JPH0696382A - 情報伝送方式 - Google Patents

情報伝送方式

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JPH0696382A
JPH0696382A JP4268198A JP26819892A JPH0696382A JP H0696382 A JPH0696382 A JP H0696382A JP 4268198 A JP4268198 A JP 4268198A JP 26819892 A JP26819892 A JP 26819892A JP H0696382 A JPH0696382 A JP H0696382A
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Isao Tazawa
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KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Japan Energy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末機器の回路構成を単純化し、小型化、低
コスト化するとともに消費電流を減少させた情報伝送方
式を提供する。 【構成】 端末機器の定電流回路11を演算増幅器O
P、トランジスタTr、及びトランジスタTrのコレク
タに接続された抵抗Rから構成し、中央の電源22から
の電圧Vddを、伝送ケーブル20及び定電流回路11
の抵抗Rを通じてこの定電流回路11と情報/電圧変換
及び電圧増幅回路10にそれぞれ印加する。これによっ
て電源22から伝送ケーブル20を通って流れる電流I
を、抵抗Rを流れた後、トランジスタTrに流れる電流
I1と回路10の負荷に流れる電流I2とに分ける。そ
の結果、情報により回路10の負荷電流I2が変動して
も、その変動分だけトランジスタTrに流れる負荷電流
I1が増減し、端末機器から中央の測定用負荷21に伝
送される電流は常に一定に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔の端末機器で検出し
た情報を電流に変換し、伝送ケーブルを介して測定用負
荷に伝送する情報伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、石油プラントにおいては原油が
貯蔵されている遠隔地点のタンクに原油の水分量、温
度、圧力等の情報を検出するセンサを具備する端末機器
を設置し、このセンサで検出した情報を端末機器におい
て4〜20mAの電流値に変換し、伝送ケーブルを介し
て、例えば中央の情報監視システムの水分計、温度計、
圧力計などの計測機器である測定用負荷に送り、タンク
内の原油が適正な状態に保持されているか否か等を常時
監視するようにしている。
【0003】このような形式の従来の情報伝送方式の基
本構成を図7に示す。図示しない端末機器のセンサによ
り検出された水分量、温度、圧力等の情報Sは情報/電
圧変換及び電圧増幅回路10に入力され、情報Sが電圧
に変換された後、適当な大きさの電圧Vに増幅される。
この情報Sに対応した電圧Vは定電流回路11に入力さ
れる。この定電流回路11は演算増幅器OP、トランジ
スタTr、及びこのトランジスタTrのエミッタに接続
された抵抗Rから構成され、情報/電圧変換及び電圧増
幅回路10からの情報Sに対応した電圧Vは演算増幅器
OPの一方の入力(+)に供給される。演算増幅器OP
からの出力信号はトランジスタTrによって電流増幅さ
れ、その増幅出力はそのエミッタに接続された抵抗Rを
流れ、その両端間に電圧VRを発生させる。この抵抗R
の両端間に発生する電圧VRは定電流回路11の入力電
圧Vに対応する。抵抗Rが一定値であるため、トランジ
スタTrと抵抗Rに流れる電流I1は入力電圧Vにより
決定される。
【0004】このようにしてセンサで検出した情報Sを
4〜20mAの適当な電流値に変換した後、この端末機
器からの情報Sに対応する電流信号は伝送ケーブル20
を通じて中央の情報監視システムの例えば水分計、温度
計、圧力計などの計測機器である測定用負荷21に供給
され、情報Sが表示されることになる。
【0005】一方、中央の情報監視システムの例えば2
4Vの電源22から発生される電源電圧Vddは伝送ケ
ーブル20を介して定電流回路11と情報/電圧変換及
び電圧増幅回路10にそれぞれ印加されている。これに
よって電源22から伝送ケーブル20を通って流れる電
流Iは定電流回路11の負荷、即ちトランジスタTrに
流れる電流I1と情報/電圧変換及び電圧増幅回路10
の負荷に流れる電流I2とに分れ、さらに、これら両電
流(I1+I2)が伝送ケーブル20を通って測定用負
荷21に流れ、電源22に戻ることになる。
【0006】ここで、情報/電圧変換及び電圧増幅回路
10が簡単なアナログ回路などで構成され、流れる電流
I2が一定である場合においては、図7の基本構成で問
題は生じないが、センサの検出出力がディジタルデータ
である場合には、ディジタル−アナログ変換器を必要と
し、さらに、防爆安全性を高める等の目的で、端末機器
での消費電流を極力減少させるため、消費電流の少ない
マイコン、ディジタル−アナログ変換器、アナログ−デ
ィジタル変換器等のICチップを使用することがしばし
ばあり、この場合には回路が複雑となり、負荷変動があ
ったり、情報によりその回路に流れる負荷電流が変動す
ると、それが大きな誤差を発生させることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、一般的に用いられている従来の基本構成は図8に
示すようになる。即ち、上記図7の基本構成と相違する
点は、中央の情報監視システムの電源22から端末機器
の情報/電圧変換及び電圧増幅回路10に供給する電源
電圧Vddを定電流及び電流/電圧変換回路12を介し
て供給する点である。これによって情報/電圧変換及び
電圧増幅回路10に流れる電流I2は一定となり、上記
問題は解決される。
【0008】しかしながら、図8に示す構成では、定電
流回路を二重に設けるという不合理があり、また、回路
構成が複雑になり、端末機器が大型化し、コストアップ
を招くとともに消費電流が増大する欠点がある。さら
に、この種の端末機器は現場設置のトランスミッタとし
て使用されるので、大きさ、価格、耐環境安定性、防爆
安全性等においても制約条件が厳しく、従って、できる
限り回路構成を単純化し、小型化、低コスト化するとと
もに消費電流を減少させて耐環境安定性を増大させ、か
つ防爆安全性を高めることが望まれている。
【0009】従って、本発明の目的は、端末機器の回路
構成を単純化し、小型化、低コスト化するとともに消費
電流を減少させた情報伝送方式を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
情報伝送方式によって達成される。要約すれば、本発明
は、被測定物の情報を検出するセンサを有し、該センサ
からの情報をアナログ電圧に変換する情報/電圧変換手
段と、該情報/電圧変換手段からの電圧信号を電流信号
に変換する電圧/電流変換手段とを含む端末機器と、該
端末機器からの電流信号を測定用負荷に伝送する伝送手
段と、該伝送手段を通じて前記情報/電圧変換手段及び
前記電圧/電流変換手段に所定の動作電圧を供給する電
源とを具備し、前記電源からの動作電圧を、前記電圧/
電流変換手段の電流増幅手段に接続されたインピーダン
ス素子を通じてこの電圧/電流変換手段及び前記情報/
電圧変換手段に供給することを特徴とする情報伝送方式
である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による情報伝送方式の一実施
例の基本構成を示す。本実施例においても端末機器の図
示しないセンサにより検出された水分量、温度、圧力等
の情報Sは情報/電圧変換及び電圧増幅回路10に入力
され、情報Sが電圧に変換された後、適当な大きさの電
圧Vに増幅される。この情報Sに対応した電圧Vは定電
流回路11に入力される。この定電流回路11は演算増
幅器OP、トランジスタTr、及びこのトランジスタT
rのコレクタに接続された抵抗Rから構成され、情報/
電圧変換及び電圧増幅回路10からの情報Sに対応した
電圧Vは演算増幅器OPの一方の入力(+)に供給され
る。演算増幅器OPからの出力信号はトランジスタTr
によって電流増幅され、その増幅出力はそのエミッタか
ら直接取り出される。
【0013】このようにしてセンサで検出した情報Sを
4〜20mAの適当な電流値に変換した後、この情報S
に対応する電流信号は端末機器から伝送ケーブル20を
通じて中央の情報監視システムの例えば水分計、温度
計、圧力計などの計測機器である測定用負荷21に供給
され、情報Sが表示されることになる。
【0014】一方、中央の情報監視システムの例えば2
4Vの電源22から発生される電源電圧Vddは、本実
施例では、伝送ケーブル20を介して定電流回路11の
抵抗Rに印加されるが、情報/電圧変換及び電圧増幅回
路10にはこの定電流回路11の抵抗Rをさらに介して
印加されるように構成されている。このため電源22か
ら伝送ケーブル20を通って流れる電流Iは定電流回路
11の抵抗Rにはそのまま流れ、その後で定電流回路1
1のトランジスタTrに流れる電流I1と情報/電圧変
換及び電圧増幅回路10の負荷に流れる電流I2とに分
れることになる。勿論、両回路10及び11を流れた電
流(I1+I2)は伝送ケーブル20を通って測定用負
荷21に流れ、電源22に戻ることになる。
【0015】このように構成すると、定電流回路11の
トランジスタTrに流れる電流I1と情報/電圧変換及
び電圧増幅回路10の負荷に流れる電流I2の両方とも
抵抗Rを通じて流れるので、情報/電圧変換及び電圧増
幅回路10に負荷変動があったり、情報によりこの回路
10に流れる負荷電流I2が変動した場合、その変動分
だけ定電流回路11のトランジスタTrに流れる負荷電
流I1が増減することになり、端末機器から中央の情報
監視システムの測定用負荷21に伝送される電流I(即
ち、I1+I2)は常に一定に保持される。
【0016】従って、本実施例によれば、端末機器に定
電流回路を二重に設けて回路構成を複雑にすることな
く、測定誤差の発生を防止することができる。それ故、
測定精度が向上する。また、端末機器の回路構成が単純
化できるので、小型化、低コスト化が可能となり、さら
に、消費電流を大幅に減少させることができる。このた
め、耐環境安定性を大幅に増大させ、かつ防爆安全性を
一段と高めることができる。その上、センサの検出出力
がディジタルデータである場合にも対応でき、また、消
費電流の少ないマイコン、ディジタル−アナログ変換
器、アナログ−ディジタル変換器等のICチップ等を使
用することができる。
【0017】次に、センサの検出出力がディジタルデー
タである場合に対応させた本実施例の情報/電圧変換及
び電圧増幅回路10の一具体例について説明する。
【0018】例えば、原油中の水分量のような液相中の
ある成分の濃度を検出するセンサとして、静電容量変化
型の電気的特性を有する水分(ガス)センサや、抵抗変
化型の電気的特性を有する水分(ガス)センサがしばし
ば使用される。これらセンサは、図2及び図3に示すよ
うに、例えばC−MOS型のシュミットインバータ等の
2つの直列に接続されたインバータ51、52と、前段
のインバータ51の帰還回路に挿入された抵抗R1と、
同じく前段のインバータ51の入力側に接続された静電
容量素子(コンデンサ)C1とから構成されたCR発振
回路50の発振周波数決定用素子として用いられる。
【0019】即ち、図2においては、水分などの被測定
物の濃度の変化に応じて静電容量が変化する静電容量変
化型のセンサChを前段のインバータ51の入力側と静
電容量素子C1との間に直列に挿入してCR発振回路5
0を構成し、センサChの静電容量が被測定物の濃度の
変化に応じて変化することによってCR発振回路50の
発振周波数を対応的に変化させ、この発振出力、即ち周
波数信号を例えば図示しないマイクロコンピュータに送
り、マイクロコンピュータ内で演算処理して発振周波数
を検出し、この検出周波数を被測定物の濃度に対応する
パルス信号に変換して出力する。
【0020】また、図3においては、水分などの被測定
物の濃度の変化に応じて電気抵抗値が変化する抵抗変化
型のセンサRhを、上述のCR発振回路50において、
前段のインバータ51の帰還回路に挿入された抵抗R1
の代わりに、発振周波数決定用抵抗素子として挿入し、
CR発振回路50を構成し、センサRhの電気抵抗値が
被測定物の濃度の変化に応じて変化することによってC
R発振回路50の発振周波数を対応的に変化させ、この
発振出力、即ち周波数信号から、前述したようにしてC
R発振回路50の発振周波数を検出し、その周波数に対
応するパルス出力を提供する。
【0021】さらに、図4に示すように、水分などの被
測定物の濃度変化に応じて静電容量成分Cと電気抵抗成
分Rとが変化する電気的特性を有するセンサGSを使用
し、同じ構成の第1、第2、第3の3つのスイッチX、
Y、Zにより、静電容量変化型のセンサとして使用する
ときには、図2のように、このセンサGSを前段のイン
バータ51の入力側と静電容量素子C1との間に直列に
接続するように、また、抵抗可変型のセンサとして使用
するときには、図3のように、このセンサGSを前段の
インバータ51の帰還回路中に抵抗器R1の代わりに挿
入するように、切り換え接続し、前述の図2及び図3に
示したCR発振回路50を構成するようにしたものも提
案されている。
【0022】上記第1、第2、第3のスイッチX、Y、
Zはそれぞれ1つの可動接点XC、YC、ZCと2つの
固定接点X0及びX1、Y0及びY1、Z0及びZ1を
有し、第1のスイッチXはその可動接点XCが直流電圧
除去用の抵抗R2と静電容量素子C1との接続点に接続
され、第1の固定接点X0は接続されず、第2の固定接
点X1が前段のインバータ51の入力側に接続されてい
る。また、第2のスイッチYはその可動接点YCがセン
サGSの他方の端子に接続され、第1の固定接点Y0が
直流電圧除去用の抵抗R2と静電容量素子C1との接続
点に接続され、第2の固定接点Y1が第3のスイッチZ
の第2の固定接点Z1と接続されている。さらに、第3
のスイッチZはその可動接点ZCが前段のインバータ5
1の出力側に接続され、第1の固定接点Z0が抵抗R1
に接続されている。
【0023】上記構成において、3つのスイッチX、
Y、Zの各可動接点XC、YC、ZCが図示するように
第1の固定接点X0、Y0、Z0側に接続されている
と、抵抗R1が前段のインバータ51の帰還回路中に挿
入され、センサGSが前段のインバータ51の入力側に
静電容量素子C1と直列に接続され、かつこのセンサG
Sの両端間に直流電圧除去用の抵抗R2が並列に接続さ
れた静電容量計測型の回路構成となり、上記図2と同じ
センサGSの静電容量値に対応して発振周波数が変化す
るCR発振器50が構成される。
【0024】これに対し、3つのスイッチX、Y、Zの
各可動接点XC、YC、ZCが第2の固定接点X1、Y
1、Z1側に接続されていると、抵抗R1の代わりにセ
ンサGSが前段のインバータ51の帰還回路中に挿入さ
れ、また、前段のインバータ51の入力側の直流電圧除
去用の抵抗R2が第1のスイッチXによって短絡され、
前段のインバータ51の入力側に静電容量素子C1が第
1のスイッチXを通じて接続されるので、上記図3と同
じセンサGSの電気抵抗値に対応して発振周波数が変化
するCR発振器50が構成される。
【0025】CR発振回路50からの発振出力、即ち周
波数信号はマイクロコンピュータ60に送られ、ここで
演算処理されて発振周波数が検出され、この検出周波数
を被測定物の濃度に対応するパルス信号に変換して出力
する。
【0026】通常、インバータ51及び52としてC−
MOS型のシュミットインバータが使用され、CR発振
回路50からはセンサGSの静電容量値の変化又は電気
抵抗値の変化に対応して周波数が変化するパルス信号が
出力され、マイクロコンピュータ60に送られる。マイ
クロコンピュータ60は、本例では、入力された周波数
信号FC 又はFR のパルス数を計数するカウンタ部61
と、演算処理プログラムを記憶しているROM(リード
・オンリー・メモリ)を含む記憶部62と、カウンタ部
61で計数された一定時間内のパルス数から、記憶部6
2のプログラムに従って周波数を検出し、この検出周波
数を被測定物の濃度に対応するパルス信号に変換する演
算処理部63と、演算処理部63からの制御命令をそれ
ぞれの制御ラインLX、LY、LZを通じて各アナログ
スイッチX、Y、Zに供給してこれらのスイッチの接続
態様を制御する制御ポート64と、演算処理部63から
のパルス信号P0 及びストローブ信号STRを出力する
パラレル入出力ポート(I/Oポート)65とから構成
されている。
【0027】なお、C−MOS型のシュミットインバー
タ51及び52の動作態様について簡単に説明すると、
両シュミットインバータとも高レベルのスレッショルド
電圧VTHと低レベルのスレッショルド電圧VTLの2つの
スレッショルド電圧を有し、入力電圧が高レベルのスレ
ッショルド電圧VTHより低いときには高レベルの出力電
圧VH を発生し、また、入力電圧が高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHに達すると出力電圧が高レベルVH から
低レベルVL に切換わり、そして入力電圧が低レベルの
スレッショルド電圧VTLに降下するまで低レベルの出力
電圧VL を保持し、入力電圧が低レベルのスレッショル
ド電圧VTLに降下したときに出力電圧が低レベルVL
ら高レベルVH に切換わるように動作する。従って、C
R発振回路50からは静電容量素子C1又は静電容量素
子C1とセンサGSの直列回路の静電容量の充放電に対
応した周期のパルス電圧が出力される。
【0028】上記マイクロコンピュータ60のパラレル
I/Oポート65から出力されるパルス信号P0 及びス
トローブ信号STRは図5に示す消費電流の極めて少な
い簡易型ディジタル−アナログ変換器によってアナログ
電圧信号に変換されて図1の定電流回路11の演算増幅
器OPに送られる。
【0029】マイクロコンピュータ60のパラレルI/
Oポート65からは、本例では、原油中の水分量等の被
測定物の濃度に対応したパルス信号P0 が一定周期毎に
出力され、同時に同じ周期のストローブ信号STRが出
力される。パルス信号P0 はダイオードD11、抵抗R
11を介してコンデンサC11に蓄積される。即ち、パ
ルス出力電圧が高レベルである区間のみ抵抗R11を通
じてコンデンサC11に電荷が充電される。ダイオード
D11はパルス出力が低レベルにあるときにコンデンサ
C11に充電された電荷が放電されることを阻止するた
めの逆電流防止用のダイオードである。
【0030】一方、ストローブ信号STRは第1のワン
ショットマルチバイブレータMM1に供給される。この
第1のワンショットマルチバイブレータMM1はストロ
ーブ信号STRが高レベルから低レベルに変化したとき
に、即ち立ち下がったときに作動されるため、ストロー
ブ信号STRが供給されているときにはその出力が低レ
ベルであり、従って、同様の動作を行なう(ただし、第
1のワンショットマルチバイブレータMM1の出力が高
レベルから低レベルに変化したときに作動する)第2の
ワンショットマルチバイブレータMM2の出力も低レベ
ルであるので、第1及び第2のスイッチSW1及びSW
2は図示するようにオフ状態にある。
【0031】今、パルス信号P0 のパルス幅をt1(高
レベルの時間)、その高レベルでの電圧値をVとし、1
つのパルスによりコンデンサC11に電荷が充電される
ことによりその電圧がVcになるとすると、次式が成立
する。
【0032】 Vc=V(1−e-t1/C11・R11 ) ・・・ (1) t1<<C11・R11とすると、上式(1)は次のよ
うに表わせる。
【0033】 Vc=V(t1/C11・R11) ・・・ (2) 1つの周期でN個のパルスが出力された場合、同様に式
(2)が成立すると仮定すれば、コンデンサC11の電
圧Vc1は次の式で表わせる。
【0034】 Vc1=V(Nt1/C11・R11) =N(Vt1/C11・R11)・・・ (3) よって、パルス数Nに比例した電圧Vc1がコンデンサ
C11に蓄積されることになる。
【0035】N個のパルスが出力されると、ストローブ
信号STRが高レベルから低レベルに変化する。その立
ち下がりを第1のワンショットマルチバイブレータMM
1が感知し、時定数t2=R12・C12のパルス幅の
パルスVs1が1つ出力される。このワンショットマル
チバイブレータMM1からの出力パルスVs1により時
間t2の間第1のスイッチSW1がオン状態となり、コ
ンデンサC11に充電されている電荷の一部がコンデン
サC14に移される。そのときのコンデンサC14の電
圧をVc2とすると、全電荷Qは Q=C11・Vc1=(C11+C14)・Vc2・・・ (4) となり、C11>>C14とすれば、Vc2=Vc1と
なるため、コンデンサC11の充電電圧Vc1がそのま
まコンデンサC14に移されたことになる。
【0036】ここで、コンデンサC14のキャパシタン
スは非常に小さいので、第1のスイッチSW1の漏れ電
流、接点間容量、そして増幅回路AMPの入力インピー
ダンス、バイアス電流の影響によりコンデンサC14の
電圧が変化するので、それらの選定には十分に注意する
必要がある。例えばスイッチとしては、接点間の漏れ電
流が最も小さく、かつ接点間容量も小さいものを選定す
る必要がある。
【0037】また、ワンショットマルチバイブレータM
M1のパルス幅t2の時間を十分に取ることにより、コ
ンデンサC14の電圧が変化する時間を最小限に抑える
等の配慮も必要である。例えば、前の周期においてコン
デンサC14の電圧Vc2がVc2>>Vc1であると
すると、第1のスイッチSW1がオン状態にあるときに
はコンデンサC11とC14の合計の電荷Q′は、第1
のスイッチSW1がオン状態にあるときのコンデンサC
11、C14の電圧をVc3とすると、 Q′=C11・Vc1+C14・Vc2 =(C11+C14)・Vc3 ・・・ (5) となり、この場合においてもコンデンサC11の電圧が
コンデンサC14にホールドされるには、即ち、Vc1
=Vc3が成立するには C11・Vc1>>C14・Vc2 が成立する電圧の範囲(Vc1〜Vc2)で用いる必要
がある。
【0038】しかし、例えば連続的に測定されているよ
うな場合には、急に変化することはなく、徐々に変わる
ものであるから、必ずしも上式(5)を成立させる必要
はなく、C11>>C14の条件のみ成立させればよ
い。
【0039】第1のワンショットマルチバイブレータM
M1の出力パルスが立ち下がると、第1のスイッチSW
1がオフ状態となり、同時に第2のワンショットマルチ
バイブレータMM2が作動し、時定数t3=R13・C
13のパルス幅のパルスVs2が1つ出力される。この
ワンショットマルチバイブレータMM2からの出力パル
スVs2により時間t3の間第2のスイッチSW2がオ
ン状態となり、コンデンサC11に充電されている電荷
は急速に放電され、コンデンサC11の電圧は0Vにな
る。これは次の周期のパルス出力によりコンデンサC1
1が再充電されるため、零点の補正を行なうものであ
る。また、ここで注意すべきことは、第1のスイッチS
W1がオフになると同時に第2のスイッチSW2がオン
になるため、この動作により瞬時コンデンサC14の電
荷が放電される可能性があり得る。従って、第2のスイ
ッチSW2に対する制御ラインの前段に、例えばCRに
よる遅延回路を挿入することが好ましい。なお、第2の
スイッチSW2についても第1のスイッチSW1と同様
に、接点間の漏れ電流が最も小さく、かつ接点間容量も
小さいものを選定する必要がある。
【0040】上述した信号STR、P0 の波形、ワンシ
ョットマルチバイブレータMM1、MM2の出力波形V
s1、Vs2、及びコンデンサC11、C14の電圧波
形Vc1、Vc2を図6に示す。
【0041】このようにして簡易型ディジタル−アナロ
グ変換器によって変換されたアナログ信号Vc2は増幅
回路AMPで適当な大きさに増幅されて定電流回路11
の演算増幅器OPの一方の入力(+)に供給される。
【0042】このように、センサで検出された情報をC
R発振回路50でパルス信号に変換し、このパルス信号
の周波数をマイクロコンピュータ60で検出して水分量
等の被測定物の濃度に対応したバイナリパルス信号に変
換し、これを一定周期毎に出力し、このパルスデータを
回路構成の極めて簡単な簡易型ディジタル−アナログ変
換器を使用して直接アナログ電圧出力に変換するように
構成すると、端末機器の回路構成が非常に単純化され、
従って、小型化、コストダウンが可能になるとともに、
消費電流が極めて少なくなる。因みに、従来のディジタ
ル−アナログ変換器は数mA〜10数mAの消費電流で
あったのに対し、本例のディジタル−アナログ変換器は
最大でも1mAより少なかった。かくして、本具体例の
構成を採用することにより、端末機器の耐環境安定性が
大いに増大し、また、防爆安全性が一段と向上する等の
顕著な効果がある。
【0043】なお、上記実施例では石油プラントに本発
明を適用した場合について主として説明したが、本発明
による情報伝送方式はこれに限定されるものでないこと
は言うまでもない。また、原油中の水分量のような情報
のみならず、湿度のような気相中の水分濃度、潤滑油中
の水分量のような液相中の濃度、その他の種々の気体や
液体中のある成分の濃度を計測する場合にも、本発明は
適用できるものである。さらに、上記実施例は本発明の
単なる例示に過ぎず、回路構成、使用する素子等は必要
に応じて任意に変更できるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による情報
伝送方式によれば、端末機器に定電流回路を二重に設け
るような必要なく、測定誤差の発生を確実に防止するこ
とができる。従って、測定精度が高くなるとともに、回
路構成が単純化できるので、小型化、低コスト化が可能
となり、かつ消費電流を大幅に減少させることができ、
その結果、耐環境安定性が大幅に増大し、また、防爆安
全性をより一層高めることができるという顕著な効果が
ある。さらに、センサの検出出力がディジタルデータで
ある場合にも対応でき、この場合にも、消費電流の少な
いマイコン、簡易型のディジタル−アナログ変換器等の
使用により、回路構成が単純化できるので、小型化、低
コスト化が可能となり、かつ消費電流を大幅に減少させ
ることができる等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報伝送方式の一実施例の基本構
成を示す全体構成図である。
【図2】図1に示す本発明の情報伝送方式の情報/電圧
変換及び電圧増幅回路に適用できるセンサを発振周波数
決定用素子として含むCR発振回路の一具体例を示す回
路図である。
【図3】図1に示す本発明の情報伝送方式の情報/電圧
変換及び電圧増幅回路に適用できるセンサを発振周波数
決定用素子として含むCR発振回路の他の具体例を示す
回路図である。
【図4】図1に示す本発明の情報伝送方式の情報/電圧
変換及び電圧増幅回路に適用できるセンサを発振周波数
決定用素子として含むCR発振回路のさらに他の具体例
を示す回路構成図である
【図5】図1に示す本発明の情報伝送方式の情報/電圧
変換及び電圧増幅回路に使用された簡易型ディジタル−
アナログ変換器の一具体例を示す回路図である。
【図6】図5のディジタル−アナログ変換器の各部にお
ける電圧出力を示す波形図である。
【図7】従来の情報伝送方式の基本構成の一例を示す全
体構成図である。
【図8】従来の情報伝送方式の基本構成の他の例を示す
全体構成図である。
【符号の説明】
10 情報/電圧変換及び電圧増幅回路 11 定電流回路 20 伝送ケーブル 21 測定用負荷 22 電源 50 CR発振回路 51、52 シュミットインバータ 60 マイクロコンピュータ OP 演算増幅器 R 抵抗 Tr トランジスタ AMP 増幅回路 MM1、MM2 ワンショットマルチバイブレータ SW1、SW2 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の情報を検出するセンサを有
    し、該センサからの情報をアナログ電圧に変換する情報
    /電圧変換手段と、該情報/電圧変換手段からの電圧信
    号を電流信号に変換する電圧/電流変換手段とを含む端
    末機器と、該端末機器からの電流信号を測定用負荷に伝
    送する伝送手段と、該伝送手段を通じて前記情報/電圧
    変換手段及び前記電圧/電流変換手段に所定の動作電圧
    を供給する電源とを具備し、前記電源からの動作電圧
    を、前記電圧/電流変換手段の電流増幅手段に接続され
    たインピーダンス素子を通じてこの電圧/電流変換手段
    及び前記情報/電圧変換手段に供給することを特徴とす
    る情報伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記情報/電圧変換手段は、前記センサ
    を周波数決定用素子として含むCR発振回路と、該発振
    回路の発振出力の周波数を検出し、該検出した周波数を
    前記被測定物の情報に対応するパルス信号に変換し、一
    定周期で出力する演算制御手段と、該演算制御手段から
    出力されるパルス信号電圧を一周期毎に蓄積して電圧信
    号に変換し、該変換された電圧信号を増幅してアナログ
    電圧信号として出力するディジタル−アナログ変換手段
    とから構成されていることを特徴とする請求項1の情報
    伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記センサは気相中又は液相中のある成
    分の濃度に応じて静電容量成分又は電気抵抗成分又は両
    成分が変化する電気的特性を有することを特徴とする請
    求項2の情報伝送方式。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176200A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 横河電機株式会社 2線式伝送回路
JPH03123843A (ja) * 1989-10-09 1991-05-27 Tdk Corp 湿度センサ

Patent Citations (2)

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