JPH07100667A - 真空接合装置および真空接合方法 - Google Patents

真空接合装置および真空接合方法

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JPH07100667A
JPH07100667A JP5250593A JP25059393A JPH07100667A JP H07100667 A JPH07100667 A JP H07100667A JP 5250593 A JP5250593 A JP 5250593A JP 25059393 A JP25059393 A JP 25059393A JP H07100667 A JPH07100667 A JP H07100667A
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JP5250593A
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English (en)
Inventor
Tadao Otani
忠夫 大谷
Eijiro Koike
栄二郎 小池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の真空接合装置および真空接合方法は、
接合されるべき被接合物の個数に拘りなく、接合面の傷
付きを防止して、接合精度の向上と信頼性の向上を図
る。 【構成】真空雰囲気が保持され被接合物Sを収容する準
備室6と、この準備室に隣設され真空雰囲気が保持され
イオンビームまたはアトムビームを被接合物に放射して
クリーニングするクリーニング室7と、このクリーニン
グ室に隣設され真空雰囲気が保持され被接合物に対して
加熱コイル24と加圧機構22を備えた接合室8と、準
備室から被接合物を一個づつ取り出しクリーニング室で
反転してこの両面をビームガン20に対向させ、かつ接
合室においてクリーニングされた複数の被接合物を順次
重ね合わせる搬送アーム機構5を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空雰囲気中で複数の
被接合物を重ね合わせて接合する、真空接合装置および
真空接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで用いられる接合方法は、被接合
物を極めて高温度に加熱し、かつ強大な加圧力を掛けな
がら行うようになっている。すなわち、材料表面の原子
を拡散させて接合することから、拡散接合とも呼ばれて
いる。
【0003】この種の手段では、接合強度が大である反
面、接合状態で被接合物の変形も大きく、特に精密度を
要求される場合において、その変形量が許容範囲を越え
ることもある。
【0004】そこで、近時、接合状態で変形が極く少な
い、固相接合が注目されている。たとえば、真空雰囲気
の中で、接合すべき被接合物の表面を極めて清浄にして
から、互いの表面相互を原子間距離まで近接させれば、
低温・低加圧力条件下でも、確実な接合が可能であるこ
とが知られている。
【0005】被接合物の接合面を清浄になすための手段
として、イオンビームやアトムビームが用いられる。こ
の種のビームを接合面に放射して、接合面を覆う酸化被
膜や、水蒸気、油などの汚染吸着層を破壊し、材料内部
の清浄部を露出させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
接合手段においては、2個の被接合物を接合する場合に
都合がよい。すなわち、それぞれの被接合物の接合面
は、いずれか一つの面だけに限定され、その面だけを清
浄にすればよく、他の面(非接合面)までビームを放射
する必要がない。
【0007】しかしながら、2個以上の被接合物を接合
する場合は、問題が残る。図7(A)は、はじめ2個の
被接合物a,bを、それぞれ保持手段である上下部ホル
ダ1,2に保持し、かつそれぞれ露出する非保持面であ
る接合面に対して、対向するビームガン3,4からイオ
ンビームまたはアトムビームを放射し、被接合物a,b
の接合面a1 ,b1 を清浄化する状態を示している。
【0008】各接合面a1 ,b1 における汚染層をビー
ムで破壊し、材料内部の清浄部を露出させたら、少なく
とも一方のホルダ、たとえば上部ホルダ100を駆動し
て、各被接合物の接合面を当接し、かつ加圧する。同時
に、図示しない加熱手段により、各被接合物a,bを加
熱すると、2個の被接合物の接合がなされる。
【0009】同図(B)は、3個の被接合物a,b,c
を重ね合わせて、同様の手段で接合する状態を示す。た
とえば、先に接合した2個の被接合物a,bを下部ホル
ダ200に保持し、新たに接合する被接合物cを上部ホ
ルダ100に保持して、それぞれの露出する接合面a
2 ,c1 に対して各ビームガン300,400からビー
ムを放射し、清浄化する。
【0010】各接合面a2 ,c1 に対する汚染層の破壊
をなし、材料内部の清浄部を露出させたら、上部ホルダ
100を駆動して保持する被接合物cを下部の既に接合
された被接合物a,bに当接し、かつ加圧する。同時
に、加熱することは、言う迄もない。
【0011】したがって、ここでは3個の被接合物a,
b,cの接合がなされる。これ以上の数の被接合物を積
み重ねて接合する場合も、上部ホルダ100に新たに接
合すべき被接合物を保持して、上述したような作業をな
す。
【0012】このように従来においても、3個もしく
は、それ以上の数の被接合物を積み重ねた接合が可能で
ある。基本的には、はじめ2個の被接合物を接合してか
ら、それ以上の数の被接合物を順次重ねながら接合して
いくこととなる。
【0013】しかるに、上下両端部を除く、中間に接合
される被接合物は、最終的に上下両面が接合面になり、
その前の工程において、いずれか一方の面が上記ホルダ
100に当接保持される。このときホルダ保持面は、ホ
ルダ100から直接加圧力を受けて傷付き易く、大きな
凹凸が生じ、この奥まで汚れが侵入してしまう。
【0014】次の工程で、この面にビームを放射して清
浄化しようとしても、ビームが凹凸最深部内部まで浸透
せず、汚れを除去できないことが多く、したがって確実
な接合が不可能になる。
【0015】またこの方法で、3個以上の被接合物を接
合する場合、3個目に接合する被接合物を接合装置に設
定する必要があるが、装置内を真空にするにはある程度
の時間が必要になるため、効率が悪い。
【0016】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、接合されるべき被接合
物の個数に拘りなく、接合面の傷付きを防止して、接合
精度の向上と信頼性の向上を図れるとともに効率よく接
合できる真空接合装置および真空接合方法を提供しよう
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の真空接合装置
は、真空雰囲気が保持されるとともに被接合物を収容す
る準備室と、この準備室に隣設され真空雰囲気が保持さ
れるとともにイオンビームまたはアトムビームを上記被
接合物に放射してクリーニングするクリーニング室と、
このクリーニング室に隣設され真空雰囲気が保持される
とともに上記被接合物に対して加熱かつ加圧する加熱加
圧手段を備えた接合室と、上記準備室から上記被接合物
を一個づつ取り出し上記クリーニング室で反転してこの
両面をビーム放射手段に対向させかつ上記接合室におい
て上記クリーニングされた複数の被接合物を順次重ね合
わせる搬送手段とを具備した。
【0018】上記被接合物は、所定肉厚を有する金属片
であって、上記準備室は、上記被接合物を上下方向に所
定間隔を存して収容保持するマガジンを配備した。上記
クリーニング用放射ビームは、イオンビームまたはアト
ムビームである。
【0019】上記接合室における上記加熱手段は、被接
合物の周囲から加熱する加熱する加熱コイルであり、上
記接合室における上記加圧手段は、被接合物を支持する
支持台と、この支持台を昇降駆動する昇降機構と、上昇
する被接合物の上端部を衝止して支持台との間に被接合
物を介在させ加圧する受け台とからなる。
【0020】上記搬送手段は、進退自在でかつ反転自在
な移載アームと、この移載アームの先端に設けられ上記
被接合物の肉厚部分を掛止する二股状のホルダ部からな
る。また、本発明の真空接合方法は、被接合物の両面に
イオンビームまたはアトムビームを放射しクリーニング
する工程と、上記両面がクリーニングされた被接合物を
真空雰囲気中にて順次重ね合わせる工程と、上記複数の
被接合物を加熱かつ加圧して被接合物相互を接合する工
程とからなる。
【0021】
【作用】被接合物の両面にビームを放射し、この両面を
クリーニングしてから、順次重ね合わせて接合するた
め、中間の被接合物における接合面を傷付けることな
く、この両面の汚れを完全に除去し、接合をなし、接合
効率を高めることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1は、真空接合装置を示す。図において、
幅方向と比較して横方向に極く長い架台1内に、真空装
置2が配備される。この真空装置2は、真空源である真
空ポンプ3と、この真空ポンプ3から後述する各室に分
岐して接続されるダクト4とからなる。
【0023】架台1上には、その一側部から搬送手段を
構成する移載アーム機構5と、準備室6と、クリーニン
グ室7および接合室8が順次配置されていて、各室6,
7,8に上記ダクト4が接続される。
【0024】なお、準備室5とクリーニング室7との間
には第1のゲートバルブ9が介設され、クリーニング室
7と接合室8との間には、第2のゲートバルブ10が介
設される。
【0025】上記移載アーム機構5は、ハンドル11に
連結するボールねじ12を介して、架台1の長手方向に
沿って移動自在な移載アーム13を備えている。すなわ
ち移載アーム13は、その先端部が上記準備室6の手前
位置から、準備室6と、クリーニング室7と、接合室8
とに亘って延出可能である。
【0026】また、この移載アーム13は回転自在に枢
支されていて、所望位置で周方向の回転ができるように
なっている。特に、図3(A),(B)に示すように、
移載アーム13の先端部は、二股状のホルダ部13aと
なっている。
【0027】これに対して、後述するようにして接合さ
れる被接合物Sは、図2(A),(B)に示すように、
ここでは円板状をなし、かつその周面に沿う中央部のみ
直径が小さくなっている。断面上から言えば、肉厚部分
に凹陥部15が形成されることになる。
【0028】この凹陥部15の直径は、上記移載アーム
13のホルダ部13a開口寸法と一致しており、ホルダ
部を凹陥部15に差し込むことにより、その被接合物S
を掛止して移載ができる。
【0029】上記準備室6には、図4に示すようなマガ
ジン16がステージ17上に載置され収容される。上記
マガジン16は、上記移載アーム13のホルダ部13a
に対向する両側面が開口しており、多数個の被接合物S
…を上下方向に所定間隔を存して収容保持する。
【0030】マガジン16を支持するステージ17は、
図示しない昇降機構に連結されていて、常にマガジン内
の最上部の被接合物Sが上記移載アームホルダ部13a
に対向するよう駆動する。
【0031】再び図1に示すように、準備室6とクリー
ニング室7との間、およびクリーニング室7と接合室8
との間に介設される上記第1,第2のゲートバルブ9,
10は、そのゲート体9a,10aが各室相互を連通す
るダクト18,19に収容される。
【0032】この上端部に連結されるハンドル9b,1
0bを正逆方向に回転することにより、シャフトを介し
て連結される上記ゲート体9a,10aが昇降移動して
ダクト18,19を完全開閉するようになっている。
【0033】すなわち、ゲート体9a,10aがダクト
18,19を完全閉成したとき、各室6,7,8は独立
して閉塞される。上記クリーニング室7は、被接合物S
の挿入部位が空間室になっており、その上方部位にはイ
オンビームまたはアトムビームを放射するビームガン2
0が設けられている。したがって、被接合物Sの室内へ
の挿入を阻害せず、しかもビームを放射できるようにな
っている。
【0034】上記接合室8は、下部室8Aと上部室8B
とからなっていて、下部室内に支持ステージ21が昇降
自在に収容される。下部室8Aの外底部には、エアーシ
リンダなどからなる加圧機構22が設けられていて、上
記支持ステージ21を下部室8Aから上部室8Bまで昇
降駆動するとともに所定の加圧力を付勢するようになっ
ている。
【0035】上部室8B内には、その上端部に受け台2
3が設けられる。この受け台23の受け面は、下部室8
Aに対向する。受け台23の下部側に、加熱体である加
熱コイル24が設けられる。この加熱コイル24は、受
け台23の周縁直径よりも大なる直径をもって巻装され
ていて、巻装内部に上記支持ステージ21の挿脱が自在
である。
【0036】上記加熱コイル24の外周部に沿って遮蔽
板25が設けられていて、外周部への放熱を阻止し、内
周部へ反射して放熱効率をより向上させる。なお、接合
室8の特に下部室8A側面に取出し口26が設けられ、
開閉蓋27により開閉自在となっている。閉成時には、
当然、接合室8内の密閉を保持する気密構造をなす。
【0037】このようにして構成される真空接合装置で
あり、上記準備室6には、先に説明したマガジン16内
に所定数の被接合物S…が収納され、待機する。このと
き、第1,第2のゲートバルブ9,10を降下して、準
備室6、クリーニング室7および接合室8を互いに独立
状態に保持するとともに真空機構2を作動して、各室を
完全真空状態(10-5torr前後)に保持する。
【0038】真空接合をなすには、移載アーム13の先
端ホルダ部13aを準備室6内に進出させる。すなわ
ち、図5(A)に示すように、ホルダ部13aは最上部
に支持される被接合物Sの凹陥部15に掛止して、その
まま準備室6から出てダクト18内に移載する。
【0039】このとき、準備室6とクリーニング室7と
を仕切る第1のゲートバルブ9を開放する。移載アーム
13のホルダ部13aは、被接合物Sを移載したまま開
放されたダクト18からクリーニング室7へ進出する。
当然、上記マガジン16の位置は変わらない。
【0040】同図(B)に示すように、被接合物Sをク
リーニング室7に挿入したところで、移載アーム13の
移動を停止し、かつここに設けられるビームガン20か
らレーザビームもしくはアトムビームを放射する。
【0041】ビームガン20はクリーニング室7の上部
に設けられているところから、ビームは保持される被接
合物Sの上面Saを照射して、この面を覆う酸化被膜
や、水蒸気、油などの汚染吸着層を破壊し、材料内部の
清浄部を露出させる。
【0042】このとき、被接合物Sの下面Sbは何らの
接触物もなく、したがって傷付き要因の発生がない。図
6(C)に示すように、片面(上面)Saのクリーニン
グが終了したら、今度は同図(D)に示すように、移載
アーム13をその位置で180°回転して、被接合物S
を反転させる。
【0043】したがって、クリーニングが終了した面S
aが下面に変り、新たな面Sbがビームガン20と対向
する上面になる。上記ビームガン20のビーム放射が引
き続いて行われ、対向する面Sbの汚染吸着層が破壊さ
れて、内部の清浄部が露出する。
【0044】被接合物両面Sa,Sbのクリーニングが
終了したら、第2のゲートバルブ10を開放して移載ア
ーム13を移動し、ホルダ部13aと被接合物Sをダク
ト19を介して接合室8に進入させる。
【0045】この状態で、下部室8A内の支持ステージ
21は、ホルダ部13aと被接合物Sの進入を阻害しな
いよう、わずか下方部位に位置する。ホルダ部13aお
よび被接合物Sが下部室8Bの所定位置まで進出したと
ころで移載アーム13の移動を停止し、加圧機構22は
支持ステージ21をわずかに上昇して停止させる。すな
わち、支持ステージ21に被接合物Sが載る。
【0046】今度は、移載アーム13を退却移動させ
る。支持ステージ21上に両面をクリーニングされた被
接合物Sが残り、ホルダ部13aは接合室8から抜け出
る。そして、ダクト19を介してクリーニング室7から
抜け出て、ダクト18を介して準備室6に戻り、ついに
はマガジン16から抜け出て、元の位置まで戻る。
【0047】ホルダ部13aの通過を確認したら、第2
のゲートバルブ10を閉成し、かつ第1のゲートバルブ
9を閉成する。結局、マガジン16から1個の被接合物
Sが取り出され、この両面Sa,Sbをクリーニング室
7でクリーニングして、接合室8の支持ステージ21上
に載置する。
【0048】ついで、ステージ17を駆動してマガジン
16を被接合物S1個分だけ上昇させ停止する。再び移
載アーム13を準備室6に進入させる。ホルダ部13a
は、新たに対向する被接合物Sを掛止してクリーニング
室7に位置し、先に説明したように、被接合物両面S
a,Sbのクリーニングをなす。
【0049】このクリーニングが終了した後、接合室8
に導いて、先に支持ステージ21上に支持された被接合
物Sの上に積み重ねる。図6(E)に示すように、両面
をクリーニングした所定数の上記被接合物S(ここで
は、3個)を支持ステージ21に積み重ねたら、加圧機
構22を作動させて、支持ステージ21および支持する
被接合物S…を上部室8B内に上昇移動する。
【0050】この接合上部室8Bにおいては、同図
(F)に示すように、最上部にある被接合物Sの上面が
受け台23面に当接してもなお、支持ステージ21の上
昇を継続し、かつ被接合物Sに所定圧を掛ける。
【0051】同時に、加熱コイル24の発熱をなし、コ
イル内に挿入された状態の被接合物S…を所定温度に加
熱する。したがって、支持ステージ21上に積み重ねら
れた複数の被接合物S…は、そのままの状態で接合され
る。
【0052】ついで、支持ステージ21を下部室8Aま
で戻してから取出し口26を開放して、接合した被接合
物S…を取出せばよい。特に中間の被接合物Sにおいて
は、その両面が接合面となるが、ハウジング16に収容
された状態からクリーニング工程に至るまで何らの接触
物もないので、両面とも完全なクリーニングがなされ、
内部清浄面が露出した状態での完全接合が得られる。
【0053】再度の接合作業は、取出し口26を閉塞す
るとともに各ゲートバルブ9,10の閉成により、特に
準備室6が所定真空圧に復帰するのを待ってから、上述
した工程を繰り返せばよい。
【0054】このように、本真空接合装置においては、
準備室6を設けることによって、複数個の被接合物S…
を一回の真空排気工程で真空状態にできるため、1個目
の被接合物Sの両面クリーニングをなし、つぎの被接合
物Sを積み重ねるまでの時間を大幅に短縮でき、クリー
ニング後の再汚染を確実に防止する。
【0055】上記移載アーム13は、被接合物Sの周端
部である非接合面を保持するので、クリーニング工程に
おいて接合面に対する傷付きなどのダメージを与えずに
すみ、両面の材料内部である清浄面を露出した状態で接
合工程に至ることとなる。
【0056】また、複数個の被接合物S…を真空状態を
保持した状態で積み重ねるため、再汚染や酸化を発生さ
せることなく接合工程を進められる。なお、上記実施例
においては、上下端部に位置する被接合物の両面をクリ
ーニングするようにしたが、仕様によっては、少なくと
も別の被接合物との接合面のみをクリーニングすればよ
い場合もある。
【0057】さらに、ここでは3個の被接合物の接合を
なす場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、それ以上の数の被接合物を接合することも可能
であり、しかも中間の被接合物における接合面の汚染層
を確実に破壊してからの接合となる。さらに、本発明の
要旨を越えない範囲内で種々の変形実施が可能なこと
は、勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空接合装
置によれば、被接合物を収容する準備室、ビームを放射
するクリーニング室、加熱加圧手段を備えた接合室を順
次隣設するとともに真空雰囲気を保持し、搬送手段によ
り準備室から被接合物を一個づつ取り出し、クリーニン
グ室で反転してこの両面をビーム放射手段に対向させ、
接合室においてクリーニングされた複数の被接合物を順
次重ね合わせて加圧加熱する。
【0059】また、本発明の真空接合方法によれば、被
接合物の両面にイオンビームまたはアトムビームを放射
しクリーニングする工程、両面がクリーニングされた被
接合物を真空雰囲気中にて順次重ね合わせる工程、重ね
られる複数の被接合物を加熱加圧して被接合物相互を接
合する工程とからなる。
【0060】したがって、被接合物の接合面の傷付きが
生じることなく、ビーム放射による接合面の清浄化を完
全かつ確実に行うことができ、接合すべき被接合物の個
数に拘りなく、複数の被接合物に対して接合精度の向上
を得られ、信頼性の向上を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、真空接合装置の概略
の正面図。
【図2】(A)は、同実施例の、被接合物の平面図。
(B)は、被接合物の一部切断した正面図。
【図3】(A)は、同実施例の、移載アームの一部正面
図。(B)は、移載アームの一部平面図。
【図4】同実施例の、ステージに支持されるマガジンの
一部省略した正面図。
【図5】(A)および(B)は、同実施例の、真空接合
方法を接合工程順に示す図。
【図6】図5に続く工程図。
【図7】(A),(B)は、本発明の従来例の、真空接
合方法を示す図。
【符号の説明】 S…被接合物、6…準備室、7…クリーニング室、24
…加熱コイル、22…加圧機構、7…接合室、5…移載
アーム機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空雰囲気が保持されるとともに被接合物
    を収容する準備室と、 この準備室に隣設され真空雰囲気が保持されるとともに
    クリーニング用放射ビームを上記被接合物に放射してク
    リーニングするクリーニング室と、 このクリーニング室に隣設され真空雰囲気が保持される
    とともに上記被接合物に対して加熱かつ加圧する加熱・
    加圧手段を備えた接合室と、 上記準備室から上記被接合物を一個づつ取り出し上記ク
    リーニング室で反転してこの両面をビーム放射手段に対
    向させかつ上記接合室において上記クリーニングされた
    複数の被接合物を順次重ね合わせる搬送手段とを具備し
    たことを特徴とする真空接合装置。
  2. 【請求項2】上記被接合物は、所定肉厚を有する金属片
    であって、上記準備室は、上記被接合物を上下方向に所
    定間隔を存して収容保持するマガジンを配備したことを
    特徴とする請求項1記載の真空接合装置。
  3. 【請求項3】上記クリーニング用放射ビームは、イオン
    ビームまたはアトムビームであることを特徴とする請求
    項1記載の真空接合装置。
  4. 【請求項4】上記接合室における上記加熱手段は、被接
    合物の周囲から加熱する加熱する加熱コイルであり、 上記接合室における上記加圧手段は、被接合物を支持す
    る支持台と、この支持台を昇降駆動する昇降機構と、上
    昇する被接合物の上端部を衝止して支持台との間に被接
    合物を介在させ加圧する受け台とからなることを特徴と
    する請求項1記載の真空接合装置。
  5. 【請求項5】上記搬送手段は、進退自在でかつ反転自在
    な移載アームと、この移載アームの先端に設けられ上記
    被接合物の肉厚部分を掛止する二股状のホルダ部からな
    ることを特徴とする請求項1記載の真空接合装置。
  6. 【請求項6】被接合物の両面にクリーニング用放射ビー
    ムを放射してクリーニングする工程と、 上記両面がクリーニングされた被接合物を真空雰囲気中
    にて順次重ね合わせる工程と、 上記複数の被接合物を加熱かつ加圧して被接合物相互を
    接合する工程とからなることを特徴とする真空接合方
    法。
JP5250593A 1993-10-06 1993-10-06 真空接合装置および真空接合方法 Pending JPH07100667A (ja)

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ID=17210202

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JP5250593A Pending JPH07100667A (ja) 1993-10-06 1993-10-06 真空接合装置および真空接合方法

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JP (1) JPH07100667A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09155568A (ja) * 1995-11-30 1997-06-17 Hitachi Ltd 部品の組立・接合方法及びその装置
JP2012006028A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 溶接方法及び溶接システム

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JPH09155568A (ja) * 1995-11-30 1997-06-17 Hitachi Ltd 部品の組立・接合方法及びその装置
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