JPH0696058B2 - 剃切具 - Google Patents

剃切具

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JPH0696058B2
JPH0696058B2 JP18196489A JP18196489A JPH0696058B2 JP H0696058 B2 JPH0696058 B2 JP H0696058B2 JP 18196489 A JP18196489 A JP 18196489A JP 18196489 A JP18196489 A JP 18196489A JP H0696058 B2 JPH0696058 B2 JP H0696058B2
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JP
Japan
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razor
coating film
skin
blade
hap
Prior art date
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JP18196489A
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和郎 嶋村
辰男 大塚
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Sangi Co Ltd
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Sangi Co Ltd
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は剃切具に係り、特に肌荒れ、アレルギー等を起
こすことがない剃刀等の剃切具に関する。
[従来の技術] 男性用の髭剃り用剃刀や女性用顔剃り用剃刀は、通常、
炭素鋼又はステンレス鋼等の金属製の刃が、プラスチッ
ク、その他の支持部材に取り付けられて構成されてい
る。
従来の金属製の刃では、使用後に肌荒れや金属アレルギ
ーによる皮膚疾患を起こす場合があった。特に、女性に
あっては、皮膚が敏感で、金属アレルギーが著しい場合
がある。また、女性用剃刀では、さほど切れ味の良いも
のは必要とされず、過度に切れ味の良いものは使用者に
剃刀に対する恐怖感を与え、使い難いものとなってい
た。
ところで、従来、剃刀の刃の表面には、様々なコーティ
ング膜が形成されている。例えば、刃の耐食性を改善す
る目的で、刃の表面にCrやPt等の金属やCr2O3等のセラ
ミックスがコーティングされている。また、肌とのすべ
りを良くするために、テフロン系樹脂がコーティングさ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、Crやセラミックスのコーティング膜で
は、刃の耐食性は改善されるものの、肌荒れや金属アレ
ルギー(Crの場合)が改善されず、また、テフロン系樹
脂のコーティング膜でも肌荒れが起きる場合があった。
これらのコーティング膜を積層して形成することによ
り、改善効果を高めることも考えられるが、その場合に
は、コーティング工程が増加し、コーティング処理が複
雑となる上に、コーティング膜厚が厚くなり過ぎて、刃
の切れ味が低下する場合がある。
本発明は上記従来の問題点を解決し、肌荒れ、アレルギ
ー等の問題がなく、適度な切れ味を有する剃切具を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の剃切具は、表面にハイドロキシアパタイト(以
下「HAP」と略記する。)のコーティング膜が形成され
ていることを特徴とする。
以下に本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の剃切具の一実施例を示す刃先部分の断
面図である。
図示の如く、本発明の剃切具の刃1には、ステンレス
鋼、炭素鋼等の刃本体2の表面にHAPのコーティング膜
3が形成されている。
このHAPコーティング膜3は刃本体2の全面に形成して
も良く、皮膚と接触する可能性のある先端部のみに形成
しても良い。また、刃本体の最先端を残して、その他の
皮膚と接触する部分に形成することもできる。この場合
には、刃の最先端には、鋭利な刃本体が現出してシャー
プな切れ味となり、その他の皮膚接触部分はHAPコーテ
ィング膜とされているため、肌荒れ等を低減することが
できる。
本発明において、HAPコーティング膜の厚さは、薄過ぎ
ると十分な肌荒れ等の防止効果が得られず、逆に、過度
に厚いと刃の切れ味が低下する。通常の場合、HAPコー
ティング膜の厚さは、その剃切具に要求される切れ味等
に応じて10〜1000Åの範囲で適宜決定される。例えば、
男性用の髭剃り用剃刀にあっては、比較的シャープな切
れ味が要求されることから、HAPコーティング膜の厚さ
は10〜300Å程度の薄いものとし、切れ味を低下させる
ことなく、肌荒れアレルギー等を防止する。一方、女性
用剃刀にあっては、HAPコーティング膜の厚さを300〜10
00Å程度の比較的厚いものとし、切れ味を調節し、刃の
切れ過ぎによる剃刀負けを防止すると共に、使用者の恐
怖心を取り除く。
このような本発明の剃刀は、刃本体等の必要箇所に、HA
Pコーティング膜を形成するのみで容易に製造すること
ができる。HAPコーティング膜の形成方法としては特に
制限はないが、HAP焼結体よりなるターゲットを用いた
スパッタリングによる方法が最も有利である。スパッタ
リングによりHAPコーティング膜を形成した後は、必要
に応じて研磨等の表面処理を施して製品とされる。
なお、本発明の剃切具においては、HAPコーティング膜
を形成するのみで、耐食性を肌とのすべりを改善し、更
に肌荒れ、アレルギー等の問題をも解決するものである
が、必要に応じて、HAPコーティング膜の下に他の下地
層を形成することもできる。ただし、製造工程面からは
HAPコーティング膜のみを形成するのが有利である。
このような本発明の剃切具は、男性用の髭剃り用剃刀、
女性用顔剃り用剃刀、剃髪用剃刀、その他、整髪用鋏や
ペット、家畜用の毛剃り用剃刀等、あらゆる剃切具に適
用することができる。
更に、本発明の剃切具は、電気剃刀にも適用することが
でき、特に肌と接触する孔明き板(ネット)の表面等に
HAPコーティング膜を形成することにより、切れ味を低
下させることなく、肌荒れやアレルギーを有効に防止す
ることができる。
[作用] HAP(Ca10(PO4(OH))は、耐食性、機械的特性
に優れたセラミックスの中でも、とりわけ生体の骨や歯
と酷似した組成及び構造を有する、生体親和性の良い材
料である。
従って、HAPコーティング膜を形成することにより、剃
切具の耐食性、肌とのすべり等は改善される上に、肌荒
れ、アレルギーを防止することができる。
しかして、HAPコーティング膜を形成するのみで、従来
の金属製剃切具の問題点を解決することができるため、
コーティング膜を薄くすることができる。このため、コ
ーティング工程が簡略化され、また、剃切具の切れ味を
低下させることもない。
また、HAPコーティング膜厚を調節することにより、剃
切具の切れ味を容易に調整することができ、剃切具に対
する恐怖心を取り除き、剃刀負けなどを防止することも
できる。
[実施例] 以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的
に説明する。
実施例1,2、比較例1〜3 ステンレス鋼製剃刀刃の表面に、第1表に示すコーティ
ング膜を形成し、その切れ味及び使用後の肌荒れを男性
50人、女性50人のモニターを使って調べ、それぞれ下記
3段階で評価した。
結果を第1表に示す。
切れ味 ○…非常に良い。
△…良い。
×…悪い。
肌荒れ ○…殆んど全員に肌荒れなし。
△…肌荒れを起こした者が数人。
×…半数以上の者が肌荒れを起こした。
第1表より、本発明の剃切具は切れ味も良い上に、肌荒
れの問題もないことが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の剃切具は、耐食性、肌との
すべりにも優れる上に、肌荒れやアレルギーによる皮膚
疾患を起こす恐れもない。しかも、容易に製造すること
ができ、コーティング膜により、切れ味を低下させるこ
ともない。また、切れ味を調整して剃切具に対する恐怖
心を取り除き、剃刀負けを防止することも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の剃切具の一実施例を示す、刃先部分の
断面図である。 1……刃、 2……刃本体、 3……HAPコーティング膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にハイドロキシアパタイトのコーティ
    ング膜が形成されていることを特徴とする剃切具。
JP18196489A 1989-07-14 1989-07-14 剃切具 Expired - Lifetime JPH0696058B2 (ja)

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JPH0347293A JPH0347293A (ja) 1991-02-28
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