JPH07104177A - アクティブ三角測距装置 - Google Patents

アクティブ三角測距装置

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JPH07104177A
JPH07104177A JP27314693A JP27314693A JPH07104177A JP H07104177 A JPH07104177 A JP H07104177A JP 27314693 A JP27314693 A JP 27314693A JP 27314693 A JP27314693 A JP 27314693A JP H07104177 A JPH07104177 A JP H07104177A
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light
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Yoshitaka Shimoyamada
好孝 下山田
Toshio Tamogami
敏男 田母神
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 受光量差演算方式のアクティブ三角測距装置
で遠近判別に先行する無限遠判別を不要とする。 【構成】 発光部1のパルス光は被写体で反射されて受
光セルS1・S2に入射する。各セルS1・S2には入
射光量対応電流I1・I2が流れ,オペアンプ33の出
力電圧Vdは距離に依存する双方のセルの受光量差を示
すが,無限遠領域では光減衰によりアンプ33の出力は
基準動作点電圧Vref1に収束する。コンパレータ36の
基準電圧Vref2は基準動作点電圧Vref1に対してオフセ
ットされ,無限遠時のアンプ33の収束点とコンパレー
タ36の基準電圧が異なり,無限遠判別が不要になる。
更に,基準動作点電圧Vref1や基準電圧Vref2は電源電
圧依存性や温度依存性を有するので,温度変動や電源変
動に起因する受光セルの特性変動が相殺され,温度変動
や電源変動による判別精度の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブ三角測距装置
の改良に関し,より詳細には少なくとも2分割された受
光手段の出力差信号を基準電圧と比較することにより,
被写体が基準距離よりも近いか遠いかを判別する様にし
た差演算方式のアクティブ三角測距装置を前提として,
無限遠判別を行う回路手段を別途設ける必要を除去した
三角測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず,図3はアクティブ三角測距方式の
基本原理を示すものであり,1は例えば近赤外光を発生
する投光手段,2は投光レンズ,3は被写体,4は受光
レンズ,5は2分割された受光セルS1,S2を有する
受光手段を各々示す。投光手段1の出力光は投光レンズ
2で被写体3に向けて照射され,被写体3で反射された
光は受光レンズ4を介して受光手段5に入射する。この
時,被写体3までの距離に対応して受光手段5に対する
入射角が変動するので,受光手段5を構成する各々の受
光セルS1,S1に対する入射光量の成分比が変動す
る。そこで,各々の受光セルS1,S1に対する入射光
量を比較演算することにより,被写体3迄の距離を判別
することができる。アクティブ三角測距装置は,この時
の演算方式によって,受光セルの出力比を演算する比演
算方式と受光セルの出力差を演算する差演算方式とに大
別され両方式には一長一短がある。比演算方式は被写体
反射率に関する因子が比演算の過程で分子と分母間で相
殺されるので,被写体反射率の影響を受けることなく多
段階の距離判別を行うことができるという長所を有する
反面,比演算を行うためには対数アンプと差動アンプの
組み合わせ回路が必要になり,回路構成が複雑で高価に
なってしまう。一方,差演算方式は対数アンプが不要と
なるので,回路構成が簡潔で廉価なもので済むという長
所を有する反面,差演算の結果中には被写体反射率に関
する因子が残存するので,差演算結果の正負により,被
写体が所定の基準距離よりも近いか遠いかの2段階の距
離判別しか行えない。このため,一般的に比演算方式は
比較的に高価格なカメラに採用され,差演算方式は比較
的に低価格なカメラに採用されており,本発明は上述の
内の比較的に低価格なカメラに採用される比演算方式の
三角測距装置を前提としている。
【0003】図4は差演算方式の三角測距装置の基本原
理を示すブロック図であり,1は既述の投光手段,S
1.S2は既述の受光セルを各々示し,投光手段1によ
って照射された光は図3に示す経路で受光セルS1.S
2に入射する。従って,この時受光セルS1.S2の各
々に対する入射光量は被写体距離に対応した差が生じて
いる。受光セルS1.S2には受光量に対応した光電流
が流れ,各々電流整形回路6,7で整形されて減算回路
8に入力され,減算回路8は入力電流差に対応した電圧
信号を発生する。この減算回路8の出力電圧は比較回路
9によって基準被写体距離を示す基準電圧10と比較さ
れ,被写体が基準距離よりも近いか遠いかが判別され
て,判別結果が制御部11に与えられる。そして,制御
部11は距離の判別結果によって例えば図外の焦点調整
機構の制御や図外のストロボ装置の同調タイミングの制
御などを行う。
【0004】図5は従来の差演算方式をより具体化した
回路構成例を示すものであり,1は赤外発光ダイオード
を使用した既述の投光部,11は既述の制御部,S1・
S2はフォトダイオードを使用した既述の受光セルを各
々示す。受光セルS1は抵抗20及びベース/コレクタ
間が短絡されたトランジスタ21の直列回路に直列接続
されており,受光セルS1に光が入射すると,この直列
回路には入射光量に対応した光電流I1が流れる。トラ
ンジスタ21はベースを共有するトランジスタ22とカ
レントミラー回路を構成しており,トランジスタ22に
はトランジスタ21に流れる電流と等しい電流I1が流
れる。
【0005】受光セルS2は抵抗23及びベース/コレ
クタ間が短絡されたトランジスタ24の直列回路に直列
接続されており,受光セルS2に光が入射すると,この
直列回路には入射光量に対応した光電流I2が流れる。
トランジスタ24はベースを共有するトランジスタ25
とカレントミラー回路を構成しており,トランジスタ2
5とトランジスタ26の直列回路にはトランジスタ24
に流れる電流と等しい電流I2が流れる。尚,トランジ
スタ26のベース/コレクタ間にはトランジスタ27が
接続されているが,このトランジスタ27は,PNP構
成のトランジスタ26の場合は,そのベース電流が実質
的に無視できない値であるので,トランジスタ26のベ
ース電流分を補償する為に設けられたものである。そし
て,トランジスタ26はトランジスタ28とカレントミ
ラー回路を構成しており,トランジスタ28にも同一の
電流I2が流れる。
【0006】トランジスタ22に流れる電流I1はオペ
アンプ29の逆相入力点に減算電流として流れ,トラン
ジスタ28に流れる電流I2はオペアンプ29の逆相入
力点に加算電流として流れる。オペアンプ29の逆相入
力点に流れる電流は全てオペアンプ29の帰還抵抗30
を流れるので,帰還抵抗30に流れる電流をIaと定義
した場合,電流Iaは(式1)で示される。又,オペア
ンプ29の正相入力点には電源31から基準動作点電圧
Vref が印加されているので,抵抗30の抵抗値をR3
0と定義し,オペアンプ29の出力電圧をVaと定義し
た場合,オペアンプ29の出力電圧Vaは(式2)で示
される。 Ia=I2−I1…(式1) Va=Vref −R30×Ia=Vref −R30×(I2−I1)…(式2)
【0007】このオペアンプ29の出力電圧は光電流中
の定常光成分(発光ダイオード1の発光とは無関係に被
写界光に依存して流れる光電流成分)を除去するための
コンデンサ32で除去された後にオペアンプ33の逆相
入力抵抗34に加えられる。オペアンプ33の正相入力
点には電源31から基準動作点電圧Vref が印加されて
おり,オペアンプ33の両入力間のイマジナルショート
によってオペアンプ33の逆相入力レベルもVref と考
えられるので,抵抗R34の両端に発生する電圧V34
は(式3)で示され,抵抗R34に流れる電流I34は
(式4)で示される。 V34={Vref −R30×(I2−I1)}−Vref =R30×(I1−I2)…(式3) I34=R30×(I1−I2)/R34…(式4)
【0008】上記(式4)に示される電流I34は全て
抵抗35を介して流れ,オペアンプ33の基準動作点電
圧はVref であるので,オペアンプ33の出力電圧Vb
は(式5)で示される値になる。 Vb=Vref −R35×R30×(I1−I2)/R34 =Vref −k×(I1−I2)…(式5) 但し,kはR35×R30/R34
【0009】さて,オペアンプ33の出力Vbはコンパ
レータ36の正相入力に加えられており,コンパレータ
36の逆相入力には電源31から基準電圧Vref が加え
られている。そしてコンパレータ36はオペアンプ33
の出力電圧Vbが基準電圧Vref よりも低下した時にL
パルスを発生する。従って,コンパレータ36がLパル
スを発生する条件は(式6)で示され,(式6)におけ
る右辺左辺のVref 及び定数kを整理するとコンパレー
タ36がLパルスを発生する条件は(式7)で示され
る。 Vref >Vb=Vref −k×(I1−I2)…(式6) I1>I2…(式7)
【0010】さて,図3からも明らかな様に,被写体距
離が遠くなるほど受光セルS1に対する入射光量が相対
的に増大し,所定の距離(例えば3m)よりも被写体距
離が長くなると(式7)の条件を満足し,コンパレータ
36はLパルスを発生する。そして,制御部11は投光
部1が近赤外パルスを発生した時にコンパレータ36が
Lパルスを発生すると被写体が3m以上の遠距離領域に
あり,コンパレータ36がLパルスを発生しないと被写
体が3m以内の近距離領域にあると判断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて,上述の様に,従
来の該種回路では,オペアンプ29や33を中心とした
減算回路と,コンパレータ36を使用した比較回路で共
通の基準電源31を使用している為,無限遠判別を行う
為の回路要素を別途設ける必要があり,又,この無限遠
判別を行う為の処理ステップが加わる為に測距動作に要
する時間が全体として長くなってしまうという問題があ
った。
【0012】より詳細に説明すると,図6は投光部1が
近赤外パルスを発生した時のオペアンプ33の出力電圧
Vbを示したものであり,図3から明らかな様,被写体
が近いほど受光セルS2の光電流I2が相対的に大きく
なり,従って,(式5)に示すオペアンプ33の出力電
圧Vbも大きくなる。従って,被写体が十分に近い場合
には,図6におけるカーブaの様なオペアンプ33の出
力電圧Vbが得られることになる。そして,被写体距離
が遠くなるほどオペアンプ33の出力電圧Vbは図6の
カーブb・cと低下してゆき。オペアンプ33の出力電
圧Vbが基準電圧Vref を下回った時にコンパレータ3
6はLパルスを発生する。そして,制御部11はこのL
パルスの有無によって被写体が遠距離領域か近接領域か
を判別する。さて,被写体距離が更に遠くなるほどオペ
アンプ33の出力電圧Vbはカーブd・e・fと変化す
るが,距離の増大に伴って光電流I1・I2の絶対値が
減少するので,(式5)における(I1−I2)の絶対
値が減少し,無限遠領域ではオペアンプ33の出力電圧
Vbの値は最終的にVref に収束してしまう。従って,
近距離領域と遠距離領域との分岐点の近傍では,被写体
距離が近距離領域と遠距離領域の分岐点の辺りにあるの
か,或いは,被写体距離が実質的に無限遠であるのかの
区別ができず,このため図5に示す従来の回路例では,
被写体距離の遠近判別に先行して,無限遠判別を行う必
要性が生じてくる。
【0013】そこで,図5に示す従来の回路では無限遠
判別を行うためにトランジスタ37及びダイオード38
が組み込まれている。即ち,距離判別に先立って,トラ
ンジスタ37を導通させれば,トランジスタ28に流れ
る光電流I2はトランジスタ37を介してグランドに流
入し,オペアンプ29以降の出力には一方の光電流I1
のみが反映される。そして,この一方の光電流I2の絶
対値があるレベルを下回った時に被写体は無限遠である
と判断することができる。しかしながら,このような手
法による場合,距離判別に先行して無限遠判別を行わな
ければならず,この無限遠判別のための回路要素が必要
になるばかりでなく,無限遠判別を行うための時間が必
要になるため,測距時間が全体として長くなってしまう
という問題が生じる。又,受光セルS1・S2に流れる
光電流は電源電圧の変動や,周囲温度の影響を受けるの
で,これに起因して判別精度も低下し易いという問題も
生じる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたものであり,無限遠判別を行うこと
無く,直ちに遠距離領域と近距離領域の判別を行うこと
ができる様にしたアクティブ三角測距装置を提供するこ
とを第1の目的とし,更に,電源電圧の変動や周囲温度
の変動による判別精度の低下を防止し得るアクティブ三
角測距装置を提供することを第2の目的とする。要約す
れば,本発明のアクティブ三角測距装置は;被写体に向
けて光を照射する投光手段と,該投光手段により照射さ
れ,被写体で反射された光が入射する少なくとも2分割
された受光手段と,該受光手段への入射光量に対応して
変化する該受光手段の出力信号の差を電圧信号として算
出する減算手段と,該減算手段の出力信号を基準距離に
対応した基準電圧と比較することにより前記被写体が前
記基準距離よりも近いか遠いかを判別する比較手段とを
備えるアクティブ三角測距装置を前提として;前記比較
手段の基準電圧を前記減算手段の基準動作点電圧に対し
てオフセットしたことにより,距離判別に先行する無限
遠判別を不要とし,又,基準電圧や基準動作点電圧を温
度及び電源電圧に依存して変動させることにより,電源
変動や温度変動の影響を除去する様にしたことを特徴と
するものである。
【0015】
【作用】即ち,本発明のアクティブ三角測距装置の場合
も,被写体距離が無限遠になると,減算手段の出力電圧
は減算手段の基準動作点電圧に収束するが,減算手段の
後段に設けられた比較手段の基準電圧は減算手段の基準
動作点電圧に対してオフセットされた値になっているの
で,減算手段の出力信号は比較手段の基準電圧には収束
しなくなり,従って,距離判別に先行して無限遠判別を
行う必要が無くなる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかるアクティ
ブ三角測距装置の回路図であり,図5に示した従来の回
路と同一の回路要素に関しては,図5と同一の符号を付
して重複した説明は省略するが,本発明では抵抗40,
41及びダイオード42の直列回路に電流を流した時の
抵抗41の端子電圧を基準動作点電圧Vref1としてオペ
アンプ29及び33の正相入力に加え,抵抗40の端子
電圧を基準電圧Vref2としてコンパレータ36の逆相入
力に加えることにより,コンパレータ36の基準電圧を
オペアンプ29,33の基準動作点電圧に対してオフセ
ットするとともに,電源依存性を有する電流源として作
用するトランジスタ43及び温度依存性を有する電流源
として作用するトランジスタ44から抵抗40,41及
びダイオード42の直列回路に電流を供給することによ
り,基準動作点電圧Vref1及び基準電圧Vref2に電源依
存性及び温度依存性を持たせる様になされている。
【0017】先ず,VBはカメラ用のバッテリから直接
得られる電源であり,当然電源依存性を有する。電源V
Bから抵抗45,46の直列回路に電流が供給されてお
り,抵抗45,46の分圧点のレベルは電源電圧VBに
依存して変動する。この抵抗45,46の分圧点はトラ
ンジスタ47のベース入力と接続されており,トランジ
スタ47のベースレベルが電源電圧VBに依存して変動
するので,トランジスタ48,47及び抵抗49の直列
回路には電源電圧VBに依存した電流が流れることにな
る。
【0018】トランジスタ48はベースを共有するトラ
ンジスタ43とカレントミラー回路を構成しており,ト
ランジスタ43にはトランジスタ48に流れる電流と等
しい(或いはベース−エミッタ間接合面積によっては比
例した)電流が流れるので,トランジスタ43は抵抗4
0,41及びダイオード42からなる直列回路に対して
電源電圧VBに対する依存性を有する電流源として作用
する。
【0019】次に,50は電源電圧に依存しない定電圧
源であり,定電圧源50はトランジスタ51のベース入
力と接続されている。トランジスタ51のコレクタはト
ランジスタ52と接続され,トランジスタ51のエミッ
タは温度依存性の高い(温度変化による抵抗値の変動が
大きい)抵抗53が接続されている。従って,定電圧源
50からトランジスタ51にベース電流が供給されてト
ランジスタ52,51及び抵抗53の直列回路に電流が
流れる時,温度に依存して変化する抵抗53の抵抗値に
対応してトランジスタ51のベース/エミッタ間電圧が
変動するため,この直列回路に流れる電流値は温度依存
性を有して変動することになる。
【0020】そして,トランジスタ52はベースを共有
するトランジスタ44とカレントミラー回路を構成して
おり,トランジスタ44にはトランジスタ52に流れる
電流と等しい(或いは比例した)電流が流れるので,ト
ランジスタ44は抵抗40,41及びダイオード42か
らなる直列回路に対して温度依存性を有する電流源とし
て作用する。
【0021】次に,上記事項を参照して上記実施例の動
作を説明する。先ず,測距動作が開始されると,制御部
11は投光部1にパルス電流を供給し,投光部11は近
赤外パルスを発生する。この近赤外パルスは投光レンズ
2によって被写体3に照射され,被写体3からの反射光
が受光レンズ4を介して受光セルS1・S2に入射す
る。この時受光セルS1・S2に対する入射光量は被写
体距離に依存して定まり,図5を参照した従来回路と同
様にして,受光セルS1に対する入射光量に対応した光
電流I1がトランジスタ22に流れ,受光セルS2に対
する入射光量に対応した光電流I2がトランジスタ28
に流れるので,抵抗30には(式1)に示す電流Iaが
流れる。
【0022】さて,本実施例では,オペアンプ29,3
3の正相入力には抵抗40,41の分圧点から電源電圧
及び温度に依存した基準動作点電圧Vref1が印加されて
いるので,オペアンプ29の出力電圧Vcは(式8)で
示される値になり,オペアンプ33の出力電圧Vdは
(式9)で示される値になる。 Vc=Vref1−R30×(I2−I1)…(式8) Vd=Vref1−k×(I1−I2)…(式9) 但し,kはR35×R30/R34
【0023】オペアンプ33の出力Vdはコンパレータ
36の正相入力に加えられるが,コンパレータ36の逆
相入力には抵抗40とトランジスタ43の接続点から電
源電圧及び温度に依存した基準電圧Vref2が加えられて
いるので,コンパレータ36がLパルスを発生する条件
は(式10)で示される。 Vref2>Vd=Vref1−k×(I1−I2)…(式10)
【0024】さて,図2は投光部1が近赤外パルスを発
生した時のオペアンプ33の出力電圧Vdを示したもの
であり,図3から明らかな様,被写体3が近いほど受光
セルS2の光電流I2が大きくなり,従って,(式9)
に示すオペアンプ33の出力電圧Vdも大きくなる。従
って,被写体が十分に近い場合には,図2におけるカー
ブaの様なオペアンプ33の出力電圧Vdが得られる。
そして,被写体距離が遠くなるほどオペアンプ33の出
力電圧Vdは図6のカーブb・c・d・e・fと低下し
てゆき。オペアンプ33の出力電圧Vdがコンパレータ
36の逆相入力に加えられた基準電圧Vref2を下回った
時にコンパレータ36はLパルスを発生する。そして,
制御部11はこのLパルスの有無によって被写体が遠距
離領域か近接領域かを判別する。さて,被写体距離が更
に遠くなると,距離の増大に伴って光電流I1・I2の
絶対値が減少するので,(式10)における(I1−I
2)の絶対値が減少し,無限遠領域ではオペアンプ33
の出力電圧Vdの値は最終的にオペアンプ33の基準動
作点電圧であるVref1に収束してしまう。しかしなが
ら,本発明においては,コンパレータ36の基準動作点
電圧Vref2はオペアンプ33の出力電圧Vdの収束点で
あるVref1に対してオフセットされており,無限遠時に
おけるオペアンプ33の出力電圧Vdの収束点であるV
ref1は図2に示す様に,コンパレータ36の基準電圧V
ref2よりも低いレベル(即ち,遠距離撮影領域)である
ので,遠距離領域か近距離領域かの判別に先行して無限
遠判別を行う必要が全くなくなる。尚,コンパレータ3
6の基準電圧Vref2のオフセットの方向やオフセットの
量は回路要素の正負の極性や各種特性に応じて適宜決定
されるものであることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上,説明したように,本発明によれ
ば,双方の受光セルの光電流の差を演算する減算手段の
基準動作点電圧に対して,比較手段の基準電圧をオフセ
ットしているので,無限遠領域での減算手段の出力電圧
の収束点と比較手段の基準電圧とが異なったものとな
り,遠距離領域と近距離領域の判別に先行して無限遠判
別を行う必要性が全くなくなる。更に,減算手段の基準
動作点電圧や比較手段の基準電圧に対して温度依存性や
電源電圧依存性を与えているので,電源電圧変動や温度
変動に起因する受光セルの特性変動が相殺され,温度変
化や電源電圧変動に起因する判別精度の低下も有効に防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回路図。
【図2】図1に示す実施例において,投光手段をパルス
発光させた時の減算手段の出力電圧の変化を示す図。
【図3】アクティブ三角測距装置の基本原理を示す説明
図。
【図4】差演算方式のアクティブ三角測距装置の原理を
示すブロック図
【図5】従来のアクティブ三角測距装置の回路図。
【図6】図5に示す従来例において,投光手段をパルス
発光させた時の減算手段の出力電圧の変化を示す図。
【符号の説明】
1 投光手段 5 受光手段 S1,S2 受光セル 29,33 オペアンプ 36 コンパレータ Vref1 基準動作点電圧 Vref2 基準電圧 43 電圧依存電流源たるトランジスタ 44 温度依存電流源たるトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けて光を照射する投光手段
    と,該投光手段により照射され,被写体で反射された光
    が入射する少なくとも2分割された受光手段と,該受光
    手段への入射光量に対応して変化する該受光手段の出力
    信号の差を電圧信号として算出する減算手段と,該減算
    手段の出力信号を基準距離に対応した基準電圧と比較す
    ることにより前記被写体が前記基準距離よりも近いか遠
    いかを判別する比較手段とを備えるアクティブ三角測距
    装置において,前記比較手段の基準電圧を前記減算手段
    の基準動作点電圧に対してオフセットしたことを特徴と
    するアクティブ三角測距装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクティブ三角測距装置
    において,前記基準電圧及び基準動作点電圧を温度及び
    電源電圧に依存して変動させる様にしたことを特徴とす
    るアクティブ三角測距装置。
JP27314693A 1993-10-05 1993-10-05 アクティブ三角測距装置 Expired - Fee Related JP3187621B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002090354A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 超音波減衰異常判定装置

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