JPH0696037B2 - 防塵・防毒マスクの消臭部材 - Google Patents

防塵・防毒マスクの消臭部材

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JPH0696037B2
JPH0696037B2 JP62026921A JP2692187A JPH0696037B2 JP H0696037 B2 JPH0696037 B2 JP H0696037B2 JP 62026921 A JP62026921 A JP 62026921A JP 2692187 A JP2692187 A JP 2692187A JP H0696037 B2 JPH0696037 B2 JP H0696037B2
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JP
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deodorant
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dust
particles
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秀夫 渡邉
正儀 井上
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ハリマセラミック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば鋳造工場、粉体処理工場、無機繊維取
扱い工場のように塵埃の多い場所で使用される防塵マス
クや有毒ガスの吸収缶をもつ防毒マスクにおける消臭部
材に関するものである。
〔発明の背景・従来の技術〕
防塵マスクや防塵マスクは、一般に、フィルターを介し
て吸気し、排気弁から排気するように構成されており、
濾過効率の向上や吸気低抗の減小、或いは排気を排気弁
から円滑に放出する手段などの面から種々の構造のもの
が提案されている。
そして、これら防塵マスク及び防毒マスクは、人の吸気
と排気とが或る程度バランスして支障なく呼吸し得るよ
うにされているが、排気は大気圧よりも若干高い圧力で
排気弁からマスク外へ放散されるため、人が装着した状
態でマスク内では呼気の比率が急速に高まることにな
り、このため、マスク内部での口臭や体臭等の臭気濃度
が高まりやすい。このような臭気は、マスクを外した後
も容易に発散せず、固有の臭気となってマスクに固定さ
れたままになるため、作業者が不特定のマスクを装着す
るときの不快感・重圧感の原因となっている。
また、作業環境から発生する臭気も問題になっていた。
このため、消臭機能を備えた防毒マスクや防塵マスクが
要請されていた。
この点について実開昭56−125246号公報には、風邪のと
きに顔につけるマスクや医師が使用するマスクのよう
に、布を重ねて成るマスクにおいて、その内部に、活性
炭を入れた通気性素材の袋を収納することが記載されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このように単に活性炭を収納した袋をマスクに
収納したに過ぎない構成では、臭気分子の捕集機能が低
いため、防塵マスクや防毒マスクのように臭気の発生が
激しい環境下で使用する呼吸保護具に適用した場合に
は、臭気を有効に除去できない虞がある。
また、活性炭は壁状の塊になったような状態でマスク内
に配置されているため、消臭機能の増大を求めて粒径を
小さくすると空気低抗が増大して息苦しくなり、他方、
空気低抗を減少するために粒径を大きくすると、全体と
しての表面積が少なくなって消臭性能が低下すると言う
ように、吸気低抗の向上と消臭機能の向上が相反すると
言う問題があった。
このような理由により、単に活性炭を通気性素材製の袋
に入れたに過ぎないものは、防塵マスクや防毒マスクの
ように限られた面積の吸気口から吸気するようにしたマ
スクに適用することは困難であった。
本発明はかかる問題に鑑み成されたもので、防塵マスク
や防毒マスクにも適用できるようにした消臭部材を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明は、 「防塵マスク又は防毒マスクの吸気通路中に配設したフ
ィルター等の通気性素材に、多孔性無機質粒子の微細孔
中に消臭剤を含浸・吸着させた無数の消臭粒子を保持し
て成る消臭部材であって、前記消臭粒子を、粒径が0.1m
m〜5mmの範囲で且つ0.3mm〜3mmの粒径の範囲が少なくと
も80wt%になるように粒度調整する」 の構成にした。
ここに、通気性素材としては、例えば不織布のように目
が細かくて通気性に優れた可撓性素材を採用することが
でき、その内部に消臭粒子を包納することによって消臭
部材となし、これを両面粘着テープ等にて呼吸保護具の
内面に装着したり、或いは、フィルターを消臭粒子の保
持部材に兼用して、フィルターの隙間内に装填したりす
ることができる。
また、消臭剤としては、特許請求の範囲に記載した緑茶
フラボノイドを始めとした天然植物又は天然鉱物から抽
出した天然成分、或いは化学合成品を1種類又は複数種
類使用することができる。
〔発明の作用・効果〕
このように構成すると、防塵マスク又は防毒マスクを着
用して作業をするにおいて、それら防塵マスク又は防毒
マスクの内部に排出された口臭・体臭等の内因的臭気は
消臭部材に吸着され、また、吸気と共に呼吸保護具内に
吸引された外因的臭気も消臭部材に吸着される。
この場合、消臭剤が多孔性の無機質粒子に含浸・吸着さ
れていることにより、1個の消臭粒子の臭気吸着面積が
増大するから、単に活性炭をマスクに内包した場合に比
べて臭気の吸着機能を格段に向上することができる。
また、消臭粒子を、粒径が0.1mm〜5mmの範囲で且つ0.3m
m〜3mmの範囲が少なくとも80wt%となるように粒度調整
したことにより、息苦しさを感じることなく呼吸するこ
とができると共に、作業者に不快感を与えない程度の消
臭機能を確保することができる。
すなわち、本発明者が実験したところ、消臭粒子の粒径
が0.1mmよりも小さいと吸気低抗が増大して作業者に息
苦しさを感じさせ、実用には適さない一方、消臭粒子の
粒径が5mmを越えると、全体の表面積が少なくなって消
臭性能が低下し、消臭剤を多孔性粒子に含浸・吸着させ
たことの意味がなくなるのに対して、上記のような粒度
範囲に設定すると、吸気低抗を著しく増大させることな
く臭気の吸着機能を維持できるのであり、特に、0.3mm
〜3mmの範囲が少なくとも80wt%と吸気低抗の低減と消
臭機能の向上とをより有効にバランスさせることができ
る。
従って本発明によると、多孔性粒子に消臭剤を含浸・吸
着させて消臭粒子と成すにおいて、消臭粒子の粒径を全
体として0.1mm〜5mmの範囲で且つ0.3mm〜3mmの範囲が少
なくとも80wt%となるように粒度調整したことにより、
吸気低抗を著しく増大することなく消臭機能を格段に増
大できるから、防塵マスク及び防毒マスクを使用した作
業を快適に行うことができる効果を有する。
また、防塵マスクや防毒マスク内で発生する臭気は代謝
性の臭気が複合したものが多いことから、特許請求の範
囲第2項に記載したように、消臭剤として緑茶フラボノ
イドを使用すると、代謝性の臭気が複合した臭気にも対
応して的確に消臭することができるため、消臭効果をよ
り向上できる利点がある。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を説明する。
本発明において消臭剤の担体となる多孔性無機質粒子の
原料としては、例えば高炉スラグ(水砕スラグ、膨張ス
ラグ)や陶器、土器、焼石灰、石こう、ケイ藻土、膨張
けつ岩、膨張真珠岩、バーミキュライト、シラス土、高
アルミナ、シャモット、軽石、焼裂大谷石等を使用でき
る。
これらの原料を破砕して篩い分けし、一つの種類又は複
数種類混合して、粒径が0.1〜5mm、好ましくは0.3〜3mm
の範囲になるように粒度調整する。
この場合、多孔性無機質粒子の粒径が0.1mm未満では、
粒子相互間の隙間が詰まり過ぎて吸気低抗が大となるた
め、防塵マスク又は防毒マスクに使用すると息苦しさを
感じる。他方、粒径が5mmを超えると、粒子間相互の隙
間が増加して消臭能力が低下するばかりか、消臭剤が粒
子の内部まで浸透し難くなるため1回の含浸処理で所要
量の消臭剤を吸着させることができなくなり、更に、通
気性素材に包納して消臭部材と成したときにゴツゴツし
た状態になって呼吸保護具に添着又は装填するのが困難
になるといった問題が生じ、これまた防塵マスク又は防
毒マスクへの使用には不向きである。
粒度調整した無機質多孔性粒子に含浸・吸着させる消臭
剤としては、緑茶抽出成分である緑茶フラボノイドのよ
うな天然物質からの抽出物質、硫酸第1鉄のごとき硫酸
塩若しくはアスコルビン酸又はこれらの混成物に代表さ
れる化学合成品系のもの並びに活性炭等を使用できる。
これらの消臭剤のうち緑茶フラボノイドはアンモニア、
アミン、硫化水素、ニコチンに対する消臭効果が優れて
いて適用範囲が広く、また、化学合成品系のものはアン
モニアに対する消臭効果が優れており、更に、活性炭は
メルカプタン、硫化水素に対する消臭効果が優れてい
る。この場合、防塵・防毒マスクにおいて発生する臭気
は、代謝性の臭気が複合したものであることが多いた
め、適合性の広さからみて緑茶フラボノイドが好まし
い。
このような消臭剤を多孔性無機質粒子の微細気孔中に吸
着させて消臭粒子と成すには、例えば、消臭剤を水又は
他の溶媒に溶かして溶液とし、或いは消臭剤を微粉砕し
適当な液体を用いて懸濁液とし、これらの臭気剤溶液又
は臭気剤懸濁液中に多孔性無機質粒子を浸漬することに
よって無数の微細気孔中に消臭剤を含浸・吸着させ、そ
の後粒子を引き上げて乾燥処理すれば良い。
消臭剤の吸着量を増加させる必要があるときは、上記操
作を反復したり、多孔性無機質粒子の浸漬時間中にバイ
ブレータによって微振動を付与したり、粒子を加熱して
浸漬処理する等すれば良い。
次に1具体例を示すと、Al2O3が95%以上の純度の高ア
ルミナを主成分とした複合粒子を篩い分けることによ
り、粒径が全体として0.1〜5mmの範囲になると共に粒径
0.3〜3mmの範囲が80wt%となるように粒度調整した。こ
のようにして得られる多孔性無機質粒子は、SiO2、Mg
O、Al2O3を組成分としてもち、安定していて無害であ
る。
そして、緑茶フラボノイド原液を50倍に希釈して消臭剤
溶液とし、この中に上記多孔性無機質粒子を20分間浸漬
したのち取り出し、これを乾燥室に入れ、80℃の熱風を
8時間通して気乾することによって消臭粒子を得た。
一方、通気性に富む可撓性容器(本具体例では不織布よ
りなる袋を用いた。)を調製し、その中に上記消臭粒子
を50g入れて閉封することにより、本発明の消臭部材を
得た。この消臭部材は、袋の内容積に比べ消臭粒子全体
の体積を小さくすることにより、偏平な状態で表面積を
大となし得る。従って、防塵マスク等の空気呼吸器等の
面体内面に、たとえば両面粘着テープにて容易に添着す
ることができる。
このように形成した消臭部材を、防毒マスクの一例とし
ての空気呼吸器のマスク内面のうちボンベ中の圧縮空気
が減圧されて吹きだす面体の近傍に添着した。すると、
ボンベから送入される空気に特有の臭気(金属の摩擦時
の臭気若しくは油の臭等)は消え、更に、呼気中の生理
的臭気も消え、使用中の空気の異臭及び装着始期の不快
臭が消去された。
また、他の具体例として、上記消臭粒子のうち所要粒径
部分を選択し、又は細粒部分を回転造粒機等の付加圧を
伴わない手段で所定の粒径に造粒して消臭部材とした。
この形態のものは、通常の防塵マスクに用いるときに、
フイルターとフイルターとの空隙部に装填し、消臭部材
として機能させるのに至便である。
このように防塵マスクのフィルターに装填して用いた場
合にも、作業場所からの悪臭が防塵マスク内に入ること
はないと共に、呼気により生ずる生理臭も消去された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防塵マスク又は防毒マスクの吸気通路中に
    配設したフィルター等の通気性素材に、多孔性無機質粒
    子の微細孔中に消臭剤を含浸・吸着させた無数の消臭粒
    子を保持して成る消臭部材であって、 前記消臭粒子を、粒径が0.1mm〜5mmの範囲で且つ0.3mm
    〜3mmの粒径の範囲が少なくとも80wt%になるように粒
    度調整したことを特徴とする防塵・防毒マスクの消臭部
    材。
  2. 【請求項2】前記消臭剤が緑茶フラボノイドであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の防塵・防毒
    マスクの消臭部材。
JP62026921A 1987-02-06 1987-02-06 防塵・防毒マスクの消臭部材 Expired - Lifetime JPH0696037B2 (ja)

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JPS5879518A (ja) * 1981-11-06 1983-05-13 Shin Nisso Kako Co Ltd 悪臭ガス吸収体
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JPS6152871A (ja) * 1984-08-22 1986-03-15 甲竜工業株式会社 消臭効果を有するセラミツク材料

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