JPH069616U - 紙おむつ - Google Patents
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】尿の腹側への流出を防止するとともに、吸収体
のコシの強化を図る。 【構成】表面側の透液性シート2と、裏面側の不透液性
シート1と、透液性シート2と不透液性シート1との間
に介在された吸収体3とから構成された紙おむつにおい
て、吸収体3の腹側Fにおいて幅方向に少なくとも50
mmに渡る波形エンボス32を連続してを形成した。
のコシの強化を図る。 【構成】表面側の透液性シート2と、裏面側の不透液性
シート1と、透液性シート2と不透液性シート1との間
に介在された吸収体3とから構成された紙おむつにおい
て、吸収体3の腹側Fにおいて幅方向に少なくとも50
mmに渡る波形エンボス32を連続してを形成した。
Description
【0001】
本考案は、腹側の補強と特に尿の腹側への流出を防止とを図った紙おむつに関 する。
【0002】
この種の紙おむつにおける吸収体は、いわゆるコシのあることが、その形状保 持性および尿の吸収性を高める要因となる。そこで、従来から、吸収体の一部に エンボスを形成することが知られている。
【0003】
しかし、従来のエンボスは、吸収体のごく一部のみに形成するものであるため に、形状保持性の点では、有効である場合があるものの、尿の吸収性を高める効 果の点では十分でない。
【0004】 そこで、本考案者は、吸収体のほぼ全体にエンボスを形成することが尿の吸収 性を高めることを知見した。
【0005】 この場合、吸収体のほぼ全面に形成したエンボスとしては、全体的なバランス からして過度に強いものであると、逆に着用感を阻害するために、強い、たとえ ばエンボス密度およびエンボス深さなどを大きくすることができない。一方、幼 児の場合には、しばしばうつ伏せで寝ることが多い。この場合には、腹側部分に 大きい力が作用するので、比較的弱いエンボスでは、形状保持性などの点で難が ある。また、エンボスが吸収体の全面にあるために、逆に尿が腹側に流出する危 険性が高い。なお、腹側にいわゆるウエストバンドを設けるとしても、これは主 にずれ落ち防止のためにあるものであるから、尿を腹側に流出することを確実に は防止できない。
【0006】 したがって、本考案の主たる課題は、尿の腹側への流出を防止することにある 。
【0007】
上記課題は、表面側の透液性シートと、裏面側の不透液性シートと、前記透液 性シートと不透液性シートとの間に介在された吸収体とを有する紙おむつにおい て、前記吸収体の腹側において幅方向に少なくとも50mmに渡ってエンボスを形 成したことで解決できる。
【0008】 この場合、エンボスは波形であり、かつ連続しているのが好ましい。また、腹 側から背側にわたって紙おむつの長手方向に沿って縦方向の案内用エンボスが形 成され、かつ前記波形エンボスとは交差せず、離間しているのが好適である。
【0009】 さらに、波形エンボスから離間して中央側から背側にかけて全体的に格子状の エンボスが形成され、この格子状エンボス形成領域内に案内用エンボスが形成さ れているのが、より好適である。
【0010】
本考案においては、吸収体の腹側において幅方向に少なくとも50mmに渡って 、好適には波形でかつ連続したエンボスを形成した。したがって、腹側の幅方向 全体のコシが強まり、また特にうつ伏せ寝の場合において、吸収体が圧迫されて 尿が腹側に移行するとしても、その波形エンボス部分において幅方向に拡散され るようになり、その拡散過程において尿が吸収体内部に吸収される結果、腹側縁 からの尿の流出が防止される。
【0011】 さらに、中央側から背側にかけて全体的に格子状のエンボスが形成されると、 吸収体全体のコシが強化される。しかるに、この格子状のエンボスがあることに より、尿は腹側から流出し易くなるが、前記の波形エンボスの存在により、それ が防止される。
【0012】 また、腹側から背側にわたって紙おむつの長手方向に沿って縦方向の案内用エ ンボスが形成されると、尿の前後方向の拡散性が良好となり、結果として尿の吸 収性が高まる。
【0013】
以下、本考案を実施例に基づき詳説する。 図1において、紙おむつは、ポリエチレン等からなる不透液性シート1と、不 織布などからなる透液性シート2と、さらに前記不透液性シート1と透液性シー ト2との間に介在された、綿状パルプ等からなる、たとえば長方形若しくは砂時 計形状のある程度剛性を有する吸収体3とから構成されている。また、腹側F( 図1において下方側)および背側B(図1において上方側)の縁部には、不透液 性シート1と透液性シート2との間に発泡ウレタンなどからなる弾性伸縮バンド 8、8が介在されており、背側の両側部にはそれぞれファスニングテープ6、6 が固着されている。
【0014】 前記不透液性シート1は、吸収体3の周囲より外方に延在して砂時計形状をな しており、その側方の延在部は、後述するバリヤーシート4および透液性シート 2の側部とともに、フラップ部Fを構成している。透液性シート2は長方形をな し、脚回り部分では吸収体3の側縁より若干外方に延在し、不透液性シート1と ホットメルト接着剤などにより固着されている。前記バリヤーシート4の形成材 料としては、プラスチックシートを使用することもできるが、肌の感触性の点で 、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に用いられる。 一方、紙おむつの両側部には、使用面側に突出するバリヤーカフスB、Bが形 成されている。このバリヤーカフスBは、図示のように、実質的に幅方向に連続 したバリヤーシート4が内折りにされて2重に形成されたものであり、その内方 に一本の弾性伸縮部材5または必要により複数本の弾性伸縮部材が固着され、前 記バリヤーカフスBを起立させている。また、バリヤーカフス4の外側部分には 、たとえば4本のガスケットカフス用弾性伸縮部材7、7…が不透液性シート1 にホットメルト接着剤などにより固着されている。このバリヤーカフスB、Bは 、着用者の脚回りに当接し、そのバリヤーカフスB、Bと透液性シート2とで囲 まれる、上方開口のほぼ台形の空間によって、尿または軟便の閉じ込め空間を形 成し、この空間内に排尿されると、その尿は透液性シート2を通過して吸収体3 内に吸収されるとともに、軟便固形分については、バリヤーカフスB、Bがバリ ヤー(障壁)になってその乗り越えが防止される。仮に、バリヤーカフスB、B を乗り越えて横方向に尿が漏れたとしても、弾性伸縮部材7、7…によって形成 されるガスケットカフスにより横漏れが防止される。なお、9は吸収体3を舟形 に成形するために用いる形状保持用弾性伸縮部材であり、この弾性伸縮部材9に よって、紙おむつの着用時に、ある程度剛性のある吸収体3を舟形に折り曲げ、 着用者の身体にフィットした形状に保持させることができる。
【0015】 かかる構成は基本的に公知のものである。本考案では、吸収体3のみを示した 平面図である図2のように、吸収体3の幅方向中央に長手方向全体にわたって斜 め格子状のコシ増強エンボス31が形成され、かつ腹側部分の途中は、そのコシ 増強エンボス31が途切れており、この途切れた個所において、尿漏れ防止用の 波形エンボス32が幅方向に連続的に形成されている。さらに、吸収体3の幅方 向中央に長手方向に沿って尿拡散エンボス33が形成されており、その腹側端部 には逆U字状部33Aが形成されている。また、これらの尿拡散エンボス33お よび逆U字状部33Aは、コシ増強エンボス31とは縁切られている。
【0016】 このように構成さた吸収体においては、格子状のコシ増強エンボス31が吸収 体3のコシを高めて、その形状保持性を良好なものとする。しかも、尿の吸収性 も高める。
【0017】 尿拡散エンボス33は、受けた尿を吸収体3(換言すれば紙おむつ)の前後方 向に拡散案内し、全体で尿を吸収するように機能し、もって吸収速度を速める。
【0018】 逆U字状部33Aは拡散された尿をそこで、ストップさせる機能を有する。
【0019】 さて、本考案に係る尿漏れ防止用波形エンボス32は、腹側部分を補強し、か つコシ増強エンボス31などを伝わってきた、尿を阻止する壁的な役目をなす。
【0020】 すなわち、仮に尿漏れ防止用波形エンボス32まで尿が達したとしても、その尿 は吸収体3の幅方向に拡散され、その拡散の過程で吸収体3内部に吸収させる。
【0021】 したがって、うつ伏せ寝の場合においても、尿の腹側への流出を防止する。
【0022】 34は着用時において、脚周りに吸収体3がよりフィットするように形成した フィット性向上用エンボスである。
【0023】 図3は上記の各エンボスを形成するための金型3Aの要部詳細図である。
【0024】 本考案において、波形エンボス32は、幅方向に拡散させる過程で尿を吸収さ せる目的では連続しているのが好ましく、その長さLとしては50mm以上である ことが要求される。波の全高さWとしては、5〜20mmが好適である。ピッチPと しては、20〜60mmが望ましい。波形はサインカーブなどとすることができる。波 形エンボスの形成位置の吸収体3の腹側縁からの離間距離Dとしては、20〜40mm が好適である。
【0025】 エンボスは、図4に示すように、平行の単位エンボスが複数重ねるように形成 したものでもよい。この場合においても、前記の全高さWの好適範囲は同様であ る。図5に示すように、不連続であってもよい。図6に示す不連続態様でもよい 。しかし、不連続であると、コシの強化の点では支障はないが、幅方向の尿の拡 散性が劣り好ましくはない。また、単に幅方向の直線でもよいが、幅方向および 前後方向の両者のコシの強化を一挙に図ることができる点で、波形の方がはるか に優れる。
【0026】 エンボス32の深さとしては、1〜2mmが好適である。エンボス幅としては、 0.3 〜3mmが好ましい。他のエンボス33、33A、34についても同様がよい 。しかし、エンボス31については格子が小さいので、深さおよび幅ともより小 さいものでよい。格子の幅q(図3)としては、5〜30mmが好適である。
【0027】
以上詳説のとおり、本考案によれば、尿の腹側への流出を防止することができ るとともに、腹側部分のコシの強化にも繋がる。
【図1】本考案に係る紙おむつの一部破断展開図であ
る。
る。
【図2】吸収体の平面図である。
【図3】エンボス形成用金型の要部平面図である。
【図4】他のエンボスの形成態様の概要平面図である。
【図5】別のエンボスの形成態様の概要平面図である。
【図6】さらに他のエンボスの形成態様の概要平面図で
ある。
ある。
1…不透液性シート、2…透液性シート、3…吸収体、
4…バリヤーシート、5・7・9…弾性伸縮部材、31
…コシ増強エンボス、32…尿漏れ防止用波形エンボ
ス、33…尿拡散エンボス。
4…バリヤーシート、5・7・9…弾性伸縮部材、31
…コシ増強エンボス、32…尿漏れ防止用波形エンボ
ス、33…尿拡散エンボス。
Claims (4)
- 【請求項1】表面側の透液性シートと、裏面側の不透液
性シートと、前記透液性シートと不透液性シートとの間
に介在された吸収体とを有する紙おむつにおいて、 前記吸収体の腹側において幅方向に少なくとも50mmに
渡るエンボスを形成したことを特徴とする紙おむつ。 - 【請求項2】エンボスは波形であり、連続している請求
項1記載の紙おむつ。 - 【請求項3】腹側から背側にわたって紙おむつの長手方
向に沿って縦方向の案内用エンボスが形成され、かつ前
記波形エンボスとは交差せず、離間している請求項1記
載の紙おむつ。 - 【請求項4】波形エンボスから離間して中央側から背側
にかけて全体的に格子状のエンボスが形成され、この格
子状エンボス形成領域内に案内用エンボスが形成されて
いる請求項3記載の紙おむつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992047653U JP2582180Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 紙おむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992047653U JP2582180Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 紙おむつ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069616U true JPH069616U (ja) | 1994-02-08 |
| JP2582180Y2 JP2582180Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12781216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992047653U Expired - Lifetime JP2582180Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 紙おむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582180Y2 (ja) |
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- 1992-07-08 JP JP1992047653U patent/JP2582180Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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