JPH07101169A - 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
感熱磁気記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH07101169A JPH07101169A JP5245045A JP24504593A JPH07101169A JP H07101169 A JPH07101169 A JP H07101169A JP 5245045 A JP5245045 A JP 5245045A JP 24504593 A JP24504593 A JP 24504593A JP H07101169 A JPH07101169 A JP H07101169A
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- thermosensitive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高い生産性と保存性を有し、保護層等を必ずし
も必要としない実用的な強度を有する感熱磁気記録媒体
及びその製造方法を提供すること。 【構成】支持体上に磁気記録層及び金属粉とバイダーを
主成分とする感熱記録層を設けた感熱磁気記録媒体であ
って、該感熱記録層が形状異方性を有する低融点の非磁
性金属粉を含むことを特徴とする感熱磁気記録媒体。
も必要としない実用的な強度を有する感熱磁気記録媒体
及びその製造方法を提供すること。 【構成】支持体上に磁気記録層及び金属粉とバイダーを
主成分とする感熱記録層を設けた感熱磁気記録媒体であ
って、該感熱記録層が形状異方性を有する低融点の非磁
性金属粉を含むことを特徴とする感熱磁気記録媒体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録層及び感熱記
録層を有する感熱磁気記録媒体及びその製造方法に関す
る。
録層を有する感熱磁気記録媒体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年流通している、乗車回数券、プリペ
イドカード等の金券として利用される磁気記録媒体に
は、残高確認等を目視によって行うことの必要性から、
磁気記録情報とともに可視情報を媒体上に記録させるこ
とが一般に行われている。
イドカード等の金券として利用される磁気記録媒体に
は、残高確認等を目視によって行うことの必要性から、
磁気記録情報とともに可視情報を媒体上に記録させるこ
とが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】可視情報の記録方法と
しては、感熱層としてロイコ等の染料をコーティングし
た熱発色染料型のもの、あるいは錫等の金属を真空蒸着
して感熱層を作る金属蒸着膜熱破壊型のものがある。熱
発色染料型は、生産性に優れているが、耐候性に劣り、
保存による退色の問題がある。金属蒸着膜熱破壊型は、
金属蒸着膜の一部を熱により破壊するため、理論的には
永久保存が可能で保存性に優れているが、蒸着工程を経
るため生産性が悪く、又、揮発性を有する原材料の使用
が困難である。更に、蒸着層の剥離を防ぐため蒸着層の
上下に接着層を設ける必要があり、蒸着層自体には実用
的な強度がないため保護層が不可欠である等の種々の問
題点がある。
しては、感熱層としてロイコ等の染料をコーティングし
た熱発色染料型のもの、あるいは錫等の金属を真空蒸着
して感熱層を作る金属蒸着膜熱破壊型のものがある。熱
発色染料型は、生産性に優れているが、耐候性に劣り、
保存による退色の問題がある。金属蒸着膜熱破壊型は、
金属蒸着膜の一部を熱により破壊するため、理論的には
永久保存が可能で保存性に優れているが、蒸着工程を経
るため生産性が悪く、又、揮発性を有する原材料の使用
が困難である。更に、蒸着層の剥離を防ぐため蒸着層の
上下に接着層を設ける必要があり、蒸着層自体には実用
的な強度がないため保護層が不可欠である等の種々の問
題点がある。
【0004】本発明は、蒸着工程を必要としないため高
い生産性を得ながら、保存性も満足させることができ、
更には、接着層あるいは保護層を必ずしも必要としない
実用的な強度を有する感熱磁気記録媒体及びその製造方
法を提供することを目的とする。
い生産性を得ながら、保存性も満足させることができ、
更には、接着層あるいは保護層を必ずしも必要としない
実用的な強度を有する感熱磁気記録媒体及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱磁気記録媒
体は、支持体上に磁気記録層及び金属粉とバインダーを
主成分とする感熱記録層を設けた感熱磁気記録媒体であ
って、該感熱記録層が形状異方性を有する低融点の非磁
性金属粉を含むことを特徴とする。更にその非磁性金属
粉の形状が偏平状で、厚さ3μm以下で、アスペクト比
(平均直径/平均厚さ)3以上であると良い。
体は、支持体上に磁気記録層及び金属粉とバインダーを
主成分とする感熱記録層を設けた感熱磁気記録媒体であ
って、該感熱記録層が形状異方性を有する低融点の非磁
性金属粉を含むことを特徴とする。更にその非磁性金属
粉の形状が偏平状で、厚さ3μm以下で、アスペクト比
(平均直径/平均厚さ)3以上であると良い。
【0006】又は、その非磁性金属粉の形状が棒状で、
短軸長が3μm以下で、長軸長:短軸長の比が3以上で
あっても良い。非磁性金属粉が、In、Sn、Bi、C
d、Pb、Zn、Te、Alよりなる金属群から選択さ
れた金属単体又はこれらの合金であっても良い。又、非
磁性金属粉の体積は、感熱記録層中の全固形分の体積に
対し5〜60%であることが好ましい。
短軸長が3μm以下で、長軸長:短軸長の比が3以上で
あっても良い。非磁性金属粉が、In、Sn、Bi、C
d、Pb、Zn、Te、Alよりなる金属群から選択さ
れた金属単体又はこれらの合金であっても良い。又、非
磁性金属粉の体積は、感熱記録層中の全固形分の体積に
対し5〜60%であることが好ましい。
【0007】本発明の感熱磁気記録媒体の製造方法は感
熱記録層を塗布により形成することを特徴とする。
熱記録層を塗布により形成することを特徴とする。
【0008】
(発明の概要)本発明による感熱磁気記録媒体は、支持
体上に形成された磁気記録層上に、感熱記録層として、
形状異方性を有する比較的低融点の微細な金属粉とバイ
ンダーとしての樹脂等を主成分とする塗料を塗布あるい
は、印刷することにより金属粉の面をコーティング面と
ほぼ平行に存在させ、磁気記録層等の色を隠ぺいする事
を特徴としている。ここで言う形状異方性とは、具体的
には針状を含む棒状や、板状に代表される偏平状が相当
する。可視情報は、感熱磁気記録媒体の支持体と反対側
の面をサーマルヘッド等で印字することによって得られ
る。これは、サーマルヘッドによって加熱することによ
り、該感熱記録層中の金属粉を溶融変形させ磁気記録層
等に対する隠ぺい性を下げる。及び/又は金属粉の形
状、配列を乱し反射光を散乱させることにより、加熱さ
れていない部分とのコントラストを形成する事によって
視認性を与えるということである。この溶融変形や金属
粉の形状、配列を乱すとは具体的には金属粉が縮んだ
り、丸まったりすることである。又、この加熱の際には
サーマルヘッドの接触圧によって、溶融した感熱記録層
表面が若干平滑化されて、コントラストを得る一助にな
っている。
体上に形成された磁気記録層上に、感熱記録層として、
形状異方性を有する比較的低融点の微細な金属粉とバイ
ンダーとしての樹脂等を主成分とする塗料を塗布あるい
は、印刷することにより金属粉の面をコーティング面と
ほぼ平行に存在させ、磁気記録層等の色を隠ぺいする事
を特徴としている。ここで言う形状異方性とは、具体的
には針状を含む棒状や、板状に代表される偏平状が相当
する。可視情報は、感熱磁気記録媒体の支持体と反対側
の面をサーマルヘッド等で印字することによって得られ
る。これは、サーマルヘッドによって加熱することによ
り、該感熱記録層中の金属粉を溶融変形させ磁気記録層
等に対する隠ぺい性を下げる。及び/又は金属粉の形
状、配列を乱し反射光を散乱させることにより、加熱さ
れていない部分とのコントラストを形成する事によって
視認性を与えるということである。この溶融変形や金属
粉の形状、配列を乱すとは具体的には金属粉が縮んだ
り、丸まったりすることである。又、この加熱の際には
サーマルヘッドの接触圧によって、溶融した感熱記録層
表面が若干平滑化されて、コントラストを得る一助にな
っている。
【0009】本発明による感熱記録層は金属粉と樹脂等
を含んでいるので、感熱記録層自体に実用に耐える耐久
性があることは勿論であるが、使用する磁気記録層の色
合いが比較的淡い場合には磁気記録層と感熱記録層の間
に着色層を設けてもよい。また感熱記録層の金属粉に装
飾的な色調が要求される場合や、特に繰り返し使用さ
れ、より高い耐久性が要求される場合は、感熱記録層上
に着色層もしくは保護層、または着色層と保護層の両方
を設けることが好ましい。
を含んでいるので、感熱記録層自体に実用に耐える耐久
性があることは勿論であるが、使用する磁気記録層の色
合いが比較的淡い場合には磁気記録層と感熱記録層の間
に着色層を設けてもよい。また感熱記録層の金属粉に装
飾的な色調が要求される場合や、特に繰り返し使用さ
れ、より高い耐久性が要求される場合は、感熱記録層上
に着色層もしくは保護層、または着色層と保護層の両方
を設けることが好ましい。
【0010】(発明の具体的構成)以下に本発明に係る
感熱磁気記録媒体を図1に示す具体例によって説明す
る。図1は本発明に係る感熱磁気記録媒体の一例の断面
図である。以下図について説明する。この例では、着色
層及び保護層をも設けた例を説明している。 <支持体 2>本発明における支持体2はフィルム状あ
るいはシート状で、材質としては、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリイミド、ポ
リカーボネートなどのプラスチックフィルム、銅、アル
ミニウムなどの金属板、紙、網等を単体あるいは複合体
として用いることができる。
感熱磁気記録媒体を図1に示す具体例によって説明す
る。図1は本発明に係る感熱磁気記録媒体の一例の断面
図である。以下図について説明する。この例では、着色
層及び保護層をも設けた例を説明している。 <支持体 2>本発明における支持体2はフィルム状あ
るいはシート状で、材質としては、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリイミド、ポ
リカーボネートなどのプラスチックフィルム、銅、アル
ミニウムなどの金属板、紙、網等を単体あるいは複合体
として用いることができる。
【0011】<磁気記録層 3>本発明における磁気記
録層3は、γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O
3 、コバルトドープγ−Fe2 O3 、酸化クロム、金属
鉄、炭化鉄、バリウムフェライト等の強磁性体を樹脂等
に分散して得られる塗料を支持体上にコーティングして
得られる。このとき使用される樹脂としては、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニル
等の共重合体、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂等を単
体あるいは混合系として使用できる。また要求される物
理特性などから、必要に応じて架橋剤や分散剤、可塑
剤、粘度調整剤、導電剤等を添加することができる。こ
れらの原料は、サンドミル、ボールミル、アトライター
等で混合分散し磁性塗料とする。磁気記録層は、該塗料
からグラビアコーティング、ダイコーティング、ロール
コーティング、ナイフコーティング、あるいは印刷等の
方法で形成することができる。本磁気記録層の上に着色
層、感熱記録層、保護層等をコーティングにより積層す
るため、磁気記録層は完全に乾燥後、熱硬化させること
が望ましい。他に磁気記録層を形成する方法としては、
Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Crなどの金属
あるいはその合金を真空蒸着、スパッタ、メッキ等の方
法によって支持体上に形成して得てもよい。
録層3は、γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O
3 、コバルトドープγ−Fe2 O3 、酸化クロム、金属
鉄、炭化鉄、バリウムフェライト等の強磁性体を樹脂等
に分散して得られる塗料を支持体上にコーティングして
得られる。このとき使用される樹脂としては、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニル
等の共重合体、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂等を単
体あるいは混合系として使用できる。また要求される物
理特性などから、必要に応じて架橋剤や分散剤、可塑
剤、粘度調整剤、導電剤等を添加することができる。こ
れらの原料は、サンドミル、ボールミル、アトライター
等で混合分散し磁性塗料とする。磁気記録層は、該塗料
からグラビアコーティング、ダイコーティング、ロール
コーティング、ナイフコーティング、あるいは印刷等の
方法で形成することができる。本磁気記録層の上に着色
層、感熱記録層、保護層等をコーティングにより積層す
るため、磁気記録層は完全に乾燥後、熱硬化させること
が望ましい。他に磁気記録層を形成する方法としては、
Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Crなどの金属
あるいはその合金を真空蒸着、スパッタ、メッキ等の方
法によって支持体上に形成して得てもよい。
【0012】<着色層 4>本着色層は、感熱記録層の
非印字部分の金属光沢と、印字により形状異方性を有す
る金属粉が加熱溶融変形した部分のコントラストをより
際立たせるために用いることが可能なものである。本着
色層は蒸着、メッキ等により形成された磁気記録層の場
合のように感熱記録層と似た色合いの磁気記録層を使用
する際に磁気記録層と感熱記録層の間に設けることが望
ましい。配合としては、着色に応じた顔料に、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル
樹脂単体あるいは共重合体、塩化ビニル樹脂及び塩化ビ
ニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等から選ばれる1種以上のバインダーを加え、必
要に応じて、分散剤、架橋剤、可塑剤、安定剤、粘度調
整剤等を添加し、適宜、溶剤、水等で希釈後、ロールミ
ル、サンドミル等で混錬し塗料化する。該塗料をグラビ
アコーティング、ダイコーティング、ロールコーティン
グ、ナイフコーティングなどにより磁気記録層上に塗工
したり、印刷することにより、着色層を得る。
非印字部分の金属光沢と、印字により形状異方性を有す
る金属粉が加熱溶融変形した部分のコントラストをより
際立たせるために用いることが可能なものである。本着
色層は蒸着、メッキ等により形成された磁気記録層の場
合のように感熱記録層と似た色合いの磁気記録層を使用
する際に磁気記録層と感熱記録層の間に設けることが望
ましい。配合としては、着色に応じた顔料に、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル
樹脂単体あるいは共重合体、塩化ビニル樹脂及び塩化ビ
ニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等から選ばれる1種以上のバインダーを加え、必
要に応じて、分散剤、架橋剤、可塑剤、安定剤、粘度調
整剤等を添加し、適宜、溶剤、水等で希釈後、ロールミ
ル、サンドミル等で混錬し塗料化する。該塗料をグラビ
アコーティング、ダイコーティング、ロールコーティン
グ、ナイフコーティングなどにより磁気記録層上に塗工
したり、印刷することにより、着色層を得る。
【0013】<感熱記録層 5>本発明における感熱記
録層に用いられる金属粉末は、印字による加熱あるいは
加熱下での加圧により変形し易いよう、In、Sn、B
i、Cd、Pb、Zn、Te、Alなどの比較的低融点
の金属単体及びはんだ合金(Sn25−90%,残P
b)、ウッド合金(Bi50%,Cd12.5%,Pb
25%,Sn12.5%)のような2種以上の合金から
なることが望ましい。形状異方性を有する金属粉末の中
で、偏平状のものの形状としては、厚さ3μm以下、ア
スペクト比3以上、望ましくは厚さ1μm以下、アスペ
クト比5以上がよい。ここでいうアスペクト比は、形状
異方性を有する金属粉の平面の径を厚さで割った値であ
る。厚さについては現状では、製造上の限界として0.
1μm程度が下限となっている。しかし、厚さは薄けれ
ば薄いほうが加熱による大きな変形が起きやすいので好
ましい。また、同様にアスペクト比も大きければ大きな
方が、変形の点で好ましい。が、製造上の限界や、塗料
調製工程でのつぶれ等を考慮すると100程度が実際上
の上限ではないかと考えられる。同様に、形状異方性を
有する金属粉末の中で、針状を含む棒状のものの形状と
しては、短軸長が3μm以下で、長軸長:短軸長の比が
3以上であることがに良く、望ましくは短軸長が1μm
以下、長軸長:短軸長の比が5以上がよい。短軸長の下
限については現状では、製造上の限界として0.01μ
m程度が下限と思われる。しかし、短軸長は短ければ短
いほうが加熱による大きな変形が起きやすいので好まし
い。また、同様に長軸長:短軸長の比も大きければ大き
な方が、変形の点で好ましい。が、製造上の限界や、塗
料調製工程でのつぶれ等を考慮するとこの比は数十程度
が実際上の上限ではないかと考えられる。
録層に用いられる金属粉末は、印字による加熱あるいは
加熱下での加圧により変形し易いよう、In、Sn、B
i、Cd、Pb、Zn、Te、Alなどの比較的低融点
の金属単体及びはんだ合金(Sn25−90%,残P
b)、ウッド合金(Bi50%,Cd12.5%,Pb
25%,Sn12.5%)のような2種以上の合金から
なることが望ましい。形状異方性を有する金属粉末の中
で、偏平状のものの形状としては、厚さ3μm以下、ア
スペクト比3以上、望ましくは厚さ1μm以下、アスペ
クト比5以上がよい。ここでいうアスペクト比は、形状
異方性を有する金属粉の平面の径を厚さで割った値であ
る。厚さについては現状では、製造上の限界として0.
1μm程度が下限となっている。しかし、厚さは薄けれ
ば薄いほうが加熱による大きな変形が起きやすいので好
ましい。また、同様にアスペクト比も大きければ大きな
方が、変形の点で好ましい。が、製造上の限界や、塗料
調製工程でのつぶれ等を考慮すると100程度が実際上
の上限ではないかと考えられる。同様に、形状異方性を
有する金属粉末の中で、針状を含む棒状のものの形状と
しては、短軸長が3μm以下で、長軸長:短軸長の比が
3以上であることがに良く、望ましくは短軸長が1μm
以下、長軸長:短軸長の比が5以上がよい。短軸長の下
限については現状では、製造上の限界として0.01μ
m程度が下限と思われる。しかし、短軸長は短ければ短
いほうが加熱による大きな変形が起きやすいので好まし
い。また、同様に長軸長:短軸長の比も大きければ大き
な方が、変形の点で好ましい。が、製造上の限界や、塗
料調製工程でのつぶれ等を考慮するとこの比は数十程度
が実際上の上限ではないかと考えられる。
【0014】一般に感熱記録に使用されるサーマルヘッ
ドによる加熱は、500℃以下の温度で100分の1秒
程度の短時間でしか行われないため、低融点金属であっ
てもこの厚さや短軸長を超えると、サーマルヘッドで印
字することにより形状異方性を有する金属粉を加熱、も
しくは加圧下での加熱により変形させることが困難とな
る。またこのアスペクト比や長軸長/短軸長の比が3未
満では形状異方性を有する金属粉の熱及び圧力による変
形の度合いが小さく、充分なコントラストの変化が得ら
れず、印字が不鮮明となる。
ドによる加熱は、500℃以下の温度で100分の1秒
程度の短時間でしか行われないため、低融点金属であっ
てもこの厚さや短軸長を超えると、サーマルヘッドで印
字することにより形状異方性を有する金属粉を加熱、も
しくは加圧下での加熱により変形させることが困難とな
る。またこのアスペクト比や長軸長/短軸長の比が3未
満では形状異方性を有する金属粉の熱及び圧力による変
形の度合いが小さく、充分なコントラストの変化が得ら
れず、印字が不鮮明となる。
【0015】上記の偏平状の金属粉はステアリン酸、オ
レイン酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、オレイ
ルアルコール等の高級アルコールなどの粉砕助剤を添加
し、スタンプミルにて処理する事によって得られる。さ
らにこの後、必要に応じてアトライター、ボールミル、
サンドミル等で仕上げ処理してもよい。感熱記録層に使
用される樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂等が使
用できる。また要求される物理特性などから、必要に応
じてポリイソシアネート等の架橋剤や分散剤、可塑剤、
潤滑剤、導電剤、防錆剤等を添加することができる。
レイン酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、オレイ
ルアルコール等の高級アルコールなどの粉砕助剤を添加
し、スタンプミルにて処理する事によって得られる。さ
らにこの後、必要に応じてアトライター、ボールミル、
サンドミル等で仕上げ処理してもよい。感熱記録層に使
用される樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂等が使
用できる。また要求される物理特性などから、必要に応
じてポリイソシアネート等の架橋剤や分散剤、可塑剤、
潤滑剤、導電剤、防錆剤等を添加することができる。
【0016】上記のように、本発明による感熱記録層は
金属粒子をフィラーとした樹脂より成るため、塗料は、
以上の原料をアトライター、ボールミル、サンドミル等
で混合、分散して調製する。感熱記録層は、該塗料をグ
ラビアコーティング、ダイコーティング、ロールコーテ
ィング、ナイフコーティングにより塗工したり、印刷に
より形成される。尚、このように、各種コーティングや
印刷によって層を形成することを塗布による形成と言
う。
金属粒子をフィラーとした樹脂より成るため、塗料は、
以上の原料をアトライター、ボールミル、サンドミル等
で混合、分散して調製する。感熱記録層は、該塗料をグ
ラビアコーティング、ダイコーティング、ロールコーテ
ィング、ナイフコーティングにより塗工したり、印刷に
より形成される。尚、このように、各種コーティングや
印刷によって層を形成することを塗布による形成と言
う。
【0017】上記のように、本発明による感熱記録層は
基本的に金属粉をフィラーとした樹脂層で構成されるた
め、感熱記録層自体が強い機械的強度を有しており、耐
摩擦性、耐磨耗性、耐蝕性にも優れている。感熱記録層
に含まれる金属粉は感熱記録層中の全固形分の体積に対
し、5〜60体積%、望ましくは10〜50体積%がよ
い。この範囲より金属粉が多いと実用性のある平滑性を
有する感熱記録層を得ることが困難になる。また、この
範囲以下では、磁気記録層あるいは着色層に対する隠ぺ
い性が不充分となり、加熱により変形した時に充分なコ
ントラストが得られなくなる。ここでいう体積%は各原
料について投入固形重量を真比重で除した値を算出し、
金属粉のみの値を、全原料の値の合計で除することによ
って容易に計算できる。なお、金属粉の含有率を体積%
で規定するのは、隠ぺい性を支配するのは体積含有率と
考えられるためであり、重量含有率を使用したときの使
用する金属の比重差による混乱を防ぐためである。又、
隠蔽性を良くするためには金属粉の偏平な面が支持体の
面とほぼ平行になることが好ましい。このようになるこ
とを面内配向というが、塗布工程では自然にこのような
面内配向効果が期待出来る。更に、面内配向効果を得る
上で、カレンダー処理や加圧処理を行うことが隠蔽性を
得る上でより好ましい。
基本的に金属粉をフィラーとした樹脂層で構成されるた
め、感熱記録層自体が強い機械的強度を有しており、耐
摩擦性、耐磨耗性、耐蝕性にも優れている。感熱記録層
に含まれる金属粉は感熱記録層中の全固形分の体積に対
し、5〜60体積%、望ましくは10〜50体積%がよ
い。この範囲より金属粉が多いと実用性のある平滑性を
有する感熱記録層を得ることが困難になる。また、この
範囲以下では、磁気記録層あるいは着色層に対する隠ぺ
い性が不充分となり、加熱により変形した時に充分なコ
ントラストが得られなくなる。ここでいう体積%は各原
料について投入固形重量を真比重で除した値を算出し、
金属粉のみの値を、全原料の値の合計で除することによ
って容易に計算できる。なお、金属粉の含有率を体積%
で規定するのは、隠ぺい性を支配するのは体積含有率と
考えられるためであり、重量含有率を使用したときの使
用する金属の比重差による混乱を防ぐためである。又、
隠蔽性を良くするためには金属粉の偏平な面が支持体の
面とほぼ平行になることが好ましい。このようになるこ
とを面内配向というが、塗布工程では自然にこのような
面内配向効果が期待出来る。更に、面内配向効果を得る
上で、カレンダー処理や加圧処理を行うことが隠蔽性を
得る上でより好ましい。
【0018】また、感熱記録層自体の厚さは0.5μ
m、好ましくは1μm以上がよい。この厚さ以下では隠
ぺい性が不充分となる。印字性に関して感熱記録層の厚
さに特に上限はないが、不必要に厚く形成すると塗工時
に金属粉が面内配向し難くなる傾向があり、また経済性
も悪くなる。このような点を考慮すると、比較的厚い層
を得たい場合は、二度塗り、三度塗りを行うことが好ま
しい。普通は、磁気信号の読取の点から、数十μm程度
以下にすることが好ましい。 <着色層 6>本着色層は、感熱記録層に装飾的な色調
が要求される場合等に感熱記録層上に設けられるもので
ある。形成方法、材料等は着色層4と同様である。下記
保護層7の説明において述べる理由と同様の理由から、
その厚さは10μm以下であることが望ましい。
m、好ましくは1μm以上がよい。この厚さ以下では隠
ぺい性が不充分となる。印字性に関して感熱記録層の厚
さに特に上限はないが、不必要に厚く形成すると塗工時
に金属粉が面内配向し難くなる傾向があり、また経済性
も悪くなる。このような点を考慮すると、比較的厚い層
を得たい場合は、二度塗り、三度塗りを行うことが好ま
しい。普通は、磁気信号の読取の点から、数十μm程度
以下にすることが好ましい。 <着色層 6>本着色層は、感熱記録層に装飾的な色調
が要求される場合等に感熱記録層上に設けられるもので
ある。形成方法、材料等は着色層4と同様である。下記
保護層7の説明において述べる理由と同様の理由から、
その厚さは10μm以下であることが望ましい。
【0019】<保護層 7>本保護層は、先に説明した
ように、特に高耐久性が要求される場合等に設けられる
ものである。保護層に使用できる樹脂としてはニトロセ
ルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル
樹脂単体あるいは共重合体、塩化ビニル樹脂及び塩化ビ
ニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等から選ばれる1種以上の樹脂が挙げられる。こ
れらの樹脂に、必要に応じて架橋剤、可塑剤、安定剤、
粘度調整剤、帯電防止剤等を添加し、溶剤、水等で希釈
混合後、グラビアコーティング、ダイコーティング、ロ
ールコーティング、ナイフコーティングなどにより塗工
したり、印刷することにより保護層を得る。保護層は、
プラスティックフィルムのラミネート加工、あるいはホ
ットメルトタイプの樹脂を加熱溶融し、ダイコーティン
グにより形成してもよい。ここで感熱磁気記録媒体の感
熱印字面に近い方の感熱記録層表面から感熱磁気記録媒
体の感熱印字面最表面までの距離、すなわち感熱記録層
に積層される着色層若しくは保護層の厚さ(着色層又は
保護層を有している場合)、又は着色層及び保護層の合
計の厚さ(着色層及び保護層を有している場合)が重要
で、10μm以下、望ましくは5μm以下であることが
よい。特にサーマルヘッドで印字する場合、この値以上
の厚さがあると感熱記録層へ熱や印字圧力が充分伝わら
ないため、印字が不鮮明となる。
ように、特に高耐久性が要求される場合等に設けられる
ものである。保護層に使用できる樹脂としてはニトロセ
ルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル
樹脂単体あるいは共重合体、塩化ビニル樹脂及び塩化ビ
ニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等から選ばれる1種以上の樹脂が挙げられる。こ
れらの樹脂に、必要に応じて架橋剤、可塑剤、安定剤、
粘度調整剤、帯電防止剤等を添加し、溶剤、水等で希釈
混合後、グラビアコーティング、ダイコーティング、ロ
ールコーティング、ナイフコーティングなどにより塗工
したり、印刷することにより保護層を得る。保護層は、
プラスティックフィルムのラミネート加工、あるいはホ
ットメルトタイプの樹脂を加熱溶融し、ダイコーティン
グにより形成してもよい。ここで感熱磁気記録媒体の感
熱印字面に近い方の感熱記録層表面から感熱磁気記録媒
体の感熱印字面最表面までの距離、すなわち感熱記録層
に積層される着色層若しくは保護層の厚さ(着色層又は
保護層を有している場合)、又は着色層及び保護層の合
計の厚さ(着色層及び保護層を有している場合)が重要
で、10μm以下、望ましくは5μm以下であることが
よい。特にサーマルヘッドで印字する場合、この値以上
の厚さがあると感熱記録層へ熱や印字圧力が充分伝わら
ないため、印字が不鮮明となる。
【0020】感熱記録層5、着色層6、保護層7の各層
を塗布する各塗工工程間又は保護層7を塗布後におい
て、プレス機、スーパーカレンダー等の圧縮機を使用し
て感熱記録層面に対して垂直方向から加圧することによ
り、金属粉の面内配向性を改善する作業を行ってもよ
い。この操作により感熱記録層の磁気記録層もしくは着
色層に対する隠ぺい性が改善される。さらにサーマルヘ
ッド等に直接接触する保護層等を塗工後に圧縮処理し平
滑化することにより、熱及び圧力源との接触性が良好と
なり、細かい印字の再現性が改善される。本発明による
感熱記録層は、微細な形状異方性を有する金属粉により
構成されているため、上記のような圧縮処理を施しても
好適な光沢を保持し、光沢が高すぎて印字の認視性を損
なうことはない。このとき感熱磁気記録媒体にかける圧
力は、10kg/cm2 を超えることが望ましい。この
値以下では加圧による圧縮効果がみられない。圧力の上
限については特に限界はないが普通一般のカレンダー装
置によって得られる500kg/cm2 程度の圧力であ
れば問題ない。
を塗布する各塗工工程間又は保護層7を塗布後におい
て、プレス機、スーパーカレンダー等の圧縮機を使用し
て感熱記録層面に対して垂直方向から加圧することによ
り、金属粉の面内配向性を改善する作業を行ってもよ
い。この操作により感熱記録層の磁気記録層もしくは着
色層に対する隠ぺい性が改善される。さらにサーマルヘ
ッド等に直接接触する保護層等を塗工後に圧縮処理し平
滑化することにより、熱及び圧力源との接触性が良好と
なり、細かい印字の再現性が改善される。本発明による
感熱記録層は、微細な形状異方性を有する金属粉により
構成されているため、上記のような圧縮処理を施しても
好適な光沢を保持し、光沢が高すぎて印字の認視性を損
なうことはない。このとき感熱磁気記録媒体にかける圧
力は、10kg/cm2 を超えることが望ましい。この
値以下では加圧による圧縮効果がみられない。圧力の上
限については特に限界はないが普通一般のカレンダー装
置によって得られる500kg/cm2 程度の圧力であ
れば問題ない。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。特
に断りのない場合、以下の実施例におけるすべての部は
重量部であり、また塗料中の形状異方性を有する金属粉
末の形状は、光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡にて確認
したものである。 実施例1 本実施例1では図2に示すように、保護層や着色層を全
く設けていない例を示した。図2は本発明の感熱磁気記
録媒体の第1の実施例の断面を示す図である。 <磁気記録層の形成>188μmの厚さを有するポリエ
チレンテレフタレートシート上に、サンドミルにて調製
した下記配合の磁性塗料をグラビアコーティングし、乾
燥後熱硬化して、厚さ10μmの磁気記録層を得た。 γ−Fe2O3 100部 ポリウレタン樹脂 15部 (日本ポリウレタン工業株式会社製ニッポランN−3113) 部分ケン化塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15部 (積水化学工業株式会社製エスレックA) メチルエチルケトン 120部 トルエン 60部 イソシアネート系硬化剤 10部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートL)
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。特
に断りのない場合、以下の実施例におけるすべての部は
重量部であり、また塗料中の形状異方性を有する金属粉
末の形状は、光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡にて確認
したものである。 実施例1 本実施例1では図2に示すように、保護層や着色層を全
く設けていない例を示した。図2は本発明の感熱磁気記
録媒体の第1の実施例の断面を示す図である。 <磁気記録層の形成>188μmの厚さを有するポリエ
チレンテレフタレートシート上に、サンドミルにて調製
した下記配合の磁性塗料をグラビアコーティングし、乾
燥後熱硬化して、厚さ10μmの磁気記録層を得た。 γ−Fe2O3 100部 ポリウレタン樹脂 15部 (日本ポリウレタン工業株式会社製ニッポランN−3113) 部分ケン化塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15部 (積水化学工業株式会社製エスレックA) メチルエチルケトン 120部 トルエン 60部 イソシアネート系硬化剤 10部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートL)
【0022】<感熱記録層の形成>上記磁気記録層に、
乾燥後の錫粉末の体積含有率が24%になるように下記
の如くに配合し、サンドミルにて調製して、感熱記録層
を、グラビアコーティングにて4μmの厚さで積層し
た。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 42部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 200部 トルエン 70部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径1.2mm) 300部 処理時間 2時間 なお、上記塗料中の偏平状錫粉末Aの形状は、厚さ1μ
m、アスペクト比20程度である。これは、以下の条件
で原料錫粉を加工した後、メチルエチルケトンで洗浄乾
燥後、得られたものを使用した。 原料錫粉(福田金属箔粉工業株式会社製Sn−S−200) 100部 オレイルアルコール 1部 トルエン 300部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径0.6mm) 200部 処理時間 60時間
乾燥後の錫粉末の体積含有率が24%になるように下記
の如くに配合し、サンドミルにて調製して、感熱記録層
を、グラビアコーティングにて4μmの厚さで積層し
た。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 42部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 200部 トルエン 70部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径1.2mm) 300部 処理時間 2時間 なお、上記塗料中の偏平状錫粉末Aの形状は、厚さ1μ
m、アスペクト比20程度である。これは、以下の条件
で原料錫粉を加工した後、メチルエチルケトンで洗浄乾
燥後、得られたものを使用した。 原料錫粉(福田金属箔粉工業株式会社製Sn−S−200) 100部 オレイルアルコール 1部 トルエン 300部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径0.6mm) 200部 処理時間 60時間
【0023】実施例2 感熱記録層の厚さを15μmに変更した他は実施例1と
同様にして本実施例2の感熱磁気記録媒体を得た。 実施例3 以下の条件で加工した偏平状錫粉末Bを使用して、実施
例1と同組成の感熱記録層を調製した。偏平状錫粉末B
の形状は、厚さ3μm、アスペクト比5程度であり、感
熱記録層の厚さは10μmで塗工した。その他の試料作
成条件は、実施例1と同様である。 原料錫粉(福田金属箔粉工業株式会社製Sn−S−200) 100部 オレイルアルコール 1部 トルエン 300部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径2.4mm) 400部 処理時間 6時間
同様にして本実施例2の感熱磁気記録媒体を得た。 実施例3 以下の条件で加工した偏平状錫粉末Bを使用して、実施
例1と同組成の感熱記録層を調製した。偏平状錫粉末B
の形状は、厚さ3μm、アスペクト比5程度であり、感
熱記録層の厚さは10μmで塗工した。その他の試料作
成条件は、実施例1と同様である。 原料錫粉(福田金属箔粉工業株式会社製Sn−S−200) 100部 オレイルアルコール 1部 トルエン 300部 使用サンドミル 五十嵐機械製造株式会社製OSG−31 使用ビーズ(平均直径2.4mm) 400部 処理時間 6時間
【0024】比較例1 実施例3と同じ原料錫粉加工条件で錫粉末をサンドミル
にてさらに微粉砕し、粒径0.5μm程度の塊状、すな
わちアスペクト比が1程度である錫粉末Cを得た(処理
時間100時間)。この錫粉末Cを用いて実施例1と同
組成の感熱記録塗料を調製し塗工した。その他の試料作
成条件は、実施例1と同様である。 比較例2 下記配合の如く、感熱記録層中の偏平状錫粉末の含有量
を乾燥後の錫粉末の体積含有率が69%に増加するよう
に下記の如くに配合し、サンドミルにて調製して、磁気
記録層に積層したもの。その他の試料作成条件は、実施
例1と同様である。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 5部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 90部 トルエン 45部
にてさらに微粉砕し、粒径0.5μm程度の塊状、すな
わちアスペクト比が1程度である錫粉末Cを得た(処理
時間100時間)。この錫粉末Cを用いて実施例1と同
組成の感熱記録塗料を調製し塗工した。その他の試料作
成条件は、実施例1と同様である。 比較例2 下記配合の如く、感熱記録層中の偏平状錫粉末の含有量
を乾燥後の錫粉末の体積含有率が69%に増加するよう
に下記の如くに配合し、サンドミルにて調製して、磁気
記録層に積層したもの。その他の試料作成条件は、実施
例1と同様である。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 5部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 90部 トルエン 45部
【0025】比較例3 下記配合の如く、感熱記録層中の偏平状錫粉末の含有量
を乾燥後の錫粉末の体積含有率が3%になるように下記
の如くに配合し、サンドミルにて調製して、磁気記録層
に積層したもの。その他の試料作成条件は、実施例1と
同様である。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 436部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 840部 トルエン 420部
を乾燥後の錫粉末の体積含有率が3%になるように下記
の如くに配合し、サンドミルにて調製して、磁気記録層
に積層したもの。その他の試料作成条件は、実施例1と
同様である。 偏平状錫粉末A 100部 オレイルアルコール 1部 ポリビニルアセタール樹脂 436部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 840部 トルエン 420部
【0026】実施例4 <圧縮処理1>実施例1にて作成した試料に更に試料面
に垂直方向から加圧処理を行ったもの。加圧はプレス機
を用いて行い、圧力は1500kg/cm2 で実施し
た。 実施例5 <圧縮処理2>実施例1と同様に作成した試料に更に試
料面に垂直方向から加圧処理を行ったもの。加圧はスー
パーカレンダーを用いて行い、圧力は10kg/cm2
で実施した。
に垂直方向から加圧処理を行ったもの。加圧はプレス機
を用いて行い、圧力は1500kg/cm2 で実施し
た。 実施例5 <圧縮処理2>実施例1と同様に作成した試料に更に試
料面に垂直方向から加圧処理を行ったもの。加圧はスー
パーカレンダーを用いて行い、圧力は10kg/cm2
で実施した。
【0027】実施例6 <保護層の形成1>磁気記録層の上に積層した感熱記録
層の上に紫外線硬化型OPニス(TアンドK TOKA
社製)をオフセット印刷、紫外線硬化し、図1に示した
保護層7のみを形成した他は実施例1と同様にした。
尚、このとき保護層の厚さは0.5μmとした。 実施例7 <着色層の形成1>実施例1と同様に磁気記録層を形成
したのち、図1に示した着色層4のみを形成した他は実
施例1と同様にした。この着色層は以下の配合の塗料を
グラビアコーティングにて3μmの厚さで積層した。 顔料 10部 ポリビニルアセタール樹脂 20部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 120部 トルエン 60部 イソシアネート系硬化剤 3部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートHL)
層の上に紫外線硬化型OPニス(TアンドK TOKA
社製)をオフセット印刷、紫外線硬化し、図1に示した
保護層7のみを形成した他は実施例1と同様にした。
尚、このとき保護層の厚さは0.5μmとした。 実施例7 <着色層の形成1>実施例1と同様に磁気記録層を形成
したのち、図1に示した着色層4のみを形成した他は実
施例1と同様にした。この着色層は以下の配合の塗料を
グラビアコーティングにて3μmの厚さで積層した。 顔料 10部 ポリビニルアセタール樹脂 20部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 120部 トルエン 60部 イソシアネート系硬化剤 3部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートHL)
【0028】実施例8 <着色層の形成2>実施例1と同様に作成した試料上
に、図1に示した着色層6のみを下記配合によって2μ
mの厚さでグラビアコーティングした以外は実施例1と
同様とした。 顔料 3部 ポリビニルアセタール樹脂 20部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 70部 トルエン 35部 イソシアネート系硬化剤 3部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートHL) 比較例 4 <着色層の形成3>実施例1と同様に作成した試料上
に、実施例8と同様の着色層6のみを15μmの厚さで
グラビアコーティングした以外は実施例8と同様とし
た。
に、図1に示した着色層6のみを下記配合によって2μ
mの厚さでグラビアコーティングした以外は実施例1と
同様とした。 顔料 3部 ポリビニルアセタール樹脂 20部 (積水化学工業株式会社製エスレックB) メチルエチルケトン 70部 トルエン 35部 イソシアネート系硬化剤 3部 (日本ポリウレタン工業株式会社製コロネートHL) 比較例 4 <着色層の形成3>実施例1と同様に作成した試料上
に、実施例8と同様の着色層6のみを15μmの厚さで
グラビアコーティングした以外は実施例8と同様とし
た。
【0029】実施例 9 <着色層の形成4>実施例7と同様に作成した試料上に
さらに実施例8にて使用したものと同配合の着色層を2
μmの厚さでグラビアコーティングした。すなわち、こ
の例では実施例1に較べて、図1に示した着色層4及び
着色層6のみを更に形成した点で構成上異なるものにな
る。
さらに実施例8にて使用したものと同配合の着色層を2
μmの厚さでグラビアコーティングした。すなわち、こ
の例では実施例1に較べて、図1に示した着色層4及び
着色層6のみを更に形成した点で構成上異なるものにな
る。
【0030】実施例10 <保護層の形成2>実施例8と同様に作成した試料上に
実施例6で形成したものと同様に保護層7を0.5μm
の厚さで印刷した。すなわち、この例では実施例1に較
べて、図1に示した着色層6及び保護層7のみを更に形
成した点で構成上異なるものになる。 実施例11 <保護層の形成3>実施例9と同様に作成した試料上に
実施例6で形成したものと同様に保護層を0.5μmの
厚さで印刷した。すなわち、この例では実施例1に較べ
て、図1に示した着色層4、着色層6及び保護層7の全
てを更に形成した点で構成上異なるものになる。
実施例6で形成したものと同様に保護層7を0.5μm
の厚さで印刷した。すなわち、この例では実施例1に較
べて、図1に示した着色層6及び保護層7のみを更に形
成した点で構成上異なるものになる。 実施例11 <保護層の形成3>実施例9と同様に作成した試料上に
実施例6で形成したものと同様に保護層を0.5μmの
厚さで印刷した。すなわち、この例では実施例1に較べ
て、図1に示した着色層4、着色層6及び保護層7の全
てを更に形成した点で構成上異なるものになる。
【0031】各実施例、比較例で得られた試料について
以下の各種評価試験を行った。 〔表面粗さ評価試験〕表面粗さは、各実施例の磁気ヘッ
ド及びサーマルヘッドに接触する塗工面の平滑さをしめ
す。平滑さは、触針式表面粗さ計(株式会社小坂研究所
製3次元粗さ測定器TDF−3A)にて中心線表面粗さ
(μm)を測定した。
以下の各種評価試験を行った。 〔表面粗さ評価試験〕表面粗さは、各実施例の磁気ヘッ
ド及びサーマルヘッドに接触する塗工面の平滑さをしめ
す。平滑さは、触針式表面粗さ計(株式会社小坂研究所
製3次元粗さ測定器TDF−3A)にて中心線表面粗さ
(μm)を測定した。
【0032】〔印字性評価試験〕印字性は、サーマルヘ
ッドにより印字した際の文字の読みとり易さを示し、マ
クベス濃度計(Kollmorgen Instrum
ents Corporation社製PCM2)にて
測定した非印字部(A)と印字部(B)の濃度差から評
価できる。この数値が大きいほど印字部と非印字部のコ
ントラストが大きく、印字の視認性がよいことになる。
この数値が3以上あれば視認性があると判断される。な
お、印字に使用したカード読み取り/書き込み機は三和
ニューテック社製GBM−800ASである。
ッドにより印字した際の文字の読みとり易さを示し、マ
クベス濃度計(Kollmorgen Instrum
ents Corporation社製PCM2)にて
測定した非印字部(A)と印字部(B)の濃度差から評
価できる。この数値が大きいほど印字部と非印字部のコ
ントラストが大きく、印字の視認性がよいことになる。
この数値が3以上あれば視認性があると判断される。な
お、印字に使用したカード読み取り/書き込み機は三和
ニューテック社製GBM−800ASである。
【0033】〔磁気記録劣化評価試験〕感熱印字による
磁気記録の劣化の有無を調べるため、予め100FCP
I(flux change par inch)25
0mAの電流で磁気信号を記録した各感熱磁気記録媒体
に、印字した後、磁気信号を再生し印字前後での平均再
生出力の変化を測定したが、出力の変化は実施例、比較
例を問わず全試料とも5%以下で、実用に耐えるレベル
であった。磁気信号の記録再生は、三和ニューテック社
製CRS−700Hを使用した。以上の各評価試験の結
果を以下の表1に示した。
磁気記録の劣化の有無を調べるため、予め100FCP
I(flux change par inch)25
0mAの電流で磁気信号を記録した各感熱磁気記録媒体
に、印字した後、磁気信号を再生し印字前後での平均再
生出力の変化を測定したが、出力の変化は実施例、比較
例を問わず全試料とも5%以下で、実用に耐えるレベル
であった。磁気信号の記録再生は、三和ニューテック社
製CRS−700Hを使用した。以上の各評価試験の結
果を以下の表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】<評価>実施例1と実施例3の比較から偏
平状の金属粉末の厚さは薄いほうが、印字性、表面粗さ
の点で好ましいことが分かる。比較例1の結果からアス
ペクト比が1では充分な視認性が得られないことが分か
る。感熱記録層中の金属粉末の含有率が高すぎても、低
過ぎても良好な視認性がえられないことが分かる。結
局、これらの結果から金属粉末は、厚さが薄く、アスペ
クト比が大きいものが印字性に優れているといえる。こ
れは単位重量あたりの表面積が大きくなるため効率的に
熱を取り込め、さらにその薄さのため熱や圧力による変
形が容易であることに起因していると考えられる。
平状の金属粉末の厚さは薄いほうが、印字性、表面粗さ
の点で好ましいことが分かる。比較例1の結果からアス
ペクト比が1では充分な視認性が得られないことが分か
る。感熱記録層中の金属粉末の含有率が高すぎても、低
過ぎても良好な視認性がえられないことが分かる。結
局、これらの結果から金属粉末は、厚さが薄く、アスペ
クト比が大きいものが印字性に優れているといえる。こ
れは単位重量あたりの表面積が大きくなるため効率的に
熱を取り込め、さらにその薄さのため熱や圧力による変
形が容易であることに起因していると考えられる。
【0036】また感熱記録層の金属粉含有率が高すぎる
(比較例2参照)と、表面粗さが粗くなっていることが
わかる。このため比較例2では、磁気記録信号のモジュ
レーションが大きくなる。(これは本来揃った振幅で出
力される再生波形が不揃いになることで、具体的には再
生波形の最小振幅が最大振幅の50%になってしまって
いることが確認された。)結局、実用性のある磁気記録
特性が得られなくなっている。この点で、実用性のある
表面粗さは2.0(μm)程度までが好ましい。逆に金
属粉含有率が低すぎる(比較例3参照)と感熱記録層の
磁気記録層に対する隠蔽性が低くなり、非印字部の濃度
が濃くなり、背景が暗くなるため、視認性が悪くなり印
字が読みづらい。
(比較例2参照)と、表面粗さが粗くなっていることが
わかる。このため比較例2では、磁気記録信号のモジュ
レーションが大きくなる。(これは本来揃った振幅で出
力される再生波形が不揃いになることで、具体的には再
生波形の最小振幅が最大振幅の50%になってしまって
いることが確認された。)結局、実用性のある磁気記録
特性が得られなくなっている。この点で、実用性のある
表面粗さは2.0(μm)程度までが好ましい。逆に金
属粉含有率が低すぎる(比較例3参照)と感熱記録層の
磁気記録層に対する隠蔽性が低くなり、非印字部の濃度
が濃くなり、背景が暗くなるため、視認性が悪くなり印
字が読みづらい。
【0037】感熱記録層形成後に感熱記録層面に対して
垂直方向から、少なくとも10kg/cm2 を越える圧
力で加圧処理をすることにより、表面粗さ、隠ぺい性、
印字性が更に、改善されることが分かる。(実施例1,
4,5の比較) 本発明において、適当な着色層を磁気記録層と感熱記録
層の間あるいは感熱記録層の上に積層したり、また保護
層を最表面に積層しても、性能を維持できることがわか
る。(実施例6,7,8,9,10,11参照) また、感熱記録層の上に極端に厚い着色層等を積層する
と印字性能が低下している(比較例4参照)。これは感
熱記録層にサーマルヘッド等の熱や圧力が充分到達せ
ず、感熱記録層中の偏平状錫粉末の変形が不十分となっ
たためと考えられる。
垂直方向から、少なくとも10kg/cm2 を越える圧
力で加圧処理をすることにより、表面粗さ、隠ぺい性、
印字性が更に、改善されることが分かる。(実施例1,
4,5の比較) 本発明において、適当な着色層を磁気記録層と感熱記録
層の間あるいは感熱記録層の上に積層したり、また保護
層を最表面に積層しても、性能を維持できることがわか
る。(実施例6,7,8,9,10,11参照) また、感熱記録層の上に極端に厚い着色層等を積層する
と印字性能が低下している(比較例4参照)。これは感
熱記録層にサーマルヘッド等の熱や圧力が充分到達せ
ず、感熱記録層中の偏平状錫粉末の変形が不十分となっ
たためと考えられる。
【0038】又、以上の評価試験の他に簡単に、本発明
の感熱記録層の強度を以下のようにして評価してみた。
本発明の感熱磁気記録媒体と従来の金属蒸着型の感熱磁
気記録媒体を感熱記録層がカード表面に露出した状態で
比較した。すなわち、感熱記録層上に着色層や保護層を
設けない状態で比較した。金属蒸着型の感熱磁気記録媒
体をカード書込/読み込み機(三和ニューテック社製
GBM−800AS)にかけると、直ぐに感熱記録層に
傷がはいる。これに対して、同様に構成された本発明の
感熱磁気記録媒体を同様にカード書込/読み込み機にか
けても全く傷の発生はなかった。
の感熱記録層の強度を以下のようにして評価してみた。
本発明の感熱磁気記録媒体と従来の金属蒸着型の感熱磁
気記録媒体を感熱記録層がカード表面に露出した状態で
比較した。すなわち、感熱記録層上に着色層や保護層を
設けない状態で比較した。金属蒸着型の感熱磁気記録媒
体をカード書込/読み込み機(三和ニューテック社製
GBM−800AS)にかけると、直ぐに感熱記録層に
傷がはいる。これに対して、同様に構成された本発明の
感熱磁気記録媒体を同様にカード書込/読み込み機にか
けても全く傷の発生はなかった。
【0039】又、10%の酢酸溶液や食塩水に浸した場
合、金属蒸着型の感熱記録層は容易に腐食されるが、本
発明の感熱記録層には腐食の発生は認められず、耐蝕性
に優れていることが確認できた。以上の結果から、本発
明による感熱磁気記録媒体は、磁気記録特性を損なうこ
となく、良好な感熱記録特性を有し、機械的強度も強
く、耐蝕性に優れたものであることが明らかになった。
合、金属蒸着型の感熱記録層は容易に腐食されるが、本
発明の感熱記録層には腐食の発生は認められず、耐蝕性
に優れていることが確認できた。以上の結果から、本発
明による感熱磁気記録媒体は、磁気記録特性を損なうこ
となく、良好な感熱記録特性を有し、機械的強度も強
く、耐蝕性に優れたものであることが明らかになった。
【0040】
【発明の効果】感熱層に熱発色染料を用いた感熱磁気記
録媒体と同様の高い生産性を保ちながら、感熱層に金属
蒸着膜を用いたものの有する優れた可視情報保存性を有
し、更には金属蒸着膜に比較して格段に優れた機械的強
度、化学的強度を有する感熱記録層を備えた感熱磁気記
録媒体を得られた。
録媒体と同様の高い生産性を保ちながら、感熱層に金属
蒸着膜を用いたものの有する優れた可視情報保存性を有
し、更には金属蒸着膜に比較して格段に優れた機械的強
度、化学的強度を有する感熱記録層を備えた感熱磁気記
録媒体を得られた。
【図1】図1は本発明に係る感熱磁気記録媒体の一例の
断面図である。
断面図である。
【図2】図2は本発明に係る感熱磁気記録媒体の第1の
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
1 感熱磁気記録媒体 2 支持体 3 磁気記録層 4 着色層1 5 感熱記録層 6 着色層2 7 保護層
フロントページの続き (72)発明者 古城 清史 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 神崎 製紙株式会社神崎工場内
Claims (6)
- 【請求項1】支持体上に磁気記録層及び金属粉とバイン
ダーを主成分とする感熱記録層を設けた感熱磁気記録媒
体であって、該感熱記録層が形状異方性を有する低融点
の非磁性金属粉を含むことを特徴とする感熱磁気記録媒
体。 - 【請求項2】前記非磁性金属粉の形状が偏平状で、厚さ
3μm以下で、アスペクト比(平均直径/平均厚さ)3
以上であることを特徴とする請求項1記載の感熱磁気記
録媒体。 - 【請求項3】前記非磁性金属粉の形状が棒状で、短軸長
が3μm以下で、長軸長:短軸長の比が3以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載の感熱磁気記録媒体。 - 【請求項4】前記非磁性金属粉が、In、Sn、Bi、
Cd、Pb、Zn、Te、Alよりなる金属群から選択
された金属単体又はこれらの合金であることを特徴とす
る請求項1、2又は3記載の感熱磁気記録媒体。 - 【請求項5】前記非磁性金属粉の体積が、感熱記録層中
の全固形分の体積に対し5〜60%であることを特徴と
する請求項1、2、3又は4記載の感熱磁気記録媒体。 - 【請求項6】前記感熱記録層を塗布により形成すること
を特徴とする請求項1記載の感熱磁気記録媒体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5245045A JPH07101169A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5245045A JPH07101169A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07101169A true JPH07101169A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17127767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5245045A Pending JPH07101169A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101169A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5747156A (en) * | 1996-04-15 | 1998-05-05 | New Oji Paper Co., Ltd. | Thermosensitive magnetic recording medium |
| JPH1158987A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱可逆記録媒体 |
| JPH11129631A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱可逆記録媒体 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5245045A patent/JPH07101169A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5747156A (en) * | 1996-04-15 | 1998-05-05 | New Oji Paper Co., Ltd. | Thermosensitive magnetic recording medium |
| JPH1158987A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱可逆記録媒体 |
| JPH11129631A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱可逆記録媒体 |
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