JPH0699442A - 天然石調斑模様を有する成形品の製法 - Google Patents
天然石調斑模様を有する成形品の製法Info
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- JPH0699442A JPH0699442A JP27793992A JP27793992A JPH0699442A JP H0699442 A JPH0699442 A JP H0699442A JP 27793992 A JP27793992 A JP 27793992A JP 27793992 A JP27793992 A JP 27793992A JP H0699442 A JPH0699442 A JP H0699442A
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天然石調の斑模様を有する成形品の製造方法
において、注型法により樹脂粒状体を表層部に偏在させ
て立体感、重厚感があり、模様に片寄りのない均一な天
然石調斑模様を有する成形品を製造する方法を提供する
ものである。 【構成】 重合性不飽和化合物と無機質粉末が重量比で
100:50〜200からなる混合液に、合成樹脂と無
機質充填材からなり該混合液の比重より0.1以上大き
く、粒子径が0.5〜3.5mmの樹脂粒状体を、該混
合液と樹脂粒状体が重量比で100:0.5〜10とな
るよう加えてなる重合性組成物を型内に注入し、該樹脂
粒状体を下層に沈降させて表層部に偏在させた後、重合
することを特徴とする天然石調の斑模様を有する成形品
の製造方法である。
において、注型法により樹脂粒状体を表層部に偏在させ
て立体感、重厚感があり、模様に片寄りのない均一な天
然石調斑模様を有する成形品を製造する方法を提供する
ものである。 【構成】 重合性不飽和化合物と無機質粉末が重量比で
100:50〜200からなる混合液に、合成樹脂と無
機質充填材からなり該混合液の比重より0.1以上大き
く、粒子径が0.5〜3.5mmの樹脂粒状体を、該混
合液と樹脂粒状体が重量比で100:0.5〜10とな
るよう加えてなる重合性組成物を型内に注入し、該樹脂
粒状体を下層に沈降させて表層部に偏在させた後、重合
することを特徴とする天然石調の斑模様を有する成形品
の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然石調の斑模様を有す
る成形品の製造方法において、注型法により樹脂粒状体
を表層部に偏在させて立体感があり重厚感のある天然石
調斑模様を有する成形品の製法に関するものである。
る成形品の製造方法において、注型法により樹脂粒状体
を表層部に偏在させて立体感があり重厚感のある天然石
調斑模様を有する成形品の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から天然石に代わり、不飽和ポリエ
ステル、メチルメタクリレ−ト樹脂などの合成樹脂から
なる人工大理石が使用されてきた。これらは建築内装の
高級化により、カウンタ−、キッチン家具天板、床板、
壁板などに広く利用されている。これら人工大理石とし
ては、樹脂と無機質粉末からなる単色で均一な成形品が
あるが、色彩に変化が乏しいという問題がある。これに
対し、透明な表面層、例えばゲルコ−ト層の下に天然石
調の模様を付与して模様付けをおこなったものがあるが
立体感、重量感に欠ける欠点がある。
ステル、メチルメタクリレ−ト樹脂などの合成樹脂から
なる人工大理石が使用されてきた。これらは建築内装の
高級化により、カウンタ−、キッチン家具天板、床板、
壁板などに広く利用されている。これら人工大理石とし
ては、樹脂と無機質粉末からなる単色で均一な成形品が
あるが、色彩に変化が乏しいという問題がある。これに
対し、透明な表面層、例えばゲルコ−ト層の下に天然石
調の模様を付与して模様付けをおこなったものがあるが
立体感、重量感に欠ける欠点がある。
【0003】近年、新たに成形品の厚み方向の中心部ま
で御影石調の斑模様を付した成形品が上市されてきた。
これは硬化性液体に無機質粉末、合成樹脂製着色粒子ま
たは天然石粒子が添加された硬化性混合液から注型法に
より得られている。この製造方法においては、通常2枚
の型面をガスケットを介して互いに向き合わせた注型用
セルに硬化性混合液を流し込み、硬化して成形される。
このとき、型の間隙を流れる間に着色粒子および天然石
粒子の流れが均一になり難く、粒子の片寄りが生じ、そ
のため斑模様に片寄りが生じるなど美観上見苦しいとい
った欠点がある。また成形品は用途に応じて木工用工具
などで切断、切削などの加工がなされることが多いが、
天然石粒子を添加した成形品では刃先が折れたり摩耗が
著しいなどの欠点がある。
で御影石調の斑模様を付した成形品が上市されてきた。
これは硬化性液体に無機質粉末、合成樹脂製着色粒子ま
たは天然石粒子が添加された硬化性混合液から注型法に
より得られている。この製造方法においては、通常2枚
の型面をガスケットを介して互いに向き合わせた注型用
セルに硬化性混合液を流し込み、硬化して成形される。
このとき、型の間隙を流れる間に着色粒子および天然石
粒子の流れが均一になり難く、粒子の片寄りが生じ、そ
のため斑模様に片寄りが生じるなど美観上見苦しいとい
った欠点がある。また成形品は用途に応じて木工用工具
などで切断、切削などの加工がなされることが多いが、
天然石粒子を添加した成形品では刃先が折れたり摩耗が
著しいなどの欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、注型法によ
り天然石調斑模様を有する成形品を製造する方法に係わ
り、その目的は成形品の表層部に立体感があり、模様に
片寄りのない均一な斑模様を形成し、加工性を損ねるこ
とのない天然石調斑模様を有する成形品を提供すること
にある。
り天然石調斑模様を有する成形品を製造する方法に係わ
り、その目的は成形品の表層部に立体感があり、模様に
片寄りのない均一な斑模様を形成し、加工性を損ねるこ
とのない天然石調斑模様を有する成形品を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、樹脂粒状体を含む重合性組成物を型内に注入して天
然石調の斑模様を形成する際、該粒状体と混合液の比重
差を利用して該粒状体を沈降させることにより表層部に
該粒状体を偏在させ、片寄りのない均一な斑模様を形成
することを見い出し、本発明に至った。すなわち、本発
明は重合性不飽和化合物と無機質粉末が重量比で10
0:50〜200からなる混合液に、合成樹脂と無機質
充填材からなり該混合液の比重より0.1以上大きく、
粒子径が0.5〜3.5mmの樹脂粒状体を、該混合液
と樹脂粒状体が重量比で100:0.5〜10となるよ
う加えてなる重合性組成物を型内に注入した後、型の下
面が水平になるよう静置して該樹脂粒状体を下層に沈降
させて偏在させた後、重合させて表層部に天然石調斑模
様を有する成形品を製造するものである。
は、樹脂粒状体を含む重合性組成物を型内に注入して天
然石調の斑模様を形成する際、該粒状体と混合液の比重
差を利用して該粒状体を沈降させることにより表層部に
該粒状体を偏在させ、片寄りのない均一な斑模様を形成
することを見い出し、本発明に至った。すなわち、本発
明は重合性不飽和化合物と無機質粉末が重量比で10
0:50〜200からなる混合液に、合成樹脂と無機質
充填材からなり該混合液の比重より0.1以上大きく、
粒子径が0.5〜3.5mmの樹脂粒状体を、該混合液
と樹脂粒状体が重量比で100:0.5〜10となるよ
う加えてなる重合性組成物を型内に注入した後、型の下
面が水平になるよう静置して該樹脂粒状体を下層に沈降
させて偏在させた後、重合させて表層部に天然石調斑模
様を有する成形品を製造するものである。
【0006】混合液中の粒子群の動きは、重力の作用下
で粒子の形や大きさと密度および混合液の粘度と密度に
よって影響を受け、粒子は互に粒子間の干渉を受けなが
ら沈降または浮上し、その速度は混合液と樹脂粒状体と
の密度差が大きいほど、さらに粒子径が大きいほど、ま
た混合液の粘度が低いほど大きくなる。従って従来の製
法は粒子の沈降、浮上などを極力少なくするため溶液の
粘度を高くすることがおこなわれていた。本発明は、従
来とは逆に溶液の粘度、粒子と溶液の比重差、粒子の大
きさを適度に選定することにより、粒子を下層に沈降さ
せることにより表層部に立体感のある天然石調の斑模様
を形成させようとするものである。
で粒子の形や大きさと密度および混合液の粘度と密度に
よって影響を受け、粒子は互に粒子間の干渉を受けなが
ら沈降または浮上し、その速度は混合液と樹脂粒状体と
の密度差が大きいほど、さらに粒子径が大きいほど、ま
た混合液の粘度が低いほど大きくなる。従って従来の製
法は粒子の沈降、浮上などを極力少なくするため溶液の
粘度を高くすることがおこなわれていた。本発明は、従
来とは逆に溶液の粘度、粒子と溶液の比重差、粒子の大
きさを適度に選定することにより、粒子を下層に沈降さ
せることにより表層部に立体感のある天然石調の斑模様
を形成させようとするものである。
【0007】本発明に用いられる重合性不飽和化合物と
してはラジカル重合が可能なものであって、メチルメタ
クリレ−ト、エチルメタクリレ−ト、ヒドロキシエチル
メタクリレ−ト、ヒドロキシプロピルメタクリレ−トな
どのメタクリル酸エステル類、不飽和ポリエステル、ビ
ニルエステル樹脂などであるが、他にメタクリル酸エス
テル類と共重合しうる不飽和化合物、例えばメタクリル
酸、n−プロピルメタクリレ−ト、2−エチルヘキシル
メタクリレ−ト、エチレングリコ−ルジメタクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパントリメタクリレ−トなどの
メタクリル酸エステル類、及びアクリル酸エステル類、
スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、酢
酸ビニル、ジアリルフタレ−トなどを用いることもでき
る。これら重合性不飽和化合物は通常用いられる増粘
剤、例えば重合物の添加や重合度の制御により粘度を調
製することができる。
してはラジカル重合が可能なものであって、メチルメタ
クリレ−ト、エチルメタクリレ−ト、ヒドロキシエチル
メタクリレ−ト、ヒドロキシプロピルメタクリレ−トな
どのメタクリル酸エステル類、不飽和ポリエステル、ビ
ニルエステル樹脂などであるが、他にメタクリル酸エス
テル類と共重合しうる不飽和化合物、例えばメタクリル
酸、n−プロピルメタクリレ−ト、2−エチルヘキシル
メタクリレ−ト、エチレングリコ−ルジメタクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパントリメタクリレ−トなどの
メタクリル酸エステル類、及びアクリル酸エステル類、
スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、酢
酸ビニル、ジアリルフタレ−トなどを用いることもでき
る。これら重合性不飽和化合物は通常用いられる増粘
剤、例えば重合物の添加や重合度の制御により粘度を調
製することができる。
【0008】これら重合性不飽和化合物の重合に用いら
れる重合開始剤としてはベンゾイルパ−オキサイド、ラ
ウロイルパ−オキサイド、メチルエチルケトンパ−オキ
サイド、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パ−オ
キシジカ−ボネ−トなどの有機過酸化物、アゾビスイソ
ブチロニトリルなどのアゾ系化合物及びレドックス系化
合物が用いられる。
れる重合開始剤としてはベンゾイルパ−オキサイド、ラ
ウロイルパ−オキサイド、メチルエチルケトンパ−オキ
サイド、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パ−オ
キシジカ−ボネ−トなどの有機過酸化物、アゾビスイソ
ブチロニトリルなどのアゾ系化合物及びレドックス系化
合物が用いられる。
【0009】本発明に用いられる無機質粉末としては、
水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
水酸化マグネシウム、酸化チタン、シリカ、タルク、ク
レ−、雲母、ヒドロキシアパタイト、ガラスなどの粉末
をあげることができるが、これらは単独または2種以上
混合してもよい。平均粒子径は75μm以下、好ましく
は3〜30μmがよい。なお粉末表面にはシランカップ
リング処理を施したものを用いるとより好ましい。無機
質粉末の添加量は、成形品の質感や性能、重合による収
縮や歪みの抑制効果、天然石調の斑模様を付与するため
に添加する樹脂粒状体と混合液の比重差などに影響を与
えるが、重合性不飽和化合物100重量部に対し50〜
200重量部である。添加量が50重量部未満では重合
による収縮や歪みが大きいために好ましくない。さらに
成形品の比重が小さくなり重量感がなく、好ましくな
い。また、無機質粉末の添加量が200重量部を越える
と該混合液の粘度が高くなりすぎたり、該混合液の比重
が大きくなるため、樹脂粒状体が沈降し難くなるので好
ましくない。
水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
水酸化マグネシウム、酸化チタン、シリカ、タルク、ク
レ−、雲母、ヒドロキシアパタイト、ガラスなどの粉末
をあげることができるが、これらは単独または2種以上
混合してもよい。平均粒子径は75μm以下、好ましく
は3〜30μmがよい。なお粉末表面にはシランカップ
リング処理を施したものを用いるとより好ましい。無機
質粉末の添加量は、成形品の質感や性能、重合による収
縮や歪みの抑制効果、天然石調の斑模様を付与するため
に添加する樹脂粒状体と混合液の比重差などに影響を与
えるが、重合性不飽和化合物100重量部に対し50〜
200重量部である。添加量が50重量部未満では重合
による収縮や歪みが大きいために好ましくない。さらに
成形品の比重が小さくなり重量感がなく、好ましくな
い。また、無機質粉末の添加量が200重量部を越える
と該混合液の粘度が高くなりすぎたり、該混合液の比重
が大きくなるため、樹脂粒状体が沈降し難くなるので好
ましくない。
【0010】本発明に用いられる樹脂粒状体は、天然石
調の斑模様を有利に付与するためのものであり、樹脂と
無機質充填材と顔料からなる粒状体である。樹脂として
はポリスチレン、ポリメタクリル酸メチルなどの熱可塑
性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂な
どをあげることができるが、これらに限定されるもので
はない。無機質充填材としては水酸化アルミニウム、酸
化アルミニウム、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、シ
リカ、雲母、タルク、クレ−、ヒドロキシアパタイト、
ガラスなどの粉末をあげることができる。これらは単独
あるいは2種以上混合して用いてもよい。樹脂粒状体は
天然石調の斑模様を付与するために添加するものである
ので顔料を加えて任意に着色して使用されるが、ガラス
粉末や水酸化アルミニウムなどでは透明感のある粒状体
とすることもできる。また補強材として繊維を添加して
もよく、例えば繊維としてガラス、アラミド、アルミナ
ウィスカ−、ビニロン、アクリルなどがある。
調の斑模様を有利に付与するためのものであり、樹脂と
無機質充填材と顔料からなる粒状体である。樹脂として
はポリスチレン、ポリメタクリル酸メチルなどの熱可塑
性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂な
どをあげることができるが、これらに限定されるもので
はない。無機質充填材としては水酸化アルミニウム、酸
化アルミニウム、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、シ
リカ、雲母、タルク、クレ−、ヒドロキシアパタイト、
ガラスなどの粉末をあげることができる。これらは単独
あるいは2種以上混合して用いてもよい。樹脂粒状体は
天然石調の斑模様を付与するために添加するものである
ので顔料を加えて任意に着色して使用されるが、ガラス
粉末や水酸化アルミニウムなどでは透明感のある粒状体
とすることもできる。また補強材として繊維を添加して
もよく、例えば繊維としてガラス、アラミド、アルミナ
ウィスカ−、ビニロン、アクリルなどがある。
【0011】樹脂粒状体は重合性不飽和化合物と無機質
粉末からなる混合液の比重よりも大きくする必要があ
る。現実的にはその比重差は0.1以上必要である。比
重差が0.1未満では沈降が起こり難くなるので好まし
くない。樹脂粒状体中の樹脂に対する無機質充填材の比
率は、重合性不飽和化合物と無機質粉末からなる混合液
での無機質粉末の比率より大きい場合が一般的である
が、粒状体中の樹脂の比重が混合液中の重合性不飽和化
合物の比重より大きい場合は必ずしも大きくなくてもよ
い。樹脂粒状体の粒子径は0.5〜3.5mmで、粒子
径が0.5mm未満では沈降が悪くなり、粒子径が3.
5mmを越えると模様が不揃いとなり見苦しくなるので
好ましくない。粒子径は不揃いのほうが斑模様が天然石
風となりきれいであるので好ましい。これら樹脂粒状体
は重合性単量体に無機質充填材、顔料を加え重合させる
か、樹脂に無機質充填材、顔料をミキシングロ−ルなど
を用いて混合して得られた樹脂をハンマ−ミル、クラッ
シャなどで破砕するか、特殊な形状に成形して得られ
る。さらには必要に応じ、ふるいなどで分級して用いら
れるが微細な粒子が少量混入してもよい。
粉末からなる混合液の比重よりも大きくする必要があ
る。現実的にはその比重差は0.1以上必要である。比
重差が0.1未満では沈降が起こり難くなるので好まし
くない。樹脂粒状体中の樹脂に対する無機質充填材の比
率は、重合性不飽和化合物と無機質粉末からなる混合液
での無機質粉末の比率より大きい場合が一般的である
が、粒状体中の樹脂の比重が混合液中の重合性不飽和化
合物の比重より大きい場合は必ずしも大きくなくてもよ
い。樹脂粒状体の粒子径は0.5〜3.5mmで、粒子
径が0.5mm未満では沈降が悪くなり、粒子径が3.
5mmを越えると模様が不揃いとなり見苦しくなるので
好ましくない。粒子径は不揃いのほうが斑模様が天然石
風となりきれいであるので好ましい。これら樹脂粒状体
は重合性単量体に無機質充填材、顔料を加え重合させる
か、樹脂に無機質充填材、顔料をミキシングロ−ルなど
を用いて混合して得られた樹脂をハンマ−ミル、クラッ
シャなどで破砕するか、特殊な形状に成形して得られ
る。さらには必要に応じ、ふるいなどで分級して用いら
れるが微細な粒子が少量混入してもよい。
【0012】本発明の天然石調斑模様を有する成形品の
製法について述べる。重合性不飽和化合物100重量部
と無機質粉末50〜200重量部を通常の方法で混合し
て混合液を得る。混合液の粘度は100〜10000c
psで、より好ましくは150〜8000cpsであ
る。つづいて該混合液100重量部に該混合液の比重よ
り0.1以上大きく、粒子径が0.5〜3.5mmの樹
脂粒状体0.5〜10重量部と有機過酸化物0.5〜2
重量部を加えて重合性組成物を得る。次に該重合性組成
物を減圧により脱泡した後、型に注入し、型の下面を水
平に保持して、該樹脂粒状体を混合液との比重差により
下層に沈降させて偏在させた後、加熱硬化させて成形品
を得る。この方法において混合液の粘度が100cps
未満では無機質粉末の沈降も同時に起こり易くなるので
好ましくない。逆に、10000cpsを越えると樹脂
粒状体の沈降が起こり難いので好ましくない。尚、得ら
れた成形品の表面をサンディング、バフにより仕上げを
おこなうと斑模様が鮮明でより立体感が現れてきれいで
ある。
製法について述べる。重合性不飽和化合物100重量部
と無機質粉末50〜200重量部を通常の方法で混合し
て混合液を得る。混合液の粘度は100〜10000c
psで、より好ましくは150〜8000cpsであ
る。つづいて該混合液100重量部に該混合液の比重よ
り0.1以上大きく、粒子径が0.5〜3.5mmの樹
脂粒状体0.5〜10重量部と有機過酸化物0.5〜2
重量部を加えて重合性組成物を得る。次に該重合性組成
物を減圧により脱泡した後、型に注入し、型の下面を水
平に保持して、該樹脂粒状体を混合液との比重差により
下層に沈降させて偏在させた後、加熱硬化させて成形品
を得る。この方法において混合液の粘度が100cps
未満では無機質粉末の沈降も同時に起こり易くなるので
好ましくない。逆に、10000cpsを越えると樹脂
粒状体の沈降が起こり難いので好ましくない。尚、得ら
れた成形品の表面をサンディング、バフにより仕上げを
おこなうと斑模様が鮮明でより立体感が現れてきれいで
ある。
【0013】本発明の注型成形に用いる型としては、密
閉式セル装置、開口式の型枠、連続流し込み成形装置な
どであり、型面に使用する材質はガラス、金属、樹脂な
ど任意に用いることができ、特に制限されない。
閉式セル装置、開口式の型枠、連続流し込み成形装置な
どであり、型面に使用する材質はガラス、金属、樹脂な
ど任意に用いることができ、特に制限されない。
【0014】
【実施例】以下製造例、実施例によって本発明をさらに
詳しく説明する。 製造例1 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)100重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.5重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)200重量部とカ−
ボンブラックを少量添加混合し、重合硬化後ハンマ−ミ
ルで破砕し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して黒色
の樹脂粒状体を得た。該樹脂粒状体の比重は1.80で
あった。
詳しく説明する。 製造例1 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)100重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.5重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)200重量部とカ−
ボンブラックを少量添加混合し、重合硬化後ハンマ−ミ
ルで破砕し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して黒色
の樹脂粒状体を得た。該樹脂粒状体の比重は1.80で
あった。
【0015】製造例2 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)90重量部、トリメチロ−ル
プロパントリメタクリレ−ト10重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル1.0重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)120重量部とアク
リル樹脂用黒ト−ナ−(AT−854、大日精化工業
製)3重量部を混合し、重合硬化後ハンマ−ミルで破砕
し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して黒色の樹脂粒
状体を得た。該樹脂粒状体の比重は1.65であった。
102、三菱レイヨン製)90重量部、トリメチロ−ル
プロパントリメタクリレ−ト10重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル1.0重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)120重量部とアク
リル樹脂用黒ト−ナ−(AT−854、大日精化工業
製)3重量部を混合し、重合硬化後ハンマ−ミルで破砕
し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して黒色の樹脂粒
状体を得た。該樹脂粒状体の比重は1.65であった。
【0016】製造例3 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)100重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.5重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)50重量部とカ−ボ
ンブラックを少量添加混合し、重合硬化後ハンマ−ミル
で破砕し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して比重
1.43の樹脂粒状体を得た。
102、三菱レイヨン製)100重量部、2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.5重量部および水酸化ア
ルミニウム(平均粒子径15μm)50重量部とカ−ボ
ンブラックを少量添加混合し、重合硬化後ハンマ−ミル
で破砕し、粒子径0.5〜3.5mmに分級して比重
1.43の樹脂粒状体を得た。
【0017】実施例1 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)80重量部とメチルメタクリ
レ−ト20重量部に2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル0.5重量部および水酸化アルミニウム(平均粒子
径15μm)180重量部を混合して混合液を調製し
た。この混合液の比重は1.58であり、粘度は455
0cps(23℃、B型粘度計)であった。次に製造例
1で得られた樹脂粒状体を該混合液100重量部に対し
て5重量部添加混合し、減圧下で脱泡して重合性組成物
を得た。該重合性組成物を縦300mm横150mmの
ガラス板2枚の間に厚さ10mmのシリコン製ガスケッ
トを挟み込んだ注型用セルに注入し密閉後、型の下面を
水平になるよう静置して水浴中で60℃6時間、ついで
100℃2時間加熱硬化させ、厚さ10mmの成形品を
得た。得られた成形品は樹脂粒状体が下層に偏在して、
模様に片寄りのない立体感のある天然石調の斑模様が形
成されていた。
102、三菱レイヨン製)80重量部とメチルメタクリ
レ−ト20重量部に2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル0.5重量部および水酸化アルミニウム(平均粒子
径15μm)180重量部を混合して混合液を調製し
た。この混合液の比重は1.58であり、粘度は455
0cps(23℃、B型粘度計)であった。次に製造例
1で得られた樹脂粒状体を該混合液100重量部に対し
て5重量部添加混合し、減圧下で脱泡して重合性組成物
を得た。該重合性組成物を縦300mm横150mmの
ガラス板2枚の間に厚さ10mmのシリコン製ガスケッ
トを挟み込んだ注型用セルに注入し密閉後、型の下面を
水平になるよう静置して水浴中で60℃6時間、ついで
100℃2時間加熱硬化させ、厚さ10mmの成形品を
得た。得られた成形品は樹脂粒状体が下層に偏在して、
模様に片寄りのない立体感のある天然石調の斑模様が形
成されていた。
【0018】実施例2 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)90重量部、トリメチロ−ル
プロパントリメタクリレ−ト10重量部、ベンゾイルパ
−オキサイド0.5重量部および水酸化アルミニウム
(平均粒子径15μm)150重量部を混合して混合液
を調製した。この混合液の比重は1.54であり、粘度
は1590cps(23℃、B型粘度計)であった。上
記混合液100重量部に製造例2により得られた樹脂粒
状体6重量部を添加混合し、以下実施例1に記載した方
法によって厚さ10mmの成形品が得られた。得られた
成形品は樹脂粒状体が下層に偏在して、模様に片寄りの
ない立体感のある天然石調の斑模様が形成されていた。
102、三菱レイヨン製)90重量部、トリメチロ−ル
プロパントリメタクリレ−ト10重量部、ベンゾイルパ
−オキサイド0.5重量部および水酸化アルミニウム
(平均粒子径15μm)150重量部を混合して混合液
を調製した。この混合液の比重は1.54であり、粘度
は1590cps(23℃、B型粘度計)であった。上
記混合液100重量部に製造例2により得られた樹脂粒
状体6重量部を添加混合し、以下実施例1に記載した方
法によって厚さ10mmの成形品が得られた。得られた
成形品は樹脂粒状体が下層に偏在して、模様に片寄りの
ない立体感のある天然石調の斑模様が形成されていた。
【0019】比較例1 メチルメタクリレ−トシラップ(アクリシラップSY−
102、三菱レイヨン製)80重量部とメチルメタクリ
レ−ト20重量部に2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル0.5重量部および水酸化アルミニウム(平均粒子
径15μm)100重量部を混合して混合液を調製し
た。この混合液の比重は1.38であり、粘度は970
cps(23℃、B型粘度計)であった。上記混合液1
00重量部に製造例3により得られた樹脂粒状体5重量
部を添加混合し、実施例1と同じ方法で厚さ10mmの
成形品を得た。得られた成形品は、混合液と樹脂粒状体
の比重差が0.05であるため、樹脂粒状体の沈降が不
十分なため、充分には樹脂粒状体が下層に偏在せず、ま
ばらで模様に片寄りがあり美観上好ましくなかった。
102、三菱レイヨン製)80重量部とメチルメタクリ
レ−ト20重量部に2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル0.5重量部および水酸化アルミニウム(平均粒子
径15μm)100重量部を混合して混合液を調製し
た。この混合液の比重は1.38であり、粘度は970
cps(23℃、B型粘度計)であった。上記混合液1
00重量部に製造例3により得られた樹脂粒状体5重量
部を添加混合し、実施例1と同じ方法で厚さ10mmの
成形品を得た。得られた成形品は、混合液と樹脂粒状体
の比重差が0.05であるため、樹脂粒状体の沈降が不
十分なため、充分には樹脂粒状体が下層に偏在せず、ま
ばらで模様に片寄りがあり美観上好ましくなかった。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は重合性不飽
和化合物と無機質粉末からなる混合液に、該混合液の比
重より0.1以上大きい樹脂粒状体を加えてなる重合性
組成物を型に注入して該樹脂粒状体を下層に沈降させて
表層部に偏在させた後、重合させることに特徴があり、
それにより表層部に片寄りのない均一な天然石調の斑模
様を形成し、立体感があり重厚感のある成形品を得るこ
とができるものである。また、成形品の表層部に樹脂粒
状体を偏在させ斑模様を形成させているため、樹脂粒状
体の添加量が少なく生産性の効率が図れるものである。
さらに、天然石の粒子を用いていないので加工性にも優
れる。本発明の技術は天然石調の斑模様を有する成形品
一般に適用可能であるが、易加工性と美観性が要求され
るカウンタ−、キッチン家具天板、床板、壁板などの成
形品において特に有用である。
和化合物と無機質粉末からなる混合液に、該混合液の比
重より0.1以上大きい樹脂粒状体を加えてなる重合性
組成物を型に注入して該樹脂粒状体を下層に沈降させて
表層部に偏在させた後、重合させることに特徴があり、
それにより表層部に片寄りのない均一な天然石調の斑模
様を形成し、立体感があり重厚感のある成形品を得るこ
とができるものである。また、成形品の表層部に樹脂粒
状体を偏在させ斑模様を形成させているため、樹脂粒状
体の添加量が少なく生産性の効率が図れるものである。
さらに、天然石の粒子を用いていないので加工性にも優
れる。本発明の技術は天然石調の斑模様を有する成形品
一般に適用可能であるが、易加工性と美観性が要求され
るカウンタ−、キッチン家具天板、床板、壁板などの成
形品において特に有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重合性不飽和化合物と無機質粉末が重量
比で100:50〜200からなる混合液に、合成樹脂
と無機質充填材からなり、該混合液の比重より0.1以
上大きく、粒子径が0.5〜3.5mmの樹脂粒状体
を、該混合液と樹脂粒状体が重量比で100:0.5〜
10となるよう加えてなる重合性組成物を型内に注入し
た後、型の下面が水平になるように静置して該樹脂粒状
体を下層に沈降させて偏在させた後、重合することを特
徴とする表層部に天然石調斑模様を有する成形品の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27793992A JPH0699442A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 天然石調斑模様を有する成形品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27793992A JPH0699442A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 天然石調斑模様を有する成形品の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699442A true JPH0699442A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17590390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27793992A Pending JPH0699442A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 天然石調斑模様を有する成形品の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699442A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008523201A (ja) * | 2004-12-08 | 2008-07-03 | チェイル インダストリーズ インコーポレイテッド | 大粒径粒子を含む複合固体表面成形品並びにその製造方法及び装置 |
| WO2020022341A1 (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 住友化学株式会社 | 熱可塑性樹脂製構造体 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP27793992A patent/JPH0699442A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008523201A (ja) * | 2004-12-08 | 2008-07-03 | チェイル インダストリーズ インコーポレイテッド | 大粒径粒子を含む複合固体表面成形品並びにその製造方法及び装置 |
| WO2020022341A1 (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 住友化学株式会社 | 熱可塑性樹脂製構造体 |
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