JPH07102493A - 古紙の乾式解繊方法及びその装置 - Google Patents
古紙の乾式解繊方法及びその装置Info
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Abstract
維に解繊できる古紙の乾式解繊方法及びその装置の堤
供。 【構成】 気体流路の内面に断面波形の壁面を設け、壁
面と平行方向の速度成分と、該壁面に衝突する垂直方向
の速度成分とを有した気流を流過させ、細かく裁断した
原料古紙を、上記気流に伴送させて気体流路内を流過さ
せるようになす。また、上記気流の平行方向速度成分を
秒速40m以上とする。原料古紙に、予め裁断し、放射
状回転翼の翼板の外周先端とケーシング本体の内周面溝
の歯先先端との距離L0を、原料古紙の厚みの10倍以
上となし、かつ、この距離L0と翼板22の回転軸方向
幅Wとの比L0/Wを0.3以下となし、上記放射状回
転翼20の周速を秒速40m以上となす。
Description
ルプ繊維に解繊する古紙の乾式解繊方法及びその装置に
関するものである。
13」乃至「図15」に示すものが提案されている。こ
の従来例古紙の解繊装置は、接線方向に夫々開口する流
入口11と流出口12とを有した円形ケーシング本体1
0内に、流入口11より気流を吸引し流出口12より排
気する放射状回転翼20を収納し、該円形ケーシング本
体10の内周面には放射状回転翼20の軸と平行方向の
多数の溝14,14,14・・・を設けてなる。
は、放射状回転翼20によって発生する気流によって、
流入口11より原料古紙Mを気流と共に吸い込み、吸い
込まれた原料古紙Mは該放射状回転翼20によって発生
する旋回流で「図14」に示すように上記溝14内に捕
らえられて、原料古紙Mの溝14より突出した部位が放
射状回転翼20で叩かれて、原料古紙Mは一端を溝14
に係止され他端を高速で移動する放射状回転翼20で叩
かれ、該原料古紙Mは引き裂かれるようにして解繊され
るものとされている。
の説明がなされており、上記解繊原理の他に、高速気流
の溝部通過による超音波振動で解繊されるとするもの、
原料古紙Mが壁面に衝突したり壁面上を転動して解繊さ
れるとするもの等の説明がなされている。しかし、超高
速撮影によって観測した結果では、「図15」に示すよ
うに、古紙原料Mが溝14の歯先先端と放射状回転翼2
0の翼板22先端との間に多数挟まり、これらを同時に
剪断したり擂り潰すように解繊する現象(以下、このよ
うに原料古紙Mを剪断したり、擂り潰すように解繊する
もの、及び前記した原料古紙Mを引き裂いて解繊するも
のを含め機械的解繊という。)が最も頻繁に観察できる
ものであった。
紙の乾式解繊装置は、解繊された古紙繊維中に重量比で
約30〜50%以上の粉体が混入し、そのほとんどは古
紙の繊維が分断されたもので解繊効率(歩留)が低いと
いう課題を有していた。
した古紙のパルプ繊維は、その後にこれを再利用する際
の支障となり、例えば、再生紙の原料に使用すると大幅
な紙力の低減原因となるという課題を有することが知ら
れている。しからば、解繊後にこの粉体を分離除去すれ
ば良いことになるが、解繊された古紙は綿毛状にパルプ
繊維が複雑に絡みあっており、粉体はこの絡みあったパ
ルプ繊維に捕らえられているので、容易にはこれを分離
除去できないという課題を有している。
く、従来装置において古紙繊維ができるだけ分断されに
くい条件を、放射状回転翼20の回転数、原料古紙Mの
大きさ形状並びにその供送量、空気輸送用の気流流速
(空気量)、溝14の断面形状、溝14の歯先と放射状
回転翼20の外周先端とのクリアランス量等を種々変更
しながら観測して追求したところ、ある条件下では原料
古紙が放射状回転翼20とはほとんど接触することな
く、すなわち、原料古紙Mを剪断したり、擂り潰して解
繊したりする機械的解繊ではなく、原料古紙が放射状回
転翼20によって発生する気流で空気輸送される途中
で、木片のごとく所定の剛性を有した状態となって、固
定部位に衝突することで衝突部位が順次叩解されたり、
ほぼ瞬時に全体が解繊される(以下、機械的解繊に対し
てニューマチック叩解という)ものが高い確率で存在す
ることが見い出された。
となく解繊される原料古紙Mは、気流によって空気輸送
(空気移送)される際に、溝14が連なる断面波形の山
部14bの傾斜面14a(図示例は、鋸歯状断面となし
たが矩形波状となしてもよく、この場合は斜面が垂直面
となる。)に衝突して解繊されるもので、このようにし
て解繊された古紙の繊維は、放射状回転翼20によって
機械的解繊されたものより平均繊維長が長く、粉体の発
生が顕著に少ないものであった。
20の影響を可能な限り少なくすべく、溝14の歯先と
放射状回転翼20の外周先端とのクリアランスを1mm
以上に拡大したところ、従来の運転条件では充分なる解
繊はできなかったが、粉体の混入は顕著に低減すること
が認められ、かつ解繊された繊維は長いものが多いこと
が確認できた。すなわち、従来装置は原料古紙Mを機械
的解繊するので、どうしても原料古紙Mの多くの繊維を
細かく粉状に分断するという課題を有することが判明し
た。
されたもので、原料古紙の機械的解繊を抑止し、ニュー
マチック叩解の確率を高めることで、古紙のパルプ繊維
をできるだけ分断することなく長い繊維に解繊できる古
紙の乾式解繊方法及びその装置を提供することを目的と
したものである。
的解繊に代えニューマチック叩解することで、製品中に
未解繊古紙が混入することが有ったので、未解繊古紙が
できるだけ混入しない古紙の乾式解繊方法及びその装置
を提供することにある。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、気体流路Rの内面に断面波形の壁面1
を設け、この気体流路R内に壁面1と平行方向の速度成
分と、該壁面1に衝突する垂直方向の速度成分とを有し
た気流を流過させ、細かく裁断した原料古紙Mを、上記
気流に伴送させて気体流路R内を流過させるようになし
たことを特徴とする技術的手段を講じたものである。
め、気体流路Rの内面に断面波形の壁面1を設け、この
気体流路R内に壁面1と平行方向の秒速40m以上の速
度成分と、該壁面1に衝突する垂直方向のわずかな速度
成分とを有した気流を流過させ、細かく方形に裁断した
原料古紙Mを、上記気流に伴送させて気体流路R内を流
過させるようになしたことを特徴とする技術的手段を講
じたものである。
する装置として、流入口11と流出口12とを有した円
形ケーシング本体10内に、放射状回転翼20を収納
し、該円形ケーシング本体10の内周面には放射状回転
翼20の軸と平行方向の溝14,14,14・・・を設
けてなる古紙の乾式解繊装置において、放射状回転翼2
0の翼板22の外周先端とケーシング本体10の内周面
溝14の歯先先端との距離L0を、原料古紙Mの厚みの
10倍以上となし、かつ、この距離L0と翼板22の回
転軸方向幅Wとの比L0/Wを0.3以下となし、上記
放射状回転翼20の周速を秒速40m以上となしたこと
を特徴とする技術的手段を講じたものである。
的に実現する装置として、流入口11と流出口12とを
有した円形ケーシング本体10内に、放射状回転翼20
を収納し、該円形ケーシング本体10の内周面には放射
状回転翼20の軸と平行方向の溝14,14,14・・
・を設けてなる古紙の乾式解繊装置において、上記円形
ケーシング本体10の一端面には駆動モータ30を固定
し、この駆動モータ30の駆動軸31を該円形ケーシン
グ本体10内にその中心軸に合致させて挿入し、上記円
形ケーシング本体10内に挿入された駆動軸31には、
円盤21とこの円盤21の駆動モータ30とは反対面に
放射状に立設した翼板22,22,22・・・とで構成
される放射状回転翼20を固定し、上記流入口11は円
形ケーシング本体10の他端面中央に開口し、上記流出
口12は円形ケーシング本体10の周面で上記円盤21
よりは駆動モータ30側に寄った部位に接線方向に開口
し、上記円盤21の外周端及び放射状回転翼20の翼板
22の外周先端と、ケーシング本体10の内周面溝14
の歯先先端との距離L0を、原料古紙Mの厚みの10倍
以上となし、かつ、この距離L0と翼板22の回転軸方
向幅Wとの比L0/Wを0.3以下となし、上記放射状
回転翼20の周速を秒速40m以上となしたことを特徴
とする技術的手段を講じたものである。
中して解繊されずに円形ケーシング本体10内を流過す
ることがあったのでこれを防止する装置として、流入口
11と流出口12とを有した円形ケーシング本体10内
に、放射状回転翼20を収納し、該円形ケーシング本体
10の内周面には放射状回転翼20の軸と平行方向の溝
14,14,14・・・を設けてなる古紙の乾式解繊装
置において、上記円形ケーシング本体10の一端面には
駆動モータ30を固定し、この駆動モータ30の駆動軸
31を該円形ケーシング本体10内にその中心軸に合致
させて挿入し、上記円形ケーシング本体10内に挿入さ
れた駆動軸31には、円盤21とこの円盤21の駆動モ
ータ30とは反対面に放射状に立設した翼22,22,
22・・・とで構成される放射状回転翼20を複数枚固
定し、上記流入口11は円形ケーシング本体10の他端
面中央に開口し、上記流出口12は円形ケーシング本体
10の周面で上記円盤21よりは駆動モータ30側によ
った部位に接線方向に開口し、上記円盤21の外周端及
び放射状回転翼20の翼板22の外周先端と、ケーシン
グ本体10の内周面溝14の歯先先端との距離L0を、
原料古紙Mの厚みの10倍以上となし、かつ、この距離
L0と翼板22の回転軸方向全幅W1+W2+W3・・
・との比L0/W1+W2+W3・・・を0.3以下と
なし、上記放射状回転翼20の周速を秒速40m以上と
なしたことを特徴とする技術的手段を講じたものであ
る。
た円形ケーシング本体10内に、放射状回転翼20を収
納し、該円形ケーシング本体10の内周面には放射状回
転翼20の軸と平行方向の溝14,14,14・・・を
設けてなる古紙の乾式解繊装置において、上記円形ケー
シング本体10はその内径を一端面側を大径となし他端
面側は途中で段状に縮径し、上記円形ケーシング本体1
0の一端面には駆動モータ30を固定し、この駆動モー
タ30の駆動軸31を該円形ケーシング本体10内にそ
の中心軸に合致させて挿入し、上記円形ケーシング本体
10内に挿入された駆動軸31には、円盤21とこの円
盤21の駆動モータ30とは反対面に放射状に立設した
翼板22,22,22・・・とで構成される放射状回転
翼20を複数枚固定し、上記流入口11は円形ケーシン
グ本体10の他端面中央に開口し、上記流出口12は円
形ケーシング本体10の周面で上記円盤21よりは駆動
モータ30側によった部位に接線方向に開口し、上記円
盤21の外周端及び放射状回転翼20の翼板22の外周
先端と、ケーシング本体10の小径側内周面溝14の歯
先先端との小径側距離L01を、原料古紙Mの厚みの1
0倍以上となし、かつ、放射状回転翼20の翼板22の
外周先端とケーシング本体10の大径側内周面溝14の
頂部との大径側距離L02を前記小径側距離L01より
大きく設定し、この小径側距離L01と翼板22の小径
側部位に対応する回転軸方向幅Wとの比L0/Wを0.
3以下となし、上記放射状回転翼20の周速を秒速40
m以上となしたことを特徴とする技術的手段を講じたも
のである。
伴送させて気体流路R内に流入した原料古紙Mは、気流
の気体流路Rと平行方向の速度成分によって該気体流路
R内を空気輸送される。そして、この空気輸送の途中に
おいて、該原料古紙Mは垂直方向の速度成分によって断
面波形の壁面1に押しつけられ、次々と断面波形の壁面
1の傾斜面14aに衝突し解繊される(この解繊を、従
来の機械的解繊に対して、ニューマチック叩解とい
う。)作用を呈する。
である。このように、柔軟材を断面波形の壁面1に強く
衝突させても、原料古紙は衝突部位が屈曲して衝撃力を
吸収してしまう。しかし、この柔軟材からなる原料古紙
も、一定速度以上で空気輸送すると、空気輸送中は非常
に大きな剛性を有した性状となる。すなわち、空気輸送
中の原料古紙は柔軟材としてでは無く、大きな剛性を有
した材質と見做すことができるので、「図4」に示すご
とく、壁面1の傾斜面14aに衝突すると、大きな衝撃
力が原料古紙Mの全体に伝わり、この衝撃力が古紙の繊
維を相互につなぎ合わせているボンディング力(古紙は
糊材等の填料でパルプ繊維どうしを相互に接着してあ
り、この接着する力を本願では「ボンディング力」とい
う。)より大きくなると、繊維は「図4」中段乃至下段
に示した様に解繊される(超高速撮影装置で観測した実
際の観測結果からは、「図4」の中段で原料古紙Mは断
面波形の壁面1の山部14bの傾斜面14aに直接は衝
突しない上部までも同時に解繊される現象が認められる
傾向を有するものであった。)作用を呈することにな
る。
古紙Mが「図4」に示すような状態で断面波形の壁面1
の山部14bの傾斜面14aにその木端面が衝突しなけ
ればならず、しかもその際に原料古紙Mが大きな剛性を
有していなくてはならない。すなわち、壁面1の山部1
4bの傾斜面14aに原料古紙Mが面接触状に衝突した
のでは、衝撃力は広い衝突面で分散されてしまう。そこ
で、原料古紙Mの木端面が衝突するようになすと、衝撃
力が集中して解繊効率が向上する。そこで、原料古紙M
は予め細かく裁断(裁断の便宜上、正方形または長方形
に裁断すればよいが、不定形に裁断してもよい。)して
おくと、空気輸送中に気流に乗ることで気流の進行方向
に該原料古紙Mの木端面を向けて、この原料古紙Mは気
流方向と平行状態を保つ作用を呈する。
するには、その空気輸送速度を一定以上となす必要性を
有し、また、空気輸送速度を早くすることで原料古紙M
が壁面1の山部14bの傾斜面14aに衝突した際の衝
撃力を大きく得ることができる。そこで、種々実験を行
ったところ、ボンディング力の比較的小さい機械パルプ
古紙では秒速40m(望ましくは秒速50m以上)で、
ボンディング力の比較的大きい化学パルプ古紙では秒速
60m(望ましくは秒速80m以上)以上で空気輸送す
ることで効率的解繊作用が得られることが判明した。な
お、この空気輸送の速度である、気流の気体流路Rと平
行方向の速度成分は大きいほど効果的であったが、秒速
120mを越すと気体流路中で気流の乱流が顕著に惹起
されて圧力損失が大きくなり、気流発生用の動力源に実
用性を越す消費エネルギーの大きなものを必要とするも
のであった。
上記作用を最も効率的に得ようとしたもので、放射状回
転翼20の翼板22の外周先端とケーシング本体10の
内周面溝14の歯先先端との距離L0を、原料古紙Mの
厚みの10倍以上となし、かつ、この距離L0と翼板2
2の回転軸方向幅Wとの比L0/Wを0.3以下となし
たことで、原料古紙Mが壁面1の溝14と放射状回転翼
20との双方に係合して引き裂く現象と、原料古紙Mが
擂り潰される機械的解繊がほとんど回避される作用を呈
することが実験の結果認められた。なお、円盤21と壁
面1の溝14との間にも原料古紙10が挟み込まれる場
合があるので、この間隔も原料古紙Mの厚みの10倍以
上となすことで機械的解繊が回避される作用を呈するも
のである。
Wとの比L0/Wを0.3以下となすことで未解繊のま
まケーシング本体10内を流過する原料古紙Mの存在を
ほとんどなくす作用を呈するものである。距離L0が小
さいと(図示例では、この距離L0は、円盤21の外周
端と翼板22の先端が一致しているので同じ符号を使用
しているが、円盤21より翼板22の先端が遠心方向に
突出する場合は、主に、距離L0は円盤21の外周端と
面溝14の歯先先端との距離が影響を与えるのでここで
は、円盤21の外周端と面溝14の歯先先端との距離を
意味している。)原料古紙Mが溝14に衝突する回数が
増し滞留時間が長くなり、距離L0が大きい原料古紙M
が溝14に衝突する回数が減って、一度も衝突すること
なく下流側に移動することもある。また、原料古紙の滞
留時間は翼板22の回転軸方向幅Wにも関係するので、
両者の関係を種々変更して試験した結果上記比率でほぼ
満足できる解繊が行えることが確認できた。
盤21とこの円盤21の駆動モータ30とは反対面に放
射状に立設した翼板22,22,22・・・とで構成さ
れる放射状回転翼20を固定してあるので、流入口11
より駆動軸31の軸線方向(「図2」に矢印P1で示
す。)に流入した古紙Mは円盤21に衝突して移動方向
を変更し、翼板22,22,22・・・に添って遠心方
向に移動(「図2」に矢印P2,P2aで示す。)し、
放射状回転翼20の回転により生ずる気流に乗って円形
ケーシング本体10の内周面に添って回転し、順次壁面
1の山部14bの傾斜面14aに衝突し解繊される作用
を呈する。すなわち、上記円盤21は原料古紙Mの進行
方向を変更し、同時に気流が流入口11より流出口12
間を短絡して流過するのを防止して、気流と原料古紙M
とが円形ケーシング本体10の内周面に沿って回転しな
がら流出口12に向かうようになす作用(原料古紙Mを
一定時間滞留させる作用)を呈するものである。
古紙Mが壁面1の山部14bの傾斜面14aに衝突した
際の衝撃力を大きくするには、本発明装置において放射
状回転翼20の回転速度を高めればよい。しかし、放射
状回転翼20の回転速度を単に高めても、気流速度は容
易に一定になすことはできるも、この気流によって搬送
される原料古紙Mの搬送速度は、原料古紙Mの移動速度
がゼロからスタートするので所定の速度になすには、比
較的長い助走距離を必要とし、大型な装置ではこの助走
距離が確保できるが、実用的な大きさの装置ではこの助
走距離が確保しずらいことになる。また、放射状回転翼
20の回転速度を高めると、それに伴って送風量がま
し、円形ケーシング本体10内を流過する速度が増すこ
とになるので、短時間で原料古紙Mが円形ケーシング本
体10内を通過して原料古紙Mと傾斜面14aとの確実
な衝突か保証できないことがある。そこで、本発明は、
上記円盤21を設けその裏側に流出口2を設けたこと
で、放射状回転翼20の回転を早くしても送風量は抑止
され、原料古紙Mは円形ケーシング本体10内を何回も
回って、充分な滞留時間を確保し衝突の蓋然性を高め、
小型な装置であっても上記傾斜面14aとの確実な衝突
か保証される作用を呈するものである。
よって移動方向を変更される古紙Mのうち、「図2」に
矢印P2aで示す最も円盤21側を通る原料古紙Mは、
溝14の下流側(「図2」の左端)に始めから供送され
るので、円形ケーシング本体10の内周面に添って回転
して溝14に衝突する機会が少なく、短時間のうちに該
円盤21の裏側に移動するため、未解繊のままケーシン
グ本体10内を流過してしまう場合も観察できる。そこ
で、本発明は該放射状回転翼20を複数駆動軸31に取
り付けることで、一段目の放射状回転翼20よりその円
盤21の裏側に移動した原料古紙は再び溝14に衝突す
る機会を得て未解繊で流過することを防止するように作
用する。なお、一度に多量の原料古紙が局所的に集中し
て供給された場合は上記円盤21が邪魔板となって移動
先端側では原料古紙Mが均一に分散するようになす作用
をも呈するものである。
はその内径を一端面側を大径となし他端面側は途中で段
状に縮径してあるため、この段状の縮径部を原料古紙M
が通過する際も原料古紙Mが均一に分散するようになす
作用を呈するものである。
明すれば以下の通りである。先ず本発明法は、気体流路
Rの内面に断面波形の壁面1を設け、この気体流路R内
に壁面1と平行方向の速度成分と、該壁面に衝突する垂
直方向の速度成分とを有した気流を流過させる。
aによって、両平行壁面1,1a間に上記気体流路Rが
形成されており、図下方の壁面1の内面には平行な溝1
4を多数並置して、稜線が奥手前方向に向く山部14b
と溝14とが交互に連続するようになして断面波形とな
してある。
その断面形状が一辺が3mmの正三角形状のものとな
し、側面から見て(「図1」を正面からみて)鋸歯状波
形となしてあるが、この溝14及び山14bの形状は矩
形波形、サイン波形等に変更してもよいものである。
側)には斜め下方に向けて気流を噴射するノズル13
a,13a,13a・・・を所定間隔で配設してなり、
このノズル13a,13a,13a・・・より噴射され
た気流は気体流路R内を壁面1(流路R)と平行方向の
速度成分(同図左から右に向かう速度成分)と、該壁面
1に衝突する垂直方向の速度成分(同図下方に向かう速
度成分)とを有して図左側から右側に向けて流過するよ
うになしてある。なお、「図1」では壁面1,1aの図
左右寸法は短く示してあるが、実際には相当の(実施例
として、3m)の長さに設定すればよいものである。
壁面1に連続的に設けてあるが、所定数の溝14,1
4,14・・・を並置した後、一定の間隔を開けてさら
に所定数の溝14,14,14・・・を並置し、この溝
14群と溝14群との間は下方の壁面1を平面としても
よく、この場合の壁面1が平面の部分は原料古紙Mが次
ぎの衝突に備えて充分なる速度を有するようになすため
の助走部位となしてもよいものである。
ル13a,13a,13a・・・よりのみ噴射するよう
になしたが、このノズル13a,13a,13a・・・
のみによる噴射で平行方向の速度成分を大きく設定する
には大きな動力を必要とする場合を有するので、該ノズ
ル13a,13a,13a・・・よりの噴射に加え、図
左側より気体流路R内に気流を圧送したり、図右側より
負圧によって気流吸引するようになしてもよいものであ
る。
Mを、上記気流に伴送させて気体流路(R)内を流過さ
せる。
古紙を従来公知な裁断機で裁断したものを使用すればよ
く、例えば「図11」例では、コンベヤー51によって
送られる原料古紙Mが、スリッター装置52で細帯状に
裁断され、次いで、ドラムカッター装置53等で該細帯
状原料古紙を方形に裁断するようになしてある。なお、
この原料古紙Mは不定形に裁断しても差し支えないのは
前記した通りであるが、本実施例では2×6mmまたは
3×12mmの寸法(この原料古紙Mの寸法差による解
繊効率の差はほとんど確認できなかった。)に裁断した
ものを使用した。
を、気流に伴送させて気体流路R内を流過させるには、
従来公知な空気輸送方式が応用でき、「図11」例では
ドラムカッター装置53で裁断された原料古紙Mをコン
ベヤー54でホッパー55に導き、このホッパー55と
気体流路Rとを連結するフィーダー56(図示例ではス
クリューフィーダーを使用しているが、ロータリーフィ
ーダー等の他の方式を使用してもよいが、できるだけ定
量供送性能を有するものが望ましい。)によって該原料
古紙Mが気体流路R(一端は開口R1として大気中に開
口してある。)中に順次供送されるようになしてあり、
供送された原料古紙Mは、この気体流路R内を流過する
気流に乗って順次下流側(流出口12側)に空気輸送さ
れるようになしてある。
料古紙Mは、空気輸送の途中において、該原料古紙Mは
垂直方向(遠心方向)の速度成分によって断面波形の壁
面1に押しつけられ、次々と断面波形の壁面1の傾斜面
14aに衝突し解繊される。この解繊に際して原料古紙
Mに加わる力は、壁面1の傾斜面14aに衝突した際の
衝撃力のみであり、古紙を両側より引き裂く等の機械的
解繊力は加わらないので、古紙を構成するパルプ繊維が
細かく分断される確率を効果的に減少させる結果とな
る。
でないと、原料古紙は解繊されない。この衝撃力を大き
くするには、気流流速を高めることで実現でき、請求項
2の発明で特定したように気流速度を秒速40m以上と
なすことでほぼ満足できる解繊結果が得られた。なお、
機械パルプ古紙では秒速40m程度から、紙力が比較的
大きい化学パルプ古紙では秒速50m程度より効果的な
解繊が行えるものであった。
料古紙Mを秒速40m以上で空気輸送すると、該原料古
紙Mは「図4」に示したようにその木端面が断面波形の
壁面1の山部14bの斜面14aに衝突し、その際に原
料古紙Mは屈曲しようとする力が高速気流によって抑止
され非常に大きな剛性を発揮し古紙原料Mを構成する各
繊維全体に衝突による衝撃力を確実に伝え、繊維のボン
ディング力に抗して原料古紙Mをパルプ繊維に解繊する
ものである。
を直線に代え円周状とすることも可能で、この種装置と
しては流入口12と流出口12とを有した円形ケーシン
グ10内に、放射状回転翼20を収納し、該円形ケーシ
ング10の内周面には放射状回転翼20の軸と平行方向
の溝14,14,14・・・を設けてなる従来装置が応
用できる。
料古紙Mを機械的解繊するものであるので、本発明装置
では、流入口11と流出口12とを有した円形ケーシン
グ本体10内に、放射状回転翼20を収納し、該円形ケ
ーシング本体10の内周面には放射状回転翼20の軸と
平行方向の溝14,14,14・・・を設けてなる古紙
の乾式解繊装置において、放射状回転翼20の翼板22
の外周先端とケーシング本体10の内周面溝14の歯先
先端との距離L0を、原料古紙Mの厚みの10倍以上と
なし、該円形ケーシング本体10の内周面近傍を気体流
路Rとなしてある。
は、放射状回転翼20によって、前記壁面1に対応する
円形ケーシング本体10と平行方向(実際には円周方
向)の速度成分と、該壁面1(円形ケーシング本体1
0)に衝突する垂直方向(実際には遠心方向)の速度成
分とを有した気流が発生するが、この気流には流入口1
1より流出口12に向かう速度成分(「図2」において
左側方向の速度成分)も付加されることになる。
翼20、溝14は「図13」「図14」にも示したよう
な従来公知なものを使用すればよいが、本実施例では製
造の便宜のため、円形ケーシング本体10を内歯歯車状
の主体部材10aと蓋部材10bと、送風ケーシング部
材10cとの三分割で構成し、内歯歯車状の主体部材1
0aを蓋部材10bと送風ケーシング部材10cとで挟
持して固定螺子15,15,15・・・でこの三者を締
着固定してある。
先端とケーシング本体10の内周面溝14の歯先先端と
の距離L0を、原料古紙Mの厚みの10倍以上となした
のは従来装置の原料古紙Mの剪断及び擂り潰しを回避す
るためである。また、この距離L0を原料古紙Mの10
倍に設定することで、観測の結果では該溝14近くは気
流流速は遅く原料古紙Mが捕捉されることはあるが、同
時に乱流が生じているので容易に溝14から抜け出し、
溝14と放射状回転翼20との双方で該原料古紙Mを引
っ張って機械的に解繊する現象もほとんど認められなか
ったし、剪断及び擂り潰しの現象も認められなかった。
板22の回転軸方向幅Wとの比L0/Wを0.3以下と
なし、上記放射状回転翼20の周速を秒速40m以上と
なしている。
軸方向幅Wとの比は実験の結果求めたもので、距離L0
と翼板22の回転軸方向幅Wとの比L0/Wを0.3以
下となすと未解繊で原料古紙Mが流過するのをほとんど
防止できるものであった。また、上記放射状回転翼20
の周速を秒速40m以上となしたのは前記した気流の平
行方向の速度成分を秒速40m以上となすためである。
じく、その断面形状が一辺が3mmの正三角形状のもの
等を使用している。
グ本体10の一端面には駆動モータ30を固定し、この
駆動モータ30の駆動軸31を該円形ケーシング本体1
0内にその中心軸に合致させて挿入し、上記円形ケーシ
ング本体10内に挿入された駆動軸31には、円盤21
とこの円盤21の駆動モータ30とは反対面に放射状に
立設した翼板22,22,22・・・とで構成される放
射状回転翼20を固定している。
出口12とは共に円形ケーシング本体10の接線方向に
設けてあるが、本発明では上記流入口11は円形ケーシ
ング本体10の他端面中央に開口し、上記流出口12は
円形ケーシング本体10の周面で上記円盤21よりは駆
動モータ30側(流入口11とは反対側)によった部位
に接線方向に開口してある。そして、放射状回転翼20
によって円形ケーシング本体10内に生ずる旋回流は順
次流出口12より流出し、この流出分に相当する空気量
が、流入口11から順次流入するようになしてある。す
なわち、本実施例は気流を放射状回転翼20の軸方向か
ら吸引し接線方向に流出するようになしてある。
用されるものと同じであるが、送風機と相違するところ
は、放射状回転翼20は気流及び原料古紙Mを高速で回
転せしめるも、滞留時間を長くするために、送風機能を
抑止している。この送風機能を抑止するために、先ず、
円盤21を使用し、この円盤21は円形ケーシング本体
10内の主体部材10aと送風ケーシング部材10cの
中間に位置させ、該主体部材10a内と送風ケーシング
部材10c内とを該円盤21でその大部分を仕切るよう
になしてある。そして、放射状回転翼20はその全部乃
至大部分を主体部材10a内に位置させ、流出口12は
円形ケーシング本体10の周面で上記円盤21よりは駆
動モータ30側によった部位に接線方向に開口させるこ
とで、放射状回転翼20の回転によって生じた旋回流
は、主に主体部材10a内にあって、その一部が円盤2
1と円形ケーシング本体10の内周面との間隙から送風
ケーシング部材10c内に流入した後に流出口12より
流出するようになしてある。
「図7」乃至「図9」に示すように、各翼板22が直線
状の「図7」に示すラジアル方式、各翼板22が回転方
向P4に向かって夫々湾曲する「図8」に示すフォワー
ド方式、各翼板22が回転方向P4とは逆方向に向かっ
て夫々湾曲する「図9」に示すバックワード方式のいず
れを使用してもよいが、気流速度の関係(放射状回転翼
20の周速は一定とした場合)は以下の通りとなる。気
流の絶対速度(静止系よりみた速度)の平行方向(周方
向)の速度成分 フォワード方式>ラジアル方式>バックワード方式・・・・ (1) 気流の絶対速度(静止系よりみた速度で、本発明の平行
方向の速度成分と垂直方向の速度成分の合成) フォワード方式>ラジアル方式>バックワード方式・・・・ (2)
古紙Mの滞留時間を、(2)の関係から原料古紙Mが溝
14に衝突する速度を変化することができる。すなわ
ち、紙力が比較的弱い機械パルプ古紙はバックワード方
式を採用し、溝14に衝突する力は弱いが滞留時間を長
くし、紙力が比較的大きい化学パルプ古紙の場合はラジ
アル方式またはフォワード方式を採用して充分な速度で
原料古紙Mが溝14に衝突するようになすとよい。無
論、この調整はモータ30の回転数を調整することでも
可能であるが、モータ30に回転数の制約がある場合に
有効である。なお、上記翼板22,22,22・・・の
上端(「図2」右端)には中空円盤25を取り付けて補
強してある。
動モータ30の駆動軸31による片持ち方位式を採用し
てなる。なお、該放射状回転翼20はその中央に駆動軸
31が挿入される筒体23を有し、図では省略したがこ
の筒体23はキー連結により抜き差しは可能であるが該
駆動軸31に対しては回転は不能に連結して、この筒体
23に前記円盤21を固定している。また駆動軸31の
先端には放射状回転翼20の抜け止めナット24を締着
してある。
の二点からその採用が不可能とされていた。第一点は、
従来装置は放射状回転翼20の外周先端と溝14の歯先
との間隔が小さく設定してあったので装置制作上充分な
る精度が出せないことにあり、第二点は、古紙原料を剪
断したり擂り潰すので放射状回転翼20に大きな力が加
わり強度が確保できないことによるものである。
放棄してニューマチック叩解を採用したので、放射状回
転翼20の外周先端と溝14の歯先との間隔が大きく設
定でき、古紙原料を剪断したり擂り潰したりしないので
放射状回転翼20に無理な力が掛らず片持ち方式で充分
な精度と強度を実現できるものである。
0を複数枚固定したものである。この放射状回転翼20
を複数枚固定する理由は、原料古紙Mのうち、「図2」
に矢印P2aで示す最も円盤21側を通るものが、溝1
4に衝突する機会が少なく、短時間のうちに該円盤21
の裏側に移動し、まれに未解繊のままケーシング本体1
0内を流過してしまうことがあるのでこれを防止するた
めで、「図5」実施例ではこの放射状回転翼20を3枚
を駆動軸31に取り付けてある。なお、図示実施例にお
いて、この各放射状回転翼20は組み立て、分解の便宜
上、夫々別個のものを重ねて駆動軸31に装着するよう
になしてある。なお、放射状回転翼20を複数枚駆動軸
31に取り付ける代わりに複数舞の円盤21とその間に
翼板22,22,22・・・を一体的に連結したものを
使用してもよいのは無論である。
数枚を、上記駆動軸31に取り付けることで、一段目の
放射状回転翼20よりその円盤21の裏側に移動した原
料古紙は再び溝14に衝突する機会を得て未解繊で流過
することを防止するようになしてある。
ることで、原料古紙Mは均一に分散されるもので、一度
に多量の原料古紙が局所的に集中して供給された場合、
具体的には一か所に原料古紙Mが前記距離L0以上に堆
積して供給された場合は上記円盤21が邪魔板となっ
て、該円盤21の裏側には距離L0を通過できる分のみ
が順次通過することになり、さらに、それほど堆積して
いない場合でも、古紙原料Mが放射状回転翼20の多少
中心側にあるものは上記距離L0の間隙を円滑には通過
できないものもあって、「図10」に示すように、同図
左側の一段目の放射状回転翼20部位では原料古紙Mが
多少局所的に集中して存在していたものが、次段の放射
状回転翼20部位では、原料古紙Mが均一に分散するよ
うになるものである。
外周先端とケーシング本体10の内周面溝14の歯先先
端との距離L0を、原料古紙Mの厚みの10倍以上とな
し、かつ、この距離L0と翼板22の回転軸方向全幅W
1+W2+W3・・・との比L0/W1+W2+W3・
・・を0.3以下となしてある。すなわち、翼板22の
回転軸方向の幅は、単一の場合も複数枚使用した場合
も、上記距離L0との比を原則として変更する必要性は
ないし、むしろ、放射状回転翼20を複数枚使用する場
合は上記した円盤21の原料古紙Mを均一化する機能に
よって原料古紙Mが溝14に衝突する機会が増すので翼
板22の回転軸方向全幅は単一の場合よりも狭くしても
よいものである。。
シング本体10はその内径を一端面側を大径となし他端
面側は途中で段状に縮径してある。このケーシング本体
10を途中で段状に縮径したのは、上記と同じ原料古紙
Mが未解繊のままケーシング本体10内を流過してしま
うのを防止するためで、上記縮径段部では原料古紙Mが
下流側に移動する抵抗となって、原料古紙Mの均一分散
化に貢献できるものである。
外周先端とケーシング本体10の小径側内周面溝14の
歯先先端との小径側距離L01を、原料古紙Mの厚みの
10倍以上となし、かつ、放射状回転翼20の翼板22
の外周先端とケーシング本体10の大径側内周面溝14
の頂部との大径側距離L02を前記小径側距離L01よ
り大きく設定してある。
端とケーシング本体10の大径側内周面溝14の頂部と
の大径側距離L02を前記小径側距離L01より大きく
設定したのは、この部位では原料古紙Mを全周にわたっ
て均一化することを主たる目的とするためである。な
お、確実なる解繊のため、小径側距離L01と翼板22
の小径側部位に対応する回転軸方向幅Wとの比L0/W
は0.3以下となしてあるのは他の実施例と同じであ
る。
20,20の裏側に固定翼盤41を取り付け、さらに、
この固定翼盤41の裏側には送風翼盤42を取り付けて
なる。
し、解繊された原料古紙Mを「図6」に矢印P5で示す
ごとく中心側に方向転換させ、同時に送風翼盤42によ
って生ずる旋回流が放射状回転翼20側に影響しないよ
うに(原料古紙Mの滞留時間を長くする目的で)なして
いる。そして、送風翼盤42は通常の送風機と同じで、
その回転によって回転軸方向から空気を吸引した流出口
12より排気するようになしてあり、この気流で矢印P
5方向に移動した解繊済の原料古紙はこの送風翼盤42
で再び遠心方向に移動し流出口12より気流と共に流出
するようになしてある。
送風翼盤42の外径を変化させることで送風量、言い換
えるとケーシング本体10内を流過する気流及び原料古
紙Mの滞留時間を調整可能となすことができるものであ
る。
20 は両者が一体化したものを使用しているが、「図
5」例と同様に別体のものを使用してもよく、一枚で翼
板22が幅の広いものを使用してもよいものである。
機械的に引き裂いて解繊した従来の解繊方法に対して、
原料古紙Mを固定部材に気流によって衝突させて解繊す
るようになしたので空気輸送中の原料古紙Mを叩解によ
って解繊されるので、繊維が粉体に分断されるのを防止
できる古紙の乾式解繊方法及びその装置を提供できるも
のである。
板22の外周先端とケーシング本体10の内周面溝14
の歯先先端との距離L0を、原料古紙Mの厚みの10倍
以上となし、かつ、この距離L0と翼板22の回転軸方
向幅Wとの比L0/Wを0.3以下となしたことで、原
料古紙Mが壁面1の溝14と放射状回転翼20との双方
に係合して引き裂く現象と、原料古紙Mが擂り潰される
現象ががほとんど回避でき、繊維が粉体に分断されるの
を防止できる古紙の乾式解繊装置を提供できるものであ
る。
体10の一端面には駆動モータ30を固定し、この駆動
モータ30の駆動軸31を該円形ケーシング本体10内
にその中心軸に合致させて挿入し、上記円形ケーシング
本体10内に挿入された駆動軸31には、円盤21とこ
の円盤21の駆動モータ30とは反対面に放射状に立設
した翼板22,22,22・・・とで構成される放射状
回転翼20を固定してあるので、所謂片持ち方式となり
簡易な構成の古紙の乾式解繊装置を提供できるものであ
る。
ーシング本体10の他端面中央に開口し、上記流出口1
2は円形ケーシング本体10の周面で上記円盤21より
は駆動モータ30側に寄った部位に接線方向に開口して
あるので、放射状回転翼20は従来の送風機とは相違し
て、その送風機能が充分に発揮できず、代わりに該放射
状回転翼20を解繊に必要な高速回転を行っても、原料
古紙Mの滞留時間を長く確保し、円形ケーシング本体1
0内を何回も旋回して小型の装置で斜面14aとの確実
な衝突、解繊を確保できる古紙の乾式解繊装置を提供で
きるものである。
0を複数枚固定したため、円形ケーシング本体10の奥
側に供送された原料古紙Mも斜面14aと衝突する機会
を確実に保証され、未解繊のものが混入することを防止
できる古紙の乾式解繊装置を提供できるものである。
本体10はその内径を一端面側を大径となし他端面側は
途中で段状に縮径してなるので、この段状に縮径部位で
下流側に移動する原料古紙Mが抵抗を受け、滞留時間を
多くすると共に、均一分散して効率的な解繊が行える古
紙の乾式解繊装置を提供できるものである。
来と相違することから繊維が細かく分断されにくい古紙
の乾式解繊装置を提供できるもので、その実験結果は
「図12」に示す通りであった。この「図12」のグラ
フは横軸に解繊された繊維長を縦軸にその数量割合を表
したもので、原料古紙Mは3×12mmのものを使用し
た。
「図14」の従来装置で、距離L0は0.6mm,回転
速度は周速30m/s(仕様上、これ以上の回転速度の
実験は不可能であった。) 実線は「図5」例で、距離L0は1mm,回転速度は周
速60m/s 細二点鎖線は「図5」例で、距離L0は1mm,回転速
度は周速90m/s とした。その結果、「図5」例で回転速度を周速60m
/sとなすと0.6mm以下の繊維は従来装置を使用し
た場合に比較して1/3程度に減少でき、さらに回転速
度を周速90m/sとなすと1mm以上の繊維長のもの
が60%以上を占め再生原料にそのまま使用できる解繊
繊維を得ることができることが確認された。
図である。
面側面図である。
面側面図である。
である。
面図である。
翼の正面図である。
本体内周面の正面図である。
図である。
ある。
面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 気体流路(R)の内面に断面波形の壁面
(1)を設け、この気体流路R内に壁面(1)と平行方
向の速度成分と、該壁面(1)に衝突する垂直方向の速
度成分とを有した気流を流過させ、 細かく裁断した原料古紙(M)を、上記気流に伴送させ
て気体流路(R)内を流過させるようになしたことを特
徴とする古紙の乾式解繊方法。 - 【請求項2】 気体流路(R)の内面に断面波形の壁面
(1)を設け、この気体流路(R)内に壁面(1)と平
行方向の秒速40m以上の速度成分と、該壁面(1)に
衝突する垂直方向のわずかな速度成分とを有した気流を
流過させ、細かく方形に裁断した原料古紙(M)を、上
記気流に伴送させて気体流路(R)内を流過させるよう
になしたことを特徴とする古紙の乾式解繊方法。 - 【請求項3】流入口(11)と流出口(12)とを有し
た円形ケーシング本体(10)内に、放射状回転翼(2
0)を収納し、該円形ケーシング本体(10)の内周面
には放射状回転翼(20)の軸と平行方向の溝(14,
14,14・・・)を設けてなる古紙の乾式解繊装置に
おいて、 放射状回転翼(20)の翼板(22)の外周先端とケー
シング本体(10)の内周面溝(14)の歯先先端との
距離(L0)を、原料古紙(M)の厚みの10倍以上と
なし、かつ、この距離(L0)と翼板(22)の回転軸
方向幅(W)との比(L0/W)を0.3以下となし、 上記放射状回転翼(20)の周速を秒速40m以上とな
したことを特徴とする古紙の乾式解繊装置。 - 【請求項4】流入口(11)と流出口(12)とを有し
た円形ケーシング本体(10)内に、放射状回転翼(2
0)を収納し、該円形ケーシング本体(10)の内周面
には放射状回転翼(20)の軸と平行方向の溝(14,
14,14・・・)を設けてなる古紙の乾式解繊装置に
おいて、 上記円形ケーシング本体(10)の一端面には駆動モー
タ(30)を固定し、この駆動モータ(30)の駆動軸
(31)を該円形ケーシング本体(10)内にその中心
軸に合致させて挿入し、 上記円形ケーシング本体(10)内に挿入された駆動軸
(31)には、円盤(21)とこの円盤(21)の駆動
モータ(30)とは反対面に放射状に立設した翼板(2
2,22,22・・・)とで構成される放射状回転翼
(20)を固定し、 上記流入口(11)は円形ケーシング本体(10)の他
端面中央に開口し、上記流出口(12)は円形ケーシン
グ本体(10)の周面で上記円盤(21)よりは駆動モ
ータ(30)側に寄った部位に接線方向に開口し、 上記円盤(21)の外周端及び放射状回転翼(20)の
翼板(22)の外周先端と、ケーシング本体(10)の
内周面溝(14)の歯先先端との距離(L0)を、原料
古紙(M)の厚みの10倍以上となし、かつ、この距離
(L0)と翼板(22)の回転軸方向幅(W)との比
(L0/W)を0.3以下となし、 上記放射状回転翼(20)の周速を秒速40m以上とな
したことを特徴とする古紙の乾式解繊装置。 - 【請求項5】流入口(11)と流出口(12)とを有し
た円形ケーシング本体(10)内に、放射状回転翼(2
0)を収納し、該円形ケーシング本体(10)の内周面
には放射状回転翼(20)の軸と平行方向の溝(14,
14,14・・・)を設けてなる古紙の乾式解繊装置に
おいて、 上記円形ケーシング本体(10)の一端面には駆動モー
タ(30)を固定し、この駆動モータ(30)の駆動軸
(31)を該円形ケーシング本体(10)内にその中心
軸に合致させて挿入し、 上記円形ケーシング本体(10)内に挿入された駆動軸
(31)には、円盤(21)とこの円盤(21)の駆動
モータ(30)とは反対面に放射状に立設した翼板(2
2,22,22・・・)とで構成される放射状回転翼
(20)を複数枚固定し、 上記流入口(11)は円形ケーシング本体(10)の他
端面中央に開口し、上記流出口(12)は円形ケーシン
グ本体(10)の周面で上記円盤(21)よりは駆動モ
ータ(30)側によった部位に接線方向に開口し、 上記円盤(21)の外周端及び放射状回転翼(20)の
翼板(22)の外周先端と、ケーシング本体(10)の
内周面溝(14)の歯先先端との距離(L0)を、原料
古紙(M)の厚みの10倍以上となし、かつ、この距離
(L0)と翼板(22)の回転軸方向全幅(W1+W2
+W3・・・)との比(L0/W1+W2+W3・・
・)を0.3以下となし、 上記放射状回転翼(20)の周速を秒速40m以上とな
したことを特徴とする古紙の乾式解繊装置。 - 【請求項6】流入口(11)と流出口(12)とを有し
た円形ケーシング本体(10)内に、放射状回転翼(2
0)を収納し、該円形ケーシング本体(10)の内周面
には放射状回転翼(20)の軸と平行方向の溝(14,
14,14・・・)を設けてなる古紙の乾式解繊装置に
おいて、 上記円形ケーシング本体(10)はその内径を一端面側
を大径となし他端面側は途中で段状に縮径し、 上記円形ケーシング本体(10)の一端面には駆動モー
タ(30)を固定し、この駆動モータ(30)の駆動軸
(31)を該円形ケーシング本体(10)内にその中心
軸に合致させて挿入し、 上記円形ケーシング本体(10)内に挿入された駆動軸
(31)には、円盤(21)とこの円盤(21)の駆動
モータ(30)とは反対面に放射状に立設した翼板(2
2,22,22・・・)とで構成される放射状回転翼
(20)を複数枚固定し、 上記流入口(11)は円形ケーシング本体(10)の他
端面中央に開口し、上記流出口(12)は円形ケーシン
グ本体(10)の周面で上記円盤(21)よりは駆動モ
ータ(30)側によった部位に接線方向に開口し、 上記円盤(21)の外周端及び放射状回転翼(20)の
翼板(22)の外周先端とケーシング本体(10)の小
径側内周面溝(14)の歯先先端との小径側距離(L0
1)を、原料古紙(M)の厚みの10倍以上となし、か
つ、放射状回転翼(20)の翼板(22)の外周先端と
ケーシング本体(10)の大径側内周面溝(14)の頂
部との大径側距離(L02)を前記小径側距離(L0
1)より大きく設定し、この小径側距離(L01)と翼
板(22)の小径側部位に対応する回転軸方向幅(W)
との比(L0/W)を0.3以下となし、 上記放射状回転翼(20)の周速を秒速40m以上とな
したことを特徴とする古紙の乾式解繊装置。 - 【請求項7】上記翼板(22)が外周端側が放射状回転
翼(20)の回転方向(P4)に向かって湾曲するよう
になした「請求項3」乃至「請求項6」の古紙の乾式解
繊装置。 - 【請求項8】上記翼板(22)が外周端側が放射状回転
翼(20)の回転方向(P4)とは逆方向に向かって湾
曲するようになした「請求項3」乃至「請求項6」の古
紙の乾式解繊装置。
Priority Applications (6)
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|---|---|---|---|
| JP26589593A JP3380010B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 古紙の乾式解繊方法 |
| US08/313,895 US5564635A (en) | 1993-09-29 | 1994-09-28 | Apparatus for dry disintegration of used paper |
| GB9419600A GB2282767B (en) | 1993-09-29 | 1994-09-29 | Method and apparatus for dry disintegration of used paper |
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