JPH0697275A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0697275A
JPH0697275A JP4248257A JP24825792A JPH0697275A JP H0697275 A JPH0697275 A JP H0697275A JP 4248257 A JP4248257 A JP 4248257A JP 24825792 A JP24825792 A JP 24825792A JP H0697275 A JPH0697275 A JP H0697275A
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JP
Japan
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type
substrate
region
semiconductor
semiconductor device
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Withdrawn
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JP4248257A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsuda
裕昭 松田
Toshio Okuni
壽夫 大國
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板上に複数の半導体素子を有する半
導体装置において、特に高温状態での各半導体素子間の
相互干渉を防ぎ、かつ高耐圧を実現する。 【構成】 本発明の半導体装置は、p型基板1の上面に
溝4によりトレンチアイソレーションされたnpn型ト
ランジスタ10及びpnp型トランジスタ20が設けら
れ、npn型トランジスタ10のn+ 型埋込コレクタ3
とp型基板1との間にn- 型バッファ領域2が形成され
ている。このn- 型バッファ領域2において空乏層が広
がるので、耐圧が高くなり、またそのことによりp型基
板1の不純物濃度を高くできるので、npn型トランジ
スタ10またはpnp型トランジスタ20とp型基板1
との間のリーク電流が減少し、両トランジスタ10、2
0間の相互干渉が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の半導体素子が同
一基板上に配置された半導体装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、LSI等の半導体装置において
は、多数の半導体素子が同一平面上に配置されており、
その各半導体素子間は電気的に絶縁されている。もしそ
うでなければ、各半導体素子間に不要な電流が流れるな
どして相互干渉が起こり、誤動作をおこしてしまうから
である。このような各半導体素子間の電気的分離手段の
1つとして、pn接合アイソレーションが広く知られて
いる。
【0003】pn接合アイソレーションは、各半導体素
子間の相互作用を防ぐために、各半導体素子間に不純物
拡散により分離領域を設け、この分離領域とその分離領
域に隣接する領域との間のpn接合を逆方向バイアスす
ることによって電気的分離をするものである。
【0004】しかしながら、pn接合アイソレーション
は、半導体装置の高集積化に伴い、以下のような問題が
生じる。すなわち、半導体装置内の各半導体素子間の電
気的分離を保証するためには、その集積密度にかかわら
ず各半導体素子に対して一定の領域を確保しなくてはな
らない。従って、集積密度が高くなるにつれて、半導体
装置全体に対する電気的分離のための領域が相対的に増
大し、実質的な動作を行う半導体素子を形成する面積が
減少するので、高集積化の妨げとなってしまう。
【0005】また、pn接合アイソレーションは、pn
接合の不完全さのために流れる漏れ電流、空乏層にかか
る電界により発生する生成電流、及びp領域の少数キャ
リアである電子及びn領域の少数キャリアである正孔が
それぞれ相手の領域に拡散することによって生じる拡散
電流等のため、完全な電気的分離は困難である。
【0006】このような点を考慮した電気的分離の手段
の1つとして、トレンチアイソレーションが知られてい
る。トレンチアイソレーションは、各半導体素子間に細
い溝(trench)を掘り、その溝を酸化シリコンま
たは酸化シリコンとポリシリコンで埋めることにより電
気的分離を行うものである。
【0007】図8は、半導体素子間をトレンチアイソレ
ーションにより分離した、従来の半導体装置の一構成例
である。同図において、破線の左側にnpn型トランジ
スタ30が形成され、右側にpnp型トランジスタ40
が形成されている。npn型トランジスタ30側では、
p型基板11の表面部にn+ 型埋込コレクタ31が形成
されている。そして、そのn+ 型埋込コレクタ31及び
p型基板11の上面には、n- 型エピタキシャル層12
が形成されている。n- 型エピタキシャル層12の表面
部には、所定の深さでp型ベース領域32が選択的に形
成され、そのp型ベース領域32内の表面部に同領域よ
り浅くn+ 型エミッタ領域33が形成されている。ま
た、n- 型エピタキシャル層12の表面部でp型ベース
領域32から所定間隔を隔てた位置にn+ 型コレクタコ
ンタクト領域34が形成されている。
【0008】さらに、上記領域が形成されたn- 型エピ
タキシャル層12の表面には、シリコン酸化膜からなる
絶縁膜14が形成されている。そして、その絶縁膜14
にそれぞれ設けられたコンタクトホールを介して、p型
ベース領域32、n+ 型エミッタ領域33、及びn+
コレクタコンタクト領域34の表面に接続して、アルミ
ニウム等から成るベース電極35、エミッタ電極36、
及びコレクタ電極37が形成されている。
【0009】一方、図8の右側部分に示したpnp型ト
ランジスタ40は、p型基板11の上面にn- 型エピタ
キシャル層12’が形成されている。このn- 型エピタ
キシャル層12’は、pnp型トランジスタ40のベー
ス領域となる。そして、n-型エピタキシャル層12’
の表面部には、p+ 型エミッタ領域41、n+ 型ベース
コンタクト領域42、及びp+ 型コレクタ領域43がそ
れぞれ所定間隔を隔てて形成されている。
【0010】さらに、上記領域が形成されているn-
エピタキシャル層12’の表面にも、絶縁膜14が形成
されている。そして、その絶縁膜14にそれぞれ設けら
れたコンタクトホールを介して、p+ 型エミッタ領域4
1、n+ 型ベースコンタクト領域42、及びp+ 型コレ
クタ領域43の表面に接続してアルミニウム等から成る
エミッタ電極44、ベース電極45、及びコレクタ電極
46が形成されている。
【0011】そして、このnpn型トランジスタ30と
pnp型トランジスタ40との間の位置、つまりn-
エピタキシャル層12、12’間には、それらの表面か
らp型基板11に達するように垂直に溝13が形成され
ており、その溝13は酸化シリコンや酸化シリコンとポ
リシリコン等の絶縁物で埋められている。
【0012】上述のようにして形成された溝13による
トレンチアイソレーションにおいては、その溝13が絶
縁物で満たされているので、各半導体素子間の溝13の
幅を細くしても良好な電気的分離が得られる。従って、
この溝13を細く形成することにより、半導体装置全体
に対する電気的分離のための領域の割合が小さくなり、
高密度に集積された半導体装置が実現できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示し
た従来の半導体装置においては、npn型トランジスタ
30とpnp型トランジスタ40との間を電気的に分離
するために、n- 型エピタキシャル層12、12’の表
面からp型基板11にまで垂直方向に溝13が形成され
ている。従って、npn型トランジスタ30のコレクタ
領域であるn- 型エピタキシャル層12とpnp型トラ
ンジスタ40のベース領域であるn- 型エピタキシャル
層12’との間の電気的分離は、極めて良好であり、両
トランジスタ30、40が直接相互干渉することはな
い。
【0014】これに対して、例えば、npn型トランジ
スタ30のコレクタ領域であるn-型エピタキシャル層
12及びn+ 型埋込コレクタ31と、p型基板11との
間は、pn接合となっている。このpn接合の部分にも
溝13に相当する溝を形成して絶縁物で埋めることが電
気的分離の点からすれば望ましいが、水平方向に溝を形
成することは、製造工程を複雑にし、かつ品質面での課
題も残っているため、現在のところほとんど行われてい
ない。従って、トレンチアイソレーションにより半導体
素子間を電気的に分離した半導体装置においても、半導
体素子と半導体基板との間はpn接合により電気的分離
が行われていることが多い。以下に、この半導体素子と
半導体基板との間のpn接合部で生じる問題点について
述べる。
【0015】図8に示した従来の半導体装置は、その動
作時に、例えばnpn型トランジスタ30において、常
にp型基板11の電位をn+ 型埋込コレクタ31及びn
- 型エピタキシャル層12の電位よりも低くし、その間
のpn接合を逆方向バイアス状態とすることによりnp
n型トランジスタ30をp型基板11から電気的に分離
している。しかし、この逆方向バイアス状態のpn接合
においては、pn接合の不完全さによる漏れ電流、空乏
層にかかる電界により発生する生成電流、及びp型基板
11の少数キャリアである電子及びn- 型エピタキシャ
ル層12とn+型埋込コレクタ31の少数キャリアであ
る正孔がそれぞれ相手の領域に拡散することによって生
じる拡散電流等が流れる。(以降、これらの電流をリー
ク電流と呼ぶことにする。)このリーク電流の大きさ
は、pn接合をしている両導電型の半導体領域の不純物
濃度と温度に依存し、それらの不純物濃度が低いほど、
また温度が高いほどそのリーク電流が大きくなることが
知られている。従って、npn型トランジスタ30とp
型基板11の間のリーク電流の大部分は、不純物濃度の
低いn- 型エピタキシャル層12とp型基板11との間
を流れ、不純物濃度の高いn+ 型埋込コレクタ31とp
型基板11との間はほとんど流れない。
【0016】ここで、n+ 型埋込コレクタ31及びn-
型エピタキシャル層12をエミッタ、p型基板11をベ
ース、n- 型エピタキシャル層12’をコレクタとした
寄生npn型トランジスタを考える。もし、前述のリー
ク電流、つまりn+ 型埋込コレクタ31及びn- 型エピ
タキシャル層12からp型基板11へ流れ込む電流があ
る一定の値よりも大きくなると、その寄生npn型トラ
ンジスタがオン状態となる。すなわち、n+ 型埋込コレ
クタ31及びn- 型エピタキシャル層12からp型基板
11を介してn- 型エピタキシャル層12’へ電流が流
れ、npn型トランジスタ30とpnp型トランジスタ
40とが相互干渉をするので、隣接するトランジスタ3
0、40の動作が不正確になってしまう。
【0017】特に、高温状態においてはこのリーク電流
が増加するので、極端な場合、p型ベース領域32、n
- 型エピタキシャル層12、p型基板11、及びn-
エピタキシャル層12’からなるpnpn接合が寄生サ
イリスタとなりラッチアップしてしまう恐れもある。
【0018】このように、隣接するトランジスタ30、
40間の相互干渉の原因は、p型基板11を介して流れ
るリーク電流であるが、このリーク電流を減少させる手
段として、p型基板11の不純物濃度を制御することが
考えられる。すなわち、pn接合を逆方向バイアスした
時のリーク電流の大きさは、そのpn接合両側の半導体
領域の不純物濃度が高いほど小さくなるので、p型基板
11の不純物濃度を高くすることによりリーク電流を小
さくするものである。
【0019】しかしながら、リーク電流を小さくするた
めにp型基板11の不純物濃度を高くすると、そのp型
基板11は不純物濃度が高いn+ 型埋込コレクタ31と
pn接合しているので、その間に逆方向バイアスをかけ
たときに形成される空乏層は非常に薄くなる。従って、
p型基板11、n+ 型埋込コレクタ31間のpn接合に
おいて、ツエナー降伏によるブレイクダウンが起こりや
すくなり、耐圧が低下してしまうので、p型基板11の
不純物濃度を高めることによりリーク電流を減少させる
には限界があった。
【0020】以上のように、各半導体素子間をトレンチ
アイソレーションにより電気的に分離した半導体装置で
あっても、特にリーク電流が大きくなる高温状態におい
て、半導体素子間の相互干渉の防止と半導体装置の高耐
圧化を両立させることは困難であった。
【0021】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、特に高温状態において、半導体基板上に形
成された各半導体素子間の相互干渉を防ぎ、かつ高耐圧
である半導体装置を実現することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1の導電型の半導体基板上に、各々がトレンチアイソ
レーションされた複数の半導体素子を有し、その複数の
半導体素子のうち少なくとも1つが第2の導電型の埋込
半導体領域を有しており、前記半導体基板と前記埋込半
導体領域との間に、第1または第2の導電型の低濃度半
導体領域を形成する。
【0023】
【作用】本発明においては、半導体基板上に設けられた
半導体素子の埋込半導体領域とその半導体基板との間に
低濃度半導体領域を形成することにより、半導体基板と
埋込半導体領域の間で逆方向バイアスをかけたときに上
記低濃度半導体領域に空乏層が広がるので、高耐圧化が
実現できる。
【0024】また、上述のように低濃度半導体領域に空
乏層が広がるので、半導体基板の不純物濃度を高くする
ことができ、半導体素子と半導体基板との間のリーク電
流は減少する。従って、半導体素子間の相互干渉は小さ
くなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施例である、
各半導体素子間がトレンチアイソレーションにより電気
的に分離された半導体装置の断面構成図である。尚、図
1と従来例を示した図8において同一符号が記されてい
る領域は、同一領域を示している。また、本実施例の半
導体素子としては、npn型トランジスタ10及びpn
p型トランジスタ20を用いて説明する。
【0026】図1に示した本発明の一実施例と図8に示
した従来例との構成の差異は、本実施例においてp型基
板1とn+ 型埋込コレクタ3とが直接接触していないこ
とである。すなわち、図1において、p型基板1の上面
にはn- 型バッファ領域2が形成されており、そのn-
型バッファ領域2の表面部にn+ 型埋込コレクタ3が形
成されている。また、n+ 型埋込コレクタ3の端部が溝
4まで達しているので、n- 型バッファ領域2とn-
エピタキシャル層12とが接触することもない。
【0027】次に、図2〜図6の製造工程図を参照しな
がら、図1に示した半導体装置の構成を説明する。ま
ず、図2に示すように、表面を機械的及び化学的に研磨
されたp型基板1の表面に、n- 型バッファ領域2を形
成する。このn- 型バッファ領域2の形成は、エピタキ
シャル成長あるいは拡散によりおこなわれる。
【0028】次に、n- 型バッファ領域2の表面をO2
やH2 Oの高温雰囲気中で酸化してシリコン酸化膜を形
成し、その酸化膜の一部をフォトリソグラフィにより除
去する。そして、そのシリコン酸化膜が選択的に形成さ
れているシリコン基板1を、不活性ガスか真空中で10
00〜1300℃に加熱しておき、適当な不純物(例え
ばSb)の蒸気に接触させる。すると、シリコン酸化膜
を選択的に除去した部分から不純物がn- 型バッファ領
域2の内部に拡散していき、図3に示すように、n+
埋込コレクタ3が形成される。この後、シリコン酸化膜
を除去する。
【0029】シリコン酸化膜が除去されたn- 型バッフ
ァ領域2及びn+ 型埋込コレクタ3の表面には、図4に
示すように、エピタキシャル成長によりn- 型エピタキ
シャル層12を形成する。
【0030】次に、図5に示すように、n- 型エピタキ
シャル層12の表面からn- 型バッファ領域2を貫通
し、p型基板1に達する溝4(trench)をそれぞ
れ所定間隔を隔てて形成する。このとき、溝4はn+
埋込コレクタ3の端部を削るように形成される。この溝
4の幅は、例えば1μmと非常に細く形成することがで
きる。そして、溝4,4間の領域に対して1つの半導体
素子が形成されるようになる。また、この溝4によって
- 型バッファ領域2及びn- 型エピタキシャル層12
は複数の領域に分離されるが、本実施例においては2つ
の領域のみを示し、n+ 型埋込コレクタ3が形成されて
いる側を領域2,12とし、他の側を2’,12’と区
別する。さらに、溝4は酸化シリコンまたは酸化シリコ
ンとポリシリコン等の絶縁物によって埋められる。
【0031】次に、図6に示すように、n- 型エピタキ
シャル層12表面部にp型ベース領域32を選択的に形
成し、n- 型エピタキシャル層12’表面部にp+ 型エ
ミッタ領域41及びp+ 型コレクタ領域43を所定間隔
を隔てて形成する。さらに、p型ベース領域32内表面
部に、p型ベース領域32よりも浅くn+ 型エミッタ領
域33を形成する。これらの領域32,33,41,及
び43の形成 は、シリコン酸化膜の形成、フォトリソ
グラフィによるシリコン酸化膜の選択的な除去、及び不
純物の拡散の繰り返しによって形成される。
【0032】図1に戻る。図2〜図6においては図面を
見やすくするために示さなかったが、n- 型エピタキシ
ャル層12の表面部にはさらにn+ 型コレクタコンタク
ト領域34を形成し、n- 型エピタキシャル層12’の
表面部にはn+ 型ベースコンタクト領域42を、それぞ
れ同様な拡散により形成する。
【0033】この後、上記領域が形成されているn-
エピタキシャル層12,12’の表面に、一様にシリコ
ン酸化膜14を形成する。そして、p型ベース領域3
2、n + 型エミッタ領域33、及びn+ 型コレクタコン
タクト領域34の各表面においてコンタクトホールとし
てシリコン酸化膜14をフォトリソグラフィにより選択
的に除去し、それぞれにアルミニウム等から成るベース
電極35、エミッタ電極36及びコレクタ電極37を蒸
着する。一方、p+ 型エミッタ領域41、n+ 型ベース
コンタクト領域42及びp+ 型コレクタ領域43の各表
面にも同様に、それぞれにアルミニウム等から成るエミ
ッタ電極44、ベース電極45、及びコレクタ電極46
を蒸着する。このようにして、p型基板1上にnpn型
トランジスタ10及びpnp型トランジスタ20が、溝
4によって分離されて形成される。
【0034】次に、p型基板1の上面に形成されたn-
型バッファ領域2について、図1とともに説明する。こ
のn- 型バッファ領域2を形成することにより、n+
埋込コレクタ3とp型基板1とが直接接触することがな
くなる。すなわち、npn型トランジスタ10とp型基
板1との間のpn接合は、n- 型バッファ領域2とp型
基板1との接合によってなされる。従って、このpn接
合が逆方向バイアスされたとき、例えばリーク電流を減
少させるためにp型基板1の不純物濃度を高くしても、
- 型バッファ領域2に空乏層が広がるので、ツエナー
降伏等に対する耐圧は高くなる。
【0035】図7に、n- 型バッファ領域2の厚さ(図
1においてWで示してある)をパラメータとしたとき
の、n- 型バッファ領域2の不純物濃度と、pn接合で
の降伏電圧との関係を示す。同図において、n- 型バッ
ファ領域2を挟むn+ 型領域及びp+ 型領域は、それぞ
れn+ 型埋込コレクタ3及びp型基板1であり、降伏電
圧の値はシリコンでのものである。図7より明らかなよ
うに、n- 型バッファ領域2の不純物濃度が高くなるに
つれて降伏電圧が低下するが、その厚さWを増加させれ
ば降伏電圧は高くなる。従って、p型基板1の不純物濃
度を高くしても、n- 型バッファ領域2を適当な不純物
濃度と厚さで形成することにより、所望の降伏電圧、す
なわち耐圧を得ることができる。
【0036】一方、このpn接合におけるリーク電流の
大きさは、n- 型バッファ領域2及びp型基板1それぞ
れの不純物濃度に依存するが、本実施例においてはp型
基板1の不純物濃度を高くすることができるので、n-
型バッファ領域2が形成されておらず、前述の理由によ
りp型基板11の不純物濃度を高くすることができなか
った従来の構成に比べて、そのリーク電流が小さくな
る。従って、高温状態においてリーク電流が増加する場
合でも、npn型トランジスタ10とpnp型トランジ
スタ20との間の相互干渉を極めて小さくすることがで
きる。
【0037】尚、図1に示した実施例においては、n+
型埋込コレクタ3とp型基板1との間にn- 型バッファ
領域2を形成したが、このn- 型バッファ領域2に代え
てp - 型バッファ領域を形成する構成であってもよい。
また、半導体素子を形成する半導体基板の導電型はp型
基板に限定されることはなく、n型基板であってもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体基板と半導体基板上に設けられた半導体素子の埋
込領域との間に不純物濃度が低い半導体領域を形成する
ことにより、半導体素子と半導体基板との間の耐圧が高
くなり、かつ各半導体素子間の相互干渉が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、各半導体素子間がト
レンチアイソレーションにより分離された半導体装置の
断面構成図である。
【図2】図1に示した半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図3】図1に示した半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図4】図1に示した半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図5】図1に示した半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図6】図1に示した半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図7】2つの導電型の高濃度半導体領域に挟まれた低
濃度半導体領域の、厚さ及び不純物濃度と、降伏電圧と
の関係を示す図である。
【図8】各半導体装置がトレンチアイソレーションによ
り分離された、従来の半導体装置の一例を示す断面構成
図である。
【符号の説明】
1 p型基板 2 n- 型バッファ領域 3 n+ 型埋込コレクタ 4 溝(trench) 10 npn型トランジスタ 20 pnp型トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の半導体基板に各々がトレ
    ンチアイソレーションされた複数の半導体素子を有し、
    該複数の半導体素子のうち少なくとも1つが第2の導電
    型の埋込半導体領域を有している半導体装置において、 前記半導体基板と前記埋込半導体領域との間に第1また
    は第2の導電型の低濃度半導体領域を有することを特徴
    とする半導体装置。
JP4248257A 1992-09-17 1992-09-17 半導体装置 Withdrawn JPH0697275A (ja)

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