JPH0696480A - 光磁気ディスク - Google Patents

光磁気ディスク

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Publication number
JPH0696480A
JPH0696480A JP26977992A JP26977992A JPH0696480A JP H0696480 A JPH0696480 A JP H0696480A JP 26977992 A JP26977992 A JP 26977992A JP 26977992 A JP26977992 A JP 26977992A JP H0696480 A JPH0696480 A JP H0696480A
Authority
JP
Japan
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recording
film
magnetic field
magneto
cnr
Prior art date
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Pending
Application number
JP26977992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Igari
徳夫 猪狩
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
Yoichi Hashimoto
洋一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0696480A publication Critical patent/JPH0696480A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い外部磁界の作用下であっても優れた信号
品質が得られ、且つ、記録・再生・消去動作の繰り返し
による信号品質の劣化が少ない光磁気ディスクを提供す
る。 【構成】 アモルファス合金からなる磁性合金膜23a
を成膜し、その上に、Al金属膜24aを成膜した後、
酸素/アルゴン混合ガスを用いて酸素原子を含有させ
た。さらに、同様の手順を繰り返して、磁性合金膜23
bとAl金属膜24bを積層し、酸素原子を含有させる
ことにより、磁性合金膜23a,23b及び金属膜24
a,24bからなる記録層25を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希土類遷移金属アモル
ファス合金よりなる記録層を有した光磁気ディスクに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光を記録媒体に照射して、
情報を記録したり、記録された情報を再生する光学式情
報記録再生装置が広く用いられており、その記録媒体の
一つに、光磁気ディスクがある。これは、記録膜として
の垂直磁化膜を有し、その垂直磁化膜にレンズで絞った
レーザ光を照射しつつ、外部磁界を与えることにより、
熱磁気作用を利用して情報を記録するものである。情報
を再生する時には、垂直磁化膜の磁化反転に伴う偏光面
の回転方向の違いをレーザ光によって読み取り、さら
に、情報を消去したり、書換え(オーバーライト)する
ことも可能である。
【0003】光磁気ディスクの垂直磁化膜については、
偏光面の回転角をできるだけ大きくして信号品質を高く
することや、レーザ光が照射される記録、再生、消去動
作の繰り返しによって信号品質が劣化するのを抑えるこ
となどが重要である。これを満たすために、垂直磁化膜
の材料として希土類遷移金属アモルファス合金が多く用
いられ、また、記録方式として、一般に磁界変調方式が
採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
磁界変調方式においては、記録を消去する際に300エ
ルステッド(Oe)以上の外部磁界を光磁気ディスクに
与える必要があるので、それを発生させるための大型の
磁気ヘッドを記録装置に備えなければならず、装置が大
型で高価なものになっていた。
【0005】一般に磁界変調方式では、初期化処理によ
って垂直磁化膜の磁化の向きをそろえておき、情報記録
時には、その垂直磁化膜に対して、記録信号に応じて変
調した外部磁界を与えつつ、一定の強さのレーザ光を照
射して、磁化の向きを記録信号に応じて配列させる。従
って、情報再生時に、読取りレーザ光を垂直磁化膜に照
射して得られる再生信号についてのCNRは、情報記録
時に与える外部磁界によって変化する。CNRが出現す
る時の外部磁界をH0、CNRが一定の値で飽和する時
の外部磁界をHSとすると、H0とHSの差が小さく、
且つ、HSの値が小さければ、装置に備える磁気ヘッド
は小さいものでよく、装置の小型化、軽量化が図れ、さ
らには、記録動作の高速化も実現する。
【0006】また、飽和するCNR値が大きいほど記録
特性が優れたものとなる。CNR値を大きくするには、
書込みレーザパワーを強くすることにより達成できる
が、これでは、装置のレーザ出射部が大きくなるので好
ましくない。簡素な構成の装置であっても安定した高い
信号品質を得られるように、光磁気ディスクの記録特性
をより向上させる技術が待たれている。
【0007】一方、希土類遷移金属アモルファス合金か
らなる垂直磁化膜には、磁化の大きさに依存する反磁界
が存在するため、CNRが出現する外部磁界H0はマイ
ナスの値となる。H0とHSとの差を小さくするために
はH0の値をできるだけゼロに近づけること、すなわち
前記の反磁界を小さくすればよい。そのためには、室温
での保磁力が最大となる補償組成に近くなるように、記
録膜の組成設計をすればよいが、組成の微妙な変化によ
って特性が大きく変わるため、実際にそのような光磁気
ディスクを量産するのは困難である。また、特開平2−
27543号公報には、酸素分圧下で磁性膜を作成した
後、それに含有させた希土類金属を酸化させて補償組成
に近づける方法や、誘電体層及び磁性膜作成時のスパッ
タガス圧力を調整する方法などが提案されているが、よ
り効果的な技術が望まれている。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、低い外部磁界の作用下であって
も優れた信号品質が得られ、且つ、記録・再生・消去動
作の繰り返しによる信号品質の劣化が少ない光磁気ディ
スクを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、透明基板上に、第一の誘電体層と、記録
層と、第二の誘電体層と、反射層とを積層してなる光磁
気ディスクにおいて、前記記録層は、希土類遷移金属ア
モルファス合金よりなる磁性合金膜と、酸素原子を含有
する金属膜とを積層してなり、前記金属層の総膜厚が5
0オングストローム以下であり、且つ、前記記録層の層
厚が500オングストローム以下であることを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、記録層の所定の部分に、一
定の条件下で酸素原子を含有させたので、希土類金属の
酸化が適正に制御され、低磁界下でのCNRが大きく、
且つ、CNRが出現する外部磁界とCNRが飽和する外
部磁界との差が小さくなる。さらには、記録・消去動作
の繰り返しに対する記録膜の耐久性も向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を説明す
る。表1は、実施例及び比較例による光磁気ディスクの
構成と特性を示す一覧である。第1実施例について説明
する。図1は、本実施例による光磁気ディスクの構成を
示す断面図である。光磁気ディスク(以下、ディスク)
1は、以下の手順で作製した。ポリカーボネート樹脂を
射出成形して得られた厚さ1.2mmのディスク基板1
1上に、SiNx をスパッタリングして1000オング
ストロームの厚さの誘電体層12を成膜した。その上
に、TbFeCoCrアモルファス合金からなる磁性合
金膜13を200オングストロームの厚さで成膜し、さ
らに、Cr金属膜14を10オングストロームの厚さで
成膜して、磁性合金膜13と金属膜14を積層してなる
記録層15を得た後、酸素5%含有のAr混合ガスを圧
力0.02Pa下で100sccm、10秒間導入し
た。その上に、誘電体層16としてSiNx を350オ
ングストローム、反射層17としてAlを500オング
ストローム積層した。記録層15の表層部における酸素
原子含有量をESCA分析により測定したところ、2.
0at%であった。
【0012】作製したディスク1のCNRを、磁界変調
評価機を用いて測定した。測定条件は、線速1.4m/
秒、書き込みパワー5mW、再生パワー0.7mW、記
録周波数720kHz、デューティ50%である。外部
磁界0(Oe)の時のCNRは42dB、300(O
e)時のCNRは47dBであった。また、ディスク1
に対して、消去パワー10mWのレーザ光を用いた記録
・再生・消去動作を100万回繰り返して行ったが、C
NRの低下は少なく良好な信号品質が維持されていた。
【0013】第2実施例を説明する。本実施例によるデ
ィスク2の構成を図2に示す。上記第1実施例では、磁
性合金膜13と金属膜14をそれぞれ一層ずつ積層して
記録層15を形成したが、本実施例では、複数の磁性合
金膜及び金属膜を積層して記録層を形成した。すなわ
ち、第一実施例と同様のアモルファス合金からなる磁性
合金膜23aを120オングストロームの厚さで成膜
し、その上に、Al金属膜24aを厚さ10オングスト
ロームで成膜した後、第1実施例と同様の方法で酸素原
子を含有させた。さらに、上記と同等の材料及び方法に
より、厚さ120オングストロームの磁性合金膜23b
と厚さ10オングストロームのAl金属膜24bを積層
した後、酸素/Ar混合ガスを用いて酸素原子を含有さ
せ、磁性合金膜23a,23b及び金属膜24a,24
bからなる記録層25を形成した。基板21、誘電体層
22,26、反射層27などの他の部材については、上
記第1実施例と同様の手順により形成した。記録層25
の総膜厚は260オングストロームであり、記録層25
の表層部における酸素原子含有量(ESCA分析によ
る)は2.8at%であった。
【0014】本実施例で作製したディスク2のCNR
を、第1実施例と同等の条件で測定したところ、外部磁
界0(Oe)の時のCNRは43dB、300(Oe)
時のCNRは48dBであった。また、消去パワー10
mWのレーザ光を用いて記録・再生・消去動作を100
万回繰り返した検査においても、第1実施例のディスク
1と同様にCNRの低下は少なく、良好な信号品質が維
持されていた。
【0015】以下に、比較例を説明する。まず、上記第
1実施例に対応した第1比較例を示す。図3は、第1比
較例によるディスク3の構成を示す断面図である。第1
比較例では、記録層を磁性合金膜のみで構成し、且つ、
酸素原子を導入する処理を省略した。すなわち、TbF
eCoCrアモルファス合金からなる磁性合金膜33
(記録層35)を200オングストロームの厚さで成膜
した後、酸素ガス導入をせずに直ちに誘電体層36、反
射層37を積層し、他は上記第1実施例と同様の手順に
よりディスク3を作製した。記録層35の表層部におけ
る酸素原子含有量(ESCA分析による)は0at%で
あった。磁界変調評価機にて第1実施例と同じ条件でC
NRを測定したところ、外部磁界0(Oe)の時のCN
Rは18dB、300(Oe)時のCNRは30dBで
あった。本ディスク3はCNRが低く、磁界変調方式用
の記録媒体として使用しにくいものであった。
【0016】上記同様に第1実施例に対応した第2比較
例を説明する。第2比較例によるディスク4の構成を図
4に示す。第2比較例では、記録層を形成した後の酸素
原子導入の時間を長くした。すなわち、磁性合金膜43
及び金属膜44を積層して記録層45を形成した後、酸
素/Ar混合ガスを30秒間導入し、他は上記第1実施
例と同様の手順によりディスク4を作製した。記録層4
5の表層部における酸素原子含有量(ESCA分析によ
る)は7.0at%であった。磁界変調評価機により第
1実施例と同じ条件でCNRを測定したところ、外部磁
界0(Oe)の時のCNRは15dB、300(Oe)
時のCNRは25dBであった。本ディスク4について
も第1比較例のディスク3と同様にCNRが低く、磁界
変調方式用の記録媒体としては使用するのが困難なもの
であった。
【0017】続いて、第2実施例に対応した第3比較例
を説明する。図5は、第3比較例によるディスク5の構
成を示す断面図である。第3比較例では、第2実施例に
おける磁性合金膜及び金属膜のそれぞれを厚くして記録
層を構成した。すなわち、アモルファス合金からなる磁
性合金膜53aを250オングストローム、Al金属膜
54aを50オングストロームで積層した後、酸素/A
r混合ガスを導入して酸素原子を含有させ、さらに、厚
さ250オングストロームの磁性合金膜53bと厚さ1
0オングストロームのAl金属膜54bを積層した後、
酸素/Ar混合ガスを導入した。これにより形成された
記録層55の総膜厚は600オングストロームであっ
た。基板51、誘電体層52,56、反射層57などの
他の部材については、上記第2実施例と同様の手順によ
り形成した。記録層55の表層部における酸素原子含有
量(ESCA分析による)は5.0at%であった。
【0018】磁界変調評価機を用いて第2実施例と同じ
条件でCNRを測定したところ、外部磁界0(Oe)の
時のCNRは10dB、300(Oe)時のCNRは2
0dBであった。本ディスク5については、CNRが低
過ぎるために、磁界変調方式用の記録媒体としては使用
不可能なものであった。
【0019】上述したことから分るように、第1及び第
2実施例のように、記録層をアモルファス合金からなる
磁性合金膜と、酸化され易い金属からなる金属膜とを所
定の厚さで積層して構成し、且つ、適度な条件で酸素/
Ar混合ガスを導入させた場合は、記録層に適量の酸素
原子が含有され、結果として、磁界変調方式用として好
ましい記録媒体が得られる。それに対して、金属膜を形
成せず磁性合金膜のみで記録層を構成した場合(第1比
較例)や、酸素/Ar混合ガスを過度に導入させた場合
(第2比較例)、もしくは、記録層を過剰に厚く形成し
た場合(第3比較例)には、得られたディスクは、磁界
変調方式用の記録媒体として使用することができない。
【0020】以上、本発明の実施例を説明したが、上記
構成に限られるものではなく、様々な変形が可能であ
る。ディスク基板11,21としては、ポリカーボネー
ト樹脂の他、ガラスあるいは、アクリル、エポキシ、ア
モルファスオレフィン等の透明プラスチックを用いるこ
とができる。また、記録層15,25は、スパッタリン
グなどにより希土類遷移金属アモルファス合金膜を成膜
した後、50オングストローム以下、望ましくは20オ
ングストローム以下の層厚で、Cr,Mo,Ti,Z
r,Al,Gaなどの群の中の一つ、もしくは複数から
なる金属膜を形成すればよい。
【0021】記録層を構成するにあたり、第1実施例で
は、磁性合金膜と金属膜をそれぞれ一つずつ積層し、第
2実施例では2つずつを積層したが、磁性合金膜上に金
属膜が形成され、且つ、所定の膜厚であれば、その組み
合わせが何つ積層されているかを限定するものではな
い。なお、膜厚の条件については、記録層の総膜厚が5
00オングストローム以下、望ましくは400オングス
トローム以下であればよい。
【0022】記録層の表層部に含有される酸素原子の量
は、0.1at%以上10at%以下の範囲、好ましく
は0.2at%〜5at%(ESCA分析による)が含
有されていればよい。酸素原子の導入方法としては、上
記のように記録層形成後に、酸素ガスと不活性ガスとの
混合ガスを導入する方法の他、ガスとして酸素ガスもし
くは大気を用いる方法や、酸素分圧下でスパッタリング
する方法などを用いてもよく、さらには、製造環境など
考慮して他の方法を用いてもよい。
【0023】ディスクの記録特性については、外部磁界
0〜300(Oe)の作用下で、35dB以上のCNR
が得られること、好ましくは外部磁界0〜200(O
e)の作用下で、40dB以上のCNRが得られればよ
い。さらに、外部磁界の強度によるCNRの幅につい
て、
【0024】
【数1】
【0025】の式を満足すればよく、さらには、上記式
の範囲が0.05以上0.3以下の範囲内であれば、磁
界変調方式用の記録媒体として、より好ましいものにな
る。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の光磁気ディスクは、低磁界下で
のCNRが大きく、且つ、0磁界下でのCNRと、飽和
したCNRとの差が小さい。さらに、記録・再生・消去
動作の繰り返しに対する耐久性も優れており、高い信号
品質を恒常的に維持できる。これにより、磁界変調方式
に対して望ましい特性を有する記録媒体が提供でき、し
かも、製造手順が簡素なので、量産化に応じることが可
能である。一方、本発明の光磁気ディスクを用いる装置
には、大型の磁気ヘッドを備える必要がなくなるので、
装置の小型化及び軽量化が図れ、CNR幅が小さいこと
により処理の高速化も実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による光磁気ディスクの断
面構成図である。
【図2】本発明の第2実施例による光磁気ディスクの断
面構成図である。
【図3】第1比較例による光磁気ディスクの断面構成図
である。
【図4】第2比較例による光磁気ディスクの断面構成図
である。
【図5】第3比較例による光磁気ディスクの断面構成図
である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 光磁気ディスク 11 基板 12 誘電体層 13 アモルファス磁性合金膜 14 金属膜 15 記録層 16 誘電体層 17 反射層 21 基板 22 誘電体層 23a,23b アモルファス磁性合金膜 24a,24b 金属膜 25 記録層 26 誘電体層 27 反射層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、第一の誘電体層と、記録
    層と、第二の誘電体層と、反射層とを積層してなる光磁
    気ディスクにおいて、 前記記録層は、希土類遷移金属アモルファス合金よりな
    る磁性合金膜と、酸素原子を含有する金属膜とを積層し
    てなり、前記金属膜の総膜厚が50オングストローム以
    下であり、且つ、前記記録層の層厚が500オングスト
    ローム以下であることを特徴とする光磁気ディスク。
JP26977992A 1992-09-11 1992-09-11 光磁気ディスク Pending JPH0696480A (ja)

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Effective date: 20010417