JPH0697515A - 極低温断熱容器 - Google Patents
極低温断熱容器Info
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- JPH0697515A JPH0697515A JP4272522A JP27252292A JPH0697515A JP H0697515 A JPH0697515 A JP H0697515A JP 4272522 A JP4272522 A JP 4272522A JP 27252292 A JP27252292 A JP 27252292A JP H0697515 A JPH0697515 A JP H0697515A
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- heat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変動磁界中にさらされても渦電流損失を小さ
くでき、しかも冷却性能を改善する。 【構成】 電気抵抗が大きくしかも熱伝導率も大きい高
抵抗非金属材層4aと、電気抵抗の大きい金属構造材層
4bとを接合した複合材とで、熱シールド板4を形成す
る。
くでき、しかも冷却性能を改善する。 【構成】 電気抵抗が大きくしかも熱伝導率も大きい高
抵抗非金属材層4aと、電気抵抗の大きい金属構造材層
4bとを接合した複合材とで、熱シールド板4を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超電導コイルなどの
被冷却物を納める極低温断熱容器に関するものである。
被冷却物を納める極低温断熱容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば「低温工学ハンドブック」
(内田老鶴圃新社発行、307ページ)に示された従来
の極低温断熱容器を示す断面図であり、図において、1
は被冷却物としての超電導コイル、2は超電導コイル1
を納める内容器、3は超電導コイル1を冷却するための
冷媒液としての液体ヘリウム、4は内容器2の周囲を囲
った銅あるいはアルミニウムよりなる熱シールド板であ
る。
(内田老鶴圃新社発行、307ページ)に示された従来
の極低温断熱容器を示す断面図であり、図において、1
は被冷却物としての超電導コイル、2は超電導コイル1
を納める内容器、3は超電導コイル1を冷却するための
冷媒液としての液体ヘリウム、4は内容器2の周囲を囲
った銅あるいはアルミニウムよりなる熱シールド板であ
る。
【0003】また、5は内容器2および熱シールド板4
を真空空間に保持するための外容器、6aは第1の真空
空間、6bは第2の真空空間、7は液体ヘリウム3など
を給排気するためのサービスポート、8は内容器2や熱
シールド板4を断熱的に支持するための支持構造体、9
はサーマルアンカ部である。
を真空空間に保持するための外容器、6aは第1の真空
空間、6bは第2の真空空間、7は液体ヘリウム3など
を給排気するためのサービスポート、8は内容器2や熱
シールド板4を断熱的に支持するための支持構造体、9
はサーマルアンカ部である。
【0004】次に動作について説明する。まず、上記の
ような極低温断熱容器に関し、内容器2の熱負荷の要因
には熱伝導,熱対流,熱放射の3つがある。このうち、
熱対流については第1,第2の真空空間6a,6bを設
けることにより回避できる。一方、熱伝導成分はサービ
スポート7および支持構造体8からのものが存在する。
そして熱放射成分としては熱シールド板4からのものが
存在する。従って、これら熱伝導,熱放射の2つの成分
を極力減らすことが重要になる。
ような極低温断熱容器に関し、内容器2の熱負荷の要因
には熱伝導,熱対流,熱放射の3つがある。このうち、
熱対流については第1,第2の真空空間6a,6bを設
けることにより回避できる。一方、熱伝導成分はサービ
スポート7および支持構造体8からのものが存在する。
そして熱放射成分としては熱シールド板4からのものが
存在する。従って、これら熱伝導,熱放射の2つの成分
を極力減らすことが重要になる。
【0005】次に、上記熱シールド板4の働きについ
て、詳しく説明する。まず、内容器2を第1の真空空間
6aを介して囲むように、熱シールド板4を設け、これ
を積極的に冷却する。これにより内容器2への熱放射量
をかなり低減することができる。
て、詳しく説明する。まず、内容器2を第1の真空空間
6aを介して囲むように、熱シールド板4を設け、これ
を積極的に冷却する。これにより内容器2への熱放射量
をかなり低減することができる。
【0006】例えば、もし熱シールド板4を液体窒素で
冷却したとすると、熱シールド板4を設けなかった場合
に比べ熱放射量を(78/300)4 =0.5%程度に
できる。これは熱放射量が放射面温度の4乗に比例する
ためである。
冷却したとすると、熱シールド板4を設けなかった場合
に比べ熱放射量を(78/300)4 =0.5%程度に
できる。これは熱放射量が放射面温度の4乗に比例する
ためである。
【0007】従って、熱シールド板4の影響は極めて大
きく、熱シールド板4の設置は重要な断熱技術であるこ
とがわかる。熱シールド板4は液体窒素だけでなく、蒸
発ヘリウムガスや冷凍機により冷却されることもある。
きく、熱シールド板4の設置は重要な断熱技術であるこ
とがわかる。熱シールド板4は液体窒素だけでなく、蒸
発ヘリウムガスや冷凍機により冷却されることもある。
【0008】さて、熱シールド板4用材料として要求さ
れる基本的な性質は、熱伝導率が大きいことである。つ
まり、外容器5などからの熱負荷を直ちに液体窒素,ガ
スヘリウム,冷凍機などに伝え、しかも、熱シールド板
4自身を均一温度に保つ必要がある。このことから、通
常熱シールド材4としては銅あるいはアルミニウムが用
いられている。
れる基本的な性質は、熱伝導率が大きいことである。つ
まり、外容器5などからの熱負荷を直ちに液体窒素,ガ
スヘリウム,冷凍機などに伝え、しかも、熱シールド板
4自身を均一温度に保つ必要がある。このことから、通
常熱シールド材4としては銅あるいはアルミニウムが用
いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の極低温断熱容器
は以上のように構成されているので、超電導コイル1を
交流運転あるいはパルス運転して使用するケースが増え
る状況では、超電導コイル1が変動磁界中にさらされる
ことにより熱シールド板4内に渦電流が励起され、この
渦電流によりジュール熱が生じるなどの問題点があっ
た。
は以上のように構成されているので、超電導コイル1を
交流運転あるいはパルス運転して使用するケースが増え
る状況では、超電導コイル1が変動磁界中にさらされる
ことにより熱シールド板4内に渦電流が励起され、この
渦電流によりジュール熱が生じるなどの問題点があっ
た。
【0010】一般に渦電流は電気抵抗が小さい程大きく
なり、また渦電流発熱は(渦電流)2 ×(抵抗)で与え
られることから、電気抵抗が小さいほど大きな渦電流発
熱となる。従って、従来の銅やアルミニウムによる熱シ
ールド板では、超電導コイルを交流あるいはパルス運転
する場合に渦電流による発熱が大きくなり、熱シールド
板として有利な働きができなくなるなどの問題点があっ
た。
なり、また渦電流発熱は(渦電流)2 ×(抵抗)で与え
られることから、電気抵抗が小さいほど大きな渦電流発
熱となる。従って、従来の銅やアルミニウムによる熱シ
ールド板では、超電導コイルを交流あるいはパルス運転
する場合に渦電流による発熱が大きくなり、熱シールド
板として有利な働きができなくなるなどの問題点があっ
た。
【0011】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、超電導コイルを交流運転
あるいはパルス運転するような場合であっても、熱シー
ルド板の渦電流損失を小さく抑え、優れた断熱性能を確
保できる極低温断熱容器を得ることを目的とする。
消するためになされたもので、超電導コイルを交流運転
あるいはパルス運転するような場合であっても、熱シー
ルド板の渦電流損失を小さく抑え、優れた断熱性能を確
保できる極低温断熱容器を得ることを目的とする。
【0012】請求項2の発明は高抵抗非金属材層と金属
構造材層とが熱収縮によって互いに剥離するのを防止で
きる極低温断熱容器を得ることを目的とする。
構造材層とが熱収縮によって互いに剥離するのを防止で
きる極低温断熱容器を得ることを目的とする。
【0013】請求項3の発明は高抵抗非金属材層の熱負
荷の大きい部位における冷却効率を高めることができる
極低温断熱容器を得ることを目的とする。
荷の大きい部位における冷却効率を高めることができる
極低温断熱容器を得ることを目的とする。
【0014】請求項4の発明は高抵抗非金属材層を経済
的かつ容易に金属構造材層に取り付けることができる極
低温断熱容器を得ることを目的とする。
的かつ容易に金属構造材層に取り付けることができる極
低温断熱容器を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る極
低温断熱容器は、熱シールド板を、高熱伝導率を有する
高抵抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構造
としたものである。
低温断熱容器は、熱シールド板を、高熱伝導率を有する
高抵抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構造
としたものである。
【0016】請求項2の発明に係る極低温断熱容器は、
熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層
および一部に伸縮部を有する金属構造材層からなる複合
構造としたものである。
熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層
および一部に伸縮部を有する金属構造材層からなる複合
構造としたものである。
【0017】請求項3の発明に係る極低温断熱容器は、
熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層
および一部に高熱伝導性金属を取り付けた金属構造材層
からなる複合構造としたものである。
熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層
および一部に高熱伝導性金属を取り付けた金属構造材層
からなる複合構造としたものである。
【0018】請求項4の発明に係る極低温断熱容器は、
熱シールド板を、複数枚に分割された高熱伝導率を有す
る高抵抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構
造としたものである。
熱シールド板を、複数枚に分割された高熱伝導率を有す
る高抵抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構
造としたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における極低温断熱容器は、超
電導コイルを交流運転あるいはパルス運転する場合であ
っても、高電気抵抗である熱シールド板により渦電流損
失を小さく抑え、しかも、熱シールド板本来の熱的性能
をも満足させる。
電導コイルを交流運転あるいはパルス運転する場合であ
っても、高電気抵抗である熱シールド板により渦電流損
失を小さく抑え、しかも、熱シールド板本来の熱的性能
をも満足させる。
【0020】請求項2の発明における極低温断熱容器
は、金属構造材層の伸縮部によりこれの熱収縮を吸収
し、相互が剥離するのを防止する。
は、金属構造材層の伸縮部によりこれの熱収縮を吸収
し、相互が剥離するのを防止する。
【0021】請求項3の発明における極低温断熱容器
は、高熱伝導性金属によって、高抵抗非金属材層の一部
に大きく作用する熱負荷を吸収して、高い冷却効率が得
られるようにする。
は、高熱伝導性金属によって、高抵抗非金属材層の一部
に大きく作用する熱負荷を吸収して、高い冷却効率が得
られるようにする。
【0022】請求項4の発明における極低温断熱容器
は、高抵抗非金属材層を複数枚に分割したものを使うこ
とで、これらを経済的かつ容易に金属構造材層に取り付
けられるようにする。
は、高抵抗非金属材層を複数枚に分割したものを使うこ
とで、これらを経済的かつ容易に金属構造材層に取り付
けられるようにする。
【0023】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、1は被冷却物としての
超電導コイル、2は超電導コイル1を納める内容器、3
は超電導コイル1を冷却するための冷媒液としての液体
ヘリウムである。
ついて説明する。図1において、1は被冷却物としての
超電導コイル、2は超電導コイル1を納める内容器、3
は超電導コイル1を冷却するための冷媒液としての液体
ヘリウムである。
【0024】また、4は内容器2の周囲を囲った複合物
よりなる熱シールド板、4aは熱シールド板4のうちの
高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層として用いられる
炭化けい素系セラミック層、4bは熱シールド板4のう
ちのステンレススティールなどの金属構造材層、4cは
炭化けい素系セラミック層4aと金属構造材層4bとを
接合する接着層である。
よりなる熱シールド板、4aは熱シールド板4のうちの
高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層として用いられる
炭化けい素系セラミック層、4bは熱シールド板4のう
ちのステンレススティールなどの金属構造材層、4cは
炭化けい素系セラミック層4aと金属構造材層4bとを
接合する接着層である。
【0025】さらに、5は内容器2および熱シールド板
4をそれぞれ第1の真空空間6aおよび第2の真空空間
6bに保持するための外容器、7は液体ヘリウム3など
を給排気するためのサービスポート、8は内容器2や熱
シールド板4を断熱的に支持するための支持構造体、9
はサーマルアンカ部である。
4をそれぞれ第1の真空空間6aおよび第2の真空空間
6bに保持するための外容器、7は液体ヘリウム3など
を給排気するためのサービスポート、8は内容器2や熱
シールド板4を断熱的に支持するための支持構造体、9
はサーマルアンカ部である。
【0026】次に動作について説明する。このように構
成された極低温断熱容器に関する基本的な断熱動作は従
来例と同様であり、熱対流については、上記真空空間6
a,6bの設置により回避でき、熱伝導および熱放射は
熱シールド板4を設けることで、内容器2への熱放射量
を低減することができる。ただ、熱シールド板4として
高抵抗かつ高熱伝導の炭化けい素系セラミック層4aを
使用することにより、磁界が時間的に大きく変動するよ
うな交流運転あるいはパルス運転に対して、渦電流の発
生を小さくすることができるのである。
成された極低温断熱容器に関する基本的な断熱動作は従
来例と同様であり、熱対流については、上記真空空間6
a,6bの設置により回避でき、熱伝導および熱放射は
熱シールド板4を設けることで、内容器2への熱放射量
を低減することができる。ただ、熱シールド板4として
高抵抗かつ高熱伝導の炭化けい素系セラミック層4aを
使用することにより、磁界が時間的に大きく変動するよ
うな交流運転あるいはパルス運転に対して、渦電流の発
生を小さくすることができるのである。
【0027】しかし、実施例のような炭化けい素系セラ
ミック層4aだけではさまざまな形状をした熱シールド
板4には適用しにくいため、これを母材ともいうべきス
テンレススティールなどの金属構造材層4bに対し、接
着層4cにより接合している。
ミック層4aだけではさまざまな形状をした熱シールド
板4には適用しにくいため、これを母材ともいうべきス
テンレススティールなどの金属構造材層4bに対し、接
着層4cにより接合している。
【0028】なお、上記実施例では、高抵抗非金属材料
に炭化けい素系セラミックを用いたが、チッ化けい素系
セラミック、酸化マグネシウム系セラミック、あるいは
繊維強化プラスチックであっても良く、また、金属構造
材層4bとしてもステンレススティールだけでなく、そ
の他の金属構造材を任意に選択して利用できる。
に炭化けい素系セラミックを用いたが、チッ化けい素系
セラミック、酸化マグネシウム系セラミック、あるいは
繊維強化プラスチックであっても良く、また、金属構造
材層4bとしてもステンレススティールだけでなく、そ
の他の金属構造材を任意に選択して利用できる。
【0029】実施例2.図2はこの発明の他の実施例を
示す。これは上記ステンレススティールなどの金属構造
材層4bに波打ち形などの凹凸状部10を伸縮部として
設けたものである。このように構成された極低温断熱容
器の熱シールド板4の働きは、図1における実施例につ
いて説明したのと同様である。ところが、炭化けい素系
セラミック層4aと金属構造材層4bとの熱収縮率が違
うため、単純にこれらを接着しただけでは、冷却した時
に互いに剥離してしまう。
示す。これは上記ステンレススティールなどの金属構造
材層4bに波打ち形などの凹凸状部10を伸縮部として
設けたものである。このように構成された極低温断熱容
器の熱シールド板4の働きは、図1における実施例につ
いて説明したのと同様である。ところが、炭化けい素系
セラミック層4aと金属構造材層4bとの熱収縮率が違
うため、単純にこれらを接着しただけでは、冷却した時
に互いに剥離してしまう。
【0030】そこで、上記金属構造材層4bに熱収縮の
違いを吸収できる干渉機構としての凹凸状部10を設け
ることにより、上記剥離を防止することができる。
違いを吸収できる干渉機構としての凹凸状部10を設け
ることにより、上記剥離を防止することができる。
【0031】実施例3.図3はこの発明のさらに他の実
施例を示す。これは熱シールド板4を構成する炭化けい
素系セラミック層4a上の一部に、高熱伝導性金属とし
ての銅製の薄板11を接合したものである。非金属材料
では、いくら高熱伝導率を有するといっても、銅あるい
はアルミニウムに比べれば小さく、従って熱負荷が大き
い場合や局所的に大きい箇所がある場合などは、十分な
冷却性能が確保できない。
施例を示す。これは熱シールド板4を構成する炭化けい
素系セラミック層4a上の一部に、高熱伝導性金属とし
ての銅製の薄板11を接合したものである。非金属材料
では、いくら高熱伝導率を有するといっても、銅あるい
はアルミニウムに比べれば小さく、従って熱負荷が大き
い場合や局所的に大きい箇所がある場合などは、十分な
冷却性能が確保できない。
【0032】そこで、熱負荷の大きい例えばサーマルア
ンカ部9や支持構造体8の近辺に上記のような銅製の薄
板11を高熱伝導性金属として用いることにより、熱シ
ールド機能を十分に確保することができる。しかも、施
工している面積が小さいことから、渦電流損失を小さく
抑えることができる。ここで用いる上記金属板として
は、銅,アルミニウムのほか、金,銀,あるいは黄銅で
あってもよい。
ンカ部9や支持構造体8の近辺に上記のような銅製の薄
板11を高熱伝導性金属として用いることにより、熱シ
ールド機能を十分に確保することができる。しかも、施
工している面積が小さいことから、渦電流損失を小さく
抑えることができる。ここで用いる上記金属板として
は、銅,アルミニウムのほか、金,銀,あるいは黄銅で
あってもよい。
【0033】実施例4.図4はこの発明の別の実施例を
示す。これは炭化けい素系セラミック層4aを大きな一
枚の板材として製作することが極めて難しいため、これ
を複数に分割したものを母材となる金属構造材層4bに
対して接合して、熱シールド板4としたものである。こ
れにより、この熱シールド板4および断熱容器の低コス
ト化を図ることができる。
示す。これは炭化けい素系セラミック層4aを大きな一
枚の板材として製作することが極めて難しいため、これ
を複数に分割したものを母材となる金属構造材層4bに
対して接合して、熱シールド板4としたものである。こ
れにより、この熱シールド板4および断熱容器の低コス
ト化を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属
材層および金属構造材層からなる複合構造としたので、
良好な熱シールド特性を確保でき、しかも変動磁界にさ
らされても渦電流損失の小さい極低温断熱容器とするこ
とができるものが得られる効果がある。
ば、熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属
材層および金属構造材層からなる複合構造としたので、
良好な熱シールド特性を確保でき、しかも変動磁界にさ
らされても渦電流損失の小さい極低温断熱容器とするこ
とができるものが得られる効果がある。
【0035】また、請求項2の発明によれば、熱シール
ド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層および一
部に伸縮部を有する金属構造材層からなる複合構造とし
たので、高抵抗非金属材層と金属構造材層とからなる複
合構造物の熱収縮率の違いによる剥離を防止できるもの
が得られる効果がある。
ド板を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層および一
部に伸縮部を有する金属構造材層からなる複合構造とし
たので、高抵抗非金属材層と金属構造材層とからなる複
合構造物の熱収縮率の違いによる剥離を防止できるもの
が得られる効果がある。
【0036】請求項3の発明によれば、熱シールド板
を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層および一部に
高熱伝導性金属を取り付けた金属構造材層からなる複合
構造としたので、例えばサーマルアンカ部のように局所
的に大きな熱負荷がある場合であっても、この部分に熱
伝導性の金属を接合することで、十分な熱シールド特性
を発揮できるものが得られる効果がある。
を、高熱伝導率を有する高抵抗非金属材層および一部に
高熱伝導性金属を取り付けた金属構造材層からなる複合
構造としたので、例えばサーマルアンカ部のように局所
的に大きな熱負荷がある場合であっても、この部分に熱
伝導性の金属を接合することで、十分な熱シールド特性
を発揮できるものが得られる効果がある。
【0037】さらに、請求項4の発明によれば、熱シー
ルド板を、複数枚に分割された高熱伝導率を有する高抵
抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構造とし
たので、大きな熱シールド板あるいは複雑な形状のシー
ルド板であっても、これを容易かつローコストに形成で
きるものが得られる効果がある。
ルド板を、複数枚に分割された高熱伝導率を有する高抵
抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構造とし
たので、大きな熱シールド板あるいは複雑な形状のシー
ルド板であっても、これを容易かつローコストに形成で
きるものが得られる効果がある。
【図1】請求項1の発明の一実施例による極低温断熱容
器を示す断面図である。
器を示す断面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による極低温断熱容
器を示す断面図である。
器を示す断面図である。
【図3】請求項3の発明の一実施例による極低温断熱容
器を示す断面図である。
器を示す断面図である。
【図4】請求項4の発明の一実施例による極低温断熱容
器を示す断面図である。
器を示す断面図である。
【図5】従来の極低温断熱容器を示す断面図である。
1 超電導コイル(被冷却物) 2 内容器 3 液体ヘリウム(冷媒液) 4 熱シールド板 4a 炭化けい素系セラミック層(高抵抗非金属材層) 4b 金属構造材層 5 外容器 6a 第1の真空空間 6b 第2の真空空間 10 伸縮部(凹凸状部) 11 薄板(高熱伝導性金属)
Claims (4)
- 【請求項1】 極低温に冷却する被冷却物を浸漬した冷
媒液を収容する内容器と、該内容器を第1の真空空間を
介して囲む熱シールド板と、該熱シールド板を第2の真
空空間を介して囲む外容器とを備えた極低温断熱容器に
おいて、上記熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵
抗非金属材層および金属構造材層からなる複合構造とし
たことを特徴とする極低温断熱容器。 - 【請求項2】 極低温に冷却する被冷却物を浸漬した冷
媒液を収容する内容器と、該内容器を第1の真空空間を
介して囲む熱シールド板と、該熱シールド板を第2の真
空空間を介して囲む外容器とを備えた極低温断熱容器に
おいて、上記熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵
抗非金属材層および一部に伸縮部を有する金属構造材層
からなる複合構造としたことを特徴とする極低温断熱容
器。 - 【請求項3】 極低温に冷却する被冷却物を浸漬した冷
媒液を収容する内容器と、該内容器を第1の真空空間を
介して囲む熱シールド板と、該熱シールド板を第2の真
空空間を介して囲む外容器とを備えた極低温断熱容器に
おいて、上記熱シールド板を、高熱伝導率を有する高抵
抗非金属材層および一部に高熱伝導性金属を取り付けた
金属構造材層からなる複合構造としたことを特徴とする
極低温断熱容器。 - 【請求項4】 極低温に冷却する被冷却物を浸漬した冷
媒液を収容する内容器と、該内容器を第1の真空空間を
介して囲む熱シールド板と、該熱シールド板を第2の真
空空間を介して囲む外容器とを備えた極低温断熱容器に
おいて、上記熱シールド板を、複数枚に分割された高熱
伝導率を有する高抵抗非金属材層および金属構造材層か
らなる複合構造としたことを特徴とする極低温断熱容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272522A JPH0697515A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 極低温断熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272522A JPH0697515A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 極低温断熱容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0697515A true JPH0697515A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17515071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4272522A Pending JPH0697515A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 極低温断熱容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0697515A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007142075A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Fujihira:Kk | クライオスタット |
| JP2007522682A (ja) * | 2004-02-16 | 2007-08-09 | アバディーン ユニバーシティ | 液化ガスクライオスタット |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4272522A patent/JPH0697515A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007522682A (ja) * | 2004-02-16 | 2007-08-09 | アバディーン ユニバーシティ | 液化ガスクライオスタット |
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