JPH0696703B2 - ゼオライト−サンゴ粉系組成物 - Google Patents
ゼオライト−サンゴ粉系組成物Info
- Publication number
- JPH0696703B2 JPH0696703B2 JP4174646A JP17464692A JPH0696703B2 JP H0696703 B2 JPH0696703 B2 JP H0696703B2 JP 4174646 A JP4174646 A JP 4174646A JP 17464692 A JP17464692 A JP 17464692A JP H0696703 B2 JPH0696703 B2 JP H0696703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zeolite
- coral powder
- coral
- calcined
- powder composition
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌改良剤等として有
用なゼオライト−サンゴ粉系組成物に関するものであ
る。
用なゼオライト−サンゴ粉系組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゼオライトは農業、園芸分野および土地
整備の分野(たとえばゴルフ場の整備)等において土壌
改良剤として広く使用されている。ゼオライトは陽イオ
ン交換容量が大きく、一般にその値は50meq/10
0g以上、良質のゼオライトでは約150meq/10
0gにも達する。しかもゼオライトは土壌中で非常に安
定で、陽イオン交換容量は低下しない。ゼオライトはそ
の結晶構造中の細孔の大きさがアンモニウムおよびカリ
ウムイオンとほぼ一致する。したがって、この両イオン
がゼオライトに吸着されて細孔内にはまり込むと放出さ
れにくくなり、そしてこの理由によって窒素とカリウム
の肥効率が向上するといわれている。
整備の分野(たとえばゴルフ場の整備)等において土壌
改良剤として広く使用されている。ゼオライトは陽イオ
ン交換容量が大きく、一般にその値は50meq/10
0g以上、良質のゼオライトでは約150meq/10
0gにも達する。しかもゼオライトは土壌中で非常に安
定で、陽イオン交換容量は低下しない。ゼオライトはそ
の結晶構造中の細孔の大きさがアンモニウムおよびカリ
ウムイオンとほぼ一致する。したがって、この両イオン
がゼオライトに吸着されて細孔内にはまり込むと放出さ
れにくくなり、そしてこの理由によって窒素とカリウム
の肥効率が向上するといわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながらゼオラ
イトは、陰イオンである燐酸イオンを吸着する能力がほ
とんどなく、この点の改善が強く望まれている。一方、
天然サンゴの焼成粉が高い燐酸イオン能を有し、しかも
土壌改良剤として使用する場合に、通常の炭酸カルシウ
ムにみられるような種々の欠点を有しない。しかしなが
ら、天然サンゴは比較的高価であり、そのために使用分
野が限られている。意外にも、ゼオライトに比較的少量
の焼成サンゴ粉を混合することによって、窒素およびカ
リウムの肥効率のみならず燐酸の肥効率の向上効果の予
想外に大なるゼオライト−サンゴ粉組成物が得られるこ
とが今や発見された。
イトは、陰イオンである燐酸イオンを吸着する能力がほ
とんどなく、この点の改善が強く望まれている。一方、
天然サンゴの焼成粉が高い燐酸イオン能を有し、しかも
土壌改良剤として使用する場合に、通常の炭酸カルシウ
ムにみられるような種々の欠点を有しない。しかしなが
ら、天然サンゴは比較的高価であり、そのために使用分
野が限られている。意外にも、ゼオライトに比較的少量
の焼成サンゴ粉を混合することによって、窒素およびカ
リウムの肥効率のみならず燐酸の肥効率の向上効果の予
想外に大なるゼオライト−サンゴ粉組成物が得られるこ
とが今や発見された。
【0004】
【発明の構成】本発明は、ゼオライト15−85重量%
と焼成サンゴ粉85−15重量%とを含有することを特
徴とするゼオライト−サンゴ粉系組成物に関するもので
ある。好ましくは、本組成物中のゼオライトの含有量は
60−80重量%であり、焼成サンゴ粉の含有量は40
−20重量%である。本組成物は、前記のごとく土壌改
良剤として非常に有利に使用でき、窒素、カリウムおよ
び燐酸の肥効率向上効果が顕著である。さらにまた、本
組成物はイオン交換剤として種々の分野において有利に
使用できる。本発明の組成物に使用されるゼオライト
は、品質の良好なゼオライトであることが好ましい。好
適なゼオライトの一例として、山形県板谷産のゼオライ
トについて述べれば、その概略組成は、SiO2=6
7.85、Al2O3=10.76、Fe2O3=0.
40、MgO=0.18、CaO=0.70、Na2O
=2.45、K2O=2.72、強熱減量5.54、水
分4.47(%)であり、陽イオン交換容量は164m
eq/乾土100gである。
と焼成サンゴ粉85−15重量%とを含有することを特
徴とするゼオライト−サンゴ粉系組成物に関するもので
ある。好ましくは、本組成物中のゼオライトの含有量は
60−80重量%であり、焼成サンゴ粉の含有量は40
−20重量%である。本組成物は、前記のごとく土壌改
良剤として非常に有利に使用でき、窒素、カリウムおよ
び燐酸の肥効率向上効果が顕著である。さらにまた、本
組成物はイオン交換剤として種々の分野において有利に
使用できる。本発明の組成物に使用されるゼオライト
は、品質の良好なゼオライトであることが好ましい。好
適なゼオライトの一例として、山形県板谷産のゼオライ
トについて述べれば、その概略組成は、SiO2=6
7.85、Al2O3=10.76、Fe2O3=0.
40、MgO=0.18、CaO=0.70、Na2O
=2.45、K2O=2.72、強熱減量5.54、水
分4.47(%)であり、陽イオン交換容量は164m
eq/乾土100gである。
【0005】焼成サンゴ粉は天然造礁サンゴ化石を焼成
したものであって、アラゴナイト型結晶構造を有し、生
サンゴや乾燥サンゴに比較して水に一層溶け易く、溶解
速度も早く、たとえば、純水180mlにサンゴを5g
入れ、1時間放置した場合の溶解量は、焼成サンゴ2.
1、乾燥サンゴ1.8、生サンゴ1.4(mg)であ
る。焼成サンゴの細片を顕微鏡で見ると、10−50ミ
クロンの小孔が並び、蓮根の穴のように無数にすみずみ
まで開孔しており、極めて大きい表面積と水の透過性を
もっている。表面積の測定値は18.7m2で、石灰の
約10倍である。焼成サンゴ粉のCaCO3含有量は約
94.5−96.5%(CaO約52.9−54.0
%、Ca約37.8−38.6%)であり、他種成分の
含有量の概略値は、窒素0.02、燐0.13、カリウ
ム0.03、ナトリウム0.24、硫黄0.40、塩素
0.003、マグネシウム2.86、ケイ素0.1
(%)であり、微量成分含有量は、鉄173.0、銅
1.8、亜鉛4.8、モリブデン2.9、コバルト1
8.0、鉛22.6、ホウ素27.3、マンガン11.
1(ppm)である。焼成サンゴ粉のカリウム吸着量お
よび窒素吸着量は低い値であるが、燐酸イオン吸着量は
大きく、その測定値は26.5mg/gである。
したものであって、アラゴナイト型結晶構造を有し、生
サンゴや乾燥サンゴに比較して水に一層溶け易く、溶解
速度も早く、たとえば、純水180mlにサンゴを5g
入れ、1時間放置した場合の溶解量は、焼成サンゴ2.
1、乾燥サンゴ1.8、生サンゴ1.4(mg)であ
る。焼成サンゴの細片を顕微鏡で見ると、10−50ミ
クロンの小孔が並び、蓮根の穴のように無数にすみずみ
まで開孔しており、極めて大きい表面積と水の透過性を
もっている。表面積の測定値は18.7m2で、石灰の
約10倍である。焼成サンゴ粉のCaCO3含有量は約
94.5−96.5%(CaO約52.9−54.0
%、Ca約37.8−38.6%)であり、他種成分の
含有量の概略値は、窒素0.02、燐0.13、カリウ
ム0.03、ナトリウム0.24、硫黄0.40、塩素
0.003、マグネシウム2.86、ケイ素0.1
(%)であり、微量成分含有量は、鉄173.0、銅
1.8、亜鉛4.8、モリブデン2.9、コバルト1
8.0、鉛22.6、ホウ素27.3、マンガン11.
1(ppm)である。焼成サンゴ粉のカリウム吸着量お
よび窒素吸着量は低い値であるが、燐酸イオン吸着量は
大きく、その測定値は26.5mg/gである。
【0006】焼成サンゴ粉は前記のごとく多孔質であ
り、したがって土を柔らかくし、通気性を良くして排水
性を良くしながら保水性と保肥力を高め、特に燐酸の肥
効を高める。本発明の組成物は、ゼオライトと焼成サン
ゴ粉とを前記の比率で混合することによって容易に製造
できる。ゼオライトと焼成サンゴ粉との重量比は一般に
85:1ないし15:85、好ましくは80:20ない
し60:40であるが、通常は焼成サンゴ粉の配合量は
比較的少なくてよく、たとえばゼオライト3に対し焼成
サンゴ粉約1の割合で使用するだけで充分であり、換言
すれば、ゼオライトと焼成サンゴ粉との一層好ましい重
量比は一般に約75:25である。しかしながらこの混
合比は用途に応じて適宜変えることができる。
り、したがって土を柔らかくし、通気性を良くして排水
性を良くしながら保水性と保肥力を高め、特に燐酸の肥
効を高める。本発明の組成物は、ゼオライトと焼成サン
ゴ粉とを前記の比率で混合することによって容易に製造
できる。ゼオライトと焼成サンゴ粉との重量比は一般に
85:1ないし15:85、好ましくは80:20ない
し60:40であるが、通常は焼成サンゴ粉の配合量は
比較的少なくてよく、たとえばゼオライト3に対し焼成
サンゴ粉約1の割合で使用するだけで充分であり、換言
すれば、ゼオライトと焼成サンゴ粉との一層好ましい重
量比は一般に約75:25である。しかしながらこの混
合比は用途に応じて適宜変えることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明の組成物は、特に農業、園芸分野
および土地整備の分野(たとえばゴルフ場の整備)等に
おいて土壌改良剤として有利に使用できる。すなわち、
ゼオライト単独施用の場合には窒素とカリウムの肥効率
の向上は或程度達成されても、燐酸の肥効率の実質的な
向上は不可能であったが、本発明に従ってゼオライトに
比較的少量の焼成サンゴ粉を配合するだけで燐酸の肥効
率が予期以上に大きく向上することが見出されたのであ
る。かように、本発明の組成物は大なる実用的効果を奏
するものである。
および土地整備の分野(たとえばゴルフ場の整備)等に
おいて土壌改良剤として有利に使用できる。すなわち、
ゼオライト単独施用の場合には窒素とカリウムの肥効率
の向上は或程度達成されても、燐酸の肥効率の実質的な
向上は不可能であったが、本発明に従ってゼオライトに
比較的少量の焼成サンゴ粉を配合するだけで燐酸の肥効
率が予期以上に大きく向上することが見出されたのであ
る。かように、本発明の組成物は大なる実用的効果を奏
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 末雄 山形県米沢市大字板谷315番地 ジークラ イト株式会社内 (72)発明者 原田 龍次郎 神奈川県横浜市中区海岸通四丁目二十三番 地 株式会社ハラダサービス内
Claims (2)
- 【請求項1】 ゼオライト15−85重量%と焼成サン
ゴ粉85−15重量%とを含有することを特徴とするゼ
オライト−サンゴ粉系組成物。 - 【請求項2】 ゼオライトの含有量が60−80重量%
であり、焼成サンゴ粉の含有量が40−20重量%であ
る請求項1に記載のゼオライト−サンゴ粉系組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174646A JPH0696703B2 (ja) | 1992-05-23 | 1992-05-23 | ゼオライト−サンゴ粉系組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174646A JPH0696703B2 (ja) | 1992-05-23 | 1992-05-23 | ゼオライト−サンゴ粉系組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339568A JPH05339568A (ja) | 1993-12-21 |
| JPH0696703B2 true JPH0696703B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=15982237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174646A Expired - Lifetime JPH0696703B2 (ja) | 1992-05-23 | 1992-05-23 | ゼオライト−サンゴ粉系組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696703B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5594810B2 (ja) * | 2008-11-12 | 2014-09-24 | 学校法人金沢工業大学 | 無機系肥料および無機系肥料の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-23 JP JP4174646A patent/JPH0696703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05339568A (ja) | 1993-12-21 |
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