JPH0699801A - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents
車両のスリップ制御装置Info
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- JPH0699801A JPH0699801A JP27515892A JP27515892A JPH0699801A JP H0699801 A JPH0699801 A JP H0699801A JP 27515892 A JP27515892 A JP 27515892A JP 27515892 A JP27515892 A JP 27515892A JP H0699801 A JPH0699801 A JP H0699801A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 路面状態や走行状態に応じて複数のブレーキ
トラクション制御を選択的に適用可能な車両のスリップ
制御装置を提供する。 【構成】 モード設定スイッチを介して第1モードが設
定されているときは、S3にて駆動輪速と従動輪速との
差に基いて駆動輪のスリップ量を目標値とする第1モー
ド用ブレーキトラクション制御を行い、第2モードが設
定されているときは、S5にて左右の駆動輪速の差に基
いてLSDと同様のブレーキトラクション制御を行い、
第2モードが設定されているときは、ブレーキトラクシ
ョン制御を全く行なわないように構成し、オートモード
が設定されているときは、車体速が所定値以上のときに
は第1モードとし且つ車体速が所定値未満のときには第
2モードにする。
トラクション制御を選択的に適用可能な車両のスリップ
制御装置を提供する。 【構成】 モード設定スイッチを介して第1モードが設
定されているときは、S3にて駆動輪速と従動輪速との
差に基いて駆動輪のスリップ量を目標値とする第1モー
ド用ブレーキトラクション制御を行い、第2モードが設
定されているときは、S5にて左右の駆動輪速の差に基
いてLSDと同様のブレーキトラクション制御を行い、
第2モードが設定されているときは、ブレーキトラクシ
ョン制御を全く行なわないように構成し、オートモード
が設定されているときは、車体速が所定値以上のときに
は第1モードとし且つ車体速が所定値未満のときには第
2モードにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のスリップ制御装
置に関し、特に、従動輪速と駆動輪速の差に基いてブレ
ーキトラクション制御を行う第1モードと、左右の駆動
輪の駆動輪速の差に基いて前記制御を行う第2モード
と、前記制御を行なわない第3モードとを択一的に設定
可能に構成したものに関する。
置に関し、特に、従動輪速と駆動輪速の差に基いてブレ
ーキトラクション制御を行う第1モードと、左右の駆動
輪の駆動輪速の差に基いて前記制御を行う第2モード
と、前記制御を行なわない第3モードとを択一的に設定
可能に構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の加速時において、駆動輪が
過大トルクによりスリップして加速性が低下することを
防止する為に、駆動輪のスリップ量を検出し、駆動輪の
スリップ量が目標値となるように、エンジン出力や車輪
に対する制動力の付与を制御(エンジン出力を低下させ
る、又は制動力を増大させる)するように構成したトラ
クション制御技術は、一般に実用化され、また、アンチ
スキッドブレーキ制御装置とトラクション制御装置とを
備えたものも少なくない(例えば、特開平1−1971
60号公報参照)。
過大トルクによりスリップして加速性が低下することを
防止する為に、駆動輪のスリップ量を検出し、駆動輪の
スリップ量が目標値となるように、エンジン出力や車輪
に対する制動力の付与を制御(エンジン出力を低下させ
る、又は制動力を増大させる)するように構成したトラ
クション制御技術は、一般に実用化され、また、アンチ
スキッドブレーキ制御装置とトラクション制御装置とを
備えたものも少なくない(例えば、特開平1−1971
60号公報参照)。
【0003】特開昭60−179363号公報には、駆
動輪の車輪速がしきい値を超えたときブレーキを作動さ
せ、ブレーキ力が過剰駆動トルクを略吸収した時点でブ
レーキの液圧を保持するように構成したブレーキトラク
ション制御技術が記載されている。ここで、従来のブレ
ーキトラクション制御技術では、通常、駆動輪速と従動
輪速との差に基いてブレーキトラクション制御する実行
するように構成している。一方、LSD( Limited Sli
p Differential )の制御技術においては、左右の駆動輪
速の差に応じて、スリップ輪の駆動力を非スリップ輪の
駆動輪力へ振り向け、駆動輪のスリップによる過大な差
動を制限するように構成してある。
動輪の車輪速がしきい値を超えたときブレーキを作動さ
せ、ブレーキ力が過剰駆動トルクを略吸収した時点でブ
レーキの液圧を保持するように構成したブレーキトラク
ション制御技術が記載されている。ここで、従来のブレ
ーキトラクション制御技術では、通常、駆動輪速と従動
輪速との差に基いてブレーキトラクション制御する実行
するように構成している。一方、LSD( Limited Sli
p Differential )の制御技術においては、左右の駆動輪
速の差に応じて、スリップ輪の駆動力を非スリップ輪の
駆動輪力へ振り向け、駆動輪のスリップによる過大な差
動を制限するように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記駆動輪速と従動輪
速との差に基づくブレーキトラクション制御を採用する
場合、スリップ制御の目的は略達成することができる
が、雪道等の低μ路において駆動輪をスリップさせつつ
走行する際に、ブレーキトラクション制御による制動力
で走行性が低下してしまうこと、ブレーキトラクション
制御による制約から旋回ドリフト走行を伴うスポーツ走
行等を行うことが困難になること、等の問題がある。
速との差に基づくブレーキトラクション制御を採用する
場合、スリップ制御の目的は略達成することができる
が、雪道等の低μ路において駆動輪をスリップさせつつ
走行する際に、ブレーキトラクション制御による制動力
で走行性が低下してしまうこと、ブレーキトラクション
制御による制約から旋回ドリフト走行を伴うスポーツ走
行等を行うことが困難になること、等の問題がある。
【0005】一方、左右の駆動輪の駆動輪速の差に基づ
く前記LSD制御によるスリップ制御を採用する場合、
低μ路における走行性やスポーツ走行等が可能になる反
面、駆動輪のスリップを抑制するブレーキトラクション
制御が不十分となり、高速走行時の走行性が低下し、ま
た、急発進特に低μ路での急発進時のスリップ抑制が困
難になり、急発進できなくなる。他方、熟達したドライ
バー等は、ブレーキトラクション制御の制約を受けずに
車両を自由に操縦したいという要請もある。本発明の目
的は、路面の状態や走行状態に応じて複数通りのブレー
キトラクション制御を選択的に適用可能な車両のスリッ
プ制御装置を提供することである。
く前記LSD制御によるスリップ制御を採用する場合、
低μ路における走行性やスポーツ走行等が可能になる反
面、駆動輪のスリップを抑制するブレーキトラクション
制御が不十分となり、高速走行時の走行性が低下し、ま
た、急発進特に低μ路での急発進時のスリップ抑制が困
難になり、急発進できなくなる。他方、熟達したドライ
バー等は、ブレーキトラクション制御の制約を受けずに
車両を自由に操縦したいという要請もある。本発明の目
的は、路面の状態や走行状態に応じて複数通りのブレー
キトラクション制御を選択的に適用可能な車両のスリッ
プ制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両のスリッ
プ制御装置は、駆動輪の路面に対するスリップ量が目標
スリップ量となるように駆動輪の制動力を制御するブレ
ーキトラクション制御を行うようにした車両のスリップ
制御装置において、少なくとも、駆動輪速と従動輪速の
差に基いてブレーキトラクション制御を行う第1モード
と、左右の駆動輪の駆動輪速の差に基いてブレーキトラ
クション制御を行う第2モードと、ブレーキトラクショ
ン制御を行なわない第3モードとを択一的に設定する為
のモード設定手段を設けたものである。
プ制御装置は、駆動輪の路面に対するスリップ量が目標
スリップ量となるように駆動輪の制動力を制御するブレ
ーキトラクション制御を行うようにした車両のスリップ
制御装置において、少なくとも、駆動輪速と従動輪速の
差に基いてブレーキトラクション制御を行う第1モード
と、左右の駆動輪の駆動輪速の差に基いてブレーキトラ
クション制御を行う第2モードと、ブレーキトラクショ
ン制御を行なわない第3モードとを択一的に設定する為
のモード設定手段を設けたものである。
【0007】請求項2の車両のスリップ制御装置は、請
求項1の装置において、前記モード設定手段が、マニュ
アルのモード設定スイッチを介してモードを設定するよ
うに構成されたものである。請求項3の車両のスリップ
制御装置は、請求項1の装置において、前記モード設定
手段は、車両の車速が所定値以上の状態では第1モード
とし、車速が所定値未満の状態では第2モードとするオ
ートモードを設定できるように構成されたものである。
求項1の装置において、前記モード設定手段が、マニュ
アルのモード設定スイッチを介してモードを設定するよ
うに構成されたものである。請求項3の車両のスリップ
制御装置は、請求項1の装置において、前記モード設定
手段は、車両の車速が所定値以上の状態では第1モード
とし、車速が所定値未満の状態では第2モードとするオ
ートモードを設定できるように構成されたものである。
【0008】請求項4の車両のスリップ制御装置は、請
求項1の装置において、前記車両のアクセル踏込み速度
が所定値以上のときに、前記第1モードに自動的に切り
換えるモード切換え制御手段を設けたものである。請求
項5の車両のスリップ制御装置は、請求項1の装置にお
いて、前記車両のアクセル踏込み速度が所定値以上のと
きに、前記第2モードに自動的に切り換えるモード切換
え制御手段を設けたものである。
求項1の装置において、前記車両のアクセル踏込み速度
が所定値以上のときに、前記第1モードに自動的に切り
換えるモード切換え制御手段を設けたものである。請求
項5の車両のスリップ制御装置は、請求項1の装置にお
いて、前記車両のアクセル踏込み速度が所定値以上のと
きに、前記第2モードに自動的に切り換えるモード切換
え制御手段を設けたものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の車両のスリップ制御
装置においては、モード設定手段により、少なくとも、
従動輪速と駆動輪速の差に基いてブレーキトラクション
制御を行う第1モードと、左右の駆動輪の駆動輪速の差
に基いてブレーキトラクション制御を行う第2モード
と、ブレーキトラクション制御を行なわない第3モード
とを択一的に設定することができる。従って、第1〜第
3モードのうち、路面状態や走行状態に適合したモード
を設定して走行できるようになり、運転フィーリングを
向上させることができる。
装置においては、モード設定手段により、少なくとも、
従動輪速と駆動輪速の差に基いてブレーキトラクション
制御を行う第1モードと、左右の駆動輪の駆動輪速の差
に基いてブレーキトラクション制御を行う第2モード
と、ブレーキトラクション制御を行なわない第3モード
とを択一的に設定することができる。従って、第1〜第
3モードのうち、路面状態や走行状態に適合したモード
を設定して走行できるようになり、運転フィーリングを
向上させることができる。
【0010】請求項2の車両のスリップ制御装置におい
ては、前記モード設定手段が、マニュアルのモード設定
スイッチを介してモードを設定するように構成されてい
るため、モード設定手段の構成が簡単で、モード設定が
確実化する。請求項3の車両のスリップ制御装置におい
ては、前記モード設定手段により、オートモードを設定
すると、車両の車速が所定値以上の状態では第1モード
となり、車速が所定値未満の状態では第2モードとな
る。従って、高速走行時の走行性を向上させ、かつ低速
走行時の旋回性や低μ路走行性等を向上させることがで
きる。
ては、前記モード設定手段が、マニュアルのモード設定
スイッチを介してモードを設定するように構成されてい
るため、モード設定手段の構成が簡単で、モード設定が
確実化する。請求項3の車両のスリップ制御装置におい
ては、前記モード設定手段により、オートモードを設定
すると、車両の車速が所定値以上の状態では第1モード
となり、車速が所定値未満の状態では第2モードとな
る。従って、高速走行時の走行性を向上させ、かつ低速
走行時の旋回性や低μ路走行性等を向上させることがで
きる。
【0011】請求項4の車両のスリップ制御装置におい
ては、モード切換え制御手段は、車両のアクセル踏込み
速度が所定値以上のときに、前記第1モードに自動的に
切り換えるので、雪道等の低μ路における急発進等が可
能になる。請求項5の車両のスリップ制御装置において
は、モード切換え制御手段は、車両のアクセル踏込み速
度が所定値未満のときに、前記第2モードに自動的に切
り換えるので、スポーツ走行時の走行性を向上させるこ
とができる。
ては、モード切換え制御手段は、車両のアクセル踏込み
速度が所定値以上のときに、前記第1モードに自動的に
切り換えるので、雪道等の低μ路における急発進等が可
能になる。請求項5の車両のスリップ制御装置において
は、モード切換え制御手段は、車両のアクセル踏込み速
度が所定値未満のときに、前記第2モードに自動的に切
り換えるので、スポーツ走行時の走行性を向上させるこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は車両のスリップ制御装置の全体構
成を示し、この車両では、左右の前輪2a,2bが従動
輪であり、左右の後輪2c,2dが駆動輪であり、駆動
輪2c、2dの駆動を制御してスリップ量をコントロー
ルするために、ブレーキ制御と変速制御用のATコント
ローラ60を介してロックアップ制御とを行うスリップ
制御装置70を備えている。
して説明する。図1は車両のスリップ制御装置の全体構
成を示し、この車両では、左右の前輪2a,2bが従動
輪であり、左右の後輪2c,2dが駆動輪であり、駆動
輪2c、2dの駆動を制御してスリップ量をコントロー
ルするために、ブレーキ制御と変速制御用のATコント
ローラ60を介してロックアップ制御とを行うスリップ
制御装置70を備えている。
【0013】上記車両の車体前部にエンジン1が搭載さ
れ、エンジン1の出力トルクが、流体式自動変速機3、
プロペラシャヤト4及びデファレンシャルギヤ5を経た
後、左駆動軸6Lを介して左後輪2cに、右駆動軸6R
を介して右後輪2dに夫々伝達される。上記自動変速機
3は、流体トルクコンバータ11と多段変速歯車機構1
2とから構成されている。この変速歯車機構12は、既
知の油圧作動式のもので、例えば、前進4段、後進1段
に構成されている。流体式自動変速機3の油圧回路に組
込まれた複数のソレノイドバルブ13aの励磁と消磁と
の組合わせを変更することにより変速が行われる。トル
クコンバータ11は、油圧作動式のロックアップクラッ
チ11Aを有し、その油圧回路に組込まれたソレノイド
バルブ13bの励磁と消磁とを切換えて、締結と締結解
除とが行われる。
れ、エンジン1の出力トルクが、流体式自動変速機3、
プロペラシャヤト4及びデファレンシャルギヤ5を経た
後、左駆動軸6Lを介して左後輪2cに、右駆動軸6R
を介して右後輪2dに夫々伝達される。上記自動変速機
3は、流体トルクコンバータ11と多段変速歯車機構1
2とから構成されている。この変速歯車機構12は、既
知の油圧作動式のもので、例えば、前進4段、後進1段
に構成されている。流体式自動変速機3の油圧回路に組
込まれた複数のソレノイドバルブ13aの励磁と消磁と
の組合わせを変更することにより変速が行われる。トル
クコンバータ11は、油圧作動式のロックアップクラッ
チ11Aを有し、その油圧回路に組込まれたソレノイド
バルブ13bの励磁と消磁とを切換えて、締結と締結解
除とが行われる。
【0014】上記ソレノイドバルブ13a,13bは、
自動変速機3の変速制御用のATコントローラ60によ
り制御される。このATコントローラ60は、変速特性
とロックアップ特性とを予め記憶しており、これに基い
て変速制御とロックアップ制御とを行なう。この為、A
Tコントローラ60には、メインスロットルバルブ43
の開度を検出するメインスロットル開度センサ61及び
サブスロットルバルブ45の開度を検出するサブスロッ
トル開度センサ62からの各スロットル開度信号と、車
速を検出する車速センサ63からの車速信号(実施例で
はプロペラシャフト4の回転信号)とが入力される。
自動変速機3の変速制御用のATコントローラ60によ
り制御される。このATコントローラ60は、変速特性
とロックアップ特性とを予め記憶しており、これに基い
て変速制御とロックアップ制御とを行なう。この為、A
Tコントローラ60には、メインスロットルバルブ43
の開度を検出するメインスロットル開度センサ61及び
サブスロットルバルブ45の開度を検出するサブスロッ
トル開度センサ62からの各スロットル開度信号と、車
速を検出する車速センサ63からの車速信号(実施例で
はプロペラシャフト4の回転信号)とが入力される。
【0015】制動力調節機構 各車輪2a〜2dには、ブレーキ制御のためのブレーキ
21a〜21dが設けられ、各ブレーキ21a〜21d
のキャリパ(ホイールシリンダ)22a〜22dには、
夫々配管23a〜23dを介してブレーキ液圧が供給さ
れている。各駆動輪2c,2dのキャリパ22c、22
dには、夫々ブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧セン
サ64,64が取り付けられている。
21a〜21dが設けられ、各ブレーキ21a〜21d
のキャリパ(ホイールシリンダ)22a〜22dには、
夫々配管23a〜23dを介してブレーキ液圧が供給さ
れている。各駆動輪2c,2dのキャリパ22c、22
dには、夫々ブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧セン
サ64,64が取り付けられている。
【0016】このブレーキ液圧の供給系に関して、ブレ
ーキペダル25の踏込力が、液圧倍力式の倍力装置26
により力されて、タンデム型のマスタシリンダ27に伝
達される。このマスタシリンダ27の第1の吐出口27
aには左前輪用のブレーキ配管23aが接続され、マス
タシリンダ27の第2の吐出口27bには右前輪用のブ
レーキ配管23bが接続されている。
ーキペダル25の踏込力が、液圧倍力式の倍力装置26
により力されて、タンデム型のマスタシリンダ27に伝
達される。このマスタシリンダ27の第1の吐出口27
aには左前輪用のブレーキ配管23aが接続され、マス
タシリンダ27の第2の吐出口27bには右前輪用のブ
レーキ配管23bが接続されている。
【0017】上記倍力装置26には、配管28を介して
ポンプ29からの液圧が供給され、余剰液圧はリターン
用配管30を介してリザーバタンク31に戻される。上
記配管28から分岐した分岐管28aは、後述する合流
部aに連なっており、この分岐管28aには電磁式の開
閉弁32が介設されている。また、倍力装置26で発生
される倍力用液圧は、配管33を介して上記合流部aへ
と供給され、この配管33にも電磁式の開閉弁34が介
設されている。上記配管33には、開閉弁34と並列
に、合流部aへ向けての流れのみを許容するチェック弁
35が設けられている。
ポンプ29からの液圧が供給され、余剰液圧はリターン
用配管30を介してリザーバタンク31に戻される。上
記配管28から分岐した分岐管28aは、後述する合流
部aに連なっており、この分岐管28aには電磁式の開
閉弁32が介設されている。また、倍力装置26で発生
される倍力用液圧は、配管33を介して上記合流部aへ
と供給され、この配管33にも電磁式の開閉弁34が介
設されている。上記配管33には、開閉弁34と並列
に、合流部aへ向けての流れのみを許容するチェック弁
35が設けられている。
【0018】上記合流部aには、左右後輪用のブレーキ
配管23c,23dが接続され、これら配管23c,2
3dには、電磁式の開閉弁36A,37Aが介設され、
開閉弁36A,37Aの下流に接続されたリリーフ通路
38L,38Rには、電磁式の開閉弁36B,37Bが
接続されている。
配管23c,23dが接続され、これら配管23c,2
3dには、電磁式の開閉弁36A,37Aが介設され、
開閉弁36A,37Aの下流に接続されたリリーフ通路
38L,38Rには、電磁式の開閉弁36B,37Bが
接続されている。
【0019】上記各開閉弁32,34,36A,37
A,36B,37Bは、スリップ制御装置70によって
制御される。即ち、スリップ制御(ブレーキ制御)を行
わないときには、図示のように開閉弁32が閉じ、開閉
弁34が開かれ、且つ開閉弁36B,37Bが閉じ、開
閉弁36A,37Aが開かれる。これにより、ブレーキ
ペダル25が踏込まれると、前輪用ブレーキ21a,2
1bに対してはマスタシリンダ27を介してブレーキ液
圧が供給され、後輪用ブレーキ21c,21dに対して
は、液圧倍力装置26からのブレーキペダル25の踏込
み力に応じた倍力用液圧が、ブレーキ液圧として配管3
3を介して供給される。
A,36B,37Bは、スリップ制御装置70によって
制御される。即ち、スリップ制御(ブレーキ制御)を行
わないときには、図示のように開閉弁32が閉じ、開閉
弁34が開かれ、且つ開閉弁36B,37Bが閉じ、開
閉弁36A,37Aが開かれる。これにより、ブレーキ
ペダル25が踏込まれると、前輪用ブレーキ21a,2
1bに対してはマスタシリンダ27を介してブレーキ液
圧が供給され、後輪用ブレーキ21c,21dに対して
は、液圧倍力装置26からのブレーキペダル25の踏込
み力に応じた倍力用液圧が、ブレーキ液圧として配管3
3を介して供給される。
【0020】後述のように、駆動輪としての後輪2c、
2dの路面に対するスリップ量が大きくなってスリップ
制御を行うときには、開閉弁34が閉じられ、開閉弁3
2が開かれる。開閉弁36A,36B(37A,37
B)のデューティ制御によって、ブレーキ液圧の保持と
昇圧と降圧とが行われる。具体的には、開閉弁32が開
いていることを前提として、各開閉弁36A,36B,
37A,37Bが閉じているときにブレーキ液圧の保持
となり、開閉弁36A(37A)が開き、開閉弁36B
(37B)が閉じているときに昇圧となり、開閉弁36
A(37A)が閉じ、開閉弁36B(37B)が開いて
いるときに降圧となる。また、分岐管28aを経たブレ
ーキ液圧は、チェック弁35の作用によって、ブレーキ
ペダル25に対する反力として作用しないようになって
いる。
2dの路面に対するスリップ量が大きくなってスリップ
制御を行うときには、開閉弁34が閉じられ、開閉弁3
2が開かれる。開閉弁36A,36B(37A,37
B)のデューティ制御によって、ブレーキ液圧の保持と
昇圧と降圧とが行われる。具体的には、開閉弁32が開
いていることを前提として、各開閉弁36A,36B,
37A,37Bが閉じているときにブレーキ液圧の保持
となり、開閉弁36A(37A)が開き、開閉弁36B
(37B)が閉じているときに昇圧となり、開閉弁36
A(37A)が閉じ、開閉弁36B(37B)が開いて
いるときに降圧となる。また、分岐管28aを経たブレ
ーキ液圧は、チェック弁35の作用によって、ブレーキ
ペダル25に対する反力として作用しないようになって
いる。
【0021】このようなスリップ制御を行っているとき
にブレーキペダル25が踏込まれると、この踏込みに応
じた倍力装置26からのブレーキ液圧が、チェック弁3
5を介して後輪用ブレーキ21c,21dに供給され
る。 エンジン出力調節機構 上記スリップ制御装置70は、駆動輪2c、2dの駆動
トルクを低減するために、駆動輪2c、2dに対するブ
レーキ制御を行うと共に、駆動輪2c、2dに伝達され
る駆動力、つまり、エンジン1の出力(発生トルク)の
低減をも行う。このため、エンジン1の吸気通路41に
は、アクセルペダル42に連結された上述のメインスロ
ットルバルブ43と、スロットル開度調節用アクチュエ
ータ44に連結された上述のサブスロットルバルブ45
とが配設され、サブスロットルバルブ45を上記スリッ
プ制御装置70によりエクチュエータ44を介して制御
するようになっている。
にブレーキペダル25が踏込まれると、この踏込みに応
じた倍力装置26からのブレーキ液圧が、チェック弁3
5を介して後輪用ブレーキ21c,21dに供給され
る。 エンジン出力調節機構 上記スリップ制御装置70は、駆動輪2c、2dの駆動
トルクを低減するために、駆動輪2c、2dに対するブ
レーキ制御を行うと共に、駆動輪2c、2dに伝達され
る駆動力、つまり、エンジン1の出力(発生トルク)の
低減をも行う。このため、エンジン1の吸気通路41に
は、アクセルペダル42に連結された上述のメインスロ
ットルバルブ43と、スロットル開度調節用アクチュエ
ータ44に連結された上述のサブスロットルバルブ45
とが配設され、サブスロットルバルブ45を上記スリッ
プ制御装置70によりエクチュエータ44を介して制御
するようになっている。
【0022】スリップ制御装置 スリップ制御装置70には、スロットル開度センサ6
1、62および車速センサ63からの信号が入力される
他、ブレーキ液圧センサ64、65からの各駆動輪2
c、2dのブレーキ液圧、各車輪2a〜2dの速度を検
出する車輪速センサ66a〜66dからの車輪速信号、
アクセル踏込量を検出するアクセル踏込量センサ67か
らの踏込量信号、ギヤポジションを検出するギヤポジシ
ョンセンサ68からのギヤポジション信号、ハンドル舵
角を検出する舵角センサ69からの舵角信号、マニュア
ル操作されるモード設定スイッチ71からのモード信号
が入力される。
1、62および車速センサ63からの信号が入力される
他、ブレーキ液圧センサ64、65からの各駆動輪2
c、2dのブレーキ液圧、各車輪2a〜2dの速度を検
出する車輪速センサ66a〜66dからの車輪速信号、
アクセル踏込量を検出するアクセル踏込量センサ67か
らの踏込量信号、ギヤポジションを検出するギヤポジシ
ョンセンサ68からのギヤポジション信号、ハンドル舵
角を検出する舵角センサ69からの舵角信号、マニュア
ル操作されるモード設定スイッチ71からのモード信号
が入力される。
【0023】上記スリップ制御装置70は、各センサか
らの信号を受け入れる入力インターフェースと、CPU
とROMとRAMとからなるマイクロコンピュータと、
出力インターフェースと、弁32、36A、37A、3
6B、37B及びアクチェエータ44を駆動する駆動回
路とを備えており、ROMにはスリップ制御及びこれに
付随する後述のモード設定制御の制御プログラム、各種
マップ等が設けられ、RAMには制御を実行するのに必
要な各種メモリが設けられている。ここで、前記スリッ
プ制御におけるブレーキトラクション制御においては、
駆動輪速と従動輪速との差に基いて実行する第1モード
用ブレーキトラクション制御と、左右の駆動輪の駆動輪
速の差に基いて実行する第2モード用ブレーキトラクシ
ョン制御とを選択的に適用可能に構成してある。
らの信号を受け入れる入力インターフェースと、CPU
とROMとRAMとからなるマイクロコンピュータと、
出力インターフェースと、弁32、36A、37A、3
6B、37B及びアクチェエータ44を駆動する駆動回
路とを備えており、ROMにはスリップ制御及びこれに
付随する後述のモード設定制御の制御プログラム、各種
マップ等が設けられ、RAMには制御を実行するのに必
要な各種メモリが設けられている。ここで、前記スリッ
プ制御におけるブレーキトラクション制御においては、
駆動輪速と従動輪速との差に基いて実行する第1モード
用ブレーキトラクション制御と、左右の駆動輪の駆動輪
速の差に基いて実行する第2モード用ブレーキトラクシ
ョン制御とを選択的に適用可能に構成してある。
【0024】前記モード設定スイッチ71で設定され
る、第1モードは、前記第1モード用ブレーキトラクシ
ョン制御を適用するモードであり、第2モードは、第2
モード用ブレーキトラクション制御を適用するモードで
あり、第3モードは、ブレーキトラクション制御を行わ
ないモードであり、オートモードは、車速が所定値(例
えば、50Km/Hr)以上のときには、第1モードと
なるように第1モード用ブレーキトラクション制御を適
用し且つ車速が所定速度未満のときには、第2モードと
なるように第2モード用ブレーキトラクション制御を適
用するモードである。
る、第1モードは、前記第1モード用ブレーキトラクシ
ョン制御を適用するモードであり、第2モードは、第2
モード用ブレーキトラクション制御を適用するモードで
あり、第3モードは、ブレーキトラクション制御を行わ
ないモードであり、オートモードは、車速が所定値(例
えば、50Km/Hr)以上のときには、第1モードと
なるように第1モード用ブレーキトラクション制御を適
用し且つ車速が所定速度未満のときには、第2モードと
なるように第2モード用ブレーキトラクション制御を適
用するモードである。
【0025】前記第1モード用ブレーキトラクション制
御では、駆動輪速と従動輪速との差に基いて、駆動輪の
路面に対するスリップ量を目標値とするように制御する
ので、高速走行時の走行性が高まり、急発進特に低μ路
での急発進が可能となる。前記第2モード用ブレーキト
ラクション制御では、駆動輪速のスリップ量に無関係
に、左右の駆動輪速の差が所定値以下となるように制御
するので、駆動輪のスリップは大幅に許容されて、雪道
など低μ路走行や旋回ドリフト走行を伴うスポーツ走行
が可能になる。前記第3モードでは、ブレーキトラクシ
ョン制御を行わないため、熟達したドライバー等がブレ
ーキトラクション制御の制約無しに自由に走行できる。
前記第4モードでは、車速が所定値度以上のときに第1
モードとなり、また、車速が所定値未満のときに第2モ
ードとなるため、第1モードと第2モードの長所を有効
活用することができる。
御では、駆動輪速と従動輪速との差に基いて、駆動輪の
路面に対するスリップ量を目標値とするように制御する
ので、高速走行時の走行性が高まり、急発進特に低μ路
での急発進が可能となる。前記第2モード用ブレーキト
ラクション制御では、駆動輪速のスリップ量に無関係
に、左右の駆動輪速の差が所定値以下となるように制御
するので、駆動輪のスリップは大幅に許容されて、雪道
など低μ路走行や旋回ドリフト走行を伴うスポーツ走行
が可能になる。前記第3モードでは、ブレーキトラクシ
ョン制御を行わないため、熟達したドライバー等がブレ
ーキトラクション制御の制約無しに自由に走行できる。
前記第4モードでは、車速が所定値度以上のときに第1
モードとなり、また、車速が所定値未満のときに第2モ
ードとなるため、第1モードと第2モードの長所を有効
活用することができる。
【0026】次に、前記モード設定制御について、図2
のフローチャートに基いて説明する。尚、図中、Si
(i=1,2,3・・・)は、各ステップを示すもので
ある。車両のエンジンの作動開始とともに、この制御が
開始されると、前記センサ類からの各種信号が読み込ま
れ(S1)、次に、モード設定スイッチ71の信号に基
いて設定されたモードについての判定が実行され(S
2,S4,S6,S7)、第1モードが設定されている
(S2:Yes)ときは、S3へ移行して、第1モード
用ブレーキトラクション制御がなされ、その後第1モー
ドである限り、微小時間おきに繰り返して第1モード用
ブレーキトラクション制御が行われる。
のフローチャートに基いて説明する。尚、図中、Si
(i=1,2,3・・・)は、各ステップを示すもので
ある。車両のエンジンの作動開始とともに、この制御が
開始されると、前記センサ類からの各種信号が読み込ま
れ(S1)、次に、モード設定スイッチ71の信号に基
いて設定されたモードについての判定が実行され(S
2,S4,S6,S7)、第1モードが設定されている
(S2:Yes)ときは、S3へ移行して、第1モード
用ブレーキトラクション制御がなされ、その後第1モー
ドである限り、微小時間おきに繰り返して第1モード用
ブレーキトラクション制御が行われる。
【0027】第2モードが設定されている(S4:Ye
s)ときは、S4へ移行して、第2モード用ブレーキト
ラクション制御がなされ、その後第2モードである限
り、微小時間おきに繰り返して第2モード用ブレーキト
ラクション制御が行われる。第3モードが設定されてい
る(S6:Yes)ときは、第1モード用ブレーキトラ
クション制御も第2モード用ブレーキトラクション制御
も実行されずに、リターンを繰り返えすことになる。
s)ときは、S4へ移行して、第2モード用ブレーキト
ラクション制御がなされ、その後第2モードである限
り、微小時間おきに繰り返して第2モード用ブレーキト
ラクション制御が行われる。第3モードが設定されてい
る(S6:Yes)ときは、第1モード用ブレーキトラ
クション制御も第2モード用ブレーキトラクション制御
も実行されずに、リターンを繰り返えすことになる。
【0028】オートモードが設定されている(S7:Y
es)ときは、S8において、車体速Vが所定値V0
(例えば、50Km/Hr)以上か否か判定し、所定値
V0以上のときには、S3へ移行して第1モード用ブレ
ーキトラクション制御が実行され、それ以降、オートモ
ードで且つ車体速Vが所定値V0以上のときには、同様
に繰り返すことになる。S8の判定の結果、車体速Vが
所定値V0未満のときには、S5へ移行して第2モード
用ブレーキトラクション制御が実行され、それ以降、オ
ートモードで且つ車体速Vが所定値V0未満のときに
は、同様に繰り返すことになる。
es)ときは、S8において、車体速Vが所定値V0
(例えば、50Km/Hr)以上か否か判定し、所定値
V0以上のときには、S3へ移行して第1モード用ブレ
ーキトラクション制御が実行され、それ以降、オートモ
ードで且つ車体速Vが所定値V0以上のときには、同様
に繰り返すことになる。S8の判定の結果、車体速Vが
所定値V0未満のときには、S5へ移行して第2モード
用ブレーキトラクション制御が実行され、それ以降、オ
ートモードで且つ車体速Vが所定値V0未満のときに
は、同様に繰り返すことになる。
【0029】前記第1モード用ブレーキトラクション制
御は、駆動輪速と従動輪速との差に基いて行われる一般
的なブレーキトラクション制御であるが、これについて
簡単に説明する。駆動輪のスリップ量Sは、車輪速セン
サ66a〜66dからの検出信号に基いて検出される。
即ち、車輪速センサ66c,66dからの信号に基いて
駆動輪速を求め、また、車輪速センサ66a,66bか
らの信号に基いて従動輪速を求め、駆動輪速から従動輪
速を減算してスリップ量Sを算出する。この従動輪速と
しては左右従動輪の平均値が用いられ、駆動輪速として
は左右駆動輪に付与する制動力を互いに独立して制御す
る為左右の駆動輪速が夫々の制御に用いられる。
御は、駆動輪速と従動輪速との差に基いて行われる一般
的なブレーキトラクション制御であるが、これについて
簡単に説明する。駆動輪のスリップ量Sは、車輪速セン
サ66a〜66dからの検出信号に基いて検出される。
即ち、車輪速センサ66c,66dからの信号に基いて
駆動輪速を求め、また、車輪速センサ66a,66bか
らの信号に基いて従動輪速を求め、駆動輪速から従動輪
速を減算してスリップ量Sを算出する。この従動輪速と
しては左右従動輪の平均値が用いられ、駆動輪速として
は左右駆動輪に付与する制動力を互いに独立して制御す
る為左右の駆動輪速が夫々の制御に用いられる。
【0030】次に、路面μ(摩擦係数)と、車体速V
と、アクセル踏込量と、ハンドル舵角とをパラメータと
する所定のマップに基いて、ブレーキ制御用の目標スリ
ップ量SBTを演算する。尚、前記路面μは、車体速V
と車体加速度VG とをパラメータとする所定のマップに
基いて演算する。次に、スリップ判定において、前記駆
動輪のスリップ量Sが目標スリップ量SBTよりも大き
いときにはブレーキ制御必要と判定する。次に、基本ブ
レーキ制御量TB は、前記スリップ量Sと目標スリップ
量SBTとをパラメータとして演算する。この場合、偏
差EN(但し、EN=S−SBT)と、この偏差ENの
時間変化率DENとをパラメータとする所定のマップに
基いて、基本ブレーキ制御量TB が演算される。前記基
本ブレーキ制御量TB が得られるように、弁32、36
A、37A、36B、37Bに駆動信号を出力すること
により、各駆動輪2c,2dのブレーキ21c,21d
の液圧を制御する。
と、アクセル踏込量と、ハンドル舵角とをパラメータと
する所定のマップに基いて、ブレーキ制御用の目標スリ
ップ量SBTを演算する。尚、前記路面μは、車体速V
と車体加速度VG とをパラメータとする所定のマップに
基いて演算する。次に、スリップ判定において、前記駆
動輪のスリップ量Sが目標スリップ量SBTよりも大き
いときにはブレーキ制御必要と判定する。次に、基本ブ
レーキ制御量TB は、前記スリップ量Sと目標スリップ
量SBTとをパラメータとして演算する。この場合、偏
差EN(但し、EN=S−SBT)と、この偏差ENの
時間変化率DENとをパラメータとする所定のマップに
基いて、基本ブレーキ制御量TB が演算される。前記基
本ブレーキ制御量TB が得られるように、弁32、36
A、37A、36B、37Bに駆動信号を出力すること
により、各駆動輪2c,2dのブレーキ21c,21d
の液圧を制御する。
【0031】前記第2モード用ブレーキトラクション制
御は、左右の駆動輪2c,2dの駆動輪速の差に基いて
行われる一般的なブレーキトラクション制御(但し、こ
れは、前記LSDと同様の制御である)であるが、これ
について簡単に説明する。前記車輪速センサ66c,6
6dからの信号に基いて、左右の駆動輪の駆動輪速を求
め、両駆動輪速の差の絶対値をスリップ量Saとして求
める。
御は、左右の駆動輪2c,2dの駆動輪速の差に基いて
行われる一般的なブレーキトラクション制御(但し、こ
れは、前記LSDと同様の制御である)であるが、これ
について簡単に説明する。前記車輪速センサ66c,6
6dからの信号に基いて、左右の駆動輪の駆動輪速を求
め、両駆動輪速の差の絶対値をスリップ量Saとして求
める。
【0032】次に、路面μ(摩擦係数)と、車体速V
と、アクセル踏込量と、ハンドル舵角とをパラメータと
する所定のマップに基いて、ブレーキ制御用の目標スリ
ップ量SBTaを演算する。尚、前記路面μは、車体速
Vと車体加速度VG とをパラメータとする前記と同じ所
定のマップに基いて演算する。次に、スリップ判定にお
いて、前記駆動輪のスリップ量Saが目標スリップ量S
BTaよりも大きいときにはブレーキ制御必要と判定す
る。
と、アクセル踏込量と、ハンドル舵角とをパラメータと
する所定のマップに基いて、ブレーキ制御用の目標スリ
ップ量SBTaを演算する。尚、前記路面μは、車体速
Vと車体加速度VG とをパラメータとする前記と同じ所
定のマップに基いて演算する。次に、スリップ判定にお
いて、前記駆動輪のスリップ量Saが目標スリップ量S
BTaよりも大きいときにはブレーキ制御必要と判定す
る。
【0033】次に、基本ブレーキ制御量TBaは、前記ス
リップ量Saと目標スリップ量SBTaとをパラメータ
として演算する。この場合、偏差EN(但し、EN=S
a−SBTa)と、この偏差ENの時間変化率DENと
をパラメータとする所定のマップに基いて、基本ブレー
キ制御量TBaが演算される。前記基本ブレーキ制御量T
Baが得られるように、弁32, 36A, 37A, 36
B, 37Bに駆動信号を出力することにより、各駆動輪
2c,2dのブレーキ21c,21dの液圧を制御す
る。
リップ量Saと目標スリップ量SBTaとをパラメータ
として演算する。この場合、偏差EN(但し、EN=S
a−SBTa)と、この偏差ENの時間変化率DENと
をパラメータとする所定のマップに基いて、基本ブレー
キ制御量TBaが演算される。前記基本ブレーキ制御量T
Baが得られるように、弁32, 36A, 37A, 36
B, 37Bに駆動信号を出力することにより、各駆動輪
2c,2dのブレーキ21c,21dの液圧を制御す
る。
【0034】以上のスリップ制御におけるモード設定制
御によれば、マニュアル操作式のモード設定スイッチ7
1を介して、ドライバーの希望に応じて、第1モード、
第2モード、第3モード、オートモードのうちの所望の
モードを設定できるから、通常走行時、特に高速走行時
や急発進時(特に、低μ路における急発進時)などに
は、第1モードを設定し、また、雪道などの低μ路走行
時やスポーツ走行時などには、第2モードを設定し、ブ
レーキトラクション制御を希望しないときには、第3モ
ードを設定し、また、第1モードと第2モードの切り換
えが面倒なときには、第4モードを設定したりするな
ど、道路状態と、走行状態とに応じたブレーキトラクシ
ョン制御を選択的に採用できるから、運転フィーリング
を高めることが出来る。
御によれば、マニュアル操作式のモード設定スイッチ7
1を介して、ドライバーの希望に応じて、第1モード、
第2モード、第3モード、オートモードのうちの所望の
モードを設定できるから、通常走行時、特に高速走行時
や急発進時(特に、低μ路における急発進時)などに
は、第1モードを設定し、また、雪道などの低μ路走行
時やスポーツ走行時などには、第2モードを設定し、ブ
レーキトラクション制御を希望しないときには、第3モ
ードを設定し、また、第1モードと第2モードの切り換
えが面倒なときには、第4モードを設定したりするな
ど、道路状態と、走行状態とに応じたブレーキトラクシ
ョン制御を選択的に採用できるから、運転フィーリング
を高めることが出来る。
【0035】次に、前記モード設定制御の一部を変更し
た変形例について説明する。 1) 図3に示すように、前記S4の判定でYesとな
ったとき、S10においてアクセル踏込み速度Vacc が
所定値C1以上か否か判定し、急発進時などアクセル踏
込み速度Vacc が所定値C1以上のときには、S3へ移
行して第1モード用ブレーキトラクション制御を実行
し、また、所定値C1未満のときにはS5へ移行して第
2モード用ブレーキトラクション制御を実行するように
構成する。これにより、急発進時、特に低μ路における
急発進時における駆動輪2c,2dのスリップを抑制し
て発進性を高めることが出来る。
た変形例について説明する。 1) 図3に示すように、前記S4の判定でYesとな
ったとき、S10においてアクセル踏込み速度Vacc が
所定値C1以上か否か判定し、急発進時などアクセル踏
込み速度Vacc が所定値C1以上のときには、S3へ移
行して第1モード用ブレーキトラクション制御を実行
し、また、所定値C1未満のときにはS5へ移行して第
2モード用ブレーキトラクション制御を実行するように
構成する。これにより、急発進時、特に低μ路における
急発進時における駆動輪2c,2dのスリップを抑制し
て発進性を高めることが出来る。
【0036】2) 図4に示すように、前記S2の判定
でYesとなったとき、S20においてアクセル踏込み
速度Vacc が所定値C2以上か否か判定し、急発進時な
どアクセル踏込み速度Vacc が所定値C2以上のときに
は、S5へ移行して第2モード用ブレーキトラクション
制御を実行し、また、所定値C2未満のときにはS3へ
移行して第1モード用ブレーキトラクション制御を実行
するように構成する。これにより、スポーツ走行等での
走行性を高めることが出来る。
でYesとなったとき、S20においてアクセル踏込み
速度Vacc が所定値C2以上か否か判定し、急発進時な
どアクセル踏込み速度Vacc が所定値C2以上のときに
は、S5へ移行して第2モード用ブレーキトラクション
制御を実行し、また、所定値C2未満のときにはS3へ
移行して第1モード用ブレーキトラクション制御を実行
するように構成する。これにより、スポーツ走行等での
走行性を高めることが出来る。
【0037】尚、前記第1及び第2モード用のブレーキ
トラクション制御としては、前記実施例のものに限ら
ず、種々のブレーキトラクション制御を採用可能であ
り、前記ブレーキトラクション制御に加えて、種々のエ
ンジントラクション制御を適用することも有り得る。ま
た、前記モード設定スイッチ71の代わりに、1つの押
しボタンスイッチをとスイッチ制御装置70のRAMの
メモリに設けるカウンタとを介して、モードを設定する
ように構成してもよい。
トラクション制御としては、前記実施例のものに限ら
ず、種々のブレーキトラクション制御を採用可能であ
り、前記ブレーキトラクション制御に加えて、種々のエ
ンジントラクション制御を適用することも有り得る。ま
た、前記モード設定スイッチ71の代わりに、1つの押
しボタンスイッチをとスイッチ制御装置70のRAMの
メモリに設けるカウンタとを介して、モードを設定する
ように構成してもよい。
【図1】実施例に係る車両のスリップ制御装置の全体構
成図である。
成図である。
【図2】スリップ制御及びモード設定制御のルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】モード設定制御の一部を変更した変形例のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】モード設定制御の一部を変更した変形例のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
70 スリップ制御装置 71 モード設定スイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動輪の路面に対するスリップ量が目標
スリップ量となるように駆動輪の制動力を制御するブレ
ーキトラクション制御を行うようにした車両のスリップ
制御装置において、 少なくとも、駆動輪速と従動輪速の差に基いてブレーキ
トラクション制御を行う第1モードと、左右の駆動輪の
駆動輪速の差に基いてブレーキトラクション制御を行う
第2モードと、ブレーキトラクション制御を行なわない
第3モードとを択一的に設定する為のモード設定手段を
設けたことを特徴とする車両のスリップ制御装置。 - 【請求項2】 前記モード設定手段は、マニュアルのモ
ード設定スイッチを介してモードを設定するように構成
されたことを特徴とする請求項1に記載の車両のスリッ
プ制御装置。 - 【請求項3】 前記モード設定手段は、車両の車速が所
定値以上の状態では第1モードとし、車速が所定値未満
の状態では第2モードとするオートモードを設定できる
ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車
両のスリップ制御装置。 - 【請求項4】 前記車両のアクセル踏込み速度が所定値
以上のときに、前記第1モードに自動的に切り換えるモ
ード切換え制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の車両のスリップ制御装置。 - 【請求項5】 前記車両のアクセル踏込み速度が所定値
以上のときに、前記第2モードに自動的に切り換えるモ
ード切換え制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の車両のスリップ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27515892A JPH0699801A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 車両のスリップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27515892A JPH0699801A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 車両のスリップ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699801A true JPH0699801A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17551486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27515892A Pending JPH0699801A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 車両のスリップ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699801A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166623A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Toyota Motor Corp | 走行軌跡生成装置及び走行軌跡生成方法 |
| JP2022124998A (ja) * | 2021-02-16 | 2022-08-26 | 現代自動車株式会社 | ブレーキ制御システム及び制御方法 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP27515892A patent/JPH0699801A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166623A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Toyota Motor Corp | 走行軌跡生成装置及び走行軌跡生成方法 |
| JP2022124998A (ja) * | 2021-02-16 | 2022-08-26 | 現代自動車株式会社 | ブレーキ制御システム及び制御方法 |
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