JPH07101978B2 - 水素冷却回転電機の水素圧力調整装置 - Google Patents
水素冷却回転電機の水素圧力調整装置Info
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- JPH07101978B2 JPH07101978B2 JP60133417A JP13341785A JPH07101978B2 JP H07101978 B2 JPH07101978 B2 JP H07101978B2 JP 60133417 A JP60133417 A JP 60133417A JP 13341785 A JP13341785 A JP 13341785A JP H07101978 B2 JPH07101978 B2 JP H07101978B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は水素冷却回転電機において、特に水素貯蔵合金
を用いて機内の水素ガス圧力を負荷変動に応じて調整可
能にした水素冷却回転電機の水素圧力調整装置に関す
る。
を用いて機内の水素ガス圧力を負荷変動に応じて調整可
能にした水素冷却回転電機の水素圧力調整装置に関す
る。
回転電機、例えばタービン発電機においてはその冷却媒
体として水素ガスを用いたものがある。この場合、機内
の水素ガスはタービン発電機の単機容量が上がるに従っ
てその熱容量、即ち(比重量)×(比熱)を増加して冷
却効果を上げる必要があり、特に大容量機では機内の水
素ガス圧力を例えば5.2atmにしているものもある。
体として水素ガスを用いたものがある。この場合、機内
の水素ガスはタービン発電機の単機容量が上がるに従っ
てその熱容量、即ち(比重量)×(比熱)を増加して冷
却効果を上げる必要があり、特に大容量機では機内の水
素ガス圧力を例えば5.2atmにしているものもある。
しかるに、近年タービン発電機の使用は多用化し、常に
100%負荷だけでなく部分負荷で使用されることがあ
る。この部分負荷時は発電機の電気損が少なく、冷却上
水素ガス圧を5.2atmのままにしておく必要がない。部分
負荷時に機内の水素ガス圧力を5.2atmのままにしておく
と、回転子の風損,ファン動力が100%負荷時と変わら
ないため、発電機の効率が低下する。そこで、このよう
な場合には機内の水素ガス圧力を下げることにより回転
子の風損,ファン動力が減少し、発電機の効率を向上さ
せることができる。
100%負荷だけでなく部分負荷で使用されることがあ
る。この部分負荷時は発電機の電気損が少なく、冷却上
水素ガス圧を5.2atmのままにしておく必要がない。部分
負荷時に機内の水素ガス圧力を5.2atmのままにしておく
と、回転子の風損,ファン動力が100%負荷時と変わら
ないため、発電機の効率が低下する。そこで、このよう
な場合には機内の水素ガス圧力を下げることにより回転
子の風損,ファン動力が減少し、発電機の効率を向上さ
せることができる。
ところで、従来の水素冷却回転電機においては機内の水
素ガスを高圧の水素ガスボンベにより注入するようにし
ており、従って機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じ
て調整するには機内から水素ガスを放出させたり、高圧
の水素ガスボンベより再注入する方式を用いていた。し
かしこの方式は水素ガスの注入や放出のための操作が繁
雑であると共に水素ガスを取扱う上で安全対策を十分に
施しておく必要があり、また水素ガスの消耗量が多大な
ものとなるため、エネルギーの有効利用と言う観点から
見ても問題がある。
素ガスを高圧の水素ガスボンベにより注入するようにし
ており、従って機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じ
て調整するには機内から水素ガスを放出させたり、高圧
の水素ガスボンベより再注入する方式を用いていた。し
かしこの方式は水素ガスの注入や放出のための操作が繁
雑であると共に水素ガスを取扱う上で安全対策を十分に
施しておく必要があり、また水素ガスの消耗量が多大な
ものとなるため、エネルギーの有効利用と言う観点から
見ても問題がある。
また、かかる問題を解決するものとして、例えば実開昭
55−12720号公報に記載された発明のようにタービン発
電機の機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じて圧力調
整機構により調整できるようにしたものがある。
55−12720号公報に記載された発明のようにタービン発
電機の機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じて圧力調
整機構により調整できるようにしたものがある。
第6図はこのような従来の水素冷却タービン発電機にお
ける水素ガス圧力調整系を示すものである。すなわち、
第6図に示すように外部負荷系統に接続されたタービン
発電機31において、その機内32には水素ガスボンベ33に
充填された水素ガスが圧力調整弁34を介して供給可能に
してあり、また機内の水素ガス圧力制御系としては機内
に圧力制御弁35を介して連通するレリーフ水素リザーブ
室36、このリザーブ室36の容積を調整して機内32の水素
ガスを流出入させるピストン37、このピストン37を駆動
するピストン駆動機構38及びタービン発電機31の出力に
より負荷の大きさを検出し、その負荷変動に応じてピス
トン駆動機構38に駆動指令を与えると共に圧力調整弁35
に対しては開閉指令を与える負荷追従機構39から構成さ
れている。
ける水素ガス圧力調整系を示すものである。すなわち、
第6図に示すように外部負荷系統に接続されたタービン
発電機31において、その機内32には水素ガスボンベ33に
充填された水素ガスが圧力調整弁34を介して供給可能に
してあり、また機内の水素ガス圧力制御系としては機内
に圧力制御弁35を介して連通するレリーフ水素リザーブ
室36、このリザーブ室36の容積を調整して機内32の水素
ガスを流出入させるピストン37、このピストン37を駆動
するピストン駆動機構38及びタービン発電機31の出力に
より負荷の大きさを検出し、その負荷変動に応じてピス
トン駆動機構38に駆動指令を与えると共に圧力調整弁35
に対しては開閉指令を与える負荷追従機構39から構成さ
れている。
したがって、このような構成のタービン発電機の水素ガ
ス圧力調整系において、通常は圧力調整弁34によって水
素ガスボンベ33の圧力を減圧して一定になるように制御
され、また負荷変動がある時は負荷追従制御機構39から
の指令に基いてピストン37を駆動してリザーブ室36の容
積を調整すると共に圧力調整弁35の開度を制御すること
によりタービン発電機32の機内水素ガス圧力を負荷変動
に応じて調整することができる。
ス圧力調整系において、通常は圧力調整弁34によって水
素ガスボンベ33の圧力を減圧して一定になるように制御
され、また負荷変動がある時は負荷追従制御機構39から
の指令に基いてピストン37を駆動してリザーブ室36の容
積を調整すると共に圧力調整弁35の開度を制御すること
によりタービン発電機32の機内水素ガス圧力を負荷変動
に応じて調整することができる。
しかし、かかるタービン発電機の水素ガス圧力調整系で
はリザーブ室36の容積をリザーブ室内周面を摺動するピ
ストン37により調整するようにしているため、このピス
トン37とリザーブ室内周面との間のシールが十分なされ
ていないと機内と連通している側の高圧状態にある水素
ガスが大気状態にあるピストン背部側へリークして爆発
につながる恐れがある。
はリザーブ室36の容積をリザーブ室内周面を摺動するピ
ストン37により調整するようにしているため、このピス
トン37とリザーブ室内周面との間のシールが十分なされ
ていないと機内と連通している側の高圧状態にある水素
ガスが大気状態にあるピストン背部側へリークして爆発
につながる恐れがある。
そこで、最近では前述したようなレリーフ水素リザーブ
室及びこのリザーブ室の容積を調整するピストン等の駆
動装置を用いずに機内の水素ガス圧力を簡便に、しかも
水素ガスの消耗をなくして調整可能な水素貯蔵合金の使
用が考えられている。
室及びこのリザーブ室の容積を調整するピストン等の駆
動装置を用いずに機内の水素ガス圧力を簡便に、しかも
水素ガスの消耗をなくして調整可能な水素貯蔵合金の使
用が考えられている。
この水素貯蔵合金は水素を非常によく吸収する性質を有
するチタンやミッシュメタルなどの金属原子を組合わせ
たもので、温度を下げるか圧力を上げると水素ガスを吸
収して発熱し、逆に温度を上げるか圧力を下げると吸収
した水素ガスを放出して周囲から熱をうばう性質があ
り、また送込む水素ガスの圧力値によって合金自体の温
度も変化し、逆に合金自体の温度を変えることによって
発生する水素ガスの圧力も異なるという相関関係を有し
ているものである。
するチタンやミッシュメタルなどの金属原子を組合わせ
たもので、温度を下げるか圧力を上げると水素ガスを吸
収して発熱し、逆に温度を上げるか圧力を下げると吸収
した水素ガスを放出して周囲から熱をうばう性質があ
り、また送込む水素ガスの圧力値によって合金自体の温
度も変化し、逆に合金自体の温度を変えることによって
発生する水素ガスの圧力も異なるという相関関係を有し
ているものである。
第2図はケース内に水素ガスと共に充填された水素貯蔵
合金の特性例を示すものである。すなわち、第2図に示
すように水素貯蔵合金の温度を50℃に保つとケース内の
平衡水素ガス圧力は5.2atmとなり、これを40℃に冷却し
てやると水素を吸着して平衡水素ガス圧力は4.0atmにな
る。この状態から再び水素貯蔵合金の温度を50℃に上昇
するとケース内の平衡水素圧力は5.2atmとなる。
合金の特性例を示すものである。すなわち、第2図に示
すように水素貯蔵合金の温度を50℃に保つとケース内の
平衡水素ガス圧力は5.2atmとなり、これを40℃に冷却し
てやると水素を吸着して平衡水素ガス圧力は4.0atmにな
る。この状態から再び水素貯蔵合金の温度を50℃に上昇
するとケース内の平衡水素圧力は5.2atmとなる。
したがって、このような水素貯蔵合金の特性を利用すれ
ば水素冷却タービン発電機の機内水素圧力を負荷に応じ
て変えることができる。
ば水素冷却タービン発電機の機内水素圧力を負荷に応じ
て変えることができる。
この場合、水素貯蔵合金の温度をヒータ及びクーラによ
り強制的に変えて機内の水素ガス圧力をコントロールす
ることも考えられるが、これを自動的に行なえればさら
に好都合である。
り強制的に変えて機内の水素ガス圧力をコントロールす
ることも考えられるが、これを自動的に行なえればさら
に好都合である。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は爆発の危険のない静止形にして水素冷却タービ
ン発電機の機内に対して水素ガスの注入や排出を行なう
ことができると共に機内の水素ガス圧力を負荷の変動に
応じて安全且つ効率良く自動的に調整することができ、
もってエネルギーの有効利用を図ることができる水素冷
却回転電機の水素圧力調整装置を提供するにある。
の目的は爆発の危険のない静止形にして水素冷却タービ
ン発電機の機内に対して水素ガスの注入や排出を行なう
ことができると共に機内の水素ガス圧力を負荷の変動に
応じて安全且つ効率良く自動的に調整することができ、
もってエネルギーの有効利用を図ることができる水素冷
却回転電機の水素圧力調整装置を提供するにある。
本発明はかかる目的を達成するため、機内に水素ガスを
冷却媒体として充填し且つ冷却水が流出入可能な中空導
体により形成された固定子巻線に冷却水循環系を接続し
てなる回転電機において、温度変化により水素ガスを放
出または吸着する水素貯蔵合金を収納したケースを機内
の水素ガス循環系に水素ガスが流出入可能に接続すると
共に前記ケース内に形成された冷却水流通路と前記回転
電機の固定子巻線に冷却水供給装置より冷却水を循環さ
せて固定子巻線を冷却する冷却水循環系とを接続して前
記冷却水流通路に前記固定子巻線の冷却水出側から前記
冷却水供給装置に戻る冷却水の一部を流出入せしめて前
記水素貯蔵合金を冷却又は加熱することにより機内水素
ガス圧力を負荷変動に応じて自動的に調整するようにし
たものである。
冷却媒体として充填し且つ冷却水が流出入可能な中空導
体により形成された固定子巻線に冷却水循環系を接続し
てなる回転電機において、温度変化により水素ガスを放
出または吸着する水素貯蔵合金を収納したケースを機内
の水素ガス循環系に水素ガスが流出入可能に接続すると
共に前記ケース内に形成された冷却水流通路と前記回転
電機の固定子巻線に冷却水供給装置より冷却水を循環さ
せて固定子巻線を冷却する冷却水循環系とを接続して前
記冷却水流通路に前記固定子巻線の冷却水出側から前記
冷却水供給装置に戻る冷却水の一部を流出入せしめて前
記水素貯蔵合金を冷却又は加熱することにより機内水素
ガス圧力を負荷変動に応じて自動的に調整するようにし
たものである。
従って、上記のように構成された本発明による水素冷却
回転電機の水素圧力調整装置にあっては、回転電機の負
荷に応じて冷却水温が変動することから、この回転電機
自身の発生する損失熱を利用して水素貯蔵合金による水
素ガスの吸気、排気の駆動源に水素貯蔵合金を冷却又は
加熱することにより、機内水素ガス圧力を負荷変動に応
じて自動的に調整することが可能となり、機内の水素ガ
ス圧を自動的に決定する自己調整作用が得られる。
回転電機の水素圧力調整装置にあっては、回転電機の負
荷に応じて冷却水温が変動することから、この回転電機
自身の発生する損失熱を利用して水素貯蔵合金による水
素ガスの吸気、排気の駆動源に水素貯蔵合金を冷却又は
加熱することにより、機内水素ガス圧力を負荷変動に応
じて自動的に調整することが可能となり、機内の水素ガ
ス圧を自動的に決定する自己調整作用が得られる。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明による水素冷却回転電機の水素圧力調整
装置の構成例を示すものである。第1図において、1は
回転電機、例えばタービン発電機の固定子フレームで、
その内周面には冷却水が流出入可能な中空導体からなる
固定子巻線2を備えた固定子鉄心3が取付けられると共
にその背部にガス通気空間部4が形成されている。5は
軸受に支承された回転子で、この回転子5には自己ファ
ン6が取付けられており、機内に大気圧以上の圧力で封
入された水素ガス7を強制循環させるためのものであ
る。また8a,8bは固定子巻線2の中空導体に冷却水を通
すためのヘッダーであり、これらヘッダー8a,8bには機
外に設けられた純水供給装置9が配管10a,10bを介して
接続されている。この純水供給装置9はタンク11,ポン
プ12,クーラ13及び図示しないイオン交換樹脂から構成
されている。一方、14は機外に設けられたケースで、こ
のケース14は筒体の周面のほぼ中央部に上部ヘッダ15を
有し、またケース内部には複数個の伝熱管16を筒体の長
手方向に沿って配設する共にこれら各伝熱管16相互間に
形成される管外スペースには粉末状の水素貯蔵合金17を
充填したものである。このようなケース14において、そ
の筒体の一方の開口部に固定子巻線2の冷却水流出側ヘ
ッダー8aと純水供給装置9のタンク11との間を結ぶ配管
10aの中途に接続された配管18aを接続し、また筒体の他
方の開口部に冷却水を純水供給装置9のタンク11へ戻す
配管18bを接続して冷却水の一部をバイパスするバイパ
ス路を形成する。さらにケース14に有する上部ヘッダー
15にはダストや微粒子が機内へ浮遊あるいは飛散しない
ようにするための通気性のフィルタ19が設けられると共
にこの部分を配管20を介して機内のガス通気空間部4に
連通させて接続し、水素貯蔵合金17から放出または水素
貯蔵合金17に吸着される水素ガスを機内との間で流通で
きるようになっている。尚、21a,21b,21cはケース14の
両端開口部に接続された冷却水バイパス路を形成する配
管18a,18b及び上部ヘッダー15と機内とを結ぶ水素ガス
流通路となる配管20の適宜箇所に設けられたバルブで、
これらはケース14を発電機側から取外す時に機内の水素
ガスが大気に放出しないようにするためのものである。
装置の構成例を示すものである。第1図において、1は
回転電機、例えばタービン発電機の固定子フレームで、
その内周面には冷却水が流出入可能な中空導体からなる
固定子巻線2を備えた固定子鉄心3が取付けられると共
にその背部にガス通気空間部4が形成されている。5は
軸受に支承された回転子で、この回転子5には自己ファ
ン6が取付けられており、機内に大気圧以上の圧力で封
入された水素ガス7を強制循環させるためのものであ
る。また8a,8bは固定子巻線2の中空導体に冷却水を通
すためのヘッダーであり、これらヘッダー8a,8bには機
外に設けられた純水供給装置9が配管10a,10bを介して
接続されている。この純水供給装置9はタンク11,ポン
プ12,クーラ13及び図示しないイオン交換樹脂から構成
されている。一方、14は機外に設けられたケースで、こ
のケース14は筒体の周面のほぼ中央部に上部ヘッダ15を
有し、またケース内部には複数個の伝熱管16を筒体の長
手方向に沿って配設する共にこれら各伝熱管16相互間に
形成される管外スペースには粉末状の水素貯蔵合金17を
充填したものである。このようなケース14において、そ
の筒体の一方の開口部に固定子巻線2の冷却水流出側ヘ
ッダー8aと純水供給装置9のタンク11との間を結ぶ配管
10aの中途に接続された配管18aを接続し、また筒体の他
方の開口部に冷却水を純水供給装置9のタンク11へ戻す
配管18bを接続して冷却水の一部をバイパスするバイパ
ス路を形成する。さらにケース14に有する上部ヘッダー
15にはダストや微粒子が機内へ浮遊あるいは飛散しない
ようにするための通気性のフィルタ19が設けられると共
にこの部分を配管20を介して機内のガス通気空間部4に
連通させて接続し、水素貯蔵合金17から放出または水素
貯蔵合金17に吸着される水素ガスを機内との間で流通で
きるようになっている。尚、21a,21b,21cはケース14の
両端開口部に接続された冷却水バイパス路を形成する配
管18a,18b及び上部ヘッダー15と機内とを結ぶ水素ガス
流通路となる配管20の適宜箇所に設けられたバルブで、
これらはケース14を発電機側から取外す時に機内の水素
ガスが大気に放出しないようにするためのものである。
このように構成された水素冷却タービン発電機の水素圧
力調整装置において、今機外の純水供給装置9のタンク
11から固定子巻線2の中空導体に冷却水が配管10b,流入
側ヘッダー8bを通して流入し、流出側ヘッダー8aから配
管10aを通して純水供給装置9のタンク11へ戻る固定子
巻線冷却水循環系により固定子巻線2が冷却されている
ものとし、またこの時ケース14内に充填された水素貯蔵
合金17はその時の固定子巻線冷却水循環系からバイパス
される冷却水により回転電機の負荷に対する冷却上の許
容水素圧力に対応した温度に調整されているものとす
る。このような状態にある時、発電機の負荷が大きくな
ると固定子巻線2に流れる電流が増加し、その導体には
電流の2乗に比例する熱が発生する。したがって、固定
子巻線2の中空導体を通して流出側ヘッダー8aに流出さ
れる冷却水の温度が上昇する。この温度上昇した冷却水
の一部が前述した固定子巻線冷却水循環系からケース14
内の冷却水流通路を通して純水供給装置9のタンク11へ
流れると、ケース15内に充填された水素貯蔵合金17が暖
められ、水素貯蔵合金17から機内への水素ガスの放出が
促進される。これにより機内を循環している水素ガスの
圧力が増加するので、機内発熱部の冷却が向上すること
になる。
力調整装置において、今機外の純水供給装置9のタンク
11から固定子巻線2の中空導体に冷却水が配管10b,流入
側ヘッダー8bを通して流入し、流出側ヘッダー8aから配
管10aを通して純水供給装置9のタンク11へ戻る固定子
巻線冷却水循環系により固定子巻線2が冷却されている
ものとし、またこの時ケース14内に充填された水素貯蔵
合金17はその時の固定子巻線冷却水循環系からバイパス
される冷却水により回転電機の負荷に対する冷却上の許
容水素圧力に対応した温度に調整されているものとす
る。このような状態にある時、発電機の負荷が大きくな
ると固定子巻線2に流れる電流が増加し、その導体には
電流の2乗に比例する熱が発生する。したがって、固定
子巻線2の中空導体を通して流出側ヘッダー8aに流出さ
れる冷却水の温度が上昇する。この温度上昇した冷却水
の一部が前述した固定子巻線冷却水循環系からケース14
内の冷却水流通路を通して純水供給装置9のタンク11へ
流れると、ケース15内に充填された水素貯蔵合金17が暖
められ、水素貯蔵合金17から機内への水素ガスの放出が
促進される。これにより機内を循環している水素ガスの
圧力が増加するので、機内発熱部の冷却が向上すること
になる。
一方、発電機の負荷が小さくなると固定子巻線2に流れ
る電流も減少するので、固定子巻線2の中空導体を通し
て流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が低下す
る。この温度低下した冷却水の一部が前述した固定子巻
線冷却水循環系からケース14内を通して純水供給装置9
のタンク11へ流れると、ケース14内に充填された水素貯
蔵合金17が冷却され、機内の水素ガスが水素貯蔵合金17
に吸着される。これにより機内を循環している水素ガス
の圧力が低下するので、回転子5の表面の風損やファン
動力が少なくなり、発電機の効率が向上することにな
る。この場合、ケース14内に充填された水素貯蔵合金17
から機内に放出または機内から水素貯蔵合金17に吸着さ
れる水素ガスはケース14の上部ヘッダー15に設けられた
フィルタ19を通して流れるので、水素貯蔵合金17が粉末
状のものであってもこの水素貯蔵合金がガス流と一緒に
機内に流入したり、絶縁物に付着して電気絶縁耐圧を低
下させたりするようなことがなく、信頼性の高いものと
なる。
る電流も減少するので、固定子巻線2の中空導体を通し
て流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が低下す
る。この温度低下した冷却水の一部が前述した固定子巻
線冷却水循環系からケース14内を通して純水供給装置9
のタンク11へ流れると、ケース14内に充填された水素貯
蔵合金17が冷却され、機内の水素ガスが水素貯蔵合金17
に吸着される。これにより機内を循環している水素ガス
の圧力が低下するので、回転子5の表面の風損やファン
動力が少なくなり、発電機の効率が向上することにな
る。この場合、ケース14内に充填された水素貯蔵合金17
から機内に放出または機内から水素貯蔵合金17に吸着さ
れる水素ガスはケース14の上部ヘッダー15に設けられた
フィルタ19を通して流れるので、水素貯蔵合金17が粉末
状のものであってもこの水素貯蔵合金がガス流と一緒に
機内に流入したり、絶縁物に付着して電気絶縁耐圧を低
下させたりするようなことがなく、信頼性の高いものと
なる。
以上のように本実施例では筒体の周面のほぼ中央部に上
部ヘッダ15を有するケース14の内部に複数個の伝熱管16
を筒体の長手方向に沿って配設する共にこれら各伝熱管
16相互間に形成される管外スペースに粉末状の水素貯蔵
合金17を充填したケース14を機外に設けてその内部に設
けられた伝熱管16に発電機の固定子巻線冷却水系から冷
却水を流出入せしめ、またケース14を機内のガス通気空
間部に連通させて冷却水の温度変化により水素貯蔵合金
17から水素ガスを機内へ放出したり、あるいは機内の水
素ガスを水素貯蔵合金に吸着したりするようにしたの
で、機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じて自動的に
調整することができる。すなわち、固定子巻線の冷却水
の温度は負荷に敏感なので、負荷変動があると機内の水
素ガス圧力はスピーディに自動的に調整され、負荷が増
加した時には機内発熱部を効果的に冷却でき、また負荷
が減少した時には回転子表面の風損やファン動力を少な
くして発電機の効率を向上させることができる。またケ
ース14内に充填された水素貯蔵合金17を発電機の固定子
巻線冷却水系から冷却水を流出入せしめて加熱したり、
冷却したりするようにしているので、特に加熱器や冷却
器を用いなくてよく、エネルギーの有効利用を図ること
ができる。さらにケース14に有する上部ヘッダー15の水
素ガス流通路にはフィルタ19が設けられているので、水
素貯蔵合金17が粉末状であってもその粉状体がガス流に
よって機内に侵入することを防止でき、信頼性の高いも
のとなる。またケース14を機外に設けているので、交換
等の必要がある場合には発電機を停止することなく実施
することが可能であり、そのメンテナンスが容易であ
る。
部ヘッダ15を有するケース14の内部に複数個の伝熱管16
を筒体の長手方向に沿って配設する共にこれら各伝熱管
16相互間に形成される管外スペースに粉末状の水素貯蔵
合金17を充填したケース14を機外に設けてその内部に設
けられた伝熱管16に発電機の固定子巻線冷却水系から冷
却水を流出入せしめ、またケース14を機内のガス通気空
間部に連通させて冷却水の温度変化により水素貯蔵合金
17から水素ガスを機内へ放出したり、あるいは機内の水
素ガスを水素貯蔵合金に吸着したりするようにしたの
で、機内の水素ガス圧力を負荷の変動に応じて自動的に
調整することができる。すなわち、固定子巻線の冷却水
の温度は負荷に敏感なので、負荷変動があると機内の水
素ガス圧力はスピーディに自動的に調整され、負荷が増
加した時には機内発熱部を効果的に冷却でき、また負荷
が減少した時には回転子表面の風損やファン動力を少な
くして発電機の効率を向上させることができる。またケ
ース14内に充填された水素貯蔵合金17を発電機の固定子
巻線冷却水系から冷却水を流出入せしめて加熱したり、
冷却したりするようにしているので、特に加熱器や冷却
器を用いなくてよく、エネルギーの有効利用を図ること
ができる。さらにケース14に有する上部ヘッダー15の水
素ガス流通路にはフィルタ19が設けられているので、水
素貯蔵合金17が粉末状であってもその粉状体がガス流に
よって機内に侵入することを防止でき、信頼性の高いも
のとなる。またケース14を機外に設けているので、交換
等の必要がある場合には発電機を停止することなく実施
することが可能であり、そのメンテナンスが容易であ
る。
尚、上記実施例では1セットのケースを機外に設ける場
合について説明したが、これを2セット設けてその一方
のセットに寿命が来たら他方のセットに切換え、寿命の
来たセットに対しては水素貯蔵合金を交換してこれを予
備として待機させるようにしてもよい。
合について説明したが、これを2セット設けてその一方
のセットに寿命が来たら他方のセットに切換え、寿命の
来たセットに対しては水素貯蔵合金を交換してこれを予
備として待機させるようにしてもよい。
次に本発明の他の実施例をについて説明する。
第3図は水素冷却回転電機の水素圧力調整装置の他の構
成例を示すもので、第1図と同一部分には同一記号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。本実施例では第3図に示すように冷却水流出
側ヘッダー8aと純水供給装置9のタンク11間を結ぶ固定
子巻線冷却水系からケース14の一方の開口部に冷却水を
流入せしめる配管18aの中途に冷却水再加熱器22を設け
ると共に純水供給装置9の配管10bと冷却水再加熱器22
より上流側の配管18aとの間を配管23により接続してク
ーラ13の出口側の温度の低い冷却水の一部をバイパスさ
せる構成としたものである。尚、24a及び24b,24cは配管
23及び10a,10bの中途に設けられたバルブである。
成例を示すもので、第1図と同一部分には同一記号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。本実施例では第3図に示すように冷却水流出
側ヘッダー8aと純水供給装置9のタンク11間を結ぶ固定
子巻線冷却水系からケース14の一方の開口部に冷却水を
流入せしめる配管18aの中途に冷却水再加熱器22を設け
ると共に純水供給装置9の配管10bと冷却水再加熱器22
より上流側の配管18aとの間を配管23により接続してク
ーラ13の出口側の温度の低い冷却水の一部をバイパスさ
せる構成としたものである。尚、24a及び24b,24cは配管
23及び10a,10bの中途に設けられたバルブである。
ここで、上記構成の作用を述べるにあたり、先ず配管18
aの中途に冷却水再加熱器22を設け、且つその上流側の
配管18aにクーラ13の出口側の温度の低い冷却水の一部
をバイパスさせる理由について述べる。ケース14におい
て、その内部に充填された水素貯蔵合金17の温度と水素
平衡圧力の関係が負荷を基準とした冷却水出口温度と機
内許容水素ガス圧力とが一致していれば、冷却水出口温
度により水素貯蔵合金17を加熱,冷却することで外部よ
り冷却,加熱の熱量を付加することなく完全に負荷の変
動に応じて機内水素ガス圧を自動的に調整することが可
能である。
aの中途に冷却水再加熱器22を設け、且つその上流側の
配管18aにクーラ13の出口側の温度の低い冷却水の一部
をバイパスさせる理由について述べる。ケース14におい
て、その内部に充填された水素貯蔵合金17の温度と水素
平衡圧力の関係が負荷を基準とした冷却水出口温度と機
内許容水素ガス圧力とが一致していれば、冷却水出口温
度により水素貯蔵合金17を加熱,冷却することで外部よ
り冷却,加熱の熱量を付加することなく完全に負荷の変
動に応じて機内水素ガス圧を自動的に調整することが可
能である。
しかし、実際には冷却水出口温度と機内許容水素ガス圧
力とが完全に一致するような水素貯蔵合金は実在してい
ない。第4図は固定子巻線冷却水出口温度と許容機内水
素圧力の関係と水素貯蔵合金の温度と水素平衡圧力の関
係を示す特性図で、実線(A)は負荷と固定子巻線冷却
水出口温度の関係と負荷と許容水素圧力の関係から導い
た固定子巻線冷却水出口温度の特性例を示しており、二
点鎖線(a),点線(b),一点鎖線(c)及び(d)
はそれぞれ種類の異なる水素貯蔵合金の温度と水素平衡
圧力の関係を示す特性例である。かかる特性図からも分
るように水素冷却回転電機の運転に必要な実線Aなる特
性,つまり負荷(冷却水出口温度)と許容機内水素圧力
に対して、水素貯蔵合金の特性は二点鎖線(a),点線
(b),一点鎖線(c)及び(d)に示すように数ケー
スある。いま、水素圧力の調整範囲を4.2〜2Kg/cm2の間
とすると、二点鎖線(a)のように実線(A)より右上
にある特性の水素貯蔵合金の場合には常に固定子巻線の
出口冷却水をさらに冷やして使用しなければならず、ま
た一点鎖線(c)のように実線Aより左下にある特性の
水素貯蔵合金の場合には常に固定子巻線の出口冷却水を
加熱して使用する必要があり、エネルギ的には損であ
る。これに対して点線(b),一点鎖線(d)特性の水
素貯蔵合金の場合は圧力調整範囲で実線(A)と交鎖し
ており、エネルギ的には有利であり、望ましい水素貯蔵
合金と言える。しかし、このような特性の水素貯蔵合金
を使用しても実線(A)の特性と一致しているわけでは
ないので、実際には固定子巻線冷却水の温度の微調整が
必要である。すなわち、点線(b)に示す特性の水素貯
蔵合金を使用する場合は負荷100%で固定子巻線冷却水
出口温度が80℃になるとすると、その時の水素平衡圧力
は約5Kg/cm2になり、100%負荷時の必要水素圧力4.2Kg/
cm2を上回るので、この時点で固定子巻線冷却水を少し
冷却して図示“X"点に来るようにする必要がある。また
75%負荷時の固定子巻線冷却水出口温度65℃で水素貯蔵
合金を加熱すると、水素平衡圧力は約1.00Kg/cm2とな
り、この時点で固定子巻線冷却水を加熱して図示“Y"点
に来るようにする必要がある。
力とが完全に一致するような水素貯蔵合金は実在してい
ない。第4図は固定子巻線冷却水出口温度と許容機内水
素圧力の関係と水素貯蔵合金の温度と水素平衡圧力の関
係を示す特性図で、実線(A)は負荷と固定子巻線冷却
水出口温度の関係と負荷と許容水素圧力の関係から導い
た固定子巻線冷却水出口温度の特性例を示しており、二
点鎖線(a),点線(b),一点鎖線(c)及び(d)
はそれぞれ種類の異なる水素貯蔵合金の温度と水素平衡
圧力の関係を示す特性例である。かかる特性図からも分
るように水素冷却回転電機の運転に必要な実線Aなる特
性,つまり負荷(冷却水出口温度)と許容機内水素圧力
に対して、水素貯蔵合金の特性は二点鎖線(a),点線
(b),一点鎖線(c)及び(d)に示すように数ケー
スある。いま、水素圧力の調整範囲を4.2〜2Kg/cm2の間
とすると、二点鎖線(a)のように実線(A)より右上
にある特性の水素貯蔵合金の場合には常に固定子巻線の
出口冷却水をさらに冷やして使用しなければならず、ま
た一点鎖線(c)のように実線Aより左下にある特性の
水素貯蔵合金の場合には常に固定子巻線の出口冷却水を
加熱して使用する必要があり、エネルギ的には損であ
る。これに対して点線(b),一点鎖線(d)特性の水
素貯蔵合金の場合は圧力調整範囲で実線(A)と交鎖し
ており、エネルギ的には有利であり、望ましい水素貯蔵
合金と言える。しかし、このような特性の水素貯蔵合金
を使用しても実線(A)の特性と一致しているわけでは
ないので、実際には固定子巻線冷却水の温度の微調整が
必要である。すなわち、点線(b)に示す特性の水素貯
蔵合金を使用する場合は負荷100%で固定子巻線冷却水
出口温度が80℃になるとすると、その時の水素平衡圧力
は約5Kg/cm2になり、100%負荷時の必要水素圧力4.2Kg/
cm2を上回るので、この時点で固定子巻線冷却水を少し
冷却して図示“X"点に来るようにする必要がある。また
75%負荷時の固定子巻線冷却水出口温度65℃で水素貯蔵
合金を加熱すると、水素平衡圧力は約1.00Kg/cm2とな
り、この時点で固定子巻線冷却水を加熱して図示“Y"点
に来るようにする必要がある。
また、一点鎖線(d)に示す特性の水素貯蔵合金を使用
する場合は上記(b)の特性とは逆になり、100%負荷
時で固定子巻線冷却水を加熱し、75%負荷時では固定子
巻線冷却水を冷却して水素貯蔵合金を冷却する必要があ
る。
する場合は上記(b)の特性とは逆になり、100%負荷
時で固定子巻線冷却水を加熱し、75%負荷時では固定子
巻線冷却水を冷却して水素貯蔵合金を冷却する必要があ
る。
このように固定子巻線冷却水により水素貯蔵合金を加
熱、冷却するに際して、水素貯蔵合金の温度微調整用に
最小限の外部熱量を冷却水再加熱器22とクーラ13の出口
側の温度の低い冷却水の一部を配管23によりバイパスさ
せるようにしたものである。
熱、冷却するに際して、水素貯蔵合金の温度微調整用に
最小限の外部熱量を冷却水再加熱器22とクーラ13の出口
側の温度の低い冷却水の一部を配管23によりバイパスさ
せるようにしたものである。
以上の如く構成された水素冷却タービン発電機の水素圧
力調整装置において、前述した実施例と同様に固定子巻
線冷却水循環系により固定子巻線2が冷却され、またこ
の時ケース14内に充填された水素貯蔵合金17がその時の
固定子巻線冷却水循環系からバイパスされる冷却水によ
り回転電機の負荷に対する冷却上の許容水素圧力に対応
した温度に調整されているものとする。このような状態
にある時、発電機の負荷が大きくなると固定子巻線2に
流れる電流が増加し、その導体には電流の2乗に比例す
る熱が発生するため、固定子巻線2の中空導体を通して
流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が上昇す
る。この温度上昇した冷却水の一部は前述した固定子巻
線冷却水循環系から冷却水再加熱器22に流入し、ここで
その戻り冷却水を適宜温度に加熱した後ケース14内を通
して純水供給装置9のタンク11へ流れる。したがって、
ケース14内に充填された水素貯蔵合金17は冷却水再加熱
器22により加熱された戻り冷却水によって暖められるの
で、水素貯蔵合金17から機内への水素ガスの放出が促進
される。これにより機内を循環している水素ガスの圧力
が増加して負荷に対する許容水素ガス圧力となるので、
機内発熱部の冷却が向上することになる。この場合、冷
却水再加熱器22に対して通電が行なわれ、また配管23に
設けられているバルブ24aは閉路されている。
力調整装置において、前述した実施例と同様に固定子巻
線冷却水循環系により固定子巻線2が冷却され、またこ
の時ケース14内に充填された水素貯蔵合金17がその時の
固定子巻線冷却水循環系からバイパスされる冷却水によ
り回転電機の負荷に対する冷却上の許容水素圧力に対応
した温度に調整されているものとする。このような状態
にある時、発電機の負荷が大きくなると固定子巻線2に
流れる電流が増加し、その導体には電流の2乗に比例す
る熱が発生するため、固定子巻線2の中空導体を通して
流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が上昇す
る。この温度上昇した冷却水の一部は前述した固定子巻
線冷却水循環系から冷却水再加熱器22に流入し、ここで
その戻り冷却水を適宜温度に加熱した後ケース14内を通
して純水供給装置9のタンク11へ流れる。したがって、
ケース14内に充填された水素貯蔵合金17は冷却水再加熱
器22により加熱された戻り冷却水によって暖められるの
で、水素貯蔵合金17から機内への水素ガスの放出が促進
される。これにより機内を循環している水素ガスの圧力
が増加して負荷に対する許容水素ガス圧力となるので、
機内発熱部の冷却が向上することになる。この場合、冷
却水再加熱器22に対して通電が行なわれ、また配管23に
設けられているバルブ24aは閉路されている。
一方、発電機の負荷が小さくなると固定子巻線2に流れ
る電流も減少するので、固定子巻線2の中空導体を通し
て流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が低下す
る。この温度低下した冷却水の一部はクーラ13の出口側
の温度の低い冷却水の一部と合流してケース14内を通し
て純水供給装置9のタンク11へ流れ、ケース14内に充填
された水素貯蔵合金17が冷却される。したがって、機内
の水素ガスが水素貯蔵合金17に吸着され、機内を循環し
ている水素ガスの圧力がその時の負荷に対する許容水素
ガス圧力となるように低下するので、回転子5の表面の
風損やファン動力が少なくなり、発電機の効率を向上さ
せることができる。この場合、冷却水再加熱器22に対す
る通電は行なわれず、また配管23に設けられているバル
ブ24aが開放されている。
る電流も減少するので、固定子巻線2の中空導体を通し
て流出側ヘッダー8aに流出される冷却水の温度が低下す
る。この温度低下した冷却水の一部はクーラ13の出口側
の温度の低い冷却水の一部と合流してケース14内を通し
て純水供給装置9のタンク11へ流れ、ケース14内に充填
された水素貯蔵合金17が冷却される。したがって、機内
の水素ガスが水素貯蔵合金17に吸着され、機内を循環し
ている水素ガスの圧力がその時の負荷に対する許容水素
ガス圧力となるように低下するので、回転子5の表面の
風損やファン動力が少なくなり、発電機の効率を向上さ
せることができる。この場合、冷却水再加熱器22に対す
る通電は行なわれず、また配管23に設けられているバル
ブ24aが開放されている。
このように本実施例では冷却水流出側ヘッダー8aと純水
供給装置9のタンク11間を結ぶ固定子巻線冷却水系から
ケース14の一方の開口部に冷却水を流入せしめる配管18
aの中途に冷却水再加熱器22を設けると共に純水供給装
置9の配管10bと冷却水再加熱器22より上流側の配管18a
との間を配管23により接続してクーラ13の出口側の温度
の低い冷却水の一部をバイパスさせる構成としたので、
負荷上昇時や負荷減少時には機内水素ガス圧力を最小の
エネルギによる微調整で負荷に対する許容水素ガス圧力
にできる。また、予め負荷が上昇する前に冷却水再加熱
器で水素貯蔵合金を加熱して機内水素圧力を上昇時にお
ける負荷の許容水素圧力まで上げておくことにより、負
荷上昇時の圧力調整に要するタイムラグを無くして機内
の水素圧力を調整することができる。
供給装置9のタンク11間を結ぶ固定子巻線冷却水系から
ケース14の一方の開口部に冷却水を流入せしめる配管18
aの中途に冷却水再加熱器22を設けると共に純水供給装
置9の配管10bと冷却水再加熱器22より上流側の配管18a
との間を配管23により接続してクーラ13の出口側の温度
の低い冷却水の一部をバイパスさせる構成としたので、
負荷上昇時や負荷減少時には機内水素ガス圧力を最小の
エネルギによる微調整で負荷に対する許容水素ガス圧力
にできる。また、予め負荷が上昇する前に冷却水再加熱
器で水素貯蔵合金を加熱して機内水素圧力を上昇時にお
ける負荷の許容水素圧力まで上げておくことにより、負
荷上昇時の圧力調整に要するタイムラグを無くして機内
の水素圧力を調整することができる。
尚、本実施例では戻り冷却水の温度を下げるためクーラ
13の出口側の温度の低い冷却水の一部を配管23によりバ
イパスさせる構成としたが、第5図に示すように固定子
巻線冷却系からケース14に戻り冷却水を流入する配管18
aに冷却水再加熱器22と直列にクーラ25を設けるように
してもよい。
13の出口側の温度の低い冷却水の一部を配管23によりバ
イパスさせる構成としたが、第5図に示すように固定子
巻線冷却系からケース14に戻り冷却水を流入する配管18
aに冷却水再加熱器22と直列にクーラ25を設けるように
してもよい。
前述した各実施例では水素貯蔵合金を冷却,加熱する媒
体として固定子巻線水冷却系を用いる場合について述べ
たが、回転軸孔を通して回転子巻線を水冷却するように
した回転子巻線水冷却系を用いるようにしても良い。
体として固定子巻線水冷却系を用いる場合について述べ
たが、回転軸孔を通して回転子巻線を水冷却するように
した回転子巻線水冷却系を用いるようにしても良い。
以上述べたように本発明によれば、機内に水素ガスを冷
却媒体として充填し且つ冷却水が流出入可能な中空導体
により形成された固定子巻線に冷却水循環系を接続して
なる回転電機において、温度変化により水素ガスを放出
または吸着する水素貯蔵合金を収納したケースを機内の
水素ガス循環系に水素ガスが流出入可能に接続すると共
に前記ケース内に形成された冷却水流通路と前記回転電
機の固定子巻線に冷却水供給装置より冷却水を循環させ
て固定子巻線を冷却する冷却水循環系とを接続して前記
冷却水流通路に前記固定子巻線の冷却水出側から前記冷
却水供給装置に戻る冷却水の一部を流出入せしめて前記
水素貯蔵合金を冷却又は加熱するようにしたので、爆発
の危険のない静止形にして機内に対して水素ガスの注入
や排出を行うことができると共に、機内水素ガス圧力を
負荷変動に応じて自動的に調整することが可能となり、
機内の水素ガス圧を自動的に決定する自己調整作用が得
られ、もってエネルギの有効利用を図ることができる水
素冷却回転電機の水素圧力調整装置を提供できる。
却媒体として充填し且つ冷却水が流出入可能な中空導体
により形成された固定子巻線に冷却水循環系を接続して
なる回転電機において、温度変化により水素ガスを放出
または吸着する水素貯蔵合金を収納したケースを機内の
水素ガス循環系に水素ガスが流出入可能に接続すると共
に前記ケース内に形成された冷却水流通路と前記回転電
機の固定子巻線に冷却水供給装置より冷却水を循環させ
て固定子巻線を冷却する冷却水循環系とを接続して前記
冷却水流通路に前記固定子巻線の冷却水出側から前記冷
却水供給装置に戻る冷却水の一部を流出入せしめて前記
水素貯蔵合金を冷却又は加熱するようにしたので、爆発
の危険のない静止形にして機内に対して水素ガスの注入
や排出を行うことができると共に、機内水素ガス圧力を
負荷変動に応じて自動的に調整することが可能となり、
機内の水素ガス圧を自動的に決定する自己調整作用が得
られ、もってエネルギの有効利用を図ることができる水
素冷却回転電機の水素圧力調整装置を提供できる。
第1図は本発明による水素冷却回転電機の一実施例を示
す構成説明図、第2図は同実施例で用いられる水素貯蔵
合金の特性図、第3図は本発明の他の実施例を示す構成
説明図、第4図は固定子巻線冷却水出口温度と許容機内
水素圧力の関係及び水素貯蔵合金と水素平衡圧力の関係
を示す特性図、第5図は本発明のさらに異なる他の実施
例の要部を示す構成図、第6図は従来のタービン発電機
の水素圧力調整系を示す構成図である。 1……固定子フレーム、2……固定子巻線、3……固定
子鉄心、4……空間部、5……回転子、6……自己フア
ン、7……水素ガス、8a,8b……ヘッダ、9……純水装
置、10a,10b……配管、11……タンク、12……ポンプ、1
3……クーラ、14……ケース、15……ケースの上部ヘッ
ダー、16……伝熱管、17……水素貯蔵合金、18a,18b…
…配管、19……上部ヘッダ、20……配管、21a〜21c……
バルブ、22……冷却水再加熱器、23……配管、24a〜24c
……バルブ、25……クーラ。
す構成説明図、第2図は同実施例で用いられる水素貯蔵
合金の特性図、第3図は本発明の他の実施例を示す構成
説明図、第4図は固定子巻線冷却水出口温度と許容機内
水素圧力の関係及び水素貯蔵合金と水素平衡圧力の関係
を示す特性図、第5図は本発明のさらに異なる他の実施
例の要部を示す構成図、第6図は従来のタービン発電機
の水素圧力調整系を示す構成図である。 1……固定子フレーム、2……固定子巻線、3……固定
子鉄心、4……空間部、5……回転子、6……自己フア
ン、7……水素ガス、8a,8b……ヘッダ、9……純水装
置、10a,10b……配管、11……タンク、12……ポンプ、1
3……クーラ、14……ケース、15……ケースの上部ヘッ
ダー、16……伝熱管、17……水素貯蔵合金、18a,18b…
…配管、19……上部ヘッダ、20……配管、21a〜21c……
バルブ、22……冷却水再加熱器、23……配管、24a〜24c
……バルブ、25……クーラ。
Claims (1)
- 【請求項1】機内に水素ガスを冷却媒体として充填し且
つ冷却水が流出入可能な中空導体により形成された固定
子巻線に冷却水循環系を接続してなる回転電機におい
て、温度変化により水素ガスを放出または吸着する水素
貯蔵合金を収納したケースを機内の水素ガス循環系に水
素ガスが流出入可能に接続すると共に前記ケース内に形
成された冷却水流通路と前記回転電機の固定子巻線に冷
却水供給装置より冷却水を循環させて固定子巻線を冷却
する冷却水循環系とを接続して前記冷却水流通路に前記
固定子巻線の冷却水出側から前記冷却水供給装置に戻る
冷却水の一部を流出入せしめて前記水素貯蔵合金を冷却
又は加熱することにより機内水素ガス圧力を負荷変動に
応じて自動的に調整するようにしたことを特徴とする水
素冷却回転電機の水素圧力調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60133417A JPH07101978B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 水素冷却回転電機の水素圧力調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60133417A JPH07101978B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 水素冷却回転電機の水素圧力調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61293133A JPS61293133A (ja) | 1986-12-23 |
| JPH07101978B2 true JPH07101978B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=15104282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60133417A Expired - Lifetime JPH07101978B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 水素冷却回転電機の水素圧力調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101978B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2086967T3 (es) * | 1992-11-04 | 1996-07-01 | Siemens Ag | Procedimiento para evacuacion de hidrogeno de una maquina electrica llena de hidrogeno. |
| CN110601408B (zh) * | 2019-09-30 | 2024-04-12 | 长江勘测规划设计研究有限责任公司 | 基于氢冷技术的水轮发电机组定子绕组内冷却循环系统 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57186948A (en) * | 1981-05-13 | 1982-11-17 | Hitachi Ltd | Coolant supplier for electric rotary machine |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP60133417A patent/JPH07101978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61293133A (ja) | 1986-12-23 |
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