JPH07104527B2 - エレクトロクロミツク表示素子 - Google Patents

エレクトロクロミツク表示素子

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JPH07104527B2
JPH07104527B2 JP60189171A JP18917185A JPH07104527B2 JP H07104527 B2 JPH07104527 B2 JP H07104527B2 JP 60189171 A JP60189171 A JP 60189171A JP 18917185 A JP18917185 A JP 18917185A JP H07104527 B2 JPH07104527 B2 JP H07104527B2
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JP
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ecd
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anode
film
conductive film
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JP60189171A
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智 國村
四郎 中山
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エレクトロクロミツク表示素子に係り、特に
表示安定性に優れたエレクトロクロミツク表示素子に関
するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、エレクトロクロミツク表示素子(Electro Chromi
c device;以下、ECDと略称する。)としては、表示電極
の陽極に酸化インジウム・スズ(ITO)層を用いたECDが
知られている。
図面は、このようなECDの一例を示すものであつて、こ
の例のECDは、互に対向するガラス板1,1の各々の対向面
に真空蒸着法あるいはスパツタリング法により陽極とし
て陽極用ITO層2、陰極として陰極用ITO層3を設け、さ
らにその陽極用ITO層2の表面の中央部にモノマーを電
解酸化重合した重合体からなるエレクトロクロミツク層
(以下、EC層)4を形成してなるものである。
ガラス板1,1間には、スペーサ5,5が配置され、これらス
ペーサ5,5と陰極用ITO層3とEC層4とに囲まれた密閉空
間には、Cl-,Br-,ClO4 -,BF4 -などのアニオンを含む電解
質溶液6が充填されている。
ところが、このECDにあつては、陽極用ITO層2の表面が
極めて平滑であることから、陽極用ITO層2とEC層4と
の結合が十分ではなく、陽極用ITO層2と陰極用ITO層3
との間で電位を繰り返し反転させると、EC層4にしわが
よつたり、剥離部分が生じたりして表示安定性に欠ける
などの問題点があつた。
(発明の目的) 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、表示安定性に優れたECDを提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のECDは、陽極が導電性微粉末を高分子重合体に
混合してフィルム状に成型してなる表面が粗な導電性高
分子フイルムであることを特徴とするものである。
(実施例) 以下、先の図面を利用して、本発明のECDを詳しく説明
する。
図中符号7は、ECDである。この例のECD7は、図面に示
すように、積層構造体であつて、互に対向するガラス板
1,1のいずれか一方の対向面に陽極として導電性高分子
フイルム(以下、導電性フイルムと略称する。)8を接
合し、他方の対向面に真空蒸着法あるいはスパツタリン
グ法により陰極として陰極用ITO層3を設け、さらに上
記導電性フイルム8の表面の中央部にモノマーを電解酸
化重合してEC層4を形成してなるものである。
ガラス板1,1間には、スペーサ5,5が配置され、これらス
ペーサ5,5と陽極用ITO層2とEC層4とに囲まれた密閉空
間には、Cl-,Br-,ClO4 -,BF4 -などのアニオンを含む電解
質溶液6が充填されている。
導電性フイルム8は、導電性微粉末を高分子重合体に混
練した後、プレス成型法によりフイルム状に成型してな
るものであつて、その表面が若干粗面になつたものであ
る。
上記導電性微粉末には、電解酸化重合の電解質溶液と反
応しないものが選ばれ、具体的にはTiO2にSnO2をコート
した微粉末が好適に用いられるが、これに限定されるも
のではない。そして、上記高分子重合体の100重量部に
対する導電性微粉末の配合量は、20〜150重量部の範囲
とされ、20重量部未満では得られる導電性フイルム8の
導電性が十分に得られず、また150重量部を越えるもの
では導電性フイルム8の導電性が過剰なものとなり、不
経済である。
上記高分子重合体には、電解酸化重合の電解質溶液と相
互作用しないものが選ばれ、具体的にはポリオレフイン
樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂が用いられる。
また、EC層4の前駆化合物であるモノマーには、その重
合体がEC特性を示す化合物が選ばれ、具体的にはアニオ
ン、チオフエン、ピロールなどが好適に用いられる。従
つて、EC層4を形成する重合体としては、ポリアニリ
ン、ポリチオフエン、ポリピロールなどが挙げられる。
さらに、導電性フイルム8内に分散する材料としては、
導電性微粉末と共に着色剤を使用することも可能であ
る。この着色剤には、導電性微粉末や電解酸化重合の電
解質溶液と反応しないものが選ばれ、具体的にはシアニ
ン系やアゾ系などの顔料が用いられる。
このような構成からなるECDにあつては、導電性フイル
ム8に表面が粗面であるので、この表面に電解酸化重合
によって形成されたEC層4が強く接合し、電位を繰り返
し反転させてもEC層4にしわがよつたり、剥離部分を生
じたりする不都合がないものとなる。
また、上記実施例では、導電性フイルム8の表面が若干
粗面になつているが、その表面に微細孔をあけて多孔質
とすることもできる。この表面を多孔質とした導電性フ
イルム8を有するECDにあつては、付随的にEC層4の表
面積もまた大きくなることからEC層4へのイオンの出入
りが効率よく行なわれる様になるので変色に要する時間
が短かくなる。すなわちEC層4のEC特性を向上させたも
のとなる。
次に、本発明のECDを製造する方法について詳述する。
まず、低密度ポリエチレン100重量部にTiO2にSnO2をコ
ートした導電性微粉末を50重量部添加し、160℃のロー
ルで混練後プレス成型して導電性フイルム8を作製す
る。次に、導電性フイルム8をガラス板1に接合して電
極とし、対向電極に白金板を用い、INのH2SO4水溶液に
モノマー(アニリン)を0.5mol/lになるように溶解して
得た溶液中で、0.1mA/cm2の電流密度で3分間電解酸化
重合して導電性フイルム8上にEC層(ポリアニリン薄
膜)4を形成する。別のガラス板1の一面に真空蒸着法
などにより陰極用ITO層3を形成する。これらガラス板
1,1とを互いに対向させて陰極用ITO層3とEC層4とを向
かい合わせ、ガラス板1,1間にスペーサ5,5を配置して密
閉空間を形成して、この空間に電解質溶液(0.1mol/lの
LiCl水溶液)6を充填する。さらに、フイルム表面を多
孔質にするには、化学的処理方法と物理的処理方法とが
ある。まず、化学的な方法としては、熱キシレン中に導
電性フィルム10を数秒間浸漬して表面にエツチングを施
す方法がある。また、物理的な方法としては、導電性フ
イルム10の表面をアルゴンガスプラズマで処理する方法
がある。
(実験例) 以下、実験例を示して本発明の作用効果を明確にする。
(実験例1) 低密度ポリエチレン100重量部にTiO2にSnO2をコートし
た導電性微粉末を50重量部添加し、160℃のロールで混
練後、プレス成型して導電性フイルムを作製した。この
導電性フイルムは白色であり、また表面導電率が100Ω
/ロであつた。次に上記導電性フイルムをガラス板に接
合して電極とし、この対向電極に白金板を用い、6NのH2
SO4水溶液にアニリンを0.5ml/lになるように溶解して得
た溶液中で、0.1mA/cm2の電流密度で3分間電解酸化重
合して導電性フイルム上にポリアニリン薄膜を形成し
た。一方、別のガラス板の一面に真空蒸着法により陰極
用ITO層を形成した。これら二枚のガラス板を対向さ
せ、0.1mol/lのLiCl水溶液を電解質溶液としてECDを作
製した。
また、上記のECDの導電性フイルムの代わりに陽極用ITO
層を用い、他は上記のECDと同条件で比較例のECDを作成
した。
こられ2個のECDについて変色特性及び変色時間を調べ
た。
(イ)変色特性試験:電位を繰り返し反転させてポリア
ニリン薄膜の状態を調べたところ、本発明の条件を満た
すECDでは、50回の電位反転でもポリアニリン薄膜に変
化がなく、剥離も認められなかつた。しかし、比較例の
ECDでは30回の電位反転でポリアニリン薄膜に剥離がみ
られた。
(ロ)変色時間試験:対極間電圧を2Vとして、黄紫の
変色に要する時間を測定したところ、本発明の条件を満
たすECDでは、約2.5秒であり、比較例のECDでは6秒で
あつた。
これらの実験結果からも明らかなように、本発明の条件
を満たすECDは、比較例のECDに比べてポリアニリン薄膜
(EC層)が電位反転の際にも安定である。と共に変色に
要する時間が短かいことがわかる。
(実験例2) 実験例1で作製した導電性フイルムを熱キシレン中に数
秒浸漬してその表面にエツチングを施した。このような
導電性フイルムを用いが実験例1と同様にしてECDを作
製した。
このECDの変色特性を調べたところ、50回の電位反転で
ポリアニリン薄膜に変化がなく、また黄紫の変色時間
を調べたところ、対極間電圧2Vで、1.3秒であつた。
また、実験例1で作製した導電性フイルムの表面にアル
ゴンプラズマで表面処理を施した。このような導電性フ
イルムを用いて実験例1と同様にしてECDを作製した。
このECDの変色特性を調べたところ、50回の電位反転で
ポリアニリン薄膜に変化がなく、また黄紫の変色時間
を調べたところ対極間電圧2Vで、1,2秒であつた。
これらの実験結果からも明らかなように、本発明の条件
を満たし、しかも導電性フイルムに表面処理を施したEC
Dは、ポリアニリン薄膜(EC層)が電位反転の際にも安
定であると共に変色に要する時間をさらに短かくするこ
とがわかる。
(発明の効果) 以上、説明したように、本発明のエレクトロクロミツク
表示素子は、陽極が導電性微粉末を高分子重合体に混合
してフィルム状に成形した表面が粗な導電性高分子フィ
ルムであるので、陽極とこの陽極上に電解酸化重合して
形成されたエレクトロクロミック層とが強く接合する。
このため、電位反転を繰り返してもエレクトロクロミッ
ク層が剥離したり、しわがよったりすることがなく、優
れた表示安定性を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係るエレクトロクロミツク表示素子の
一例を示す概略断面図である。 4……エレクトロクロミツク層、6……電解質溶液、7
……エレクトロクロミツク表示素子、10……導電性高分
子フイルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極と、この陽極上にモノマーを電解酸化
    重合して形成されたエレクトロクロミック層と、上記陽
    極に対向する陰極と、この陰極の対向面と上記エレクト
    ロクロミック層との間の空間に充填された電解質溶液と
    からなり、上記両電極間に電圧を印加して表示を行うエ
    レクトロクロミック表示素子において、 上記陽極が導電性微粉末を高分子重合体に混合してフィ
    ルム状に成形してなる表面が粗な導電性高分子フィルム
    であることを特徴とするエレクトロクロミック表示素
    子。
JP60189171A 1985-08-28 1985-08-28 エレクトロクロミツク表示素子 Expired - Lifetime JPH07104527B2 (ja)

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JPS6249333A JPS6249333A (ja) 1987-03-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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