JPH069809Y2 - 粉体スラッシュ成形装置 - Google Patents

粉体スラッシュ成形装置

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JPH069809Y2
JPH069809Y2 JP15320088U JP15320088U JPH069809Y2 JP H069809 Y2 JPH069809 Y2 JP H069809Y2 JP 15320088 U JP15320088 U JP 15320088U JP 15320088 U JP15320088 U JP 15320088U JP H069809 Y2 JPH069809 Y2 JP H069809Y2
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powder
slush
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mold
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泰秀 寺沢
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、粉体スラッシュ成形に用いる成形装置に関す
る。
(従来の技術) 粉体スラッシュ成形は、加熱されたスラッシュ型の成形
面に粉体スラッシュ原料を接触させ、スラッシュ型の熱
でスラッシュ原料を成形面に溶融凝着させて所定厚さの
成形体を得るようにするもので、その転写性の良さによ
り自動車のインストルメントパネルの表皮等の成形に多
用されるようになってきている。
上記粉体スラッシュ成形に用いる成形装置は、従来、例
えば第6図と第7図に示すように構成されていた。これ
らの図において、1はスラッシュ型、2は粉体スラッシ
ュ原料(以下、単に粉体原料という)Mを収納するリザ
ーバで、両者は軸4を中心に回転する共通の基台(図示
略)に取付けられている。スラッシュ型1とリザーバ2
とは、何れか一方が昇降手段(図示略)を介して基台に
保持されており、相互に接近、離間できるようになって
いる。なお、スラッシュ型1とリザーバ2との間には、
通常、スラッシュ型1の肩部への粉体原料Mの堆積を規
制しかつスラッシュ型1内へ粉体原料を円滑に案内する
ためのガイド3が介装される。
スラッシュ成形に際しては、第6図に示すように、先ず
上向きとしたリザーバ2の上面にガイド3を載置し、例
えば予め所定温度に加熱されたスラッシュ型1を下降さ
せてリザーバ2に合わせ、三者を一体化する。次に、回
転駆動手段(図示略)の作動により軸4を中心に基台を
回転させ、第7図に示すように、スラッシュ型1とリザ
ーバ2とを反転させる。この反転によりリザーバ2内の
粉体原料Mは自然落下し、ガイド3に案内されてスラッ
シュ型1内へ流入する。スラッシュ型1内に流入した粉
体原料Mは、スラッシュ型1の熱を受けて成形面に接触
するものから順次溶融し、そのまゝ成形面に凝着する。
しかして、前記スラッシュ型1内へ流入したまゝでは、
粉体原料Mが成形面に充分にゆきわたらない虞れがある
ため、通常は、第7図に示すように、スラッシュ型1
(リザーバ2も含む)を反転位置を中心に所定の角度θ
の範囲で複数回(4回程度)揺動させる。そして適宜
時間経過後、回転駆動手段の作動により再反転させて、
スラッシュ型1が上側に位置する原位置(第6図)に全
体を復帰させる。この復帰により未溶融の粉体原料Mが
リザーバ2に落下し、その後、スラッシュ型1を上昇さ
せかつ冷却すれば、凝着物が凝固して、所定厚さを有す
る成形体が得られるようになる。
なお、上記と同様の粉体スラッシュ成形装置が、実開昭
60−168915号公報に示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、スラッシュ型1としては、第8図に示すよう
に、垂直に立ち上がる立ち壁部Aを成形面に有するもの
がある。このようなスラッシュ型を用いた場合は、上記
のようにスラッシュ型を揺動させても該立ち壁部1aに対
する粉体原料Mの補給は不充分となり、特にリザーバ2
内の粉体原料Mの量が少なくなると、該立ち壁部1aにわ
ずかふりかかる程度となり、結果として、第9図に示す
ように、前記立ち壁部1aに対応する成形体Pの部分に肉
薄部Paが生じるという問題があった。
上記問題を解消するため、例えば、前出第7図に示す
ように、スラッシュ型1を反転位置近傍と原位置とのな
す角度θの範囲内で大きく揺動させる対策、前出第
8図に示すように、軸4を中心とする揺動に加え、該軸
4に直交する軸4aを中心として揺動させる対策、あるい
はリザーバ2内に粉体原料Mを補充する対策等を採る
ことがあるのが、の対策によれば揺動に時間を要して
サイクルタイムの延長を招き、またの対策によれば装
置の複雑、大型化が避けられないようになり、さらに
の対策によれば作業を中断して頻繁に粉体原料を補充し
なければならないため、前記同様にサイクルタイムの延
長を招くこととなり、何れも根本的な対策にならないと
いう問題があった。
本考案は、上記従来の問題を解決することを課題として
なされたもので、その目的とするところは、既存の装置
の簡単な改良により、成形体の肉厚を容易に一定とする
ことができる粉体スラッシュ成形装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するため、スラッシュ型に、
粉体原料が収納されたリザーバを脱着自在に結合し、両
者を一体に旋回させてスラッシュ成形を行なう粉体スラ
ッシュ成形装置において、前記スラッシュ型およびリザ
ーバ間に、該スラッシュ型の立ち壁部に向けて粉体スラ
ッシュ原料を導く整流板を配設するように構成したこと
を要旨とする。
(作用) 上記のように構成した粉体スラッシュ成形装置において
は、整流板に案内されて粉体原料がスラッシュ型の立ち
壁部に向かうので、該立ち壁部に対して粉体原料が充分
に補給され、全体として成形体の肉厚が均一化される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。なお、以下の図において、前出の第6図に示した部
分と同一部分には同一符号を付し、こゝで重複する説明
を省略する。
第1図と第2図において、11は既存のガイド3に付設し
た一対の整流板11である。各整流板11は、L字状をなす
本体部12と該本体部12の下端に折曲形成された底板部13
とから成り、前記本体部12の縁端をガイド3に突き合わ
せた状態で該ガイドに固定されている。また各整流板11
は、ガイド3をスラッシュ型1にセットした状態におい
て該スラッシュ型1の立ち壁部1aに対向する位置に配さ
れ、この状態でガイド3およびスラッシュ型1の立ち壁
部1aとの間に一連の粉体通路14を形成するようになって
いる。
各整流板11はまた、その本体部12がスラッシュ型1の底
部側へ向かうにしたがって立ち壁部1aに接近するように
傾斜状態とされており、これによって前記粉体通路14は
スラッシュ型1の底部側に向かうにしたがって狭くな
り、前記底板部13とによってさらに大きく絞られるよう
になる。一例として、前記底板部13とスラッシュ型1の
立ち壁部1aとの間の隙Cは5mm程度に設定される。な
お、15はガイド3とスラッシュ型1との間に介装された
シール部材である。
以下、上記のように構成した粉体スラッシュ成形装置の
作用を第3図(a)〜(d)も参照して説明する。
スラッシュ成形に際しては、先ず第3図(a)に示すよう
に、粉体原料Mを収納して上向きとされたリザーバ2の
上面にガイド3を載置し、昇降手段の作動により予め所
定温度に加熱されたスラッシュ型1を下降させて、リザ
ーバ2に合わせる。次に、回転駆動手段(図示略)の作
動により、スラッシュ型1とリザーバ2とを、軸4を中
心に矢印Aのように整流板11が偏位する方向へ回転させ
る。この回転により、リザーバ2内の粉体原料Mは、ス
ラッシュ型1内へ落下しようとするが、第3図(b)に示
すように、90度回転状態までは整流板11により落下が規
制され、そのスラッシュ型1内への流入はごくわずかに
抑えられる。
その後、さらにスラッシュ型1とリザーバ2とが回転す
ると、第3図(c)に示すように、粉体原料Mの大部分は
粉体通路14内に溜り、該粉体通路14内とスラッシュ型1
内とに二分されるようになる。粉体通路14内の粉体原料
Mは、整流板11の底板部13とスラッシュ型1の立ち壁部
1aとの間の隙から徐々にスラッシュ型1内に落下し続け
るが、この間、粉体通路14内において溶融に必要な充分
なる時間(約10秒)該立ち壁部1aに接触し、そこに溶融
凝着する。そしてスラッシュ型1とリザーバ2とが反転
位置まで回転した段階において、第3図(d)に示すよう
に粉体原料Mの大部分がスラッシュ型1の内底部に溜
り、以降、前出第7図に示した角度θの範囲内でスラ
ッシュ型1を複数回(3回程度)揺動させれば、スラッ
シュ型1の底部側の成形面の全域に粉体原料Mがゆきわ
たり、そこに溶融凝着する。
上記粉体原料Mの溶融凝着が適宜進行したところで、回
転駆動手段の作動によりスラッシュ型1とリザーバ2と
を再反転させ、スラッシュ型1が上側に位置する原位置
(第3図(a))に全体を復帰させる。この復帰により未
溶融の粉体原料Mがリザーバ2に落下し、その後、スラ
ッシュ型1を上昇させかつ冷却すれば、凝着物が凝固し
て成形体が得られ、この成形体をスラッシュ型1から脱
型して一連のスラッシュ成形は完了する。
しかして、上記のようにして得られた成形体Pは、第4
図に示すように、立ち壁部1aを含むスラッシュ型1の成
形面の全域で肉厚が均一となり、品質的に優れたものと
なる。しかも、スラッシュ成形の繰返しにより粉体原料
Mが少なくなっても、上記整流板11によってスラッシュ
型1の立ち壁部1aに充分に粉体原料Mが補給され、粉体
原料を頻繁に補充することなくスラッシュ成形を実行す
ることができて、生産性が向上する。
なお、上記実施例において、整流板11を底板部13を有す
る構成としたが、これに代え、例えば第5図に示すよう
に底板部を省略した単純かつ小型形状の整流板21を用い
ることができる。
この場合、一対の整流板21をスラッシュ型1の開口部側
に上下方向へ急勾配となるように配することにより、ス
ラッシュ型1を反転した際、図示のように、粉体原料M
が立ち壁部1aに沿って集まり、上記実施例と同様に均一
な肉厚を有する成形体を得ることができるようになる。
また上記2つの実施例において、整流板11,21をガイド
3に取付けるようにしたが、これに代え、整流板11,21
の一部を延長して、これを直接スラッシュ型1とリザー
バ2とに保持させるようにしても良い。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝる粉体スラ
ッシュ成形装置によれば、スラッシュ型の立ち壁部に粉
体スラッシュ原料を導く整流板を設けただけの簡単な改
良により、容易に成形体の肉厚を一定にすることがで
き、サイクルタイムの低減はもとより装置費用の低減に
大きく寄与する効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるスラッシュ成形装置の断面図、
第2図はその一部であるスラッシュ型とガイドとを示す
斜視図、第3図(a)〜(d)は本スラッシュ成形装置の使用
態様を示す模式図、第4図は本スラッシュ成形装置で得
た成形体の断面図、第5図は本考案の変形例を示す断面
図、第6図と第7図は従来のスラッシュ成形装置の構造
と使用態様とを示す断面図、第8図はその一部であるス
ラッシュ型の斜視図、第9図は従来のスラッシュ成形装
置で得た成形体の不具合例を示す断面図である。 1…スラッシュ型 1a…立ち壁部 2…リザーバ 3…ガイド 11,21…整流板 M…粉体スラッシュ原料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラッシュ型に、粉体スラッシュ原料が収
    納されたリザーバを脱着自在に結合し、両者を一体に旋
    回させてスラッシュ成形を行なう粉体スラッシュ成形装
    置において、前記スラッシュ型およびリザーバ間に、該
    スラッシュ型の立ち壁部に向けて粉体スラッシュ原料を
    導く整流板を配設したことを特徴とする粉体スラッシュ
    成形装置。
JP15320088U 1988-11-25 1988-11-25 粉体スラッシュ成形装置 Expired - Lifetime JPH069809Y2 (ja)

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JPH0273311U JPH0273311U (ja) 1990-06-05
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