JPH07102869B2 - ウェットティッシュ包装体、その製造方法および製造装置 - Google Patents

ウェットティッシュ包装体、その製造方法および製造装置

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JPH07102869B2
JPH07102869B2 JP1257301A JP25730189A JPH07102869B2 JP H07102869 B2 JPH07102869 B2 JP H07102869B2 JP 1257301 A JP1257301 A JP 1257301A JP 25730189 A JP25730189 A JP 25730189A JP H07102869 B2 JPH07102869 B2 JP H07102869B2
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tissue paper
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液体を含浸させた湿潤状態のティッシュペーパ
ー(以下ウェットティッシュと称す)を容器に収納した
ウェットティッシュ包装体、その製造方法および製造装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近では、化粧落しや、皮膚の汚れを拭き取ったり、台
所の汚れ(例えば、レンジまわりの汚れ、冷蔵庫の汚
れ)を拭き取ったりするのに、繊維素材(例えば不織
布、織布、ガーゼ等)に化粧水や、アルコール、保湿
剤、界面活性剤等を含む清浄液または洗浄液等を含浸し
たさせたウェットティッシュが広く使用されている。
従来のウェットティッシュ包装体として、繰返し開放・
密封可能な筒状の容器にロール状に巻かれたウェットテ
ィッシュを収納し、これを筒状容器の上部からポップア
ップ式に引出して使用するものがある(例えば、実公昭
48-33587号公報)。
このロール状のウェットティッシュは長尺の薄帯状のウ
ェットティッシュをその幅のまま巻いたものである。薄
帯状のウェットティッシュには、ティッシュの両側端間
を延在するミシン目が多数、等間隔に設けられており、
使用時にティッシュの端をまっすぐ上に引張り出すと、
このミシン目が容器の蓋部材の中央に設けた小穴を通る
際にそこで千切れて、1枚1枚のティッシュとなる。
また、前記筒状のウェットティッシュ容器とは別に、携
帯用のウェットティッシュ包装体が従来知られている
(例えば、実公昭59-2696号公報)。この携帯用のウェ
ットティッシュ包装体は、通常10枚程度のウェットティ
ッシュを収納した扁平な袋体(封入袋)であり、取出し
口およびこの取出し口を覆う開閉蓋を備えている。例え
ば、開閉蓋を片面に感圧接着剤を塗布したシート片とし
て、このシート片を袋体本体に形成された取出し口を覆
うように貼着したものがある。あるいは、袋体本体の一
部にU字状またはコ字状の切れ目を設けて、この切れ目
に囲まれた部分を開閉蓋とし、この開閉蓋よりも大きな
シート小片に感圧接着剤を塗布し且つ取出し口となる開
口を設け、このシート小片を袋体内部から前記切れ目の
箇所に貼着したものもある。
このタイプのウェットティッシュ包装体は、1枚ずつに
分れたウェットティッシュが袋体の大きさに合せて縦方
向および横方向に1枚ずつ小さく折畳まれて収納されて
おり、1枚取り出した後、開閉蓋を閉め、また次に使用
するときに開閉蓋を開けて上の1枚を取出すものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のポップアップ式の収納容器はウェットティッシュ
をそのロールの軸方向に引出すため、ウェットティッシ
ュ・ロールを立てた状態で収納しなければならず、当然
に収納容器の高さはロールの幅よりも高くなる。また、
ウェットティッシュの収納量を増加しようとする場合
は、容器の径を大きくすることができるだけである。
このように、従来のポップアップ式ウェットティッシュ
包装体においては、収納容器の大きさはウェットティッ
シュの幅により制約され、すなわち、ウェットティッシ
ュの幅よりも容器の高さを低くすることができないし、
またウェットティッシュの幅よりも容器の高さを高くし
ても、収納量を増やすことができない。逆に言えば、容
器の大きさにより、収納されるウェットティッシュの大
きさが制約される。
また、従来のホップアップ式ウェットティッシュ包装体
においては、ロール状に巻かれたウェットティッシュ
は、最後の方になると数巻分が互いに密着したままとな
って一遍に引張り上げられてくるため、小穴のところを
うまく通らず切れてしまうという欠点がある。
一方、前述の携帯用のウェットティッシュ封入袋は柔軟
なシート材から構成され、加工方法も容易で、生産効率
がよいので、ポップアップ式ウェットティッシュ包装体
に使用する成形容器に比較して安価に生産することがで
きる。しかしながら、このタイプのウェットティッシュ
包装体は、1枚ずつに分れたウェットティッシュが袋体
の大きさに合せて縦方向および横方向に1枚ずつ小さく
折畳まれ、積重ねられて収納されている。このように収
納するため、大きなウェットティッシュを小さな封入袋
に収納するためには縦方向と横方向に多数回折畳まなけ
ればならないが、複雑過ぎると機械化出来なかったりし
て、生産性が悪くなる。従って、封入袋の大きさにより
収納されるウェットティッシュの大きさも制約される。
また、従来の携帯用のウェットティッシュ包装体におい
ては、一番上のウェットティッシュを取出す際に、一番
上のウェットティッシュだけでなく直ぐ下のウェットテ
ィッシュまでも一緒に抓み上げて取出してしまうことが
よくあり、問題であった。
更に、ウェットティッシュは濡れた状態で縦方向および
横方向に小さく折畳まれているため、ウェットティッシ
ュを封入袋から取出した後、使用する前にウェットティ
ッシュを縦横方向に広げなければならない。しかし、ウ
ェットティッシュが畳まれて面接触している部分は濡れ
て互いにくっついているために広げ難く、手間が掛か
る。
本発明はこのような従来の問題を解決することを目的と
し、容器の大きさとウェットティッシュの大きさが互い
に制限を及ぼさないようにすることおよび容器から引出
したウェットティッシュを容易に広げられるようにする
ことを目的とする。すなわち、筒状の容器であっても袋
状の容器であっても、任意の大きさの容器に任意の大き
さのウェットティッシュを収納でき且つ容器から引出し
たウェットティッシュが容易に広げられるようなウェッ
トティッシュ包装体及びその製造方法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば上記目的を達成するために、液体を含浸
したティッシュペーパーと該ティッシュペーパーを収納
した容器からなる包装体において、容器から引出される
前の容器内における前記湿潤状態のティッシュペーパー
が幅方向に絞られたロープ状であり、該ロープ状ティッ
シュペーパーが堆積した状態または円筒状に巻取られた
状態で容器内に収納されていることを特徴としている。
また、その製造方法においては、長尺の薄帯状のティッ
シュペーパーを幅方向に絞ってロープ状とした後に、又
は多数の短尺のティッシュペーパーを、隣接するティッ
シュペーパーの一部が互いに重なり合うように置いて薄
帯状とし、これを幅方向に絞ってロープ状とした後に、
容器に収納し、前記ティッシュペーパーを容器に収納す
る前又は収納した後に湿潤させることを特徴としてい
る。また、その製造装置においては、ティッシュペーパ
ーを連続的に供給する手段と、該ティッシュペーパーを
その幅方向に収束してロープ状にする手段と、前記収束
されたティッシュペーパーを長いロープ状のまま堆積ま
たは巻取る手段、およびティッシュペーパーを湿潤させ
る手段からなることを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、湿潤状態にすべきティッシュペーパー
を幅方向に絞ってロープ状としてから、容器内に収納し
ているので、容器の大きさによってウェットティッシュ
の大きさが制限されず、また、ウェットティッシュの大
きさも容器の大きさに制限を与えない。
従って、筒状の容器であっても袋状の容器であっても、
任意の大きさの容器に任意の大きさのウェットティッシ
ュを収納したウェットティッシュ包装体とすることがで
きる。
また、ウェットティッシュを幅方向に絞ってロープ状と
しているので、従来のロール状に巻かれたウェットティ
ッシュと異なって、最後の方になってもウェットティッ
シュ同士が密着した状態とならず、最後まで上手に引出
すことができる。
更に、ウェットティッシュを幅方向に絞ってロープ状と
しているので、従来の携帯用のウェットティッシュ包装
体における折畳んだウェットティッシュと異なって、簡
単に1枚ずつ取出すことができる。しかも、本発明のウ
ェットティッシュは、濡れた状態で縦方向および横方向
に小さく折畳まれているのではなく、幅方向に絞ったロ
ープ状となっているので、簡単にウェットティッシュを
広げることができる。
〔実施例〕
以下図面に示した実施例に基いて本発明を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の包装体の一実施例を示す一部破断斜視
図である。
第1図に示した本発明の第1実施例のウェットティッシ
ュ包装体においては、液体を含浸させた湿潤状態のウェ
ットティッシュ3は従来から知られている筒状の容器1
に収納されている。
容器1は筒状の容器本体10と、この容器本体に被せられ
る蓋部材11とからなり、一般にこれらは合成樹脂をブロ
ー成形や真空成形して製造される。蓋部材11には、ウェ
ットティッシュ3を引出すための取出し口12があり、更
にこの取出し口12を繰返し開放密閉するための開閉蓋14
が設けられている。
本発明によれば、ウェットティッシュ3は従来のものと
異なって、幅方向に絞られたロープ状となって容器1内
に収納されている。
ウェットティッシュ3となるティッシュペーパーの素材
としては、例えば、不織布、紙、ガーゼ等の繊維素材や
シート状の発泡体等を用いればよい。また、前記ティッ
シュペーパーに含浸させる液体(含浸液)としては、例
えば、化粧水や乳液等の化粧品;消毒液や治療剤等の薬
剤;アルコール、保湿剤、界面活性剤等を含む皮膚を拭
うための清浄液;またはアルコール、油分、保湿剤、界
面活性剤等を含む台所用洗浄液等である。
本発明のロープ状のウェットティッシュ3は、第3図に
示すように、短尺の1枚1枚の紙32に切離すことができ
るように所定間隔で切離し用ミシン目31が設けられた長
尺の薄帯状ティッシュペーパー30を用い、これをロープ
状としたものでもよい。
或は、ロープ状のウェットティッシュ3は、多数枚の短
尺のティッシュペーパー33を、隣接するティッシュペー
パー同士の端部が互いに重なり合うように配列して、こ
れを長いロープ状としたものでもよい。この場合、使用
時にはティッシュペーパーが湿潤していること及びティ
ッシュペーパーがロープ状になっていることにより、隣
接するティッシュペーパーの端部を単に重ね合せただけ
でも、使用時に連続的に引出すことができる。
または、第4図に示すように、ティッシュペーパー33の
端部を折曲げて、折曲げ部分33aが互いに引掛かり合っ
た状態で重ね合せてもよい。
第2図は本発明のウェットティッシュ包装体の製造方法
の一実施例を示す工程図であり、前半は平面図、後半は
側面図としている。
まず、ウェットティッシュ用原反ロール40から連続した
薄帯状のティッシュペーパー30を引出す。次に、ミシン
目形成装置41により所定間隔でティッシュペーパー30に
ミシン目状の切離し用切込み31を設ける。なお、ミシン
目状切込み31を原反ロール40から引出したティッシュペ
ーパー30に形成する代りに、原反としてティッシュペー
パーを巻取る前に予めティッシュペーパー30にミシン目
を設けてから、原反ロール40として巻取るようにしても
よい。
次に、原反側の径が大きく且つ反対側の径が小さく狭め
られたラッパ状の管42の内部にティッシュペーパー30を
通して、ティッシュペーパー30を絞り込み、ティッシュ
ペーパー30をロープ状とする(第2図において、以上の
工程は平面図で示されている)。この場合、ラッパ管42
の前または後、またはラッパ管42の内部において、蒸
気、水、含浸液等の適宜の水分を散布してティッシュペ
ーパー30を加湿することが好ましい(第2図においては
加湿器を42aで示した)。加湿すると、ティッシュペー
パー30は絞り込み易く、また絞り込んでロープ状とした
状態がそのまま維持され易い。
なお、ティッシュペーパー30をロープ状にするロープ形
成手段としては、ラッパ管42に限定されず、ティッシュ
ペーパー30を幅方向に絞り込めるものであればどのよう
な形態のものでもよい。例えば、単にリング状のもので
もよい。
そして、前述のようにしてロープ状としたティッシュペ
ーパー30を適宜の手段で任意の形状で堆積する。例え
ば、第5図(a)に示したようなコイル状に堆積する。
このように堆積するには、綿糸紡績におけるコイラーモ
ーションによるスライバのケンス内への堆積方法と同様
に行えばよい。すなわち、第2図(以下の工程は側面図
で示されている)及び第5図(b)に示すように、チュ
ーブ状ガイド43の回転中心Oがテーブル44の回転中心P
から偏心しているように配置し、チューブ状ガイド43を
回転させながらその先端43aからロープ状ティッシュペ
ーパー30を案内し、回転しているテーブル44上に落下堆
積させる。このようにすると、ガイド43の回転中心Oは
ターンテーブル44の回転中心Pを中心として円を描くと
同時に、ガイド43の先端43aはガイド43の回転中心Oを
中心として円を描き、その結果、第5図((a)に示す
ように渦巻き状に堆積できる。
別の堆積の方法として、ガイド43を左右に振りながらテ
ィッシュペーパー30を落下させ、同時にテーブル44を前
後に往復動させると、直方体形状にティッシュペーパー
30を堆積することができる。
更に別の堆積の方法として、ガイド43を回転させながら
その回転半径を増減したり、或はガイド43の先端位置を
左右に少しずつ移動させながら同時にテーブル44を回転
させたりすることにより、円筒形にティッシュペーパー
30を堆積させることができる。
前記ティッシュペーパー30を所定長または所定量堆積さ
せたら、カッター45でティッシュペーパー30を切断す
る。そして、堆積したティッシュペーパー30を押出し手
段46によりテーブル44からコンベア47上に移す。その
後、このティッシュペーパー30を容器1の本体10に収納
する。容器1に収納する前または収納した後に、含浸液
をティッシュペーパー30に施して湿潤させてウェットテ
ィッシュ3とする。(第2図においては、ティッシュペ
ーパー30を容器1に収納後、湿潤装置48から含浸液を供
給している。)そして、容器1の本体10に蓋11を被せ
て、包装する。
なお、ロープ形成手段42の箇所またはその前後において
ティッシュペーパー30に含浸液を付与し且つそれで充分
湿潤されている場合には、最終段階において含浸液をテ
ィッシュペーパー30に付与しなくてもよい。
また、前述した実施例では、ティッシュペーパー30をテ
ーブル44上に堆積したが、堆積する代りに、ロープ状テ
ィッシュペーパー30を一旦巻き芯上に巻取り、その後に
巻き芯を抜き取って、芯無しの円筒形状としてもよい。
第6図は本発明のウェットティッシュ包装体の製造方法
の別の実施例を示す工程図(側面図)である。
この実施例は、前述した実施例と異なって、すなわち、
長尺のティッシュペーパーを用いる代りに、短尺の1枚
1枚に切離されているティッシュペーパー33を用い、こ
れをロープ状とする。
まず、所望の大きさに裁断されているティッシュペーパ
ー33をティッシュペーパー供給装置50から送出しローラ
50a等の適宜な手段により1枚ずつ送出す。送出された
ティッシュペーパー33を、送りローラ51により、ティッ
シュペーパー30を幅方向に絞り込むロープ形成手段42に
送り込む。この場合、ロープ形成手段42に次々に送り込
まれるティッシュペーパー33の両端がそれぞれ隣接する
ティッシュペーパー33の端部と互いに重なり合った状態
となるように、ティッシュペーパー供給装置50の送出し
速度及び送りローラ51の送り速度を適当に調節する。ま
た、ロープ形成手段42から引取られるロープの速度もテ
ィッシュペーパー33の端部の重なり合いを保つように適
当に調節する。
このようにして隣接するティッシュペーパー33の端部が
互いに重なり合った薄帯状態で、ティッシュペーパー33
はロープ形成手段42に送り込まれ、そこで薄帯状の幅方
向に絞り込まれてロープ状となる。この場合、前述した
方法と同様にロープ形成手段42の前または後、またはロ
ープ形成手段42の内部において、蒸気、水、含浸液等の
適宜の水分を散布してティッシュペーパー30を加湿する
ことが好ましい(第6図では、ロープ形成手段42の内部
において加湿器42aにより加湿している)。特に、ロー
プ形成手段42の手前で加湿することが好ましい。
多数枚の短尺のティッシュペーパー33をロープ状とした
後は、前述した方法と同様にしてテーブル44上に堆積す
る。そして、所定長または所定量堆積させたら、カッタ
ー45でロープ状ティッシュペーパー33を切断して、堆積
したティッシュペーパー33を押出し手段46によりテーブ
ル44からコンベア47上に移す。
次に、堆積されたティッシュペーパー33をプレス装置52
により周囲から押圧して、所望の形状、例えば直方体、
に整える。形を整えた前記ロープ状ティッシュペーパー
33を容器1に収納する。そして、前述した方法と同様
に、容器1に収納する前または収納した後に、湿潤装置
48から含浸液をティッシュペーパー33に施して湿潤させ
てウェットティッシュ3とする。そして、容器1に蓋を
被せて、包装する。
第7図は本発明の包装体の別の実施例を示す一部破断斜
視図である。
この実施例においては、ロープ状のウェットティッシュ
3は直方体の形状に整形され、四角い容器1に収納され
ている。
この容器1は、底が開いた直方体形状の本体10と、本体
の底を密閉する底部材15とから構成される。容器本体10
の天井部のほぼ中央には凹部16が設けられ、この凹部16
の底面17にはロープ状のウェットティッシュ3を引出す
ための取出し口12がある。また、本体10の天井部には凹
部16を繰返し開封・密封可能な開閉蓋14が設けられてい
る。
容器本体10は、合成樹脂をブロー成形や真空成形して、
凹部を一体的に形成して製造すればよい。この場合、容
器の厚みを比較的薄くすることが好ましく、もし、全体
的に厚みがある場合は凹部16の底面17だけでも薄くする
とよい。
開閉蓋14は繰返し開封・密封できればどのようなもので
もよい。また、開閉蓋14の一端を適宜の方法(例えば接
着剤、ヒートシール等)で本体10に固着することが好ま
しい。
第7図に示した開閉蓋14は、液密性シートを用いて、そ
の片面に感圧接着剤14aを塗布したものであり、製造上
簡便である。感圧接着剤14aは開閉蓋14の全面に塗布し
てもよいが、使用時に引出されたウェットティッシュ3
が感圧接着剤14aに付着しないようにするために、感圧
接着剤14aを開閉蓋14の周縁部にのみ塗布したり、或は
第7図に示すように、感圧接着剤14aを開閉蓋14に全面
的に塗布すると共に、凹部16に対応する箇所にシート片
14bを貼り付けたりすることが好ましい。
前述のような構造の容器本体10に、ロープ状のウェット
ティッシュ3を底から内部に入れて収納した後に、底部
材15を取付ける。底部材15は容器本体10を密封できれ
ば、その材質、構造は特に限定されない。例えば、底部
材15として液密性のシートを用い、接着剤やヒートシー
ルにより容器本体10の底面に固着する。
このように底部材15を固着した場合は、第1図に示した
実施例のように蓋部材11を開けてウェットティッシュ3
を取出すことができないので、凹部16の底面17に設けら
れる取出し口12は、指先が入り且つ引出されたロープ状
のウェットティッシュ3を把持できるような形状とす
る。例えば、第7図に示すように、取出し口12を小孔12
aと小孔12aから延びる数本のスリット12bとから構成す
る。
最初の使用時に取出し口12に指先を挿入すると、スリッ
ト12bがあるために底面17が撓んで押し広げられ、容器
内部に収納されたウェットティッシュ3を摘み出すこと
ができ、そして摘み出されたウェットティッシュ3は小
孔12aの箇所で次のウェットティッシュ3と切離される
か(長尺のウェットティッシュの場合)、または分離さ
れる(短尺のウェットティッシュの場合)。
このようにウェットティッシュ3を引出す際に、同時に
次回使用分のウェットティッシュ3の一部が一緒に引出
され、その部分が取出し口12から僅かに引出された状態
で小孔12aで把持される。引出されて小孔12aに保持され
たウェットティッシュ3の部分は凹部16内に収容できる
ので、開閉蓋14を容器1の天井部に貼着すると、容器1
は再び密封状態となる。
第8図は本発明の包装体の他の実施例を示す斜視図であ
る。
この実施例における包装体は柔軟なシートから形成され
たピロータイプの封入袋(すなわち容器)1と、この封
入袋1の中に収納された、封入袋1よりもやや硬い材料
からなるトレイ部材2と、ロープ状のウェットティッシ
ュ3〔第8図では点線で示している〕とからなる。
封入袋1はロープ状のウェットティッシュ3を取出すた
めの取出し口12およびこの取出し口12を覆う開閉蓋14を
備えており、従来公知の携帯用ウェットティッシュ封入
袋と同様の構造のものを用いることができる。
袋体本体10を構成する柔軟なシートとしては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材かまたは複合
材、あるいは、これら合成樹脂シートとアルミフォイ
ル、紙等とを張合わせた複合シートを用いればよい。
なお、袋体本体10を構成するシートは収納するロープ状
のティッシュ3に含浸させた液体に応じて気密性や液密
性のものを使用すればよい。例えば、揮散性の強い香料
等が含浸液に含まれる場合は、液密性だけでなく気密性
をも有するシートを用いるのが好ましい。
第8図に示した実施例では、封入袋1の開閉蓋14は袋体
本体10とは別体のシート片である。開閉蓋14の材質は袋
体本体10と同様の液密性シートを用いる。この実施例で
は袋体本体10のシートおよび開閉蓋14のシートは共に液
密性シートである。
開閉蓋14は、その片面(袋体本体10に接する側の面)
に、摘み部14cを残して、ポリエステル系、アクリル
系、ゴム系などの感圧接着剤14bが塗布されており、袋
体本体10に形成された取出し口12または取出し口12を形
成するための切離し用切込みを覆って、繰返し開閉可能
に袋体本体10に貼着される。開閉蓋14の摘み部14cと反
対側の端部14dは、ヒートシールまたは接着剤等により
袋体本体10に固着するか、開閉蓋14の両側辺からスリッ
トを入れてスリットから先の部分が剥離しないようにす
ることが好ましい。
袋体本体10に設けられる取出し口12は楕円形、円形、長
方形、菱形等適宜の形状とする。また、取出し口12を切
離し用切込みにより形成する場合、切離し用切込みは、
例えば袋体本体10の平面においてミシン目状である切込
みや袋体本体10を構成するシート材を厚み方向に切断し
た断面においてシート材の外側面から内側面の近傍に向
けて断面V字状である切込みとし、この切込みが袋体本
体10の平面において楕円形などの閉ループやU字形のよ
うな開ループを描いて袋体本体10に形成されている。
そして、ウェットティッシュ3を使用するために開閉蓋
14を最初に開封する際に閉ループまたは開ループに囲ま
れた部分14eが袋体本体10から切離されて開閉蓋14に貼
着したままとなり、切離された跡が取出し口12となる。
第8図に示すように、トレイ部材2は封入袋1の内部に
収納され、封入袋1の頂面(取出し口12や開閉蓋14を設
けた側の面、すなわち、底面と反対側の面)とロープ状
のウェットティッシュ3との間に位置している。
トレイ部材2は平坦な又はほぼ平坦な頂面部21とこの頂
面部21のほぼ中央に設けられた凹部22とを有している。
好ましくは、頂面部21の外周に側壁23を設ける。凹部22
の底面24にはロープ状のウェットティッシュ3を引出す
ための取出し口25がある。トレイ部材2における取出し
口25は、第7図に示した実施例における凹部16の取出し
口12と同様に、指先が入り且つ引出されたロープ状のウ
ェットティッシュ3を保持できるような任意の形状であ
る。
第8図に示した包装体においては、最初の使用時に開閉
蓋14を開けると、取出し口12の直下にトレイ部材12の凹
部22があり、トレイ部材2の取出し口25から指先を封入
袋1内に挿入して、内部に収納されたウェットティッシ
ュ3を摘み出す。第7図の実施例に関して説明したのと
同様に、次回使用する分のロープ状のウェットティッシ
ュ3の端部が使用分のウェットティッシュ3と共に引出
され、この端部が取出し口25で把持される。そして、再
び開閉蓋14を封入袋1に貼着すると、封入袋1が密封状
態となる。
第8図に示した実施例では、容器1が柔軟なシート材料
から作られた封入袋1であるので、容器1が変形可能で
あり、内部に収納されたウェットティッシュ3の量が使
用につれて減った場合は、封入袋1は平らになることが
できる。従って、もし次回分のロープ状のウェットティ
ッシュ3が上手にトレイ部材2の取出し口25から引出せ
なかった場合にも、ウェットティッシュ3の残量に関係
なく、常に簡単にウェットティッシュ3を取出し口25か
ら摘み出すことができる。
なお、前述した実施例では封入袋1はピロータイプであ
ると説明したが、柔軟なシート材料から作られる封入袋
はピロータイプに限られることなく、三方シールタイプ
やチューブの両端をシールしたもの等としてもよい。こ
れらの場合、第8図の実施例と同様に感圧接着剤を塗布
したシート状開閉蓋を設けたり、ウェットティッシュ3
を把持できる取出し口を有するトレイ部材を封入袋内部
に入れたりすることが好ましい。例えば、柔軟な液密性
のシートからなるチューブの一端をシールして袋状と
し、円筒状に堆積させたウェットティッシュを袋の中に
入れ、その上にトレイ部材を載せ(或はトレイ部材を入
れてからウェットティッシュを収納し)、袋の開口して
いる端部をシールして、本発明の包装体とすることがで
きる。この場合も、チューブの一方の端部(トレイ部材
が位置する側)付近に取出し口および開閉蓋を予めウェ
ットティッシュを収納する以前に設けておくとよい。
第9図は本発明の包装体の更に別の実施例を示す斜視図
である。
この実施例において、容器1は本体10と蓋部材11とから
なり、本体10にロープ状のウェットティッシュ3の取出
し口12および開閉蓋14が設けられている。また、壁等に
掛けられるように取付け穴19aを設けた取付け部19が本
体10に設けられている。蓋部材11が取外し可能であり、
蓋部材を開ければ容器内部に収納されたウェットティッ
シュ3に常に自由に接近できるので、容器本体10は変形
可能でなくてもよく、深さが深くてもよい。
本発明の包装体は前述の実施例に限定されるものではな
く、特に容器1は液密性で、密封可能であれば、どのよ
うな構造、形状、材質であってもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、湿潤状態のティッシュペーパーをロー
プ状としてから容器内に収納しているので、容器の大き
さによりウェットティッシュの大きさが制限されること
なく、また、ウェットティッシュの大きさにより容器の
大きさが制限されることもない。更に、収納するウェッ
トティッシュの分量もウェットティッシュの大きさによ
り制限されることなく、容器の大きさを変えることによ
り自由に調節できる。
従って、任意の形状、構造、寸法の容器に、任意の大き
さのウェットティッシュを所望の分量収納したウェット
ティッシュ包装体とすることができる。
ウェットティッシュをロープ状としているので、取出し
たウェットティッシュを容易に広げることができる。
また、本発明によれば、ウェットティッシュをロープ状
としているので、使用時に容器からウェットティッシュ
を余分に摘み出すことなく、簡単に1枚1枚取出すこと
ができ、しかも、最後まで容器から上手に引出すことが
できる。従って、ウェットティッシュを無駄にすること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装体の一実施例を示す一部破断斜視
図、第2図は本発明のウェットティッシュ包装体の製造
方法の一実施例を示す工程図であり、一部は平面図、一
部は側面図となっている。第3図は本発明に用いる長尺
の薄帯状ティッシュペーパーを示す平面図、第4図は本
発明に用いる短尺のティッシュペーパーの重ね合わせ状
態を示す斜視図、第5図(a)はロープ状ウェットティ
ッシュの堆積の軌跡の一実施例を示す平面図、5図
(b)は第5図(a)の軌跡を描くためのチューブ状ガ
イドとテーブルの配置および運動を表す説明する平面
図、第6図は本発明のウェットティッシュ包装体の製造
方法の別の実施例を示す側面図、第7図は本発明の包装
体の別の実施例を示す一部破断斜視図、第8図は本発明
の包装体の他の実施例を示す斜視図、第9図は本発明の
包装体の更に別の実施例を示す斜視図である。 1……容器、2……トレイ部材、3……ウェットティッ
シュ、10……容器本体(袋体本体)、11……蓋部材、12
……取出し口、14……開閉蓋、15……底部材、16……凹
部、17……底面、21……トレイ部材の頂面部、22……ト
レイ部材の凹部、25……トレイ部材の取出し口、30……
長尺のティッシュペーパー、31……ミシン目、33……短
尺のティッシュペーパー、33b……短尺のティッシュペ
ーパーの折目、40……原反ロール、41……ミシン目形成
装置、42……ロープ形成手段、42a……加湿器、43……
チューブ状ガイド、44……テーブル、45……カッター、
46……押出し手段、47……コンベア、48……湿潤装置、
50……ティッシュペーパー供給装置、51……送りロー
ラ、52……整形手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を含浸したティッシュペーパーと該テ
    ィッシュペーパーを収納した容器からなる包装体におい
    て、容器から引出される前の容器内における前記湿潤状
    態のティッシュペーパーが幅方向に絞られたロープ状で
    あり、該ロープ状ティッシュペーパーが堆積した状態ま
    たは円筒状に巻取られた状態で容器内に収納されている
    ことを特徴とするウェットティッシュ包装体。
  2. 【請求項2】ロープ状のティッシュペーパーが連続した
    薄帯状物であり、所定間隔で切離し用ミシン目が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のウェットティ
    ッシュ包装体。
  3. 【請求項3】ロープ状のティッシュペーパーが多数枚の
    短尺のティッシュペーパーからなり、該短尺のティッシ
    ュペーパーは隣接するティッシュペーパーと互いに一部
    が重なり合った状態で長いロープ状となっていることを
    特徴とする請求項1記載のウェットティッシュ包装体。
  4. 【請求項4】前記容器が筒体である請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のウェットティッシュ包装体。
  5. 【請求項5】前記容器が柔軟な液密性のシートからなる
    封入袋である請求項1〜3のいずれか1項に記載のウェ
    ットティッシュ包装体。
  6. 【請求項6】前記容器が箱体である請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のウェットティッシュ包装体。
  7. 【請求項7】長尺の薄帯状のティッシュペーパーを幅方
    向に絞ってロープ状とした後、容器に収納し、前記ティ
    ッシュペーパーを容器に収納する前又は収納した後に湿
    潤させることを特徴とするウェットティッシュ包装体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】多数の短尺のティッシュペーパーを、隣接
    するティッシュペーパーの一部が互いに重なり合うよう
    に置いて薄帯状とし、これを幅方向に絞ってロープ状と
    した後、容器に収納し、前記ティッシュペーパーを容器
    に収納する前又は収納した後に湿潤させることを特徴と
    するウェットティッシュ包装体の製造方法。
  9. 【請求項9】ティッシュペーパーを連続的に供給する手
    段と、該ティッシュペーパーをその幅方向に収束してロ
    ープ状にする手段と、前記収束されたティッシュペーパ
    ーを長いロープ状のまま堆積または巻取る手段、および
    ティッシュペーパーを湿潤させる手段からなることを特
    徴とするウェットティッシュ包装体の製造装置。
JP1257301A 1988-10-15 1989-10-02 ウェットティッシュ包装体、その製造方法および製造装置 Expired - Lifetime JPH07102869B2 (ja)

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