のゲインをkC・KPに補正する。
kC=T1/τ …(2) ゲインを補正した後、Δw変更手段27は更に速度設定手
段21の速度基準wr *をΔwだけ階段状に変化させ、前と
同様にして応答時間T1を検出し許容誤差に入るまで微調
整を繰り返す。この場合、Δwの変更は増加と減少を交
互に行って調整速度が適度な範囲で運転されるようにす
る。
以上のようにして目標の応答時間となるように速度制御
手段のゲインが自動的に調整される。
以下にその原理について簡単に説明する。
第6図は速度制御系を近似した応答を求めるための伝達
関数のブロック図である。すなわち電流制御手段2の応
答は速度制御系の応答より充分に速く比例定数KCで近
似、速度制御手段8は通常PID制御を行っているが比例
ゲインKPの比例増幅器として近似している。電動機3の
トルク係数をKM、電動機を含めた負荷の慣性モーメント
をJとすると速度基準wr *から速度wrまでの伝達関数は
(3)式となる。
但し、Sはラプラス演算子 (3)式から速度基準wr *をΔwだけ階段状に変化させ
たときの速度応答は(4)式となる。
wr=Δw(1−e −t/TO) …(4) 従って速度wrがΔwの63%になる時間を検出することに
よりTOを検出することができる。
また目標とする63%応答時間τを得るための速度制御手
段8の比例ゲインKPは(6)式で与えられる。
一方、実測した応答時間をT1、このときの比例ゲインを
KP′とすると(7)式の関係式が得られ、 目標の応答時間に修正するためゲイン補正量kCが前記
(2)式の如く求められる。前述した自動微調整手段は
このような原理で行われている。
また、微調整に先立って自動粗調整手段による制御ゲイ
ンの設定が次のような原理で行われる。
負荷トルクおよびフリクショントルクが無視でき、電動
機の発生トルクをTMとすると(8)式が成り立つ。
従って、ある一定トルクTMにおいてwr1からwr2までの加
速時間taccの間には(9)式の関係が成り立つ。
また、第6図の伝達関数から電流基準i*と電動機の発生
トルクTMには(10)式の関係がある。
TM=KC・KM・i* …(10) (9)(10)式からTMを消去してJを求め(6)式に代
入すると目標の応答時間τを得るための比例ゲインKP
前記(1)式で得られる。
〔実施例〕
自動粗調整手段11をソフトウェアで実現した実施例を第
2図のフローチャートに示す。粗調整開始とともにステ
ップ14にて電流基準i*を設定値iM *とする。この動作に
より電動機3に一定の電流が流れ電動機は一定トルクに
より加速される。次にステップ15により電動機速度がw
r1になったことをチャックしステップ16でtaccを0とす
る。ステップ17にてtaccを1だけ増加させステップ18に
て電動機速度がwr2まで上昇しているか否かをチャック
する。上昇していない場合ステップ17、ステッフ18をく
り返す。上記動作により電動機速度がwr1からwr2まで増
加する時間をtaccの倍数として測定することができる。
電動機速度がwr2を超えるとステップ19にうつり速度制
御ゲインKPを(1)式により決定する。速度制限ゲイン
KPガ決定されるとスッテプ20により切換スイッチ19Aを
A側に切換えて速度制御を開始し自動粗調整を終了す
る。
第3図は自動微調整手段12をソフトウェアで実現した実
施例のフローチャートである。
ステップ21にて速度基準wr *をwr *+wrS *まで増加させ
る。次にステップ22にてT1を0にする。ステップ23はT1
を1だけ増加させステップ24にて速度がwrS *の65%まで
増加したか否かをチェックする。速度がwrS *の65%まで
増加していない場合には、ステップ23及びステップ24を
くり返しT1は増加していく。
以上の動作によりの電動機の速度がwrS *の65%まで増加
する時間をT1の整数倍で測定する。ステップ24にて、電
動機速度がwrS *の65%まで増加したと判断した場合ステ
ップ25にて目標の応答時間τと測定した時間T1を比較し
両者が一致したか許容範囲に入った場合にはここで自動
微調整を終了する。許容範囲に入らず一致しない場合ス
テップ26にて式(7)により新しいゲインKPを決定しス
テップ27にて速度基準をwrS *だけ一旦減少させる。電動
機速度がwr *まで減少する充分な時間をおいてまたステ
ップ21に実行を戻し測定時間T1と目標応答時間τが許容
誤差内になるまでステップ21からステップ28のループを
くり返す。このようにして、制御ゲインKPを自動的に修
正し、より正確に目標の応答時間となるように自動調整
が行なわれる。
第4図は本発明による自動微調整手段の他の実施例であ
る。第3図と共通の部分は同一番号を付した。本実施例
の新しい要素は符号31,32,33,34,35,36である。ステッ
プ31は速度設定値wr *に電動機速度wr *が達したか否かを
調べており達していない場合ステップ31をくり返す。電
動機速度wrが速度設定値wrに達するとステップ32により
速度設定値wrをもとの値すなわちwrS *を減算した速度に
もどす。ステップ33は応答時間計数のためT1に1を加算
しステップ34へうつる。ステップ34は電動機速度が速度
減少量wrS *の65%の速度が減速するまでステップ33及び
ステップ34をくり返す。
以上の動作によりT1には速度ステップ量wrS *の65%まで
電動機が加速する時間と減速する時間の合計が計数され
る。
ここで、負荷トルクおよびフリクショントルク(以下単
に負荷トルクと記す)が無視できれば減速時の応答時間
が加速時の応答時間と等しくなることは明らかではあ
る。
その場合の応答時間T1は目標時間τの2倍となる。した
がってステップ35によりT1と2・τが一致する場合実際
の応答時間になったと判断し自動調整を終了する。また
T1と2・τが一致しない場合、ステップ36により新しい
ゲインを より演算し設定しステップ28により電動機速度がwr *
で減速するのを待ち、ステップ21に制御を戻し自動微調
整をくり返す。
負荷トルクが大きい場合加速時の応答時間は長く減速時
の応答時間は短かくなる。本実施例では加速の時間と減
速の時間を合計することにより負荷のトルクが無視でき
ないとき加速時と減速時の応答時間の平均値が応答時間
となるように自動微調整を行うことができる。
実施例においては制御増幅器として比例増幅器を用いた
場合について示したが他の比例積分増幅器、アンチオー
バーシュート補償付比例積分増幅器などの場合も同様に
自動調整することができる。
なお、演算手段による比例係数KC・KM/Jやゲインの演算
は(1),(2),(11)式に限定されるものではなく
目的に応じて適宜近似演算としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の電動機の速度制御装置によれば電流指令からの
速度までの比例係数KC・KM/Jを自動的に演算して、目標
応答時間τに応じて制御増幅器のゲインを自動的に決め
て調整することができる。
従って、熟練した技術者による調整を必要とせず、誰で
も速度制御の応答特性の正確な調整が可能となり、調整
時間を短縮して人件費低減が可能で、調整個人差を無く
し、速度制御性能の均一化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の機能構成ブロック図、第2図は自動
粗調整手段の実施例を説明する図、第3図は自動微調整
手段の実施例を説明する図、第4図は本発明による自動
微調整手段の他の実施例を説明する図、第5図はマイク
ロプロセッサを用いた電動機の速度制御を説明する図、
第6図は従来の電動機速度制御装置のブロック図であ
る。 1……マイクロプロセッサ、2……電流制御手段 3……電動機、4……速度検出器 5……機械負荷、6,7……A/D変換器 8……速度制御手段 10……本発明による電動機の速度制御装置 11……自動粗調整手段、12……自動微調整手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流基準に応じて電動機の電流を制御する
    電流制御手段と、速度基準と前記電動機の速度を比較し
    て前記電流基準を出力する速度制御手段を備えた装置に
    おいて、前記速度制御手段の比例ゲインを可変増幅率と
    し、一定の電流基準im *を設定する電流設定手段と、目
    標の応答時間τを設定する目標応答時間設定手段と、前
    記一定の電流基準を前記電流制御手段に入力し、一定の
    トルクで前記電動機を加速し、一定の速度差(ωr1−ω
    r2)間の加速時間taccを検出する加速時間検出手段と、
    前記電流基準im *、応答時間τ、一定の速度差(ωr1
    ωr2)、加速時間taccから前記速度制御手段の比例ゲイ
    ンkp(=tacc・im */τ・(ωr1−ωr2))を演算し設
    定する制御ゲイン決定手段を備えたことを特徴とする電
    動機の速度制御装置。
  2. 【請求項2】電流基準に応じて電動機の電流を制御する
    電流制御手段と、速度基準と前記電動機の速度を比較し
    て前記電流基準を出力する速度制御手段を備えた装置に
    おいて、前記速度制御手段の比例ゲインを可変増幅率と
    し、一定の電流基準im *を設定する電流設定手段と、目
    標の応答時間τを設定する目標応答時間設定手段と、前
    記一定の電流基準を前記電流制御手段に入力し、一定の
    トルクで前記電動機を加速し、一定の速度差(ωr1−ω
    r2)間の加速時間taccを検出する加速時間検出手段と、
    前記電流基準im *、応答時間τ、一定の速度差(ωr1
    ωr2)、加速時間taccから前記速度制御手段の比例ゲイ
    ンkp(=tacc・im */τ・(ωr1−ωr2))を演算し設
    定する制御ゲイン決定手段を備え、さらに、速度基準を
    一定速度Δωだけ段階状に変化させた時点からΔωの一
    定割合の速度に達するまでの時間t1を検出する応答時間
    検出手段と、この検出時間t1と前記応答時間τから補正
    ゲインkc(=t1/τ)を演算し前記速度制御手段の比例
    ゲインを補正する第2の制御ゲイン決定手段を備えたこ
    とを特徴とする電動機の速度制御装置。
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