JPH07103260A - ワンウエイクラッチ装置 - Google Patents
ワンウエイクラッチ装置Info
- Publication number
- JPH07103260A JPH07103260A JP5267929A JP26792993A JPH07103260A JP H07103260 A JPH07103260 A JP H07103260A JP 5267929 A JP5267929 A JP 5267929A JP 26792993 A JP26792993 A JP 26792993A JP H07103260 A JPH07103260 A JP H07103260A
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- Japan
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- clutch
- rolling
- rolling element
- pressing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動側からの従動側への回転伝達を可能にす
るも、従動側からの駆動側への回転伝達を阻止するよう
にする。 【構成】 固定保持した不動のハウジング5内で、駆動
側の駆動カムに突設形成した複数のクラッチ片8内周側
に従動側の負荷カム6を互いに無干渉的に遊合配置す
る。クラッチ片8の押圧尖端部8B相互間、負荷カム6
外周のクラッチ溝部7C、ハウジング5内周面で形成し
た空間内に転動体4を介装する。駆動側の回転は、押圧
尖端部8Bを介して転動体4をクラッチ溝部7C内に押
圧移動して負荷カム6を従動回転し、従動側の回転は、
クラッチ溝部7Cによって転動体4をハウジング5内周
面に押圧移動して負荷カム6自体の回転を阻止する。
るも、従動側からの駆動側への回転伝達を阻止するよう
にする。 【構成】 固定保持した不動のハウジング5内で、駆動
側の駆動カムに突設形成した複数のクラッチ片8内周側
に従動側の負荷カム6を互いに無干渉的に遊合配置す
る。クラッチ片8の押圧尖端部8B相互間、負荷カム6
外周のクラッチ溝部7C、ハウジング5内周面で形成し
た空間内に転動体4を介装する。駆動側の回転は、押圧
尖端部8Bを介して転動体4をクラッチ溝部7C内に押
圧移動して負荷カム6を従動回転し、従動側の回転は、
クラッチ溝部7Cによって転動体4をハウジング5内周
面に押圧移動して負荷カム6自体の回転を阻止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビニールハウス
の開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ等に使用するも
ので、手動ハンドルまたは機械的電気的動力源により駆
動側からの回転を伝達することができるが、負荷側から
の回転トルクを駆動側には伝達しないようにしたワンウ
エイクラッチ装置に関するものである。
の開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ等に使用するも
ので、手動ハンドルまたは機械的電気的動力源により駆
動側からの回転を伝達することができるが、負荷側から
の回転トルクを駆動側には伝達しないようにしたワンウ
エイクラッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のワンウエイクラッチ装置
としては、例えば特開昭62−116451号公報に開
示されている如く、駆動軸と従動軸との間に楔作用を有
するローラー、ボールを介在させたものがある。一方、
ローラー、ボールを保持器により保持させるものでは、
具体的に、特公昭55−32931号公報に開示されて
いるように、入力軸、慣性体軸、ケーシングから成る回
転動力伝達装置において、ケーシング内に慣性体軸と結
合されたツメ受体を回転自在に取り付け、その外周部の
くぼみ内にピンにてこれを位置決めし、入力軸の前記ツ
メの対に係合するクラッチ片から成る作動軸を固着し、
ツメ受体に設けたバネにより常時ケーシングの内面にツ
メの対を押圧させて成るものがある。また、実開昭55
−80538号公報に開示されている如く、スリップガ
イドリングの窓孔に挿入したローラをローラ挿入凹部に
挿入し、スリップガイドリングをアウタリングに摺接さ
せ、アウタリングに噛合部を有するV字状溝を設けたも
のがある。さらに、特開昭57−94136号公報に開
示されている如く、二対の回転体の相対する部分にコロ
が係合転動する軌道部を設け、一側の回転体のコロが介
在する部分にコロを拘束収容する傾斜部を設けたものが
ある。そして、特開昭63−195431号公報に開示
されている如く、ローラ位置規制部が形成されたローラ
ポケットを有する保持器が、外輪と内側回転部材との間
に独立した状態で回動自在に介在されたもの等各種の機
構が挙げられる。
としては、例えば特開昭62−116451号公報に開
示されている如く、駆動軸と従動軸との間に楔作用を有
するローラー、ボールを介在させたものがある。一方、
ローラー、ボールを保持器により保持させるものでは、
具体的に、特公昭55−32931号公報に開示されて
いるように、入力軸、慣性体軸、ケーシングから成る回
転動力伝達装置において、ケーシング内に慣性体軸と結
合されたツメ受体を回転自在に取り付け、その外周部の
くぼみ内にピンにてこれを位置決めし、入力軸の前記ツ
メの対に係合するクラッチ片から成る作動軸を固着し、
ツメ受体に設けたバネにより常時ケーシングの内面にツ
メの対を押圧させて成るものがある。また、実開昭55
−80538号公報に開示されている如く、スリップガ
イドリングの窓孔に挿入したローラをローラ挿入凹部に
挿入し、スリップガイドリングをアウタリングに摺接さ
せ、アウタリングに噛合部を有するV字状溝を設けたも
のがある。さらに、特開昭57−94136号公報に開
示されている如く、二対の回転体の相対する部分にコロ
が係合転動する軌道部を設け、一側の回転体のコロが介
在する部分にコロを拘束収容する傾斜部を設けたものが
ある。そして、特開昭63−195431号公報に開示
されている如く、ローラ位置規制部が形成されたローラ
ポケットを有する保持器が、外輪と内側回転部材との間
に独立した状態で回動自在に介在されたもの等各種の機
構が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のワンウエイクラッチ装置のものは、上記した各文献に
より開示した如く、介在させる楔作用を発揮するローラ
ー、ボールを弾発力により原位置に復帰させたり、ロー
ラー、ボールに対し保持器を設けたりするため、構造自
体がかなり煩雑なものである。さらに従動軸側からの負
荷トルクが楔作用を有する転動体を介して直接駆動軸側
に作用するので、駆動軸と従動軸およびその間の楔機能
に損傷を来たし故障の原因にもなっていた。
のワンウエイクラッチ装置のものは、上記した各文献に
より開示した如く、介在させる楔作用を発揮するローラ
ー、ボールを弾発力により原位置に復帰させたり、ロー
ラー、ボールに対し保持器を設けたりするため、構造自
体がかなり煩雑なものである。さらに従動軸側からの負
荷トルクが楔作用を有する転動体を介して直接駆動軸側
に作用するので、駆動軸と従動軸およびその間の楔機能
に損傷を来たし故障の原因にもなっていた。
【0004】また、特開昭62−116451号公報で
は、ローラー、ボールのローリング手段に対し何等位置
規制がなされていないため、正回転動作中にローラー、
ボールが固定部材に直接突き当たってしまったり、擦れ
たりしてローリング手段の直接の故障の原因にもなって
いる。さらにローラー、ボールの凹部内における停止ま
での長い回転ストロークでもってローリング手段をテー
パロッキングクラッチ動作させるために、逆方向からの
回転時にバックラッシュが多少残り、また凹部内でのロ
ーラー、ボールの引き摺りにより即座に停止することが
できず、逆方向からの回転の反動による反転トルクでガ
タ付き動作が生じ易く、楔作用の効果が十分に発揮され
ないという欠点を有していた。
は、ローラー、ボールのローリング手段に対し何等位置
規制がなされていないため、正回転動作中にローラー、
ボールが固定部材に直接突き当たってしまったり、擦れ
たりしてローリング手段の直接の故障の原因にもなって
いる。さらにローラー、ボールの凹部内における停止ま
での長い回転ストロークでもってローリング手段をテー
パロッキングクラッチ動作させるために、逆方向からの
回転時にバックラッシュが多少残り、また凹部内でのロ
ーラー、ボールの引き摺りにより即座に停止することが
できず、逆方向からの回転の反動による反転トルクでガ
タ付き動作が生じ易く、楔作用の効果が十分に発揮され
ないという欠点を有していた。
【0005】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、駆動軸と従動軸との
間に楔作用を有する転動体を保持器なしで拘束介在させ
ることでワンウエイクラッチ装置としたものにおいて、
従動軸側からの負荷トルクを楔作用を有する転動体によ
り事前に停止させることで、駆動軸側に直接に作用する
ことを防止し、従来の如く駆動軸と従動軸およびその間
の楔機能に損傷を来たすことを回避し、また、従動軸側
からの反動トルクにより転動体を介して駆動軸自体にバ
ックラッシュ等に基づくガタ付き動作が生じるのを防止
し、そして構造上の部品点数を極力少なくすることで故
障の要因を無くし、転動体の外側および内側への案内規
制を何等弾発力や余分な規制部材なしで有効に行なわし
め、楔作用の機能を十分かつ有効に発揮させるワンウエ
イクラッチ装置を提供することを目的とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、駆動軸と従動軸との
間に楔作用を有する転動体を保持器なしで拘束介在させ
ることでワンウエイクラッチ装置としたものにおいて、
従動軸側からの負荷トルクを楔作用を有する転動体によ
り事前に停止させることで、駆動軸側に直接に作用する
ことを防止し、従来の如く駆動軸と従動軸およびその間
の楔機能に損傷を来たすことを回避し、また、従動軸側
からの反動トルクにより転動体を介して駆動軸自体にバ
ックラッシュ等に基づくガタ付き動作が生じるのを防止
し、そして構造上の部品点数を極力少なくすることで故
障の要因を無くし、転動体の外側および内側への案内規
制を何等弾発力や余分な規制部材なしで有効に行なわし
め、楔作用の機能を十分かつ有効に発揮させるワンウエ
イクラッチ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、固定保持された不動のハウジ
ング5内に、駆動側に連繋する駆動軸3端面にクラッチ
片8を突出形成して成る駆動カム9と、負荷側に連繋す
る従動軸7に同軸突出した負荷カム6とを同心軸上であ
って互いに無干渉的に遊合せしめると共に、駆動カム9
のクラッチ片8の各々両側端に形成された押圧尖端部8
Bであって互いに隣接するクラッチ片8の押圧尖端部8
Bに挟まれた押圧空間部Pと、負荷カム6の外周に転動
面7A、緊締面7Bが連続形成されて成るクラッチ溝部
7Cと、ハウジング5内周面との相互間に形成された複
数の楔形空間部Qに楔作用を有する転動体4を介装さ
せ、転動体4の回転中心よりも外側に前記押圧尖端部8
Bを配置せしめておき、駆動軸3側の正逆方向の回転伝
達時では駆動カム9の押圧尖端部8Bを転動体に突き当
てこれを内側へ規制案内することでクラッチ溝部7Cを
介して従動軸7を回転させ、また、従動軸7側からの回
転時ではクラッチ溝部8Cの緊締面8Bにより転動体4
を外方へ押出させてこれをハウジング5内周面に圧接す
ることで回転阻止させるようにしたことを特徴とする。
ため、本発明にあっては、固定保持された不動のハウジ
ング5内に、駆動側に連繋する駆動軸3端面にクラッチ
片8を突出形成して成る駆動カム9と、負荷側に連繋す
る従動軸7に同軸突出した負荷カム6とを同心軸上であ
って互いに無干渉的に遊合せしめると共に、駆動カム9
のクラッチ片8の各々両側端に形成された押圧尖端部8
Bであって互いに隣接するクラッチ片8の押圧尖端部8
Bに挟まれた押圧空間部Pと、負荷カム6の外周に転動
面7A、緊締面7Bが連続形成されて成るクラッチ溝部
7Cと、ハウジング5内周面との相互間に形成された複
数の楔形空間部Qに楔作用を有する転動体4を介装さ
せ、転動体4の回転中心よりも外側に前記押圧尖端部8
Bを配置せしめておき、駆動軸3側の正逆方向の回転伝
達時では駆動カム9の押圧尖端部8Bを転動体に突き当
てこれを内側へ規制案内することでクラッチ溝部7Cを
介して従動軸7を回転させ、また、従動軸7側からの回
転時ではクラッチ溝部8Cの緊締面8Bにより転動体4
を外方へ押出させてこれをハウジング5内周面に圧接す
ることで回転阻止させるようにしたことを特徴とする。
【0007】楔形空間部Qに介装した転動体4に対し、
クラッチ溝部7Cの転動面7Aとハウジング5内周面と
の間には、適宜のクリアランスdを設けて構成すること
ができる。
クラッチ溝部7Cの転動面7Aとハウジング5内周面と
の間には、適宜のクリアランスdを設けて構成すること
ができる。
【0008】クラッチ片8は、周方向の前後両側端に対
称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ溝部7
Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締面7B
を形成してあり、クラッチ片8の押圧尖端部8Bは、ク
ラッチ片8自体の両側端に至るに伴ないその内周面が次
第に大径になるように先細状になっているものとし、ク
ラッチ溝部7Cは、中心側の最深部に転動面7Aを有
し、両側に次第に浅底状となる緊締面7Bを有して成る
ものとして夫々構成できる。
称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ溝部7
Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締面7B
を形成してあり、クラッチ片8の押圧尖端部8Bは、ク
ラッチ片8自体の両側端に至るに伴ないその内周面が次
第に大径になるように先細状になっているものとし、ク
ラッチ溝部7Cは、中心側の最深部に転動面7Aを有
し、両側に次第に浅底状となる緊締面7Bを有して成る
ものとして夫々構成できる。
【0009】そして、前記楔作用を有する転動体4は、
軟質乃至半硬質の弾性樹脂性材料あるいは硬質の金属性
材料から成るローラーまたはボールであるものとして構
成することができる。
軟質乃至半硬質の弾性樹脂性材料あるいは硬質の金属性
材料から成るローラーまたはボールであるものとして構
成することができる。
【0010】
【作用】本発明に係るワンウエイクラッチ装置にあっ
て、駆動側である駆動カム9の正転乃至逆転は、この駆
動カム9のクラッチ片8の各々両側端における押圧尖端
部8Bが転動体4の回転中心よりも外側の外周面に当接
し、転動体4を駆動カム9の内側の回転中心側へ求心的
に押圧移動させる。すると、負荷カム6のクラッチ溝部
7Cの転動面7Aに接触されることで、転動体4はクラ
ッチ溝部7Cの転動面7Aとクラッチ片8の押圧尖端部
8Bとにより挟持された楔状態となる。その結果、ハウ
ジング5内で駆動カム9と負荷カム6とは一体となっ
て、駆動軸3の回転によって従動軸7をも回転させる。
すなわち、駆動軸3側の正逆方向の回転伝達時では駆動
カム9の押圧尖端部8Bを転動体4に突き当てこれを内
側へ規制案内することで従動軸7を回転駆動させる。
て、駆動側である駆動カム9の正転乃至逆転は、この駆
動カム9のクラッチ片8の各々両側端における押圧尖端
部8Bが転動体4の回転中心よりも外側の外周面に当接
し、転動体4を駆動カム9の内側の回転中心側へ求心的
に押圧移動させる。すると、負荷カム6のクラッチ溝部
7Cの転動面7Aに接触されることで、転動体4はクラ
ッチ溝部7Cの転動面7Aとクラッチ片8の押圧尖端部
8Bとにより挟持された楔状態となる。その結果、ハウ
ジング5内で駆動カム9と負荷カム6とは一体となっ
て、駆動軸3の回転によって従動軸7をも回転させる。
すなわち、駆動軸3側の正逆方向の回転伝達時では駆動
カム9の押圧尖端部8Bを転動体4に突き当てこれを内
側へ規制案内することで従動軸7を回転駆動させる。
【0011】一方、負荷側である負荷カム6の正転乃至
逆転は、負荷カム6のクラッチ溝部7Cの緊締面7Bに
より転動体4を外側のハウジング5内周面側へ遠心的に
押圧移動させ、緊締面7Bとハウジング5内周面との間
に転動体4を挟持させた楔状態とする。すると、負荷カ
ム6と不動のハウジング5とは転動体4を介して一体不
動となり、駆動カム9を、負荷カム6からの回転トルク
が伝達されない無干渉の状態とさせる。すなわち、従動
軸7側からの回転時では円弧状のクラッチ溝部7Cの緊
締面7Bにより転動体4を外方へ押出させ、これをハウ
ジング5内周面に圧接させることで従動軸7の回転を阻
止させる。
逆転は、負荷カム6のクラッチ溝部7Cの緊締面7Bに
より転動体4を外側のハウジング5内周面側へ遠心的に
押圧移動させ、緊締面7Bとハウジング5内周面との間
に転動体4を挟持させた楔状態とする。すると、負荷カ
ム6と不動のハウジング5とは転動体4を介して一体不
動となり、駆動カム9を、負荷カム6からの回転トルク
が伝達されない無干渉の状態とさせる。すなわち、従動
軸7側からの回転時では円弧状のクラッチ溝部7Cの緊
締面7Bにより転動体4を外方へ押出させ、これをハウ
ジング5内周面に圧接させることで従動軸7の回転を阻
止させる。
【0012】周方向の前後で対称的に形成されたクラッ
チ片8、クラッチ溝部7C夫々は、駆動軸3、従動軸7
夫々の正逆方向の回転に対して同様に機能し、駆動側か
らの正逆転を従動側に回転伝達させ、また、従動側から
の正逆転のいずれをも駆動側に伝達させない。
チ片8、クラッチ溝部7C夫々は、駆動軸3、従動軸7
夫々の正逆方向の回転に対して同様に機能し、駆動側か
らの正逆転を従動側に回転伝達させ、また、従動側から
の正逆転のいずれをも駆動側に伝達させない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1は、例えばビニー
ルハウスの開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ等その
他各種用途に使用するワンウエイクラッチ装置であり、
手動ハンドルまたは機械的電気的動力源により駆動側か
らの回転を負荷側に伝達することができるが、負荷側か
らの回転トルクを駆動側には伝達しないようになってい
る。その構成要素は図1に示す如く、大別して駆動カム
9を一端に突設した駆動軸3と、楔作用を有する転動体
4と、不動部に固定保持されたハウジング5と、負荷カ
ム6を一端に突設した従動軸7とから成り、例えばビニ
ールハウスの開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ箇所
はこの従動軸7に連繋されている。
明するに、図において示される符号1は、例えばビニー
ルハウスの開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ等その
他各種用途に使用するワンウエイクラッチ装置であり、
手動ハンドルまたは機械的電気的動力源により駆動側か
らの回転を負荷側に伝達することができるが、負荷側か
らの回転トルクを駆動側には伝達しないようになってい
る。その構成要素は図1に示す如く、大別して駆動カム
9を一端に突設した駆動軸3と、楔作用を有する転動体
4と、不動部に固定保持されたハウジング5と、負荷カ
ム6を一端に突設した従動軸7とから成り、例えばビニ
ールハウスの開閉、フィルム、ネット等の巻き上げ箇所
はこの従動軸7に連繋されている。
【0014】駆動軸3は、その一側端部の外周に位置さ
せて多数の、断面で円弧状あるいは扇形状のクラッチ片
8を等間隔に軸方向に突出形成して成る駆動カム9を有
し、各クラッチ片8の両側端には、回転中心側(内側)
に切欠した傾斜部8Aによって、すなわち両側端に至る
に伴ない次第に大径となるように肉薄状に形成すること
で、対称的に押圧尖端部8Bを形成してある。そして、
クラッチ片8の外周半径は後述するハウジング5の内周
半径よりも小径で、クラッチ片8の内周半径は後述する
負荷カム6の外周半径よりも大径に形成してある。な
お、本実施例にあってのクラッチ片8は、等間隔で4個
のものとしてあるも、これを1個乃至3個にし、また5
個以上に形成配置するもよく、これに対応した数の後述
のクラッチ溝部7C、転動体4のものとすることで適宜
な応力分散を可能にする。
せて多数の、断面で円弧状あるいは扇形状のクラッチ片
8を等間隔に軸方向に突出形成して成る駆動カム9を有
し、各クラッチ片8の両側端には、回転中心側(内側)
に切欠した傾斜部8Aによって、すなわち両側端に至る
に伴ない次第に大径となるように肉薄状に形成すること
で、対称的に押圧尖端部8Bを形成してある。そして、
クラッチ片8の外周半径は後述するハウジング5の内周
半径よりも小径で、クラッチ片8の内周半径は後述する
負荷カム6の外周半径よりも大径に形成してある。な
お、本実施例にあってのクラッチ片8は、等間隔で4個
のものとしてあるも、これを1個乃至3個にし、また5
個以上に形成配置するもよく、これに対応した数の後述
のクラッチ溝部7C、転動体4のものとすることで適宜
な応力分散を可能にする。
【0015】楔作用を有する転動体4は、具体的には軟
質乃至半硬質の弾性樹脂性材料から成るローラーまたは
ボールであり、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5
とに対するはねかえり係数を極力小さくしてある。そし
て楔作用を有する転動体4の他の具体例として硬質の金
属性材料から成るローラーまたはボールとすることがで
き、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5とに対する
はねかえり係数及び転動体4自体の慣性モーメントを極
力大きくすべく成しても良い。
質乃至半硬質の弾性樹脂性材料から成るローラーまたは
ボールであり、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5
とに対するはねかえり係数を極力小さくしてある。そし
て楔作用を有する転動体4の他の具体例として硬質の金
属性材料から成るローラーまたはボールとすることがで
き、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5とに対する
はねかえり係数及び転動体4自体の慣性モーメントを極
力大きくすべく成しても良い。
【0016】また、例えば、設置部位におけるスタンド
その他の不動部(図示せず)に固定保持されたハウジン
グ5は円筒形状のもので、前記駆動カム9のクラッチ片
8がハウジング5と同心軸上で内部に挿入され、駆動カ
ム9がハウジング5内をフリーな状態で回転すべく成し
てある。そして、図4、図5に示すように、前記楔作用
を有する転動体4は、各々隣接するクラッチ片8の押圧
尖端部8Bに挟まれた幅員Dを有する押圧空間部P内に
挿入介在せしめられており、このとき転動体4の直径R
に対し幅員Dは同程度かまたは大きく形成してある。
その他の不動部(図示せず)に固定保持されたハウジン
グ5は円筒形状のもので、前記駆動カム9のクラッチ片
8がハウジング5と同心軸上で内部に挿入され、駆動カ
ム9がハウジング5内をフリーな状態で回転すべく成し
てある。そして、図4、図5に示すように、前記楔作用
を有する転動体4は、各々隣接するクラッチ片8の押圧
尖端部8Bに挟まれた幅員Dを有する押圧空間部P内に
挿入介在せしめられており、このとき転動体4の直径R
に対し幅員Dは同程度かまたは大きく形成してある。
【0017】なお、転動体4は、隣接するクラッチ片8
の押圧尖端部8B相互間に介装されるとき、負荷カム6
外周面に突設形成した位置決めフランジ2面と、クラッ
チ片8を突出形成した駆動軸3端面との間で位置決めさ
れ、その抜脱が防止されている。
の押圧尖端部8B相互間に介装されるとき、負荷カム6
外周面に突設形成した位置決めフランジ2面と、クラッ
チ片8を突出形成した駆動軸3端面との間で位置決めさ
れ、その抜脱が防止されている。
【0018】従動軸7に突出形成した負荷カム6は、前
記駆動カム9のクラッチ片8内部に同心軸上に挿入さ
れ、駆動カム9とは解離した状態で、円周状に沿って配
列されるクラッチ片8内周側でフリーに回転できるよう
に成してあり、駆動カム9の隣接するクラッチ片8相互
間の押圧空間部Pに対向すべく、その外周面に転動面7
Aと緊締面7Bとが連続形成されて成る断面で円弧状に
抉られたクラッチ溝部7Cを有している。このクラッチ
溝部7C自体は、中心側の最深部に1個の転動面7Aを
有し、両側に次第に浅底状となる計2個の緊締面7Bを
夫々有しており、これらの転動面7A、緊締面7B相互
間は滑らかに連続して形成されている。
記駆動カム9のクラッチ片8内部に同心軸上に挿入さ
れ、駆動カム9とは解離した状態で、円周状に沿って配
列されるクラッチ片8内周側でフリーに回転できるよう
に成してあり、駆動カム9の隣接するクラッチ片8相互
間の押圧空間部Pに対向すべく、その外周面に転動面7
Aと緊締面7Bとが連続形成されて成る断面で円弧状に
抉られたクラッチ溝部7Cを有している。このクラッチ
溝部7C自体は、中心側の最深部に1個の転動面7Aを
有し、両側に次第に浅底状となる計2個の緊締面7Bを
夫々有しており、これらの転動面7A、緊締面7B相互
間は滑らかに連続して形成されている。
【0019】そして、ハウジング5内周面と、負荷カム
6のクラッチ溝部7Cと、駆動カム9のクラッチ片8の
押圧尖端部8Bとの相互間に形成された楔形空間部Q
に、前記楔作用を有する転動体4を介装させ、さらに転
動体4の回転中心よりも外側に前記押圧尖端部8Bを配
置せしめると共に、前記楔形空間部Qに拘束収容された
転動体4に対し、円弧状のクラッチ溝部7Cの転動面7
Aとハウジング5内周面との間に適宜のクリアランスd
を設けてある。すなわち、転動面7Aとハウジング5内
周面との間隔T1は前記転動体4の直径Rに対し少々大
きくすることで適宜クリアランスdを転動体4に付与せ
しめてあり、また、緊締面7Bとハウジング5内周面と
の間の間隔T2は前記転動体4の直径Rに対し小径に形
成してある。そのために、駆動軸3の回転すなわちクラ
ッチ片8の旋回の際には、その押圧尖端部8Bの内周面
すなわち傾斜部8Aが転動体4をハウジング5内方へ求
心的に移動させ、クラッチ片8と従動軸7外周面との間
に転動体4を楔状に挟持させることで、図5に示す如く
従動軸7の従動回転を可能にするようになっている。ま
た、逆に、従動軸7の回転の際には、クラッチ溝部7C
の緊締面7Bが転動体4をハウジング5外方へ遠心的に
移動させ、緊締面7Bとハウジング5内周面との間に転
動体4を楔状に挟持させることで、図4に示す如く従動
軸7の回転を阻止するように成してある。なお、場合に
よっては、クリアランスdを形成しないこともあり、こ
の場合には回転伝達あるいは逆転阻止の応答動作を迅速
に行なわせることができる。
6のクラッチ溝部7Cと、駆動カム9のクラッチ片8の
押圧尖端部8Bとの相互間に形成された楔形空間部Q
に、前記楔作用を有する転動体4を介装させ、さらに転
動体4の回転中心よりも外側に前記押圧尖端部8Bを配
置せしめると共に、前記楔形空間部Qに拘束収容された
転動体4に対し、円弧状のクラッチ溝部7Cの転動面7
Aとハウジング5内周面との間に適宜のクリアランスd
を設けてある。すなわち、転動面7Aとハウジング5内
周面との間隔T1は前記転動体4の直径Rに対し少々大
きくすることで適宜クリアランスdを転動体4に付与せ
しめてあり、また、緊締面7Bとハウジング5内周面と
の間の間隔T2は前記転動体4の直径Rに対し小径に形
成してある。そのために、駆動軸3の回転すなわちクラ
ッチ片8の旋回の際には、その押圧尖端部8Bの内周面
すなわち傾斜部8Aが転動体4をハウジング5内方へ求
心的に移動させ、クラッチ片8と従動軸7外周面との間
に転動体4を楔状に挟持させることで、図5に示す如く
従動軸7の従動回転を可能にするようになっている。ま
た、逆に、従動軸7の回転の際には、クラッチ溝部7C
の緊締面7Bが転動体4をハウジング5外方へ遠心的に
移動させ、緊締面7Bとハウジング5内周面との間に転
動体4を楔状に挟持させることで、図4に示す如く従動
軸7の回転を阻止するように成してある。なお、場合に
よっては、クリアランスdを形成しないこともあり、こ
の場合には回転伝達あるいは逆転阻止の応答動作を迅速
に行なわせることができる。
【0020】また、クラッチ片8は、周方向の前後両側
端に対称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ
溝部7Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締
面7Bを形成してあるもので、駆動軸3、従動軸7夫々
の正逆方向の回転に対して同様に機能するようにしてあ
る。
端に対称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ
溝部7Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締
面7Bを形成してあるもので、駆動軸3、従動軸7夫々
の正逆方向の回転に対して同様に機能するようにしてあ
る。
【0021】次に、本発明装置の使用の一例を説明する
に、図2に示すように、例えば手動ハンドルまたは機械
的電気的動力源による駆動側からの回転トルクで駆動軸
3及び駆動カム9を正転乃至逆転させると、図5に示す
如く、駆動カム9のクラッチ片8の各々両側端に形成さ
れた押圧尖端部8Bは転動体4の回転中心よりも外側の
外周面に当接する。すると、転動体4は駆動カム9の内
側の回転中心側へ求心的に押圧移動し、負荷カム6の円
弧状のクラッチ溝部7Cの転動面7Aに接触せしめら
れ、転動体4はクラッチ溝部7Cの転動面7Aとクラッ
チ片8の押圧尖端部8Bとにより挟持された楔作用状態
となる。このとき、ハウジング5内周面と楔作用状態の
転動体4との間にクリアランスdが生じるためにハウジ
ング5内で駆動カム9と負荷カム6とは一体となってフ
リー回転する。すなわち、駆動軸3側の正逆方向の回転
伝達時では駆動カム9の押圧尖端部8Bを転動体4に突
き当てこれを内側へ規制案内することで従動軸7を回転
駆動させることとなる。
に、図2に示すように、例えば手動ハンドルまたは機械
的電気的動力源による駆動側からの回転トルクで駆動軸
3及び駆動カム9を正転乃至逆転させると、図5に示す
如く、駆動カム9のクラッチ片8の各々両側端に形成さ
れた押圧尖端部8Bは転動体4の回転中心よりも外側の
外周面に当接する。すると、転動体4は駆動カム9の内
側の回転中心側へ求心的に押圧移動し、負荷カム6の円
弧状のクラッチ溝部7Cの転動面7Aに接触せしめら
れ、転動体4はクラッチ溝部7Cの転動面7Aとクラッ
チ片8の押圧尖端部8Bとにより挟持された楔作用状態
となる。このとき、ハウジング5内周面と楔作用状態の
転動体4との間にクリアランスdが生じるためにハウジ
ング5内で駆動カム9と負荷カム6とは一体となってフ
リー回転する。すなわち、駆動軸3側の正逆方向の回転
伝達時では駆動カム9の押圧尖端部8Bを転動体4に突
き当てこれを内側へ規制案内することで従動軸7を回転
駆動させることとなる。
【0022】逆に、従動側である従動軸7側からの回転
が付与されるとき、負荷カム6の正転乃至逆転は、図4
に示す如く、負荷カム6の円弧状のクラッチ溝部7Cの
緊締面7Bにより転動体4は外側のハウジング5内周面
側へ遠心的に押圧移動し、緊締面7Bとハウジング5内
周面との間に転動体4が挟持せしめられた楔作用状態と
なる。このとき、負荷カム6と不動のハウジング5とは
転動体4を介して一体不動となり、駆動カム9は負荷カ
ム6からの回転トルクが伝達されない無干渉の状態とな
る。すなわち、従動軸7側からの回転時では円弧状のク
ラッチ溝部7Cの緊締面7Bにより転動体4を外方へ押
出させてこれをハウジング5内周面に圧接し従動軸7を
回転阻止させる。
が付与されるとき、負荷カム6の正転乃至逆転は、図4
に示す如く、負荷カム6の円弧状のクラッチ溝部7Cの
緊締面7Bにより転動体4は外側のハウジング5内周面
側へ遠心的に押圧移動し、緊締面7Bとハウジング5内
周面との間に転動体4が挟持せしめられた楔作用状態と
なる。このとき、負荷カム6と不動のハウジング5とは
転動体4を介して一体不動となり、駆動カム9は負荷カ
ム6からの回転トルクが伝達されない無干渉の状態とな
る。すなわち、従動軸7側からの回転時では円弧状のク
ラッチ溝部7Cの緊締面7Bにより転動体4を外方へ押
出させてこれをハウジング5内周面に圧接し従動軸7を
回転阻止させる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように構成された本発明に
よれば、駆動軸3と従動軸7との間に楔作用を有する転
動体4を、駆動軸3側のクラッチ片8相互間、従動軸7
側のクラッチ溝部7C等で形成する空間内に径方向に移
動可能にして配置したから、駆動軸3側からは従動軸7
側への回転伝達を可能にし、逆に、従動軸7側から駆動
軸3側への回転を阻止することができるのである。
よれば、駆動軸3と従動軸7との間に楔作用を有する転
動体4を、駆動軸3側のクラッチ片8相互間、従動軸7
側のクラッチ溝部7C等で形成する空間内に径方向に移
動可能にして配置したから、駆動軸3側からは従動軸7
側への回転伝達を可能にし、逆に、従動軸7側から駆動
軸3側への回転を阻止することができるのである。
【0024】しかも、従動軸7側からの負荷トルクを楔
作用を有する転動体4により事前に食止めることで、直
接駆動軸3側に作用することを防止し、従来の如く駆動
軸3と従動軸7およびその間の楔機能を有する転動体4
に損傷を来たすことを避け、また、従動軸7側からの反
動トルクにより転動体4を介して駆動軸3自体にバック
ラッシュ等に基づくガタ付き動作が生じるのを防止す
る。そればかりでなく、構造上の部品点数を極力少なく
することで故障の要因を無くし、転動体4の外側および
内側への案内規制を何等弾発力や余分な規制部材なしで
有効に行なわしめ得、楔作用の機能を十分かつ有効に発
揮させることができる。更には、従来の多くのもののよ
うに、原位置復帰のためのスプリングや楔作用体の保持
のための保持器なしで転動体4を拘束介在させることが
でき、構造が極めて簡単となり、メインテンスも極めて
容易になるものである。
作用を有する転動体4により事前に食止めることで、直
接駆動軸3側に作用することを防止し、従来の如く駆動
軸3と従動軸7およびその間の楔機能を有する転動体4
に損傷を来たすことを避け、また、従動軸7側からの反
動トルクにより転動体4を介して駆動軸3自体にバック
ラッシュ等に基づくガタ付き動作が生じるのを防止す
る。そればかりでなく、構造上の部品点数を極力少なく
することで故障の要因を無くし、転動体4の外側および
内側への案内規制を何等弾発力や余分な規制部材なしで
有効に行なわしめ得、楔作用の機能を十分かつ有効に発
揮させることができる。更には、従来の多くのもののよ
うに、原位置復帰のためのスプリングや楔作用体の保持
のための保持器なしで転動体4を拘束介在させることが
でき、構造が極めて簡単となり、メインテンスも極めて
容易になるものである。
【0025】クラッチ片8は、周方向の前後両側端に対
称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ溝部7
Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締面7B
を形成してあるから、駆動軸3、従動軸7夫々の正逆方
向のいずれの回転に対して同様に機能して駆動側からの
正逆転を従動側に確実に回転伝達でき、しかも、従動側
からの正逆転のいずれをも駆動側に伝達させないのであ
る。
称的に押圧尖端部8Bを形成し、また、クラッチ溝部7
Cは、周方向の前後で対称的に転動面7A、緊締面7B
を形成してあるから、駆動軸3、従動軸7夫々の正逆方
向のいずれの回転に対して同様に機能して駆動側からの
正逆転を従動側に確実に回転伝達でき、しかも、従動側
からの正逆転のいずれをも駆動側に伝達させないのであ
る。
【0026】また、クラッチ片8の押圧尖端部8Bは、
クラッチ片8自体の両側端に至るに伴ないその内周面が
次第に大径になるように先細状にし、クラッチ溝部7C
は、中心側の最深部に転動面7Aを有し、両側に次第に
浅底状となる緊締面7Bを有しているから、駆動側であ
るクラッチ片8の旋回作動は、転動体4を従動側のクラ
ッチ溝部7C内に確実に押圧移動させ、逆に、従動側の
クラッチ溝部7Cの旋回作動は、転動体4をハウジング
5内周面に確実に押圧移動させる。そのため、転動体4
の径方向に沿う移動応答を迅速にし、駆動側からの回転
伝達、従動側からの回転遮断を確実にさせることができ
る。
クラッチ片8自体の両側端に至るに伴ないその内周面が
次第に大径になるように先細状にし、クラッチ溝部7C
は、中心側の最深部に転動面7Aを有し、両側に次第に
浅底状となる緊締面7Bを有しているから、駆動側であ
るクラッチ片8の旋回作動は、転動体4を従動側のクラ
ッチ溝部7C内に確実に押圧移動させ、逆に、従動側の
クラッチ溝部7Cの旋回作動は、転動体4をハウジング
5内周面に確実に押圧移動させる。そのため、転動体4
の径方向に沿う移動応答を迅速にし、駆動側からの回転
伝達、従動側からの回転遮断を確実にさせることができ
る。
【0027】楔作用を有する転動体4が軟質乃至半硬質
の弾性樹脂性材料から成るローラーまたはボールである
ので、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5とに対す
るはねかえり係数を極力小さくすることができ、負荷側
トルクによる駆動ダンピング効果が最小限に抑えられ、
適宜な緩衝作用を得ることができ、さらにまた転動体4
への噛み合い状態も確実かつ安定なものとなる。
の弾性樹脂性材料から成るローラーまたはボールである
ので、駆動カム9と負荷カム6とハウジング5とに対す
るはねかえり係数を極力小さくすることができ、負荷側
トルクによる駆動ダンピング効果が最小限に抑えられ、
適宜な緩衝作用を得ることができ、さらにまた転動体4
への噛み合い状態も確実かつ安定なものとなる。
【0028】楔作用を有する転動体4が硬質の金属性材
料から成るローラーまたはボールであるので、駆動カム
9と負荷カム6とハウジング5とに対するはねかえり係
数及び転動体の慣性モーメントを極力大きくすることが
でき、転動体4が負荷側トルクを、何等摩擦で滑ること
無く十分に吸収できそのバックラッシュ効果も小さく、
また駆動カム9と負荷カム6、及び負荷カム6とハウジ
ング5との相互間の噛み合い状態もしっかりとしたもの
となり、相互間の摩耗損傷が軽減されるのである。
料から成るローラーまたはボールであるので、駆動カム
9と負荷カム6とハウジング5とに対するはねかえり係
数及び転動体の慣性モーメントを極力大きくすることが
でき、転動体4が負荷側トルクを、何等摩擦で滑ること
無く十分に吸収できそのバックラッシュ効果も小さく、
また駆動カム9と負荷カム6、及び負荷カム6とハウジ
ング5との相互間の噛み合い状態もしっかりとしたもの
となり、相互間の摩耗損傷が軽減されるのである。
【図1】本発明の一実施例における要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく要部の一部縦断側面図である。
【図3】同じく要部の縦断側面図である。
【図4】同じく負荷側回転状態を示した図2におけるX
−X部分の縦断正面図である。
−X部分の縦断正面図である。
【図5】同じく駆動側回転状態を示した図2におけるX
−X部分の縦断正面図である。
−X部分の縦断正面図である。
D 隣接する押圧尖端部相互間の幅員 P 押圧空間部 Q 楔形空間部 R 転動体の直
径 d 転動体とハウジング内周面とのクリアランス T1 転動面とハウジング内周面との間隔 T2 緊締面とハウジング内周面との間隔 1 ワンウエイクラッチ装置 2 位置決めフ
ランジ 3 駆動軸 4 転動体 5 ハウジング 6 負荷カム 7 従動軸 7A 転動面 7B 緊締面 7C クラッチ
溝部 8 クラッチ片 8A 傾斜部 8B 押圧尖端部 9 駆動カム
径 d 転動体とハウジング内周面とのクリアランス T1 転動面とハウジング内周面との間隔 T2 緊締面とハウジング内周面との間隔 1 ワンウエイクラッチ装置 2 位置決めフ
ランジ 3 駆動軸 4 転動体 5 ハウジング 6 負荷カム 7 従動軸 7A 転動面 7B 緊締面 7C クラッチ
溝部 8 クラッチ片 8A 傾斜部 8B 押圧尖端部 9 駆動カム
Claims (6)
- 【請求項1】 固定保持された不動のハウジング内に、
駆動側に連繋する駆動軸端面にクラッチ片を突出形成し
て成る駆動カムと、負荷側に連繋する従動軸に同軸突出
した負荷カムとを同心軸上であって互いに無干渉的に遊
合せしめると共に、駆動カムのクラッチ片の各々両側端
に形成された押圧尖端部であって互いに隣接するクラッ
チ片の押圧尖端部に挟まれた押圧空間部と、負荷カムの
外周に転動面、緊締面が連続形成されて成るクラッチ溝
部と、ハウジング内周面との相互間に形成された複数の
楔形空間部に楔作用を有する転動体を介装させ、転動体
の回転中心よりも外側に前記押圧尖端部を配置せしめて
おき、駆動軸側の正逆方向の回転伝達時では駆動カムの
押圧尖端部を転動体に突き当てこれを内側へ規制案内す
ることでクラッチ溝部を介して従動軸を回転させ、ま
た、従動軸側からの回転時ではクラッチ溝部の緊締面に
より転動体を外方へ押出させてこれをハウジング内周面
に圧接することで回転阻止させるようにしたことを特徴
とするワンウエイクラッチ装置。 - 【請求項2】 楔形空間部に介装した転動体に対し、転
動体とハウジング内周面との間には、適宜なクリアラン
スを設けてある請求項1記載のワンウエイクラッチ装
置。 - 【請求項3】 クラッチ片は、周方向の前後両側端に対
称的に押圧尖端部を形成し、また、クラッチ溝部は、周
方向の前後で対称的に転動面、緊締面を形成してある請
求項1または2記載のワンウエイクラッチ装置。 - 【請求項4】 クラッチ片の押圧尖端部は、クラッチ片
自体の両側端に至るに伴ないその内周面が次第に大径に
なるように先細状になっている請求項1乃至3のいずれ
か記載のワンウエイクラッチ装置。 - 【請求項5】 クラッチ溝部は、中心側の最深部に転動
面を有し、両側に次第に浅底状となる緊締面を有して成
る請求項1乃至4のいずれか記載のワンウエイクラッチ
装置。 - 【請求項6】 転動体は、軟質乃至半硬質の弾性樹脂性
材料あるいは硬質の金属性材料から成るローラーまたは
ボールである請求項1乃至5のいずれか記載のワンウエ
イクラッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267929A JPH07103260A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ワンウエイクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267929A JPH07103260A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ワンウエイクラッチ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103260A true JPH07103260A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17451576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5267929A Pending JPH07103260A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ワンウエイクラッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103260A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000008350A1 (fr) * | 1998-08-03 | 2000-02-17 | Asmo Co., Ltd. | Dispositif de commande equipe d'un moteur et d'un mecanisme de reduction de la vitesse |
| WO2000008349A1 (fr) * | 1998-08-03 | 2000-02-17 | Asmo Co., Ltd. | Embrayage et dispositif de commande equipe dudit embrayage |
| EP1152163A3 (en) * | 2000-05-05 | 2002-01-02 | Samar Systems Limited | Rotary coupling |
| EP1243736A1 (en) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Genius s.r.l. | Powered gate and barrier drive with motion transmission mechanism controllable to be irreversible or reversible |
| EP1122863A3 (en) * | 2000-02-02 | 2004-03-03 | Asmo Co., Ltd. | Motor having speed reduction device |
| WO2005108814A1 (de) | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Hans Heidolph Gmbh & Co. Kg | Rückwirkungsgeschützte getriebebaueinheit und sperrkupplung |
| CN100451373C (zh) * | 2000-08-08 | 2009-01-14 | 株式会社Ntn | 离合装置 |
| WO2012137841A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 株式会社ニフコ | 双方向クラッチ |
| CN102765319A (zh) * | 2012-08-06 | 2012-11-07 | 陈培良 | 一种汽车助力器 |
| CN103557308A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 长城汽车股份有限公司 | 一种汽车变速器双向离合器式换挡传动机构 |
| WO2017159600A1 (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | アスモ 株式会社 | クラッチ、モータ及びパワーウインド装置 |
| HUP2500369A1 (hu) * | 2024-09-27 | 2026-03-28 | Pannon Egyetem | Golyós ékelődő mechanikus kapcsolószerkezet |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5267929A patent/JPH07103260A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6575277B1 (en) | 1998-08-03 | 2003-06-10 | Asmo Co., Ltd. | Clutch and drive device having the clutch |
| WO2000008349A1 (fr) * | 1998-08-03 | 2000-02-17 | Asmo Co., Ltd. | Embrayage et dispositif de commande equipe dudit embrayage |
| KR100737985B1 (ko) * | 1998-08-03 | 2007-07-13 | 아스모 가부시키가이샤 | 클러치 및 그 클러치를 구비한 구동장치 |
| WO2000008350A1 (fr) * | 1998-08-03 | 2000-02-17 | Asmo Co., Ltd. | Dispositif de commande equipe d'un moteur et d'un mecanisme de reduction de la vitesse |
| EP1646128A1 (en) * | 2000-02-02 | 2006-04-12 | Asmo Co., Ltd. | Motor having speed reduction device |
| EP1122863A3 (en) * | 2000-02-02 | 2004-03-03 | Asmo Co., Ltd. | Motor having speed reduction device |
| GB2361974B (en) * | 2000-05-05 | 2004-08-18 | Samar Systems Ltd | Rotary coupling |
| EP1152163A3 (en) * | 2000-05-05 | 2002-01-02 | Samar Systems Limited | Rotary coupling |
| CN100451373C (zh) * | 2000-08-08 | 2009-01-14 | 株式会社Ntn | 离合装置 |
| EP1243736A1 (en) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Genius s.r.l. | Powered gate and barrier drive with motion transmission mechanism controllable to be irreversible or reversible |
| US7614488B2 (en) | 2004-05-06 | 2009-11-10 | Hans Heidolph Gmbh & Co. Kg | Anti-reactive modular gear unit and locking coupling |
| WO2005108814A1 (de) | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Hans Heidolph Gmbh & Co. Kg | Rückwirkungsgeschützte getriebebaueinheit und sperrkupplung |
| WO2012137841A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 株式会社ニフコ | 双方向クラッチ |
| JP2012219910A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Nifco Inc | 双方向クラッチ |
| CN102765319A (zh) * | 2012-08-06 | 2012-11-07 | 陈培良 | 一种汽车助力器 |
| CN103557308A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 长城汽车股份有限公司 | 一种汽车变速器双向离合器式换挡传动机构 |
| WO2017159600A1 (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | アスモ 株式会社 | クラッチ、モータ及びパワーウインド装置 |
| CN108603544A (zh) * | 2016-03-17 | 2018-09-28 | 株式会社电装 | 离合器、电动机以及电动窗装置 |
| HUP2500369A1 (hu) * | 2024-09-27 | 2026-03-28 | Pannon Egyetem | Golyós ékelődő mechanikus kapcsolószerkezet |
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