JPH069873Y2 - トラクタにおけるダッシュ防止装置 - Google Patents
トラクタにおけるダッシュ防止装置Info
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- JPH069873Y2 JPH069873Y2 JP1987131154U JP13115487U JPH069873Y2 JP H069873 Y2 JPH069873 Y2 JP H069873Y2 JP 1987131154 U JP1987131154 U JP 1987131154U JP 13115487 U JP13115487 U JP 13115487U JP H069873 Y2 JPH069873 Y2 JP H069873Y2
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Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Soil Working Implements (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はロータリ作業等の安全を図ったトラクタにお
けるダッシュ防止装置に関する。
けるダッシュ防止装置に関する。
ここに、トラクタは耕耘機をも含むものである。
(ロ)従来の技術 トラクタによるロータリ作業では、一般に、トラクタに
装着されたロータリにトラクタのPTO軸から動力を伝
達するようにしている。
装着されたロータリにトラクタのPTO軸から動力を伝
達するようにしている。
この場合、ロータリの必要とする動力の方がトラクタの
走行に必要とする動力よりも遥かに大きくなるのが通常
である。
走行に必要とする動力よりも遥かに大きくなるのが通常
である。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上記ロータリ作業中、土壌条件によっては、機体を前進
させるように作用するロータリの駆動反力が過大とな
り、これがために、基体が急発進する現象、すなわちダ
ッシュを起こすことがある。
させるように作用するロータリの駆動反力が過大とな
り、これがために、基体が急発進する現象、すなわちダ
ッシュを起こすことがある。
特に、トラクタの機体重量を軽くすると、ダイヤのふん
ばりが効かなくなってダッシュの傾向が強くなる。
ばりが効かなくなってダッシュの傾向が強くなる。
このダッシュは圃場内におけるトラクタの位置・姿勢、
周囲の条件等によっては非常に危険なものとなるため何
等かの対策が必要となる。
周囲の条件等によっては非常に危険なものとなるため何
等かの対策が必要となる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ダッシュを
自動的に阻止することのできるトラクタにおけるダッシ
ュ防止装置を提供することを目的とするものである。
自動的に阻止することのできるトラクタにおけるダッシ
ュ防止装置を提供することを目的とするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案にかかるトラクタは、
機体の実際の前進速度と駆動輪(7)の回転に基ずく前
進速度、すなわち駆動輪(7)の周速度とを対比して前
者の前進速度が後者の速度よりも一定以上大きくなった
ときに検知出力を発するダッシュ検知装置(4)を形成
し、且つこのダッシュ検知装置(4)の検知出力に基づ
いてPTO軸(28)への動力伝達を断ち、ロータリ作
業機(2)を停止させる構成としてある。
機体の実際の前進速度と駆動輪(7)の回転に基ずく前
進速度、すなわち駆動輪(7)の周速度とを対比して前
者の前進速度が後者の速度よりも一定以上大きくなった
ときに検知出力を発するダッシュ検知装置(4)を形成
し、且つこのダッシュ検知装置(4)の検知出力に基づ
いてPTO軸(28)への動力伝達を断ち、ロータリ作
業機(2)を停止させる構成としてある。
(ホ)作用 本考案装置の使用に際してはトラクタに作業機(ロータ
リ)2を装着しPTO軸28からその作業機2に動力を
伝達するようになす。かかる状態での作業中にダッシュ
が発生すると、トラクタの駆動輪7はスリップし、機体
は駆動輪7の周速度よりも速い速度で前進するものとな
る。本考案に係るダッシュ検知装置4はかかる現象を利
用してダッシュを検知するようにしたものである。すな
わち、ダッシュの程度が一定以上に大きくなるとダッシ
ュ検知装置4がダッシュを検知して検知出力を発するの
である。そして、この検知出力がPTO軸28への動力
伝達を断つことになって、作業機2は非駆動状態とな
り、ダッシュが阻止されるのである。
リ)2を装着しPTO軸28からその作業機2に動力を
伝達するようになす。かかる状態での作業中にダッシュ
が発生すると、トラクタの駆動輪7はスリップし、機体
は駆動輪7の周速度よりも速い速度で前進するものとな
る。本考案に係るダッシュ検知装置4はかかる現象を利
用してダッシュを検知するようにしたものである。すな
わち、ダッシュの程度が一定以上に大きくなるとダッシ
ュ検知装置4がダッシュを検知して検知出力を発するの
である。そして、この検知出力がPTO軸28への動力
伝達を断つことになって、作業機2は非駆動状態とな
り、ダッシュが阻止されるのである。
(ヘ)実施例 以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図〜第4図は本考案に係るトラクタを示し、第1図
は要部の構造説明図、第2図は全体側面図、第3図は要
部の斜視図、第4図(a)及び(b)は共に速度検知輪
の図、第5図は歯車構造体の説明図である。
は要部の構造説明図、第2図は全体側面図、第3図は要
部の斜視図、第4図(a)及び(b)は共に速度検知輪
の図、第5図は歯車構造体の説明図である。
図において、1はトラクタ、2はミッションケース3の
背後に直装されたロータリである。
背後に直装されたロータリである。
4は前記ミッションケース3の側部に装設されたダッシ
ュ検知装置で、機体の実際の前進速度と駆動輪の回転に
基づく前進速度、すなわち駆動輪の周速度とを対比して
前者の前進速度が後者の速度よりも一定量以上大きくな
ったときに検知出力を発する構成としてある。
ュ検知装置で、機体の実際の前進速度と駆動輪の回転に
基づく前進速度、すなわち駆動輪の周速度とを対比して
前者の前進速度が後者の速度よりも一定量以上大きくな
ったときに検知出力を発する構成としてある。
この装置4において、機体の実際の前進速度を検知する
ための手段は次のように構成される。すなわち、前進速
度検知輪5がその中心部にある車軸挿入筒5aを介して
駆動車軸6に回動変位自在に外挿され且つ一方の駆動輪
7の内側に近接して配置されている。この前進速度検知
輪5の詳細は第4図に示すとおりであり、支持円板8に
複数の槍体9・・・の基端が枢着されると共に、各槍体
9はリング体10によって摺動変位自在に案内され且つ
その被案内個所を中心にして一定範囲内の回動変位をも
許容されて成り、したがってリング体10を支持円板8
の廻りに周回変位させることで同図(a)と(b)の各
態様に切り換えることが可能であり、また前進速度を検
知する場合には同図(b)の態様を保持させてトラクタ
の走行時に槍体9・・・の先端が土壌表面に適当深さだ
け突きささるようにするのである。前記車軸挿入筒5a
には伝動筒11がその一端を駆動車軸6に沿った摺動変
位のみ許容されて外嵌されており、他方では中心部に軸
挿入筒12aを具備した一定径以上の(すなわち、後述
する歯車24よりも小さい径の)歯車12が駆動車軸6
に定位置回動自在に外嵌されており、この歯車12の軸
挿入筒12aに前記伝動筒11がその他端を前述同様に
駆動車軸6に沿った摺動変位のみ許容されて外嵌されて
いる。したがって前進速度検知輪5は駆動車軸6に沿っ
た変位を一定範囲内で許容されるものとなるが、これは
各駆動輪7、7の輪距を変更する場合への対応を可能且
つ便宜ならしめるのに必要となるのである。13はミッ
ションケース3により定位置回転自在に支持された歯車
軸で、これには歯車構造体14が定位置での回動自在に
装着されている。この歯車構造体14は第5図に示すよ
うに係合爪15の形成された中心部転輪16と外周面に
歯の形成された外周部転輪17とを有し、且つ両転輪1
6、17の相互間には適宜な一方向クラッチ18が形成
されて成る。そして、前記歯車12と外周部転輪17の
歯とが噛合させられていることから、前進速度検知輪5
の回転が歯車構造体14に伝達されるものとなる。すな
わち、機体の実際の前進速度は歯車構造体14の外周部
転輪17の回転となって検知されるのである。
ための手段は次のように構成される。すなわち、前進速
度検知輪5がその中心部にある車軸挿入筒5aを介して
駆動車軸6に回動変位自在に外挿され且つ一方の駆動輪
7の内側に近接して配置されている。この前進速度検知
輪5の詳細は第4図に示すとおりであり、支持円板8に
複数の槍体9・・・の基端が枢着されると共に、各槍体
9はリング体10によって摺動変位自在に案内され且つ
その被案内個所を中心にして一定範囲内の回動変位をも
許容されて成り、したがってリング体10を支持円板8
の廻りに周回変位させることで同図(a)と(b)の各
態様に切り換えることが可能であり、また前進速度を検
知する場合には同図(b)の態様を保持させてトラクタ
の走行時に槍体9・・・の先端が土壌表面に適当深さだ
け突きささるようにするのである。前記車軸挿入筒5a
には伝動筒11がその一端を駆動車軸6に沿った摺動変
位のみ許容されて外嵌されており、他方では中心部に軸
挿入筒12aを具備した一定径以上の(すなわち、後述
する歯車24よりも小さい径の)歯車12が駆動車軸6
に定位置回動自在に外嵌されており、この歯車12の軸
挿入筒12aに前記伝動筒11がその他端を前述同様に
駆動車軸6に沿った摺動変位のみ許容されて外嵌されて
いる。したがって前進速度検知輪5は駆動車軸6に沿っ
た変位を一定範囲内で許容されるものとなるが、これは
各駆動輪7、7の輪距を変更する場合への対応を可能且
つ便宜ならしめるのに必要となるのである。13はミッ
ションケース3により定位置回転自在に支持された歯車
軸で、これには歯車構造体14が定位置での回動自在に
装着されている。この歯車構造体14は第5図に示すよ
うに係合爪15の形成された中心部転輪16と外周面に
歯の形成された外周部転輪17とを有し、且つ両転輪1
6、17の相互間には適宜な一方向クラッチ18が形成
されて成る。そして、前記歯車12と外周部転輪17の
歯とが噛合させられていることから、前進速度検知輪5
の回転が歯車構造体14に伝達されるものとなる。すな
わち、機体の実際の前進速度は歯車構造体14の外周部
転輪17の回転となって検知されるのである。
他方、駆動輪7が回転することに基づく機体の前進速
度、すなわち駆動輪7の周速度を検知するための手段は
次のように構成される。すなわち、爪19の形成された
スライダ20が前記歯車軸13の端部にスプライン嵌合
等により軸方向変位のみ許容され且つ歯車構造体14の
側に付勢されて装着されており、常時は中心部転輪16
の爪15と係合するように成されている。なお各爪1
5、19の形状はそれら各爪15、19を歯車軸13の
廻りに相反する方向に変位させた場合に各爪15、19
がそれらの係合面の傾斜に基づいて互いに離反するよう
に設定されている。前記スライダ20にはその周面に溝
が設けられてあって、その溝内に、軸21廻りに揺動す
るアームの先端に固定された棒22の先端が嵌入されて
おり、また前記軸21には検知出力を取り出す出力アー
ム23がミッションカバー3の外方に固定されている。
なお、前記歯車軸13には駆動車軸6の同一形状の各歯
車24、24に動力伝達するための二つの同一形状の各
歯車25、25とエンジンから動力を受けるやや大径の
歯車26とが固定されており、したがってエンジンの動
力はまず歯車26に伝達され、続いて歯車25から歯車
24へ伝達され、駆動車軸6を経て駆動輪7、7に伝達
される。しかして駆動輪7、7の回転に基づく前進速度
と一対一の対応関係が得られることになる歯車軸13の
回転はスライダ20、及び各爪15、19を介して中心
部転輪16に伝達されるものとなる。すなわち、駆動輪
7、7の回転に基づく前進速度はスライダ20の回転速
度若しくは中心部転輪16の回転速度として検出される
のである。
度、すなわち駆動輪7の周速度を検知するための手段は
次のように構成される。すなわち、爪19の形成された
スライダ20が前記歯車軸13の端部にスプライン嵌合
等により軸方向変位のみ許容され且つ歯車構造体14の
側に付勢されて装着されており、常時は中心部転輪16
の爪15と係合するように成されている。なお各爪1
5、19の形状はそれら各爪15、19を歯車軸13の
廻りに相反する方向に変位させた場合に各爪15、19
がそれらの係合面の傾斜に基づいて互いに離反するよう
に設定されている。前記スライダ20にはその周面に溝
が設けられてあって、その溝内に、軸21廻りに揺動す
るアームの先端に固定された棒22の先端が嵌入されて
おり、また前記軸21には検知出力を取り出す出力アー
ム23がミッションカバー3の外方に固定されている。
なお、前記歯車軸13には駆動車軸6の同一形状の各歯
車24、24に動力伝達するための二つの同一形状の各
歯車25、25とエンジンから動力を受けるやや大径の
歯車26とが固定されており、したがってエンジンの動
力はまず歯車26に伝達され、続いて歯車25から歯車
24へ伝達され、駆動車軸6を経て駆動輪7、7に伝達
される。しかして駆動輪7、7の回転に基づく前進速度
と一対一の対応関係が得られることになる歯車軸13の
回転はスライダ20、及び各爪15、19を介して中心
部転輪16に伝達されるものとなる。すなわち、駆動輪
7、7の回転に基づく前進速度はスライダ20の回転速
度若しくは中心部転輪16の回転速度として検出される
のである。
27はPTO軸28への動力伝達経路途中に設けられた
クラッチで、入力軸29を回動させることで嵌脱作動す
る。そして前記軸29に固定のアーム30と前記出力ア
ーム23とが中間アーム31及び連結ロッド32を介し
て連動連結されている。
クラッチで、入力軸29を回動させることで嵌脱作動す
る。そして前記軸29に固定のアーム30と前記出力ア
ーム23とが中間アーム31及び連結ロッド32を介し
て連動連結されている。
上記構成においてその作動を速度線図である第6図を参
照しつつ説明する。トラクタ1がダッシュしない作業状
態にあっては、機体は駆動輪7の回転に基づく前進速
度、すなわち駆動輪7の周速度で走行するものと見做し
得る。その時の歯車25の回転数をn1とすると、この
回転数n1は前述したようにスライダ20、各爪15、
19の嵌合を経て中心部転輪16にそのまま伝達される
ものとなり、したがって中心部転輪はその回転を規制さ
れない限りn1で回転しようとする。ここに、この中心
部転輪16の回転数n1は駆動輪7の回転に基づく機体
の前進速度を表している。
照しつつ説明する。トラクタ1がダッシュしない作業状
態にあっては、機体は駆動輪7の回転に基づく前進速
度、すなわち駆動輪7の周速度で走行するものと見做し
得る。その時の歯車25の回転数をn1とすると、この
回転数n1は前述したようにスライダ20、各爪15、
19の嵌合を経て中心部転輪16にそのまま伝達される
ものとなり、したがって中心部転輪はその回転を規制さ
れない限りn1で回転しようとする。ここに、この中心
部転輪16の回転数n1は駆動輪7の回転に基づく機体
の前進速度を表している。
他方、前進速度検知輪5も機体の前進に伴って回転し、
この回転が伝動筒11、歯車12を経て外周部転輪17
に一定の対応関係の下に伝達されるものとなり、したが
って外周部転輪17は所定の速度で回転する。この場
合、ダッシュは生じていないのであるから、前進速度検
知輪5の回転速度は駆動輪7のそれとほぼ一致している
のである。ところが、歯車12の径が歯車24の径より
も小さく設定していることから、外周部転輪17は中心
部転輪16と同一方向に回転するのではあるが、後者の
もの16の回転速度よりも遅い回転速度n2で回転する
ものとなる。ここに、外周部転輪17の回転数n2は機
体の実際の前進速度を表している。
この回転が伝動筒11、歯車12を経て外周部転輪17
に一定の対応関係の下に伝達されるものとなり、したが
って外周部転輪17は所定の速度で回転する。この場
合、ダッシュは生じていないのであるから、前進速度検
知輪5の回転速度は駆動輪7のそれとほぼ一致している
のである。ところが、歯車12の径が歯車24の径より
も小さく設定していることから、外周部転輪17は中心
部転輪16と同一方向に回転するのではあるが、後者の
もの16の回転速度よりも遅い回転速度n2で回転する
ものとなる。ここに、外周部転輪17の回転数n2は機
体の実際の前進速度を表している。
しかして、上記中心部転輪16と外周部転輪17との回
転速度差はα1となり、したがって外周部転輪17は中
心部転輪16に対して第5図に示すようにその回転速度
差α1の大きさでもって矢印の方向f1に相対変位する
ものとなる。すなわち、この相対変位が実際の機体の前
進速度と駆動輪7の回転に基づく前進速度とを比較した
結果なるものである。そして、いまこの相対変位の方向
f1は一方向クラッチ18の回転許容方向と一致するの
で何等回転の拘束は生じず、したがってダッシュ検出装
置4からは何等の検知出力も発せられない。
転速度差はα1となり、したがって外周部転輪17は中
心部転輪16に対して第5図に示すようにその回転速度
差α1の大きさでもって矢印の方向f1に相対変位する
ものとなる。すなわち、この相対変位が実際の機体の前
進速度と駆動輪7の回転に基づく前進速度とを比較した
結果なるものである。そして、いまこの相対変位の方向
f1は一方向クラッチ18の回転許容方向と一致するの
で何等回転の拘束は生じず、したがってダッシュ検出装
置4からは何等の検知出力も発せられない。
ここで、歯車12の径を小さくすればするほど、前記回
転速度差α1は他の条件が同じである限り、大きくなる
ような関係にある。また、矢印の方向f1に向かう回転
速度差α1が0になるまでは一方向クラッチ18の存在
により各部が何等拘束されずに上述したと同様に回転す
ることからダッシュ検出装置4から検知出力が発せられ
ることはない。このことは矢印の方向f1に向かう、前
記回転速度差α1が0になるまでの小さなダッシュでは
ダッシュ検出装置4は何等の反応もせず、作業をそのま
ま続行し得ることを意味する。したがって、この回転速
度差α1の大きさ、すなわち歯車12の径をどのように
決定するかで、トラクタの作業続行可能なダッシュの大
きさが変化するものとなる。
転速度差α1は他の条件が同じである限り、大きくなる
ような関係にある。また、矢印の方向f1に向かう回転
速度差α1が0になるまでは一方向クラッチ18の存在
により各部が何等拘束されずに上述したと同様に回転す
ることからダッシュ検出装置4から検知出力が発せられ
ることはない。このことは矢印の方向f1に向かう、前
記回転速度差α1が0になるまでの小さなダッシュでは
ダッシュ検出装置4は何等の反応もせず、作業をそのま
ま続行し得ることを意味する。したがって、この回転速
度差α1の大きさ、すなわち歯車12の径をどのように
決定するかで、トラクタの作業続行可能なダッシュの大
きさが変化するものとなる。
次に駆動輪7が上記と同一速度で回転中、一定量以上の
ダッシュが生じたとする。そうすると、実際の機体の前
進速度がいままでよりも大きくなる。このため、前進速
度検知輪5が速い速度で回転するものとなり、これに連
動して外周部転輪17もいままでよりα2だけ大きな回
転速度n3で回転するものとなる。このとき、中心部転
輪16はスライダ20と共に相変わらず回転数n1で回
転していることから、両輪16、17の回転速度差はα
3となり、したがって外周部転輪17は第5図に示すよ
うにこの回転速度差α3の大きさで矢印の方向f2に相
対変位しようとする。しかし、この方向f2は一方向ク
ラッチ18の許容する方向に対し逆向きであり許されな
いことから、中心部転輪16は強制的に外周部転輪17
と同体状となりスライダ20に対しその回転速度差α3
の大きさで矢印の方向f2に相対回転するものとなる。
これにより、スライダ20の爪19と中心部転輪16の
爪15とが相反する方向に回転させられるものとなり、
各爪15、19がほぼ爪高さだけ離反されることからス
ライダ20は歯車構造体の側とは反対側へ変位されるも
のとなる。この変位が棒22、軸21を介して出力アー
ム23を作動させることになり、この作動が検知出力と
なるのである。この検知出力はさらに、入力軸29まで
伝達され、クラッチ27を脱作動させることになり、こ
れにより、PTO軸28への動力の伝達が断たれること
になる。したがって、ダッシュの原因であるロータリ2
の反力が消失し、機体は駆動輪7の回転に基づく前進速
度に戻るのである。
ダッシュが生じたとする。そうすると、実際の機体の前
進速度がいままでよりも大きくなる。このため、前進速
度検知輪5が速い速度で回転するものとなり、これに連
動して外周部転輪17もいままでよりα2だけ大きな回
転速度n3で回転するものとなる。このとき、中心部転
輪16はスライダ20と共に相変わらず回転数n1で回
転していることから、両輪16、17の回転速度差はα
3となり、したがって外周部転輪17は第5図に示すよ
うにこの回転速度差α3の大きさで矢印の方向f2に相
対変位しようとする。しかし、この方向f2は一方向ク
ラッチ18の許容する方向に対し逆向きであり許されな
いことから、中心部転輪16は強制的に外周部転輪17
と同体状となりスライダ20に対しその回転速度差α3
の大きさで矢印の方向f2に相対回転するものとなる。
これにより、スライダ20の爪19と中心部転輪16の
爪15とが相反する方向に回転させられるものとなり、
各爪15、19がほぼ爪高さだけ離反されることからス
ライダ20は歯車構造体の側とは反対側へ変位されるも
のとなる。この変位が棒22、軸21を介して出力アー
ム23を作動させることになり、この作動が検知出力と
なるのである。この検知出力はさらに、入力軸29まで
伝達され、クラッチ27を脱作動させることになり、こ
れにより、PTO軸28への動力の伝達が断たれること
になる。したがって、ダッシュの原因であるロータリ2
の反力が消失し、機体は駆動輪7の回転に基づく前進速
度に戻るのである。
なお、クラッチ27は任意な構造のものであって差支え
ないが、例えば嵌脱の二位置を一定の保持力で維持し得
る構造として、一旦、脱状態となったならば、手で操作
しないことには嵌状態とならないようにしておくのが安
全上、好ましい。
ないが、例えば嵌脱の二位置を一定の保持力で維持し得
る構造として、一旦、脱状態となったならば、手で操作
しないことには嵌状態とならないようにしておくのが安
全上、好ましい。
(ト)考案の効果 以上のように本考案によれば、一定以上のダッシュが生
じると、直ちにPTO軸28への動力伝達が断たれるこ
とから、大きなダッシュが発生するのを防止でき、した
がってロータリ作業等のようにダッシュの生じ易い作業
であっても安全に行えるようになるのであり、また、ダ
ッシュ検知装置4が検知し得るダッシュの大きさを変え
ることにより、僅かなダッシュでも阻止し得るようにし
たり、或いは過負荷のため駆動輪7のスリップが多い状
態でも作業の続行が可能となるように僅かなダッシュで
は本考案装置が作動しないようにすることも可能であ
り、またダッシュの阻止が自動的に行われるものとなる
ので老人、婦女子でもダッシュの生じない安全な作業が
でき、さらにはトラクタの小型・軽量とは無関係にダッ
シュしを阻止し得るものであることから安全作業の可能
な小型・軽量のトラクタが開発可能となる等々の利点が
ある。
じると、直ちにPTO軸28への動力伝達が断たれるこ
とから、大きなダッシュが発生するのを防止でき、した
がってロータリ作業等のようにダッシュの生じ易い作業
であっても安全に行えるようになるのであり、また、ダ
ッシュ検知装置4が検知し得るダッシュの大きさを変え
ることにより、僅かなダッシュでも阻止し得るようにし
たり、或いは過負荷のため駆動輪7のスリップが多い状
態でも作業の続行が可能となるように僅かなダッシュで
は本考案装置が作動しないようにすることも可能であ
り、またダッシュの阻止が自動的に行われるものとなる
ので老人、婦女子でもダッシュの生じない安全な作業が
でき、さらにはトラクタの小型・軽量とは無関係にダッ
シュしを阻止し得るものであることから安全作業の可能
な小型・軽量のトラクタが開発可能となる等々の利点が
ある。
第1図〜第5図は本考案に係るトラクタを示し、第1図
は要部の構造説明図、第2図は全体側面図、第3図は要
部の斜視図、第4図(a)及び(b)は共に速度検知輪
の図、第5図は歯車構造体の説明図であり、第6図は速
度線図である。 7……駆動輪 4……ダッシュ検知装置 28……PTO軸
は要部の構造説明図、第2図は全体側面図、第3図は要
部の斜視図、第4図(a)及び(b)は共に速度検知輪
の図、第5図は歯車構造体の説明図であり、第6図は速
度線図である。 7……駆動輪 4……ダッシュ検知装置 28……PTO軸
Claims (1)
- 【請求項1】機体の実際の前進速度と駆動輪(7)の回
転に基ずく前進速度、すなわち駆動輪(7)の周速度と
を対比して前者の前進速度が後者の速度よりも一定以上
大きくなったときに検知出力を発するダッシュ検知装置
(4)を形成し、且つこのダッシュ検知装置(4)の検
知出力に基づいてPTO軸(28)への動力伝達を断
ち、ロータリ作業機(2)を停止させる構成として成る
トラクタにおけるダッシュ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987131154U JPH069873Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | トラクタにおけるダッシュ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987131154U JPH069873Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | トラクタにおけるダッシュ防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6435137U JPS6435137U (ja) | 1989-03-03 |
| JPH069873Y2 true JPH069873Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31386956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987131154U Expired - Lifetime JPH069873Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | トラクタにおけるダッシュ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069873Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539296U (ja) * | 1978-09-07 | 1980-03-13 | ||
| JPS5968537A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-18 | Honda Motor Co Ltd | 車輪のスリツプ防止装置 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP1987131154U patent/JPH069873Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6435137U (ja) | 1989-03-03 |
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