JPH0710160U - 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造 - Google Patents
防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造Info
- Publication number
- JPH0710160U JPH0710160U JP5790393U JP5790393U JPH0710160U JP H0710160 U JPH0710160 U JP H0710160U JP 5790393 U JP5790393 U JP 5790393U JP 5790393 U JP5790393 U JP 5790393U JP H0710160 U JPH0710160 U JP H0710160U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof layer
- heat insulating
- insulating plate
- decorative material
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 142
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims abstract description 75
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 72
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims abstract description 60
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims abstract description 55
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 14
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 10
- 230000035699 permeability Effects 0.000 abstract description 4
- 239000011800 void material Substances 0.000 abstract 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 9
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 6
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 239000011490 mineral wool Substances 0.000 description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 241001590997 Moolgarda engeli Species 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011449 brick Substances 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コスト的に安価で且つ取り扱い面で優れた防
水層保護パネルと、それを用いて太陽光による防水性能
の劣化を効果的に防止できるようにした外観が美麗で且
つ施工の容易な屋上防水層の端末立上り部の保護構造を
提供する。 【構成】 断熱板1の表面に化粧材2が付着された防水
層保護パネルAを構成する。この防水層保護パネルAを
屋上防水層5の端末立上り部5aに取り付け、端末立上
り部5aと断熱板1の間又は断熱板1と化粧材2の間に
縦横に連通した通気路bを形成し、太陽光で温められて
軽くなった空気が通気路bの上端から大気に排出される
に伴い、外部の冷たい空気がパネルの一部に形成した貫
通孔a又は通気性のある防水保護層8の空隙を経て前記
通気路bに流入するように構成する。
水層保護パネルと、それを用いて太陽光による防水性能
の劣化を効果的に防止できるようにした外観が美麗で且
つ施工の容易な屋上防水層の端末立上り部の保護構造を
提供する。 【構成】 断熱板1の表面に化粧材2が付着された防水
層保護パネルAを構成する。この防水層保護パネルAを
屋上防水層5の端末立上り部5aに取り付け、端末立上
り部5aと断熱板1の間又は断熱板1と化粧材2の間に
縦横に連通した通気路bを形成し、太陽光で温められて
軽くなった空気が通気路bの上端から大気に排出される
に伴い、外部の冷たい空気がパネルの一部に形成した貫
通孔a又は通気性のある防水保護層8の空隙を経て前記
通気路bに流入するように構成する。
Description
【0001】
本考案は、建物屋上の防水層の端末立上り部における熱線や紫外線による防水 性能の劣化、他物の当接による損傷等を防止する技術に関するものである。
【0002】
屋上防水層の端末立上り部の保護構造としては、例えば、特公昭60−568 61号公報や実公平4−25473号公報に記載されているように、ガラス繊維 入補強セメント等で成形されたセメント系の防水層保護パネルを、屋上防水層の 端末立上り部に設けるようにしたものが、既に知られている。
【0003】 この保護構造は、いわゆる乾式工法によって施工されるので、それまでのよう に、屋上防水層の端末立ち上がり部の外側に煉瓦やコンクリートブロックを積み 上げてモルタルを裏込めし、表面をモルタル仕上げする湿式工法による保護構造 に比べて、施工能率が良く、且つ、モルタルの養生期間もなくなるので、工期が 大幅に短縮されるという利点を有している。
【0004】 しかしながら、上記の従来例では、防水層保護パネルがセメント系の成形板で あるため、防水層保護パネルによる断熱効果が期待できず、太陽熱を受けて防水 層保護パネルが高温化するにつれて、屋上防水層の端末立ち上がり部も高温化し 、防水性能が劣化する虞れがあった。しかも、防水層保護パネルの表面がセメン ト系材料の打ち放しとなるので、見栄えがせず、屋上防水層の端末立上り部の保 護構造を美麗な外観に仕上げるためには、別途、表面に塗装を施す等して化粧す る工程が必要とされた。
【0005】 また、互いに交差させた波板を二枚の平板間に配置して当該平板間に通気路を 形成し、この通気路に連通する複数個の通気孔を表面側の平板に形成すると共に 、この表面側平板の表面を反射面に形成して、合計四枚の板によるサンドイッチ パネルを構成し、当該パネルを、前記通気路の上端を大気に開放させた状態で屋 上防水層の端末立上り部に設けるようにしたものも、実公平4−5638号公報 によって提案されている。
【0006】 この保護構造は、大半の熱線や紫外線が表面側平板の反射面で反射されるので 防水層の劣化が防止されるという利点を有している。また、反射されないでサン ドイッチパネルに吸収された熱エネルギーは、二枚の波板間に形成された通気路 内の空気を昇温させるが、この空気は昇温に伴って通気路内を上昇し、上端の開 口から大気中に排出されると共に、外部の冷たい空気が通気孔から通気路に流入 することで、サンドイッチパネルの温度上昇ひいては防水層の端末立上り部の温 度上昇が抑止され、端末立上り部の防水性能の劣化が効果的に防止されることに なる。
【0007】 しかしながら、上記の従来技術では、通気路を形成するために合計四枚の板を 要することからコスト的に高くつき、かつ、パネル自体が厚くて重量物になり、 取り扱いの面でやゝ難点があった。
【0008】
本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、その目的とするところ は、コスト的に安価でかつ取り扱い面で優れた防水層保護パネルと、それを用い て太陽光による防水性能の劣化を効果的に防止できるようにした外観が美麗で且 つ施工の容易な屋上防水層の端末立上り部の保護構造を提供することにある。
【0009】
上記の目的を達成するために本考案が講じた技術的手段は次のとおりである。 即ち、第1考案による防水層保護パネルは、断熱板の表面に化粧材が付着されて なるものである。 第2考案による防水層保護パネルは、断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面 には縦横に連通した通気路が形成されてなるものである。 第3考案による防水層保護パネルは、断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱 板と化粧材の間に縦横に連通した通気路が形成されなるものである。 第4考案及び第5考案による屋上防水層の端末立上り部の保護構造は、いずれ も、第1考案による防水層保護パネルを用いたものであり、第4考案の特徴は、 断熱板の表面に化粧材が付着されてなる防水層保護パネルを、屋上防水層の端末 立上り部に、厚肉の接着剤で部分的に接着して取り付けることにより、端末立上 り部と断熱板との間に縦横に連通した通気路を形成し、通気路の上端を大気に開 放させる一方、断熱板および化粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔を形成 したことにある。 第5考案の特徴は、断熱板の表面に化粧材が付着されてなる防水層保護パネル を、屋上防水層の端末立上り部に、厚肉の接着剤で部分的に接着して取り付ける ことにより、端末立上り部と断熱板との間に縦横に連通した通気路を形成し、通 気路の上端を大気に開放させる一方、防水層保護パネルの下端部を屋上防水層の 上に構成された通気性のある防水保護層の内部に埋入させたことにある。 第6考案及び第7考案による屋上防水層の端末立上り部の保護構造は、いずれ も、第2考案による防水層保護パネルを用いたものであり、第6考案の特徴は、 断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面には縦横に連通した通気路が形成されて なる防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、前記通気路の上端が大 気に開放した状態に取り付け、断熱板および化粧材の一部に前記通気路と連通す る貫通孔を形成したことにある。 第7考案の特徴は、断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面には縦横に連通し た通気路が形成されてなる防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、 前記通気路の上端が大気に開放した状態に取り付け、防水層保護パネルの下端部 を屋上防水層の上に構成された通気性のある防水保護層の内部に埋入させたこと にある。 第8考案及び第9考案による屋上防水層の端末立上り部の保護構造は、いずれ も、第3考案による防水層保護パネルを用いたものであり、第8考案の特徴は、 断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱板と化粧材の間に縦横に連通した通気路 が形成され、化粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔が形成されてなる防水 層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、前記通気路の上端が大気に開放 した状態に取り付け、化粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔を形成したこ とにある。 第9考案の特徴は、断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱板と化粧材の間に 縦横に連通した通気路が形成されてなる防水層保護パネルを、屋上防水層の端末 立上り部に、前記通気路の上端が大気に開放した状態に取り付け、防水層保護パ ネルの下端部を屋上防水層の上に構成された通気性のある防水保護層の内部に埋 入させたことにある。 尚、通気性のある防水保護層は、例えば、ポーラスコンクリートや透水性アス ファルトによって構成される。
【0010】
上記の構成によれば、断熱板と化粧材とから構成される防水層保護パネルであ るため、構成部材数が少なく、軽量かつ安価に製造できる上、予め、表面に化粧 材を付着させてあるので、現場での化粧工程が不要となり、美麗が外観の屋上防 水層の端末立上り部の保護構造を容易かつ短期間に施工できる。
【0011】 しかも、防水層保護パネル自体が断熱性能を持つため、屋上防水層の端末立上 り部の高温化を抑制でき、たとえ、太陽光に長時間曝されても、防水層保護パネ ルを屋上防水層の端末立上り部に取り付けた状態においては、端末立上り部と断 熱板の間又は断熱板と化粧材の間には、縦横に連通した通気路が形成されており 、パネルの一部に前記通気路に連通する貫通孔を形成するか、パネル下端部を通 気性のある防水保護層に埋入してあるため、防水層保護パネルの裏側又は肉厚内 に空気の流路が形成されることになり、太陽光で温められて軽くなった空気が、 前記通気路の上端から大気に排出されるに伴い、外部の冷たい空気が下部側の貫 通孔又は防水保護層の空隙を経て通気路に流入するので、防水層の端末立上り部 の温度上昇が抑止され、太陽光による防水性能の劣化が防止される。
【0012】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は防水層保護パネルA の一例を示す。この防水層保護パネルAは、例えば、ガラス繊維成型品、ロック ウール成型品、樹脂発泡成型品等の断熱板1の表面に化粧材2として砂付アスフ ァルトルーフィングをアスファルト系接着剤により付着したものである。2aは 砂付アスファルトルーフィングにおけるルーフィング部分、2bは砂を示す。
【0013】 尚、防水層保護パネルAには、図1に示すように、断熱板1および化粧材2の 一部(例えば、下端近傍部)に貫通孔aを形成する場合と、形成しない場合とが ある。
【0014】 図2、図3は、上記の防水層保護パネルAを使用して構成した屋上防水層の端 末立上り部の保護構造を示す。図2において、3は屋上スラブ、4はパラペット (又は塔屋の外壁)等の立上り壁部、5はアスファルト等による屋上防水層、6 は防水保護層を構成する押さえコンクリートである。5aは、立上り壁部4の側 面に沿って形成された屋上防水層5の端末立上り部である。
【0015】 この保護構造は、図1で示した防水層保護パネルAを、屋上防水層5の端末立 上り部5aに、厚肉の接着剤7で部分的に接着して取り付けることにより、端末 立上り部5aと断熱板1との間に縦横に連通した通気路bを形成し、立上り壁部 4の突出部4aの下方において通気路bの上端を大気に開放させる一方、断熱板 1および化粧材2の一部に前記通気路bと連通する貫通孔aを形成したものであ る。防水層保護パネルAの上端部はアルミのフラットバー等よりなる縁押さえc コンクリート釘(図示せず)等で固定されている。図示しないが、横方向に隣接 する防水層保護パネルA同士の目地は、端部をジョイナーに挟み込んで、隙間の ない状態に施工される。
【0016】 厚肉の接着剤7としては、例えば、ゴムアスファルト系のものが使用される。 そして、ゴムアスファルト系の接着剤7を加熱溶融して、断熱板1の裏面又は端 末立上り部5aに、厚さ約2mm、約40mm角、縦横300mmピッチ程度に塗布し 、当該接着剤7で防水層保護パネルAを端末立上り部5aに部分的に(縦横30 0mmピッチ)貼着するのである。防水層保護パネルAの各部の寸法は適宜設定で きるが、通常は、横900mm、縦250〜400mm程度に設定され、断熱板5の 厚さは10mm程度、砂付アスファルトルーフィング製化粧材6の厚さは5mm程度 に設定される。
【0017】 上記の防水層保護パネルAは、断熱板1と化粧材2とから構成され、構成部材 数が少ないため、軽量かつ安価に製造でき、現場での化粧工程も不要になるから 屋上防水層5の端末立上り部5aの保護構造を容易かつ短期間に施工できる。
【0018】 しかも、防水層保護パネルA自体に断熱性能があるので、太陽光による端末立 上り部5aの高温化を抑制できる。たとえ、太陽光に長時間曝されても、端末立 上り部5aと断熱板1の間には、縦横に連通した通気路bが形成され、下端近傍 部に前記通気路bに連通する貫通孔aが形成されており、温度上昇したパネル裏 面側の空気が、前記通気路bの上端から大気に排出されるに伴い、外部の冷たい 空気が下部側の貫通孔aから通気路bに流入するので、端末立上り部5aの温度 上昇が抑止され、太陽光による防水性能の劣化が防止される。
【0019】 図4は、上記の防水層保護パネルAを使用して構成した屋上防水層の端末立上 り部の保護構造の他の例を示す。この保護構造は、上記の防水層保護パネルAを 、屋上防水層5の端末立上り部5aに、厚肉の接着剤7で部分的に接着して取り 付けることにより、端末立上り部5aと断熱板1との間に縦横に連通した通気路 bを形成し、立上り壁部4の突出部4aの下方において通気路bの上端を大気に 開放させる一方、防水層保護パネルAの下端部を屋上防水層5の上に構成された 通気性のある防水保護層8の内部に埋入させた点に特徴がある。通気性のある防 水保護層8は、ポーラスコンクリート(骨材の表面にセメントペーストをまぶし たもの)を厚さ60mm程度に打設して構成されているが、透水性アスファルト( 骨材の表面に溶融アスファルトをまぶしたもの)を打設して構成したものであっ てもよい。
【0020】 上記の構成によれば、防水保護層8がポーラスコンクリートや透水性アスファ ルトで構成された多数の空隙を持つ多孔質な構造であるから、温度上昇したパネ ル裏面側の空気が、前記通気路bの上端から大気に排出されるに伴い、外部の冷 たい空気が防水保護層8の空隙を経て通気路bに流入することになり、端末立上 り部5aの温度上昇が抑止され、太陽光による防水性能の劣化が防止されるので ある。従って、防水層保護パネルAに前記貫通孔aを形成する必要がない。
【0021】 尚、断熱板1の表面に付着する化粧材2としては、上述した砂付アスファルト ルーフィングの他、図5に示すように、砂状吹付け材(砂状物をアクリルエマル ジョン等の接着剤と混練したもの)を使用してもよい。
【0022】 図6、図7は、本考案に係る防水層保護パネルAの他の例を示す。この防水層 保護パネルAは、断熱板1の表面に化粧材2として砂付アスファルトルーフィン グをアスファルト系接着剤により付着し、断熱板1の裏面に格子状の溝よりなる 縦横に連通した通気路bを形成した点に特徴がある。断熱板1および化粧材2の 一部(例えば、下端近傍部)に通気路bと連通する貫通孔aを形成してあるが、 貫通孔aは省略することもある。防水層保護パネルAの厚さtは20mm程度、格 子状の溝の間隔Hは60mm程度、溝の幅hは40mm程度に設定されているが、こ れらは任意に設定できる。断熱板1の表面に付着する化粧材2としては、図8に 示すように、砂状吹付け材(砂状物をアクリルエマルジョン等の接着剤と混練し たもの)を使用してもよい。
【0023】 図9は、図6〜図8の防水層保護パネルAを使用して構成した屋上防水層の端 末立上り部の保護構造を示す。この保護構造は、断熱板1の表面に化粧材2が付 着され、裏面には縦横に連通した通気路bが形成されてなる防水層保護パネルA を、屋上防水層5の端末立上り部5aに、立上り壁部4の突出部4aの下方にお いて前記通気路bの上端が大気に開放した状態に取り付け、断熱板1および化粧 材2の一部に前記通気路bと連通する貫通孔aを形成したものである。
【0024】 この構造においても、温度上昇したパネル裏面側の空気が、前記通気路bの上 端から大気に排出されるに伴い、外部の冷たい空気が下部側の貫通孔aから通気 路bに流入するので、端末立上り部5aの温度上昇が抑止され、太陽光による防 水性能の劣化が防止されることになる。
【0025】 図示しないが、図9の保護構造において、押さえコンクリート6の代わりに、 図4で示した通気性のある防水保護層8を構成し、防水層保護パネルAの下端部 を通気性のある防水保護層8の内部に埋入させる場合は、図4で示した保護構造 と同じように、外部の冷たい空気が防水保護層8の空隙を経て通気路bに流入す ることになるので、貫通孔aは不要である。
【0026】 図10、図11は、本考案に係る防水層保護パネルAの他の例を示す。この防 水層保護パネルAは、断熱板1の表面に化粧材2として砂付アスファルトルーフ ィングをアスファルト系接着剤により付着し、断熱板1と化粧材2の間に格子状 の溝よりなる縦横に連通した通気路bを形成した点に特徴がある。化粧材6の一 部(例えば、下端近傍部)に通気路bと連通する貫通孔aを形成してあるが、貫 通孔aを省略する場合もある。
【0027】 図12は、図10及び図11で示した防水層保護パネルAを使用して構成した 屋上防水層の端末立上り部の保護構造を示す。この保護構造は、断熱板1の表面 に化粧材2が付着され、断熱板1と化粧材2の間に縦横に連通した通気路bが形 成された防水層保護パネルAを、屋上防水層5の端末立上り部5aに、立上り壁 部4の突出部4aの下方において前記通気路bの上端が大気に開放した状態に取 り付け、化粧材2の一部に前記通気路bと連通する貫通孔aを形成したものであ る。
【0028】 上記の保護構造によれば、通気路bを断熱板1と化粧材2の間に形成するため 、貫通孔aから通気路bを経て流れる空気により化粧材2が冷却され、化粧材2 の温度上昇も抑制することができる。
【0029】 図示しないが、図12の保護構造において、押さえコンクリート6の代わりに 、図4で示した通気性のある防水保護層8を構成し、防水層保護パネルAの下端 部を通気性のある防水保護層8の内部に埋入させる場合は、図4で示した保護構 造と同じように、外部の冷たい空気が防水保護層8の空隙を経て通気路bに流入 することになるので、貫通孔aは不要である。
【0030】 尚、化粧材2としては、樹脂シートや金属箔、塗料等であってもよいが、図1 〜図12の実施例のように、化粧材2として砂付アスファルトルーフィングや砂 状吹付け材を用いると、表面が粗面となり、光沢がなくなるので、隣接する防水 層保護パネルA…同士の表面が完全な面一状に施工されていなくても、目立ちに くくなり、防水層保護パネルAの施工が一層容易となる利点がある。図示しない が、断熱板1裏面又は断熱板1と化粧材2の間に通気路aを形成するにあたって は、断熱板1の裏面又は表面に溝を成型しなくても、断熱板1の裏面又は表面に 別の小片(例えば、断熱板1の切れ端など)を貼着することによって形成するこ とが可能である。尚、断熱板1として、ガラス繊維成型品、ロックウール成型品 を用いたときには、断熱板1自体に通気性があるため、通気路aがなくてもある 程度の効果が期待できる。
【0031】
以上説明したように、本考案による防水層保護パネルは、断熱板と化粧材とか ら構成される防水層保護パネルであるため、構成部材数が少なく、軽量かつ安価 に製造できる上、予め、表面に化粧材を付着させてあるので、現場での化粧工程 が不要となり、防水層保護パネルが軽量で取り扱いが容易であることと相まって 美麗な外観の端末立上り部の保護構造を容易かつ短期間に施工できる。
【0032】 しかも、防水層保護パネル自体が断熱性能を持つため、屋上防水層の端末立上 り部の高温化を抑制でき、たとえ、太陽光に長時間曝されても、防水層保護パネ ルを屋上防水層の端末立上り部に取り付けた状態においては、端末立上り部と断 熱板の間又は断熱板と化粧材の間には、縦横に連通した通気路が形成されており 、パネルの一部に前記通気路に連通する貫通孔を形成するか、パネル下端部を通 気性のある防水保護層に埋入してあるため、防水層保護パネルの裏側又は肉厚内 に空気の流路が形成されることになり、太陽光で温められて軽くなった空気が、 前記通気路の上端から大気に排出されるに伴い、外部の冷たい空気が下部側の貫 通孔又は防水保護層の空隙を経て通気路に流入するので、防水層の端末立上り部 の温度上昇が抑止され、太陽光による防水性能の劣化を防止できる。 殊に、請求項3、請求項8、請求項9によれば、通気路を断熱板と化粧材の間 に形成するため、貫通孔から通気路を経て流れる空気により化粧材が冷却され、 化粧材の温度上昇も抑制することができる。
【図1】防水層保護パネルの斜視図である。
【図2】屋上防水層の端末立上り部の保護構造を示す建
物屋上の要部断面図である。
物屋上の要部断面図である。
【図3】要部の断面拡大図である。
【図4】屋上防水層の端末立上り部の保護構造の他の例
を示す建物屋上の要部断面図である。
を示す建物屋上の要部断面図である。
【図5】防水層保護パネルの他の例を示す要部の断面拡
大図である。
大図である。
【図6】防水層保護パネルの他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】上記防水層保護パネルの要部断面拡大図であ
る。
る。
【図8】防水層保護パネルの他の例を示す要部断面拡大
図である。
図である。
【図9】屋上防水層の端末立上り部の保護構造の他の例
を示す建物屋上の要部断面図である。
を示す建物屋上の要部断面図である。
【図10】防水層保護パネルの他の例を示す要部斜視図
である。
である。
【図11】上記防水層保護パネルの要部断面拡大図であ
る。
る。
【図12】屋上防水層の端末立上り部の保護構造の他の
を示す建物屋上の要部断面図である。
を示す建物屋上の要部断面図である。
1…断熱板、2…化粧材、5…屋上防水層、5a…端末
立上り部、A…防水層保護パネル、a…貫通孔、b…通
気路。
立上り部、A…防水層保護パネル、a…貫通孔、b…通
気路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 防水層保護パネルと屋上防水層の
端末立上り部の保護構造
端末立上り部の保護構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹迫 繁幸 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 太刀川 丈爾 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 岩▲崎▼ 嵩 東京都千代田区神田小川町3−28 三星産 業株式会社内 (72)考案者 千葉 清 東京都千代田区神田小川町3−28 三星産 業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 断熱板の表面に化粧材が付着されてなる
防水層保護パネル。 - 【請求項2】 断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面
には縦横に連通した通気路が形成されてなる防水層保護
パネル。 - 【請求項3】 断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱
板と化粧材の間に縦横に連通した通気路が形成されなる
防水層保護パネル。 - 【請求項4】 断熱板の表面に化粧材が付着されてなる
防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、厚
肉の接着剤で部分的に接着して取り付けることにより、
端末立上り部と断熱板との間に縦横に連通した通気路を
形成し、通気路の上端を大気に開放させる一方、断熱板
および化粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔を形
成してあるこを特徴とする屋上防水層の端末立上り部の
保護構造。 - 【請求項5】 断熱板の表面に化粧材が付着されてなる
防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、厚
肉の接着剤で部分的に接着して取り付けることにより、
端末立上り部と断熱板との間に縦横に連通した通気路を
形成し、通気路の上端を大気に開放させる一方、防水層
保護パネルの下端部を屋上防水層の上に構成された通気
性のある防水保護層の内部に埋入させてあることを特徴
とする屋上防水層の端末立上り部の保護構造。 - 【請求項6】 断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面
には縦横に連通した通気路が形成されてなる防水層保護
パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、前記通気路の
上端が大気に開放した状態に取り付け、断熱板および化
粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔を形成してあ
ることを特徴とする屋上防水層の端末立上り部の保護構
造。 - 【請求項7】 断熱板の表面に化粧材が付着され、裏面
には縦横に連通した通気路が形成されてなる防水層保護
パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、前記通気路の
上端が大気に開放した状態に取り付け、防水層保護パネ
ルの下端部を屋上防水層の上に構成された通気性のある
防水保護層の内部に埋入させてあることを特徴とする屋
上防水層の端末立上り部の保護構造。 - 【請求項8】 断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱
板と化粧材の間に縦横に連通した通気路が形成され、化
粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔が形成されて
なる防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部
に、前記通気路の上端が大気に開放した状態に取り付
け、化粧材の一部に前記通気路と連通する貫通孔を形成
してあることを特徴とする屋上防水層の端末立上り部の
保護構造。 - 【請求項9】 断熱板の表面に化粧材が付着され、断熱
板と化粧材の間に縦横に連通した通気路が形成されてな
る防水層保護パネルを、屋上防水層の端末立上り部に、
前記通気路の上端が大気に開放した状態に取り付け、防
水層保護パネルの下端部を屋上防水層の上に構成された
通気性のある防水保護層の内部に埋入させてあることを
特徴とする屋上防水層の端末立上り部の保護構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993057903U JP2579107Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-09-30 | 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-33770 | 1993-05-28 | ||
| JP3377093 | 1993-05-28 | ||
| JP1993057903U JP2579107Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-09-30 | 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0710160U true JPH0710160U (ja) | 1995-02-14 |
| JP2579107Y2 JP2579107Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=26372525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993057903U Expired - Fee Related JP2579107Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-09-30 | 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579107Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519341A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-12 | Akira Tsuji | Method of waterproofing |
| JPH0280754A (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-20 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | コンクリート建築物の屋上スラブにおけるパラペット部の断熱構造 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993057903U patent/JP2579107Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519341A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-12 | Akira Tsuji | Method of waterproofing |
| JPH0280754A (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-20 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | コンクリート建築物の屋上スラブにおけるパラペット部の断熱構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2579107Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101397827B1 (ko) | 옥상 외단열 방수 구조 및 그 시공 방법 | |
| US20140069036A1 (en) | Roof tile | |
| KR102187841B1 (ko) | 복합방수시트를 이용한 방수 시공방법 | |
| US4019296A (en) | Facade clad buildings and method | |
| CN105735552B (zh) | 混杂中空多孔纤维增强保温砂浆夹芯保温装饰板及制作方法 | |
| CA2465309A1 (en) | Composite water-resistant panels | |
| JP3830463B2 (ja) | 建築物の防水工法 | |
| JPH0710160U (ja) | 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造 | |
| CN207597742U (zh) | 一种泡沫玻璃屋面保温隔热结构 | |
| EP1365082B1 (en) | Panel | |
| CN213710127U (zh) | 屋面结构 | |
| KR100718006B1 (ko) | 단열재를 이용한 3차원 입체 지붕재 | |
| CN107882263A (zh) | 装配式保温、防火、饰面一体化预制墙板 | |
| JP2844144B2 (ja) | 勾配付き防水構造及びその構造材 | |
| CN211257578U (zh) | 防水屋顶 | |
| KR100954977B1 (ko) | 경량 방수시트 및 이의 시공방법 | |
| CN221219410U (zh) | 一种正置式屋面女儿墙根部防水结构 | |
| CN220504194U (zh) | 一种屋面伸缩缝节点构件 | |
| CN222206994U (zh) | 一种装配式女儿墙 | |
| KR101657683B1 (ko) | 열교차단 및 방수용 고강도 단열 구조체 및 그 시공방법 | |
| JP3962673B2 (ja) | 外断熱プレキャスト版、及び外断熱壁 | |
| CN211873565U (zh) | 一种玄武岩复合材料房屋屋顶板 | |
| CN219931439U (zh) | 一种坡屋面脊墙处防水结构 | |
| CN215106814U (zh) | 保温隔热装饰一体板 | |
| CN211229099U (zh) | 一种建筑装潢用龙骨幕墙 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |