JPH07103460B2 - SiCとSi▲下3▼N▲下4▼よりなる複合膜の製造方法およびX線リソグラフィー用マスクの製造方法 - Google Patents
SiCとSi▲下3▼N▲下4▼よりなる複合膜の製造方法およびX線リソグラフィー用マスクの製造方法Info
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- JPH07103460B2 JPH07103460B2 JP11765790A JP11765790A JPH07103460B2 JP H07103460 B2 JPH07103460 B2 JP H07103460B2 JP 11765790 A JP11765790 A JP 11765790A JP 11765790 A JP11765790 A JP 11765790A JP H07103460 B2 JPH07103460 B2 JP H07103460B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は優れた可視光透過率を有し、耐高エネルギービ
ーム照射性、耐薬品性、耐湿性および平滑で、傷、ピン
ホールのないSiC/Si3N4複合膜の製造方法およびこれを
X線透過膜とするX線リソグラフィー用マスクの製造方
法に関するものである。
ーム照射性、耐薬品性、耐湿性および平滑で、傷、ピン
ホールのないSiC/Si3N4複合膜の製造方法およびこれを
X線透過膜とするX線リソグラフィー用マスクの製造方
法に関するものである。
(従来の技術) X線リソグラフィー用マスクのX線透過膜(メンブレ
ン)に要求される重要な性能としては (1)高エネルギー電子線やシンクロトロン放射光の様
な光エネルギービームの照射に耐える材料であること。
ン)に要求される重要な性能としては (1)高エネルギー電子線やシンクロトロン放射光の様
な光エネルギービームの照射に耐える材料であること。
(2)50%以上の高い可視光透過率を有し、高精度なア
ライメント(位置合せ)ができること。
ライメント(位置合せ)ができること。
(3)良好な耐薬品性や耐湿性を有し、エッチング工程
や洗浄工程で損傷されにくいこと。
や洗浄工程で損傷されにくいこと。
(4)メンブレンの表面が平滑で、傷やピンホールが無
いこと。等が挙げられる。
いこと。等が挙げられる。
従来、X線リソグラフィー用マスクのX線透過膜の素材
としては、BN、Si3N4、SiC等の材料が提案されている
が、いずれも一長一短があり、前記した様な性能を全て
満足するものは得られていない。例えば、BNは良好な可
視光透過率を有するが、耐高エネルギービーム性及び耐
薬品性が不充分であり、Si3N4は耐薬品性及び耐湿性が
充分でなく、SiCの場合は可視光透過率が不充分である
等の欠点を有していた。
としては、BN、Si3N4、SiC等の材料が提案されている
が、いずれも一長一短があり、前記した様な性能を全て
満足するものは得られていない。例えば、BNは良好な可
視光透過率を有するが、耐高エネルギービーム性及び耐
薬品性が不充分であり、Si3N4は耐薬品性及び耐湿性が
充分でなく、SiCの場合は可視光透過率が不充分である
等の欠点を有していた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は先に特願昭1−19277号および特願平1−3
39094号において、これらの欠点を解決するものとし
て、SiCとSi3N4よりなる2成分系複合膜が優れた諸特性
を有しており、SiCとSi3N4よりなるターゲットを用いて
スパッター法により成膜する方法を提案したが、耐高エ
ネルギービーム性の点では充分満足できるものではなか
った。また、この方法では任意のSiCとSi3N4の組成比の
複合膜を得るためにはそれぞれの組成比のターゲットを
基準する必要があった。一方、他の方法として、シリコ
ンよりなるターゲットを用いて、CH4、C2H6、C3H8、CH2
=CH2、CH3−CH=CH2等の炭素源となるガスと、N2、N
2O、NH3等の窒素源となるガスの同伴気流下でスパッタ
ーを行なう反応性スパッター法がある。しかしこの方法
では水素およびN2Oを用いた場合は酸素が成膜後の膜中
に不純物として含有される。水素や酸素が膜中に存在す
ると高エネルギービームの照射によりこれらの水素や酸
素が膜中より離脱し、その結果ピンホール、歪みの発
生、透明性の低下等の不利、欠陥を引き起こすことがあ
った。従って、本発明が解決しようとする課題は、この
ような不利、欠陥を解決したSiCとSi3N4よりなる複合膜
を基板上に成膜する方法およびこの薄膜をX線透過膜と
した優れた耐高エネルギービーム性を有するX線リソグ
ラフィー用マスクを得ることにある。
39094号において、これらの欠点を解決するものとし
て、SiCとSi3N4よりなる2成分系複合膜が優れた諸特性
を有しており、SiCとSi3N4よりなるターゲットを用いて
スパッター法により成膜する方法を提案したが、耐高エ
ネルギービーム性の点では充分満足できるものではなか
った。また、この方法では任意のSiCとSi3N4の組成比の
複合膜を得るためにはそれぞれの組成比のターゲットを
基準する必要があった。一方、他の方法として、シリコ
ンよりなるターゲットを用いて、CH4、C2H6、C3H8、CH2
=CH2、CH3−CH=CH2等の炭素源となるガスと、N2、N
2O、NH3等の窒素源となるガスの同伴気流下でスパッタ
ーを行なう反応性スパッター法がある。しかしこの方法
では水素およびN2Oを用いた場合は酸素が成膜後の膜中
に不純物として含有される。水素や酸素が膜中に存在す
ると高エネルギービームの照射によりこれらの水素や酸
素が膜中より離脱し、その結果ピンホール、歪みの発
生、透明性の低下等の不利、欠陥を引き起こすことがあ
った。従って、本発明が解決しようとする課題は、この
ような不利、欠陥を解決したSiCとSi3N4よりなる複合膜
を基板上に成膜する方法およびこの薄膜をX線透過膜と
した優れた耐高エネルギービーム性を有するX線リソグ
ラフィー用マスクを得ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等はかヽる課題を解決するためにSi基板上に成
膜するX線透過膜の材料の選択、適性な各種物性を有す
るメンブレンの成膜条件の探索に鋭意検討を重ねた結
果、本発明に到達したもので、その要旨は次の通りであ
る。
膜するX線透過膜の材料の選択、適性な各種物性を有す
るメンブレンの成膜条件の探索に鋭意検討を重ねた結
果、本発明に到達したもので、その要旨は次の通りであ
る。
SiCとシリコン(Si)よりなるターゲットを用い、N2ガ
ス気流下でスパッター法にて基板上にSiCとSi3N4よりな
る複合膜を成膜することを特徴とする複合薄膜の製造方
法を第1の発明とし、得られる複合薄膜のSiCとSi3N4の
モル比が95:5〜30:70であることを特徴とする複合薄膜
の製造方法を第2の発明とし、次いでこの複合薄膜をX
線透過膜として用いてなるX線リソグラフィー用マスク
の製造方法を第3の発明とするものである。以下、本発
明を詳細に説明する。
ス気流下でスパッター法にて基板上にSiCとSi3N4よりな
る複合膜を成膜することを特徴とする複合薄膜の製造方
法を第1の発明とし、得られる複合薄膜のSiCとSi3N4の
モル比が95:5〜30:70であることを特徴とする複合薄膜
の製造方法を第2の発明とし、次いでこの複合薄膜をX
線透過膜として用いてなるX線リソグラフィー用マスク
の製造方法を第3の発明とするものである。以下、本発
明を詳細に説明する。
先ず、X線透過膜の薄膜材料としてはSiCとSi3N4よりな
る2成分系複合膜が1成分系よりも各物性において優れ
た性能を持つことが判り、その成分割合はモル比で95:5
〜30:70の範囲が良い。SiCが95より多くなると、可視光
透過率がSiC単独と同等の低い値を示し、逆に、SiCが30
より少くなると、耐薬品性がSi3N4単独と同等の不充分
な性能を示すので好ましくない。従って、好適なモル比
としては、80:20〜40:60である。生成した薄膜の引張応
力は1×108〜1×1010dyne/cm2であることが必要で、
1×108dyne/cm2以下であるとメンブレン化した時にし
わが発生し易く、また、1×1010dyne/cm2以上になると
メンブレンが破壊しやすい。好適な引張応力としては5
×108〜5×109dyne/cm2である。
る2成分系複合膜が1成分系よりも各物性において優れ
た性能を持つことが判り、その成分割合はモル比で95:5
〜30:70の範囲が良い。SiCが95より多くなると、可視光
透過率がSiC単独と同等の低い値を示し、逆に、SiCが30
より少くなると、耐薬品性がSi3N4単独と同等の不充分
な性能を示すので好ましくない。従って、好適なモル比
としては、80:20〜40:60である。生成した薄膜の引張応
力は1×108〜1×1010dyne/cm2であることが必要で、
1×108dyne/cm2以下であるとメンブレン化した時にし
わが発生し易く、また、1×1010dyne/cm2以上になると
メンブレンが破壊しやすい。好適な引張応力としては5
×108〜5×109dyne/cm2である。
次に、SiC/Si3N4複合膜の造方法について述べる。
本発明の反応性スパッター法で成膜を行なうと、N2ガス
の流量を制御することによりSiCとSi3N4の成分比を大巾
に変えることが可能であり、しかも膜中に水素や酸素を
有しない為に高エネルギービームを照射しても、ピンホ
ール、歪み等の発生や透明性の低下等のトラブルがな
い。
の流量を制御することによりSiCとSi3N4の成分比を大巾
に変えることが可能であり、しかも膜中に水素や酸素を
有しない為に高エネルギービームを照射しても、ピンホ
ール、歪み等の発生や透明性の低下等のトラブルがな
い。
本発明で採用した反応性スパッター法としては、一般に
使用されているコンベンショナルスパッター法で行なう
が、好ましくは量産性の観点より成膜速度の速いマグネ
トロンスパッター法を用いるのが良い。
使用されているコンベンショナルスパッター法で行なう
が、好ましくは量産性の観点より成膜速度の速いマグネ
トロンスパッター法を用いるのが良い。
本発明の必須要件であるターゲットはSiCとシリコン(S
i)の2成分からなり、この組成比については、生成す
る複合膜中のSiCとSiとのモル比が95:5〜30:70になる様
に予備試験を行なって決定する。これはスパッターの成
膜条件であるN2ガスの流量、スパッター温度、スパッタ
ー印加電力等により、同一組成比のターゲットを用いて
も得られる複合膜のSiCとSi3N4の組成比が全く同一にな
らないからである。しかし予め設定する値としてはSiC
とSiをモル比で84:16〜12:88とするのが良い。ターゲッ
トの原料であるシリコンは、シリコン単結晶、ポリシリ
コン、アモルファスシリコン等が挙げられるが、SiH等
を含まず、しかも容易に入手可能なシリコン単結晶が好
ましい。
i)の2成分からなり、この組成比については、生成す
る複合膜中のSiCとSiとのモル比が95:5〜30:70になる様
に予備試験を行なって決定する。これはスパッターの成
膜条件であるN2ガスの流量、スパッター温度、スパッタ
ー印加電力等により、同一組成比のターゲットを用いて
も得られる複合膜のSiCとSi3N4の組成比が全く同一にな
らないからである。しかし予め設定する値としてはSiC
とSiをモル比で84:16〜12:88とするのが良い。ターゲッ
トの原料であるシリコンは、シリコン単結晶、ポリシリ
コン、アモルファスシリコン等が挙げられるが、SiH等
を含まず、しかも容易に入手可能なシリコン単結晶が好
ましい。
SiCは純度が99%以上、好ましくは99.9%以上のものが
高純度複合薄膜を得る上からは望ましい。この2成分の
他に微量のBやSi3N4を複合膜の性能を損なわない程度
含有していても良い。この2成分系ターゲットはグラフ
ァイトとシリコンを所定量均一に混合してホットプレス
により成形し、焼結して製造すれば良く、また各成分単
独のターゲットを組合せて通常ピンホール型、分割型等
と呼ばれている1つの複合ターゲットとしても良い。基
板は通常シリコンウェハを用いる。Si基板の温度につい
ては特に制限はないが、100〜1,000℃の範囲が生成した
膜の欠陥やピンホールが少ないので好ましい。ターゲッ
トに印加する電力は、5W/cm2以上ならば、得られる膜の
応力が引張応力となるので好ましい。印加電力が高い
程、成膜速度は増加するので有利である。
高純度複合薄膜を得る上からは望ましい。この2成分の
他に微量のBやSi3N4を複合膜の性能を損なわない程度
含有していても良い。この2成分系ターゲットはグラフ
ァイトとシリコンを所定量均一に混合してホットプレス
により成形し、焼結して製造すれば良く、また各成分単
独のターゲットを組合せて通常ピンホール型、分割型等
と呼ばれている1つの複合ターゲットとしても良い。基
板は通常シリコンウェハを用いる。Si基板の温度につい
ては特に制限はないが、100〜1,000℃の範囲が生成した
膜の欠陥やピンホールが少ないので好ましい。ターゲッ
トに印加する電力は、5W/cm2以上ならば、得られる膜の
応力が引張応力となるので好ましい。印加電力が高い
程、成膜速度は増加するので有利である。
スパッター時に使用するガスは純度99%以上、好ましく
は99.9%以上のN2ガスが望ましく、安定なプラズマ状態
を保つ目的でアルゴンやキセノンなどの不活性ガスを同
伴することが望ましい。スパッター圧力は、特に制限は
ないが、1×10-2〜1×10-1トールが好ましい。なお、
スパッター圧力は成膜後の膜の応力値に大きな影響を及
ぼすため、ターゲットの組成も含めたスパッターの条件
下で、所定の引張応力となるようなスパッター圧力を設
定することが必要である。以下、実施例と比較列によっ
て本発明の具体的態様を説明するが、本発明はこれらに
よって限定されるものではない。尚、得られた複合薄膜
の物性測定、評価方法は次の通りである。
は99.9%以上のN2ガスが望ましく、安定なプラズマ状態
を保つ目的でアルゴンやキセノンなどの不活性ガスを同
伴することが望ましい。スパッター圧力は、特に制限は
ないが、1×10-2〜1×10-1トールが好ましい。なお、
スパッター圧力は成膜後の膜の応力値に大きな影響を及
ぼすため、ターゲットの組成も含めたスパッターの条件
下で、所定の引張応力となるようなスパッター圧力を設
定することが必要である。以下、実施例と比較列によっ
て本発明の具体的態様を説明するが、本発明はこれらに
よって限定されるものではない。尚、得られた複合薄膜
の物性測定、評価方法は次の通りである。
(複合薄膜物性測定、評価方法) 成膜速度:シリコン基板の表面の1部をステンレス板
でマスクして、一定時間スパッターを行なって成膜後、
該ステンレスマスクを取り除き、未成膜面と成膜面の境
界の段差をサーフコーダSE−30C(小坂研究所製商品
名)にて測定して膜厚を求め、成膜速度を算出した。
でマスクして、一定時間スパッターを行なって成膜後、
該ステンレスマスクを取り除き、未成膜面と成膜面の境
界の段差をサーフコーダSE−30C(小坂研究所製商品
名)にて測定して膜厚を求め、成膜速度を算出した。
引張応力:シリコンウェハの成膜前と成膜後のそりの
変化量より応力値を算出した。
変化量より応力値を算出した。
可視光透過率:フォトマスク用石英基板3WAF525(信
越化学製商品名)に前述の方法で成膜後、この石英基板
をマルチフォトスペクトルメーターMPS−5000(島津製
作所製商品名)で波長633nm位置の透過率を測定した。
この時、ディファレンス側の試料として成膜をしていな
い石英基板を用いた。
越化学製商品名)に前述の方法で成膜後、この石英基板
をマルチフォトスペクトルメーターMPS−5000(島津製
作所製商品名)で波長633nm位置の透過率を測定した。
この時、ディファレンス側の試料として成膜をしていな
い石英基板を用いた。
耐高エネルギービーム性:高エネルギーとして10KeV
の高エネルギー電子線を500MJ/cm3照射し、照射による
膜の応力変化率を求めて、耐高エネルギービーム性の目
安とした。
の高エネルギー電子線を500MJ/cm3照射し、照射による
膜の応力変化率を求めて、耐高エネルギービーム性の目
安とした。
耐薬品性;90℃の30%KOH熱水中に24時間浸漬し、浸漬
後の応力変化率を求めて耐薬品性の目安とした。
後の応力変化率を求めて耐薬品性の目安とした。
耐湿性;90℃の熱水に7日間浸漬し、浸漬後の応力変
化率を求めて耐湿性の目安とした。
化率を求めて耐湿性の目安とした。
メンブレン化適性:成膜後の基板の裏面にプラズマCV
D法でアモルファスBN膜(以下、a−BN膜とする)を1.0
μm成膜し、この膜をKOHエッチング液の保護膜とし
た。a−BN膜の上にステンレス製ドーナツ状マスク板を
セットし、CF4ガスにてドライエッチングして露出して
いるa−BN膜を除去後、30%KOHにて露出したシリコン
面をウェットエッチングで溶出し、メンブレン化した。
メンブレン化適性として、仕上げたメンブレンが、傷や
ピンホールが無く平滑と認められる場合を良好、その他
を不良と判定した。
D法でアモルファスBN膜(以下、a−BN膜とする)を1.0
μm成膜し、この膜をKOHエッチング液の保護膜とし
た。a−BN膜の上にステンレス製ドーナツ状マスク板を
セットし、CF4ガスにてドライエッチングして露出して
いるa−BN膜を除去後、30%KOHにて露出したシリコン
面をウェットエッチングで溶出し、メンブレン化した。
メンブレン化適性として、仕上げたメンブレンが、傷や
ピンホールが無く平滑と認められる場合を良好、その他
を不良と判定した。
(実施例1) 高周波マグネトロンスパッター装置SPF−332H型(日電
アネルバ社製商品名)を用いて、カソード側に純度が9
9.9%のSiC粉末400重量部と、シリコン単結晶の粉末840
重量部を均一に混合してホットプレスにて焼結して得ら
れた直径3インチで厚みが5mmのターゲットをセットし
た。
アネルバ社製商品名)を用いて、カソード側に純度が9
9.9%のSiC粉末400重量部と、シリコン単結晶の粉末840
重量部を均一に混合してホットプレスにて焼結して得ら
れた直径3インチで厚みが5mmのターゲットをセットし
た。
このターゲットのSiCとシリコンのモル比は計数上、1:3
である。
である。
基板として、直径3インチで厚みが、600μmの両面研
磨シリコンウェハを用いて、250℃に加熱した状態でN2
ガスとアルゴンガスを各々10cc/分と5cc/分の流量で流
しつつ、パワー密度を12W/cm2、反応圧力を5.0×10-2To
rr下で所定時間スパッターを行ない、SiCとSi3N4よりな
る膜厚1.0μmの薄膜を作製した。
磨シリコンウェハを用いて、250℃に加熱した状態でN2
ガスとアルゴンガスを各々10cc/分と5cc/分の流量で流
しつつ、パワー密度を12W/cm2、反応圧力を5.0×10-2To
rr下で所定時間スパッターを行ない、SiCとSi3N4よりな
る膜厚1.0μmの薄膜を作製した。
得られた薄膜をESCA法による元素分析に行なった結果、
Si49.2%、N255%、C25.3%となりSiCとSi3N4のモル比
がおよそ1:1であることが判明した。
Si49.2%、N255%、C25.3%となりSiCとSi3N4のモル比
がおよそ1:1であることが判明した。
次にこの膜の主な物性について前述の方法で測定したと
ころ、成膜速度は0.14μm/分、引張応力は1.8×109dyne
/cm2、可視光透過率は73%、耐高エネルギービーム性、
耐薬品性及び耐湿性はいずれも1%以下であり、メンブ
レン化適性は良好であった。
ころ、成膜速度は0.14μm/分、引張応力は1.8×109dyne
/cm2、可視光透過率は73%、耐高エネルギービーム性、
耐薬品性及び耐湿性はいずれも1%以下であり、メンブ
レン化適性は良好であった。
(実施例2、3および比較例1、2) SiC粉末とシリコン単結晶の粉末の混合比を種々変え
て、各種組成のターゲットを作製し、実施例1と同様の
方法でSiCとSi3N4の複合膜を作製し、ESCAにて組成比を
求め、各物性について測定した(実施例2、3)。
て、各種組成のターゲットを作製し、実施例1と同様の
方法でSiCとSi3N4の複合膜を作製し、ESCAにて組成比を
求め、各物性について測定した(実施例2、3)。
また、比較例として、SiCとSi3N4のモル比が本発明の組
成範囲外のものについても同様にターゲットを作製し、
実施例1と同様の方法でSiCとSi3N4の複合膜を作製しES
CAにて組成比を求め各物性について測定した(比較例
1、2)。これらの膜組成、成膜条件および膜物性を第
1表に示した。
成範囲外のものについても同様にターゲットを作製し、
実施例1と同様の方法でSiCとSi3N4の複合膜を作製しES
CAにて組成比を求め各物性について測定した(比較例
1、2)。これらの膜組成、成膜条件および膜物性を第
1表に示した。
(発明の効果) 第1表の結果より、本発明の方法により成膜した薄膜
は、可視光透過率が50%以上を有し、耐高エネルギービ
ーム性、耐薬品性、耐湿性、メンブレン化適正の各性能
も優れていることが判る。一方、比較例の結果より、タ
ーゲットの組成において、SiCとSi3N4のモル比が95:5よ
りSiCが多く なると、可視光透過率が30%以下となり実用に適さない
(比較例1)。また、SiCとSi3N4のモル比が30:70よりS
i3N4が多くなっても、耐薬品性及び耐湿性が悪化して実
用上使用出来ない(比較例2)。
は、可視光透過率が50%以上を有し、耐高エネルギービ
ーム性、耐薬品性、耐湿性、メンブレン化適正の各性能
も優れていることが判る。一方、比較例の結果より、タ
ーゲットの組成において、SiCとSi3N4のモル比が95:5よ
りSiCが多く なると、可視光透過率が30%以下となり実用に適さない
(比較例1)。また、SiCとSi3N4のモル比が30:70よりS
i3N4が多くなっても、耐薬品性及び耐湿性が悪化して実
用上使用出来ない(比較例2)。
以上の様に本発明の製造方法によれば、X線リソグラフ
ィー用マスクとしての性能を極めて高く、工業上有用で
ある。
ィー用マスクとしての性能を極めて高く、工業上有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 9/00 A 9349−4F
Claims (4)
- 【請求項1】SiCとシリコン(Si)よりなるターゲット
を用い、N2ガス気流下でスパッター法にて基板上にSiC
とSi3N4よりなる複合膜を成膜することを特徴とするSiC
とSi3N4よりなる複合膜の製造方法。 - 【請求項2】該複合膜の組成において、SiCとSi3N4のモ
ル比が95:5〜30:70であることを特徴とする請求項1に
記載のSiCとSi3N4よりなる複合膜の製造方法。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の方法で得られた
SiCとSi3N4よりなる複合膜をX線透過膜として用いるこ
とを特徴とするX線リソグラフィー用マスクの製造方
法。 - 【請求項4】請求項3に記載のX線透過膜の引張応力が
1×108〜1×1010dyne/cm2であるであることを特徴と
するX線リソグラフィー用マスクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11765790A JPH07103460B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | SiCとSi▲下3▼N▲下4▼よりなる複合膜の製造方法およびX線リソグラフィー用マスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11765790A JPH07103460B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | SiCとSi▲下3▼N▲下4▼よりなる複合膜の製造方法およびX線リソグラフィー用マスクの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0417661A JPH0417661A (ja) | 1992-01-22 |
| JPH07103460B2 true JPH07103460B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=14717077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11765790A Expired - Fee Related JPH07103460B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | SiCとSi▲下3▼N▲下4▼よりなる複合膜の製造方法およびX線リソグラフィー用マスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103460B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2000239827A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-09-05 | Bridgestone Corp | 積層構造体及びその製造方法 |
| JP5746573B2 (ja) * | 2011-06-29 | 2015-07-08 | 日本ファインセラミックス株式会社 | スパッタリングターゲット |
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1990
- 1990-05-09 JP JP11765790A patent/JPH07103460B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0417661A (ja) | 1992-01-22 |
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