JPH07104452B2 - 多心被覆光フアイバ融着接続用クランプ方法 - Google Patents

多心被覆光フアイバ融着接続用クランプ方法

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JPH07104452B2 JP61281300A JP28130086A JPH07104452B2 JP H07104452 B2 JPH07104452 B2 JP H07104452B2 JP 61281300 A JP61281300 A JP 61281300A JP 28130086 A JP28130086 A JP 28130086A JP H07104452 B2 JPH07104452 B2 JP H07104452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本発明は多心被覆光ファイバ融着接続用クランプ方法に
関する。
『従来の技術』 被覆光ファイバ相互の接続では、単心、多心を問わず、
融着接続法が広く採用されているが、その接続難度が高
いのは光ファイバ素線数の多い多心被覆光ファイバであ
る。
周知の通り、多心被覆光ファイバ相互の接続では、被覆
除去手段を介して多心被覆光ファイバ端から各光ファイ
バ素線を露出させ、一括切断手段を介してこれら光ファ
イバ素線を先端を切り揃える。
かかる被覆除去、一括切断に際して、被覆層の歪みと
か、被覆層と各光ファイバ素線との微小なずれにより各
光ファイバ素線の先端不揃いが不可避的に発生するのが
一般であり、例えば被覆層が紫外線硬化性樹脂からなる
とき、その先端不揃いは100〜200μm程度となる。
このような先端不揃いは、各光ファイバ素線相互を一括
融着接続する際の失敗の原因となり、したがって従来例
でも、その対策として第A図のごとき手段が講じられて
いる。
以下、第8図の従来例について説明する。
はじめ、第8図(A)のごとく、被覆除去および先端切
断後の光ファイバ素線1a〜1e、2a〜2eをガイド台3、4
上にセットし、スリップ可能なソフトクランプ5、6に
よりクランプする。
つぎに、第8図(B)のごとく、光ファイバ素線1a〜1
e、2a〜2eを突当板9の両面に向けて前進させ、最も短
い光ファイバ素線の端面が突当板9に当たるまで、その
前進を続行する。
この際、最も短い光ファイバ素線を除く他の光ファイバ
素線は、ソフトクランプ5、6によりスリップ可能に保
持されているので、突当板衝突後の前進がなく、ソフト
クランプ5、6と突当板9との間において撓みが生じる
こともない。
すなわち、光ファイバ素線相互の先端不揃いがこれらの
基端側へ吸収される。
その後、第8図(C)のごとく、先端不揃いのない光フ
ァイバ素線1a〜1e、2a〜2eは、ハードクランプ7、8を
介してガイド台3、4上にしっかりとクランプされ、突
当板9はこれら光ファイバ素線の端面間から退去する。
以下は第8図(D)のごとく、各光ファイバ素線1a〜1
e、2a〜2eは、これらの端部が突き合わされる方向へ相
対移動されると同時に放電熱が供与され、かくて各光フ
ァイバ素線は、1a:2a〜1e:2eのように1:1にて融着接続
される。
『発明が解決しようとする問題点』 上述した従来例の場合、融着接続された光ファイバ素線
1a+2a、1b+2b、1c+2c、1d+2d、1e+2eに、必然的に
長さの不揃いが生じる。
したがって、各クランプを解除してガイド台から接続状
態の光ファイバ素線を取り外したとき、相対的に長い部
分が撓み、短い部分が緊張するので、これら光ファイバ
接続部に伝送ロス増が生じる。
一方、工程面から検討を加えた場合、先端不揃いを吸収
するため第8図(B)(C)の工程が別途に必要となの
で作業能率の低下をきたし、これらの工程において突当
板9に各光ファイバ素線を突き当てたり、あるいは突き
当て状態の光ファイバ素線間から突当板9を退去させる
とき、誤って光ファイバ素線を破損させることもある。
設備面でも、ガイド台3、4にハードクランプを設けな
ければならず、その分だけ装置化が面倒となる。
本発明は上記の問題点に鑑み、光ファイバ素線の先端不
揃いが解決でき、この種の融着接続が合理化できる多心
被覆光ファイバ融着接続用クランプ方法を提供しようと
するものである。
『問題点を解決するための手段』 本発明のクランプ方法は、所期の目的を達成するため、
対をなす多心被覆光ファイバ端からそれぞれ光ファイバ
素線を露出させ、一方の各光ファイバ素線と他方の各光
ファイバ素線とを1:1にて互いに対向させた後、これら
光ファイバ素線の突き合わせ方向へ両多心被覆光ファイ
バを相対移動させる手段と、各光ファイバ素線の端部に
熱エネルギを供与する手段とを介して、対をなす上記両
多心被覆光ファイバを長手方向に接続する多心被覆光フ
ァイバの融着接続方法において、相互に開閉自在な基板
と蓋板と、これら基板、蓋板の閉合面に形成された凹溝
と、少なくとも基板両側に形成された係止部とを備えた
固定具を用意し、該固定具の凹溝内に上記多心被覆光フ
ァイバの端部を嵌めこみ、基板と蓋板とを閉合保持し
て、その多心被覆光ファイバの端部の外周に固定具を取
りつけ、これにより多心被覆光ファイバの被覆層と該被
覆層内の各光ファイバ素線とを相互に拘束し、つぎに、
上記多心被覆光ファイバにおける固定具以降の被覆層を
除去してその多心被覆光ファイバ端から各光ファイバ素
線を露出させるとともに、これら光ファイバ素線の先端
を切り揃え、その後、上記多心被覆光ファイバの端部を
固定具とともに移動台上に載置し、その移動台に備えら
れたクランプ部材を固定具の上記係止部に係合させて、
当該固定具を移動台上に取り外し可能に止めつけるする
ことを特徴とする。
『作 用』 本発明クランプ方法の場合、多心被覆光ファイバの端部
外周に固定具を取りつけることにより、その被覆層と該
被覆層内の各光ファイバ素線とを相互に拘束して、被覆
層の除去、各光ファイバ素線の先端切り揃えを行なうか
ら、殆ど不揃いのない状態で各光ファイバ素線の先端を
切り揃えることができ、その後、多心被覆光ファイバの
端部を固定具とともに移動台上に載置し、該固定具をそ
の移動台上に取り外し可能に止めつけるから、当該移動
台へのセット状態においても、各光ファイバ素線の先端
不揃いがない。
したがって多心被覆光ファイバ相互の融着接続時、各光
ファイバ素線の先端不揃いを吸収すべき各工程が省略で
きるようになり、このような工程を採用するゆえ生じる
光ファイバ素線の破損もあり得ない。
一方、各接続状態の光ファイバ素線長が全体的にほぼ等
しくなるので、緊張や撓みによる接続部の伝送ロス増も
なく、良好な接続状態を期することができ、設備面にお
いても、上記工程省略にともない、これらの工程に付随
した機械部分が省略できるので、装置構成が簡略化とな
る。
『実 施 例』 以下、本発明クランプ方法の実施例につき、図面を参照
して説明する。
第1図、第2図は本発明クランプ方法に用いる固定具を
例示したものである。
第1図、第2図の固定具11は基板12と蓋板13とがヒンジ
開閉自在に結合されたものであり、この基板12、蓋板13
の開閉端側における閉合面にはこれらの閉鎖状態を保持
する一対の閉止具14、15として永久磁石(閉止具14)
と、磁性体製の吸着片(閉止具15)とが埋めこみ状態で
取りつけられている。
上記固定具11において、そのヒンジ部側には基板12と蓋
板13とにわたる切欠状の係止部16が形成され、基板12の
開閉端側には切欠状の係止部17が形成され、基板12の裏
面には凹状の係止部18が形成されている。
さらに上記固定具11において、基板12の上面には後述す
る多心被覆光ファイバFa、Fbを嵌めこむための凹溝19が
その長手方向にわたって形成されている。
本発明クランプ方法において、第3図に示すごとく、多
心被覆光ファイバFa、Fbの端部から所定長さだけ被覆層
Sa、Sbを除去し、かかる被覆除去により露出された各光
ファイバ素線1a〜1e、2a〜2eの端部を切り揃えるとき、
所定の固定具を用いるが、第1図、第2図で述べた固定
具11は多心被覆光ファイバFb用、すなわち右用であり、
多心被覆光ファイバFa用、すなわち左用の固定具は右用
と対称的に同一の構成を有する。
したがって、以下の説明においては左用の固定具、右用
の固定具は同一符号にて説明する。
第3図において左用、右用の固定具11を、それぞれ多心
被覆光ファイバFa、Fbの端部外周に取りつけるとき、こ
れら固定具11を一たん開蓋状態とし、その基板12の凹溝
19内に多心被覆光ファイバFa、Fbの端部を嵌めこんだ
後、蓋板13を基板12側に閉じ合わてその閉合状態を閉止
具14、15により保持する。
ここで凹溝19の深さをDとし、多心被覆光ファイバFa
Fbの厚さをtとした場合、わずかであるがt>Dとなっ
ており、したがって上記固定具11を閉合状態としたと
き、多心被覆光ファイバFa、Fbの被覆層Sa、Sbと、その
被覆層Sa、Sb内の各光ファイバ素線1a〜1e、2a〜2eとは
相互にずれ動くことのない拘束状態となる。
固定具11の閉止具14、15が、永久磁石と磁性体製の吸着
片(鉄片)とからなるとき、上記の拘束力は約2kgであ
る。
こうして多心被覆光ファイバFa、Fbの端部外周に固定具
11を取りつけた後は、その固定具以降の部分において、
周知の被覆除去手段により適当長さだけ被覆層Sa、Sb
除去し、これにより多心被覆光ファイバFa、Fb端から各
光ファイバ素線1a〜1e、2a〜2eを露出させる。
ついで、これら光ファイバ素線1a〜1e、2a〜2eの先端を
周知の一括切断手段により切り揃える。
その後、第4図〜第7図に示すごとく、上記多心被覆光
ファイバFa、Fbの端部を固定具11とともに融着接続装置
の移動台上に載置し、該固定具11をその移動台上に取り
外し可能に止めつけて当該多心被覆光ファイバFa、Fb
移動台上にクランプする。
以下、そのクランプ例を説明するにあたり、第4図〜第
7図にについて簡単に説明する。
第4図〜第7図において、機体20に装備された移動台21
は多心被覆光ファイバFa用と、多心被覆光ファイバFb
とがあり、これらは左右対称である点を除き共通の構成
を有する。
すなわち移動台21の上面には、その長手方向に沿い、前
述した固定具11を嵌めこむための凹所22が形成されてお
り、その凹所22の前端には位置決めストッパ23が、その
凹所22の後端には回り止めストッパ24がそれぞれ取りつ
けられている。
移動台21に装備されたクランプ機構は、第一クランプ部
材25、第二クランプ部材26とこれら両クランプ部材25、
26の操作レバー27とを主体にして構成されている。
移動台21をを介して支持されている操作レバー27は、そ
の移動台21を前後方向に貫通して同方向へ移動自在にな
っており、移動台21の後部に枢着されて上下方向へ回動
自在な第一クランプ部材25は、その下端が操作レバー27
の後端と相互に連結されており、移動台21の前部に位置
する第二クランプ部材26は、操作レバー27と連動するよ
う、その操作レバー27に取りつけられている。
第4図の融着接続装置において、前記二つの移動台21の
間には、上下動自在な素線クランプ31を有する左右一対
のガイド台28が配置され、これら両ガイド台28の間に
は、上下動自在な突当板29、前後一対の放電電極30が配
置されている。
第4図〜第7図において、多心被覆光ファイバFa、Fb
端部を固定具11とともに融着接続装置の移動台21上に載
置してクランプするとき、以下のようになる。
すなわち、左用移動台21の凹所22内、右用移動台21の凹
所22内に多心被覆光ファイバFdの固定具11、多心被覆光
ファイバFbの固定具11をそれぞれ載置するとき、これら
固定具11の先端を位置決めストッパ23に当接させるとと
もに、該各固定具11の裏面にある係止部18内に回り止め
ストッパ24を嵌めこみ、しかる後、クランプ機構の操作
レバー27を第4図〜第6図の矢印Z1方向へ押動すると、
同一クランプ部材25が降下回動してその先端が固定具11
の係止部16内に嵌まりこむと同時に、第二クランプ部材
26の先端が固定具11の係止部17内に進入し、かくて固定
具11がクランプされることにより、多心被覆光ファイバ
Fa、Fbの端部は左用移動台21上、右用移動台21上に不動
の状態に保持される。
このようにして左用移動台21上、右用移動台21上にセッ
トされた多心被覆光ファイバFa、Fbは、そのセット時、
これらの端部から露出している各光ファイバ素線1a〜1
e、2a〜2eが左用ガイド台28上、右用ガイド台28上に載
置されて1:1にて対向される。
これ以降の操作は一般例とほぼ同じであり、左用移動台
21、右用移動台21が突当板29に向けて移動され、各光フ
ァイバ素線1a〜1e、2a〜2eの端面を突当板29へ当接させ
ることにより所定の端面間隔が設定され、該端面間隔設
定後、これら光ファイバ素線の端面間から退去し、つい
で、左用移動台21により、一方の各光ファイバ素線1a〜
1eが他方の各光ファイバ素線2a〜2eに向けて突き合わせ
移動されると同時に一対の放電電極30から放電熱がこれ
らの端部に供与され、かくて各光ファイバ素線は、1a:2
a〜1e:2eのように1:1にて融着接続される。
上記融着接続後、各固定具11が各移動台21から取り外さ
れ、ついで、これら固定具11が多心被覆光ファイバFa
Fbの端部外周から取り外される。
『発明の効果』 以上説明した通り、本発明クランプ方法によるときは、
多心被覆光ファイバの端部外周に固定具を取りつけて被
覆層の除去、各光ファイバ素線の先端切り揃えを行な
い、その後、多心被覆光ファイバの端部を固定具ととも
に移動台上に載置して該固定具をその移動台上に取り外
し可能に止めつけるから、当該クランプ状態において各
光ファイバ素線の先端不揃いがなくなる。
したがって多心被覆光ファイバ相互の融着接続時、各光
ファイバ素線の先端不揃いを吸収すべき各工程が省略で
き、これにより爾後の融着接続に至るまでの工程を合理
化することができるとともに、光ファイバ素線を破損さ
せることない、しかも良好な接続状態を期することがで
き、設備面においても装置構成が簡略化となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明クランプ方法に用いる固定具の
開蓋状態、閉蓋状態を示した斜視図、第3図は上記固定
具を多心被覆光ファイバの端部外周に取りつけた状態の
略示図、第4図は上記固定具付き多心被覆光ファイバ端
部を融着接続装置の移動台上にクランプした状態の平面
図、第5図は第4図の一部を抽出して示した斜視図、第
6図、第7図はそれぞれ第5図VI−VI線、VII−VII線の
略示断面図、第8図(A)〜(D)は従来例の光ファイ
バ融着接続法を略示した工程図である。 11……固定具 12……固定具の基板 13……固定具の蓋板 16……固定具の係止部 17……固定具の係止部 19……固定具の凹溝 21……移動台 25……第一クランプ部材 26……第二クランプ部材 27……クランプ部材の操作レバー Fa、Fb……多心被覆光ファイバ Sa、Sb……被覆層 1a〜1e……光ファイバ素線 2a〜2e……光ファイバ素線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘上 滋 千葉県市原市八幡海岸通6番地 古河電気 工業株式会社千葉電線製造所内 (72)発明者 松本 三千人 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内 (56)参考文献 特開 昭61−235805(JP,A) 特開 昭57−135909(JP,A) 特開 昭53−7344(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対をなす多心被覆光ファイバ端からそれぞ
    れ光ファイバ素線を露出させ、一方の各光ファイバ素線
    と他方の各光ファイバ素線とを1:1にて互いに対向させ
    た後、これら光ファイバ素線の突き合わせ方向へ両多心
    被覆光ファイバを相対移動させる手段と、各光ファイバ
    素線の端部に熱エネルギを供与する手段とを介して、対
    をなす上記両多心被覆光ファイバを長手方向に接続する
    多心被覆光ファイバの融着接続方法において、相互に開
    閉自在な基板と蓋板と、これら基板、蓋板の閉合面に形
    成された凹溝と、少なくとも基板両側に形成された係止
    部とを備えた固定具を用意し、該固定具の凹溝内に上記
    多心被覆光ファイバの端部を嵌めこみ、基板と蓋板とを
    閉合保持して、その多心被覆光ファイバの端部の外周に
    固定具を取りつけ、これにより多心被覆光ファイバの被
    覆層と該被覆層内の各光ファイバ素線とを相互に拘束
    し、つぎに、上記多心被覆光ファイバにおける固定具以
    降の被覆層を除去してその多心被覆光ファイバ端から各
    光ファイバ素線を露出させるとともに、これら光ファイ
    バ素線の先端を切り揃え、その後、上記多心被覆光ファ
    イバの端部を固定具とともに移動台上に載置し、その移
    動台に備えられたクランプ部材を固定具の上記係止部に
    係合させて、当該固定具を移動台上に取り外し可能に止
    めつけることを特徴とする多心被覆光ファイバ融着接続
    用クランプ方法。
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