JPH07104649A - ホログラム - Google Patents
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- JPH07104649A JPH07104649A JP26983193A JP26983193A JPH07104649A JP H07104649 A JPH07104649 A JP H07104649A JP 26983193 A JP26983193 A JP 26983193A JP 26983193 A JP26983193 A JP 26983193A JP H07104649 A JPH07104649 A JP H07104649A
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Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量,かつ簡易な構造をとり,取扱いが容易
なホログラムを提供すること。 【構成】 干渉縞を記録した回折格子膜2と,回折格子
膜2の片面側に配設した基板5とを有する。回折格子膜
2の表面は,接着剤3を介して金属箔1が貼着されてい
る。金属箔1の厚みは,20〜200μmであることが
好ましい。金属箔1は,Ni−Fe合金,Ni−Cr合
金等を用いる。回折格子膜2は,干渉縞を記録したゼラ
チン膜等である。接着剤3は,カーボンブラック等の黒
色化剤を添加することにより,黒色とすることが好まし
い。
なホログラムを提供すること。 【構成】 干渉縞を記録した回折格子膜2と,回折格子
膜2の片面側に配設した基板5とを有する。回折格子膜
2の表面は,接着剤3を介して金属箔1が貼着されてい
る。金属箔1の厚みは,20〜200μmであることが
好ましい。金属箔1は,Ni−Fe合金,Ni−Cr合
金等を用いる。回折格子膜2は,干渉縞を記録したゼラ
チン膜等である。接着剤3は,カーボンブラック等の黒
色化剤を添加することにより,黒色とすることが好まし
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,軽量,かつ簡易な構造
をとり,取扱いが容易なホログラムに関する。
をとり,取扱いが容易なホログラムに関する。
【0002】
【従来技術】ホログラムは,被表示像に関する入射光
を,回折,反射させて再生光とし,該再生光によって観
者に被表示像を視認させるものである。このホログラム
は,従来,例えば,図7に示すごとく,ホログラム乾板
80と,該ホログラム乾板80を被覆するガラス基板8
5,86とよりなる。上記ホログラム乾板80は,干渉
縞を記録した回折格子膜82と,該回折格子膜82を配
設したガラス基板84とを有している。上記ガラス基板
86は,無反射コート膜等を有し,像品位を向上させて
いる。また,上記ガラス基板85は,回折格子膜82を
保護し,耐水性を付与するものである。また,図8に示
すごとく,ホログラム乾板80の回折格子膜82側だけ
を覆うガラス基板85を用いたホログラムも提案されて
いる。
を,回折,反射させて再生光とし,該再生光によって観
者に被表示像を視認させるものである。このホログラム
は,従来,例えば,図7に示すごとく,ホログラム乾板
80と,該ホログラム乾板80を被覆するガラス基板8
5,86とよりなる。上記ホログラム乾板80は,干渉
縞を記録した回折格子膜82と,該回折格子膜82を配
設したガラス基板84とを有している。上記ガラス基板
86は,無反射コート膜等を有し,像品位を向上させて
いる。また,上記ガラス基板85は,回折格子膜82を
保護し,耐水性を付与するものである。また,図8に示
すごとく,ホログラム乾板80の回折格子膜82側だけ
を覆うガラス基板85を用いたホログラムも提案されて
いる。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のホ
ログラムは,3枚又は2枚のガラス基板84,85,8
6を用いた3層又は2層構造をとっている。そのため,
ホログラムの厚さが厚い,重いという問題がある。本発
明はかかる従来の問題点に鑑み,軽量で,簡易な構造の
ホログラムを提供しようとするものである。
ログラムは,3枚又は2枚のガラス基板84,85,8
6を用いた3層又は2層構造をとっている。そのため,
ホログラムの厚さが厚い,重いという問題がある。本発
明はかかる従来の問題点に鑑み,軽量で,簡易な構造の
ホログラムを提供しようとするものである。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,干渉縞を記録した回折格
子膜と,該回折格子膜の片面側に配設した基板とを有す
るホログラムであって,上記回折格子膜の表面は,接着
剤を介して金属箔が貼着されていることを特徴とするホ
ログラムにある。
子膜と,該回折格子膜の片面側に配設した基板とを有す
るホログラムであって,上記回折格子膜の表面は,接着
剤を介して金属箔が貼着されていることを特徴とするホ
ログラムにある。
【0005】本発明において最も注目すべきことは,回
折格子膜の表面が金属箔により被覆されていることであ
る。上記金属箔の熱膨張係数は,基本的にはガラスの熱
膨張係数(α=9×10-6)に極力近似させることが好
ましい。しかし,金属箔は薄膜であることから,ある程
度の膨張収縮差は吸収することができるため,さほど厳
密に近似させる必要はない。具体的には,本発明におい
て,金属箔の熱膨張係数は,5×10-6〜15×10-6
程度の範囲であればよい。例えば,上記金属箔として
は,Ni−Fe合金,Ni−Cr合金,Ni−Co−F
e合金,Ni−Cr−Fe合金,軟鋼,SUS430,
又はチタン銅等がある。
折格子膜の表面が金属箔により被覆されていることであ
る。上記金属箔の熱膨張係数は,基本的にはガラスの熱
膨張係数(α=9×10-6)に極力近似させることが好
ましい。しかし,金属箔は薄膜であることから,ある程
度の膨張収縮差は吸収することができるため,さほど厳
密に近似させる必要はない。具体的には,本発明におい
て,金属箔の熱膨張係数は,5×10-6〜15×10-6
程度の範囲であればよい。例えば,上記金属箔として
は,Ni−Fe合金,Ni−Cr合金,Ni−Co−F
e合金,Ni−Cr−Fe合金,軟鋼,SUS430,
又はチタン銅等がある。
【0006】また,上記金属箔の適度な厚みは,接着
剤,回折格子膜,又は基板との熱膨張差により異なる
が,一般に20〜200μmの範囲であれば,十分に貼
着することができる。また,金属箔の厚みは,薄すぎる
場合には,ピンホールが発生しやすく,品質の信頼性に
問題がある。一方,厚すぎる場合には,鋼性が強すぎ,
薄層としての柔軟性がなくなり,回折格子膜への貼着が
困難となる。
剤,回折格子膜,又は基板との熱膨張差により異なる
が,一般に20〜200μmの範囲であれば,十分に貼
着することができる。また,金属箔の厚みは,薄すぎる
場合には,ピンホールが発生しやすく,品質の信頼性に
問題がある。一方,厚すぎる場合には,鋼性が強すぎ,
薄層としての柔軟性がなくなり,回折格子膜への貼着が
困難となる。
【0007】上記金属箔は,回折格子膜の表面に,接着
剤を介して貼着されている。該接着剤としては,例え
ば,エポキシ系,フェノール系,ウレタン系,シリコン
系等の熱硬化型接着剤,アクリル系等の紫外線硬化型接
着剤等がある。上記接着剤は,カーボンブラック等の黒
色化剤を添加することにより,黒色とすることが好まし
い。これにより,ホログラムを透過した余分な光を吸収
し,散乱光の発生を防止することができる。また,接着
剤を黒色化することにより,通常のホログラム用接着剤
に必要とされる透明性,屈折率調整を必要とせず,接着
剤の原料の選択の幅が広い。上記黒色化剤は,接着剤に
5〜40重量%添加されることが好ましい。
剤を介して貼着されている。該接着剤としては,例え
ば,エポキシ系,フェノール系,ウレタン系,シリコン
系等の熱硬化型接着剤,アクリル系等の紫外線硬化型接
着剤等がある。上記接着剤は,カーボンブラック等の黒
色化剤を添加することにより,黒色とすることが好まし
い。これにより,ホログラムを透過した余分な光を吸収
し,散乱光の発生を防止することができる。また,接着
剤を黒色化することにより,通常のホログラム用接着剤
に必要とされる透明性,屈折率調整を必要とせず,接着
剤の原料の選択の幅が広い。上記黒色化剤は,接着剤に
5〜40重量%添加されることが好ましい。
【0008】上記回折格子膜の片面側に配設した基板
は,回折格子膜の形状を維持することができるものであ
れば得に限定しないが,特に,樹脂,ガラス等の薄い板
を用いることが好ましい。上記回折格子膜としては,例
えば,干渉縞を記録したゼラチン膜がある。
は,回折格子膜の形状を維持することができるものであ
れば得に限定しないが,特に,樹脂,ガラス等の薄い板
を用いることが好ましい。上記回折格子膜としては,例
えば,干渉縞を記録したゼラチン膜がある。
【0009】上記ホログラムを製造するに当たっては,
例えば,感光剤を溶解したゼラチン膜を基板上に形成
し,乾燥し,ホログラム乾板を作成する。次いで,該ホ
ログラム乾板を露光してゼラチン膜に干渉縞を記録す
る。次に,このホログラム乾板を現像する。次に,上記
ホログラム乾板における回折格子膜側の表面に接着剤を
塗布し,その上から上記金属箔を覆う。その後,接着剤
を硬化させて,ホログラムを得る。
例えば,感光剤を溶解したゼラチン膜を基板上に形成
し,乾燥し,ホログラム乾板を作成する。次いで,該ホ
ログラム乾板を露光してゼラチン膜に干渉縞を記録す
る。次に,このホログラム乾板を現像する。次に,上記
ホログラム乾板における回折格子膜側の表面に接着剤を
塗布し,その上から上記金属箔を覆う。その後,接着剤
を硬化させて,ホログラムを得る。
【0010】上記金属箔を回折格子膜の表面に貼着する
に当たっては,上記接着剤が塗布されたホログラム乾板
に,テープ状の金属箔を押さえつけながら,連続的に貼
着することが好ましい。これにより,回折格子膜と金属
箔との間に気泡が発生することを防止することができ
る。また,接着剤のはみ出しを少なくすることができ,
非常に簡便である。
に当たっては,上記接着剤が塗布されたホログラム乾板
に,テープ状の金属箔を押さえつけながら,連続的に貼
着することが好ましい。これにより,回折格子膜と金属
箔との間に気泡が発生することを防止することができ
る。また,接着剤のはみ出しを少なくすることができ,
非常に簡便である。
【0011】
【作用及び効果】本発明のホログラムにおいては,回折
格子膜の表面が金属箔により被覆されている。金属箔
は,従来用いていた基板よりも軽量であり,厚みも薄
い。そのため,ホログラムの軽量化及び薄層化を図るこ
とができる。また,ホログラムの構造を簡易にすること
ができる。
格子膜の表面が金属箔により被覆されている。金属箔
は,従来用いていた基板よりも軽量であり,厚みも薄
い。そのため,ホログラムの軽量化及び薄層化を図るこ
とができる。また,ホログラムの構造を簡易にすること
ができる。
【0012】また,金属箔は,柔軟性があるため,容易
に湾曲させることができる。そのため,金属箔と回折格
子膜との間に気泡を混入させることなく,かつ両者の間
に介在する接着剤がはみだすことなく,上記金属箔を回
折格子膜の表面に貼着することができる。また,上記金
属箔の回折格子膜への貼着を容易に連続して行うことが
できる。更に,取扱も容易である。また,上記金属箔は
耐水性に富むため,回折格子膜の表面が,水分と接触す
ることを防止することができる。本発明によれば,軽
量,かつ簡易な構造をとり,取扱いが容易なホログラム
を提供することができる。
に湾曲させることができる。そのため,金属箔と回折格
子膜との間に気泡を混入させることなく,かつ両者の間
に介在する接着剤がはみだすことなく,上記金属箔を回
折格子膜の表面に貼着することができる。また,上記金
属箔の回折格子膜への貼着を容易に連続して行うことが
できる。更に,取扱も容易である。また,上記金属箔は
耐水性に富むため,回折格子膜の表面が,水分と接触す
ることを防止することができる。本発明によれば,軽
量,かつ簡易な構造をとり,取扱いが容易なホログラム
を提供することができる。
【0013】
【実施例】本発明にかかる実施例につき,図1〜図6を
用いて説明する。本例のホログラムは,図1に示すごと
く,干渉縞を記録した回折格子膜2と,該回折格子膜2
の片面側にに配設した基板5とを有する。回折格子膜2
の表面は,接着剤3を介して金属箔1が貼着されてい
る。金属箔1としては,50Ni50Fe合金(熱膨張
係数9.5×10-6),又はNi−Cr合金(熱膨張係
数12×10-6)等がある。金属箔1の厚みは,20〜
200μmである。
用いて説明する。本例のホログラムは,図1に示すごと
く,干渉縞を記録した回折格子膜2と,該回折格子膜2
の片面側にに配設した基板5とを有する。回折格子膜2
の表面は,接着剤3を介して金属箔1が貼着されてい
る。金属箔1としては,50Ni50Fe合金(熱膨張
係数9.5×10-6),又はNi−Cr合金(熱膨張係
数12×10-6)等がある。金属箔1の厚みは,20〜
200μmである。
【0014】金属箔1は,回折格子膜2の表面に,接着
剤3を介して貼着されている。接着剤3としては,耐水
性のエポキシ系の光学用熱硬化型接着剤(セメダインC
S2340−5又はニッポンデンキ(株)製DSES−
1010)を用いる。特に,後者のDSES−1010
は,印刷用の接着剤で,粘性が高い。そのため,接着剤
を無駄なく,塗布することができる。接着剤の厚みは5
〜100μmである。また,接着剤3には,カーボンブ
ラック等の黒色化剤が5〜40重量%添加されて,黒色
である。
剤3を介して貼着されている。接着剤3としては,耐水
性のエポキシ系の光学用熱硬化型接着剤(セメダインC
S2340−5又はニッポンデンキ(株)製DSES−
1010)を用いる。特に,後者のDSES−1010
は,印刷用の接着剤で,粘性が高い。そのため,接着剤
を無駄なく,塗布することができる。接着剤の厚みは5
〜100μmである。また,接着剤3には,カーボンブ
ラック等の黒色化剤が5〜40重量%添加されて,黒色
である。
【0015】回折格子膜2は,干渉縞が記録された重ク
ロム酸ゼラチン膜であって,膜厚10μm〜40μmで
ある。回折格子膜2の屈折率は,約1.55である。基
板5は,透明なソーダガラスであって,112mm×4
6mm×1.8mmの大きさである。屈折率は,1.5
2である。基板5の大気側の表面には,MgF2 とTi
O2 とを交互に積層してなる反射防止膜52が形成され
ている。
ロム酸ゼラチン膜であって,膜厚10μm〜40μmで
ある。回折格子膜2の屈折率は,約1.55である。基
板5は,透明なソーダガラスであって,112mm×4
6mm×1.8mmの大きさである。屈折率は,1.5
2である。基板5の大気側の表面には,MgF2 とTi
O2 とを交互に積層してなる反射防止膜52が形成され
ている。
【0016】上記ホログラム10は,例えば,図6に示
すヘッドアップディスプレイ装置9に用いられる。この
装置9において,ホログラム10は,表示器90から発
する光30を回折・反射させて,その回折光31を反射
膜92に照射して,観者95に表示像94を視認させて
いる。
すヘッドアップディスプレイ装置9に用いられる。この
装置9において,ホログラム10は,表示器90から発
する光30を回折・反射させて,その回折光31を反射
膜92に照射して,観者95に表示像94を視認させて
いる。
【0017】以下,上記ホログラム10の製造方法につ
いて,図2〜図5を用いて説明する。先ず,112mm
×46mm×1.8mmの基板5に,厚み25μmの感
光膜20としての重クロム酸ゼラチン膜を形成する。感
光膜20は,100mlの4%ゼラチン溶液に0.6g
の重クロム酸アンモニウムを溶解したもので,屈折率は
約1.55である。次に,この感光膜20を形成した基
板5を,20℃および50%RHの雰囲気に維持された
乾燥器内で72時間放置し,安定化させた。
いて,図2〜図5を用いて説明する。先ず,112mm
×46mm×1.8mmの基板5に,厚み25μmの感
光膜20としての重クロム酸ゼラチン膜を形成する。感
光膜20は,100mlの4%ゼラチン溶液に0.6g
の重クロム酸アンモニウムを溶解したもので,屈折率は
約1.55である。次に,この感光膜20を形成した基
板5を,20℃および50%RHの雰囲気に維持された
乾燥器内で72時間放置し,安定化させた。
【0018】その後,図3の構成にて波長514.5n
mのアルゴン・レーザ光を再生光(入射角33.5の
時)540nm,600nmの2色になるよう入射角を
振り,トータル500mJのアルゴン・レーザ光を感光
膜20に露光させ,干渉縞を記録した回折格子膜を得
た。なお,図3におけるレンズ66の焦点距離は100
0mmであった。
mのアルゴン・レーザ光を再生光(入射角33.5の
時)540nm,600nmの2色になるよう入射角を
振り,トータル500mJのアルゴン・レーザ光を感光
膜20に露光させ,干渉縞を記録した回折格子膜を得
た。なお,図3におけるレンズ66の焦点距離は100
0mmであった。
【0019】ここで,感光膜20に対する被写体の記録
は,一般的には図3に示すごとく,感光膜20が形成さ
れた基板5を,或る焦点距離を有するレンズ66とプリ
ズム67との間に屈折調整液65を介在した状態で挟持
する。該屈折調整液65としてはシリコンオイルを用い
る。
は,一般的には図3に示すごとく,感光膜20が形成さ
れた基板5を,或る焦点距離を有するレンズ66とプリ
ズム67との間に屈折調整液65を介在した状態で挟持
する。該屈折調整液65としてはシリコンオイルを用い
る。
【0020】プリズム67側より波長514.5nmの
アルゴン・レーザ光を入射光68として入射させる。入
射後,屈折率が均一であるので,入射光68はレンズ6
6側に直線的に進行し,レンズ66の大気側の表面に形
成された反射膜660で反射される。この反射光69と
上記入射光68とは,感光膜20で互いに干渉し合う。
これにより,感光膜20に干渉縞が記録される。そし
て,感光膜20を通過した反射光69の一部は,基板5
及び屈折率調整液65を通過し,プリズム67に入射す
る。そして,該プリズム67の入射面で反射光69の一
部が反射する。
アルゴン・レーザ光を入射光68として入射させる。入
射後,屈折率が均一であるので,入射光68はレンズ6
6側に直線的に進行し,レンズ66の大気側の表面に形
成された反射膜660で反射される。この反射光69と
上記入射光68とは,感光膜20で互いに干渉し合う。
これにより,感光膜20に干渉縞が記録される。そし
て,感光膜20を通過した反射光69の一部は,基板5
及び屈折率調整液65を通過し,プリズム67に入射す
る。そして,該プリズム67の入射面で反射光69の一
部が反射する。
【0021】この場合,プリズム67の入射面の角度α
を入射光68に対して30°となるように調整し,プリ
ズム67の入射面の反射光69が感光膜20の方向へ進
行しないようにする。かかるプリズム67を配置するこ
とによって,ノイズの原因となる界面の反射光69によ
る表示ノイズを除去することができる。なお,プリズム
67の側面表面に光を吸収する黒色塗装を施すことによ
り,プリズム67の入射面の反射光19が感光膜20の
方向へ進行しないようにすることができる。これによ
り,感光膜20に対するレンズ66の複写,記録時に,
ノイズ像が記録されることがなくなる。
を入射光68に対して30°となるように調整し,プリ
ズム67の入射面の反射光69が感光膜20の方向へ進
行しないようにする。かかるプリズム67を配置するこ
とによって,ノイズの原因となる界面の反射光69によ
る表示ノイズを除去することができる。なお,プリズム
67の側面表面に光を吸収する黒色塗装を施すことによ
り,プリズム67の入射面の反射光19が感光膜20の
方向へ進行しないようにすることができる。これによ
り,感光膜20に対するレンズ66の複写,記録時に,
ノイズ像が記録されることがなくなる。
【0022】露光後,上記基板5を色が抜けるまで水洗
し,市販の写真用硬膜定着液(コダック社のラピッド・
フィクサ)に10分間浸漬した。水洗処理後,90%続
いて100%のイソプロパノール液に10分間浸漬し,
熱風乾燥した。その後,150℃で4時間熱エージング
することにより使用環境で波長変化がないようにした。
そして,このようにして干渉縞が記録された回折格子膜
が得られる。
し,市販の写真用硬膜定着液(コダック社のラピッド・
フィクサ)に10分間浸漬した。水洗処理後,90%続
いて100%のイソプロパノール液に10分間浸漬し,
熱風乾燥した。その後,150℃で4時間熱エージング
することにより使用環境で波長変化がないようにした。
そして,このようにして干渉縞が記録された回折格子膜
が得られる。
【0023】その後,図4に示すごとく,回折格子膜2
の周囲を除去して,回折格子膜2の外周部にシール巾S
を設ける。これにより,回折格子膜2と該回折格子膜2
を配設した基板5とからなるホログラム乾板11が得ら
れる。シール巾Sは,接着剤3の耐水性や,使用環境に
よって変化するが,3〜8mm程度が好ましい。
の周囲を除去して,回折格子膜2の外周部にシール巾S
を設ける。これにより,回折格子膜2と該回折格子膜2
を配設した基板5とからなるホログラム乾板11が得ら
れる。シール巾Sは,接着剤3の耐水性や,使用環境に
よって変化するが,3〜8mm程度が好ましい。
【0024】次に,図5に示すごとく,金属箔貼付装置
7を用いて,上記ホログラム乾板11に接着剤を印刷
し,金属箔1を貼着した。即ち,まず,上記回折格子膜
2により被覆された基板5の片面のほぼ全面に,印刷機
30とローラー31を用いて,厚さ5〜100μmの範
囲で均一な厚みに,接着剤3を印刷又は塗布する。これ
により,その後の金属箔貼付工程において,接着剤のは
み出しや,ひけの発生を防止し,回折格子膜2と平行に
金属箔1を貼着することができる。
7を用いて,上記ホログラム乾板11に接着剤を印刷
し,金属箔1を貼着した。即ち,まず,上記回折格子膜
2により被覆された基板5の片面のほぼ全面に,印刷機
30とローラー31を用いて,厚さ5〜100μmの範
囲で均一な厚みに,接着剤3を印刷又は塗布する。これ
により,その後の金属箔貼付工程において,接着剤のは
み出しや,ひけの発生を防止し,回折格子膜2と平行に
金属箔1を貼着することができる。
【0025】この接着剤3には,前記したごとく,耐水
性で,粘性の高い印刷用DSES−1010を用いた。
そして,その中には上記黒色化剤が予め添加されてい
る。尚,基板5の表面において,その側面部から1mm
程度は,接着剤3の印刷又は塗布をしない方が良い。こ
れは,後述するホログラム乾板11と金属箔1とを押圧
する際に,接着剤のはみ出しを防止するためである。
性で,粘性の高い印刷用DSES−1010を用いた。
そして,その中には上記黒色化剤が予め添加されてい
る。尚,基板5の表面において,その側面部から1mm
程度は,接着剤3の印刷又は塗布をしない方が良い。こ
れは,後述するホログラム乾板11と金属箔1とを押圧
する際に,接着剤のはみ出しを防止するためである。
【0026】一方,ローラ71に巻きつけたテープ状の
金属箔1を,ローラ72〜74により順送りしながら,
上記接着剤3を印刷した基板5の表面に貼着する。この
とき,ローラ74の表面で,一旦接着剤3と金属箔1と
を押圧するとよい。これにより,接着剤3と金属箔1の
間に気泡を混入させることなく,両者を密着することが
できる。
金属箔1を,ローラ72〜74により順送りしながら,
上記接着剤3を印刷した基板5の表面に貼着する。この
とき,ローラ74の表面で,一旦接着剤3と金属箔1と
を押圧するとよい。これにより,接着剤3と金属箔1の
間に気泡を混入させることなく,両者を密着することが
できる。
【0027】貼着後は,100〜120℃,30分〜6
0分間加熱し,接着剤3を硬化させる。次に,テープ状
の金属箔1における基板5と接着している部分を切り抜
く。その後,基板5の大気側の表面に,反射防止膜を形
成する。これにより,図1に示すホログラム10が形成
される。
0分間加熱し,接着剤3を硬化させる。次に,テープ状
の金属箔1における基板5と接着している部分を切り抜
く。その後,基板5の大気側の表面に,反射防止膜を形
成する。これにより,図1に示すホログラム10が形成
される。
【0028】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のホログラム10においては,回折格子膜2の表面
が金属箔1により被覆されている。金属箔1は,軽量で
あり,厚みも薄い。そのため,ホログラム10の軽量化
及び薄層化を図ることができる。また,ホログラム10
の構造を簡易にすることができる。
本例のホログラム10においては,回折格子膜2の表面
が金属箔1により被覆されている。金属箔1は,軽量で
あり,厚みも薄い。そのため,ホログラム10の軽量化
及び薄層化を図ることができる。また,ホログラム10
の構造を簡易にすることができる。
【0029】また,金属箔1は,容易に湾曲するため,
ある程度の歪みを吸収することができる。また,取扱も
容易である。そのため,金属箔1の回折格子膜2への貼
着を容易に連続して行うことができる。また,金属箔1
は耐水性に富むため,回折格子膜2の表面に,水分が接
触することを防止することができる。また,本例におい
ては,基板5の表面を反射防止膜50により被覆してい
るため,表面反射によるノイズ等の問題を回避すること
ができる。
ある程度の歪みを吸収することができる。また,取扱も
容易である。そのため,金属箔1の回折格子膜2への貼
着を容易に連続して行うことができる。また,金属箔1
は耐水性に富むため,回折格子膜2の表面に,水分が接
触することを防止することができる。また,本例におい
ては,基板5の表面を反射防止膜50により被覆してい
るため,表面反射によるノイズ等の問題を回避すること
ができる。
【図1】実施例のホログラムの断面図。
【図2】実施例の,回折格子膜を形成した基板の断面
図。
図。
【図3】実施例の,干渉縞の記録方法を示す説明図。
【図4】実施例の,ホログラム乾板の断面図。
【図5】実施例の,ホログラム乾板に金属箔を貼着する
方法を示す説明図。
方法を示す説明図。
【図6】実施例の,ヘッドアップディスプレイの原理
図。
図。
【図7】従来例のホログラムの断面図。
【図8】従来例の,他のホログラムの断面図。
1...金属箔, 10...ホログラム, 11...ホログラム乾板, 2...回折格子膜, 3...接着剤, 5...基板, 7...金属箔貼付装置,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 館林 裕幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 水谷 泰弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 石川 智則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 干渉縞を記録した回折格子膜と,該回折
格子膜の片面側に配設した基板とを有するホログラムで
あって,上記回折格子膜の表面は,接着剤を介して金属
箔が貼着されていることを特徴とするホログラム。 - 【請求項2】 請求項1において,上記金属箔の厚み
は,20〜200μmであることを特徴とするホログラ
ム乾板。 - 【請求項3】 請求項1において,上記金属箔は,Ni
−Fe合金,Ni−Cr合金,Ni−Co−Fe合金,
Ni−Cr−Fe合金,軟鋼,SUS430,及びチタ
ン銅のグループから選ばれる1又は2種以上の金属であ
ることを特徴とするホログラム乾板。 - 【請求項4】 請求項1において,上記接着剤は,黒色
であることを特徴とするホログラム。 - 【請求項5】 請求項1において,上記回折格子膜は,
ゼラチン膜であることを特徴とするホログラム乾板。 - 【請求項6】 請求項1において,上記接着剤は,エポ
キシ系,フェノール系,ウレタン系,又はシリコン系等
の熱硬化型接着剤,アクリル系等の紫外線硬化型接着剤
のグループから選ばれる材料であることを特徴とするホ
ログラム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26983193A JPH07104649A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ホログラム |
| US08/314,501 US5654116A (en) | 1993-09-30 | 1994-09-28 | Hologram |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26983193A JPH07104649A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ホログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07104649A true JPH07104649A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17477792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26983193A Pending JPH07104649A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ホログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07104649A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012168451A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積ホログラム積層体の製造方法、および製造装置 |
| JP2013228483A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子、照明装置、投射装置および投射型映像表示装置 |
| JP2013228481A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子、照明装置、投射装置および投射型映像表示装置 |
| WO2023135247A1 (de) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Holographisch optisches element und temperaturstabilisierung |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP26983193A patent/JPH07104649A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012168451A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積ホログラム積層体の製造方法、および製造装置 |
| JP2013228483A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子、照明装置、投射装置および投射型映像表示装置 |
| JP2013228481A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子、照明装置、投射装置および投射型映像表示装置 |
| WO2023135247A1 (de) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Holographisch optisches element und temperaturstabilisierung |
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