JPH0710383A - 連続焼鈍機への線材供給機構 - Google Patents

連続焼鈍機への線材供給機構

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JPH0710383A
JPH0710383A JP14997093A JP14997093A JPH0710383A JP H0710383 A JPH0710383 A JP H0710383A JP 14997093 A JP14997093 A JP 14997093A JP 14997093 A JP14997093 A JP 14997093A JP H0710383 A JPH0710383 A JP H0710383A
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JP
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wire
wire rod
tension
continuous annealing
capstan
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JP14997093A
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Naoki Yanagawa
直樹 柳川
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 『縄跳び運動』によって繰り出した線材に生
じている張力ムラ(張力の息)を完全に除去して安定し
た張力によって線材を連続焼鈍機へ供給して、線材と連
続焼鈍機の電線輪との接触抵抗を安定させ、線材と電線
輪との間でスパークが発生するのを防止し、撚線の一部
に変形を来したり、撚線を構成している素線を断線した
り、撚線そのものが断線しないようにする。 【構成】 ボビンに巻かれた線材をボビンの巻き方向と
直交する方向に円錐筒状に形成されるフードを介して繰
り出すサプライ装置から繰り出された線材を電極輪を介
して走行する線材に電流を供給し走行させながら焼鈍を
行う連続焼鈍機に連続的に供給する連続焼鈍機への線材
供給機構におけるサプライ装置と連続焼鈍機との間にサ
プライ装置から繰り出された線材の張力ムラを除去する
張力調整装置を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極輪を介して走行す
る銅撚線及び銅合金撚線の線材に電流を供給し走行させ
ながら該線材の焼鈍を行って連続押出成型機によって樹
脂被覆を施して電線を製造する装置に係り、特に、走行
中電極輪に懸架されている線材の接触抵抗の変動の原因
となる線材の張力ムラを除去して連続焼鈍機へ線材を供
給する連続焼鈍機への線材供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電線・ケーブルは、電気的安定
性向上、可撓性付与、占積率向上(小さい外径に多心を
収容)のため、単心ケーブルを除き、そのほとんどが線
心群を種々の方法で撚り合わせた多心ケーブルが用いら
れている。絶縁材料としては、絶縁抵抗・絶縁耐力・誘
電率・誘電体力率などの電気的特性のほか、材料力学的
な強さや耐熱性、加工のし易さ、価格などが選択の重要
な基準となっている。
【0003】また、多心ケーブルは、複数の素線を撚線
機によって撚り合わせて製造されるものであるが、複数
の素線を単に撚り合わせただけでは、屈曲強度等の機械
的強度がないため、絶縁体を被覆する前に、焼鈍するの
が一般になっている。このような合成樹脂を被覆した電
線・ケーブルは、線心群を種々の方法で撚り合わせて構
成した撚線導体を走行させて連続焼鈍機によって連続的
に焼鈍しながら、該導体の上に絶縁体を押出機によって
連続的に押出して被覆していく。この連続焼鈍機へ線材
を供給するには、従来、図6に示す如き線材供給機構に
よって行われている。すなわち、線材供給機構100
は、サプライ装置200から繰り出された線材400が
連続焼鈍機700まで誘導される機構である。サプライ
装置200は、線材400の巻かれたボビン300をス
タンド(図示していない)に片支持し、線材400を該
ボビン300の線材の巻き方向に直交する方向にフライ
ヤーリング(図示していない)を介して円錐筒状に形成
されるフード210内を通って繰り出すものである。こ
の線材400をボビン300から繰り出しは、『縄跳び
運動』によって行われ、線材400の繰り出しの推進力
は、後述する連続焼鈍機700の電線輪710、720
によって付加される。
【0004】500はブレーキ装置で、台600に固定
されている。このブレーキ装置500は、サプライ装置
200から繰り出された線材400をブレーキングしな
がら連続焼鈍機700に供給するものである。このブレ
ーキ装置500は、パウダーブレーキと同軸に設けら
れ、サプライ装置200から繰り出された線材400を
懸架して走行制動を掛けるブレーキプーリ510を有し
ている。このブレーキプーリ510の円周端部には、回
転フリーの3個のベルト軸520、530、540に懸
架されたベルト550が押圧接されている。このベルト
550の押圧接力によって線材400はブレーキプーリ
510の円周端部に押さえ付けられることになり、ブレ
ーキプーリ510による制動が可能になる。このブレー
キプーリ510によって制動が掛けられた線材400
は、ガイドローラ560を介して連続焼鈍機700に送
られる。
【0005】連続焼鈍機700は、線材400が2つの
電線輪710、720に懸架され走行する間に電流を供
給し、この電流によって発生するジュール熱を利用して
所定の温度に加熱し、この所定の温度に加熱された線材
400を不活性ガス雰囲気中を通して冷却槽で所定温度
に冷却して焼鈍を行うものである。したがって電線輪7
10、720は、線材400に電流を供給する電極の役
目を果たすと共に、線材400を所定の速度で推進させ
る推進力を付加する役目を有している。このようにして
焼鈍された線材400は、送出ガイドローラ730によ
って次工程に送出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の線材
供給機構においては、サプライ装置200におけるボビ
ン300から線材400を引き出す際に『縄跳び運動』
によって行うため、引き出される線材400は、『縄跳
び運動』によって繰り出される毎に走行方向への張力変
化を発生させる。そこで、従来の線材供給機構は、この
『縄跳び運動』による張力変化をブレーキ装置500に
よって吸収し、サプライ装置200から繰り出された線
材400の張力を安定させて連続焼鈍機700に供給し
連続焼鈍機700での張力を安定させようとしている。
【0007】しかしながら、従来の線材供給機構にあっ
ては、ブレーキ装置500では『縄跳び運動』によって
発生する張力ムラ(張力の息)を完全に吸収することは
できず、張力ムラが連続焼鈍機700内の電線輪71
0、720に懸架された線材400に生じてしまう。こ
の張力ムラが連続焼鈍機700内の電線輪710、72
0に懸架された線材400に生じると、線材400は電
線輪710、720間で緩み、瞬時的に線材400が電
線輪710、720から離れることがある。この線材4
00が電線輪710、720から離れようとすると、線
材400と電線輪710、720の接触抵抗に変動を来
し、線材400が電線輪710、720から離れた瞬間
に線材400と電線輪710、720との間でスパーク
が発生し、電線輪710、720から線材400に大電
流が流れる。この大電流が線材400に流れると、部分
的に溶損を起こし撚線で構成される線材400の一部が
凹み等の変形を起こすという問題点を有している。この
部分的に溶損を起こし線材400の一部が変形したまま
ポリエチレン等の合成樹脂を押出機によって押出し絶縁
体が被覆されると製品不良を起こしてしまう。
【0008】また、線材400が電線輪710、720
から離れた瞬間に線材400と電線輪710、720と
の間でスパークが発生し、電線輪710、720から線
材400に大電流が流れると、撚線を構成している線材
400の素線が溶損により断線することがあるという問
題点を有している。このように撚線を構成している素線
が断線した状態でポリエチレン等の合成樹脂を押出機に
よって押出し絶縁体を被覆すると製品不良となってしま
い、歩留まりが著しく悪くなってしまう。また、このよ
うに撚線を構成している素線が溶損によって断線してし
まうと、押出機で樹脂被覆する際に通すダイスにおいて
断線した素線がダイス出口部で捲れてダイス内に堪って
いき、終いに撚線が通過できなくなり、ついには撚線が
断線を起こす結果を生じてしまう。さらに、線材400
が電線輪710、720から離れた瞬間に線材400と
電線輪710、720との間でスパークが発生し、電線
輪710、720から線材400に大電流が流れると、
溶損によって撚線を構成する線材400そのものが断線
することがあるという問題点を有している。このように
線材400が断線してしまうと、製造ラインそのものが
停止してしまう。
【0009】本発明は、『縄跳び運動』によって繰り出
した線材に生じている張力ムラ(張力の息)を完全に除
去して安定した張力によって線材を連続焼鈍機へ供給す
ることにより、線材と連続焼鈍機の電線輪との接触抵抗
を安定させ、線材と電線輪との間でスパークが発生する
のを防止し、撚線の一部に変形を来したり、撚線を構成
している素線を断線したり、撚線そのものを断線させる
ことのない連続焼鈍機への線材供給機構を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における連続焼鈍機への線材供給機構におい
ては、ボビンに巻かれた線材をボビンの巻き方向と直交
する方向に円錐筒状に形成されるフードを介して繰り出
すサプライ装置から繰り出された線材を電極輪を介して
走行する線材に電流を供給し走行させながら焼鈍を行う
連続焼鈍機に連続的に供給する連続焼鈍機への線材供給
機構において、サプライ装置と連続焼鈍機との間にサプ
ライ装置から繰り出された線材の張力ムラを除去する張
力調整装置を介在させて構成したものである。
【0011】
【作用】ボビンに巻かれた線材をボビンの巻き方向と直
交する方向に円錐筒状に形成されるフードを介して繰り
出すサプライ装置から繰り出された線材を電極輪を介し
て走行する線材に電流を供給し走行させながら焼鈍を行
う連続焼鈍機に連続的に供給する連続焼鈍機への線材供
給機構において、サプライ装置と連続焼鈍機との間にサ
プライ装置から繰り出された線材の張力ムラを除去する
張力調整装置を介在させて構成してあるため、『縄跳び
運動』によって繰り出した線材に生じている張力ムラ
(張力の息)を完全に除去して安定した張力によって線
材を連続焼鈍機へ供給することにより、線材と連続焼鈍
機の電線輪との接触抵抗を安定させ、線材と電線輪との
間でスパークが発生するのを防止し、撚線の一部に変形
を来したり、撚線を構成している素線を断線したり、撚
線そのものを断線することがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る連続焼鈍機への線材供給
機構の実施例について説明する。図1には、本発明に係
る連続焼鈍機への線材供給機構の第1実施例が示されて
いる。図中、図6において付された符号と同一のものは
同一の構成、作用を有するものである。図において、1
は線材供給機構で、サプライ装置200から繰り出され
た線材400を所定の張力を維持しながら連続焼鈍機7
00に供給する機構である。この線材供給機構1は、ブ
レーキ装置500と連続焼鈍機700との間に設けられ
ているブレーキ装置2と張力調整装置3とによって構成
されている。ブレーキ装置500は、図6に示されるブ
レーキ装置と同一で、パウダーブレーキと同軸に設けら
れ、サプライ装置200から繰り出された線材400を
ブレーキングしながら線材供給機構1に供給するもので
ある。ブレーキ装置500は、線材400を懸架して走
行制動を掛けるブレーキプーリ510を有しており、こ
のブレーキプーリ510の円周端部には、回転フリーの
3個のベルト軸520、530、540に懸架されたベ
ルト550が押圧接されている。このベルト550の押
圧接力によって線材400はブレーキプーリ510の円
周端部に押さえ付けられることになり、ブレーキプーリ
510による制動が可能になる。このブレーキプーリ5
10によって制動が掛けられた線材400は、ガイドロ
ーラ560を介して線材供給機構1に送られる。
【0013】ブレーキ装置2は、ブレーキ装置500と
ほぼ同一の構成を有しているが、ブレーキ装置500の
ガイドローラ560に相当するものを備えていない点で
異なる。すなわち、ブレーキ装置2は、パウダーブレー
キと同軸に設けられ、張力調整装置3から繰り出された
線材400をブレーキングしながら線材400に所定の
張力を付加しながら連続焼鈍機700の電線輪710に
供給するものである。このブレーキ装置2は、線材40
0を懸架して走行制動を掛けるブレーキプーリー4を有
しており、このブレーキプーリー4の円周端部には、回
転フリーの3個のベルト軸5、6、7に懸架されたベル
ト8が押圧接されている。このベルト8の押圧接力によ
って線材400はブレーキプーリー4の円周端部に押さ
え付けられることになり、ブレーキプーリー4による制
動が可能になる。このブレーキプーリー4によって制動
が掛けられた線材400は、連続焼鈍機700の電線輪
710に送られる。
【0014】張力調整装置3は、ブレーキ装置500か
ら繰り出される線材400を引き取る引取機によって構
成されている。すなわち、ブレーキ装置500から繰り
出された線材400は、張力調整装置3のキャプスタン
9、10に引き取られ、この張力調整装置3においてサ
プライ装置200におけるボビン300から線材400
を引き出す際の『縄跳び運動』によって生じる走行方向
への張力変化(張力ムラ)が吸収され、線材400の走
行の安定化が図られる。しかる後、ブレーキ装置2に送
出される。この張力調整装置3のキャプスタン9、10
は、筐体に軸支され回転自在に設けられる2本の溝付き
ドラムによって形成されている。この2本のキャプスタ
ン9、10は、互いに平行に隣接した位置に設けられて
いる。この2本のキャプスタン9、10の表面には、そ
れぞれリング状に複数条(例えば、5条)の溝がそれぞ
れ設けられている。そして、この2本のキャプスタン
9、10には、線材400が交互に懸架されている。す
なわち、ブレーキ装置500から繰り出された線材40
0は、張力調整装置3のキャプスタン9の第1の溝に上
から下側を通すように懸架し、さらにキャプスタン10
の第1の溝に上から下側を通すように懸架し、さらにキ
ャプスタン9の第2の溝に上から下側を通すように懸架
し、さらにキャプスタン10の第2の溝に上から下側を
通すように懸架するというように、順次2本のキャプス
タン9、10の円周端部に設けられている複数条全てに
掛け回して引き取られる。
【0015】11はプーリーで、キャプスタン9の軸心
に設けられている。このプーリー11には、駆動ベルト
12が懸架されており、このプーリー11は連続焼鈍機
700の電線輪720の軸心に設けられたプーリー74
0によってベルトドライブするようになっている。すな
わち、張力調整装置3のキャプスタン9は連続焼鈍機7
00の電線輪720と同期して回転するように構成され
ている。そして、このキャプスタン9の軸心に設けられ
ているプーリー11の径と連続焼鈍機700の電線輪7
20の軸心に設けられたプーリー740の径とは同一の
径にはなっていない。すなわち、張力調整装置3のキャ
プスタン9に懸架して繰り出す線材400の線速は、連
続焼鈍機700の電線輪720に懸架して走行する線材
400の線速より0〜2%程度速く送り出されるように
設計されている。この線速度比の0〜2%は、プーリー
11の径とプーリー740の径の比を適宜替えることに
よって容易に実現することができる。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
サプライ装置200のボビン300から繰り出された線
材400は、ブレーキ装置500に供給される。このブ
レーキ装置500においては、ベルト550によってブ
レーキプーリ510の円周端部に押圧接された線材40
0がブレーキプーリ510によって走行制動を掛けら
れ、張力調整装置3に供給される。ブレーキ装置500
においては、サプライ装置200における『縄跳び運
動』によって発生する張力ムラ(張力の息)が完全に吸
収されずに残った状態となっている。この張力調整装置
3においては、ブレーキ装置500から繰り出された線
材400が、張力調整装置3のキャプスタン9からキャ
プスタン10へ、キャプスタン10からキャプスタン9
へ、再びキャプスタン9からキャプスタン10へと交互
に懸架される。そして線材400は、キャプスタン9か
らブレーキ装置2のブレーキプーリー4に懸架され連続
焼鈍機700の電線輪710に懸架されていく。
【0017】このように張力調整装置3のキャプスタン
9に懸架して繰り出す線材400の線速が、連続焼鈍機
700の電線輪720に懸架して走行する線材400の
線速より0〜2%程度速くなっているため、線材400
は、キャプスタン9とブレーキ装置2のブレーキプーリ
ー4との間で張力がなくなっていく。そして、キャプス
タン9、ブレーキ装置2のブレーキプーリー4間の張力
が所定値以下になると、キャプスタン9と線材400と
の摩擦力が低下し、キャプスタン9による推進力の付加
が線材400になされずに、キャプスタン9が空転した
状態となる。この線材400の緩みは、サプライ装置2
00における『縄跳び運動』によって発生する張力ムラ
(張力の息)がブレーキ装置500を通してキャプスタ
ン9に懸架されている線材400に伝わってきても、張
力ムラを打ち消す作用を有している。このように張力調
整装置3に供給された線材400に生じるサプライ装置
200における『縄跳び運動』によって発生する張力ム
ラは、張力調整装置3のキャプスタン9に懸架して繰り
出す線材400の線速を、連続焼鈍機700の電線輪7
20に懸架して走行する線材400の線速より0〜2%
程度速くすることによって完全に消失させることができ
る。
【0018】図2には、本発明に係る連続焼鈍機への線
材供給機構の第2実施例が示されている。本実施例が、
図1に図示の第1実施例と異なる点は、第1実施例にお
けるブレーキ装置500に代えてガイド装置を設けた点
である。
【0019】すなわち、20は線材供給機構で、ガイド
装置2と張力調整装置3とによって構成されている。ガ
イド装置21は、サプライ装置200から繰り出された
線材400を所定角度から張力調整装置3のキャプスタ
ン9に供給するための線材400を案内する装置であ
る。このガイド装置21は、ガイドローラ22とガイド
ローラ23とによって構成されている。ガイドローラ2
2は、サプライ装置200から繰り出された線材400
を受けるローラで、走行方向を変更する目的をもったも
のである。また、ガイドローラ23は、ガイドローラ2
2を介して走行してきた線材400を張力調整装置3の
キャプスタン9に案内する作用を有するものである。他
は、図1に図示の第1実施例の構成と同一である。本実
施例の場合、張力変動の度合、ライン速度の設定如何に
よって可能となるものである。
【0020】図3には、本発明に係る連続焼鈍機への線
材供給機構の第3実施例が示されている。本実施例が、
図1に図示の第1実施例と異なる点は、第1実施例にお
けるブレーキ装置2に代えてガイド装置を設けた点であ
る。
【0021】すなわち、30は線材供給機構で、基本的
には張力調整装置3によって構成されており、ガイド装
置を加えて構成してもよい。このガイド装置は、張力調
整装置3のキャプスタン9から供給されてくる線材40
0を所定角度から連続焼鈍機700の電線輪720に供
給するための線材400を案内する装置である。このガ
イド装置は、支持体31に支持されるガイドローラ32
によって構成されている。ガイドローラ32は、張力調
整装置3のキャプスタン9から走行してくる線材400
を受けるローラで、走行方向を変更して連続焼鈍機70
0の電線輪710に供給するためのものである。他は、
図1に図示の第1実施例の構成と同一である。本実施例
の場合、張力変動の度合、ライン速度の設定如何によっ
て可能となるものである。また、本実施例の場合、張力
調整装置3のキャプスタン9に懸架して繰り出す線材4
00の線速は、連続焼鈍機700の電線輪720に懸架
して走行する線材400の線速より0〜1%程度遅く送
り出されるように設計されている。この線速度比の0〜
1%は、プーリー11の径とプーリー740の径の比を
適宜替えることによって容易に実現することができる。
このように張力調整装置3のキャプスタン9に懸架して
繰り出す線材400の線速を、連続焼鈍機700の電線
輪720に懸架して走行する線材400の線速より0〜
1%程度遅くすることにより、張力調整装置3のキャプ
スタン9と連続焼鈍機700の電線輪720との間の張
力を保つことができる。
【0022】図4には、本発明に係る連続焼鈍機への線
材供給機構の第4実施例が示されている。本実施例が、
図1に図示の第1実施例と異なる点は、第1実施例にお
けるブレーキ装置500に代えてガイド装置を設けると
共に、ブレーキ装置2に代えてガイド装置を設けた点で
ある。
【0023】すなわち、40は線材供給機構で、基本的
には張力調整装置3によって構成されており、ガイド装
置を加えて構成してもよい。ブレーキ装置500に代る
ガイド装置は、サプライ装置200から繰り出された線
材400を所定角度から張力調整装置3のキャプスタン
9に供給するための線材400を案内する装置である。
このガイド装置は、ガイドローラ41とガイドローラ4
2とによって構成されている。ガイドローラ41は、サ
プライ装置200から繰り出された線材400を受ける
ローラで、走行方向を変更する目的をもったものであ
る。また、ガイドローラ42は、ガイドローラ41を介
して走行してきた線材400を張力調整装置3のキャプ
スタン9に案内する作用を有するものである。また、ブ
レーキ装置2に代るガイド装置は、張力調整装置3のキ
ャプスタン9から供給されてくる線材400を所定角度
から連続焼鈍機700の電線輪720に供給するための
線材400を案内する装置である。このガイド装置は、
適宜支持体に支持されるガイドローラ43によって構成
されている。ガイドローラ43は、張力調整装置3のキ
ャプスタン9から走行してくる線材400を受けるロー
ラで、走行方向を変更して連続焼鈍機700の電線輪7
10に供給するためのものである。他は、図1に図示の
第1実施例の構成と同一である。
【0024】本実施例の場合は、張力変動の度合、ライ
ン速度の設定如何によって可能となるものである。ま
た、本実施例の場合、張力調整装置3のキャプスタン9
は、連続焼鈍機700の電線輪720と同期して回転
し、張力調整装置3のキャプスタン9に懸架して繰り出
す線材400の線速は、連続焼鈍機700の電線輪72
0に懸架して走行する線材400の線速より0〜1%程
度遅く送り出されるように設計されている。この線速度
比の0〜1%は、プーリー11の径とプーリー740の
径の比を適宜替えることによって容易に実現することが
できる。このように張力調整装置3のキャプスタン9に
懸架して繰り出す線材400の線速を、連続焼鈍機70
0の電線輪720に懸架して走行する線材400の線速
より0〜1%程度遅くすることにより、張力調整装置3
のキャプスタン9と連続焼鈍機700の電線輪720と
の間の張力を保つことができる。
【0025】図5には、本発明に係る連続焼鈍機への線
材供給機構の第5実施例が示されている。本実施例が、
図4に図示の第4実施例と異なる点は、第4実施例にお
ける張力調整装置3のキャプスタン9が連続焼鈍機70
0の電線輪720を駆動源として電線輪720と同期し
て回転するように構成されているのに対し、本実施例
は、張力調整装置の2つのキャプスタンを回転フリーに
すると共に、一方のキャプスタンをスライド可能に構成
した点である。すなわち、50は線材供給機構で、基本
的には張力調整装置60によって構成されており、ガイ
ド装置を加えた構成にしてもよい。張力調整装置60
は、キャプスタン61と、キャプスタン62とによって
構成されている。すなわち、ガイドローラ42を介して
繰り出された線材400は、張力調整装置60のキャプ
スタン61、62に引き取られ、この張力調整装置60
においてサプライ装置200におけるボビン300から
線材400を引き出す際の『縄跳び運動』によって生じ
る走行方向への張力変化(張力ムラ)が吸収され、線材
400の走行の安定化が図られる。しかる後、ガイドロ
ーラ43を介して連続焼鈍機700の電線輪710に送
出される。
【0026】この張力調整装置60のキャプスタン6
1、62は、筐体に軸支され回転自在に設けられる2本
の溝付きドラムによって形成されている。この2本のキ
ャプスタン61、62は、互いに平行に隣接した位置に
設けられており、キャプスタン62は、図5に図示の矢
印A、Bに示す方向(図5においては、左右方向)に、
スライド可能に構成されている。しかも、このキャプス
タン62は、キャプスタン61から離れる方向(図5に
図示の矢印Bに示す方向)に所定の力が常時付勢されて
いるように構成されている。したがって、キャプスタン
61、62に線材400が懸架されていない状態では、
キャプスタン61とキャプスタン62とは最大限離れた
状態になっている。また、キャプスタン61、62に線
材400が懸架されるとキャプスタン61とキャプスタ
ン62とは中位の位置になるように付勢力が調整されて
いる。すなわち、この張力調整装置60は、ダンサロー
ラによって構成されている。
【0027】この2本のキャプスタン61、62の表面
には、それぞれリング状に複数条(例えば、5条)の溝
がそれぞれ設けられている。そして、この2本のキャプ
スタン61、62には、線材400が交互に懸架されて
いる。すなわち、ガイドローラ42を介して繰り出され
た線材400は、張力調整装置60のキャプスタン61
の第1の溝に上から下側を通すように懸架し、さらにキ
ャプスタン62の第1の溝に上から下側を通すように懸
架し、さらにキャプスタン61の第2の溝に上から下側
を通すように懸架し、さらにキャプスタン62の第2の
溝に上から下側を通すように懸架するというように、順
次2本のキャプスタン61、62の円周端部に設けられ
ている複数条全てに掛け回して引き取られる。このキャ
プスタン61は、駆動源を有していないため、連続焼鈍
機700の電線輪710、720の回転駆動力による牽
引力によって、キャプスタン61に懸架される線材40
0の走行速度に合わせて回転するようになっている。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
サプライ装置200のボビン300から繰り出された線
材400は、ガイドローラ41、42を介して張力調整
装置60に供給される。この張力調整装置60において
は、ガイドローラ42を介して繰り出された線材400
が、張力調整装置60のキャプスタン61からキャプス
タン62へ、キャプスタン62からキャプスタン61
へ、再びキャプスタン61からキャプスタン62へと交
互に懸架される。そして線材400は、キャプスタン6
1からガイドローラ43を介して連続焼鈍機700の電
線輪710に懸架されていく。
【0029】サプライ装置200のボビン300から線
材400を繰り出す場合、いわゆる『縄跳び運動』によ
って繰り出すため、この『縄跳び運動』による線材40
0の揺れが線材400の走行方向に対する揺れとなって
現れる。この走行方向に対する揺れは、走行する線材4
00にとっては、張力ムラ(張力の息)となって現れ
る。このような線材400の張力ムラは、本実施例にお
いてはキャプスタン62が図5に図示の矢印A、Bに示
す左右方向にスライド可能に構成されている張力調整装
置60において吸収される。すなわち、いま、サプライ
装置200のボビン300から『縄跳び運動』によって
繰り出された線材400に張力ムラが生じ、この張力ム
ラが、引張り力が強くなる方向の場合には、キャプスタ
ン62が図5に図示の矢印Aに示す方向にスライドして
線材400に生じた張力ムラを吸収し、引張り力が緩む
方向の場合には、キャプスタン62が図5に図示の矢印
Bに示す方向にスライドして線材400に生じた張力ム
ラを吸収する。このように張力調整装置60のキャプス
タン61に懸架して繰り出す線材400の線速は、連続
焼鈍機700の電線輪710に懸架して走行する線材4
00の線速と同一になる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、ボビンに巻かれた線材をボビ
ンの巻き方向と直交する方向に円錐筒状に形成されるフ
ードを介して繰り出すサプライ装置から繰り出された線
材を電極輪を介して走行する線材に電流を供給し走行さ
せながら焼鈍を行う連続焼鈍機に連続的に供給する連続
焼鈍機への線材供給機構におけるサプライ装置と連続焼
鈍機との間にサプライ装置から繰り出された線材の張力
ムラを除去する張力調整装置を介在させてあるため、
『縄跳び運動』によって繰り出した線材に生じている張
力ムラ(張力の息)を完全に除去して安定した張力によ
って線材を連続焼鈍機へ供給することにより、線材と連
続焼鈍機の電線輪との接触抵抗を安定させ、線材と電線
輪との間でスパークが発生するのを防止し、撚線の一部
に変形を来したり、撚線を構成している素線を断線した
り、撚線そのものが断線するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続焼鈍機への線材供給機構の第
1実施例を示す模式図である。
【図2】本発明に係る連続焼鈍機への線材供給機構の第
2実施例を示す模式図である。
【図3】本発明に係る連続焼鈍機への線材供給機構の第
3実施例を示す模式図である。
【図4】本発明に係る連続焼鈍機への線材供給機構の第
4実施例を示す模式図である。
【図5】本発明に係る連続焼鈍機への線材供給機構の第
5実施例を示す模式図である。
【図6】従来の線材供給機構を示す模式図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50………………………………
……線材供給機構 2………………………………………………………………
……ブレーキ装置 3,60………………………………………………………
……張力調整装置 4………………………………………………………………
……ブレーキプーリー 5,6,7……………………………………………………
……ベルト軸 8………………………………………………………………
……ベルト 9,10,61,62………………………………………
……キャプスタン 11,740…………………………………………………
……プーリ 21……………………………………………………………
……ガイド装置 22,23,32,41,42,43……………………
……ガイドローラ 200…………………………………………………………
……サプライ装置 400…………………………………………………………
……線材 500…………………………………………………………
……ブレーキ装置 700…………………………………………………………
……連続焼鈍機 710,720………………………………………………
……電線輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻かれた線材をボビンの巻き方
    向と直交する方向に円錐筒状に形成されるフードを介し
    て繰り出すサプライ装置から繰り出された線材を電極輪
    を介して走行する線材に電流を供給し走行させながら焼
    鈍を行う連続焼鈍機に連続的に供給する連続焼鈍機への
    線材供給機構において、上記サプライ装置と連続焼鈍機
    との間に上記サプライ装置から繰り出された線材の張力
    ムラを除去する張力調整装置を介在させたことを特徴と
    する連続焼鈍機への線材供給機構。
JP14997093A 1993-06-22 1993-06-22 連続焼鈍機への線材供給機構 Pending JPH0710383A (ja)

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JP (1) JPH0710383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8436266B2 (en) 2008-06-27 2013-05-07 Fujitsu Limited Electronic apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8436266B2 (en) 2008-06-27 2013-05-07 Fujitsu Limited Electronic apparatus

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