JPH0697221B2 - 有機質濃度の測定法およびその方法に使用する装置 - Google Patents
有機質濃度の測定法およびその方法に使用する装置Info
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- JPH0697221B2 JPH0697221B2 JP62120823A JP12082387A JPH0697221B2 JP H0697221 B2 JPH0697221 B2 JP H0697221B2 JP 62120823 A JP62120823 A JP 62120823A JP 12082387 A JP12082387 A JP 12082387A JP H0697221 B2 JPH0697221 B2 JP H0697221B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アルコールなどの有機質と特異的に反応す
る酵素の固定化膜を装着した酵素電極を利用したその有
機質の迅速定量法、およびその方法に使用する装置に関
する。
る酵素の固定化膜を装着した酵素電極を利用したその有
機質の迅速定量法、およびその方法に使用する装置に関
する。
従来、アルコールなどの有機質の濃度を酵素電極で測定
する方法および装置として、例えばアルコール飲料のア
ルコール濃度を測定するための前処理として試料の希釈
を行い、次いで、一定濃度の例えばアルコールに対する
定常電流値(すなわち、酵素反応の定常速度)を測定す
る方法、および試料の希釈後その定常電流値に達するま
での速度または加速度よりアルコール濃度を算出する方
法などが提案され、もしくは用いられている(Am.J.Eno
l.Vitic.Vol34、No.3(1983),173−175、Analytica C
himica Acta75(1975)169−180、日本醸造協会雑誌80
巻第3号(1985)206−207、Appl.Microbiol Biotechn
ol 19(1984)181−185、Biotechnology and Bioeng
ineering Vol25(1983)1049−1055、Annals New Yo
rk Academy of Sience Vol.434(1984)515−51
9)。
する方法および装置として、例えばアルコール飲料のア
ルコール濃度を測定するための前処理として試料の希釈
を行い、次いで、一定濃度の例えばアルコールに対する
定常電流値(すなわち、酵素反応の定常速度)を測定す
る方法、および試料の希釈後その定常電流値に達するま
での速度または加速度よりアルコール濃度を算出する方
法などが提案され、もしくは用いられている(Am.J.Eno
l.Vitic.Vol34、No.3(1983),173−175、Analytica C
himica Acta75(1975)169−180、日本醸造協会雑誌80
巻第3号(1985)206−207、Appl.Microbiol Biotechn
ol 19(1984)181−185、Biotechnology and Bioeng
ineering Vol25(1983)1049−1055、Annals New Yo
rk Academy of Sience Vol.434(1984)515−51
9)。
更に、酵素電極をフローセル中に設置し、常に一定流速
の緩衝液を流しておき、試料を希釈し、微量の試料をラ
イン中に注入して定常電流値を測定するフローインジェ
クション方法があり(Analyst、Vol、106(1981)1309
−1317)、また、希釈の必要のないフローインジェクシ
ョン装置(東亞電機製グルコースアナライザー)があ
る。
の緩衝液を流しておき、試料を希釈し、微量の試料をラ
イン中に注入して定常電流値を測定するフローインジェ
クション方法があり(Analyst、Vol、106(1981)1309
−1317)、また、希釈の必要のないフローインジェクシ
ョン装置(東亞電機製グルコースアナライザー)があ
る。
従来の有機質に対する定常電流値を測定する方法では、
定量できる範囲が数百ppm以内と狭く、通常の有機質濃
度測定では試料の希釈が必要である。また、希釈の必要
のない前記のフローインジェクション方法でも、小容量
の精密なセルおよび同セル内で液体を撹拌する微小スタ
ーラーを必要とするなどの問題がある。
定量できる範囲が数百ppm以内と狭く、通常の有機質濃
度測定では試料の希釈が必要である。また、希釈の必要
のない前記のフローインジェクション方法でも、小容量
の精密なセルおよび同セル内で液体を撹拌する微小スタ
ーラーを必要とするなどの問題がある。
この発明は、上述の背景に基づきなされたものであり、
その目的とするところは、試料の希釈などの前処理を必
要とせず、幅広い測定可能な濃度範囲を有し、しかも迅
速な測定ができる測定法およびその方法に使用する装置
を提供することである。
その目的とするところは、試料の希釈などの前処理を必
要とせず、幅広い測定可能な濃度範囲を有し、しかも迅
速な測定ができる測定法およびその方法に使用する装置
を提供することである。
本発明者らは、有機質濃度の定量分析方法について種々
の試験・研究を行った結果、酵素電極に常に一定流速の
緩衝液を流しておき微量の試料をライン中に注入し、注
入した試料の全量ではなく、そのうちの一部量を酵素電
極と反応させ、得られた応答電流積算値により酵素反応
に関与した有機質総量を計測して試料中の有機質濃度を
求めれば、発明の目的達成に有効であることを見出し、
この発明を完成するに至った。
の試験・研究を行った結果、酵素電極に常に一定流速の
緩衝液を流しておき微量の試料をライン中に注入し、注
入した試料の全量ではなく、そのうちの一部量を酵素電
極と反応させ、得られた応答電流積算値により酵素反応
に関与した有機質総量を計測して試料中の有機質濃度を
求めれば、発明の目的達成に有効であることを見出し、
この発明を完成するに至った。
この発明のアルコールなどの有機質の濃度を測定する装
置は、 (イ)緩衝液流の流入口、酵素電極および緩衝液流の排
出口とを有するフローセル部と、 (ロ)緩衝液を一定流速でフローセルの流入口に導管を
介して送液する送液装置と、 (ハ)フローセルと送液装置との間の導管に設けられた
一定量の有機質含有試料を注入する試料注入部と、 (ニ)フローセルと送液装置との間の導管内およびフロ
ーセル内の液温を一定温度に調整する温度制御装置と、 (ホ)注入された試料中の有機質を酵素電極で反応させ
て該酵素電極から生じた応答電流を検知して測定する計
測部と、 からなる有機質濃度測定装置において、該フローセル部
を、 (a)底部に緩衝液流の流入口を有するシリンダー状縦
型フローセル、 (b)該シリンダー状縦型フローセル内に嵌装された酵
素電極(ただし、この酵素電極はその外径がシリンダー
状縦型フローセルの内径に比べて十分大きくて、上記流
入口から流入してくる液流が、薄い層として該電極に沿
って流れるようにフローセル内壁との間の間隔を持って
おり、またこの電極はその下端に固定化酵素膜面を有し
ていて、この固定化酵素膜面が上記流入口から流入して
くる液流が垂直に当たるように、かつ上記流入口に接近
して臨むように配置してあるものとする)、(c)該フ
ローセルの内壁と酵素電極外壁とで画成され、上記流入
口から流入して該固定化酵素膜と接触したのちの該液流
が流通して行く排液室、 (d)該排液室の上方に設けられた排液口と、 で構成し、注入された試料中の有機質の一部量を酵素電
極で反応させてその応答電流を検知するようにするとと
もに、計測部でその積分値を計測するようにした構造と
することを特徴とする装置である。
置は、 (イ)緩衝液流の流入口、酵素電極および緩衝液流の排
出口とを有するフローセル部と、 (ロ)緩衝液を一定流速でフローセルの流入口に導管を
介して送液する送液装置と、 (ハ)フローセルと送液装置との間の導管に設けられた
一定量の有機質含有試料を注入する試料注入部と、 (ニ)フローセルと送液装置との間の導管内およびフロ
ーセル内の液温を一定温度に調整する温度制御装置と、 (ホ)注入された試料中の有機質を酵素電極で反応させ
て該酵素電極から生じた応答電流を検知して測定する計
測部と、 からなる有機質濃度測定装置において、該フローセル部
を、 (a)底部に緩衝液流の流入口を有するシリンダー状縦
型フローセル、 (b)該シリンダー状縦型フローセル内に嵌装された酵
素電極(ただし、この酵素電極はその外径がシリンダー
状縦型フローセルの内径に比べて十分大きくて、上記流
入口から流入してくる液流が、薄い層として該電極に沿
って流れるようにフローセル内壁との間の間隔を持って
おり、またこの電極はその下端に固定化酵素膜面を有し
ていて、この固定化酵素膜面が上記流入口から流入して
くる液流が垂直に当たるように、かつ上記流入口に接近
して臨むように配置してあるものとする)、(c)該フ
ローセルの内壁と酵素電極外壁とで画成され、上記流入
口から流入して該固定化酵素膜と接触したのちの該液流
が流通して行く排液室、 (d)該排液室の上方に設けられた排液口と、 で構成し、注入された試料中の有機質の一部量を酵素電
極で反応させてその応答電流を検知するようにするとと
もに、計測部でその積分値を計測するようにした構造と
することを特徴とする装置である。
この発明をより詳細に説明する。
有機質濃度測定法 この発明における被測定対象は、有機質含有試料であ
り、そのような有機質として、例えばアルコール、グル
コース、ガラクトース、乳酸などがある。また、この発
明において用いることのできる有機質含有試料として、
レギュラービール、その他特殊ビール、日本酒などの各
種アルコール飲料、糖や乳酸を含有する飲料などがあ
る。
り、そのような有機質として、例えばアルコール、グル
コース、ガラクトース、乳酸などがある。また、この発
明において用いることのできる有機質含有試料として、
レギュラービール、その他特殊ビール、日本酒などの各
種アルコール飲料、糖や乳酸を含有する飲料などがあ
る。
この発明において用いられる酵素電極は、被測定対象で
ある有機質と特異的選択的に反応する酵素が固定化され
たものであり、例えば、有機質がアルコールである場
合、酵素のアルコールオキシダーゼをDEAEセルロース膜
に固定し、白金電極上に装着し、さらにポリカーボネー
ト膜で覆って酵素電極の検知部を作成したものである。
この例では、酵素反応の生成物である過酸化水素の濃度
を電流値に変換することができる。この発明はこのアル
コールに関する例に限定されず、例えば、被対象がグル
コースであるとき、グルコースオキシターゼを酵素とし
て用いて、また、被対象がガラクトースであるとき、ガ
ラクトースオキシターゼを酵素として用いるなど、種々
の有機質の測定に応用できる。
ある有機質と特異的選択的に反応する酵素が固定化され
たものであり、例えば、有機質がアルコールである場
合、酵素のアルコールオキシダーゼをDEAEセルロース膜
に固定し、白金電極上に装着し、さらにポリカーボネー
ト膜で覆って酵素電極の検知部を作成したものである。
この例では、酵素反応の生成物である過酸化水素の濃度
を電流値に変換することができる。この発明はこのアル
コールに関する例に限定されず、例えば、被対象がグル
コースであるとき、グルコースオキシターゼを酵素とし
て用いて、また、被対象がガラクトースであるとき、ガ
ラクトースオキシターゼを酵素として用いるなど、種々
の有機質の測定に応用できる。
この発明の測定法における特徴の一つは、一定流速の緩
衝液流に注入された試料中の有機質の所定の一部量だけ
が酵素電極で反応し、反応により酵素電極から生じた応
答電流の積分値が計測され、その積分値に基いて有機質
濃度が算出されることである。このような特徴を発揮で
きる測定装置を次いで説明する。
衝液流に注入された試料中の有機質の所定の一部量だけ
が酵素電極で反応し、反応により酵素電極から生じた応
答電流の積分値が計測され、その積分値に基いて有機質
濃度が算出されることである。このような特徴を発揮で
きる測定装置を次いで説明する。
有機質濃度測定装置 この発明の測定装置を、装置例を概略的に図示する第1
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
この装置1は、シリンダー状縦型フローセル2と、この
フローセル2の内部に挿入された酵素電極3と、緩衝液
タンク4から緩衝液を導管5を介して酵素電極3の底部
流入口6に給液する送液装置(ポンプ)7と、一定量の
有機質含有試料を緩衝液流に注入するために導管5に設
けられた試料注入部8と、導管5およびフローセル2内
の液の温度を調整する制御装置(恒温槽)9と、酵素反
応により酵素電極3から生じた応答電流を検知してその
積分値を計測する計測部10とを備える。第2図にこの装
置例のフローセルおよび酵素電極との部分拡大断面図を
示す。第2図に示すように、このフローセルは、底部に
緩衝液流11のための流入口6を有し、上部に排液口12を
有し、この酵素電極3は、下端に固定化酵素膜13を備
え、この固定化酵素膜13の下面が前記流入口6の上方に
配置されるようにフローセル2の内部に挿入されてい
る。また、フローセル2の内壁と酵素電極3の外壁で区
画された排液室14を有し、その排液室の上方に排液口12
が設けられている。
フローセル2の内部に挿入された酵素電極3と、緩衝液
タンク4から緩衝液を導管5を介して酵素電極3の底部
流入口6に給液する送液装置(ポンプ)7と、一定量の
有機質含有試料を緩衝液流に注入するために導管5に設
けられた試料注入部8と、導管5およびフローセル2内
の液の温度を調整する制御装置(恒温槽)9と、酵素反
応により酵素電極3から生じた応答電流を検知してその
積分値を計測する計測部10とを備える。第2図にこの装
置例のフローセルおよび酵素電極との部分拡大断面図を
示す。第2図に示すように、このフローセルは、底部に
緩衝液流11のための流入口6を有し、上部に排液口12を
有し、この酵素電極3は、下端に固定化酵素膜13を備
え、この固定化酵素膜13の下面が前記流入口6の上方に
配置されるようにフローセル2の内部に挿入されてい
る。また、フローセル2の内壁と酵素電極3の外壁で区
画された排液室14を有し、その排液室の上方に排液口12
が設けられている。
この発明の装置のフローセルは縦型であり、好ましくは
少容量のものである。緩衝液の流速、試料注入量などに
より異なるが、例えば、緩衝液の流速5ml/分、試料注入
量5μのとき、酵素電極外径14.4mmφ、流入口径1mm
φであれば、フローセル内径14.6〜15.4mmφ、流入口か
ら電極までの距離1〜4mmとすることができる。
少容量のものである。緩衝液の流速、試料注入量などに
より異なるが、例えば、緩衝液の流速5ml/分、試料注入
量5μのとき、酵素電極外径14.4mmφ、流入口径1mm
φであれば、フローセル内径14.6〜15.4mmφ、流入口か
ら電極までの距離1〜4mmとすることができる。
この発明では、一定流速の緩衝液流を固定化酵素膜面に
当てて酵素電極に給液し、直ちに排液する系であって、
この給液前の緩衝液流に有機質含有試料を注入すると、
有機質が緩衝液と均一に混合し緩衝液と共に固定化酵素
膜面に確実かつ均一に当たる、この固定化酵素膜面には
その有機質と特異的選択的に反応する酵素が存在するの
で、流れてきた有機質がその面で酵素と反応し、生じた
生成物が例えば、酸化性物質であるときは酸化還元電極
で応答電流として検知される。この発明において、緩衝
液流を酵素電極に給液すると共に直ちに排液するので、
注入した有機質の全量ではなく、そのうちの一定割合の
みが酵素と反応する。排液はそのままセルと酵素電極の
隙間を通って排液室に流れ込み、安定した流れとして排
液口から排出される。検知された応答電流は、酵素反応
の反応速度に相当し、従来この電流値のピーク値から濃
度を計測していたが、この発明において得られた応答電
流の積算値より酵素反応に関与した有機質の総量を求
め、さらに注入した試料中の有機質濃度を算出する。こ
れは、その積分値が試料中の有機質の濃度と直線関係に
あるからである。
当てて酵素電極に給液し、直ちに排液する系であって、
この給液前の緩衝液流に有機質含有試料を注入すると、
有機質が緩衝液と均一に混合し緩衝液と共に固定化酵素
膜面に確実かつ均一に当たる、この固定化酵素膜面には
その有機質と特異的選択的に反応する酵素が存在するの
で、流れてきた有機質がその面で酵素と反応し、生じた
生成物が例えば、酸化性物質であるときは酸化還元電極
で応答電流として検知される。この発明において、緩衝
液流を酵素電極に給液すると共に直ちに排液するので、
注入した有機質の全量ではなく、そのうちの一定割合の
みが酵素と反応する。排液はそのままセルと酵素電極の
隙間を通って排液室に流れ込み、安定した流れとして排
液口から排出される。検知された応答電流は、酵素反応
の反応速度に相当し、従来この電流値のピーク値から濃
度を計測していたが、この発明において得られた応答電
流の積算値より酵素反応に関与した有機質の総量を求
め、さらに注入した試料中の有機質濃度を算出する。こ
れは、その積分値が試料中の有機質の濃度と直線関係に
あるからである。
この発明の装置により、この発明の動作・作用を説明す
る。
る。
送液装置(ポンプ7)により緩衝液を、導管を介してフ
ローセル2の流入口6に一定流速で給液し、フローセル
内に流入させる。その緩衝液は、その下方の流入口6か
らその上方にある酵素電極の固定化酵素膜面に確実かつ
均一に当り、直ちに排液される。排液はそのままセルと
酵素電極の隙間を通って排液質14に流れ込み、排液口か
ら排出されることにより安定した流れが形成される。フ
ローセルと送液装置との間の導管に設けられた試料注入
部8から一定量の有機質含有試料が緩衝液流に注入さ
れ、その有機質は緩衝液と混合されて固定化酵素膜面13
に到達し、前記の方法について説明した様に、注入され
た有機質の一部とだけ酵素と反応し、注入した試料中の
有機質濃度が算出される。
ローセル2の流入口6に一定流速で給液し、フローセル
内に流入させる。その緩衝液は、その下方の流入口6か
らその上方にある酵素電極の固定化酵素膜面に確実かつ
均一に当り、直ちに排液される。排液はそのままセルと
酵素電極の隙間を通って排液質14に流れ込み、排液口か
ら排出されることにより安定した流れが形成される。フ
ローセルと送液装置との間の導管に設けられた試料注入
部8から一定量の有機質含有試料が緩衝液流に注入さ
れ、その有機質は緩衝液と混合されて固定化酵素膜面13
に到達し、前記の方法について説明した様に、注入され
た有機質の一部とだけ酵素と反応し、注入した試料中の
有機質濃度が算出される。
この発明の濃度測定法およびその装置によって、次の効
果を得ることができる。
果を得ることができる。
(a) 緩衝液流に微量の試料を直接に注入するので、
定量できる例えばアルコール濃度範囲が0〜25%と大き
く広がり、試料の希釈操作が必要でなくなり、従って、
いわゆる、オンライン型の有機質のセンサとして用いる
ことができる。
定量できる例えばアルコール濃度範囲が0〜25%と大き
く広がり、試料の希釈操作が必要でなくなり、従って、
いわゆる、オンライン型の有機質のセンサとして用いる
ことができる。
(b) 応答電流の積分値が試料中の有機質の濃度と良
好な直線関係にあるために、精度良くしかも迅速に有機
質を測定できる。
好な直線関係にあるために、精度良くしかも迅速に有機
質を測定できる。
この発明を、以下の例によって具体的に説明する。
実施例1 DEAEセルロース膜(ワットマン厚み120μm)にアルコ
ールオキシダーゼ溶液を含浸させてリン酸緩衝液で洗浄
した膜にポリカーボネート膜(野村マイクロサイエンス
製nuclepore membrane、孔径0.03μm、厚み5μm)で
覆った固定化酵素膜と、H2O2電極(東亜電波工業製、PS
−115C)とを、第2図に示す様に組立て第1図に示す様
に装置を組立てた。
ールオキシダーゼ溶液を含浸させてリン酸緩衝液で洗浄
した膜にポリカーボネート膜(野村マイクロサイエンス
製nuclepore membrane、孔径0.03μm、厚み5μm)で
覆った固定化酵素膜と、H2O2電極(東亜電波工業製、PS
−115C)とを、第2図に示す様に組立て第1図に示す様
に装置を組立てた。
0.1Mリン酸緩衝液を、流速5.2ml/分で緩衝液タンクから
導管を介してフローセルに流しておき、試料測定に先立
ち濃度既知の標準エタノール溶液を試料注入部(インジ
ェクター)から注入し標準の電流積分値を求める。この
標準値から以後の試料の電流積分値を比例計算にて換算
し、試料のアルコール濃度を算出する。
導管を介してフローセルに流しておき、試料測定に先立
ち濃度既知の標準エタノール溶液を試料注入部(インジ
ェクター)から注入し標準の電流積分値を求める。この
標準値から以後の試料の電流積分値を比例計算にて換算
し、試料のアルコール濃度を算出する。
レギュラービール(キリンビール製、ライトビール)を
試料として下記の測定条件でそのビールのアルコール濃
度を測定した。また、正確なアルコール濃度の測定法と
して確立されている蒸溜法により平行して試料のアルコ
ール濃度を測定した。この発明による方法から得た値を
測定値、蒸溜法により得た値を真値として、第1表にそ
の結果を示す。
試料として下記の測定条件でそのビールのアルコール濃
度を測定した。また、正確なアルコール濃度の測定法と
して確立されている蒸溜法により平行して試料のアルコ
ール濃度を測定した。この発明による方法から得た値を
測定値、蒸溜法により得た値を真値として、第1表にそ
の結果を示す。
測定条件 流 速 5.2m/分 温 度 20.0℃ pH 8.00(0.1Mリン酸緩衝液) 注入量 5μ 実施例2〜11 第1表に示す試料を用いた以外、実施例1を同様に測定
した。その結果を第1表に示す。
した。その結果を第1表に示す。
上記の結果からいずれの場合も測定誤差は、アルコール
濃度で±0.1%であった。
濃度で±0.1%であった。
また、応答時間は、5〜6分以内であった。
第1図はこの発明の方法に使用できる測定装置例の概要
を示す説明図、第2図は第1図のフローセルおよび酵素
電極を示す部分断面図である。 1……測定装置、2……フローセル、3……酵素電極、
4……緩衝液タンク、5……導管、6……流入口、7…
…ポンプ、8……試料注入部(インジェクター)、9…
…恒温槽、10……計測部、11……緩衝液流、12……排液
口、13……固定化酵素膜、14……排液室
を示す説明図、第2図は第1図のフローセルおよび酵素
電極を示す部分断面図である。 1……測定装置、2……フローセル、3……酵素電極、
4……緩衝液タンク、5……導管、6……流入口、7…
…ポンプ、8……試料注入部(インジェクター)、9…
…恒温槽、10……計測部、11……緩衝液流、12……排液
口、13……固定化酵素膜、14……排液室
Claims (2)
- 【請求項1】(イ)緩衝液の流入口、酵素電極および緩
衝液の排出口を有するフローセル部と、 (ロ)緩衝液を一定流速でフローセルの流入口に導管を
介して送液する送液装置と、 (ハ)フローセルと送液装置との間の導管に設けられた
一定量の有機質含有試料を注入する試料注入部と、 (ニ)フローセルと送液装置との間の導管内およびフロ
ーセル内の液温を一定温度に調整する温度制御装置と、 (ホ)注入された試料中の有機質を酵素電極で反応させ
て該酵素電極から生じた応答電流を検知して測定する計
測部と、 からなる有機質濃度測定装置において、該フローセル部
および計測部を、下記の部材によって構成したことを特
徴とする有機質濃度測定装置。 (a)底部に試料含有緩衝液からなる被験液の流入口を
有するシリンダー状縦型フローセル、 (b)該シリンダー状縦型フローセル内に嵌装された酵
素電極(ただし、この酵素電極はその外径がシリンダー
状縦型フローセルの内径に比べて十分大きくて、上記流
入口から流入してくる液流が、薄い層として該電極に沿
って流れるようにフローセル内壁との間の間隔を持って
おり、またこの電極はその下端に固定化酵素膜面を有し
ていて、この固定化酵素膜面が上記流入口から流入して
くる液流が垂直に当たるように、かつ上記流入口に近接
して臨むように配置してあるものとする)、(c)該フ
ローセルの内壁と酵素電極外壁とで画成され、上記流入
口から流入して該固定化酵素膜と接触したのちの該液流
が流通して行く排液室、 (d)該排液室の上方に設けられた排液口、 (e)被験液流中の有機質の一部量を酵素電極で反応さ
せることにより生じる応答電流を検知するとともに、そ
の積分値を計測するようにした計測部。 - 【請求項2】下記の有機質濃度測定装置を使用して試料
中の有機質濃度を測定することからなり、試料を含んだ
被験液を該フローセルの被験液流入口から十分速い速度
で流入させて固定化酵素膜面に当てた後、直ちに排液室
に流出させることを特徴とする、有機質濃度の測定方
法。 有機質濃度測定装置 (イ)緩衝液の流入口、酵素電極および緩衝液の排出口
を有するフローセル部と、 (ロ)緩衝液を一定流速でフローセルの流入口に導管を
介して送液する送液装置と、 (ハ)フローセルと送液装置との間に導管に設けられた
一定量の有機質含有試料を注入する試料注入部と、 (ニ)フローセルと送液装置との間の導管内およびフロ
ーセル内の液温を一定温度に調整する温度制御装置と、 (ホ)注入された試料中の有機質を酵素電極で反応させ
て該酵素電極から生じた応答電流を検知して測定する計
測部と、 からなる有機質濃度測定装置において、該フローセル部
および計測部を、下記の部材によって構成してなる有機
質濃度測定装置。 (a)底部に試料含有緩衝液からなる被験液の流入口を
有するシリンダー状縦型フローセル、 (b)該シリンダー状縦型フローセル内に嵌装された酵
素電極(ただし、この酵素電極はその外径がシリンダー
状縦型フローセルの内径に比べて十分大きくて、上記流
入口から流入してくる液流が、薄い層として該電極に沿
って流れるようにフローセル内壁との間の間隔を持って
おり、またこの電極はその下端に固定化酵素膜面を有し
ていて、この固定化酵素膜面が上記流入口から流入して
くる液流が垂直に当たるように、かつ上記流入口に近接
して臨むように配置してあるものとする)、(c)該フ
ローセルの内壁と酵素電極外壁とで画成され、上記流入
口から流入して該固定化酵素膜と接触したのちの該液流
が流通して行く排液室、 (d)該排液室の上方に設けられた排液口、 (e)被験液流中の有機質の一部量を酵素電極で反応さ
せることにより生じる応答電流を検知するとともに、そ
の積分値を計測するようにした計測部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62120823A JPH0697221B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 有機質濃度の測定法およびその方法に使用する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62120823A JPH0697221B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 有機質濃度の測定法およびその方法に使用する装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63285459A JPS63285459A (ja) | 1988-11-22 |
| JPH0697221B2 true JPH0697221B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=14795846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62120823A Expired - Lifetime JPH0697221B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 有機質濃度の測定法およびその方法に使用する装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0697221B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109490274B (zh) * | 2019-01-04 | 2023-06-09 | 齐鲁工业大学 | 一种用于研究酶在皮革中单向传质的实验装置及使用方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5784346A (en) * | 1980-11-15 | 1982-05-26 | Toyobo Co Ltd | Measuring apparatus of body liquid component |
| JPS5998359U (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-03 | 株式会社日立製作所 | 酵素利用分析計 |
| JPS59195556U (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-26 | 日新電機株式会社 | 微生物膜順化用フロ−セル |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP62120823A patent/JPH0697221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63285459A (ja) | 1988-11-22 |
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