JPH07101098A - シリアルサーマルプリント方法 - Google Patents

シリアルサーマルプリント方法

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JPH07101098A
JPH07101098A JP25053293A JP25053293A JPH07101098A JP H07101098 A JPH07101098 A JP H07101098A JP 25053293 A JP25053293 A JP 25053293A JP 25053293 A JP25053293 A JP 25053293A JP H07101098 A JPH07101098 A JP H07101098A
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正嗣 藤井
Hiroyuki Iwasaki
弘幸 岩崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階調再現性の良好な中間調画像を記録する。 【構成】 サーマルヘッド10は、画素20の記録後
に、発熱素子が画素22の第1番目の主サブライン23
aに対面する位置まで、移動される。この移動中に、ブ
ランク区間となり、サーマルヘッド10が距離Lだけ移
動する毎に、インクドットが記録されないような階調レ
ベル「0」の仮想駆動データ24で発熱素子が駆動さ
れ、発熱素子が冷却される。画素20が低濃度の場合に
は、各発熱素子は、記録の初期にだけ発熱し、その後は
冷却期間となるため、冷却しすぎることがある。この状
態で画素22の第1番目の主サブライン23aを記録す
ると、温度が高い発熱素子の中央部だけがインクドット
を記録する。そこで、ブランク区間中は、各発熱素子の
熱履歴に応じて、具体的には画素20の階調レベルを考
慮して、インクドットが記録されない範囲で、発熱素子
を通電して予熱を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中間調画像の記録に適し
たシリアルサーマルプリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱記録方法には、感熱記録シートに画像
を直接に記録する感熱記録と、インクフイルムのインク
を記録紙に転写する熱転写記録とがある。この熱転写記
録には、溶融したインクを記録紙に転写する溶融型と、
記録紙に転写されるインク量が熱エネルギーに応じて変
化する昇華型とがある。例えば熱転写記録には、装置の
小型・軽量化を図るために、主走査方向に複数の発熱素
子を配列したサーマルヘッドを用い、これを副走査方向
に移動させながら1行を記録した後、主走査方向に紙送
りして次の1行を記録する方式のシリアルプリンタが多
く用いられている。
【0003】1画素内でのインクドットの面積を変えて
中間調を表現する面積階調法が知られている。この面積
階調法を利用したサーマルプリンタとしては、例えば特
開平5−155058号に記載されているように、サー
マルヘッドと記録紙とを副走査方向に相対移動させ、発
熱素子の副走査方向の幅Bよりも狭い一定距離Lずつ移
動する毎に各発熱素子を駆動して、各画素にインクドッ
トを記録するものが知られている。1個の発熱素子は1
個の画素を記録し、各画素は幅がLで主走査方向に伸び
た複数の主サブラインから構成されており、階調レベル
に応じてインクドットが記録される主サブラインの本数
が増加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサーマ
ルプリンタでは、n番目の画素の記録後に、n+1番目
の画素の第1番目の主サブラインを記録する際に、各発
熱素子は、その一部がn番目の画素の終わりにある複数
の主サブライン上に位置しているから、n番目の画素の
複数の主サブラインも記録される。特に、n番目の画素
が低濃度の場合には、この画素が中濃度となってしま
う。したがって、階調再現性が良好でないという問題が
ある。他方、この高濃度化に対処し、低濃度部の階調再
現性を良化するために、発熱素子の印加電圧や通電時間
を小さくすると、高濃度部の階調再現性が悪くなる。
【0005】本発明は、階調再現性の良好なシリアルサ
ーマルプリント方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のシリアルサーマルプリント方法は、
主走査方向の長さがAで、副走査方向の長さがBの発熱
素子を複数個主走査方向に配列したサーマルヘッドを用
い、このサーマルヘッドを副走査方向に移動し、記録紙
を主走査方向に移動することにより、副走査方向に伸び
た複数本の副サブラインからなる1行分ずつ記録すると
ともに、各画素内に記録されるインクドットの面積を階
調レベルに応じて変化させて、記録紙に中間調画像を記
録するシリアルサーマルプリント方法において、前記サ
ーマルヘッドが副走査方向に、長さBよりも小さい距離
Lずつ移動する毎に各発熱素子を駆動するとともに、隣
接するN個の発熱素子を1組とし、このN個の発熱素子
で記録されるN本の副サブラインと、サーマルヘッドの
副走査方向への移動によって区画される主走査方向に伸
びたM本の主サブラインとで1画素を形成し、このM本
の主サブラインのうち第1番目の主サブラインの幅は発
熱素子の副走査方向の長さBと同じであり、第2番目か
ら第M番目の主サブラインは幅がLであり、各発熱素子
は画素の階調レベルに応じて第1番目の主サブラインか
ら第M番目の主サブラインに向けてインクドットの面積
が増加するように記録し、副走査方向で連なるn番目の
画素とn+1番目の画素を記録する際に、n番目の画素
の第M番目の主サブラインの記録後に、n+1番目の画
素の第1番目の主サブラインまでは、各発熱素子がイン
クドットを記録しないように、サーマルヘッドを空送り
させることを特徴とするシリアルサーマルプリント方
法。
【0007】請求項1記載のシリアルサーマルプリント
方法は、主走査方向の長さがAで、副走査方向の長さが
Bの発熱素子を複数個主走査方向に配列したサーマルヘ
ッドを用い、このサーマルヘッドを副走査方向に移動
し、記録紙を主走査方向に移動することにより、副走査
方向に伸びた複数本の副サブラインからなる1行分ずつ
記録するとともに、各画素内に記録されるインクドット
の面積を階調レベルに応じて変化させて、記録紙に中間
調画像を記録するシリアルサーマルプリント方法におい
て、前記サーマルヘッドが副走査方向に、長さBよりも
小さい距離Lずつ移動する毎に各発熱素子を駆動すると
ともに、隣接するN個の発熱素子を1組とし、このN個
の発熱素子で記録されるN本の副サブラインと、サーマ
ルヘッドの副走査方向への移動によって区画される主走
査方向に伸びたM本の主サブラインとで1画素を形成
し、このM本の主サブラインのうち第1番目の主サブラ
インの幅は発熱素子の副走査方向の長さBと同じであ
り、第2番目から第M番目の主サブラインは幅がLであ
り、各発熱素子は画素の階調レベルに応じて第1番目の
主サブラインから第M番目の主サブラインに向けてイン
クドットの面積が増加するように記録し、副走査方向で
連なるn番目の画素とn+1番目の画素を記録する際
に、n番目の画素の第M番目の主サブラインの記録後
に、n+1番目の画素の第1番目の主サブラインまで
は、n番目の画素の記録状態に応じて、インクドットの
記録にあまり影響のない範囲で予熱されるように各発熱
素子を駆動しながらサーマルヘッドを移動させるもので
ある。
【0008】
【作用】サーマルヘッドは、n番目の画素の記録後に、
各発熱素子がn+1番目の画素の第1番目の主サブライ
ンに対面する位置まで、移動される。この移動中に、ブ
ランク区間となり、サーマルヘッドが距離Lだけ移動す
る毎に、インクドットが記録されないような仮想の駆動
データで発熱素子を駆動する。簡便には、発熱素子が発
熱しない階調レベル「0」の駆動データを用いる。
【0009】n番目の画素が低濃度の場合には、各発熱
素子は、記録の初期にだけ発熱し、その後は冷却期間と
なるため、冷却しすぎることがある。この状態でn+1
番目の画素の第1番目の主サブラインを記録すると、温
度が高い発熱素子の中央部だけがインクドットを記録す
る。そこで、ブランク区間中は、各発熱素子の熱履歴に
応じて、具体的にはn番目の画素の階調レベルを考慮し
て、インクドットが記録されない範囲で、発熱素子を通
電して予熱を行う。
【0010】
【実施例】本発明のプリント方法を適用した溶融熱転写
タイプのシリアルプリンタを示す図2において、サーマ
ルヘッド10はヘッド移動機構11によって水平方向
(副走査方向)に往復動され、記録紙12はプラテンロ
ーラ13及び搬送ローラ14によって記録位置に対して
縦方向(主走査方向)に搬送される。溶融転写用のイン
クリボン15は周知のリボンカセット16で供給され
る。リボンカセット16はサーマルヘッド10の後方に
装着され、インクリボン15はリボンカセット16から
僅かに引き出されてサーマルヘッド10と記録紙12と
の間に通される。なお、符号17はプラテンローラ13
及び搬送ローラ14を駆動するパルスモータ,符号18
はドライバである。
【0011】記録時には、インクリボン15がサーマル
ヘッド10によって背後から記録紙12に密着されると
ともに、リボンカセット16がサーマルヘッド10と一
緒にヘッド移動機構11によって副走査方向に移動され
る。サーマルヘッド10は、距離Lだけ移動される毎に
駆動され、インクリボン15の背後を加熱し、溶融又は
軟化したインクを記録紙12に転写する。このインク
は、図1において、仮想的に表した区画内に付着し、イ
ンクドットを形成する。1行の記録が終了すると、サー
マルヘッド10及びリボンカセット16は、初期位置に
戻されるとともに、記録紙12が主走査方向に1行分だ
け搬送される。この場合に、行間に紙送りムラに起因し
て、未記録となった白スジが入るのを防止するために、
行の終わりと次の行の最初がオーバーラップするよう
に、紙送りしてもよい。
【0012】図1において、サーマルヘッド10には、
例えば144個の発熱素子10a1,10b1 ,10c
1 ,10d1 ,10a2 ,・・・が主走査方向に沿って
配列されている。各発熱素子は、主走査方向の長さが
A,副走査方向の長さがBの矩形状をしている。例え
ば、Aは約70μm,Bは約110μmである。各発熱
素子は、副走査方向に延びた幅Aの副サブライン21を
記録するので、サーマルヘッド10が一往復することに
より、144本の副サブライン21が記録される。
【0013】この実施例では、隣接する4個の発熱素子
毎にグループ化され、各4個の発熱素子によって1個の
画素を記録する。この画素は4本の副サブライン21
と、8本の主サブラインとで構成され、ほぼ正方形をし
ている。第1番目の主サブライン23aの幅は、発熱素
子の副走査方向の長さBと同じであり、サーマルヘッド
10の送りの4ステップ分に相当している。第2番目〜
第8番目の主サブライン23bの幅は、サーマルヘッド
10の1ステップ送り量Lである。
【0014】1個の画素を記録する際に、第1主サブラ
イン23aの記録後に、サーマルヘッド10を距離Lず
つ間欠送りしながら、画素の画像データに基づいた駆動
データによって、各発熱素子10a1 〜10d1 を駆動
する。この画素の記録後は、発熱素子を次の画素の第1
主サブライン23aに体面させるために、サーマルヘッ
ド10が4ステップ送られる。この4ステップの空送り
はブランク区間となり、各発熱素子10a1 〜10d1
には、インクドットを記録しないような仮想駆動データ
が供給される。この仮想駆動データは、符号24で表さ
れており、この実施例の場合には全て「0」である。し
たがって、この間、発熱素子10a1 〜10d1 は駆動
されず、サーマルヘッド10は冷却される。また、画素
20,22の各区画内に記した番号は、インクドットの
記録順を表している。
【0015】前記ブランク区間では、1個の発熱素子に
3個の仮想駆動データを与えるのが理想的であるが、発
熱素子には蓄熱による尾引きがあるため、本実施例では
4個の駆動データを与え、各画素間に幅Lの1本の主サ
ブラインを入れている。こうすると、画素の階調レベル
に応じてインクドットが副走査方向へ成長するドットパ
ターンでは、前の画素の最後の主サブラインを記録する
ために発生した熱の影響によって駆動データが「0」で
はあるが、ブランク区間の最初の主サブラインにもイン
クドットが形成され、高濃度部分では画素の連続性が保
たれ、中低濃度では、濃度が高くなるのが防止される。
【0016】図3は、階調レベルとインクドットパター
ンの関係を示すものである。階調レベル「1」では、発
熱素子10b1 が1回だけ通電され、面積A×Bの基本
インクドットが2列目の副サブライン上で第1番目の主
サブラインに記録される。そして、階調レベルが「2」
〜「8」では、第2主サブライン以降が順次記録され、
面積A×Lの微小インクドットが副走査方向に1個ずつ
増える。階調レベル「9」〜「16」では、発熱素子1
0b1 とともに発熱素子10c1 が駆動され、2列目と
3列目の各副サブライン上で第1番目の主サブラインか
ら順に記録される。階調レベルが「18」以上では、発
熱素子10a1 〜10d1 の全てが駆動され、2列目と
3列目の副サブライン上で第1番目の主サブラインから
順番に記録されるとともに、1列目と4列目の各副サブ
ラインが左端から交互に記録されるようになる。
【0017】例えば階調レベル「20」の画素を記録す
る際のタイミングチャートを示す図4において、最初に
発熱素子10a1 〜10d1 の全てが駆動され、面積4
A×Bのインクドットが記録される。続いてサーマルヘ
ッド10が副走査方向に1ステップ分送られる間に、発
熱素子10a1 〜10d1 の全てが駆動され、面積4A
×Lのインクドットが面積4A×Bのインクドットに付
加されるように記録される。次の1ステップでは、中央
の発熱素子10b1 ,10c1 のみが駆動され、面積2
A×Lのインクドットが追加記録される。以下同様に、
最後の8ステップ目まで発熱素子10b1 ,10c1
駆動され、1ステップ毎に面積2A×Lのインクドット
が記録される。この後、サーマルヘッド10は次の記録
すべき画素の左端に発熱素子の左端が一致する位置まで
副走査方向に4ステップ分移動される。このブランク区
間は、各発熱素子は「0」の仮想駆動データで駆動され
るが、実質的には発熱素子の駆動が停止しており、各発
熱素子は冷却される。
【0018】図5は、ヘッド駆動部の一例である。ビデ
オテープレコーダやスキャナーから入力された画像デー
タは、フレームメモリ25に書き込まれる。記録時に、
コントローラ26は、階調レベルを表す画像データをフ
レームメモリ25から1列分,すなわち36個の画素分
について読み出す。ラインメモリ27に書き込まれた1
列分の画像データは、バッファメモリ28へ転送され
る。
【0019】LUT29は、階調レベルに応じて図4に
示したインクドットパターンを記録するための駆動デー
タを発生する。1個の画素は4個の発熱素子で記録さ
れ、各発熱素子に供給される駆動データはそれぞれ8ビ
ットで構成される。インクドットを記録する場合には
「1」が割り当てられている。例えば、階調レベル「2
0」では、発熱素子10a1 に「11000000」の
駆動データがシリアルに出力され、発熱素子10b1
10c1 の各々に「11111111」の駆動データ,
発熱素子10d1 に「11000000」の駆動データ
がそれぞれ出力される。
【0020】次に、シリアルプリンタの記録手順を説明
する。記録時には、プラテンローラ13,搬送ローラ1
4が矢印方向に回転して、記録紙12の記録エリアの先
端がサーマルヘッド10の位置まで給送される。サーマ
ルヘッド10及びリボンカセット16は左端の初期位置
に移動される。
【0021】画像データがフレームメモリ25に書き込
まれた後、1列ずつラインメモリ27に読み出されてバ
ッファメモリ28に転送される。これらの画像データ
は、LUT29で各階調レベルに応じた駆動データに変
換され、隣合う4個の発熱素子で1画素が記録されるよ
うにサーマルヘッド10が駆動される。
【0022】サーマルヘッド10及びリボンカセット1
6が副走査方向を右方へ移動しながら、サーマルヘッド
10がインクリボン15を背後から加熱・加圧して、溶
融したインクを記録紙12に転写する。これによって、
図4に示したようなインクドットパターンに従って、階
調レベルによって各画素内にそれぞれの形状のインクド
ットが記録される。1個の画素の記録が終了してから、
サーマルヘッド10への通電は休止され、この間に、サ
ーマルヘッド10及びリボンカセット16が副走査方向
を右方へ5ステップ分移動されて、次の画素の第1主サ
ブラインと体面する。
【0023】サーマルヘッド10が記録紙12の右端ま
で移動して1行が記録紙12に記録されると、インクリ
ボン15への加熱・加圧が中止され、サーマルヘッド1
0及びリボンカセット16が副走査方向を左方へ移動し
て戻る。この戻り中に、プラテンローラ13及び搬送ロ
ーラ14が回転して記録紙12が搬送され、次の行がサ
ーマルヘッド10の位置まで搬送される。この搬送量
は、144×Aである。以下、この動作を繰り返して画
像データの全部が記録紙13に記録される。記録が全て
終了すると、プラテンローラ13及び搬送ローラ14が
矢印方向に連続回転され、記録紙12が排出される。
【0024】以上説明した実施例では、1個の画素の記
録が終了した後、次の画素の記録を開始するまでの間
は、発熱素子を全く駆動せずにサーマルヘッドを空送り
し、完全にサーマルヘッドの冷却期間としたが、画素の
階調レベルが低い場合には、サーマルヘッドが冷え過ぎ
て、次の画素を記録する際に、インクの溶融又は軟化が
不十分になるおそれがある。このため、図6および図7
に示すように、インクの転写が実際には行われない程度
に各発熱素子を駆動し、サーマルヘッドを温めるように
してもよい。また、このようにした場合には、低い階調
レベルで生じやすいザラツキ感がなくなって、なめらか
な階調を得ることができるという効果がある。
【0025】図6に示した仮想駆動データ30,31
は、低い階調レベル「1」〜「15」の画素32,33
を記録した後に、各発熱素子を駆動するものである。
(A)は、1,3列目の副サブラインの2ステップ目
と、2,4列目の副サブラインの3ステップ目とで、そ
れぞれの発熱素子を駆動する。また、(B)は、全ての
副サブラインで3ステップ目に発熱素子を駆動する。こ
れらの駆動は、画素32,33を記録した後、十分な冷
却期間をおいて行われるから、発熱素子のバイアス加熱
としてのみ作用し、インクの転写は行われない。
【0026】図7において、(A)に示した仮想駆動デ
ータ35は、画素36の階調レベルが「1」〜「16」
の場合であり、仮想駆動データ37は画素36の階調レ
ベルが「17」〜「32」の場合である。これは、図3
に示したインクドットパターンでは、中央の発熱素子が
駆動される頻度が高いことから、これらの発熱素子を完
全に冷却しないように、階調レベルが「17」〜「3
2」の場合に関しても、中央の発熱素子だけは駆動して
バイアス加熱するようにしたものである。また、(B)
に示した仮想駆動データ38は、画素39の全ての階調
レベルに関して、中央の発熱素子だけにはバイアス加熱
するようにしたものである。また、(C)に示した仮想
駆動データ40,41は、最も使用頻度の低い4列目の
副サブラインを記録する発熱素子に関しては、これをバ
イアス加熱しないようにした例である。仮想駆動データ
40は画素43の階調レベルが「1」〜「7」の場合で
あり、仮想駆動データ41は画素43の階調レベルが
「8」〜「32」の場合である。
【0027】以上説明した実施例は、モノクロ記録の場
合であったが、本発明はカラー記録にも勿論適用でき
る。この場合には、インクリボンに、周知のように、シ
アン,マゼンタ,イエローのインクエリアが一定ピッチ
で形成されているものを使用し、各色について面順次に
記録すればよい。さらに本発明は、イエロー感熱発色
層,マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色層を順次設け
たカラー感熱記録紙を用いるカラー感熱プリントにも適
用することができる。また、上記実施例では階調数を3
2としたが、本発明はこれに限定されないのは勿論であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数の発熱素子を1組として駆動して1画素を記
録し、階調レベルが高くなるに従って微小面積のインク
ドットを付加するようにしたから、十分な階調数を得る
ことができる。そして、副走査方向に連なるn番目の画
素の次にあるn+1番目の画素の第1主サブラインを記
録する際に、発熱素子がn番目の画素の終わりにある主
サブライン上にかからない位置までサーマルヘッドが空
送りされるようにしたから、画素の高濃度化が防止さ
れ、階調再現性が向上し、階調性の良好な中間調画像を
記録することができる。また、空送り中も一定ピッチ毎
に仮想の駆動データで発熱素子を駆動するから、空送り
のための特別なシーケンス制御が不要となる。
【0029】請求項2に記載したプリント方法では、直
前に記録した画素の記録状態を考慮し、空送り区間中に
インクドットが記録されない範囲で、発熱素子を駆動し
て予熱を与え、発熱素子が冷え過ぎるのを防止するか
ら、第1番目の主サブラインに適正なインクドットを記
録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画素内のインクドットの記録順とサーマルヘッ
ドを空送りする際にサーマルヘッドに供給される仮想駆
動データ例を示す説明図である。
【図2】本発明を実施するシリアルサーマルプリンタの
一例を示す概略図である。
【図3】各階調レベルとインクドットとの関係を示す説
明図である。
【図4】記録時のタイミングチャートである。
【図5】ヘッド駆動部の一例を示すブロック図である。
【図6】階調レベルが低い画素の記録後のヘッド空送り
時の仮想駆動データ例を示す説明図である。
【図7】仮想駆動データを階調レベルによって変更する
ようにした例と、階調レベルの高低によらず、一定の仮
想駆動データを用いる例とを示す説明図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 10a1 ,10b1 ,・・・ 発熱素子 12 記録紙 15 インクリボン 16 リボンカセット 20,22,32,33,36,39,43 画素 24,30,31,35,37,38,40,41 仮
想駆動データ 23a,23b 主サブライン 21 副サブライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 116

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向の長さがAで、副走査方向の
    長さがBの発熱素子を複数個主走査方向に配列したサー
    マルヘッドを用い、このサーマルヘッドを副走査方向に
    移動し、記録紙を主走査方向に移動することにより、副
    走査方向に伸びた複数本の副サブラインからなる1行分
    ずつ記録するとともに、各画素内に記録されるインクド
    ットの面積を階調レベルに応じて変化させて、記録紙に
    中間調画像を記録するシリアルサーマルプリント方法に
    おいて、 前記サーマルヘッドが副走査方向に、長さBよりも小さ
    い距離Lずつ移動する毎に各発熱素子を駆動するととも
    に、隣接するN個の発熱素子を1組とし、このN個の発
    熱素子で記録されるN本の副サブラインと、サーマルヘ
    ッドの副走査方向への移動によって区画される主走査方
    向に伸びたM本の主サブラインとで1画素を形成し、こ
    のM本の主サブラインのうち第1番目の主サブラインの
    幅は発熱素子の副走査方向の長さBと同じであり、第2
    番目から第M番目の主サブラインは幅がLであり、各発
    熱素子は画素の階調レベルに応じて第1番目の主サブラ
    インから第M番目の主サブラインに向けてインクドット
    の面積が増加するように記録し、副走査方向で連なるn
    番目の画素とn+1番目の画素を記録する際に、n番目
    の画素の第M番目の主サブラインの記録後に、n+1番
    目の画素の第1番目の主サブラインまでは、各発熱素子
    がインクドットを記録しないように、サーマルヘッドを
    空送りさせることを特徴とするシリアルサーマルプリン
    ト方法。
  2. 【請求項2】 主走査方向の長さがAで、副走査方向の
    長さがBの発熱素子を複数個主走査方向に配列したサー
    マルヘッドを用い、このサーマルヘッドを副走査方向に
    移動し、記録紙を主走査方向に移動することにより、副
    走査方向に伸びた複数本の副サブラインからなる1行分
    ずつ記録するとともに、各画素内に記録されるインクド
    ットの面積を階調レベルに応じて変化させて、記録紙に
    中間調画像を記録するシリアルサーマルプリント方法に
    おいて、 前記サーマルヘッドが副走査方向に、長さBよりも小さ
    い距離Lずつ移動する毎に各発熱素子を駆動するととも
    に、隣接するN個の発熱素子を1組とし、このN個の発
    熱素子で記録されるN本の副サブラインと、サーマルヘ
    ッドの副走査方向への移動によって区画される主走査方
    向に伸びたM本の主サブラインとで1画素を形成し、こ
    のM本の主サブラインのうち第1番目の主サブラインの
    幅は発熱素子の副走査方向の長さBと同じであり、第2
    番目から第M番目の主サブラインは幅がLであり、各発
    熱素子は画素の階調レベルに応じて第1番目の主サブラ
    インから第M番目の主サブラインに向けてインクドット
    の面積が増加するように記録し、副走査方向で連なるn
    番目の画素とn+1番目の画素を記録する際に、n番目
    の画素の第M番目の主サブラインの記録後に、n+1番
    目の画素の第1番目の主サブラインまでは、n番目の画
    素の記録状態に応じて、インクドットの記録にあまり影
    響のない範囲で予熱されるように各発熱素子を駆動しな
    がらサーマルヘッドを移動させることを特徴とするシリ
    アルサーマルプリント方法。
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