JPH071014B2 - 流路ライナアセンブリ及び静翼アセンブリ並びに隙間シール方法 - Google Patents

流路ライナアセンブリ及び静翼アセンブリ並びに隙間シール方法

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JPH071014B2
JPH071014B2 JP4237129A JP23712992A JPH071014B2 JP H071014 B2 JPH071014 B2 JP H071014B2 JP 4237129 A JP4237129 A JP 4237129A JP 23712992 A JP23712992 A JP 23712992A JP H071014 B2 JPH071014 B2 JP H071014B2
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/04Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
    • F01D9/042Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector fixing blades to stators

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】本出願はゼネラル・エレクトリック
社に譲渡された以下の米国特許出願:ケロック(Kel
lock)らの出願第642,739号(1991年1
月17日出願)「可撓性3部材シールアセンブリ」、プ
レモンズ(Plemmons)らの出願第727,18
6号(1991年7月9日出願)「圧縮機静止部構造用
の熱シールド」およびプレモンズらの出願第727,1
82号(1991年7月9日出願)「軸線方向に配置さ
れた熱シールドを有する静翼ライナ」に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にガスタービンエ
ンジンに関し、特に静翼ライナアセンブリ用のエンジン
ガス流で付勢されるシール兼静翼ストッパに関する。
【0003】
【従来の技術】ガスタービンエンジンには、エンジン作
動ガス流のための環状流路境界を形成する、シュラウ
ド、静翼ライナなどの流路ライナがあるのが普通であ
る。流路ライナはエンジンケース構造に支持することが
でき、ライナとケース構造との熱膨張差を吸収するため
に、セグメント化することができる。隣接するライナ間
にシールを使用して、隣接するライナ間のエンジンガス
流の漏れを制限する。エンジン作動ガス流の漏れがある
とエンジン効率が低下する。さらに、ケースにぶつかる
漏れはケースに熱損傷を与えるおそれがあり、またライ
ナとケースとの間の漏れはケースに温度勾配を生じるお
それがあり、かかる温度勾配は動翼先端のクリアランス
に悪影響を与える。ケースが2つの180°の半部をフ
ランジ付き水平分割線でボルト止めした構成である場
合、分割線でのシールが困難であり、分割線でのケース
フランジに対するガス流の漏れと衝突とは本質的に制御
困難である。
【0004】ミッシェル(Michel)らの米国特許
第3,938,906号に開示された、ばね荷重をかけ
られた摺動可能な細長いシール14は、1つのタービン
静翼シュラウドからさねはぎ(トング・イン・グルー
ブ)態様で延在して、隣接するシュラウドの端部に当接
する。機械的なばねは、ガスタービンエンジンの過酷な
高温環境での機械的疲労、擦過、摩耗などのため破損す
るおそれがあり、またアセンブリを複雑にする。さら
に、ばねが破損すると、シールが失われ、破損したばね
の破片がエンジンの作動ガス流に入ると、下流のエアホ
イルが異物による損傷を受ける可能性がある。シールは
保持ピン18およびスロット30を含み、スロット30
は、シール14のシール面を中断し、シールを横切る半
径方向漏れ通路を与える。細長いシール14のまわりの
軸線方向漏れを制御するための単一シール部材34を、
シール14およびシュラウド両方の半径方向厚さに貫通
する半径方向スロット36,38に配置して、これによ
りエンジン流路からの連続な半径方向漏れ通路を形成す
る。
【0005】モーレイ(Morley)の米国特許第
2,833,463号に、翼環16および静翼21が開
示され、静翼21はケーシング半部のフランジにねじ止
めされたワッシャにより円周方向に配置されている。ワ
ッシャは、エンジンガス流が翼に作用したときに、翼環
内での静翼21の移動を防止する。他の設計として、支
柱またはリブをケースに固定して、エンジン作動中の翼
環またはライナにおける翼の回転を防止することができ
る。このようなボルト止めまたは固着取付けはケース構
造に応力集中を持ちこむおそれがある。
【0006】図2に示す既知の静翼ライナアセンブリ
は、別々の可撓性スプラインシールが隣接する静翼ライ
ナ間に延在し、隣接する静翼ライナの互いに向かい合う
溝に着座している。個別のシール部材はすりきれたり、
破損したりし、流路に異物として侵入する。ガグリアー
ディ(Gagliardi)の米国特許第3,542,
483号に、2つの半円形の翼環半部が示され、軸線方
向および半径方向シール部材が隣接する静翼セグメント
間に延在している。しかし、実際には、2つの180°
のケース半部間の分割線にシールを設けることは、実用
的でないことが多い。2つのケース半部を組み立てる際
に、静翼ライナの溝と個別のシールとを同時に位置合せ
することは、困難であり、多大な労力を要し、シールの
損傷を招くおそれがある。
【0007】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、ケース半
部の組立時にシールと溝との多大な労力を要する位置合
せの必要なしに、ケーシング分割線での流路ライナセグ
メントを含めて流路ライナセグメント間を有効にシール
する流路ライナシールを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、流路ライナセグメン
トに分離できないように連結された流路ライナシール部
材を提供することにある。本発明の他の目的は、流路ラ
イナセグメントに支持され、エンジン作動ガス流の力で
付勢されるシール部材を提供することにある。本発明の
他の目的は、静翼ライナセグメントに支持され、静翼ラ
イナに支持された1つ以上の静翼に作用するエンジン作
動ガス流の力で付勢される静翼ライナシール部材を提供
することにある。
【0009】本発明の他の目的は、静翼ライナシール兼
静翼ストッパを提供することにある。本発明の他の目的
は、エンジン空気流の圧力および温度が増加するにつれ
て増加する力により付勢されるシールを提供することに
ある。本発明の他の目的は、中断のないシール面を有す
る静翼ライナシール部材を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、静翼ライナシ
ール部材と、このシール部材および静翼ライナ間に分離
できないように捕捉され、静翼ライナシール部材のまわ
りの軸線方向および半径方向の流れを防止する、可撓性
の二次スプラインまたはフェザーシール手段とを提供す
ることにある。
【0011】
【発明の概要】簡単に説明すると、静翼ライナアセンブ
リは、静翼ライナに摺動自在に支持された静翼と、各静
翼ライナと関連したシールキーとを含む。シールキー
は、静翼ライナの端部スロット内に摺動自在に支持され
た細長いヘッド部分と、静翼ライナおよび少なくとも1
つの静翼間に延在するテール部分とを含む。テール部分
は、ピン−溝はめ合いによってシールキーをライナ端部
スロットに捕捉する。エンジンの作動中、ライナに支持
された静翼のエアホイルに作用するガス荷重が、静翼の
表面をシールキーに対して押しつける。シールキーは端
部スロットから押し出されて、隣接する静翼ライナにシ
ール関係で係合し、エンジン空気流ガス荷重によるライ
ナにおける静翼のそれ以上の円周方向の移動を制限す
る。シールキーを隣接するライナに対してシール関係で
押しつける力は、エンジン空気流の圧力および温度が増
加するにつれて増加する。
【0012】可撓性の二次スプラインまたはフェザーシ
ール手段を静翼ライナとシールキーとの間に分離できな
いように捕捉することができ、こうして、シールキーま
たは静翼ライナセグメントに半径方向の漏れ通路を設け
ることなく、シールキーのまわりでの軸線方向および半
径方向の漏れを防止することができる。本発明の他の目
的および効果は、図面を参照した以下の説明から明らか
になるであろう。
【0013】
【実施例】図1は、従来の高バイパス比ガスタービンエ
ンジン10を線図的に示す長手方向断面図である。エン
ジン10において、翼付きファンロータアセンブリ14
が低圧タービンロータアセンブリ30に低圧シャフト3
2で連結され、また翼付き圧縮機ロータアセンブリ18
が高圧タービンロータアセンブリ26に高圧シャフト3
4で連結されている。これらのロータアセンブリおよび
シャフト32、34はエンジン静止構造内で、エンジン
軸線11のまわりを回転できるように、同心に支持され
ている。典型的な例では、燃焼器22が高圧タービンロ
ータアセンブリ26の上流に支持されている。圧縮機ロ
ータアセンブリ18を出た圧縮空気は、燃焼器部22で
燃料と混合し、燃焼し、燃焼ガス流を生成し、それが高
圧タービン26で膨張する。その結果として回転する高
圧タービンロータアセンブリ26が、シャフト34を介
して圧縮機ロータアセンブリ18を駆動する。高圧ター
ビンロータアセンブリ26を出た燃焼ガスは低圧タービ
ンロータアセンブリ30でさらに膨張し、シャフト32
を介してファンロータアセンブリ14および翼15を駆
動する。以上はすべて、ガスタービンの設計にたずさわ
る当業者に周知の態様で行われる。
【0014】圧縮機ロータアセンブリ18は数列の回転
翼列20を含み、これら翼は、静止圧縮機ケース構造1
2に向かって半径方向外向きに延在し、回転して環状の
エンジン作動ガス流16(図2)を圧縮する。数列の静
止圧縮機の静翼13が回転翼列20の間で半径方向内向
きに延在する。静翼13はエンジン空気流16を、隣接
する上流の回転翼列20から隣接する下流の回転翼列2
0に差し向ける。
【0015】図2は、圧縮機ケース構造12内に支持さ
れた既知の圧縮機静翼アセンブリ60を線図的に示す長
手方向断面図である。圧縮機ケース構造12は2つの1
80度のケース半部を含む。各ケース半部は、水平なフ
ランジ40間に円周方向に180°延在し、かつ上流端
から下流端まで軸線方向に延在するケース壁44を含
み、その下流端には円周方向に延在する後部フランジ4
6が設けられている。圧縮機ケース半部は互いに水平フ
ランジ40にてボルト42で締結することができ、また
下流ケース構造(図示せず)に後部フランジ46を貫通
するボルト48により締結することができ、これらはす
べて、当業者に周知の態様で行うことができる。
【0016】アセンブリ60は、各ケース半部のケース
壁44内に支持された複数の円周方向に延在する静翼ラ
イナセグメント62を含む。各静翼ライナセグメント6
2は、その内面63が環状エンジン空気流16の流路境
界の一部を形成し、したがって静翼ライナセグメント6
2はエンジン空気流16の流路ライナとして作用する。
静翼ライナセグメント62は1つ以上の静翼13も含
み、静翼13はセグメント62にろう付けなどにより固
着するか、米国特許第2,833,463号に示されて
いるように、セグメント62に摺動自在に装着すること
ができる。各ライナセグメント62は、円周方向かつ軸
線方向に延在する脚部64および66を含み、これら脚
部がケース壁44に切削加工した円周方向に延在する溝
54および56内で摺動する。各ライナセグメント62
をケース半部に挿入し、溝54および56に沿ってケー
ス半部内に円周方向に位置決めし、そしてケース半部に
対してボルト、支柱その他の既知の手段により固定す
る。隣接する静翼ライナセグメント間のシールは、隣接
する静翼ライナセグメントの互いに向かい合うスロット
68に、個別の可撓性スプラインまたはフェザーシール
69を差し込むことによって行う。翼ライナセグメント
とケースとの間に絶縁体59を配置して、ケースをエン
ジン空気流16から断熱することができる。絶縁体59
は繊維ブランケットとしてもよいが、前掲の米国特許出
願第727,186号および第727,182号の絶縁
体とするのが好ましい。
【0017】図3、図4および図5に本発明による静翼
ライナアセンブリを示す。図3を参照すると、静翼ライ
ナアセンブリは、複数の流路ライナ、たとえば静翼ライ
ナセグメント70と、各ライナセグメント70に移動自
在に支持されたシール部材またはシールキー90と、エ
ンジン空気流16により付勢されてシールキー90を隣
接するライナセグメントとシール係合関係に押し込む、
エンジン空気流中に延在するエンジン流れ応答部材、た
とえば静翼120Aとを含む。
【0018】ライナセグメント70はケース壁44内
に、ケース溝54および56内で摺動するライナ脚部7
4および76により支持されている。図4および図5
は、水平フランジ40Aおよび40B上のフランジ表面
45Aおよび45Bが当接している、2つのケース半部
の接合部での静翼ライナ70を示す。図4ではケース壁
44Aおよび後部フランジ46Aを仮想線で示し、図5
では隣接するケース半部上のケース壁44Aおよび44
Bを示す。
【0019】ライナセグメント70は、ケース壁44A
および44B内で第1端71から第2端72まで円周方
向に延在し、隣接するライナの第1端71と第2端72
とは熱膨張を吸収するため隙間Gだけ離れている。水平
ケーシング分割線での隣接するライナの第1端71と第
2端72とが、図5に示されている。絶縁体59(図を
簡略にするため図示せず)をケースの断熱目的で、前掲
の米国特許出願第727,186号および第727,1
82号に示されているように、たとえば静翼ライナセグ
メント70とケース壁44との間に支持することができ
る。
【0020】各ライナセグメントは、エンジン空気流1
6のための環状流路境界の一部を形成する半径方向内向
きの上流および下流表面73Aおよび73Bを含む。表
面73Aおよび73Bを円周方向に延在する肩付きスロ
ット78で分離することができる。スロット78は1つ
以上の静翼、たとえば静翼120A(第1端71にもっ
とも近い)および静翼120を摺動自在に支持する。静
翼は、スロット78内に配置される付け根(ルート)部
分122およびエンジン空気流16中に延在するエアホ
イル部分130を含む。エアホイル部分130は、前縁
136、後縁138、ほぼ凸状の吸引面132、および
ほぼ凹状の加圧面134を含む。
【0021】エアホイル表面132および134上を通
るエンジン空気流16は、エアホイルに、肩付きスロッ
ト78内の静翼を各ライナの第1端71に向かって押す
作用をなす力140(図5参照)を発揮する。圧縮機の
速度が速くなるにつれて、エンジン空気流16の速度、
温度および圧力が増加する。エアホイル130に作用す
る力140も圧縮機速度とともに、したがってエンジン
空気流16の温度および圧力とともに増加する。
【0022】各ライナ70の第1端71に設けられた端
部スロット80は、少なくとも部分的に内面82、外面
88および側壁面84で囲まれている。シールキー90
は、端部スロット80内に摺動自在に支持される細長い
ヘッド部分98と、ヘッド部分98からライナセグメン
ト70と静翼120Aの付け根部122との中間に延在
するテール部分92とを含む。静翼120Aの付け根部
122にはテール部分92を収容する凹所124が設け
られている。静翼120Aの付け根部122のスロット
80に隣接する部分を切除して、静翼の凸状吸引面13
2に対応する側に静翼棚部128およびシールキー接触
面126を形成する。ヘッド部分98は、シール面10
0、内面106、外面108、端面104および接触面
126の少なくとも一部に向かい合う静翼接触面102
を含む。
【0023】スロット78内に支持された静翼120に
作用する力140の作用下で、静翼120Aの表面12
6がシールキー90の表面102に当接し、シール面1
00を隣接するライナセグメント70の第2端72とシ
ール係合関係に押し入れる。圧縮機の速度、圧力および
温度が増加するにつれて、表面100は隣接する静翼ラ
イナ端72に対してさらにきつく押しつけられる。静翼
棚部128はヘッド部分98の内側に延在して、エンジ
ン空気流16用の流路の一部を形成する。そして静翼棚
部128は、シール面100が隣接するライナに係合す
るとき、隣接するライナ上の隣接する静翼に接触しない
が、それからごく近くに位置するのが好ましい。こうす
れば、シールキー90は、隣接するライナセグメント7
0同士の間のシールとしても、エンジン作動ガス流の力
140の作用下でライナの肩付きスロット78内で静翼
がそれ以上回転するのを防止するストッパとしても作用
することができる。
【0024】ピン110は、ライナセグメント70への
リベットとして形成することができる。ピン110は、
セグメント70から延在し、頭部111、軸部112お
よび円筒形端部113を含む。円筒形端部113がシー
ル部材のテール部分92の溝94に伸びて、シールキー
90をライナセグメント70に分離不能に連結する。溝
94およびピン110の寸法は、エンジンケース内での
ライナ70の取扱いおよび組立中にシールキー90を端
部スロット80内に保持するが、ひとたびライナセグメ
ント70をエンジンケース内に装着し終ったら、シール
キー90の動きを制限しない寸法とする。あるいはま
た、シールキー90をライナ70にちょうつがい(ヒン
ジ)連結し、静翼120Aにより隣接するライナと係合
関係に枢動することもできる。
【0025】シール面100は連続表面とし、隣接する
静翼ライナと連続な断絶のない接触を得るのが好まし
く、テール部分92の溝94により中断されていない。
シール面100はライナセグメントの全流路幅Lにわた
って延在するのが好ましい。ここで、Lは図4に示すよ
うに、ライナ内面73Aおよび73Bの上流端および下
流端により規定される。
【0026】静翼ライナアセンブリは、少なくとも2つ
の半径方向および円周方向に延在する二次シール手段、
たとえば上流スプラインシール116Aおよび下流スプ
ラインシール116Bを含む。シール116は、シール
キー90が隣接するライナ端72に押しつけられたと
き、シールキー90と静翼ライナとの間のスロット80
を通る軸線方向流れを制限する。流れ16の圧力は通
常、上流内面73Aから下流内面73Bにかけて増加す
る。シール116Bは、下流内面73Bの下流端でスロ
ット80に入る漏れが、スロット80を軸線方向に流れ
て上流内面73Aの上流端で流れ16に戻るのを防止す
る。シール116Aは、棚部128とシールキー90と
の間でスロット80に入る漏れが、軸線方向に流れて上
流内面73Aの上流端で流れ16に戻るのを防止する。
【0027】スプラインシール116は、ヘッド部分9
8および端部スロット表面84それぞれの互いに向かい
合うスロット96および86に分離できないように捕捉
されている。シールキー90とシール116を分離でき
ないように静翼ライナに連結することができ、そのため
にはまず、二次シール116をそれぞれの静翼ライナス
ロット86に挿入する。つぎに、シールキースロット9
6をシール116と並べ、シールキー90を静翼ライナ
スロット80に滑りこませる。つぎに、ピン110をラ
イナ70を経てシールキーのテール部分92の溝94に
通すことにより、シールキー90および二次シール11
6を静翼ライナ70に分離できないように捕捉し、こう
してシール116やキー90がスロット80から抜ける
ことなく、スロット80内でキー90が限定された範囲
で摺動するのを許す。向かい合うスロット96はヘッド
部分98の半径方向厚さ全域に延在せず、各スロット9
6はその半径方向内端および外端のいずれかまたは両方
で閉じている。同様に、スロット86もライナ70の厚
さ全域に延在せず、各スロット86は少なくとも一端が
閉じている。したがって、スロット96および86は静
翼ライナを貫通する半径方向漏れ通路を構成しない。
【0028】シール116は、たわむことができ、シー
ル関係を保ったままスロット86および96に追従で
き、製造公差によるスロット86および96の整合誤差
を吸収できる必要がある。したがって、シール116は
幅対厚さ比w/t(図3)を大きくするべきである。こ
こでw/tが7より大きく、厚さtが約0.020イン
チ以下であるのが好ましい。
【0029】図5の隙間Gは、比較的多数のライナセグ
メント(たとえば、10個の36°セグメント)により
環状流路境界を形成する場合、約0.050インチとす
ることができる。少数のライナセグメントで環状流路境
界を形成する場合には、ライナセグメント間の隙間Gを
もっと大きくして熱膨張を吸収することができる。
【0030】図6および図7に第2の実施例を示す。こ
こでは、ライナセグメントの数が少ない(たとえば4つ
の90°セグメント)ので、ライナセグメント間の隙間
Gは大きい(たとえば0.100インチ以上)。シール
キー90のテール部分92を、シール面100に対し
て、約3°から4°の角度A(図7)だけ傾斜させるこ
とができ、こうすれば、シールキー90が端部スロット
80から延在するとき、確実にシール面100が隣接す
るライナの第2端72に対して平らに着座する。
【0031】シール116の中間で軸線方向および円周
方向に延在する第3の二次シール手段、たとえばスプラ
インシール117を、ヘッド部分98および端部スロッ
ト表面84それぞれの互いに向かい合うスロット97お
よび87内に捕捉することができる。シール117は、
上流および下流二次シール手段116Aおよび116B
の間で軸線方向に延在する。シール117は、シールキ
ー90が隣接するライナの第2端と接触関係を保って延
在するとき、シールキー90とライナセグメントの第1
端71との間の半径方向の漏れを阻止する。二次シール
116と117とは一緒に、シールキー90のまわりの
軸線方向および半径方向の漏れ流れを阻止する。図6で
は、キーヘッド部分98の上流および下流端を仮想線で
描いて、ライナ70におけるシール116および117
の位置を明示している。
【0032】図6および図7に示す細長いヘッド部分9
8には、さらに、表面106から半径方向内方へ延在し
て静翼棚部128のすぐ近くにくる突出部107が設け
られている。突出部107は棚部128とシール90と
の間の漏れ流れを阻止する。シールキー90およびライ
ナ70は、耐熱ニッケル基合金、たとえばインコネル
(Inconel)718の鍛造品から製造するのが好
ましい。二次シール116、117は耐熱合金から形成
でき、たとえば潤滑性にすぐれたコバルト基合金、具体
的にはL−605で形成する。
【0033】以上、本発明を2つの圧縮機ケース半部の
接合部でのシーリングに関して説明したが、本発明はあ
らゆる2つの隣接する圧縮機静翼ライナ間のシーリング
に等しく適当である。さらに、本発明はエンジンの他の
区域の流路ライナセグメント、たとえばタービン部分の
静翼アセンブリに用いるように変更することができる。
【0034】したがって、本発明をいくつかの実施例に
関して図示し、説明したが、本発明の要旨から逸脱しな
い範囲内で種々の変形や変更が可能であることが当業者
に明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジンの線図的断面図である。
【図2】従来の圧縮機静翼ライナアセンブリの部分的断
面図である。
【図3】本発明の第1の実施例による静翼ライナアセン
ブリの部分的分解斜視図である。
【図4】図3の静翼ライナアセンブリを圧縮機ケース分
割線に配置した状態で、片方のケース半部を取り除いて
示す線図である。
【図5】図4の5−5線に沿って見た静翼ライナアセン
ブリを、両方のケース半部とともに示す線図である。
【図6】本発明の第2の実施例による静翼ライナアセン
ブリを圧縮機ケース分割線に配置した状態で、片方のケ
ース半部を取り除いて示す線図である。
【図7】図6の7−7線に沿って見た静翼ライナアセン
ブリを、両方のケース半部とともに示す線図である。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 16 エンジン空気流 70 静翼ライナセグメント 71 第1端 72 第2端 78 肩付きスロット 80 端部スロット 86 スロット 90 シールキー 92 テール部分 96 スロット 98 ヘッド部分 110 ピン 116,117 二次シール 120A 静翼 122 付け根部 130 エアホイル部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャー・イール・マルーン アメリカ合衆国、オハイオ州、ファイェッ テビレ、ユー・エス・50、2556番 (56)参考文献 特開 昭61−164003(JP,A) 特公 昭54−30445(JP,B2)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エンジンケーシング内に支持されて
    おり、エンジンガス流の流路境界を形成する複数の離間
    した流路ライナセグメントと、 (b)該ライナセグメントの少なくとも1つに移動可能
    に支持されているシール部材と、 (c)前記エンジンガス流により付勢されて、前記シー
    ル部材を隣接するライナセグメントとシール係合関係に
    押し込むエンジン流れ応答部材とを備えたガスタービン
    エンジン用流路ライナアセンブリ。
  2. 【請求項2】前記シール部材は隣接するライナセグメン
    トに向かって並進できるように前記ライナセグメントに
    摺動自在に支持されている請求項1に記載のライナアセ
    ンブリ。
  3. 【請求項3】さらに、前記シール部材とライナセグメン
    トとの間に捕捉された少なくとも2つの二次シール手段
    を備えている請求項1に記載のライナアセンブリ。
  4. 【請求項4】さらに、前記シール部材付近での軸線方向
    および半径方向両方の漏れを阻止する二次シール手段を
    備えている請求項1に記載のライナアセンブリ。
  5. 【請求項5】前記ガス流で付勢される前記流れ応答部材
    は前記ライナセグメントに装着されており前記エンジン
    ガス流中に延在するエアホイルを有する静翼を含んでい
    る請求項1に記載のライナアセンブリ。
  6. 【請求項6】前記シール部材は前記ライナセグメントに
    摺動自在に支持されており、前記シール部材は前記静翼
    に係合する表面手段と、前記隣接するライナセグメント
    に係合する表面手段とを含んでいる請求項5に記載のラ
    イナアセンブリ。
  7. 【請求項7】前記隣接するライナセグメントに係合する
    表面手段は連続である請求項6に記載のライナアセンブ
    リ。
  8. 【請求項8】前記シール部材は前記ライナセグメントの
    端部にあるスロット内に摺動自在に支持されており、第
    1の後退位置から第2のシール位置まで並進移動可能で
    あり、当該アセンブリは前記シール部材とライナとの間
    に捕捉された上流および下流二次シール手段を含んでい
    る請求項5に記載のライナアセンブリ。
  9. 【請求項9】さらに前記ライナセグメントの端部に設け
    たスロットに摺動自在に支持された連続なシール面を有
    しているシール部材の伸延したヘッド部分と、該ヘッド
    部分から前記静翼と前記ライナセグメントとの間に延在
    しているシール部材のテール部分と、前記ライナセグメ
    ントから前記シール部材のテール部分に設けた細長い溝
    中に延在している位置決めピンとを含んでいる請求項8
    に記載のライナアセンブリ。
  10. 【請求項10】(a)エンジンケーシング内に支持され
    ており、エンジンガス流の環状流路境界を形成する複数
    の静翼ライナセグメントと、 (b)該ライナの各々に第1端から第2端まで延在して
    いる円周方向延在肩付きスロットと、 (c)各肩付きスロットの各々に摺動自在に装着されて
    おり、前記肩付きスロット内に配置された付け根部分
    と、前記ガス流中に延在するエアホイル部分とを含んで
    いる少なくとも1つの静翼と、 (d)前記ライナの各々の前記第1端に設けた端部スロ
    ット内に移動自在に支持されており、静翼表面に係合可
    能な接触面と、隣接するライナセグメントの前記第2端
    に係合可能なシール面とを含んでいるシール部材とを備
    えたガスタービンエンジン用静翼アセンブリ。
  11. 【請求項11】前記シール部材は前記端部スロット内に
    摺動自在に支持されている請求項10に記載の静翼アセ
    ンブリ。
  12. 【請求項12】前記シール部材を前記静翼ライナセグメ
    ントに分離できないように連結する手段を含んでいる請
    求項10に記載の静翼アセンブリ。
  13. 【請求項13】前記シール部材のシール面は前記静翼ラ
    イナセグメントのほぼ全幅Lに延在する連続な表面であ
    る請求項10に記載の静翼アセンブリ。
  14. 【請求項14】前記シール部材は細長いヘッド部分と、
    該ヘッド部分から前記静翼付け根部と前記静翼ライナセ
    グメントとの間に延在しているテール部分と、前記静翼
    ライナセグメントから前記テール部分の溝中に延在して
    いるピンとを含んでいる請求項10に記載の静翼アセン
    ブリ。
  15. 【請求項15】前記ライナの肩付きスロットより上流に
    位置する少なくとも1つの上流二次シール手段と、前記
    ライナの肩付きスロットより下流に位置する少なくとも
    1つの下流二次シール手段と、該上流および下流二次シ
    ール手段の間で軸線方向に延在する少なくとも1つの二
    次シール手段とを含んでおり、前記二次シール手段は前
    記シール部材のまわりの軸線方向および半径方向漏れを
    阻止し、各二次シール手段は、静翼ライナ端部スロット
    表面および前記シール部材それぞれに設けた互いに向か
    い合うスロットに延在しており、前記シール部材および
    前記静翼ライナ間に摺動自在に捕捉されている請求項1
    0に記載の静翼アセンブリ。
  16. 【請求項16】前記シール部材は前記肩付きスロット内
    での前記静翼の円周方向移動により、前記隣接する静翼
    ライナセグメントとシール係合関係に押しこみ、前記シ
    ール部材は前記隣接する静翼ライナに係合すると、前記
    静翼のそれ以上の円周方向移動を防止する請求項10に
    記載の静翼アセンブリ。
  17. 【請求項17】ガスタービンエンジンにおいてガス流の
    環状境界を形成する流路ライナセグメント間の隙間をシ
    ールするにあたり、 (a)シール部材を流路ライナセグメント上に移動自在
    に支持し、 (b)部材を前記ガス流中に延在させ、 (c)ガス荷重を前記延在部材から前記シール部材に伝
    達し、 (d)前記シール部材を隣接する流路ライナセグメント
    とシール係合関係に押しこむ 工程を含んでいる隙間シール方法。
  18. 【請求項18】前記ライナセグメントに移動自在に支持
    されており、前記ガス流中に延在するエアホイルを有し
    ている少なくとも1つの静翼から前記シール部材に力を
    伝達する工程を含んでいる請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】二次シールを前記シール部材と前記流路
    ライナセグメントとの間に移動自在に捕捉して、前記シ
    ール部材のまわりの軸線方向および半径方向両方の漏れ
    流れを阻止する工程を含んでいる請求項17に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】少なくとも1つの静翼を前記シール部材
    に対して止め、前記シール部材が前記隣接するライナセ
    グメントとシール係合する際に、前記ライナセグメント
    に対する前記静翼のそれ以上の移動を阻止する工程を含
    んでいる請求項18に記載の方法。
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