JPH0698184B2 - 医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プ - Google Patents
医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プInfo
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- JPH0698184B2 JPH0698184B2 JP60132727A JP13272785A JPH0698184B2 JP H0698184 B2 JPH0698184 B2 JP H0698184B2 JP 60132727 A JP60132727 A JP 60132727A JP 13272785 A JP13272785 A JP 13272785A JP H0698184 B2 JPH0698184 B2 JP H0698184B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,抗菌性医療用粘着剤に用いられるアクリル系
樹脂,および該樹脂を含有する粘着剤を用いた医療用粘
着シートもしくはテープに関する。
樹脂,および該樹脂を含有する粘着剤を用いた医療用粘
着シートもしくはテープに関する。
(従来の技術) 粘着剤に薬剤を含有した貼付剤,絆創膏などの医療用粘
着シートもしくはテープの該粘着剤としては,皮膚への
粘着性が比較的良好で耐老化性に優れ,含有する薬剤を
分離したり変質させず,皮膚を刺激しないなどの優れた
性質を備えているという理由から,従来から,アクリル
系粘着剤が最も多用されている。例えば,特公昭52−31
405号公報には,ステロイド系ホルモン剤が含有される
粘着剤の層を水蒸気不透過性のフィルムに設けた貼付剤
が開示されており,その粘着剤は,アクリル酸アルキル
エステルとアクリル酸との共重合体である。特開昭57−
77617号公報には狭心症治療用薬剤としてニトログリセ
リンを含有する貼付剤が開示されており,その粘着剤は
メタクリル酸ドデシルエステル,(メタ)アクリル酸お
よび酢酸ビニルからなる共重合体である。また,特開昭
56−45412号公報には薬剤の溶解性の高い粘着剤を用い
た薬剤含有貼付剤が開示されている。その粘着剤は,分
子内にエーテル結合を持つ(メタ)アクリル酸エステ
ル,アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルの共重合体である。
着シートもしくはテープの該粘着剤としては,皮膚への
粘着性が比較的良好で耐老化性に優れ,含有する薬剤を
分離したり変質させず,皮膚を刺激しないなどの優れた
性質を備えているという理由から,従来から,アクリル
系粘着剤が最も多用されている。例えば,特公昭52−31
405号公報には,ステロイド系ホルモン剤が含有される
粘着剤の層を水蒸気不透過性のフィルムに設けた貼付剤
が開示されており,その粘着剤は,アクリル酸アルキル
エステルとアクリル酸との共重合体である。特開昭57−
77617号公報には狭心症治療用薬剤としてニトログリセ
リンを含有する貼付剤が開示されており,その粘着剤は
メタクリル酸ドデシルエステル,(メタ)アクリル酸お
よび酢酸ビニルからなる共重合体である。また,特開昭
56−45412号公報には薬剤の溶解性の高い粘着剤を用い
た薬剤含有貼付剤が開示されている。その粘着剤は,分
子内にエーテル結合を持つ(メタ)アクリル酸エステ
ル,アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルの共重合体である。
このように,アクリル系粘着剤を用いた医療用シートも
しくはテープは,種々の用途に好適に用いられる。しか
し,従来の上記アクリル系粘着剤は本質的に親水性に乏
しい。言いかえれば,粘着剤が水分吸収能に乏しく,通
気性にも乏しいため,このような粘着剤を用いたシート
もしくはテープを長時間皮膚に貼付すると蒸れが生じ
る。そのため,皮膚が薬剤などによるわずかの刺激にも
感作しやすい状態となり,かぶれの原因となる。蒸れの
生じた貼付部分に細菌類,真菌類などの雑菌が異常繁殖
を起こし,二次感作によるかぶれも生じやすい。蒸れに
よるかぶれを抑制するために,例えば,特公昭39−4728
号公報には,多孔性繊維質基材上に,アクリル酸アルキ
ルエステル,アクリル酸などを共重合成分とする粘着剤
を連続気泡を有する層状に設けた医療用粘着シートが開
示されている。このような粘着シートは通気性に富むた
め蒸れを生じない。しかし,基材および粘着剤層が水,
血液などの液体をも通過するため,傷口などの患部を充
分に保護することができない。特公昭55−14108号公報
には,水蒸気透過性の高いフィルム(例えば,ポリウレ
タンフィルム)上に,分子内に親水性基を有するポリビ
ニルエチルエーテルまたは分子内に親水性基を有するア
クリレート共重合体からなる粘着剤層を設けた医療用粘
着シートが開示されている。このような粘着シートは通
気性が比較的良好でありかつ基材が水などの液体を透過
しにくいため,傷口の保護状態が比較的良好である。し
かし,粘着剤自体が殺菌性を持たないため傷口への感染
や,粘着剤層に繁殖した微生物による二次感染かぶれを
防止することはできない。
しくはテープは,種々の用途に好適に用いられる。しか
し,従来の上記アクリル系粘着剤は本質的に親水性に乏
しい。言いかえれば,粘着剤が水分吸収能に乏しく,通
気性にも乏しいため,このような粘着剤を用いたシート
もしくはテープを長時間皮膚に貼付すると蒸れが生じ
る。そのため,皮膚が薬剤などによるわずかの刺激にも
感作しやすい状態となり,かぶれの原因となる。蒸れの
生じた貼付部分に細菌類,真菌類などの雑菌が異常繁殖
を起こし,二次感作によるかぶれも生じやすい。蒸れに
よるかぶれを抑制するために,例えば,特公昭39−4728
号公報には,多孔性繊維質基材上に,アクリル酸アルキ
ルエステル,アクリル酸などを共重合成分とする粘着剤
を連続気泡を有する層状に設けた医療用粘着シートが開
示されている。このような粘着シートは通気性に富むた
め蒸れを生じない。しかし,基材および粘着剤層が水,
血液などの液体をも通過するため,傷口などの患部を充
分に保護することができない。特公昭55−14108号公報
には,水蒸気透過性の高いフィルム(例えば,ポリウレ
タンフィルム)上に,分子内に親水性基を有するポリビ
ニルエチルエーテルまたは分子内に親水性基を有するア
クリレート共重合体からなる粘着剤層を設けた医療用粘
着シートが開示されている。このような粘着シートは通
気性が比較的良好でありかつ基材が水などの液体を透過
しにくいため,傷口の保護状態が比較的良好である。し
かし,粘着剤自体が殺菌性を持たないため傷口への感染
や,粘着剤層に繁殖した微生物による二次感染かぶれを
防止することはできない。
このような粘着剤を用いたシートもしくはテープには,
アクリル系粘着剤が本質的に親水性に乏しくもしくは水
に不溶であることに起因する,次のような欠点もある: シートもしくはテープの濡れた(または,湿った)
被貼付面への貼付が困難である。例えば,発汗している
皮膚表面への付着性が悪い。貼付後も発汗量が多い場合
には剥離する。
アクリル系粘着剤が本質的に親水性に乏しくもしくは水
に不溶であることに起因する,次のような欠点もある: シートもしくはテープの濡れた(または,湿った)
被貼付面への貼付が困難である。例えば,発汗している
皮膚表面への付着性が悪い。貼付後も発汗量が多い場合
には剥離する。
貼付シートもしくはテープの周囲から外部へはみ出
した粘着剤や,シートもしくはテープの剥離後,皮膚表
面に残留した粘着剤を水で洗い落とすことができない。
した粘着剤や,シートもしくはテープの剥離後,皮膚表
面に残留した粘着剤を水で洗い落とすことができない。
例えば,ナトリウム塩,カリウム塩,アンモニウム
塩,塩酸塩などの形態を有する水溶性薬剤は,通常,水
またはアルコールのみに溶解する。そのため,このよう
な薬剤を粘着剤に溶解させることは難しく,したがっ
て,これを包含する粘着シートもしくはテープの調製は
困難である。
塩,塩酸塩などの形態を有する水溶性薬剤は,通常,水
またはアルコールのみに溶解する。そのため,このよう
な薬剤を粘着剤に溶解させることは難しく,したがっ
て,これを包含する粘着シートもしくはテープの調製は
困難である。
このように親水性に乏しいことに起因する欠点に加え
て,アクリル系粘着剤は比較的粘着力が大きいため,皮
膚に貼付したシートもしくはテープを剥離するときに皮
膚に大きな機械的刺激が加わり,苦痛を与える欠点もあ
る。
て,アクリル系粘着剤は比較的粘着力が大きいため,皮
膚に貼付したシートもしくはテープを剥離するときに皮
膚に大きな機械的刺激が加わり,苦痛を与える欠点もあ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は,上記従来の欠点を解決するためのものであ
り,その目的とするところは,抗菌性(殺菌性または静
菌性)をもった医療用粘着剤を形成しうるアクリル系樹
脂を提供することにある。本発明の他の目的は,上記樹
脂を用いた粘着剤の層を有し,微生物の感染や微生物の
繁殖による二次感作かぶれの生じない医療用粘着シート
もしくはテープを提供することにある。本発明の他の目
的は,親水性の医療用粘着剤を形成しうるアクリル系樹
脂を提供することにある。本発明のさらに他の目的は,
上記親水性樹脂を用いた粘着剤の層が基材上に設けら
れ,下記の優れた性質を有する医療用粘着シートもしく
はテープを提供することにある: 濡れた(湿った)皮膚表面にも接着が可能で,貼付
時に発汗しても容易に剥離しないシートもしくはテー
プ。
り,その目的とするところは,抗菌性(殺菌性または静
菌性)をもった医療用粘着剤を形成しうるアクリル系樹
脂を提供することにある。本発明の他の目的は,上記樹
脂を用いた粘着剤の層を有し,微生物の感染や微生物の
繁殖による二次感作かぶれの生じない医療用粘着シート
もしくはテープを提供することにある。本発明の他の目
的は,親水性の医療用粘着剤を形成しうるアクリル系樹
脂を提供することにある。本発明のさらに他の目的は,
上記親水性樹脂を用いた粘着剤の層が基材上に設けら
れ,下記の優れた性質を有する医療用粘着シートもしく
はテープを提供することにある: 濡れた(湿った)皮膚表面にも接着が可能で,貼付
時に発汗しても容易に剥離しないシートもしくはテー
プ。
粘着剤を水で膨潤もしくは溶解させることにより苦
痛を与えることなく容易に剥離可能であり,貼付時に粘
着剤がその周囲にはみ出したり剥離後に皮膚表面に残留
しても,これを容易に水洗除去できるシートもしくはテ
ープ。
痛を与えることなく容易に剥離可能であり,貼付時に粘
着剤がその周囲にはみ出したり剥離後に皮膚表面に残留
しても,これを容易に水洗除去できるシートもしくはテ
ープ。
アクリル系粘着剤に溶解して含有させることのでき
なかった水溶性薬剤,例えば,ナトリウム塩,カリウム
塩,アンモニウム塩,塩酸塩などの塩の形態を有する薬
剤を,高濃度に溶解・含有させうる粘着剤を有するシー
トもしくはテープ。
なかった水溶性薬剤,例えば,ナトリウム塩,カリウム
塩,アンモニウム塩,塩酸塩などの塩の形態を有する薬
剤を,高濃度に溶解・含有させうる粘着剤を有するシー
トもしくはテープ。
粘着剤が吸水能力および/もしくは水蒸気透過性を
有するため貼付中に蒸れを生じにくく,したがって,こ
の蒸れが原因となるかぶれの生じにくいシートもしくは
テープ。
有するため貼付中に蒸れを生じにくく,したがって,こ
の蒸れが原因となるかぶれの生じにくいシートもしくは
テープ。
本発明のさらに他の目的は,上記優れた性質に加えて,
アクリル系粘着剤が本来有する利点を備えた粘着剤用樹
脂およびこれを用いた粘着剤の層を表面に設けた医療用
粘着シートもしくはテープを提供することにある。
アクリル系粘着剤が本来有する利点を備えた粘着剤用樹
脂およびこれを用いた粘着剤の層を表面に設けた医療用
粘着シートもしくはテープを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の医療用粘着剤に用いられる樹脂は,第1共重合
成分と第2共重合成分とを含有する共重合体でなる樹脂
であって,(1)該第1共重合成分が,(a)第4級ア
ンモニウム基を有する基が(メタ)アクリルアミド基と
アミド結合により結合した化学構造の(メタ)アクリル
アミド誘導体,および/もしくは(b)第4級アンモニ
ウム基を有する基が(メタ)アクリルオキシ基とエステ
ル結合により結合した化学構造の(メタ)アクリル酸エ
ステル誘導体であり;そして,(2)第2共重合成分が
グリコール類のモノ(メタ)アクリル酸エステルであ
り,そのことにより上記目的が達成される。さらに,本
発明の医療用粘着シートもしくはテープは,粘着剤の層
が基材の少なくとも片面に設けられた医療用粘着シート
もしくはテープであって,該粘着剤は第1共重合成分と
第2共重合成分とを含有する共重合体樹脂を主成分と
し,(1)該第1共重合成分が,(a)第4級アンモニ
ウム基を有する基が(メタ)アクリルアミド基とアミド
結合により結合した化学構造の(メタ)アクリルアミド
誘導体,および/もしくは(b)第4級アンモニウム基
を有する基が(メタ)アクリルオキシ基とエステル結合
により結合した化学構造の(メタ)アクリル酸エステル
誘導体であり;そして,(2)第2共重合成分がグリコ
ール類のモノ(メタ)アクリル酸エステルであり,その
ことにより上記目的が達成される。
成分と第2共重合成分とを含有する共重合体でなる樹脂
であって,(1)該第1共重合成分が,(a)第4級ア
ンモニウム基を有する基が(メタ)アクリルアミド基と
アミド結合により結合した化学構造の(メタ)アクリル
アミド誘導体,および/もしくは(b)第4級アンモニ
ウム基を有する基が(メタ)アクリルオキシ基とエステ
ル結合により結合した化学構造の(メタ)アクリル酸エ
ステル誘導体であり;そして,(2)第2共重合成分が
グリコール類のモノ(メタ)アクリル酸エステルであ
り,そのことにより上記目的が達成される。さらに,本
発明の医療用粘着シートもしくはテープは,粘着剤の層
が基材の少なくとも片面に設けられた医療用粘着シート
もしくはテープであって,該粘着剤は第1共重合成分と
第2共重合成分とを含有する共重合体樹脂を主成分と
し,(1)該第1共重合成分が,(a)第4級アンモニ
ウム基を有する基が(メタ)アクリルアミド基とアミド
結合により結合した化学構造の(メタ)アクリルアミド
誘導体,および/もしくは(b)第4級アンモニウム基
を有する基が(メタ)アクリルオキシ基とエステル結合
により結合した化学構造の(メタ)アクリル酸エステル
誘導体であり;そして,(2)第2共重合成分がグリコ
ール類のモノ(メタ)アクリル酸エステルであり,その
ことにより上記目的が達成される。
本発明の医療用粘着剤に用いられる樹脂は,次の構造式
を有する(メタ)アクリルアミド誘導体(I)および/
もしくは(メタ)アクリル酸エステル誘導体(II)を第
1共重合成分として含有する共重合体である: (ここで,R1はHまたはCH3;R2は炭素数1〜6の飽和
炭化水素基;R3,R4およびR5は炭素数1〜4のアルキル
基;そしてXはCl,Brなどのハロゲン原子である) (ここで,R6はHまたはCH3;R7は炭素数1〜6の飽和
炭化水素基またはヒドロキシル基を有する炭素数1〜6
の飽和炭化水素基;R8,R9およびR10は炭素数1〜4の
アルキル基;そしてXはCl,Brなどのハロゲン原子であ
る)。
を有する(メタ)アクリルアミド誘導体(I)および/
もしくは(メタ)アクリル酸エステル誘導体(II)を第
1共重合成分として含有する共重合体である: (ここで,R1はHまたはCH3;R2は炭素数1〜6の飽和
炭化水素基;R3,R4およびR5は炭素数1〜4のアルキル
基;そしてXはCl,Brなどのハロゲン原子である) (ここで,R6はHまたはCH3;R7は炭素数1〜6の飽和
炭化水素基またはヒドロキシル基を有する炭素数1〜6
の飽和炭化水素基;R8,R9およびR10は炭素数1〜4の
アルキル基;そしてXはCl,Brなどのハロゲン原子であ
る)。
上記構造式で示される化合物のうち,(メタ)アクリル
アミド誘導体(I)としては,3(アクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド,3(メタクリル
アミド)プロピルトリメチルアンモニウムクロライド,3
(アクリルアミド)イソペンチルトリメチルアンモニウ
ムクロライドなとがある。(メタ)アクリル酸エステル
誘導体(II)としては,2(メタクリルオキシ)エチルト
リメチルアンモニウムクロライド,3(メタクリルオキ
シ)2ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
ライド,2(アクリルオキシ)エチルジエチルメチルアン
モニウムクロライド,3(アクリルオキシ)プロピルトリ
メチルアンモニウムクロライドなどがある。
アミド誘導体(I)としては,3(アクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド,3(メタクリル
アミド)プロピルトリメチルアンモニウムクロライド,3
(アクリルアミド)イソペンチルトリメチルアンモニウ
ムクロライドなとがある。(メタ)アクリル酸エステル
誘導体(II)としては,2(メタクリルオキシ)エチルト
リメチルアンモニウムクロライド,3(メタクリルオキ
シ)2ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
ライド,2(アクリルオキシ)エチルジエチルメチルアン
モニウムクロライド,3(アクリルオキシ)プロピルトリ
メチルアンモニウムクロライドなどがある。
第2共重合成分であるグリコール類のモノ(メタ)アク
リル酸エステルとしては,アクリル酸2ヒドロキシエチ
ル,メタクリル酸2ヒドロキシエチル,アクリル酸2ヒ
ドロキシプロピル,メタクリル酸2ヒドロキシプロピ
ル,アクリル酸2ヒドロキシブチル,メタクリル酸2ヒ
ドロキシブチル,アクリル酸3ヒドロキシブチル,メタ
クリル酸3ヒドロキシブチルなとがある。さらに,上記
第1および第2共重合成分のほかに必要に応じて第3の
共重合成分が含有される。第3共重合成分には,(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル,(メタ)アルキル酸
アルコキシエステルおよび脂肪酸ビニルエステルのうち
の少なくとも1種が用いられる。これらのうち(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとしては,アクリル酸エチ
ル,アクリル酸ブチル,アクリル酸ヘキシル,アクリル
酸2エチルヘキシル,アクリル酸オクチル,アクリル酸
ラウロイル,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチ
ル,メタクリル酸ブチル,メタクリル酸ヘキシル,メタ
クリル酸2エチルヘキシル,メタクリル酸オクチル,メ
タクリル酸ラウロイルなどがある。(メタ)アクリル酸
アルコキシエステルとしては,アクリル酸ブトキシエチ
ル,メタクリル酸エトキシエチル,メタクリル酸ブトキ
シエチルなどがある。脂肪族ビニルエステルとしては酢
酸ビニル,プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,オタタン
酸ビニルなどがある。
リル酸エステルとしては,アクリル酸2ヒドロキシエチ
ル,メタクリル酸2ヒドロキシエチル,アクリル酸2ヒ
ドロキシプロピル,メタクリル酸2ヒドロキシプロピ
ル,アクリル酸2ヒドロキシブチル,メタクリル酸2ヒ
ドロキシブチル,アクリル酸3ヒドロキシブチル,メタ
クリル酸3ヒドロキシブチルなとがある。さらに,上記
第1および第2共重合成分のほかに必要に応じて第3の
共重合成分が含有される。第3共重合成分には,(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル,(メタ)アルキル酸
アルコキシエステルおよび脂肪酸ビニルエステルのうち
の少なくとも1種が用いられる。これらのうち(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとしては,アクリル酸エチ
ル,アクリル酸ブチル,アクリル酸ヘキシル,アクリル
酸2エチルヘキシル,アクリル酸オクチル,アクリル酸
ラウロイル,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチ
ル,メタクリル酸ブチル,メタクリル酸ヘキシル,メタ
クリル酸2エチルヘキシル,メタクリル酸オクチル,メ
タクリル酸ラウロイルなどがある。(メタ)アクリル酸
アルコキシエステルとしては,アクリル酸ブトキシエチ
ル,メタクリル酸エトキシエチル,メタクリル酸ブトキ
シエチルなどがある。脂肪族ビニルエステルとしては酢
酸ビニル,プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,オタタン
酸ビニルなどがある。
共重合体中には第1共重合成分が5〜70重量%の割合
で,そして第2共重合成分が第1共重合成分の残余成分
のうち20重量%以上の割合で含有される。第3共重合成
分が含有される場合には,第3共重合成分は,第1およ
び第2共重合成分の残余成分のうちの50重量%以上の割
合で含有される。第1,第2および第3共重合成分はそれ
ぞれ2種以上が混合されていてもよい。
で,そして第2共重合成分が第1共重合成分の残余成分
のうち20重量%以上の割合で含有される。第3共重合成
分が含有される場合には,第3共重合成分は,第1およ
び第2共重合成分の残余成分のうちの50重量%以上の割
合で含有される。第1,第2および第3共重合成分はそれ
ぞれ2種以上が混合されていてもよい。
共重合体樹脂を用いて調製される粘着剤の抗菌性(殺菌
性もしくは静菌性)の度合は,主として,共重合体中に
第1共重合成分が占める割合に比例して増大する。その
ため,第1共重合成分が過少であると実質的に抗菌性が
得られない。第1共重合成分は,好ましくは30重量%以
上の割合で含有される。抗菌性の度合は第1共重合成分
の化学的構造によっても異なる。第2共重合成分に関し
ても,その含有率が高くなると抗菌性は増大する。第1
共重合成分含有率が同じであれば,第2共重合成分の含
有率の高い共重合体のほうが抗菌力が高い。このよう
に,粘着剤の抗菌性は,第2共重合成分量や他の共重合
成分が第1共重合成分に及ぼす影響や後述の軟化剤量な
どによっても左右される。
性もしくは静菌性)の度合は,主として,共重合体中に
第1共重合成分が占める割合に比例して増大する。その
ため,第1共重合成分が過少であると実質的に抗菌性が
得られない。第1共重合成分は,好ましくは30重量%以
上の割合で含有される。抗菌性の度合は第1共重合成分
の化学的構造によっても異なる。第2共重合成分に関し
ても,その含有率が高くなると抗菌性は増大する。第1
共重合成分含有率が同じであれば,第2共重合成分の含
有率の高い共重合体のほうが抗菌力が高い。このよう
に,粘着剤の抗菌性は,第2共重合成分量や他の共重合
成分が第1共重合成分に及ぼす影響や後述の軟化剤量な
どによっても左右される。
共重合体樹脂の水溶性もしくは親水性の度合は,第1共
重合成分および/もしくは第2共重合成分の含有率に依
存し,これら成分が共重合体中に占める割合が大きくな
るほど水溶性が増大する。第1および第2共重合成分の
化学構造によっても異なるが,通常,第1共重合成分は
第2共重合成分に比べて2〜3倍の親水化効力を有す
る。例えば,第1共重合成分の含有率が10重量%増加す
ると,親水性に関しては,第2共重合成分の含有率が20
〜30重量%の割合で増加したのと同等の効果を示す。共
重合体樹脂がそれほど強い抗菌性を必要とせず,かつ強
い水溶性もしくは親水性を必要とする場合には第1共重
合成分の含有量を減じ,第2共重合成分の含有量を増加
させることも可能である。例えば,第1共重合成分を10
重量%とし,第2共重合成分を増加させると共重合体の
性質が親水性(水膨潤性または吸水性を示す)から水溶
性へ変化する点は,第2共重合成分量が,第1共重合成
分以外の成分のうちの約50重量%である。
重合成分および/もしくは第2共重合成分の含有率に依
存し,これら成分が共重合体中に占める割合が大きくな
るほど水溶性が増大する。第1および第2共重合成分の
化学構造によっても異なるが,通常,第1共重合成分は
第2共重合成分に比べて2〜3倍の親水化効力を有す
る。例えば,第1共重合成分の含有率が10重量%増加す
ると,親水性に関しては,第2共重合成分の含有率が20
〜30重量%の割合で増加したのと同等の効果を示す。共
重合体樹脂がそれほど強い抗菌性を必要とせず,かつ強
い水溶性もしくは親水性を必要とする場合には第1共重
合成分の含有量を減じ,第2共重合成分の含有量を増加
させることも可能である。例えば,第1共重合成分を10
重量%とし,第2共重合成分を増加させると共重合体の
性質が親水性(水膨潤性または吸水性を示す)から水溶
性へ変化する点は,第2共重合成分量が,第1共重合成
分以外の成分のうちの約50重量%である。
第1および第2共重合成分のみからなる共重合体樹脂の
水溶性が大きすぎる場合には,第3共重合成分を加えて
共重合体の水溶性の度合を低下させることが可能であ
る。第1および第2共重合成分を減らし,第3共重合成
分の量を増すと,共重合体は水溶性が低下し,親水性を
有するようになる。第3共重合成分は,このように,水
溶性や上記抗菌性など第1および第2共重合成分のみか
らなる共重合体の性質を緩和する目的で添加されうる。
水溶性が大きすぎる場合には,第3共重合成分を加えて
共重合体の水溶性の度合を低下させることが可能であ
る。第1および第2共重合成分を減らし,第3共重合成
分の量を増すと,共重合体は水溶性が低下し,親水性を
有するようになる。第3共重合成分は,このように,水
溶性や上記抗菌性など第1および第2共重合成分のみか
らなる共重合体の性質を緩和する目的で添加されうる。
共重合体の水溶性もしくは親水性の度合は,上記第1,第
2および第3共重合成分の含有比率のほか,各成分の種
類や後述の微架橋剤(多官能性単量体)の使用量によっ
ても左右される。
2および第3共重合成分の含有比率のほか,各成分の種
類や後述の微架橋剤(多官能性単量体)の使用量によっ
ても左右される。
得られる共重合体の親水性が高い場合には,共重合体は
水に溶解する。親水性の度合が低くなると水には溶解せ
ずアルコール類に溶解するようになる。アルコール類の
うちでも共重合体の親水性が低下するにつれ,メチルア
ルコール,エチルアルコール,イソプロピルアルコール
の順に溶解しうる溶媒の種類が変わる。さらに親水性の
度合が低くなるとアルコール類と酢酸エチルとの混合溶
媒などに溶解するようになる。共重合体の親水性(水溶
性)の度合は,共重合体表面における水滴の広がりやす
さ,水の吸収能力,水への溶解量,水に溶解させたとき
の白濁度(透明度が高いほど親水性が大きい)などの実
験により知ることができる。酢酸エチルなどの非水溶性
溶媒に対する溶解度からも逆に親水性(水溶性)の度合
を知り得る。
水に溶解する。親水性の度合が低くなると水には溶解せ
ずアルコール類に溶解するようになる。アルコール類の
うちでも共重合体の親水性が低下するにつれ,メチルア
ルコール,エチルアルコール,イソプロピルアルコール
の順に溶解しうる溶媒の種類が変わる。さらに親水性の
度合が低くなるとアルコール類と酢酸エチルとの混合溶
媒などに溶解するようになる。共重合体の親水性(水溶
性)の度合は,共重合体表面における水滴の広がりやす
さ,水の吸収能力,水への溶解量,水に溶解させたとき
の白濁度(透明度が高いほど親水性が大きい)などの実
験により知ることができる。酢酸エチルなどの非水溶性
溶媒に対する溶解度からも逆に親水性(水溶性)の度合
を知り得る。
上記共重合成分の他に多官能性単量体(微架橋剤)を微
量加えて共重合を行うと,得られる共重合体の内部凝集
力を向上させることができる。多官能性単量体として
は,分子中に2個以上の(メタ)アクリルオキシ基を有
する単量体が好適に用いられる。このような化合物に
は,例えば,1・4−ブチレングリコールジ(メタ)アク
リル酸エステル,1・6−ヘキサングリコールジ(メタ)
アクリル酸エステルなどのアルキレングリコールジ(メ
タ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリル酸エステル,ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリル酸エステルなどのポリアルキレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリル酸エステル,テトラメチロールメタ
ントリアクリル酸エステルなどの多価アルコールのポリ
(メタ)アクリレートがある。多官能性単量体が含有さ
れると共重合時にごくわずかではあるが架橋(微架橋)
が生じるため,共重合体の内部凝集力が増大する。その
ため,得られる樹脂を含有する粘着剤を用いたシートも
しくはテープを貼付したときに粘着剤が周囲にはみ出し
たり,シートやテープを剥離したときに粘着剤の一部が
皮膚表面に残留することがない。重合時に加えられる多
官能性単量体の量が多いと共重合体の微架橋の度合も大
きくなる。微架橋により網状構造が生じ,共重合体の水
溶性が低下する。そのため,微架橋の度合を調節するこ
とにより粘着剤の水溶性を適当なレベルにまで低下させ
ることも可能である。微架橋が行われても共重合体樹脂
は溶液中から析出することなく長期間安定に通常塗布濃
度(約20%以上)で溶解状態に保たれる。
量加えて共重合を行うと,得られる共重合体の内部凝集
力を向上させることができる。多官能性単量体として
は,分子中に2個以上の(メタ)アクリルオキシ基を有
する単量体が好適に用いられる。このような化合物に
は,例えば,1・4−ブチレングリコールジ(メタ)アク
リル酸エステル,1・6−ヘキサングリコールジ(メタ)
アクリル酸エステルなどのアルキレングリコールジ(メ
タ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリル酸エステル,ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリル酸エステルなどのポリアルキレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリル酸エステル,テトラメチロールメタ
ントリアクリル酸エステルなどの多価アルコールのポリ
(メタ)アクリレートがある。多官能性単量体が含有さ
れると共重合時にごくわずかではあるが架橋(微架橋)
が生じるため,共重合体の内部凝集力が増大する。その
ため,得られる樹脂を含有する粘着剤を用いたシートも
しくはテープを貼付したときに粘着剤が周囲にはみ出し
たり,シートやテープを剥離したときに粘着剤の一部が
皮膚表面に残留することがない。重合時に加えられる多
官能性単量体の量が多いと共重合体の微架橋の度合も大
きくなる。微架橋により網状構造が生じ,共重合体の水
溶性が低下する。そのため,微架橋の度合を調節するこ
とにより粘着剤の水溶性を適当なレベルにまで低下させ
ることも可能である。微架橋が行われても共重合体樹脂
は溶液中から析出することなく長期間安定に通常塗布濃
度(約20%以上)で溶解状態に保たれる。
多官能性単量体は重合時に全共重合成分(全単量体)の
0.001〜0.1重量%の割合で添加される。その量は所望す
る内部凝集力の程度,各共重合成分の種類や量などを考
慮して決められる。多官能性単量体の量が過剰であると
得られる共重合体のアルコールや水などの溶媒への溶解
性が悪くなる。多官能性単量体は重合初期に加えること
が,微架橋を効果的に形成するうえで好ましい。
0.001〜0.1重量%の割合で添加される。その量は所望す
る内部凝集力の程度,各共重合成分の種類や量などを考
慮して決められる。多官能性単量体の量が過剰であると
得られる共重合体のアルコールや水などの溶媒への溶解
性が悪くなる。多官能性単量体は重合初期に加えること
が,微架橋を効果的に形成するうえで好ましい。
その他の重合性単量体が本発明の共重合体樹脂の特色で
ある殺菌性などの性質を損なわない範囲において共重合
されていてもよい。そのような重合性単量体には,例え
ば,アクリル酸,メタクリル酸,ジメチルアクリルアミ
ド,ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド,ジメチ
ルアミノエチルアクリル酸エステル,テトラヒドロフル
フリルアクリル酸エステル,グリンシジルメタクリル酸
エステル,アクリルアミド,メタクリルアミド,ジエチ
ルアミノエチルメタクリルアミド,ブトキシメチルアク
リルアミド,フェノキシエチルアクリル酸エステル,2−
アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸,メタク
リルスルホン酸,燐酸オキシエチルメタクリル酸エステ
ル,N−ビニル2ピロリドン,ジアセトンアクリルアミド
がある。
ある殺菌性などの性質を損なわない範囲において共重合
されていてもよい。そのような重合性単量体には,例え
ば,アクリル酸,メタクリル酸,ジメチルアクリルアミ
ド,ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド,ジメチ
ルアミノエチルアクリル酸エステル,テトラヒドロフル
フリルアクリル酸エステル,グリンシジルメタクリル酸
エステル,アクリルアミド,メタクリルアミド,ジエチ
ルアミノエチルメタクリルアミド,ブトキシメチルアク
リルアミド,フェノキシエチルアクリル酸エステル,2−
アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸,メタク
リルスルホン酸,燐酸オキシエチルメタクリル酸エステ
ル,N−ビニル2ピロリドン,ジアセトンアクリルアミド
がある。
これらのその他の重合性単量体は,その含有量が第1共
重合成分および第2共重合成分の残余成分のうちの50重
量%を下まわるように共重合される。
重合成分および第2共重合成分の残余成分のうちの50重
量%を下まわるように共重合される。
上記第1共重合成分および第2共重合成分,さらに必要
に応じて第3共重合成分(いずれも単量体),多官能性
単量体および他の重合性単量体を通常のラジカル重合方
法,例えば,溶液重合法により重合反応に供して,共重
合体が得られる。溶液重合法による場合は,溶媒として
は水または有機溶媒が用いられ,有機溶媒としてはアル
コール系溶媒(メタノール,エタノール,イソプロパノ
ールなど)が好適に用いられる。溶媒としては,使用す
る各単量体および生成する共重合体を溶解させうる溶媒
が利用される。得られる共重合体が有機溶媒に可溶なと
きには,有機溶媒を用いることが好ましい。
に応じて第3共重合成分(いずれも単量体),多官能性
単量体および他の重合性単量体を通常のラジカル重合方
法,例えば,溶液重合法により重合反応に供して,共重
合体が得られる。溶液重合法による場合は,溶媒として
は水または有機溶媒が用いられ,有機溶媒としてはアル
コール系溶媒(メタノール,エタノール,イソプロパノ
ールなど)が好適に用いられる。溶媒としては,使用す
る各単量体および生成する共重合体を溶解させうる溶媒
が利用される。得られる共重合体が有機溶媒に可溶なと
きには,有機溶媒を用いることが好ましい。
共重合体を得るには,例えば,上記の各単量体と溶媒と
を還流冷却器付き反応器に仕込み,50〜90重量%の溶液
とする。この反応器内を窒素などの不活性ガスにより置
換し,加熱(60℃以下)・攪拌しながら触媒の投入を開
始する。触媒は,重合時に溶媒系に溶解しうることが必
要である。そのため,反応系の溶媒が有機溶媒であると
きには,アゾビス系の触媒が好適に用いられる。アゾビ
ス系の触媒は,通常,酢酸エチル,アルコールもしくは
酢酸エチルとアルコールとの混合溶媒に溶解して用い
る。反応系の溶媒が水系溶媒であるときには,過硫酸カ
リウムなどの触媒が好適に用いられる。過硫酸カリウム
は水溶液として使用される。触媒量は,通常,全単量体
のモル数の0.1〜0.5モル%の範囲が採用される。触媒
は,通常,反応液の容量の約1/5もしくはそれ以下の溶
媒に溶解し,全反応時間より少なくとも約5時間短い時
間内に10〜15回に分割して反応液に投入される。触媒を
投入する間隔は,反応温度(例えば60℃)における触媒
の半減期から決められる。例えば,重合反応前半におい
ては,触媒はその半減期の1/3〜1倍の間隔で投入する
のが好適である。反応温度は通常50〜80℃である。好ま
しくは,例えば,重合反応の前半約20〜25時間は60℃前
後の比較的温和な条件下にあり,後半の約20時間は70℃
前後の温度条件下にある。
を還流冷却器付き反応器に仕込み,50〜90重量%の溶液
とする。この反応器内を窒素などの不活性ガスにより置
換し,加熱(60℃以下)・攪拌しながら触媒の投入を開
始する。触媒は,重合時に溶媒系に溶解しうることが必
要である。そのため,反応系の溶媒が有機溶媒であると
きには,アゾビス系の触媒が好適に用いられる。アゾビ
ス系の触媒は,通常,酢酸エチル,アルコールもしくは
酢酸エチルとアルコールとの混合溶媒に溶解して用い
る。反応系の溶媒が水系溶媒であるときには,過硫酸カ
リウムなどの触媒が好適に用いられる。過硫酸カリウム
は水溶液として使用される。触媒量は,通常,全単量体
のモル数の0.1〜0.5モル%の範囲が採用される。触媒
は,通常,反応液の容量の約1/5もしくはそれ以下の溶
媒に溶解し,全反応時間より少なくとも約5時間短い時
間内に10〜15回に分割して反応液に投入される。触媒を
投入する間隔は,反応温度(例えば60℃)における触媒
の半減期から決められる。例えば,重合反応前半におい
ては,触媒はその半減期の1/3〜1倍の間隔で投入する
のが好適である。反応温度は通常50〜80℃である。好ま
しくは,例えば,重合反応の前半約20〜25時間は60℃前
後の比較的温和な条件下にあり,後半の約20時間は70℃
前後の温度条件下にある。
重合反応が開始すると反応液の粘度が上昇し,反応温度
も上昇する。重合開始後数時間は重合速度か大きいた
め,放置すると暴走反応やゲル化が起こる。そのため,
反応系に溶媒を加えて粘度を低下させたり,反応温度を
制御することが必要である。特に,溶媒希釈による反応
制御は重要である,溶液の粘度はゲル化が起こらない範
囲において高いことが好ましい。その見かけの粘度は,
通常,10,000〜20,000cpsである。共重合成分として,第
3共重合成分が適度に含有される反応系で重合反応が行
われると,第1および第2共重合成分のみを含有する反
応系の場合よりも反応性が上がり,かつ粘度が上昇した
場合にもこれを容易に低下させて共重合成分を円滑に進
めることが可能である。反応時間は,得られる重合体の
重合率が97%以上となるように設定され,通常40時間以
上である。
も上昇する。重合開始後数時間は重合速度か大きいた
め,放置すると暴走反応やゲル化が起こる。そのため,
反応系に溶媒を加えて粘度を低下させたり,反応温度を
制御することが必要である。特に,溶媒希釈による反応
制御は重要である,溶液の粘度はゲル化が起こらない範
囲において高いことが好ましい。その見かけの粘度は,
通常,10,000〜20,000cpsである。共重合成分として,第
3共重合成分が適度に含有される反応系で重合反応が行
われると,第1および第2共重合成分のみを含有する反
応系の場合よりも反応性が上がり,かつ粘度が上昇した
場合にもこれを容易に低下させて共重合成分を円滑に進
めることが可能である。反応時間は,得られる重合体の
重合率が97%以上となるように設定され,通常40時間以
上である。
このようにして得られた共重合体は,その共重合成分の
種類や量により異なるが,多くは,非粘着性で乾燥状態
では透明〜乳白色の比較的もろく硬い樹脂状である。乾
燥状態では抗菌性も発現されない。しかし,これに適当
な軟化剤が加えられると,共重合体は軟化して粘着性を
有するようになる。内部凝集力も適度となり粘弾性的性
質を有し抗菌性を示すようになる。軟化剤としては,水
を使用することも可能である。しかし,水の蒸発により
一定した粘着性が得られないため,通常,高沸点で水溶
性もしくは親水性の液体や固体が用いられる。軟化剤に
は,例えば,グリセリン,ジグリセリン,プロピレング
リコール,トリメチレングリコール,α−ブチレングリ
コール,2・3−ブチレングリコール,β−ブチレングリ
コール,α−アミレングリコール,2・3−アミレングリ
コール,2・4−アミレングリコール,1・4−アミレング
リコール,1・5−ペンタンジオール,トリメチロールエ
タン,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコ
ール,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,ジ
イソプロパノールアミン,ポリオキシエチレン・ポリオ
キシプロピレングリコール類,ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレンブチルエーテル類,ポリオキシプロ
ピレンブチルエーテル類,澱粉糖,蔗糖,ソルビトー
ル,尿素,アルキルまたはアリルアルキル・トリアルキ
ル・アンモニウムクロライドなどのカチオン界面活性
剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテル,脂肪酸ジエ
タノールアミド,ソルビタンアルキルエーテルまたはエ
ステルなどの非イオン界面活性剤,ジメチルアルキルベ
タインなどの両性界面活性剤,液状アミノ酸などがあ
る。軟化剤は2種以上混合して用いられてもよい。上記
のうち特にジグリセリンおよびグリセリンは本発明のど
のような組成の共重合体に対しても軟化剤として有効で
ある。ジグリセリンおよびグリセリン以外の軟化剤を単
独で用いて共重合体を充分に可塑化できない場合は,他
の軟化剤,特にジグリセリンおよび/またはグリセリン
と併用して用いることが推奨される。
種類や量により異なるが,多くは,非粘着性で乾燥状態
では透明〜乳白色の比較的もろく硬い樹脂状である。乾
燥状態では抗菌性も発現されない。しかし,これに適当
な軟化剤が加えられると,共重合体は軟化して粘着性を
有するようになる。内部凝集力も適度となり粘弾性的性
質を有し抗菌性を示すようになる。軟化剤としては,水
を使用することも可能である。しかし,水の蒸発により
一定した粘着性が得られないため,通常,高沸点で水溶
性もしくは親水性の液体や固体が用いられる。軟化剤に
は,例えば,グリセリン,ジグリセリン,プロピレング
リコール,トリメチレングリコール,α−ブチレングリ
コール,2・3−ブチレングリコール,β−ブチレングリ
コール,α−アミレングリコール,2・3−アミレングリ
コール,2・4−アミレングリコール,1・4−アミレング
リコール,1・5−ペンタンジオール,トリメチロールエ
タン,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコ
ール,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,ジ
イソプロパノールアミン,ポリオキシエチレン・ポリオ
キシプロピレングリコール類,ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレンブチルエーテル類,ポリオキシプロ
ピレンブチルエーテル類,澱粉糖,蔗糖,ソルビトー
ル,尿素,アルキルまたはアリルアルキル・トリアルキ
ル・アンモニウムクロライドなどのカチオン界面活性
剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテル,脂肪酸ジエ
タノールアミド,ソルビタンアルキルエーテルまたはエ
ステルなどの非イオン界面活性剤,ジメチルアルキルベ
タインなどの両性界面活性剤,液状アミノ酸などがあ
る。軟化剤は2種以上混合して用いられてもよい。上記
のうち特にジグリセリンおよびグリセリンは本発明のど
のような組成の共重合体に対しても軟化剤として有効で
ある。ジグリセリンおよびグリセリン以外の軟化剤を単
独で用いて共重合体を充分に可塑化できない場合は,他
の軟化剤,特にジグリセリンおよび/またはグリセリン
と併用して用いることが推奨される。
本発明の共重合体樹脂に上記軟化剤が加えられると共重
合体分子の分子運動が活発化して軟化する。特に,この
軟化剤は第1および第2共重合成分の周辺に特異的に集
まり,この部分を溶解(可塑化)すると考えられる。可
塑化された第1および第2共重合成分は高い極性を示
し,接着面に高い親和性を示すようになる。つまり,軟
化剤を加えることにより高い粘着力が得られる。軟化剤
は第1および第2共重合成分周辺に存在するための経時
的に軟化剤が分離・析出する「ブルーミング現象」の生
じることもない。
合体分子の分子運動が活発化して軟化する。特に,この
軟化剤は第1および第2共重合成分の周辺に特異的に集
まり,この部分を溶解(可塑化)すると考えられる。可
塑化された第1および第2共重合成分は高い極性を示
し,接着面に高い親和性を示すようになる。つまり,軟
化剤を加えることにより高い粘着力が得られる。軟化剤
は第1および第2共重合成分周辺に存在するための経時
的に軟化剤が分離・析出する「ブルーミング現象」の生
じることもない。
軟化剤の量は共重合成分の組成,軟化剤の種類,粘着剤
層の厚み,所望する粘着性の度合などにより異なるが,
通常,共重合体100重量部あたりの10〜100重量部(10〜
100phr)の範囲である。過少であると粘着性が発現され
ないばかりか抗菌性も得られない。共重合体に軟化剤が
加えられて軟化し,粘着剤として機能する状態であれば
抗菌性も充分である。軟化剤量が過剰であると得られる
粘着剤の接着性は増大するが,軟化し流動性を有するよ
うになる。
層の厚み,所望する粘着性の度合などにより異なるが,
通常,共重合体100重量部あたりの10〜100重量部(10〜
100phr)の範囲である。過少であると粘着性が発現され
ないばかりか抗菌性も得られない。共重合体に軟化剤が
加えられて軟化し,粘着剤として機能する状態であれば
抗菌性も充分である。軟化剤量が過剰であると得られる
粘着剤の接着性は増大するが,軟化し流動性を有するよ
うになる。
軟化剤量は第1および第2共重合成分の含有割合,特に
第1共重合成分の含有割合が大きいほど多く必要とされ
る。これは,共重合体樹脂に第1および第2共重合成分
の占める割合が大きくなるほど粘着性に乏しく樹脂状を
呈するようになり,第1および第2共重合成分の含有割
合が小さく第3共重合成分の含有割合が大きいほど粘弾
性的性質を有するようになるためである。共重合体中の
第1共重合成分量が10重量%増加すると,軟化剤量を共
重合体100重量部あたり約10重量部の割合で増加させる
ことが,同等の粘着性を発現させるために必要である。
第2共重合成分量が10重量部増加したときには軟化剤量
を2〜5重量部の割合で増加させれば同等の粘着性を発
現させることができる。共重合体中に第1共重合成分お
よび/または第2共重合成分の含有率が高い場合は,軟
化剤量を少なくすることにより粘着性の低い粘着剤が,
軟化剤量を多くすることにより粘着性の高い粘着剤が得
られる。これに対して第1共重合成分および/または第
2共重合成分の含有率が低く,第3共重合成分の含有率
が高い場合には,充分な粘着性を得るために必要とされ
る軟化剤量は少量であり,粘着性の度合もほぼ一定とな
る。そのため軟化剤によって粘着性の度合を大きく変化
させることはできない。
第1共重合成分の含有割合が大きいほど多く必要とされ
る。これは,共重合体樹脂に第1および第2共重合成分
の占める割合が大きくなるほど粘着性に乏しく樹脂状を
呈するようになり,第1および第2共重合成分の含有割
合が小さく第3共重合成分の含有割合が大きいほど粘弾
性的性質を有するようになるためである。共重合体中の
第1共重合成分量が10重量%増加すると,軟化剤量を共
重合体100重量部あたり約10重量部の割合で増加させる
ことが,同等の粘着性を発現させるために必要である。
第2共重合成分量が10重量部増加したときには軟化剤量
を2〜5重量部の割合で増加させれば同等の粘着性を発
現させることができる。共重合体中に第1共重合成分お
よび/または第2共重合成分の含有率が高い場合は,軟
化剤量を少なくすることにより粘着性の低い粘着剤が,
軟化剤量を多くすることにより粘着性の高い粘着剤が得
られる。これに対して第1共重合成分および/または第
2共重合成分の含有率が低く,第3共重合成分の含有率
が高い場合には,充分な粘着性を得るために必要とされ
る軟化剤量は少量であり,粘着性の度合もほぼ一定とな
る。そのため軟化剤によって粘着性の度合を大きく変化
させることはできない。
上記軟化剤はそれ自身の吸水・吸湿性が高いため,軟化
剤を配合して得られる粘着剤は保存中に吸湿してその性
質が変化することのないように注意を要する。
剤を配合して得られる粘着剤は保存中に吸湿してその性
質が変化することのないように注意を要する。
このようにして得られた共重合体樹脂と軟化剤とを用い
て調製される粘着剤は,抗菌性を有し,さらに親水性
(水溶性),吸水性,透湿性および導電性をも有する。
抗菌性に関しては,従来から,4級アンモニウム塩を有す
る低分子化合物が抗菌性を有することが知られている。
本発明の共重合体樹脂においても第1共重合成分の4級
アンモニウム塩の部分が抗菌性を有するものと考えられ
る。粘着剤中においては共重合体の第2共重合成分やそ
の他の共重合成分,さらに添加された軟化剤等が上記4
級アンモニウム塩部分の屈曲,振動,回転などの分子鎖
運動を活発化するように作用し,抗菌作用が増強される
ものと推定される。第2共重合成分は細菌類を吸着・固
定する能力をも有するため効果的に抗菌作用が発揮され
ると考えられる。また,第1共重合成分だけによる重合
体では粘弾性的な性質が欠如し,粘着剤とはなり得な
い。第2成分だけによる重合体においても同様である。
上記共重合体樹脂は第1および第2共重合成分,さらに
必要に応じて第3共重合成分などが各々の性質を生かす
ような配列で,かつ適当な粘弾性を発現させうる分子鎖
長となるように共重合されていると考えられる。軟化剤
が加えられると既述のように樹脂全体が軟化し,さらに
このような性質を増強させるものと考えられる。
て調製される粘着剤は,抗菌性を有し,さらに親水性
(水溶性),吸水性,透湿性および導電性をも有する。
抗菌性に関しては,従来から,4級アンモニウム塩を有す
る低分子化合物が抗菌性を有することが知られている。
本発明の共重合体樹脂においても第1共重合成分の4級
アンモニウム塩の部分が抗菌性を有するものと考えられ
る。粘着剤中においては共重合体の第2共重合成分やそ
の他の共重合成分,さらに添加された軟化剤等が上記4
級アンモニウム塩部分の屈曲,振動,回転などの分子鎖
運動を活発化するように作用し,抗菌作用が増強される
ものと推定される。第2共重合成分は細菌類を吸着・固
定する能力をも有するため効果的に抗菌作用が発揮され
ると考えられる。また,第1共重合成分だけによる重合
体では粘弾性的な性質が欠如し,粘着剤とはなり得な
い。第2成分だけによる重合体においても同様である。
上記共重合体樹脂は第1および第2共重合成分,さらに
必要に応じて第3共重合成分などが各々の性質を生かす
ような配列で,かつ適当な粘弾性を発現させうる分子鎖
長となるように共重合されていると考えられる。軟化剤
が加えられると既述のように樹脂全体が軟化し,さらに
このような性質を増強させるものと考えられる。
上記粘着剤の層が基材の少なくとも片面に形成されて所
望の医療用粘着シートもしくはテープが得られる。基材
には,例えば,ポリウレタン,ポリウレタン−ポリアミ
ノ酸共縮合体,ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共
重合体,エチレン−アクリル酸エステル共重合体,ポリ
塩化ビニル,無可塑軟質ポリ塩化ビニル(内部共重合体
またはブレンド系),ポリプロピレン,ナイロン,ポリ
エステル,可溶性ポリビニルアルコール,不溶化ポリビ
ニルアルコール,不溶化ポリビニルアセタール,再生セ
ルローズ,セルローズエステル類,セルローズエーテル
類,シリコーンゴム.発砲ポリエチレン,発砲ポリウレ
タン,発砲エチレン−酢酸ビニル共重合体などがフィル
ムもしくはシート状に成形されて用いられる。このほ
か,天然繊維または合成繊維からなる紙,不織布,織
布,編布なども利用され得,目的に応じて,通気性のあ
る基材または通気性をもたない基材が適宜選択される。
また,上記フィルム,織布などを適宜組み合わせて重接
合(ラミネート)し,ラミネート体として使用すること
可能である。
望の医療用粘着シートもしくはテープが得られる。基材
には,例えば,ポリウレタン,ポリウレタン−ポリアミ
ノ酸共縮合体,ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共
重合体,エチレン−アクリル酸エステル共重合体,ポリ
塩化ビニル,無可塑軟質ポリ塩化ビニル(内部共重合体
またはブレンド系),ポリプロピレン,ナイロン,ポリ
エステル,可溶性ポリビニルアルコール,不溶化ポリビ
ニルアルコール,不溶化ポリビニルアセタール,再生セ
ルローズ,セルローズエステル類,セルローズエーテル
類,シリコーンゴム.発砲ポリエチレン,発砲ポリウレ
タン,発砲エチレン−酢酸ビニル共重合体などがフィル
ムもしくはシート状に成形されて用いられる。このほ
か,天然繊維または合成繊維からなる紙,不織布,織
布,編布なども利用され得,目的に応じて,通気性のあ
る基材または通気性をもたない基材が適宜選択される。
また,上記フィルム,織布などを適宜組み合わせて重接
合(ラミネート)し,ラミネート体として使用すること
可能である。
薬剤による治療を目的としたシートもしくはテープを得
る場合には粘着剤中に薬剤が配合される。薬剤として
は,抗炎症剤,消炎鎮痛剤,抗ヒスタミン剤,抗アレル
ギー剤,殺菌・抗菌性,抗真菌剤,降血圧剤,冠血管拡
張剤,鎮静剤,興奮剤,抗乗物酔剤,麻酔剤などがあ
る。薬剤がアルカリ金属塩,塩酸塩など塩の形態である
場合には,これらの薬剤は分子鎖の第1および第2共重
合成分に相当する部分に吸着した状態で,もしくはその
周辺に存在する軟化剤に部分的に溶解した状態で安定に
存在すると考えられる。薬剤が水に不溶もしくは親油性
である場合には第3共重合成分を含有する共重合体樹脂
が好適に用いられる。このような薬剤は第3共重合体成
分に相当する部分に吸着もしくは溶解されているものと
考えられる。
る場合には粘着剤中に薬剤が配合される。薬剤として
は,抗炎症剤,消炎鎮痛剤,抗ヒスタミン剤,抗アレル
ギー剤,殺菌・抗菌性,抗真菌剤,降血圧剤,冠血管拡
張剤,鎮静剤,興奮剤,抗乗物酔剤,麻酔剤などがあ
る。薬剤がアルカリ金属塩,塩酸塩など塩の形態である
場合には,これらの薬剤は分子鎖の第1および第2共重
合成分に相当する部分に吸着した状態で,もしくはその
周辺に存在する軟化剤に部分的に溶解した状態で安定に
存在すると考えられる。薬剤が水に不溶もしくは親油性
である場合には第3共重合成分を含有する共重合体樹脂
が好適に用いられる。このような薬剤は第3共重合体成
分に相当する部分に吸着もしくは溶解されているものと
考えられる。
基材に粘着剤もしくは薬剤を含む粘着剤の層を形成する
方法は,既知の方法により,行われうる。例えば,粘着
剤(共重合体樹脂と軟化剤)を含有する溶液を直接基材
表面に塗布・乾燥する直接塗工法;粘着剤溶液を一旦,
剥離性表面を有する平坦な無端ベルト上に塗布し乾燥し
た後,この表面に基材を圧着し,引き剥がすことにより
基材表面に粘着剤を転写させる直接転写法などが用いら
れる。このほか,粘着剤溶液を一旦剥離紙上に塗工し乾
燥して後,基材を塗工表面に圧着する間接転写法も好適
に用いられる。
方法は,既知の方法により,行われうる。例えば,粘着
剤(共重合体樹脂と軟化剤)を含有する溶液を直接基材
表面に塗布・乾燥する直接塗工法;粘着剤溶液を一旦,
剥離性表面を有する平坦な無端ベルト上に塗布し乾燥し
た後,この表面に基材を圧着し,引き剥がすことにより
基材表面に粘着剤を転写させる直接転写法などが用いら
れる。このほか,粘着剤溶液を一旦剥離紙上に塗工し乾
燥して後,基材を塗工表面に圧着する間接転写法も好適
に用いられる。
(作用) 本発明の共重合体樹脂を用いて得られる粘着剤は粘着性
に優れ皮膚刺激が少なく薬剤を変質させることがない,
などの従来のアクリル系粘着剤の特徴を兼ね備え,か
つ,優れた抗菌性を有する。このような粘着剤の層を設
けた医療用シートもしくはテープは広範囲の用途に利用
されうる。例えば,傷口の保護のために直接もしくはガ
ーゼなどを介して間接的に貼付される。粘着剤の抗菌作
用により細菌の浸入による感染が防止されるため外傷の
治癒を早めることが可能である。シートもしくはテープ
の貼付時に蒸れが生じても,その部位に微生物が繁殖し
て二次感作によるかぶれを生ずることがない。このよう
なシートを手術部位にあらかじめ貼付しておき,その上
から手術を行うことも可能である。このようにドレープ
として用いると術前の過剰な消毒を省き,かつ術中の切
開部への各種菌の浸入による感染を防ぐことができる。
に優れ皮膚刺激が少なく薬剤を変質させることがない,
などの従来のアクリル系粘着剤の特徴を兼ね備え,か
つ,優れた抗菌性を有する。このような粘着剤の層を設
けた医療用シートもしくはテープは広範囲の用途に利用
されうる。例えば,傷口の保護のために直接もしくはガ
ーゼなどを介して間接的に貼付される。粘着剤の抗菌作
用により細菌の浸入による感染が防止されるため外傷の
治癒を早めることが可能である。シートもしくはテープ
の貼付時に蒸れが生じても,その部位に微生物が繁殖し
て二次感作によるかぶれを生ずることがない。このよう
なシートを手術部位にあらかじめ貼付しておき,その上
から手術を行うことも可能である。このようにドレープ
として用いると術前の過剰な消毒を省き,かつ術中の切
開部への各種菌の浸入による感染を防ぐことができる。
粘着剤はさらに優れた親水性を有する。水分を吸収する
ことができるため,この粘着剤を用いて得られるシート
もしくはテープを濡れた(湿った)皮膚表面に接着させ
ることが可能である。貼付時に発汗しても粘着剤の水分
吸収能力が大きいため,水分の吸収により軟化してこの
シートやテープが剥離したり,粘着剤が流動化して,い
わゆる糊残り現象を生じることが少ない。粘着剤の保存
中に湿度の影響により軟化もしくは硬化することも少な
い。水蒸気透過性にも優れるため,シートもしくはテー
プを長時間皮膚に貼付しても蒸れによるかぶれはほとん
ど認められない。基材自体が水蒸気を透過しうる場合
は,蒸れが全く生じない。貼付したシートもしくはテー
プを剥離するときに水を用いると,粘着剤がこの水に溶
解もしくは水で膨潤するため,容易にシートもしくはテ
ープを剥離することができる。そのため乳幼児などの弱
い皮膚面へ貼付しても剥離時に苦痛を与えたり皮膚面を
損なうことがない。また,シートもしくはテープの貼付
時に,例えば,体の動きにより周囲に接着剤がはみ出し
たり,剥離後に粘着剤が皮膚上に残留した場合にも,そ
れを水で洗浄すれば容易に除去することができる。さら
に,粘着剤中に従来使用されていた薬剤のみならず,水
溶性薬剤(例えば,アルカリ金属塩,アンモニウム塩,
塩酸塩などの塩の形態の薬剤)を高い濃度で溶解させる
こともできる。そのため,従来調製することの困難であ
った水溶性薬剤を包含する医療用粘着シートもしくはテ
ープが容易に得られうる。
ことができるため,この粘着剤を用いて得られるシート
もしくはテープを濡れた(湿った)皮膚表面に接着させ
ることが可能である。貼付時に発汗しても粘着剤の水分
吸収能力が大きいため,水分の吸収により軟化してこの
シートやテープが剥離したり,粘着剤が流動化して,い
わゆる糊残り現象を生じることが少ない。粘着剤の保存
中に湿度の影響により軟化もしくは硬化することも少な
い。水蒸気透過性にも優れるため,シートもしくはテー
プを長時間皮膚に貼付しても蒸れによるかぶれはほとん
ど認められない。基材自体が水蒸気を透過しうる場合
は,蒸れが全く生じない。貼付したシートもしくはテー
プを剥離するときに水を用いると,粘着剤がこの水に溶
解もしくは水で膨潤するため,容易にシートもしくはテ
ープを剥離することができる。そのため乳幼児などの弱
い皮膚面へ貼付しても剥離時に苦痛を与えたり皮膚面を
損なうことがない。また,シートもしくはテープの貼付
時に,例えば,体の動きにより周囲に接着剤がはみ出し
たり,剥離後に粘着剤が皮膚上に残留した場合にも,そ
れを水で洗浄すれば容易に除去することができる。さら
に,粘着剤中に従来使用されていた薬剤のみならず,水
溶性薬剤(例えば,アルカリ金属塩,アンモニウム塩,
塩酸塩などの塩の形態の薬剤)を高い濃度で溶解させる
こともできる。そのため,従来調製することの困難であ
った水溶性薬剤を包含する医療用粘着シートもしくはテ
ープが容易に得られうる。
さらに,粘着剤は導電性を有するため,帯電防止効果が
大きい。例えば,ポリエチレン,ポリプロピレンなど電
気絶縁性の高い基材を用いた従来のロール状の粘着テー
プを巻き戻すと,テープは数千〜数万ボルトの静電気を
帯びることがある。そのため,対象物に貼付する前に他
の物体に付着したり,火花放電を生じる場合もある。火
花放電を生じると,例えば麻酔用エーテルを使用する手
術室においては引火の危険も生じる。これに対して,本
発明のシートもしくはテープを用いると,そこに使われ
る粘着剤に帯電性がないため,このような危険性が全く
ない。
大きい。例えば,ポリエチレン,ポリプロピレンなど電
気絶縁性の高い基材を用いた従来のロール状の粘着テー
プを巻き戻すと,テープは数千〜数万ボルトの静電気を
帯びることがある。そのため,対象物に貼付する前に他
の物体に付着したり,火花放電を生じる場合もある。火
花放電を生じると,例えば麻酔用エーテルを使用する手
術室においては引火の危険も生じる。これに対して,本
発明のシートもしくはテープを用いると,そこに使われ
る粘着剤に帯電性がないため,このような危険性が全く
ない。
粘着剤の粘着性も従来のアクリル系粘着剤に比べて高い
ため,少量で優れた粘着力を有するシートもしくはテー
プが得られる。このような粘着剤の粘着性をはじめ,上
記抗菌性,親水性,導電性などの度合は,共重合体組成
の設定や軟化剤量の調節により,任意に調整することが
可能である。
ため,少量で優れた粘着力を有するシートもしくはテー
プが得られる。このような粘着剤の粘着性をはじめ,上
記抗菌性,親水性,導電性などの度合は,共重合体組成
の設定や軟化剤量の調節により,任意に調整することが
可能である。
共重合体調製時に多官能性単量体が加えられると微架橋
によりさらに内部凝集力に優れた粘着剤が得られる。こ
のような粘着剤を使用したシートもしくはテープは粘着
剤の膜厚にかかわらず,いわゆる糊割れ現象や糊残り現
象が発生しない。
によりさらに内部凝集力に優れた粘着剤が得られる。こ
のような粘着剤を使用したシートもしくはテープは粘着
剤の膜厚にかかわらず,いわゆる糊割れ現象や糊残り現
象が発生しない。
(実施例) 本発明を実施例につき説明する。
実施例1 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリルアミド誘導体
(第1共重合成分)として3(メタクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド60g,第2共重合
成分としてアクリル酸2−ヒドロキシエチル50g,第3共
重合成分としてアクリル酸ブチル70g,多官能性単量体と
して1・6−ヘキサングリコールジメタクリレート0.01
8g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを還流冷却装
置をそなえた反応容器(1)仕込み、N2気流下,攪拌
しながら60℃に加温した。重合触媒としてはアゾビスイ
ソブチロニトリル0.5gを使用した。触媒は100mlの酢酸
エチルに溶解させ,3時間ごとに5mlずつ反応系に投入し
た。4回投入した(12時間経過)後,さらに10mlずつ4
時間ごとに加えた。反応開始28時間後に反応温度を70℃
とし,3時間ごとに触媒溶液を10mlずつ加えた。重合反応
中に,特に重合初期(触媒溶液投入後2〜10時間)に,
反応液の粘度が著しく上昇した場合には,攪拌が困難と
なりゲル化や暴走反応が起こるおそれもあるため,エチ
ルアルコールを20〜30mlずつ11回にわたり追加した。粘
度上昇が認められなくなった後は加熱・攪拌のみを継続
して行った。このようにして,反応液は見かけの粘度が
10,000〜20,000cps(セナチポイズ)以下に保たれた。
触媒溶液投入完了後も同温度(70℃)で8時間攪拌を続
けて反応を終了させた。得られた反応液は粘稠な透明溶
液であり,含有される共重合体の濃度は31.8%,粘度は
21℃で28,000cpsであった。残存モノマー率から重合率
を算出したところ,共重合体全体としては97.8%,第1
共重合成分が97.7%,第2共重合成分が99.1%,そして
第3共重合成分が97.0%であった。
(第1共重合成分)として3(メタクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド60g,第2共重合
成分としてアクリル酸2−ヒドロキシエチル50g,第3共
重合成分としてアクリル酸ブチル70g,多官能性単量体と
して1・6−ヘキサングリコールジメタクリレート0.01
8g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを還流冷却装
置をそなえた反応容器(1)仕込み、N2気流下,攪拌
しながら60℃に加温した。重合触媒としてはアゾビスイ
ソブチロニトリル0.5gを使用した。触媒は100mlの酢酸
エチルに溶解させ,3時間ごとに5mlずつ反応系に投入し
た。4回投入した(12時間経過)後,さらに10mlずつ4
時間ごとに加えた。反応開始28時間後に反応温度を70℃
とし,3時間ごとに触媒溶液を10mlずつ加えた。重合反応
中に,特に重合初期(触媒溶液投入後2〜10時間)に,
反応液の粘度が著しく上昇した場合には,攪拌が困難と
なりゲル化や暴走反応が起こるおそれもあるため,エチ
ルアルコールを20〜30mlずつ11回にわたり追加した。粘
度上昇が認められなくなった後は加熱・攪拌のみを継続
して行った。このようにして,反応液は見かけの粘度が
10,000〜20,000cps(セナチポイズ)以下に保たれた。
触媒溶液投入完了後も同温度(70℃)で8時間攪拌を続
けて反応を終了させた。得られた反応液は粘稠な透明溶
液であり,含有される共重合体の濃度は31.8%,粘度は
21℃で28,000cpsであった。残存モノマー率から重合率
を算出したところ,共重合体全体としては97.8%,第1
共重合成分が97.7%,第2共重合成分が99.1%,そして
第3共重合成分が97.0%であった。
(B)粘着シートの調製:(A)項で得られた共重合体
溶液を流延・乾燥すると粘着性のない硬い被膜が得られ
た。このように,(A)項で調製された共重合体溶液か
ら得られる樹脂状のポリマーはトルエン,酢酸エチル,
メチルエチルケトンなどの非水溶媒には溶媒しない。他
方,水,メチルアルコール,エチルアルコール,イソプ
ロピルアルコールなどの水やアルコール系溶媒には溶解
しうる。上記共重合体溶媒の少量を採取し,水を少量加
えて乾燥すると可塑化し,粘弾性的性質を有する粘着剤
が得られた。水の代わりにグリセリンやジグリセリンを
用いても同様の結果が得られた。ポリマー成分100gに対
してグリセリンまたはジグリセリン40〜90重量部を加え
たときに適度な粘着性が得られた。(A)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100gに対してジグリセリン
55重量部を加えて粘着剤溶液を得た。これを基材表面に
乾燥後の厚さが50μmとなるように転写塗工法によって
塗布・乾燥した。基材としては厚さ50μmの延伸された
架橋ポリビニルアルコールフィルムを用いた。
溶液を流延・乾燥すると粘着性のない硬い被膜が得られ
た。このように,(A)項で調製された共重合体溶液か
ら得られる樹脂状のポリマーはトルエン,酢酸エチル,
メチルエチルケトンなどの非水溶媒には溶媒しない。他
方,水,メチルアルコール,エチルアルコール,イソプ
ロピルアルコールなどの水やアルコール系溶媒には溶解
しうる。上記共重合体溶媒の少量を採取し,水を少量加
えて乾燥すると可塑化し,粘弾性的性質を有する粘着剤
が得られた。水の代わりにグリセリンやジグリセリンを
用いても同様の結果が得られた。ポリマー成分100gに対
してグリセリンまたはジグリセリン40〜90重量部を加え
たときに適度な粘着性が得られた。(A)項で得られた
共重合体溶液のポリマー成分100gに対してジグリセリン
55重量部を加えて粘着剤溶液を得た。これを基材表面に
乾燥後の厚さが50μmとなるように転写塗工法によって
塗布・乾燥した。基材としては厚さ50μmの延伸された
架橋ポリビニルアルコールフィルムを用いた。
(C)粘着剤の粘着代用物性:(B)項で得られた粘着
シートを用いて粘着代用物性を調べた。下記の方法によ
り(1)180°折り返し法粘着力および(2)ボールタ
ック値を測定した。(3)凝集破壊性および対湿潤面接
着性についても試験を行った。180°折り返し法粘着力
は720g/15mm幅,ボールタック値は28,凝集破壊は認めら
れず,対湿潤面接着性は300秒以上の値が得られた。
シートを用いて粘着代用物性を調べた。下記の方法によ
り(1)180°折り返し法粘着力および(2)ボールタ
ック値を測定した。(3)凝集破壊性および対湿潤面接
着性についても試験を行った。180°折り返し法粘着力
は720g/15mm幅,ボールタック値は28,凝集破壊は認めら
れず,対湿潤面接着性は300秒以上の値が得られた。
(1)180°折り返し法粘着力:(B)項で得られた粘
着シートを15mm幅に切断し粘着テープを得た。この粘着
テープをサンドペーパー(#280)で研磨したステンレ
ス鋼板面に貼付し,2kgのゴム張りローラーを用い300mm/
分の速さで1往復して圧着した。圧着後,室温(20〜22
℃)で30分以上放置した後,その一端を180°折り返し
て300mm/分の定速強制剥離を行い,このときの粘着力を
測定した(JIS−Z−1522)。
着シートを15mm幅に切断し粘着テープを得た。この粘着
テープをサンドペーパー(#280)で研磨したステンレ
ス鋼板面に貼付し,2kgのゴム張りローラーを用い300mm/
分の速さで1往復して圧着した。圧着後,室温(20〜22
℃)で30分以上放置した後,その一端を180°折り返し
て300mm/分の定速強制剥離を行い,このときの粘着力を
測定した(JIS−Z−1522)。
(2)ボールタック値:(B)項で得られた粘着シート
を30mm以上の幅に切断し粘着テープを得た。室温でこの
粘着テープの粘着面を外側にして30°の傾斜面に固定し
た。粘着面の斜面上部から下方に向かってほぼ中程の部
分を,非粘着薄フィルムで覆った。その境界線から斜面
上へ100mmの個所から,清浄に拭かれたボールベアリン
グ球を自然転走させた。粘着面と非粘着面の境界線から
100mm以内で自然停止する球のうちの最大球の直径(1/3
2インチ単位とし,その分子の数をもって示す;例えば1
7/32インチであれば17)をボールタック値とした(医薬
品製造指針(1984)51頁)。
を30mm以上の幅に切断し粘着テープを得た。室温でこの
粘着テープの粘着面を外側にして30°の傾斜面に固定し
た。粘着面の斜面上部から下方に向かってほぼ中程の部
分を,非粘着薄フィルムで覆った。その境界線から斜面
上へ100mmの個所から,清浄に拭かれたボールベアリン
グ球を自然転走させた。粘着面と非粘着面の境界線から
100mm以内で自然停止する球のうちの最大球の直径(1/3
2インチ単位とし,その分子の数をもって示す;例えば1
7/32インチであれば17)をボールタック値とした(医薬
品製造指針(1984)51頁)。
(3)凝集破壊性:(B)項で得られた粘着シートを15
mm幅に切断し粘着テープを得た。この粘着テープをサン
ドペーパー(#280)で研磨したスチール板面に貼付し,
2kgのゴム張りローラーを用いて300mm/分の速さで1往
復して圧着した。圧着後,40℃で30分以上放置した後,
直ちにその一端を180°折り返して100mm/分の定速強制
剥離を行った。このときにスチール板表面に粘着剤の一
部が残留するか否かを調べた。粘着剤が残留した場合は
凝集破壊が生じたと判断する。
mm幅に切断し粘着テープを得た。この粘着テープをサン
ドペーパー(#280)で研磨したスチール板面に貼付し,
2kgのゴム張りローラーを用いて300mm/分の速さで1往
復して圧着した。圧着後,40℃で30分以上放置した後,
直ちにその一端を180°折り返して100mm/分の定速強制
剥離を行った。このときにスチール板表面に粘着剤の一
部が残留するか否かを調べた。粘着剤が残留した場合は
凝集破壊が生じたと判断する。
(4)対湿潤面接着性:厚さ50μmのセロハンと厚さ50
μmのポリエチレンとのラミネートフィルムを被接着体
とした。このラミネートフィルムのセロハン表面側を被
接着面とし,この被接着面を水を含ませたガーゼで数回
軽くこすり湿潤状態とした。この湿潤表面に(B)項で
得られた粘着テープ(粘着シートを15mm幅に切断したも
の)を貼付し,2kgのゴム張りローラーを1往復して圧着
した。ただしテープの一端は接着させずに開放されてい
る。この粘着テープの接着端を下にそして開放端を上に
して被接着体を垂直に吊るした。そして,粘着テープの
開放端を180°折り返し,100gの荷重をかけた。この荷重
により,被接着面に接着したテープが100mm剥離される
に要する時間(秒)を測定した。
μmのポリエチレンとのラミネートフィルムを被接着体
とした。このラミネートフィルムのセロハン表面側を被
接着面とし,この被接着面を水を含ませたガーゼで数回
軽くこすり湿潤状態とした。この湿潤表面に(B)項で
得られた粘着テープ(粘着シートを15mm幅に切断したも
の)を貼付し,2kgのゴム張りローラーを1往復して圧着
した。ただしテープの一端は接着させずに開放されてい
る。この粘着テープの接着端を下にそして開放端を上に
して被接着体を垂直に吊るした。そして,粘着テープの
開放端を180°折り返し,100gの荷重をかけた。この荷重
により,被接着面に接着したテープが100mm剥離される
に要する時間(秒)を測定した。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:(B)項で得られた粘着
シートを5cm角の大きさに切断し試験片を10枚得た。こ
の試験片2枚の粘着剤表面にそれぞれ大腸菌を約1.0×1
06個/mlの割合で含有する菌体液1mlをほぼ均等に噴霧し
た。これを35℃で放置し,1時間後に試験片を1枚回収し
SCDLPブイヨン100ml中に洗い出し,その中の生菌数をSC
DLP寒天培地を用いた混釈平板培養法により測定し放置
前の菌体数との差から菌体の減少率(菌死滅率)を算出
した。2時間後にもう1枚の試験片を回収し,同様の方
法で菌体の減少率を測定した。それぞれの値を表1に示
す。大腸菌の代わりに緑膿菌,黄色ブドウ状球菌,白癬
菌および黒こうじかび菌についても同様の方法で試験を
行った。真菌(白癬菌および黒こうじかび菌)について
は試験片を25℃で放置し,SCDLP寒天培地の代わりにGPLP
寒天培地を用いた。使用した菌体は次のとおりである。
シートを5cm角の大きさに切断し試験片を10枚得た。こ
の試験片2枚の粘着剤表面にそれぞれ大腸菌を約1.0×1
06個/mlの割合で含有する菌体液1mlをほぼ均等に噴霧し
た。これを35℃で放置し,1時間後に試験片を1枚回収し
SCDLPブイヨン100ml中に洗い出し,その中の生菌数をSC
DLP寒天培地を用いた混釈平板培養法により測定し放置
前の菌体数との差から菌体の減少率(菌死滅率)を算出
した。2時間後にもう1枚の試験片を回収し,同様の方
法で菌体の減少率を測定した。それぞれの値を表1に示
す。大腸菌の代わりに緑膿菌,黄色ブドウ状球菌,白癬
菌および黒こうじかび菌についても同様の方法で試験を
行った。真菌(白癬菌および黒こうじかび菌)について
は試験片を25℃で放置し,SCDLP寒天培地の代わりにGPLP
寒天培地を用いた。使用した菌体は次のとおりである。
大腸菌:Escherichia coli IID 0−55 緑膿菌:Pseudomonas aeruginosa IID p−1 黄色ブドウ状球菌:Staphylococcus aureus FDA 209P 白癬菌:Trichophyton mentagrophytes IFO 6202 黒こうじかび菌:Aspergillus niger IFO 4414 それぞれの結果を表1に示す。
比較例1 水溶性の性質を有する下記組成の粘着剤を調製し,実施
例1と同様の試験を行った。
例1と同様の試験を行った。
ポリビニルピロリドン(kollidon−K−90;商品名)1
00重量部 ジグリセリン 60重量部 180°折り返し法粘着力は390g/15mm,ボールタック値は1
4であり凝集破壊が認められた。対湿潤面の接着性は300
秒以上の値が得られた。抗菌試験の結果を表1に示す。
00重量部 ジグリセリン 60重量部 180°折り返し法粘着力は390g/15mm,ボールタック値は1
4であり凝集破壊が認められた。対湿潤面の接着性は300
秒以上の値が得られた。抗菌試験の結果を表1に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:本実施例
で得られる共重合体を用いて得られる粘着剤は(D)項
に示されるように優れた殺菌性を有する。殺菌性を主目
的とした粘着シートもしくはテープのほか,優れた粘着
性や親水性を生かして各種用途の粘着シートもしくはテ
ープが調製されうる。本実施例および後述の実施例2〜
6で得られる粘着剤を用いたシートもしくはテープの種
々の構成とその好適な用途を表7(61〜63頁)に示す。
各種薬剤を粘着剤中に含有・溶解させておき経皮(経粘
膜)吸収により薬剤を投与するためのシートもしくはテ
ープも調製されうる。そのようなシートもしくはテープ
の構成,適応症などを後述の実施例2〜6の粘着剤を用
いた例とともに表8(64頁)に示す。
で得られる共重合体を用いて得られる粘着剤は(D)項
に示されるように優れた殺菌性を有する。殺菌性を主目
的とした粘着シートもしくはテープのほか,優れた粘着
性や親水性を生かして各種用途の粘着シートもしくはテ
ープが調製されうる。本実施例および後述の実施例2〜
6で得られる粘着剤を用いたシートもしくはテープの種
々の構成とその好適な用途を表7(61〜63頁)に示す。
各種薬剤を粘着剤中に含有・溶解させておき経皮(経粘
膜)吸収により薬剤を投与するためのシートもしくはテ
ープも調製されうる。そのようなシートもしくはテープ
の構成,適応症などを後述の実施例2〜6の粘着剤を用
いた例とともに表8(64頁)に示す。
実施例2 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリルアミド誘導体
(第1共重合成分)として3(メタクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド40g,第2共重合
成分としてアクリル酸2ヒドロキシプロピル80g,第3共
重合成分としてアクリル酸エチルヘキシル60g,多官能性
単量体として1・6−ヘキサングリコールジメタクリレ
ート0.015g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを用
いて実施例1(A)項と同様に共重合体を調製した。た
だし触媒の使用量を0.46gとした。得られた反応液は透
明な粘稠液であり,含有される共重合体の濃度は29.2
%,21℃での粘度は約26,000cpsであった。残率モノマー
率からその重合率を算出したところ,共重合体全体とし
ては98.6%,第1共重合成分が98.0%,第2共重合成分
が99.0%,そして第3共重合成分が98.6%であった。
(第1共重合成分)として3(メタクリルアミド)プロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド40g,第2共重合
成分としてアクリル酸2ヒドロキシプロピル80g,第3共
重合成分としてアクリル酸エチルヘキシル60g,多官能性
単量体として1・6−ヘキサングリコールジメタクリレ
ート0.015g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを用
いて実施例1(A)項と同様に共重合体を調製した。た
だし触媒の使用量を0.46gとした。得られた反応液は透
明な粘稠液であり,含有される共重合体の濃度は29.2
%,21℃での粘度は約26,000cpsであった。残率モノマー
率からその重合率を算出したところ,共重合体全体とし
ては98.6%,第1共重合成分が98.0%,第2共重合成分
が99.0%,そして第3共重合成分が98.6%であった。
(B)粘着シートの調製:本実施例(A)項で得られた
共重合体溶液から得られるポリマーは,硬く粘着性のな
い樹脂状物であり,溶媒に対する溶解性は実施例1で得
られたポリマーと同様であった。ポリマー成分100gに対
してジグリセリン35〜75重量部を加えたときに適度な粘
着性が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体
溶液のポリマー成分100gに対してジグリセリン55重量部
を加えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実
施例I(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
共重合体溶液から得られるポリマーは,硬く粘着性のな
い樹脂状物であり,溶媒に対する溶解性は実施例1で得
られたポリマーと同様であった。ポリマー成分100gに対
してジグリセリン35〜75重量部を加えたときに適度な粘
着性が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体
溶液のポリマー成分100gに対してジグリセリン55重量部
を加えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実
施例I(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は670g/15mm,ボールタック値は24であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面への接着性は
300秒以上であった。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は670g/15mm,ボールタック値は24であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面への接着性は
300秒以上であった。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表2に示す。
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表2に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:表7およ
び表8にその例を示す。
び表8にその例を示す。
実施例3 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリルアミド誘導体
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)イソペ
ンチルトリメチルアンモニウムクロライド110g,第2共
重合成分としてメタクリル酸2ヒドロキシエチル25g,第
3共重合成分として酢酸ビニル45g,多官能性単量体とし
てポリエチレングリコールジメタクリレート(分子量約
338)0.03g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを用
いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調製した。た
だし触媒の使用量を0.55gとした。得られた反応液はほ
ぼ透明な粘稠液であった。共重合体濃度は33.3%であ
り,含有される共重合体の21℃での粘度は約31,000cps
であった。重合率は,共重合体全体として97.8%,第1
共重合成分が96.7%,第2共重合成分が100%,第3共
重合成分が99.3%であった。
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)イソペ
ンチルトリメチルアンモニウムクロライド110g,第2共
重合成分としてメタクリル酸2ヒドロキシエチル25g,第
3共重合成分として酢酸ビニル45g,多官能性単量体とし
てポリエチレングリコールジメタクリレート(分子量約
338)0.03g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを用
いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調製した。た
だし触媒の使用量を0.55gとした。得られた反応液はほ
ぼ透明な粘稠液であった。共重合体濃度は33.3%であ
り,含有される共重合体の21℃での粘度は約31,000cps
であった。重合率は,共重合体全体として97.8%,第1
共重合成分が96.7%,第2共重合成分が100%,第3共
重合成分が99.3%であった。
(B)粘着シートの調製:本実施例(A)項で得られた
共重合体溶液から得られるポリマーは硬い樹脂状物であ
った。この樹脂状のポリマーは水やアルコール系溶媒に
溶解する一方,メチルエチルケトン,酢酸エチルなどに
は溶解しない。ポリマー成分100gに対してジグリセリン
50〜100重量部を加えたときに適度な粘着性が得られ
た。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液のポリマ
ー成分100gに対してジグリセリン70重量部を加えて粘着
剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例1(B)
項の方法に準じて粘着シートを調製した。
共重合体溶液から得られるポリマーは硬い樹脂状物であ
った。この樹脂状のポリマーは水やアルコール系溶媒に
溶解する一方,メチルエチルケトン,酢酸エチルなどに
は溶解しない。ポリマー成分100gに対してジグリセリン
50〜100重量部を加えたときに適度な粘着性が得られ
た。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液のポリマ
ー成分100gに対してジグリセリン70重量部を加えて粘着
剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例1(B)
項の方法に準じて粘着シートを調製した。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は800g/15mm,ボールタック値は31であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は800g/15mm,ボールタック値は31であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表3に示す。
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表3に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:表7およ
び表8にその例を示す。
び表8にその例を示す。
実施例4 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリル酸誘導体(第
1共重合成分)として,2(メタクリルオキシ)エチルト
リメチルアンモニウムクロライド50g,第2共重合成分と
してアクリル酸2ヒドロキシプロピル40gおよびメタク
リル酸2ヒドロキシプロピル30g,第3共重合成分として
アクリル酸ブチル60g,多官能性単量体としてトリメチロ
ールプロパントリメタクリレート0.01g,そして溶媒とし
てメチルアルコール80gを用いて実施例1(A)項に準
じて共重合体を調製した。得られた反応液はやや乳白色
の粘稠溶液であり,含有される共重合体の濃度は30.4
%,21℃での粘度は30,000cpsであった。重合率は,共重
合体全体として98.4%,第1共重合成分が97.6%,第2
共重合成分が合計量で99.2%,第3共重合成分が98.1%
であった。
1共重合成分)として,2(メタクリルオキシ)エチルト
リメチルアンモニウムクロライド50g,第2共重合成分と
してアクリル酸2ヒドロキシプロピル40gおよびメタク
リル酸2ヒドロキシプロピル30g,第3共重合成分として
アクリル酸ブチル60g,多官能性単量体としてトリメチロ
ールプロパントリメタクリレート0.01g,そして溶媒とし
てメチルアルコール80gを用いて実施例1(A)項に準
じて共重合体を調製した。得られた反応液はやや乳白色
の粘稠溶液であり,含有される共重合体の濃度は30.4
%,21℃での粘度は30,000cpsであった。重合率は,共重
合体全体として98.4%,第1共重合成分が97.6%,第2
共重合成分が合計量で99.2%,第3共重合成分が98.1%
であった。
(B)粘着シートの調製:本実施例(A)項で得られる
共重合体溶液から得られるポリマーは非粘着性の樹脂状
物であった。この樹脂状のポリマーは水やアルコール系
溶媒に溶解する一方,メチルエチルケトン,酢酸エチル
などには溶解しない。ポリマー成分100gに対してジグリ
セリン35〜80重量部を加えたときに適度な粘着性が得ら
れた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液のポリ
マー成分100gに対してジグリセリン50重量部を加えて粘
着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例1
(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
共重合体溶液から得られるポリマーは非粘着性の樹脂状
物であった。この樹脂状のポリマーは水やアルコール系
溶媒に溶解する一方,メチルエチルケトン,酢酸エチル
などには溶解しない。ポリマー成分100gに対してジグリ
セリン35〜80重量部を加えたときに適度な粘着性が得ら
れた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液のポリ
マー成分100gに対してジグリセリン50重量部を加えて粘
着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例1
(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は690g/15mm,ボールタック値は25であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤接着性は300秒
以上であった。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は690g/15mm,ボールタック値は25であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤接着性は300秒
以上であった。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。別に比較例1と同様の条件下で粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表4に示す。
て行った。別に比較例1と同様の条件下で粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表4に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:表7およ
び表8にその例を示す。
び表8にその例を示す。
実施例5 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリルアミド誘導体
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)プロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド18g,第2共重合成
分としてアクリル酸2ヒドロキシプロピル42g,第3共重
合成分としてアクリル酸ブチル80gおよび酢酸ビニル40
g,多官能性単量体として1・6−ヘキサングリコールジ
メタクリレート0.02g,そして溶媒としてエチルアルコー
ル80gを用いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調
製した。ただし触媒の使用量を0.6gとした。得られた反
応液は透明であり,含有される共重合体の濃度は27.7
%,21℃での粘度は約27,000cpsであった。重合率は共重
合体全体としては98.4%,第1共重合成分が99.4%,第
2共重合成分が99.6%,第3共重合成分のうちアクリル
酸ブチルが97.5%,酢酸ビニルが98.5%であった。
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)プロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド18g,第2共重合成
分としてアクリル酸2ヒドロキシプロピル42g,第3共重
合成分としてアクリル酸ブチル80gおよび酢酸ビニル40
g,多官能性単量体として1・6−ヘキサングリコールジ
メタクリレート0.02g,そして溶媒としてエチルアルコー
ル80gを用いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調
製した。ただし触媒の使用量を0.6gとした。得られた反
応液は透明であり,含有される共重合体の濃度は27.7
%,21℃での粘度は約27,000cpsであった。重合率は共重
合体全体としては98.4%,第1共重合成分が99.4%,第
2共重合成分が99.6%,第3共重合成分のうちアクリル
酸ブチルが97.5%,酢酸ビニルが98.5%であった。
(B)粘着シートの調製:本実施例(A)項で得られる
共重合体は,わずかに粘着性を有する比較的強靱な樹脂
状物であった。この樹脂状のポリマーは水,アルコール
類,アセトンなどに溶解する一方,トルエン,酢酸エス
テル類などには溶解しない。ポリマー成分100gに対して
ジグリセリン20〜60重量部を加えたときに適度な粘着性
が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液
のポリマー成分100gに対してジグリセリン35重量部を加
えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例
1(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
共重合体は,わずかに粘着性を有する比較的強靱な樹脂
状物であった。この樹脂状のポリマーは水,アルコール
類,アセトンなどに溶解する一方,トルエン,酢酸エス
テル類などには溶解しない。ポリマー成分100gに対して
ジグリセリン20〜60重量部を加えたときに適度な粘着性
が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶液
のポリマー成分100gに対してジグリセリン35重量部を加
えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施例
1(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は590g/15mm,ボールタック値は18であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は590g/15mm,ボールタック値は18であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表5に示す。
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表5に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:表7およ
び表8にその例を示す。
び表8にその例を示す。
実施例6 (A)共重合体の調製:(メタ)アクリルアミド誘導体
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)イソペ
ンチルトリメチルアンモニウムクロライド45gおよび2
(メタクリルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムク
ロライド45g,第2共重合成分としてアクリル酸2ヒドロ
キシエチル40g,第3共重合成分としてブトキシエチルア
クリル酸50g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを
用いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調製した。
得られた反応液はやや乳白色の粘稠な溶液であり,含有
される共重合体の濃度は33.0%,21℃での粘度は32,000c
psであった。重合率は共重合体全体としては98.5%,第
1共重合成分のうち3(アクリルアミド)イソペンチル
トリメチルアンモニウムクロライドが97.3%,2(メタク
リルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムクロライド
が98.5%,第2共重合成分が99.7%,第3共重合成分が
98.7%であった。
(第1共重合成分)として3(アクリルアミド)イソペ
ンチルトリメチルアンモニウムクロライド45gおよび2
(メタクリルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムク
ロライド45g,第2共重合成分としてアクリル酸2ヒドロ
キシエチル40g,第3共重合成分としてブトキシエチルア
クリル酸50g,そして溶媒としてメチルアルコール80gを
用いて実施例1(A)項に準じて共重合体を調製した。
得られた反応液はやや乳白色の粘稠な溶液であり,含有
される共重合体の濃度は33.0%,21℃での粘度は32,000c
psであった。重合率は共重合体全体としては98.5%,第
1共重合成分のうち3(アクリルアミド)イソペンチル
トリメチルアンモニウムクロライドが97.3%,2(メタク
リルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムクロライド
が98.5%,第2共重合成分が99.7%,第3共重合成分が
98.7%であった。
(B)粘着シートの調製:本実施例(A)項で得られる
共重合体溶液から得られるポリマーはやや硬い非粘着性
の樹脂状物であった。この樹脂状のポリマーは水やアル
コール系溶媒に溶解する一方,メチルエチルケトン,酢
酸エチルなどには溶解しない。ポリマー成分100gに対し
てジグリセリン40〜95重量部を加えたときに適度な粘着
性が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶
液のポリマー成分100gに対してジグリセリン65重量部を
加えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施
例1(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
共重合体溶液から得られるポリマーはやや硬い非粘着性
の樹脂状物であった。この樹脂状のポリマーは水やアル
コール系溶媒に溶解する一方,メチルエチルケトン,酢
酸エチルなどには溶解しない。ポリマー成分100gに対し
てジグリセリン40〜95重量部を加えたときに適度な粘着
性が得られた。本実施例(A)項で得られた共重合体溶
液のポリマー成分100gに対してジグリセリン65重量部を
加えて粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液を用いて実施
例1(B)項の方法に準じて粘着シートを調製した。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は660g/15mm,ボールタック値は29であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は660g/15mm,ボールタック値は29であ
り凝集破壊は認められなかった。対湿潤面接着性は300
秒以上であった。
(D)粘着剤の殺菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表6に示す。
て行った。別に比較例1と同様の条件下て粘着剤を調製
し,同様の方法で抗菌性の評価を行った(比較例1−
)。それぞれの結果を表6に示す。
(E)各種粘着シートもしくはテープの構成:表7およ
び表8にその例を示す。
び表8にその例を示す。
比較例2 通常使用されているアクリル系粘着剤を調製し,本実施
例の樹脂から得られる粘着剤と比較を行った。
例の樹脂から得られる粘着剤と比較を行った。
(A)共重合体の調製:メタクリル酸2エチルヘキシル
60g,アクリル酸ブチル120g,1・6ヘキサングリコールジ
メタクリル酸エステル0.018gおよび酢酸エチル80gを反
応容器に仕込み,実施例1(A)項に準じて共重合体を
調製した。ただし触媒の使用量を0.51gとした。得られ
た反応液に含有される共重合体の濃度は27.6%,21℃で
の粘度は約25,000cpsであった。その重合率は全体とし
て98.4%,メタクリル酸2エチルヘキシルが99.6%,ア
クリル酸ブチルが97.8%であった。反応液の溶媒を留去
・乾燥して得られるポリマーは粘着性を有するため軟化
剤を必要としない。
60g,アクリル酸ブチル120g,1・6ヘキサングリコールジ
メタクリル酸エステル0.018gおよび酢酸エチル80gを反
応容器に仕込み,実施例1(A)項に準じて共重合体を
調製した。ただし触媒の使用量を0.51gとした。得られ
た反応液に含有される共重合体の濃度は27.6%,21℃で
の粘度は約25,000cpsであった。その重合率は全体とし
て98.4%,メタクリル酸2エチルヘキシルが99.6%,ア
クリル酸ブチルが97.8%であった。反応液の溶媒を留去
・乾燥して得られるポリマーは粘着性を有するため軟化
剤を必要としない。
(B)粘着シートの調製:基材として厚さ50μmのPET
フィルムを用い,その片面にコロナ放電処理を行った。
処理面に本比較例(A)項で得られた共重合体を含む反
応液を乾燥後の厚さが50μmとなるように転写塗工法に
よって塗布・乾燥して粘着シートを得た。
フィルムを用い,その片面にコロナ放電処理を行った。
処理面に本比較例(A)項で得られた共重合体を含む反
応液を乾燥後の厚さが50μmとなるように転写塗工法に
よって塗布・乾燥して粘着シートを得た。
(C)粘着剤の粘着代用物性:本実施例(B)項で得ら
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は520g/15mm,ボールタック値は15であ
り凝集破壊は認められなかった。しかし,対湿潤面への
接着性は7秒と低い値を示した。
れた粘着シートを用いて粘着代用物性を調べた。180°
折り返し法粘着力は520g/15mm,ボールタック値は15であ
り凝集破壊は認められなかった。しかし,対湿潤面への
接着性は7秒と低い値を示した。
(D)粘着剤の抗菌性の評価:実施例1(D)項に準じ
て行った。その結果を表9に示す。
て行った。その結果を表9に示す。
(発明の効果) 本実施例によれば,このように,粘着性に優れ内部凝集
力が高く劣化しにくいなどのアクリル系粘着剤の持つ優
れた特性を有し,かつ優れた抗菌性をもった医療用粘着
剤を形成しうる樹脂が得られる。このような粘着剤の層
を設けた本発明のシートもしくはテープを皮膚に貼付す
ると,例えば傷口への微生物の感染が起こらず,したが
って,治癒が促進されうる。蒸れが生じた部分への微生
物の二次感作によるかぶれも生じない。
力が高く劣化しにくいなどのアクリル系粘着剤の持つ優
れた特性を有し,かつ優れた抗菌性をもった医療用粘着
剤を形成しうる樹脂が得られる。このような粘着剤の層
を設けた本発明のシートもしくはテープを皮膚に貼付す
ると,例えば傷口への微生物の感染が起こらず,したが
って,治癒が促進されうる。蒸れが生じた部分への微生
物の二次感作によるかぶれも生じない。
この粘着剤は,また,親水性に優れるためこれを用いた
本発明のシートもしくはテープを濡れた(湿った)皮膚
表面へ接着させることが可能である。貼付時に発汗して
も容易に剥離しない。この粘着剤は吸水性および水蒸気
透過性に優れ,そのため,シートもしくはテープを長時
間皮膚に貼付しても蒸れることがない。それゆえ,蒸れ
によるかぶれが生じにくい。貼付したシートもしくはテ
ープを剥離するときに水を用いると粘着剤がこの水に溶
解もしくは水で膨潤するため容易にこのシートもしくは
テープを剥離することができる。そのため,乳幼児など
の弱い皮膚面へ貼付しても剥離時に皮膚面を損なうこと
がない。粘着剤がシートもしくはテープの貼付時に周囲
にはみ出したり,剥離後に粘着剤が皮膚上に残留した場
合にも,それを水で洗浄すれば容易に除去することがで
きる。粘着剤中には水溶性薬剤を高濃度で溶解させるこ
とができる。そのため,従来調製が困難であった水溶性
薬剤を高単位で含有する治療用粘着シートもしくはテー
プが容易に得られうる。
本発明のシートもしくはテープを濡れた(湿った)皮膚
表面へ接着させることが可能である。貼付時に発汗して
も容易に剥離しない。この粘着剤は吸水性および水蒸気
透過性に優れ,そのため,シートもしくはテープを長時
間皮膚に貼付しても蒸れることがない。それゆえ,蒸れ
によるかぶれが生じにくい。貼付したシートもしくはテ
ープを剥離するときに水を用いると粘着剤がこの水に溶
解もしくは水で膨潤するため容易にこのシートもしくは
テープを剥離することができる。そのため,乳幼児など
の弱い皮膚面へ貼付しても剥離時に皮膚面を損なうこと
がない。粘着剤がシートもしくはテープの貼付時に周囲
にはみ出したり,剥離後に粘着剤が皮膚上に残留した場
合にも,それを水で洗浄すれば容易に除去することがで
きる。粘着剤中には水溶性薬剤を高濃度で溶解させるこ
とができる。そのため,従来調製が困難であった水溶性
薬剤を高単位で含有する治療用粘着シートもしくはテー
プが容易に得られうる。
さらに,粘着剤自体が導電性を有するため帯電防止効果
が大きく,そのため,例えば,ロール状の粘着テープを
巻きもどしたときに静電気により目的外の物体に付着し
たり,火花放電による引火の危険性もない。
が大きく,そのため,例えば,ロール状の粘着テープを
巻きもどしたときに静電気により目的外の物体に付着し
たり,火花放電による引火の危険性もない。
本発明の樹脂を用いると,従来のアクリル系粘着剤より
も高い粘着力を示す粘着剤から低粘着力の粘着剤に至る
までの任意の粘着力の粘着剤が得られうる。そのため,
目的に応じた粘着性を有するシートもしくはテープが調
製されうる。
も高い粘着力を示す粘着剤から低粘着力の粘着剤に至る
までの任意の粘着力の粘着剤が得られうる。そのため,
目的に応じた粘着性を有するシートもしくはテープが調
製されうる。
このような医療用粘着シートもしくはテープは,外傷部
を保護したり,骨折部などを固定するためのシート状も
しくはテープ状の絆創膏として使用されるほか,例え
ば,点滴を行うときにその静注針を皮膚表面に固定した
り,人工肛門などの医療用部材を所定の場所に固定・密
着させるためにも好適に用いられる。手術時のドレープ
用にも利用されうる。また,各種薬剤を含有する貼付剤
としても利用され得,水溶性の薬剤が高含量に含有され
る貼付剤も容易に得られうる。顔面の深皺伸ばしや髪の
固定・造形など美容目的にも用いられる。
を保護したり,骨折部などを固定するためのシート状も
しくはテープ状の絆創膏として使用されるほか,例え
ば,点滴を行うときにその静注針を皮膚表面に固定した
り,人工肛門などの医療用部材を所定の場所に固定・密
着させるためにも好適に用いられる。手術時のドレープ
用にも利用されうる。また,各種薬剤を含有する貼付剤
としても利用され得,水溶性の薬剤が高含量に含有され
る貼付剤も容易に得られうる。顔面の深皺伸ばしや髪の
固定・造形など美容目的にも用いられる。
Claims (11)
- 【請求項1】第1共重合成分と第2共重合成分とを含有
する共重合体でなる樹脂であって, (1)該第1共重合成分が, (a)第4級アンモニウム基を有する基が(メタ)アク
リルアミド基とアミド結合により結合した化学構造の
(メタ)アクリルアミド誘導体,および/もしくは (b)第4級アンモニウム基を有する基が(メタ)アク
リルオキシ基とエステル結合により結合した化学構造の
(メタ)アクリル酸エステル誘導体であり;そして, (2)第2共重合成分がグリコール類のモノ(メタ)ア
クリル酸エステルである,医療用粘着剤に用いられる樹
脂。 - 【請求項2】前記共重合体中に前記第1共重合成分が5
〜70重量%の割合で,そして第2共重合成分が第1共重
合成分の残余成分のうち20重量%以上の割合で含有され
る特許請求の範囲第1項に記載の樹脂。 - 【請求項3】前記共重合体中に(メタ)アクリル酸アル
キルエステル,(メタ)アクリル酸アルコキシエステル
および脂肪酸ビニルエステルのうち少なくとも1種が第
3共重合成分として含有される特許請求の範囲第1項に
記載の樹脂。 - 【請求項4】前記共重合体中に前記第3共重合成分が,
第1共重合成分および第2共重合成分の残余成分のうち
50重量%以上の割合で含有される特許請求の範囲第3項
に記載の樹脂。 - 【請求項5】粘着剤の層が基材の少なくとも片面に設け
られた医療用シートもしくはテープであって, 該第1共重合成分と第2共重合成分とを含有する共重合
体樹脂を主成分とし, (1)該第1共重合成分が, (a)第4級アンモニウム基を有する基が(メタ)アク
リルアミド基とアミド結合により結合した化学構造の
(メタ)アクリルアミド誘導体,および/もしくは (b)第4級アンモニウム基を有する基が(メタ)アク
リルオキシ基とエステル結合により結合した化学構造の
(メタ)アクリル酸エステル誘導体であり;そして, (2)第2共重合成分がグリコール類のモノ(メタ)ア
クリル酸エステルである,医療用シートもしくはテー
プ。 - 【請求項6】前記共重合体中に前記第1共重合成分が5
〜70重量%の割合で,そして第2共重合成分が第1共重
合成分の残余成分のうち20重量%以上の割合で含有され
る特許請求の範囲第5項に記載のシートもしくはテー
プ。 - 【請求項7】前記共重合体中に(メタ)アクリル酸アル
キルエステル,(メタ)アクリル酸アルコキシエステル
および脂肪酸ビニルエステルのうち少なくとも1種が第
3共重合成分として含有される特許請求の範囲第5項記
載に記載のシートもしくはテープ。 - 【請求項8】前記共重合体中に前記第3共重合成分が,
第1共重合成分および第2共重合成分の残余成分のうち
50重量%以上の割合で含有される特許請求の範囲第7項
に記載のシートもしくはテープ。 - 【請求項9】前記粘着剤が水と親和性を有する軟化剤を
含有する特許請求の範囲第5項に記載のシートもしくは
テープ。 - 【請求項10】前記粘着剤が前記軟化剤を前記共重合体
100重量部あたり10〜100重量部の割合で含有する特許請
求の範囲第9項に記載のシートもしくはテープ。 - 【請求項11】前記粘着剤に薬剤が含有される特許請求
の範囲第5項に記載のシートもしくはテープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60132727A JPH0698184B2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60132727A JPH0698184B2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61290956A JPS61290956A (ja) | 1986-12-20 |
| JPH0698184B2 true JPH0698184B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=15088173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60132727A Expired - Fee Related JPH0698184B2 (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698184B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4416928C1 (de) * | 1994-05-13 | 1995-08-17 | Lohmann Gmbh & Co Kg | Medizinische Haftklebemasse mit hoher Wasserdampfdurchlässigkeit und hoher Klebkraft auf trockener menschlicher Haut sowie bei starker Transpiration, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung |
| JP7678544B2 (ja) * | 2020-04-13 | 2025-05-16 | コスメディ製薬株式会社 | 皮膚用粘着シート |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP60132727A patent/JPH0698184B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61290956A (ja) | 1986-12-20 |
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