JPH07102997A - セラミックガスタービンエンジン - Google Patents

セラミックガスタービンエンジン

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JPH07102997A
JPH07102997A JP25342393A JP25342393A JPH07102997A JP H07102997 A JPH07102997 A JP H07102997A JP 25342393 A JP25342393 A JP 25342393A JP 25342393 A JP25342393 A JP 25342393A JP H07102997 A JPH07102997 A JP H07102997A
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JP
Japan
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ceramic
partition wall
insulator
metal
compressor
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JP25342393A
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Atsushi Hiei
淳 比叡
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックガスタービンエンジンにおいて、
熱膨張誤差が発生してもセラミックインシュレータがず
れてタービン軸に接触しないようにする。 【構成】 コンプレッサCの金属製隔壁プレート3にコ
ンプレッサタービンCTのセラミックス製隔壁インシュレ
ータ6を固定し、金属製隔壁プレート3と隔壁インシュ
レータ6の中央部をタービン軸8が貫通するセラミック
ガスタービンエンジンにおいて、隔壁インシュレータ6
の所定箇所にタービン軸8に対して放射状にボス部21を
設け、このボス部21に対応させてこれより外周側の隔壁
プレート3の所定箇所にボス部11を設け、これらボス部
11, 21を金属製スプリング10で接続し、スプリング10の
引張力により隔壁インシュレータ6を隔壁プレート3の
外周側に付勢保持する。この結果、熱膨張誤差が発生し
ても、セラミックス隔壁インシュレータ6がずれてター
ビン軸8に接触し難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックガスタービン
エンジンに関し、特に、タービンハウジングの一部をセ
ラミックスで構成したセラミックガスタービンエンジン
の、セラミックスと金属との接合を工夫することによ
り、熱膨張率差に起因するセラミックスの破損を防止し
たセラミックガスタービンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガスタービンエンジン、例えば、
コンプレッサとコンプレッサタービンとが回転軸にて直
結され、パワータービンを別に備える二軸式ガスタービ
ンエンジンにおいては、タービンハウジングの耐熱性を
高め、熱効率向上を図るために、タービンハウジングや
タービンインペラ等、ガスタービンエンジンの一部をセ
ラミック材料(以後セラミックスという)で形成するこ
とが行われている。
【0003】ところが、金属とセラミックスでは熱膨張
率が異なるために、両者の接続部の構造を工夫しない
と、熱膨張率の差によりセラミックス製の部材と金属製
の部材との位置決めが精度良く行われなかったり、ま
た、セラミックスが破損する不具合が発生する。一般
に、部品間の同心や回転方向の固定には、インローとノ
ックピンによる固定、あるいは凹凸の組み合わせによる
固定方法が用いられている。しかし、セラミックスと金
属との間の固定では、熱線膨張率差から金属の伸びがセ
ラミックスよりも大きいために、同心が狂ってしまった
り、セラミックスが破損してしまうという問題が発生す
る。
【0004】そこで、金属製ハウジングに円形の凹部を
形成し、これに円形の凸部を備えたセラミック製のイン
シュレータを組み合わせ、このセラミックス製のインシ
ュレータの外周にタービンのセラミックス製のバックプ
レートを固定して、金属製のハウジング、セラミック製
のインシュレータ、およびセラミックス製のバックプレ
ートの中心にタービン軸を設けた構成が提案されている
(実開平3−112529号公報参照)。具体的には、
この提案の装置では、セラミックガスタービンエンジン
のセラミックスクロールの円周方向への位置決め手段と
して、金属構造体に金具を固定し、セラミックス製のス
クロールの外周にテーパ状の溝を作り、その溝に金具を
嵌合することによって固定することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
3−112529号公報に開示されたセラミックガスタ
ービンエンジンでは、金属製ハウジングの方がセラミッ
クス製インシュレータよりも熱膨張が大きいために、セ
ラミックス製インシュレータがずれ、タービン軸に接触
する恐れがあった。
【0006】すなわち、実開平3−112529号公報
に開示されたセラミックガスタービンエンジンでは、金
属構造体の内周部とセラミックス製のインシュレータの
外周部でインロー嵌合していると共に、このインシュレ
ータを基準として、その他のセラミックス部品がインロ
ー嵌合によって同心を保持する構造であるので、熱線膨
張率の差から金属構造体外周部とセラミックス製インシ
ュレータ内周部に隙間が生じ、金属構造体の中心とセラ
ミック構造体との中心位置がずれてしまう。そして、タ
ービンロータ(インペラ)は金属構造体に支持されてい
るために、ロータ翼先端部とセラミックシュラウドとの
隙間が狭まり、ロータに接触してロータが破損する恐れ
がある。また、この接触を防ぐためにロータ翼先端部と
セラミックシュラウドとの隙間を大きくすると、その隙
間をガスが流れてガスタービンエンジンの性能が低下し
てしまう。
【0007】そこで、本発明は、セラミックス製のター
ビンハウジングを金属製のガスタービンエンジンのハウ
ジングに固定する場合に、熱膨張誤差が発生しても、セ
ラミックス製のインシュレータがずれてタービン軸に接
触する恐れのないセラミックガスタービンエンジンを提
供することを目的とする。また、本発明は、タービン下
流側にある円管状の排気ダクトがセラミックスで構成さ
れており、これを金属製ハウジングに接続する場合にお
いても、金属製ハウジングの熱膨張によりセラミックス
製排気ダクトが破損する恐れのないセラミックガスター
ビンエンジンを提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のセラミックガスタービンエンジンは、タービンハウ
ジングの一部をセラミックスで構成したセラミックガス
タービンエンジンであって、コンプレッサの金属製隔壁
プレートにコンプレッサタービンのセラミックス製隔壁
インシュレータが隣接して設けられ、前記隔壁プレート
と前記隔壁インシュレータの中央部をタービン軸が貫通
するものにおいて、前記隔壁インシュレータの所定箇所
に、前記タービン軸に対して放射状に設けた第1の取付
基部と、この第1の取付基部に対応させてこれより外周
側の前記隔壁プレートの所定箇所に設けた第2の取付基
部とを弾性体で接続し、この弾性体の引張力により前記
隔壁インシュレータを前記隔壁プレート外周側に付勢保
持したことを特徴とする。
【0009】また、前記他の目的を達成する本発明のセ
ラミックガスタービンエンジンは、前記コンプレッサタ
ービン下流側にあるセラミックス製の円管状排気ダクト
を、セラミックス製リングを介して金属製ハウジングに
接続したセラミックガスタービンエンジンにおいて、前
記セラミックス製リングを周方向に分割すると共に、分
割した各部材に突起を設け、この突起に嵌め合わされる
凹部を前記金属製ハウジングに設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明のセラミックガスタービンエンジンによ
れば、隔壁インシュレータの所定箇所にタービン軸に対
して放射状の第1の取付基部を設け、この第1の取付基
部より外周側の隔壁プレートの所定箇所に第2の取付基
部を設けて両者を弾性体で接続し、弾性体の引張力によ
り隔壁インシュレータを隔壁プレート外周側に付勢保持
したことにより、熱膨張誤差が発生しても、セラミック
ス製の隔壁インシュレータがずれてタービン軸に接触し
難くなる。
【0011】また、タービン下流側にあるセラミックス
製の円管状排気ダクトを、周方向に分割したセラミック
ス製リングを介して金属製ハウジングに接続すると共
に、分割した各部材に突起を設け、この突起に嵌め合わ
される凹部を金属製ハウジングに設けたことにより、金
属製ハウジングが熱膨張しても周方向に分割したセラミ
ックリングがその凸部に追従して移動するので、セラミ
ックス製排気ダクトが破損し難くなる。
【0012】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明のセラミックガスタービンエ
ンジンの一実施例の構成を示すガスタービンエンジンの
要部縦断面図であり、この図には回転軸8にて直結され
たガスタービンエンジンのコンプレッサCとコンプレッ
サタービンCTの部分が示されている。
【0013】コンプレッサCは、金属製のプレートハウ
ジング1に金属製のコンプレッサダクト2が組み込ま
れ、これらにコンプレッサCの隔壁となる金属製のディ
フューザ3がボルト4,5にて固定され、コンプレッサ
ハウジング1、コンプレッサダクト2、およびディフュ
ーザ3で囲まれる空間にコンプレッサインペラ9が回転
軸8に取り付けられて構成される。
【0014】一方、コンプレッサタービンCTは、隔壁
となるセラミックス製のプレートインシュレータ6にス
クロール14が取り付けられており、このスクロール1
4の内周部にシュラウドダクト17が嵌め込まれ、プレ
ートインシュレータ6、スクロール14、およびシュラ
ウドダクト17で囲まれる空間にセラミック製のタービ
ンインペラ7が、前述の回転軸8に差し込まれて構成さ
れる。プレートインシュレータ6にはプレートノズル1
2が嵌め込まれ、プレートインシュレータ6の外周には
複数個のピン穴13が開けられており、スクロール14
の相対位置にも同じ大きさのピン穴15が開けられてい
る。そして、ピン16によってプレートインシュレータ
6とスクロール14が位置決めされており、このピン1
6はスクロール14の回転止めにもなっている。また、
スクロール14の内周に嵌合されるシュラウドダクト1
7は、その排気側より弾性力でプレートインシュレータ
6とスクロール14等から構成されるセラミックアッセ
ンブリを押しつけて保持する構造である。
【0015】更に、回転軸8にタービンインペラ7とコ
ンプレッサインペラ9とが取り付けられたロータアッセ
ンブリは、図示されていないベアリングにて片持ち支持
されている。また、コンプレッサCのプレートハウジン
グ1には金属製のハウジング18が嵌め込まれ、ボルト
19で締結されている。そして、スクロール14にはセ
ラミック製の燃焼器20が取り付けられている。
【0016】以上のように構成されたコンプレッサCの
アッセンブリは、コンプレッサタービンCTのアッセン
ブリに対して、金属製ディフューザ3の内周がプレート
インシュレータ6の外周部にインローとして嵌め合わさ
れる。このとき、この実施例では、コンプレッサCのデ
ィフューザ3の外周側に円周方向に所定間隔で複数個の
凸状のボス部11が設けられており、これに対応してコ
ンプレッサタービンCTのプレートインシュレータ6の
外周側にも円周方向に所定間隔で複数個の凸状のボス部
21が設けられている。プレートインシュレータ6に設
けられたボス部21は、ディフューザ3に設けられたボ
ス部11よりも半径の小さい円周上に設けられている。
【0017】そして、プレートインシュレータ6に設け
られたボス部21と、ディフューザ3に設けられたボス
部11との間には、金属製のS字状をしたスプリング1
0が掛け渡され、複数個のスプリング10で均等にプレ
ートインシュレータ6がディフューザ3の外径方向に引
っ張られるようになっている。図2(a) は図1のA−A
線における局部断面図であり、ディフューザ3に設けら
れたボス部11の配置とプレートインシュレータ6に設
けられたボス部21の配置、およびボス部11とボス部
21との間に掛け渡される金属製のS字状をしたスプリ
ング10を示すものである。この実施例では、ボス部1
1とボス部21は回転軸8に対して放射状に120毎の
間隔で設けられており、プレートインシュレータ6は3
個のスプリング10で均等にディフューザ3の外径方向
に引っ張られている。図2(b) は図2(a) のスプリング
10の形状とボス部11とボス部21との接続を説明す
る組立斜視図である。なお、応力集中の面から、セラミ
ックス製のボス部21の径の方がボス部11の径よりも
大きい方が良い。
【0018】更に、この実施例では、スプリング10を
冷却するため、金属製のボス部11にコンプレッサ1か
らの空気が吹き出す冷却風噴出穴22が設けられてい
る。冷却風噴出穴22はコンプレッサCのディフューザ
3の内側まで連通しており、コンプッサインペラ9によ
って圧縮された空気が冷却風としてこの冷却風噴出穴2
2を通ってスプリング10側に吹き出し、スプリング1
0がこの冷却風で冷却されるようになっている。これは
熱によるスプリング10のへたりを防止するためであ
り、100°C程度の冷却風を噴出穴22より吹き出し
てスプリング10を冷却している。なお、スプリング1
0がセラミックスで構成できる場合は、この冷却風噴出
穴22の設置は必要がない。
【0019】このように、ボス部11に設けられた冷却
風噴出穴22からコンプレッサ1からの冷却風を吹き出
させることにより、高温時においても熱膨張差が吸収さ
れ、かつ、ねじれに対してもスプリング10のS字形状
が吸収し、プレートインシュレータ6は3個のスプリン
グ10で均等にディフューザ3の外径方向に引っ張られ
るので、その同心度が維持される。
【0020】以上のように構成されたセラミックガスタ
ービンエンジンでは、外部からの空気がコンプレッサイ
ンペラ9で圧縮され、ディフューザ3を通って図示しな
い熱交換機に流入され、高温の空気となってハウジング
18に設けられた燃焼器20に入り、高温度の燃焼ガス
となってスクロール14を通り、ノズル12を通過して
タービンインペラ7を回転させてダクト17を通り、図
示されていない熱交換機を通って排気される。
【0021】図3(a) は図2の金属製のボス部11の構
成の別の実施例を示す組立断面図であり、図3(b) は図
2のセラミックス製のボス部21の構成の別の実施例を
示す組立断面図である。図2に示した実施例では、ボス
部11はディフューザ3に一体的に形成され、ボス部2
1はプレートインシュレータ6に一体的に形成されてい
たが、図3(a) に示す実施例では、ボス部11は金属製
の別体のねじとして構成され、ディフューザ3に設けら
れたねじ穴3aにねじ込まれて取り付けられるようにな
っている。また、この実施例のボス部11にはスプリン
グ10の外れ止めとなるフランジ11aが設けられてい
る。同様に、図3(b) に示す実施例では、ボス部21は
セラミックス製の別体のピンとして構成され、プレート
インシュレータ6に設けられた取付穴6aに接着または
溶接されて取り付けられるようになっている。この実施
例のボス部21にもスプリング10の外れ止めとなるフ
ランジ21aが設けられている。
【0022】以上のように構成されたセラミックガスタ
ービンエンジンでは、セラミックス製の部材と金属製の
部材の接合部における部品点数が少なく、構造が簡単で
あり、また、タービンインペラ7の回転によるスクロー
ル14の回転方向にスプリング10のS字を懸けるため
に、スクロール14の回転を阻止できる。また、ボス部
11,21とスプリング10とによる構成は狭いスペー
スでセットできるために、ガスタービンエンジンの全長
を短くすることができる。更に、スクロール14に印加
される荷重に応じてスプリング10の数を増やすことが
可能であり、引っ張り荷重を容易に変更でき、かつ、1
つのスプリング10にかかる荷重を減らすこともでき
る。更に、コンプレッサCからの空気をボス部11から
吹き出してスプリング10を冷却することができるの
で、金属製スプリングを使用することができる。
【0023】図4は本発明のセラミックガスタービンエ
ンジンの他の実施例の構成を示すガスタービンエンジン
の要部縦断面図である。この実施例のセラミックガスタ
ービンエンジンは、コンプレッサタービンCTの下流側
にあるシュラウドダクト(排気ダクト)17がセラミッ
クス製の円管状をしており、セラミックス製リングを介
して金属製ハウジング18に接続する場合の実施例であ
る。
【0024】図1で説明した実施例のセラミックガスタ
ービンエンジンにおいては、金属製のディフューザ3と
セラミックス製のプレートインシュレータ6とにそれぞ
れボス部11,21が設けられ、スプリング10でこれ
らが結合されていたが、この実施例のセラミックガスタ
ービンエンジンでは、コンプレッサCの金属製のプレー
トハウジングにボス部11が設けられ、このボス部11
がコンプレッサタービンCTのプレートインシュレータ
3に設けられたボス部21にスプリング10によって接
続されている点のみが異なる。従って、図1で説明した
セラミックガスタービンエンジンと同じ構成部材につい
ては同じ符号を付してその説明を簡単にする。
【0025】図4において、1は金属製のプレートハウ
ジング、2は金属製のコンプレッサダクト、3は金属製
のディフューザ、5はボルト、6はセラミックス製のプ
レートインシュレータ、7はタービンインペラ、8は回
転軸、9はコンプレッサインペラ、10は金属製のS字
状のスプリング、11はプレートハウジング1に設けら
れたボス部、12はプレートノズル、14はセラミック
ス製のスクロール、17はセラミックス製のシュラウド
ダクト(排気ダクト)、18は金属製のハウジング、2
0はセラミックス製の燃焼器、21はプレートインシュ
レータ6に設けられたボス部、22はボス部11に設け
られた冷却風噴出穴、23は点火プラグ、24は燃料噴
射ノズル、27はパワータービンのパワーロータを示し
ている。また、この実施例では、スクロール14と排気
ダクト17との間にセラミック製のハウジング14aが
設けられており、排気ダクト17は、このハウジング1
4aと金属製のハウジングのフランジ部18aの間を接
続している。
【0026】コンプレッサCによって圧縮された空気は
ディフューザ3を通り、スクロールを通過して、図示さ
れていない熱交換機を通って燃焼器20に流入する。流
入した高温の空気は燃焼器20で燃料と混合されて燃焼
し、燃焼ガスとなってスクロール14、コンプレッサタ
ービンCTを通ってインペラ7を回転させ、排気ダクト
17を流れてパワーロータ27を回転させて図示されて
いない熱交換機を通過して大気に排出される。
【0027】図5は、図4のコンプレッサタービンCT
の下流側にある排気ダクト17のみを取り出し、この排
気ダクト17とセラミックス製のハウジング14aと金
属製のハウジングのフランジ部18aとの接続を示すも
のである。排気ダクト17は排気下流側の直径が上流側
の直径よりも大きい円管状をしており、フランジ部18
aに接続されるフランジ部17aを排気下流側に備え、
排気上流側にセラミックス製のハウジング14aと接続
する袴部17bがある。
【0028】排気ダクト17の袴部17bとハウジング
14aとの接続部にはセラミックス製のコイルスプリン
グ30が挿入されており、排気ダクト17はこのコイル
スプリング30によって排気下流側に付勢されている。
一方、排気ダクト17のフランジ部17aと金属製ハウ
ジングのフランジ部18aとの間には、セラミックス製
のリング25とガスケット26とが挿入されている。こ
のガスケット26は金属製のフランジ部18aの歪みの
吸収と、排気ダクト17内の排気ガスが燃焼器20側に
漏れないようにシールするために挿入するものである。
【0029】図6に図5のセラミックス製のリング25
とガスケット26、および金属製ハウジング18のフラ
ンジ部18aの形状の詳細を示す。セラミックス製のリ
ング25は、周方向に均等に分割されており、分割され
たた各部材25aの中央部には先端が球状の突起25b
が設けられている。一方、このセラミックス製のリング
25に重ね合わされるガスケット26には、この突起2
5bに対応する位置に突起挿通孔26aが設けられてい
る。突起25bの高さは、この突起挿通孔26aの深さ
よりも大きく、突起25bが突起挿通孔26aを挿通し
た状態では、突起25bの球状の先端部がガスケット2
6の表面から突出するようになっている。
【0030】更に、金属製ハウジング18のフランジ部
18aには、このガスケット26を受け入れる溝28が
設けられており、この溝28にはガスケット26に設け
られた突起挿通孔26aに対応した球穴29、即ち、ガ
スケット26の表面から突出する突起25bの球状の先
端部を受け入れる球穴29が設けられている。このよう
に、この実施例では、金属製のハウジング18のフラン
ジ部18aに設けた溝28にガスケット26を、溝28
の球状穴29に突起挿通孔26aを合わせて取り付け、
このガスケット26に分割されたセラミックス製のリン
グ25上の突起25bを合わせてリング25を取り付
け、突起25bのないこのリング25の裏面側に排気ダ
クト17を重ね合わせ、排気ダクト17はセラミックス
製のコイルスプリング30を用いてコンプレッサタービ
ンCT側のセラミックス製のハウジング14aに接続し
たことにより、以下のような効果が期待できる。
【0031】(1) フランジ部18aへの熱伝動が少なく
なり、熱歪みが小さくなる。 (2) ガスケット26のシール性により、排気ガスの漏れ
が減少する。 (3) セラミックス製のリング25を分割したことによ
り、熱応力によるリング25の破壊が免れる。 (4) セラミックス製のリング25に設けた突起25bと
フランジ部18aに設けた球状穴29との嵌合により、
金属製のフランジ部18aの熱歪み(半径方向、周方
向、捩れ方向等)に対して、リング25が自由に動き、
排気ダクト17のフランジ部17aの接触面を平行に保
持するので、排気ガスの漏れが減る。
【0032】(5) リング25の突起25bとフランジ部
18aの球状穴29との凹凸嵌合により、フランジ間の
距離が維持され、排気ガスの漏れが少なくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセラミッ
クガスタービンエンジンによれば、隔壁インシュレータ
の所定箇所にタービン軸に対して放射状の第1の取付基
部を設け、この第1の取付基部より外周側の隔壁プレー
トの所定箇所に第2の取付基部を設けて両者を弾性体で
接続し、弾性体の引張力により隔壁インシュレータを隔
壁プレート外周側に付勢保持したことにより、熱膨張誤
差が発生しても、セラミックス製の隔壁インシュレータ
がずれてタービン軸に接触し難くなるという効果があ
る。。
【0034】また、タービン下流側にあるセラミックス
製円管状排気ダクトを、周方向に分割したセラミックス
製リングを介して金属製ハウジングに接続すると共に、
分割した各部材に突起を設け、この突起に嵌め合わされ
る凹部を金属製ハウジングに設けたことにより、金属製
ハウジングが熱膨張しても周方向に分割したセラミック
リングがその凸部に追従して移動するので、セラミック
ス製排気ダクトが破損し難くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックガスタービンエンジンの一
実施例の構成を示すガスタービンエンジンの要部縦断面
図である。
【図2】(a) は図1のA−A線における局部断面図であ
り、(b) は(a) の弾性体の形状と接続を説明する組立斜
視図である。
【図3】(a) は図2の金属製隔壁プレート側のボスの構
成の別の実施例を示す組立断面図であり、(b) は図2の
セラミックス製隔壁インシュレータ側のボスの構成の別
の実施例を示す組立断面図である。
【図4】本発明のセラミックガスタービンエンジンの他
の実施例の構成を示すガスタービンエンジンの要部縦断
面図である。
【図5】図4のコンプレッサタービン下流側にあるセラ
ミックス製円管状排気ダクトと金属製ハウジングとの接
続を示す要部縦断面図である。
【図6】図5のセラミックス製円管状排気ダクトと金属
製ハウジングとの接続を、周方向に分割したセラミック
ス製リングを介して行う場合のセラミックス製リング、
ガスケット、および金属ハウジングとの組立斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…金属製のプレートハウジング 2…金属製のコンプレッサダクト 3…金属製のディフューザ 4,5…ボルト 6…プレートインシュレータ 7…タービンインペラ 8…回転軸 9…コンプレッサインペラ 10…スプリング 11…ボス部 12…プレートノズル 13…ピン穴 14…スクロール 15…ピン穴 16…ピン 17…シュラウドダクト 17a…フランジ部 17b…袴部 18…金属製のハウジング 18a…フランジ部 19…ボルト 20…セラミック燃焼機 21…ボス部 22…冷却風噴出穴 25…セラミックス製のリング 25a…分割部材 25b…突起 26…ガスケット 26a…突起挿通孔 27…パワーロータ 28…溝 29…球状穴 30…セラミックス製のスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンハウジングの一部をセラミック
    スで構成したセラミックガスタービンエンジンであっ
    て、コンプレッサの金属製隔壁プレートにコンプレッサ
    タービンのセラミックス製隔壁インシュレータが隣接し
    て設けられ、前記隔壁プレートと前記隔壁インシュレー
    タの中央部をタービン軸が貫通するものにおいて、 前記隔壁インシュレータの所定箇所に、前記タービン軸
    に対して放射状に設けた第1の取付基部と、この第1の
    取付基部に対応させてこれより外周側の前記隔壁プレー
    トの所定箇所に設けた第2の取付基部とを弾性体で接続
    し、この弾性体の引張力により前記隔壁インシュレータ
    を前記隔壁プレート外周側に付勢保持したことを特徴と
    するセラミックガスタービンエンジン。
  2. 【請求項2】 前記コンプレッサタービン下流側にある
    セラミックス製の円管状排気ダクトを、セラミックス製
    リングを介して金属製ハウジングに接続する請求項1に
    記載のセラミックガスタービンエンジンにおいて、 前記セラミックス製リングを周方向に分割すると共に、
    分割した各部材に突起を設け、この突起に嵌め合わされ
    る凹部を前記金属製ハウジングに設けたことを特徴とす
    るもの。
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