JPH0710145Y2 - 地震時ガス自動停止装置 - Google Patents

地震時ガス自動停止装置

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JPH0710145Y2
JPH0710145Y2 JP6877688U JP6877688U JPH0710145Y2 JP H0710145 Y2 JPH0710145 Y2 JP H0710145Y2 JP 6877688 U JP6877688 U JP 6877688U JP 6877688 U JP6877688 U JP 6877688U JP H0710145 Y2 JPH0710145 Y2 JP H0710145Y2
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earthquake
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は地震等による振動時における供給ガスの自動
停止装置に関する。
(従来技術) 地震等の振動を感じた時にその振動を検知してガスの通
路を自動的に閉鎖するようにした地震等におけるガス自
動停止装置は従来多く提供されていた。しかし、それら
は例えば重い分銅を用い、振動によって分銅の掛金が外
れて重力によって分銅が下へ落ちる力を利用してガスの
通路を塞ぐもの、あるいはガスの通路を塞ぐ方向に与圧
したバネを設置し、このバネの作動を直接または間接に
分銅に取付けた引っ掛け部に引っ掛けることによって抑
止しておくことにより、平常時はガス通路を開口してお
き、地震等の振動があった時には前記分銅が装置内で相
対的に振動して前記引っ掛け部の引っ掛けが外れること
を利用して前記バネの力でガス通路を閉鎖する等の方法
を用いた構造のものが多かった。
(従来技術の問題点) しかし従来の前記のような構造の地震によるガス自動停
止装置においては、いずれも重い分銅を用いるために装
置全体の容積及び重さがかなり大きく成らざるを得ない
こと、及び分銅が上から垂直に吊下する状態に、すなわ
ち装置が完全な水平状態になるように設置しなければな
らないから取付場所には一定の制約があること等の問題
があった。
また前記のような分銅を用いた装置において、分銅をバ
ネによって吊下する構造のものにおいては上下方向の振
動は容易に検知するが、横方向の振動は余りよく検知さ
れないし、またバネによらないで横方向に自由に動く紐
または棒で分銅を吊下した構造のものは、横方向の振動
に対しては敏感に検知するが、縦方向の振動は容易に検
知しない等の欠点もあった。
さらにはいずれの装置においても従来の装置はいったん
地震等の振動によって自動停止装置が作動してガスの通
路を閉鎖した後はこれを元に戻すにはかなり面倒な操作
を要するものが多かった。その理由は前記のような引っ
掛け部およびこれが外れることを利用したものが多く、
この装置を元のようにリセットするためには、再びその
外れやすい引っ掛け部に何らかの部材を引っ掛けなけれ
ばならないという致命的な構造上の問題によるものであ
る。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は上記のような問題を解決し、どの方向の振動で
あっても、また微細な振動によっても充分作動すると共
に、いったん作動したあとの復元も極めて容易な地震時
ガス自動停止装置を提供することを目的とするものであ
って、適所にガス流出口を塞ぐためのパッキンを備えた
アームの一部をアーム支点に係合し、前記アームの先端
付近に設けたバネ取付け部と他端延長上に設けたバネ支
点との間にバネを伸長状態で架設し、バネ支点の位置は
前記バネ取付け部とアーム支点とバネ支点との三者がほ
ぼ一直線状よりも僅かにバネ支点が前記パッキン取付け
側の反対側に偏るように調整螺子で調整可能に構成し、
これによって僅かの振動で前記アームはアーム支点を回
転軸としてパッキンを取付けた側に回転してガス流出口
を塞ぐようにし、且つ外部からアームのパッキンを取付
けた側を押してアームを元の位置に戻すための、戻りバ
ネ付きのリセット棒を取付けて成る地震時ガス自動停止
装置であって、感度を自由に調整できると共に、あらゆ
る方向の振動を検知し、敏感に作動すると共に、作動後
のリセットも極めて容易な装置を提供するものである。
(実施例) 第1図は本発明を実施せる地震時ガス自動停止装置の断
面概念図であって、ガスは入口1から出口2へと向かっ
て通過するものとする。このガス通路の適所に流出口3
を設け、非常時に前記流出口3を塞ぐ形状のパッキン4
はアーム5の適所に設けておくものとする。前記アーム
5の要部には、図1の要部拡大図である第4図に示すよ
うに、5′から点線5″までの内径を有する穴5′、
5″を設け、該穴5′、5″によってアーム5を支柱6
に係合させておき、前記アーム5の先端付近にはバネ取
付け部7を設け、また該バネ取付け部と反対側のアーム
延長上にはバネ支点8を設けておき、前記バネ取付け部
7とバネ支点8との間にはバネ9を伸長状態で架設して
構成する。
上記のように、アーム5に設けた点線5′から5″まで
の内径を有する穴によってアーム5を支柱6に係合させ
るから、上記穴の両内側である点線5′と5″とのうち
の、バネ支点8の反対側の内側、すなわち図示5′の位
置を支点として、アーム5が回転運動をする。
本考案の地震時ガス自動停止装置は、通常はアーム5が
第1図に示すように位置しており、地震等による振動を
受けたときには、アーム5が回転し、その上面が同図点
線に示すような位置になり、そのためアーム5の上面に
取り付けたパッキン4がガス流出口3に密着してこれを
塞ぐように構成したものである。
そこで、地震による振動を受けたときに、上記のように
作動するために必要な、前記「バネ支点」、「バネ取付
け部」及び「アーム支点」間の位置関係を説明する。
第5図は上記説明のための図であって、アームの支点
5′を中心にアームが回転可能であるとすれば、アーム
の先端付近のバネ取付け部7は、円弧R1の軌跡以て回転
することになる。
ところで、同図に示すようにバネ取付け部7と、アーム
支点5′の直線上にバネ支点8′が位置したときを考え
る。このとき仮にバネ取付部7とバネ支点8′間のバネ
の長さが変わらないで、バネ支点8′を中心に回転する
とすれば、バネ取付け部7の軌跡は円弧R2のようになる
はずである。ところで、バネの長さは上記のようになら
ないで、8′と円弧R1までの距離のままであるから、バ
ネ取付け部7が図示よりも上下に変化するほど、バネの
長さは短くなるはずである。バネの力は、その長さが短
くなるように働くから、バネ支点の位置8′と、バネ取
付け部7と、アーム支点5′の三者の位置が一直線上に
並んだ場合には、バネの長さは最も長くなり、バネの力
によってバネ取付け部7の位置は図示上方向か又は下方
向に回転する力が働くことになる。
ところが、バネ支点の位置を上記よりも僅かに下側に下
げ、同図8の位置にバネ支点を位置させれば、仮にバネ
の長さが変わらないで、バネ取付け部7がバネ支点8を
中心に回転するとすれば、バネ取付け部の位置は円弧R2
のような軌跡を描くはずである。この場合にはバネ取付
け部7の位置において、バネは円弧R3と円弧R1との差だ
け短くなっており、バネの力は、バネの長さをさらに短
くする方向、即ちバネ取付け部7の位置をもっと下側に
移動させるように働くことになるから、アームの位置は
下側に回転しようとして、第1図、第4図で言えば、容
器の底面に当接して安定することになる。
そして、何らかの振動によってバネ取付け部の位置が第
5図7′の位置よりも上、すなわちバネ取付け部とアー
ム支点とバネ支点とが一直線になる位置よりも上に上が
ったときには、バネの力はアームの先端付近を上側に
(時計方向に)回転させるように働くことになり、その
ため第1図に示すパッキン4はガス流出口3に当接して
これを塞ぐことになる。
以上説明した理由により、第1図に示すように、バネ取
付け部の上側にパッキンを取り付けた場合においては、
バネ支点8の位置がバネ取付け部7とバネ支点5′との
一直線上よりも、やや下側、即ちパッキンを取り付けた
側(上側)の反対側(下側)に偏らせたときに、同図に
示すパッキンが所望の動き(地震があったときにパッキ
ンをガス流出口に密着させる)をすることになるのであ
る。
それでは、バネ8の支点を上記8′の位置よりも、どれ
だけ下側位置させればよいかというと、それは第5図の
説明からも判るとおり、アームの長さとバネの長さおよ
びバネ支点とアーム支点との位置等が関係するので、一
概に寸法で表現することはできないが、第1図を原寸と
する大きさの地震地ガス自動停止装置を試作して実験し
た結果においては、バネ取付け部の位置は、5図に示す
バネ取付け部7とアーム支点5′との延長仮想直線上の
点8′よりも、該仮想直線に直角方向に2ミリメートル
ほど下側に位置させたときに、震度2程度の地震によっ
てこの地震時ガス自動停止装置が作動するようである。
よって、本考案の地震時ガス自動停止装置を製造して取
り付ける場合には、それぞれの目的に応じてどの程度の
地震によって作動すべきかを定め、その定めた程度の振
動を与えながら、調整螺子10によってバネ支点8の位置
を調整し、所望の程度の振動を与えたときに作動するよ
うな位置にバネ支点8を位置させることが必要になる。
本考案は前記のようにバネ取付支点をバネ取付け部とア
ーム支点との延長上よりもごく僅かパッキン取付け側の
反対側に位置するように微調整することができるから、
そのようにしたときには、アーム5の位置は第1図に示
したような姿勢を保持することになる。即ち、パッキン
を取付けたバネ取付け部を有する方の端部は図示のよう
にパッキン4が開口部3から離れる方向に力を与えられ
て容器壁面等に突き当たって停止して図示の状態になっ
ている。
しかしてこの装置に地震等の振動が与えられた場合には
前記アーム5のパッキン4を有する側の端部が慣性によ
り、或いは容器内壁部との接触における振動波によって
弾かれる等、振動によって、ごく僅かでも、前記バネが
最も長くなるような位置よりも上側すなわち、パッキン
を取り付けた側に回転する瞬間を生じることになり、そ
の瞬間には前記バネ取付け部7は相対的にアーム支点
5′とバネ支点8とを結ぶ直線上よりもごく僅か図示上
側、即ちパッキンを取り付けた側に位置することにな
る。そのため前記理由によってパッキンを有する側の端
部はバネ9の力によって図示上方向にアーム支点5′を
回転軸として回転することになり、同図点線で示す位置
に来ることによってパッキン4はガス流出口3をバネの
力によって強固に閉鎖することになる。
また本考案には図示のように、装置の外部から前記アー
ム5のパッキンを取付けた側を押し戻すようにリセット
棒11を設け、該リセット棒11は図示のようにリセットバ
ネ12によって平常時はリセット棒11の先端がアーム5か
ら離れて位置し、このリセットバネ12の力に逆らってリ
せット棒11を外部から押した時に初めて前記リセット棒
11がアーム5の側面を元の位置に押し戻す構造にして構
成する。
(考案の効果) 本考案は前記のようにバネ取付け部7とアーム支点6と
バネ支点5′との位置関係を一直線上よりもごく僅かに
ずらした位置に調整することができるから、これを調整
螺子10によって調整することにより、大きな振動だけに
作動するようにすることも、またごく僅かな振動によっ
て作動するようにすることも自由に調整できるのであっ
て、それぞれの目的に従って調整することができる。
また前記のように非常に微細な調整が可能であるために
質量の大きな分銅等は必要がなく、前記アーム5の先端
部またはパッキン部4等に多少質量の大きい部材を使用
すれば充分間に合うことになる。
また本考案は前記のようにリセット棒によって元の位置
に押し戻すことによって容易に復元するから前記のよう
な、分銅に別の部材を引っ掛ける構造のガス停止装置等
に比して復元が非常に容易である。
また本考案は重い分銅等を吊下するような構造を持たな
いために、装置のセットは水平に限らず、垂直、斜め等
どんな姿勢にセットしても作動し、そのため本考案の装
置の設置方向によっては振動の方向は水平方向・垂直方
向等いずれの方向のものも敏感に感知することができる
と共に、この装置をセットする位置は、従来同様にガス
メーターに取付けることができることは勿論、ガス配管
の途中であろうと、またガス用ゴム管の途中であろうと
場所をかまわずに自由に設置できるのであって、例えば
第2図に示すようにガス配管の途中に本考案のガス自動
停止装置13を設置できるだけでなく、第3図に示すよう
に、ゴム管の途中に本考案のガス自動停止装置13を、ガ
ス用コンセント14等によって家庭の主婦が何等の道具も
用いないで容易に取り付けることもできる等の長所を有
するものである。
またガス器具自体に取付けることもできるから、地震時
ガス自動停止装置付のガス器具として販売することもで
きるし、該装置のないガス器具に家庭で両面テープ等に
よって本考案の装置を取付け、ガス用コンセントでゴム
管を繋いで、手軽に地震時ガス自動停止装置付のガス器
具とすることもできる等の長所をも有するのである。
勿論ガス配管またはゴム管の途中に数箇所にわたって、
而も装置の姿勢を変えて設置することもでき、一層確実
に、且つどの方向の振動をも検知してガスを自動停止す
るように設置することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施せる地震時ガス自動停止装置の断
面概念図、第2図は本考案の装置をガス配管の途中に設
置した状態を示す概念図、第3図は本考案の装置をゴム
管の途中に設置した状態を示す概念図である。第4図は
第1図の要部拡大図、第5図はアームの動作の説明のた
めの説明図である。 図中3……ガス流出口、4パッキン、5……アーム、
5′、5″……アームに設けた穴の両側、但し、このう
ち5′はアーム支点、6……アーム支柱、7……バネ取
付け部、8……バネ支点、9……バネ、10……調整螺
子、11……リセット棒、12……リセットバネ、13……本
考案の装置を概念的に示したもの、14……ガスコンセン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適所にガス流出口を塞ぐためのパッキンを
    備えたアームの一部をアーム支点に係合し、前記アーム
    の先端付近に設けたバネ取付け部と他端延長上に設けた
    バネ支点との間にバネを伸長状態で架設し、バネ支点の
    位置は前記バネ取付け部とアーム支点とバネ支点との三
    者がほぼ一直線上よりも僅かにバネ支点が前記パッキン
    取付け側の反対側に偏るように調整螺子で調整可能に構
    成し、これによって僅かの振動で前記アームはアーム支
    点を回転軸としてパッキンを取付けた側に回転してガス
    流出口を塞ぐようにし、且つ外部からアームのパッキン
    を取付けた側を押してアームを元の位置に戻すための戻
    りバネ付きのリセット棒を取付けて成る地震時ガス自動
    停止装置。
JP6877688U 1988-05-26 1988-05-26 地震時ガス自動停止装置 Expired - Lifetime JPH0710145Y2 (ja)

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JPH01171979U JPH01171979U (ja) 1989-12-06
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