JPH07104621A - 画像保持体の再生方法 - Google Patents

画像保持体の再生方法

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JPH07104621A
JPH07104621A JP24705193A JP24705193A JPH07104621A JP H07104621 A JPH07104621 A JP H07104621A JP 24705193 A JP24705193 A JP 24705193A JP 24705193 A JP24705193 A JP 24705193A JP H07104621 A JPH07104621 A JP H07104621A
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敏之 川西
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正人 五十嵐
Eiichi Kawamura
栄一 川村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱可撓性トナーによる画像を有するコピー紙
からトナーを除いて、コピー紙を再生する方法。 【構成】 トナー2が付着しているコピー紙1に剥離液
3を含浸させた後、ヒーター4を内蔵する剥離材ローラ
5に圧接して加熱することによってトナー2を剥離材ロ
ーラ5に転写させた後、コピー紙1を剥がすことによっ
て、これを再生使用できるようにする方法であって、特
に剥離材の特性を下記のように特定したものである。 (1)水に対する接触角が60°以上である。 (2)剥離材の平均表面粗さ(Ra)が0.4μm以下
である。 (3)剥離材の最大表面粗さ(Rmax)が5.0μm以
下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可撓性(トナー)イン
キよりなる画像を形成している画像支持体の再生方法の
画像剥離体及びそのクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンター用紙や
複写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのた
めに、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き
起こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙上のインキ等をとり、潰して再び
すいて、古紙といわれる紙に再生するしか方法がなかっ
た。しかし、最近、一度使用した紙の上の文字画像をク
リーニングにより取り去り、複写あるいはプリンティン
グに再利用することができる方法が開発された。例え
ば、このような方法として、以下の公報に記載されてい
る。
【0003】(1)特開平4−64472号、特開平4
−67043号:未使用の複写紙の表面にシリコーンシ
ール剤などの離型剤を塗布乾燥させ、複写再生用用紙を
作製した後に該離型剤塗布面上に画像形成複写を行う。
該画像形成体を熱溶融性樹脂(画像形成成分のトナー樹
脂)と接着させ画像を除去し、複写再生用用紙を作製す
るものである。しかしながら、この方法によると、 a.離型剤上の画像であるため、当然定着性が悪くな
る。
【0004】b.画像形成成分のトナー樹脂と接着さ
せ、加熱状態で機械的に画像を剥ぎ取る。
【0005】従って、紙繊維の目の中に浸透している画
像成分のトナー樹脂は、完全に除去することは不可能で
ある。従って、再生効率は非常に悪いものと考える。 c.資源再利用という観点からは、両面コピー、即ち一
枚の複写用紙の表・裏両面コピーが重要であり、今後、
主流となるものと考えられる。このような状況下では、
片面に離型剤を塗布する方法は非常に効率が悪くなる。 d.たとえ、両面に離型剤を塗布乾燥したとしても、シ
リコーンシール剤では複写紙内に浸透し、結果的に半透
明な複写紙となるであろう。従って、両面コピーは、不
可能(見づらい)となる。 e.イレーザブルペーパーと普通紙とを区別して複写し
なければならず非能率的である。イレーザブルペーパー
と普通紙とを混合し、実情に合った状態では複写するこ
とは困難である。
【0006】(2)特開平1−101576号、特開平
1−101577号:画像形成支持体上の画像形成トナ
ー樹脂を溶解させる有機溶剤に、画像を形成した支持体
を浸漬し、超音波処理することにより画像形成した支持
体から画像を除去するというものである。しかしなが
ら、この方法は有機溶剤に画像形成材料を溶解し除去す
るために、有機溶剤を大量に必要とし、処理装置も大型
になり、溶剤の再生処理、可燃性、毒性および公害等の
問題があり、一般のオフィス、家庭などでの使用には難
点がある。
【0007】(3)特開平1−297294号 画像形成支持体として、プラスチック、金属、液浸透性
の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使用
し、該支持体上に形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させて加熱し、画像を支持体から剥ぎとるクリーニン
グ方法が記載されているが、表面に離型処理を施した特
別な用紙(イレーザブルーペーパー)を用いなければな
らず、現在、大量に使用されている一般的な複写用紙、
プリンティング紙などに適用できない難点がある。
【0008】(4)特開平4−82983号 紙に記録された画像形成物質を加熱軟化して除去する方
法。この方法の欠点は150〜220℃と高い温度を必
要とし、かつ画像形成物質が判読不能にはなるが、少量
紙に残ることが多く、そのまま複写用紙として直接には
使えないことである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像保持体
上の画像を完全に画像剥離体上に転写し、画像保持体を
完全に再生しようとするものである。すなわち、画像を
完全に剥離するのに必要な条件を備えた画像剥離体およ
びその特性を長期間維持できる画像剥離方法を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、特許請求の範囲に記載のとおりの画
像保持体の再生方法である。
【0011】すなわち、その特徴を要約すると、画像剥
離体の表面の特性として、まず、水に対する接触角が6
0°以上であること、次に平均表面粗さ(Ra)が0.
4μm以下であること、更に、最大表面粗さ(Rmax
が5.0μm以下であることである。図1を参照して本
発明の各工程の作用を説明すると、下記のI〜IIIのと
おりである。
【0012】(I)トナーによる画像が定着しているい
わゆるコピー済みの紙に、水を含む液体、すなわち剥離
液を含浸させるとトナーと紙との接着強度が低下する。 (II)これを加熱するとトナーが溶融する。 (III)溶融したトナーに画像剥離体を圧接する。この
画像剥離体は水に対する接触角が60°以上であり、通
常のトナーの接触角は90°以上なので、トナーは紙よ
りも画像剥離体に親和性がある。したがってトナーは画
像剥離体に接着する。こうして画像剥離体と紙とを離す
とトナーは紙から離れる。
【0013】上記工程I〜IIIを実施する装置の概要を
図2に示す。トナー2が付着しているコピーした紙1に
剥離液3を含浸させた後、支持体ローラ6と剥離材ロー
ラ5の間に送給する。剥離材ローラ5はヒータ4を内蔵
し、表面に剥離材の層を備えている。したがって、剥離
材ローラ5と支持体ローラ6の間に入った紙1は剥離材
に接触すると共に加熱され、紙1の表面のトナー2は剥
離材に接着し、紙1から離れる。
【0014】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。 実施例1 電子写真方式による普通複写機(リコー製FT452
5)を用い、画像(接触角100°)を形成させた。複
写画像紙(リコー製PPC用再生紙:紙源)を、純水9
9.0%、ノニオン系界面活性剤(BT−7、日光ケミ
カルズ製)1.0%からなる剥離液に浸漬させた後、図
1の剥離材ローラー5の表面に表1のような各種の画像
剥離体を設け、加熱ローラーの表面温度90℃、紙送り
速度20mm/secでトナー画像を剥離したところ表
1のようになり、これらの画像剥離体の表面粗さ(平均
Ra、最大Rmax)および水に対する接触角との関係が
大きいことが判った。
【0015】これらの中最も重要な性質を列記すると下
記のとおりである。 (1)水に対する接触角が大きいこと、すなわち、水に
対する親和性が小さいことであり、具体的には水に対す
る接触角が60°以上であれば良好である、(2)平均
表面粗さ(Ra)が0.4μm以下であること、(3)
最大表面粗さ(Rmax)が小さく、平坦な程良好であ
り、5.0μm以下が良好である。
【0016】
【表1】
【0017】実施例1〜4が(1),(2),(3)の
3条件を満たして、最も良いトナー剥離特性を示し、実
施例5が(1)と(2)、実施例6,7が(1)と
(3)でほぼ良好であり、実施例8が(1)のみの条件
で十分な特性とは言えないが、100回程度までは使用
可能であった。また、比較例1,2では(2)と(3)
の条件のみ満足し、比較例3では(2)のみ、比較例4
では3のみ、又、比較例5では(1),(2),(3)
のいずれも満足しない例で、いずれも良好な結果は得ら
れなかった。これらの例からトナー画像の剥離を有効に
行うためには、画像剥離体とトナー画像の十分な接触が
必要であり、その間に水が介在すると剥離されにくくな
ることが推定される。すなわち、表面の凹凸があると、
その凹部に水がたまり、剥離を妨害する。その水たまり
も小さなものであれば水と親和性の弱い(接触角の大き
い)画像剥離体で剥離することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば使
用済みコピー紙を効果的に、かつ容易に再生することが
できる。それを具体的に列記すると下記のとおりであ
る。 (1)画像剥離体の表面を水に対する接触角が、60度
以上にすることにより、水に対する親和性が小さくな
り、トナー画像との間に水が介在しても十分トナー画像
を接着剥離できる。 (2)画像剥離体の表面が平均表面粗さ(Ra)が0.
40μm以下と平坦にすれば、よりトナー画像との接触
が良くなり、より効率的に画像剥離できる。 (3)画像剥離体の表面が最大表面粗さが(Rmax)が
5.0μm以下であれば、トナー画像との間に大きな水
たまりができないのでトナー画像剥離がさらに効率的に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各工程の作用の説明図、
【図2】本発明を実施するのに用いる装置の模式図、
【符号の説明】
1 紙 2 トナー 3 剥離液 4 ヒータ 5 剥離材ローラ 6 支持体ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維を主成分とした紙質層の
    上に熱可撓性インキ(トナー)よりなる疎水性画像を形
    成している画像保持体に水を含む液体を含浸させた後、
    疎水性画像を画像剥離手段により紙質層から剥離する画
    像保持体の再生方法において、画像剥離手段が、水に対
    する接触角が60°以上である画像剥離体と疎水性画像
    を接触、加熱して、この画像を紙質層から画像剥離体に
    転写させて紙質層を再生するものであることを特徴とす
    る画像保持体の再生方法。
  2. 【請求項2】 画像剥離体の平均表面粗さ(Ra)が
    0.4μm以下であることを特徴とする請求項1記載の
    画像保持体の再生方法。
  3. 【請求項3】 画像剥離体の最大表面粗さ(Rmax)が
    5.0μm以下であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の画像保持体の再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6045904A (en) * 1996-11-21 2000-04-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image recording member and method for recycling image recording member

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